接触・不活性サブタイプ左右の 縦の ブロックで 分ける 32の サブタイプ
モデルAの8つの機能を、アウシュラの分け方で左の不活性機能(1・4・6・7番)と右の接触機能(2・3・5・8番)に分けた図。
接触・不活性サブタイプは、同じタイプの人を、モデルAの左右どちらの縦のブロックが強まっているかで2つに分けた区分です。左の不活性機能が強まるサブタイプと、右の接触機能が強まるサブタイプがあり、16のタイプがそれぞれ2つに分かれて32になります。
考えたのはソシオニクス研究者のメゲジとオフチャロフで、1995年の論文で発表しました。縦のブロックを不活性と接触に分けたのは、創始者のアウシュラです。メゲジはのちにこの区分を使い、不活性サブタイプは情報を蓄えて戦略的に、接触サブタイプはエネルギーと情報を速く使って戦術的に動くとしています。
接触・不活性サブタイプを理解するには、次の9つのポイントがあります。
01同じタイプの中にある違い
1つ目は、同じタイプの中にある違いです。
ソシオニクスでは、人の性格を16のタイプに分けます。しかし、同じタイプの人どうしでも、振る舞いや外見が違うことがあります。メゲジとオフチャロフは、出発点になった観察をこう書いています。
ソシオニクスの相談の場と学校での実務の経験から、私たちは、同じ1つの性格タイプの中で、外見の特徴にも行動の特徴にも、ある規則的な違いがあることをたどることができた。具体的には、同じタイプの人のうち、ある人たちはほかの人たちより、合理的で、鋭く、自信があり、自分から動くように見える。外見も違う。ある人たちは体つきがより角ばっていて、動きや身ぶりがいくらか固まっている。これはすべて、循環気質の人にも分裂気質の人にも当てはまる。人を特定の性格タイプに正確に当てはめるために、特徴をより細かく分けた記述が必要になり、その結果、タイプ間関係をサブタイプの水準で考える新しいやり方が必要になった。
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Определенный опыт практической работы в соционической консультации и в школе дал нам возможность проследить некоторую закономерность в различии как внешних признаков, так и особенностей поведения внутри одного и того же типа личности. Конкретно это проявляется в том, что одни представители типа кажутся более рациональными, резкими, уверенными, инициативными, чем другие. Отличаются они и внешне: у одних телосложение отличается большей угловатостью, движения и жесты несколько зафиксированы. Все это относится и к циклотимам и к шизотимам. Чтобы повысить точность идентификации людей с конкретными типами личности, потребовались более дифференцированные описания характерных особенностей и, как следствие этого, новый подход при рассмотрении интертипных отношений на уровне подтипов.
言い換えると、同じタイプの中に、より鋭く自信があって自分から動く人と、そうでない人がいるということです。2人は、この違いが体つきや身ぶりにも出ると書いています。
また、引用にある循環気質と分裂気質は、クレッチマーの気質の分け方です。アウシュラはこの対を合理/非合理の対に対応させています。そのため、循環気質の人にも分裂気質の人にも同じ違いがあるなら、合理のタイプにも非合理のタイプにも同じ違いが見られると読めます。
こうした違いから、2人は、タイプを正しく見分けるにはタイプより1段細かいサブタイプの記述が要ると考えました。
同じタイプの中の違いを扱う分類には、ソシオニクス研究者のグレンコのDCNHサブタイプもあります。DCNHにも「接触」の語が出てきますが、それは問題に近づくか離れるかを分ける接触/距離のことです。このページの接触は、モデルAの縦のブロックの名前で、DCNHの接触とは別の区分です。
02アウシュラの縦のブロック
2つ目は、アウシュラの縦のブロックです。
モデルAの8つの機能は、ふつう自我・超自我・超イド・イドの4つのブロックに分けます。この横の組を水平のブロックと呼びます。アウシュラは、1985年に書き、1998年に機関誌に載せた「レイニン特性理論」で、これとは別の組み方をこう書いています。
モデルAでは、水平のブロックのほかに、縦のブロックを取り出すことができる。縦のブロックは〔水平のブロックと〕同じ半拍からできているが、水平のブロックの終わりにあたる半拍が、縦のブロックの始まりになる。縦のブロックの1つ目の半拍は生成で、2つ目は受容である。水平のブロックではその逆だった。縦のブロックは不活性機能と接触機能に分かれる(図4)。この区分は、あとで見るように、双対化の過程のまったく新しい面を私たちに見せてくれる。
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Кроме горизонтальных в модели А можно выделять вертикальные блоки. Образованы они из тех же п/т, только тот, который является концом горизонтального, становится началом вертикального. Первый п/т вертикального блока есть продуктивный, второй — акцептный, в горизонтальном было наоборот. Вертикальные блоки делятся на инертные и контактные (рис. 4). Это деление, как увидим в дальнейшем, открывает перед нами совершенно новые стороны процесса дуализации.
