第5 暗示機能
もらえると安心できる
助けを素直に受け取る
01暗示機能とは
暗示機能はモデルAの8つの機能の5番目です。主導機能と要素も向きも反対のものが入り、自分では出せないが人からもらえると安心する機能とされます。ILE(直観論理外向)なら主導機能がNe(外向直観)、暗示機能はSi(内向感覚)です。
この領域の情報は疑わずに受け取るとされます。良い情報も悪い情報も区別なく取り込みやすく、良い情報が続くと落ち着きます。双対関係の相手はこれを主導機能に持っていて、双対関係が楽とされる理由の1つです。
次元性という見方では暗示機能は1次元です。自分の経験だけで扱う点は脆弱機能(4)と同じですが、暗示機能は弱さを意識せず、恥じることもなく助けを受け取れるとされます。
02研究者はどう書いたか
暗示機能の呼び名は研究者ごとに違います。サジェスティヴ機能、暗示機能、双対探索機能。指しているものは同じで、人から補ってもらう機能です。
アウシュラ(Aushra Augustinaviciute)は著作『機能の理論』でこの機能を「第8機能」と呼びます。アウシュラの番号は現行と違い、『機能の理論』の「第8機能」が現行の暗示機能(5)です。
要約:第8機能は—サジェスティヴなバイタル機能、人間の意見は容易に影響を受け、社会のあとに従う。社会的プログラムが個体のニーズを考慮していれば、幸福と感じる。「反良心」が苛まなければ。
「サジェスティヴなバイタル機能」「人間の意見は容易に影響を受け、社会のあとに従う」。節の本文には、この機能の様子がもう少し具体的に書かれています。
このアスペクトについての信号─刺激を自分で理解することは難しい。それらは一方では非常に重要なものとして、他方では—騒音として知覚される。人間は自分のことを説明され、自分自身に何をすべきか言われた場合にのみ、心地よく感じる。この世話の不在において、特に深刻な問題があれば、捨てられた子のように感じる。
「自分のことを説明され、自分自身に何をすべきか言われた場合にのみ、心地よく感じる」「捨てられた子のように感じる」。言ってもらって初めて楽になる機能です。
Stratiyevskayaは著書『お別れしないために』で、この機能を超イドのレベルの「分析者」と書きます。
—「補完する価値」は、自分の世界感覚に合わせるようにして、いわば「手探り」で選ぶことができる。本質的にこれにあたっているのが、わが第5機能—超イド・レベルで「分析者」として「働く」機能である。
「補完する価値」を「手探り」で選ぶ機能。Stratiyevskayaは自分のプログラムを補ってくれる相手を探す働きをこの機能に置いています。
Filatovaは著書『ソシオニクスの鏡の中の人格』で、初期モデル(モデル・ユング)の第4チャンネルとしてこの機能を書きます。
そして最後に、第4チャンネルを占める最後の機能。経験的に確かめられたところでは、この機能は最も暗示にかかりやすく、この領域で人は批判を比較的痛みなく受けとめ、助けを快く受け入れる。この機能はしばしば暗示機能と呼ばれる。
「最も暗示にかかりやすく」「批判を比較的痛みなく受けとめ、助けを快く受け入れる」。3人とも助けを素直に受け取る機能として書いています。
Bukalovは8つの機能の呼び名を並べる中で、この機能を「暗示的、または示唆の機能」と呼びます。
最初から始めるなら、もちろん思い出すのは、人間 ― より正確にはその情報代謝タイプ ― には、第1機能 ― 4次元、第2 ― 3次元、第3 ― ロール、2次元、第4 ― 機能は1次元、あるいは「最も抵抗の少ない場所」とも比喩的に呼ばれる:つまり弱く非常に敏感な機能。第5機能 ― 暗示的、または示唆の機能、第6 ― 活性化、活性化の機能、第7 ― コントロールし、第8 ― デモンストレーションのもの。
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Если мы начнем с самого начала, то мы конечно вспомним, что у человека, точнее его типа информационного метаболизма, есть 1-я функция — 4-мерная, у него есть 2-я — 3мерная, 3-я — ролевая, 2-мерная, 4-я — функция 1-мерная, или, как ее образно еще называют, «место наименьшего сопротивления»: то есть функция слабая и очень чувствительная. 5я функция — суггестивная, или внушения, 6-я — активационная, функция активации, 7-я — контролирующая и 8-я — демонстрационная.
呼び名は違いますが、人から与えられる機能という点はほかの3人と同じです。
03ほかの機能との関係
暗示機能は奇数の系列に入ります。主導機能(1)、規範機能(3)、観察機能(7)と同じ系列で、どれも主導機能の要素を裏返して作られる機能です。
観察機能(7)
暗示機能と対になる要素。S⇄NもしくはT⇄F。暗示機能がSiなら観察機能はNi。できるのにふだんは使わない情報です。
規範機能(3)
同じ要素の反対向き(i⇄e)です。暗示機能がSiなら規範機能はSe。求められたときに短い間だけ形を保つ側です。
主導機能(1)
要素も向きも反対。暗示機能がSiなら主導機能はNe。いちばん強い機能で、双対関係の相手はこれを暗示機能に持っています。
偶数の機能は別の系列です。主導機能が「何を見るか」なら創造機能は「どうやるか」、脆弱機能(4)、動員機能(6)、実演機能(8)は創造機能から同じ規則で決まります。導き方の全体はソシオニクスの覚え方で説明しています。
04情報要素と組み合わせると
暗示機能に入る要素ごとに、他者からの補いで安心できる領域が変わります。該当するタイプは2つずつです。
05まとめ
暗示機能は自分では出せないが、人からもらえると安心する機能です。必要性に自分では気づきにくく、助けは疑わずに受け取ります。
呼び名は研究者で違います。アウシュラは「サジェスティヴなバイタル機能」、Stratiyevskayaは「分析者」、Filatovaは「暗示機能」、Bukalovは「示唆の機能」。どれも人から補ってもらう機能として書いています。
+索引(引用文献)
- [1]アウシュラ『機能の理論(フンクツィオニカ)』(原題:Теория функций. Функционика、刊年不詳) 「第8機能」の節(要約) 執筆年の明示がない著作(推定1980年代後半〜1990年代初頭)。サミズダートで流通したのち電子化されたもので、初出媒体は未確認 本文へ
- [2]アウシュラ『機能の理論(フンクツィオニカ)』(原題:Теория функций. Функционика、刊年不詳) 「第8機能」の節 執筆年の明示がない著作(推定1980年代後半〜1990年代初頭)。サミズダートで流通したのち電子化されたもので、初出媒体は未確認 本文へ
- [3]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались、刊年不詳)第I部 理論編「超イド・レベル」 本文へ
- [4]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(原題:Личность в зеркале соционики、2001年)第II部 第6章 本文へ
- [5]Bukalov「職業的成功とソシオニクス・タイプ」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2023年) 本文へ
