IEE とは
人々の隠れた可能性を見出し、新しい人生の選択肢を提案します。熱意を持って他者の成長を支援します。
思考パターン
IEEは、「もっと面白くならないか」「この人にはどんな才能が眠っているか」といった問いを、次々に考えます。世界を可能性の集合体として捉え、人や物事の中に秘められたポテンシャルを見つけ出すことに力を注ぎます。一つのアイデアから新しい発想が湧き、連想が続いていきます。
コミュニケーション
人懐っこく、熱のこもった語り口で人を引きつけます。誰とでもすぐに打ち解け、相手の良いところを見つけて伝えるのが得意です。例えば、「君にはこういう才能がある」と伝えて、本人も気づいていなかった長所を発見させることがあります。ただし、論理的に詰められると急に言葉に詰まることがあります。
仕事・活動
ブレインストーミングや新規事業の企画、人材開発、カウンセリングなど、アイデアと人間への洞察が活きる仕事で力を発揮します。人の成長を支援し、可能性を引き出すことにやりがいを感じます。一方で、一つのことを最後までやり遂げる前に、次の興味に移ってしまいがちです。ルーチンワークや細かい管理は苦手です。
人間関係
多くの人と交流し、誰とでも親しくなれる社交性があります。しかし心の中では、ごく少数の「本当に大切な人」との深い精神的なつながりを特に大事にしています。相手の価値観や感情を尊重し、個人的な信念に基づいて人と向き合います。生活リズムを整えてくれる人がいると、本来の活力を取り戻せます。
強み
- 可能性の発見
- 人間への共感
- アイデア創出
- コミュニケーション
- 励まし
- 適応力
苦手
- 論理的な詰め
- 継続性
- 現実的な管理
- 生活リズム
- 体調管理
- 強制
IEE の情報要素(モデルA)
モデルA — 第1〜4
IEEは、人やものごとを見るとき、一つの現実ではなく、無数の「なれるかもしれない姿」を思い浮かべます。友人の何気ない一言から隠れた才能を見抜き、初対面の人の中に本人すら気づいていない可能性を感じ取ります。ILEが「仕組みの可能性」を追うのに対して、IEEが追いかけるのは「人の可能性」です。誰かの中に潜む最良の姿を、苦もなく見つけ出します。
Neが発見した「この人にはこんな可能性がある」は、すぐにFiへ渡されます。例えば、「その可能性は本当に相手にとって良いものか」「自分はなぜそこに心を動かされたのか」と考えます。IEEの判断はいつも人間の内面に根ざしていて、可能性と心理的な距離感を同時に測り続けます。NeとFiが噛み合ったとき、IEEの言葉は、相手が進む道を選び直すきっかけになることもあります。
論理の厳密さを要求される場面は、IEEにとって最も負荷がかかるとされます。例えば、「それは論理的に矛盾している」「定義があいまいだ」と指摘されると、IEEは急に考えがまとまらなくなります。直感的にはこうだと確信しているのに、体系的に、矛盾なく説明しなければならないとなると途端にひどく疲れるのです。
モデルA — 第5〜8
計画を立て、優先順位をつけ、淡々と実行していく人を見ると、IEEは強い憧れを感じます。自分にもアイデアはあふれているのに、形にするプロセスで手が止まってしまうことをよく知っているからです。実務的に背中を押してくれる存在に出会うと、IEEの構想はようやく形になります。
IEEは、人の可能性に興奮して走り回っているうちに、自分の体調管理や生活リズムがどこかへ消えていることがよくあります。例えば、散らかった部屋や乱れた睡眠、食事の偏りなどです。誰かが静かに生活の土台を整えてくれたとき、「ああ、自分にはこれが必要だったんだ」と初めて気づきます。
未来の一点に焦点を絞る力は、IEEの中にも確かに存在しています。ですが、「結局こうなる」と断言してしまえば、まだ見ぬ可能性を自分で狭めることになると感じます。IEEには、それがどうしても惜しいのです。一つの結論より多くの可能性を残すことが、IEEにとってNeを大切にする姿勢です。