上の引用にある半拍は、モデルAの1つ1つの機能のことです。つまり、縦のブロックは、水平のブロックと同じ8つの機能を、縦の組に組み直したものです。生成は情報を出す側、受容は受け取る側です。水平のブロックでは受容が1つ目、生成が2つ目で、縦のブロックではこの順が逆の生成、受容になるとアウシュラは書いています。
モデルAの図で、1番と2番を上に並べ、その下に4番と3番、6番と5番、7番と8番を並べると、左の列が不活性機能、右の列が接触機能になります。ILEで示すと、次のようになります。
| 機能 | 位置 | ILEの情報要素 |
|---|---|---|
| 不活性(左) | 1・4・6・7番 | Ne・Fi・Fe・Ni |
| 接触(右) | 2・3・5・8番 | Ti・Se・Si・Te |
例えば、ILEでは、1番のNe(外向直観)と4番のFi(内向倫理)は不活性機能です。一方、2番のTi(内向論理)と3番のSe(外向感覚)は接触機能です。1番は必ず不活性の側、2番は必ず接触の側です。
不活性と接触は、サブタイプの話より前からある、モデルAの機能の分け方です。機能の区分としての詳しい話は、モデルA機能二分法のページで扱います。
03接触と不活性の違い
3つ目は、接触と不活性の違いです。
アウシュラは、同じ論文で、2つのブロックの働き方の違いを続けて書いています。
接触機能
まず、接触のほうです。
接触の半拍の働きは、外の世界との接触によって決まる。その働きは、衝動的であること、独特の反応しやすさ、変わりやすさ、自信のなさ、定まらなさ、固い方針や原則が無いことを特徴とする。これは、いわば周りを探知することである。
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Кратко остановимся на различиях между инертными и контактными п/т и блоками. Функционирование контактных п/т обусловлено контактами с внешним миром. Оно отличается импульсивностью, своеобразной реактивностью, изменчивостью, неуверенностью, неопределённостью, отсутствием жёсткой линии, принципов. Это как бы пеленгование окружения. Напр., 1/1 — пеленгование объективной действительности и быстрые импульсивные реакции на неё.
言い換えると、接触機能は、外の世界との接触で動き、反応が速く、変わりやすく定まらないということです。引用にある探知は、周りのようすを探って受け取ることを指しています。
不活性機能
一方、不活性のほうは、こう書かれています。
不活性の半拍の働きは、いわば、より自立した、蓄える性質をもつ。その働きは、粘り気と動きの鈍さを特徴とする。
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Функционирование инертных п/т имеет как бы более самостоятельный, накопительный характер. Оно отличается вязкостью, неповоротливостью. Например, 2/1 из-за неуверенности в себе и совершенно спокойной совести, просто — он погряз в изучаемой действительности и не способен быстро изменять направление.
つまり、不活性機能は外に合わせて動くより自分の中に蓄えていく側で、すぐには動きません。
このように、アウシュラの区分では、接触は外とのやりとりに使う側、不活性は内に蓄える側です。メゲジとオフチャロフは、この2つのどちらが強まるかで、サブタイプを分けました。
042つのサブタイプ
4つ目は、2つのサブタイプです。
メゲジとオフチャロフは、モデルAの機能のあいだのエネルギーのやりとりを、神経の興奮と抑制の過程から説明しました。ここでいうエネルギーは、それぞれの機能がどれだけ強く働くかのことです。
2人は、ある機能が興奮すると決まった機能が一緒に興奮し、残りは抑えられると考えます。例えば、IEEの1番のNeが興奮すると、論理の4番(Ti)と6番(Te)は一緒に興奮し、倫理の2番(Fi)と8番(Fe)は抑えられます。この考えは、思考は直観と結びつくが感情とは結びつかないという、ユングの記述などから来ています。
2人は、IEEの1番のNe(外向直観)が興奮したときの、8つの機能の符号を図にしています。図では、左の列の1・4・6・7番に+、右の列の2・3・5・8番に−が付きます。そのうえで、こう書いています。
図2の符号の配置が示すように、IEE の情報代謝のモデルで機能1(Ne)が興奮するとき、つまり正のポテンシャルを得るとき、左の縦のブロックにあるモデルの残りの機能もすべて同じ正のポテンシャルを得て、右の縦のブロックの機能は負のポテンシャルを得る。私たちは、IEE には、直観サブタイプ(強まった第1の機能の名による)と、縦のブロックの符号が逆になるときの倫理サブタイプ(強まった第2の機能の名による)があると言える根拠があると考える。
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Расстановка знаков на рис.2 показывает, что при возбуждении функции 1 (▲) в модели ИМ ИЭЭ, т. е. приобретении ею положительного потенциала, такой же положительный потенциал приобретают все остальные функции модели в левом вертикальном блоке и отрицательный -в правом вертикальном блоке. Мы полагаем, что есть основание говорить о существовании интуитивного подтипа ИЭЭ (по названию усиленной первой функции) либо этического (по названию усиленной второй функции), когда знаки в вертикальных блоках меняются на противоположные.
上の引用にある第1の機能は1番、第2の機能は2番のことで、正のポテンシャルを得るとは、その機能が強まることです。つまり、1番が強まると左の縦のブロック全体が強まり、2番が強まると右の縦のブロック全体が強まるということです。サブタイプは強まった機能の情報要素の種類(直観・論理・倫理・感覚)で呼び、IEEなら1番のNeの側が直観サブタイプ、2番のFi(内向倫理)の側が倫理サブタイプです。
また、2人は、どちらのサブタイプかで見え方も変わると書いています。
機能の符号(ポテンシャル)のこうした分布は、同じ1つのタイプの異なるサブタイプを相手にするとき、現実の生活で裏づけられる。それに応じて、強まった第1の機能と第2の機能の性質から、サブタイプには、外見の特徴でも、考え方と動き方でも、合理か非合理の性質が与えられる(IEE の直観サブタイプは、同じタイプの倫理サブタイプより、非合理の性質がはっきり出る)。
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Такое распределение знаков функций (потенциалов) имеет подтверждение в реальной жизни, когда мы имеем дело с разными подтипами одного и того же типа. Соответственно, от характера усиленных первой и второй функций подтипу сообщаются свойства рациональности — иррациональности как по внешним признакам, так и по способу мыслить и действовать (интуитивный подтип ИЭЭ имеет более выраженные свойства иррациональности, чем этический подтип того же типа).
言い換えると、サブタイプは、強まった機能が合理の要素か非合理の要素かで、その性質を帯びるということです。IEEの1番のNeは非合理、2番のFiは合理の情報要素なので、直観サブタイプは非合理の側、倫理サブタイプは合理の側へ寄ると読めます。
05不活性・接触の呼び名と性質
5つ目は、不活性・接触という呼び名と、それぞれの性質です。
1995年の論文には、まだ「不活性」「接触」の語はなく、2人は左右の縦のブロックとして書いています。メゲジは1996年の論文で、第1の機能に「不活性の、蓄える」、第2の機能に「接触の、使う」の語を当てました。つまり、1番が強まるサブタイプが不活性の側、2番が強まるサブタイプが接触の側になります。
2004年の論文では、それまでの研究をこうまとめています。
タイプのばらつきについてのその後の研究は、新しい結果につながった(1998年の会議での報告「サブタイプと気質、およびモデルの縦のブロックとのつながり」)。要点は、どの性格タイプでも、モデルAの左の縦のブロックに第1のサブタイプが対応するということである(それは不活性で、完了寄りのサブタイプである)。第1のサブタイプは、第2のサブタイプ(接触の、開始寄りのサブタイプ)より、エネルギーの点で弱い。第1のサブタイプの人には不活性の気質(憂鬱質か粘液質)が相対的に多く、第2のサブタイプの人には、エネルギーの点でより強く活発な気質(胆汁質か多血質)が相対的に多いからである。第1のサブタイプは情報をよりよく蓄え、より戦略的である。第2のサブタイプは戦術的で、エネルギーと情報をより速く使う。
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Последующие исследования в области вариативности типа привели к новым результатам (доклад на конференции в 1998 г. «Связь подтипов с темпераментами и вертикальными блоками модели»). Суть в том, что левому вертикальному блоку модели «А» соответствует первый подтип любого типа личности (он — инертный, терминальный). Первый подтип энергетически слабее второго (контактного, инициального), поскольку представители первого подтипа имеют относительное преобладание инертных темпераментов (меланхолического или флегматического), а представители второго подтипа имеют относительное преобладание энергетически более сильных и активных темпераментов (холерического или сангвинического). Первый подтип лучше накапливает информацию, он — больше стратег, а второй подтип — тактик, он быстрее расходует энергию и информацию.