可能性/アイデア/新奇性/好奇心/発想/才能発見/機会
直観×外向。物事や人の中にまだ見えない可能性や才能を見つけ、新しいアイデアや機会を追いかけたい。決まりきった作業の繰り返しや、一つの枠に閉じるのは苦手。


関係性/好悪/価値観/道徳/信念/誠実さ/距離感
倫理×内向。人との距離の近さ・遠さを感じ分け、信頼できる関係と自分の価値観を守りたい。不誠実なふるまいや、心にもない付き合いは苦手。


IEE の情報代謝 — 2つのリング
モデルAの8つの位置は、上の4つと下の4つで2つのリングに分かれます。上の自我と超自我は意識して考え、言葉にする側で、メンタルリングと呼ばれます。下の超イドとイドは考えるより先に体が反応する側で、バイタルリングと呼ばれます。情報はそれぞれのリングの中を、図の矢印の順に渡るとされています。
IEEの意識の回路は Ne → Fi → Se → Ti → Ne.. の順に情報が流れるとされます。
IEEのメンタルリングは、Neの情報から始まります。IEEの会話は、話題を別の方向へ広げる思いつきから動き出すとされます。ここで出た思いつきが、次のFiへ渡されます。
思いつきは、Fiで誰に向けた話かという宛先を持ちます。そのため、IEEの話は抽象的な案のままでは終わらず、特定の相手との関係の中の言葉として出てくるとされます。
相手が決まると、話は「では、今ここで誰が決めるか」というSeの話へ進みます。超自我の位置なので、IEEは周りのやり方に合わせて言葉を選ぶとされます。そのため、この段階の話しぶりは、1番・2番のときより型どおりになりやすいと読めます。
話がTiの定義や整合性へ来ると、IEEの言葉はそこで途切れやすくなります。情報はふたたびNeへ戻り、筋道を詰める話の途中で、新しい思いつきの話が始まることがあります。
①②は自我、③④は超自我のブロックです。自我の要素は自然に使え、超自我の要素は人に劣らないよう意識して使うため、長く続けると疲れやすいとされています。
IEEの無意識の回路は Si → Te → Ni → Fe → Si.. の順に並び、意識しなくても自動で働き続けます。
IEEのバイタルリングは、Siの情報から始まります。眠気や空腹、肌ざわりのような、体の内側から来る感覚です。IEEはこれを意識しにくい位置に持ち、受け取った感覚を次のTeへ渡します。
体の感覚は、Teで実際の作業と結びつきます。IEEの場合、手を動かし始めてから体の調子に気づくことがあると読めます。
作業の中で、情報はNiへ渡ります。Niの先読みは、IEEの場合、切り上げる頃合いや動き出す時機として体の動きに出るとされます。
最後のFeで、情報は表情や声として外に出ます。笑う、声を上げるといった気持ちの反応が考えるより先に出るとされます。そして情報は、ふたたびSiの体の感覚へ戻ります。
⑤⑥は超イド、⑦⑧はイドのブロックです。超イドの要素は人から補ってもらうと動き出し、イドの要素は本人が意識しないまま使われているとされています。
所属クアドラ
デルタもっと知りたい人は
IEEの超詳細解説は、アウシュラ・レイニン・ストラティエフスカヤ・フィラトワ・グレンコなど、主要な研究者がIEEをどう記述したかを、原典の引用で並べて比べるページです。
引用はおよそ180〜210本、全体で10万字前後あり、このページよりかなり長くなります。研究者どうしで一致する点と食い違う点まで、原典で確かめたい人向けの解説です。
研究者ごとのIEEの記述
研究者1人がIEEをどう書いたかを、原典の引用で短くまとめたページです。
15の二分法での位置
IEEが、15本の二分法の軸でそれぞれどちらの側に入るかの一覧です。