上の引用にある第1のサブタイプは、左の縦のブロック、つまり1番が強まるサブタイプのことです。言い換えると、不活性サブタイプは情報をよく蓄えて戦略的に動き、接触サブタイプはエネルギーと情報を速く使って戦術的に動くということです。
また、メゲジは気質について、不活性サブタイプには憂鬱質と粘液質、接触サブタイプには胆汁質と多血質が相対的に多いとしています。
さらに、引用にある完了と開始は、グレンコがDCNHサブタイプの軸の1つにした語と同じです。完了は始めたことを最後までやり通す側、開始は新しいことをすぐ始める側です。メゲジは、不活性サブタイプを完了寄り、接触サブタイプを開始寄りに置いています。
16のタイプの2つのサブタイプを並べると、次のようになります。
| タイプ | 不活性 | 接触 |
|---|---|---|
| ILE | 直観 | 論理 |
| SEI | 感覚 | 倫理 |
| ESE | 倫理 | 感覚 |
| LII | 論理 | 直観 |
| EIE | 倫理 | 直観 |
| LSI | 論理 | 感覚 |
| SLE | 感覚 | 論理 |
| IEI | 直観 | 倫理 |
| SEE | 感覚 | 倫理 |
| ILI | 直観 | 論理 |
| LIE | 論理 | 直観 |
| ESI | 倫理 | 感覚 |
| LSE | 論理 | 感覚 |
| EII | 倫理 | 直観 |
| IEE | 直観 | 倫理 |
| SLI | 感覚 | 論理 |
※各欄は、強まる機能の情報要素の種類による呼び名です(「直観」は直観サブタイプ)。モデルAの1番と2番から機械的に並べたものです。
06ILEの2つのサブタイプ
6つ目は、ILEの2つのサブタイプです。
メゲジとオフチャロフは、2002年の記事で、16のタイプのそれぞれについて、2つのサブタイプの性格と外見を書き分けています。記事では不活性・接触の語は使わず、強まる機能の名前で呼んでいます。ILEなら、1番のNeの側が直観サブタイプ、2番のTiの側が論理サブタイプです。
直観サブタイプ(不活性)
ILEの直観サブタイプは、こう書かれています。
〔ILE の〕直観サブタイプは、浮世離れして空想にふけっている、子どものように素朴な人という印象を与えることがある。人づきあいがよく、たやすく会話に入る。よく本を読み、とても好奇心が強く、得た情報を進んで周りの人と話し合い、その人たちの意見に関心をもつ。自分の見方を守りはじめると、見かけの気後れや内気さに、動じなさと頑固さが加わる。
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Интуитивный подтип может производить впечатление отрешенного, летающего в облаках, по-детски наивного человека. Общителен, легко вступает в беседу. Много читает, очень любознателен и охотно обсуждает полученную информацию с окружающими, интересуется их мнением. Его кажущаяся робость и застенчивость сочетаются с невозмутимостью и упрямством, когда он принимается отстаивать свою точку зрения.
言い換えると、ILEの直観サブタイプは、素朴に見えても人と話すのを好み、自分の見方を守る場面では頑固になるということです。
論理サブタイプ(接触)
一方、論理サブタイプは、こう書かれています。
〔ILE の〕論理サブタイプは、真面目な人という印象を与えようとする。きつくなることがあり、ときには遠慮がないことさえある。自分に自信があり、早口で、たいてい有無を言わせない口調で話す。判断が必要以上に断定的で、自分の意見をほかの人に押しつける傾向がある。
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Логический подтип старается производить впечатление серьёзного человека. Может быть резким, временами даже бесцеремонным. Уверен в себе, говорит быстро, обычно безапелляционным тоном. Излишне категоричен в своих суждениях, имеет тенденцию навязывать другим свое мнение.
つまり、ILEの論理サブタイプは、自信があり、断定的な言い方で自分の意見を通そうとする人に見えるということです。
07双対の組とサブタイプ
7つ目は、双対の組とサブタイプです。
アウシュラは、縦のブロックの区分を、双対関係の2人がどう補い合うかの説明に使っています。モデルAで確かめると、双対の2人では一方の不活性機能ともう一方の接触機能に、同じ4つの情報要素が入ります。
例えば、ILEの接触機能はTi・Se・Si・Teで、双対のSEIの不活性機能もSi・Te・Ti・Seです。アウシュラも、双対の2人の接触機能を合わせると、8つの情報要素がすべてそろうと書いています。
メゲジは、1996年の論文で、双対を2つに分けています。2人で強まる情報要素の組が同じになる生産的な双対と、反対の組になる快適な双対です。
双対では一方の不活性機能ともう一方の接触機能に同じ要素が入るので、メゲジの分け方は8組すべてに当てはめられます。一方が不活性サブタイプでもう一方が接触サブタイプなら生産的な双対、2人とも同じ側なら快適な双対です。メゲジ自身が書いたのはILEとSEIの例だけで、8組への一般化は当サイトがモデルAから導いたものです。
また、生産的な双対では2人の活動の向きがそろい、快適な双対ではやりとりに難しさはあっても一緒にくつろぎやすいとされています。メゲジは、ILEとSEIの組でこう書いています。
「生産的な双対」、例えば直観の変種の IL〔ILE〕と倫理の変種の SE〔SEI〕では、(2人のモデルの別々の縦のブロックで)同じ要素、つまり直観と倫理が強まっている。この機能の組は、活動の種類では人文の向きにあたる。「研究者」の IL〔ILE〕と「社交家」の SE〔SEI〕が一緒に仕事をすれば、仕事はどちらにとっても人文の方向をとり、それが2人を結びつける。(中略)「快適な双対」、例えば IL〔ILE〕の直観サブタイプと SE〔SEI〕の感覚サブタイプでは、2人のモデルの縦のブロック(この場合はどちらもモデルの左の不活性のブロック)で、まったく反対の情報代謝の要素が強まっている。IL〔ILE〕では直観と倫理、SE〔SEI〕では感覚と論理である。2人はやりとりで難しさを抱えるが、抽象的な話題の会話で、互いにうまく緊張をほぐし、日々の悩みから気をそらすことができる。
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У "продуктивных дуалов", пусть это будут: IL в интуитивном варианте и SЕ в этическом варианте, окажутся усиленными (в разных вертикальных блоках их моделей) одинаковые элементы - интуиция и этика. Эта пара функций соответствует гуманитарной установке на вид деятельности. Если "исследователь" IL и "социал" SE займутся общей работой, она у обоих получит гуманитарное направление, которое их объединит. (…) У "комфортных дуалов", например, у интуитивного подтипа IL и сенсорного подтипа SE, будут усилены в вертикальных блоках их моделей (в данном случае - у обоих это левый, инертный блок модели) совершенно противоположные элементы ИМ: интуиция и этика у IL и сенсорика и логика у SE. У них возникнут сложности при взаимодействии, но они смогут хорошо расслабить друг друга и отвлечь от злобы дня разговорами на отвлеченные темы.
上の引用にある「研究者」と「社交家」は、クラブの研究者(直観・論理)とソーシャル(感覚・倫理)を、メゲジがこう呼んだものです。クラブは、16タイプを論理/倫理と感覚/直観の2つの軸の組み合わせで4つに分けた区分です。人文の向きは、人道主義者(直観・倫理)のクラブの向きです。
言い換えると、同じ双対でもサブタイプの組み合わせによって、仕事の向きがそろう組と、一緒にくつろぎやすい組に分かれるということです。
08ほかの研究者の分類との関係
8つ目は、ほかの研究者の分類との関係です。
気質との関係
メゲジは、不活性サブタイプに憂鬱質と粘液質が多いとしました。一方、グレンコは気質の論文のSLEの例で、完了の側のサブタイプは多血質、開始の側のサブタイプは粘液質に見えると書いています。
メゲジの不活性サブタイプは完了寄りです。つまり、メゲジは完了の側に憂鬱質と粘液質、開始の側に胆汁質と多血質を置いています。そのため、グレンコのSLEの例とメゲジの書き方では、完了の側に置く気質の向きが逆になります。粘液質と多血質は、2人のあいだで反対の側に置かれています。
機能の符号との関係
4つ目のポイントで見た+と−は、グレンコの機能の符号とは別のものです。メゲジとオフチャロフは、両者は矛盾せず、それぞれの機能のエネルギーが相対的に増えるか減るかを示すだけだと断っています。
フィラトワのサブタイプとの関係
フィラトワも、1番と2番のどちらが強まるかでサブタイプを分け、強まった機能の名前で呼びます(フィラトワのサブタイプ)。2011年の論文では、縦のブロックの機能の呼び名に触れています。
ここで思い出しておくと、モデルAの右の縦のブロックの機能(ILE では論理と感覚)は接触機能と呼ばれ、左の縦のブロックの機能(ILE では直観と倫理)は不活性機能と呼ばれる。この呼び名には、接触機能によって実際に人と接触し、その結果、接触機能は、蓄える性質をもつ不活性機能よりずっとはっきり外に現れる、という事実が表れている。
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А теперь вспомним, что функции правого вертикального блока модели «А» (для ИЛЭ — это логика и сенсорика) называются контактными, а вертикального левого (для ИЛЭ — интуиция и этика) — инертными. В этих названиях отражен тот факт, что контактными функциями действительно вступают в контакт, в результате чего они и проявляются внешне значительно заметнее, чем инертные, которые имеют накопительный характер.
言い換えると、フィラトワも、接触機能は人と接するのに使われるので、不活性機能より外に現れやすいとしています。ただし、フィラトワはこの語を機能の呼び名として使い、サブタイプの呼び名には使っていません。
同じ用語を使う3つのサブタイプ理論
『ソシオニクス新聞』の編集部は、2002年にメゲジとオフチャロフの記事を載せたとき、注意を添えています。32のサブタイプの理論は、メゲジとオフチャロフ、グレンコ、フィラトワの少なくとも3つがあります。どれも1番か2番の強まりで2つに分けるのに、分け方が違うまま同じ用語を使っているという注意です。
09接触・不活性サブタイプの成り立ち
9つ目は、接触・不活性サブタイプの成り立ちです。
縦のブロックによるサブタイプの仮説は、1989年9月にキエフの教師会館のクラブで述べられ、その後メゲジが会議で報告しました。メゲジは、2004年の論文で、そのあとの歩みをこう振り返っています。
モデルAで情報がメンタルリングとバイタルリングを動く法則は、ソシオニクスの研究者なら誰でも知っている。だがエネルギーの交換については、まだ十分に調べられていない。その特徴を理解することは、タイプのばらつきと、タイプの正しい判定を理解するうえで大きな意味をもつにもかかわらずである。これに向けた最初の段階は、私が1990年に行い(ヴィリニュスのソシオニクスの会議での報告「モデルAのエネルギー交換の考え方とサブタイプの組み立て」)、1994年に発表した。
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Законы движения информации в модели «А» по ее ментальному и витальному кольцам известны всем соционикам. Что же касается энергетического обмена, он пока еще исследован недостаточно, хотя понимание его особенностей имеет большое значение для понимания вариативности типов и их правильной диагностики. Первый шаг к этому был сделан мною в 1990 г. (доклад на соционической конференции в Вильнюсе «Концепция энергообмена в модели «А» и построение подтипов») и опубликован в 1994 г. [5].
言い換えると、情報の動きは知られていても、エネルギーのやりとりはまだ調べ足りないという問題から、サブタイプの研究が始まったということです。引用で1994年に発表したとある論文は、機関誌『ソシオニクス、メンタロジーと人格心理学』では1995年第1号に載っています。
また、グレンコとメゲジは1995年の共著の論文で、開始と完了の尺度で、どのタイプも2つのサブタイプに分かれると書いています。このサブタイプは、1990年の論文「サブタイプの問題について」ですでに記述したとも書いています。メゲジはのちに、不活性サブタイプを完了寄り、接触サブタイプを開始寄りとして、この尺度を不活性/接触と同じ軸に置いています。
メゲジとオフチャロフの歩みを年ごとに並べると、次のようになります。
| 年 | できごと |
|---|---|
| 1989 | キエフのクラブで仮説を述べる |
| 1990 | 会議で報告する |
| 1995 | 機関誌に論文を発表する |
| 1996 | サブタイプに不活性・接触の語 |
| 1998 | 気質とのつながりを報告する |
| 2002 | 32のサブタイプを書き分ける |
| 2004 | 不活性・完了寄りとまとめる |
※1990年・1996年・1998年・2004年は、メゲジ単独の報告と論文です。
2人は、2002年の記事で、2つのサブタイプのほかに、タイプのアクセントと名づけた8つの変種の考え方も示しています。また、サブタイプの数については、1995年の論文でこう書いています。
32のタイプ、あるいはサブタイプがあるのかという問題について、私たちの立場ははっきりしている。基本となるタイプは16であり、そのほかは、それが32であれ256であれ、それらが変化した変種である。その数は、研究する分野の知識が深まるにつれて改められていくだろう。
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Что касается вопроса о существовании 32-х типов или подтипов — наше отношение к этому совершенно однозначно : существуют 16 основных типов, а остальные — варианты их модификации, будь то их 32 или 256 -их количество будет корректироваться по мере углубления познания в изучаемой области.
つまり、基本は16のタイプで、サブタイプはその変種であり、数は研究が進めば改められるという立場です。2人は、サブタイプを16のタイプに代わるものではなく、タイプの中の幅として扱っています。
このように、接触・不活性サブタイプは、アウシュラが分けた縦のブロックのどちらが強まるかで、16のタイプを32に分けた分類です。メゲジは、これを気質や双対の組み合わせにまで広げました。
10引用索引
- [1]Meged & Ovcharov「モデルAのエネルギー交換の考え方とサブタイプの組み立て」(原題:Концепция энергообмена в модели «А» и построение подтипов)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №1(1995年) 本文へ
- [2]アウシュラ「レイニン特性理論」(原題:Теория признаков Рейнина. Очерк по соционике)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №1(連載第1部)(1998年) 本文へ
- [3]アウシュラ「レイニン特性理論」(原題:Теория признаков Рейнина. Очерк по соционике)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №1(連載第1部)(1998年) 本文へ
- [4]アウシュラ「レイニン特性理論」(原題:Теория признаков Рейнина. Очерк по соционике)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №1(連載第1部)(1998年) 本文へ
- [5]Meged & Ovcharov「モデルAのエネルギー交換の考え方とサブタイプの組み立て」(原題:Концепция энергообмена в модели «А» и построение подтипов)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №1(1995年) 本文へ
- [6]Meged & Ovcharov「モデルAのエネルギー交換の考え方とサブタイプの組み立て」(原題:Концепция энергообмена в модели «А» и построение подтипов)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №1(1995年) 本文へ
- [7]Meged「モデルMにおける社会の発展のエネルギーと情報の機構と、社会のタイプの量の比を決めるモデルの方法」(原題:Энергоинформационные механизмы развития общества в модели «М» и модельный метод определения количественного соотношения типов в обществе)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №6(第2部)(2004年) 本文へ
- [8]Meged & Ovcharov『性格タイプと2つの基本サブタイプの外見と行動の特徴』(原題:Визуально-поведенческие характеристики типов личности и двух основных подтипов、2002年)ソシオニクス新聞 №1 本文へ
- [9]Meged & Ovcharov『性格タイプと2つの基本サブタイプの外見と行動の特徴』(原題:Визуально-поведенческие характеристики типов личности и двух основных подтипов、2002年)ソシオニクス新聞 №1 本文へ
- [10]Meged「タイプの相性」(原題:Совместимость типов на разных уровнях общения)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №3(1996年) 本文へ
- [11]Filatova「タラノフのモデルとレイニンの特徴」(原題:Модель Таланова и признаки Рейнина. Часть 1)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №3(第1部)(2011年) 本文へ
- [12]Meged「モデルMにおける社会の発展のエネルギーと情報の機構と、社会のタイプの量の比を決めるモデルの方法」(原題:Энергоинформационные механизмы развития общества в модели «М» и модельный метод определения количественного соотношения типов в обществе)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №6(第2部)(2004年) 本文へ
- [13]Meged & Ovcharov「モデルAのエネルギー交換の考え方とサブタイプの組み立て」(原題:Концепция энергообмена в модели «А» и построение подтипов)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №1(1995年) 本文へ
