ロマンススタイルグレンコの 4つの 精神分 析的グループ
16タイプを、感覚/直観と果敢/賢明の2つの軸で、保護者タイプ・侵略者タイプ・犠牲者タイプ・子供タイプの4つに分けたもの。グレンコの区分。
ロマンススタイルは、16タイプを、恋愛の関係で、本人も意識しないまま表れる傾向で4つに分けた区分です。感覚/直観と果敢/賢明の2つの軸で分け、保護者タイプ・侵略者タイプ・犠牲者タイプ・子供タイプの4つのタイプにします。
考えたのはソシオニクス研究者のグレンコで、1992年に書き、1996年に機関誌に載せた論文「人生のシナリオ」の後半で示しました。果敢/賢明は、矛盾を意志の力で断ち切るか、話し合いで解くかの違いです。果敢/賢明が同じで、感覚/直観が反対のタイプどうしが合う、という考え方です。
ロマンススタイルを理解するには、次の8つのポイントがあります。
01タイプを分ける2本の軸
1つ目は、タイプを分ける2本の軸です。
グレンコは、人の行動のうち本人も意識していない原因を、ソシオニクスの2本の軸で大まかに表せると考えました。1本目の軸は感覚/直観で、グレンコはこう書いています。
第一に、「感覚-直観」の軸である。この軸の両極の働きは、多くの点で無意識である。直観のひらめきや洞察は、何か月も何年もかけて手に入れる合理的な経験とは、まったく正反対のものである。一方、感覚は、要するに、環境とやりとりする生体が受けうる刺激への、生まれつきの本能的な反応であり、これもまた心の意識下の部分に根ざしている。ついでに言えば、日常の言葉では、感覚の非合理型の人々は、ユングの感覚機能のことも直観と呼ぶ。
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Во-первых, ось «сенсорика-интуиция». Действие ее полюсов во многом бессознательно. Интуитивные вспышки и озарения - это полная противоположность рациональному опыту, добываемому многими месяцами и годами. Сенсорика же - это, по сути, врожденные инстинктивные реакции на возможные раздражения взаимодействующего со средой организма, которые также коренятся в подсознательной части психики. Кстати, на бытовом уровне сенсорно -иррациональные типы именуют юнговскую функцию сенсорики также интуицией.
言い換えると、感覚/直観の軸は、どちらの側も多くは本人の意識の外で働くということです。直観のひらめきは年月をかけて積む経験とは正反対のもので、感覚は生まれつきの本能的な反応とされています。また、日常の言葉で「直観」と呼ばれているものに、感覚の働きが含まれる場合もある、と添えています。
2本目の軸は果敢/賢明です。グレンコは、この軸をクアドラと結びつけて、こう書いています。
第二に、「果敢-賢明」の軸である。この特徴の対によって、ソシオンは2組のクアドラに分かれる。第2と第3のクアドラは「果敢」、つまり決断する側になる(中略)。すなわち、矛盾を鋭く解決する、厳しい意志の行為に向かう。第1と第4のクアドラは「賢明」、つまり協議する側である(中略)。すなわち、行動の途中で生じる矛盾を、開かれた形で広く話し合うことに向かう。この類型の特徴の対は、クアドラの人生の価値と密接に結びついており、その起こりは、おそらくユングの集合的無意識の元型にある。
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Во-вторых, ось «резолютивность-дискутивность». При помощи этой пары признаков социон разбивается на две пары квадр. Вторая и третья квадры оказываются «резолютивными» решительными (лат. resolvo - разрешаю, распутываю, развязываю), т.е. склонные к жестким, резко разрешающим противоречия волевым актам. Первая и четвертая квадры являются «дискутивными» совещательными (лат. discutio - обсуждаю, обговариваю), т.е. склонными к открытому и широкому обсуждению возникающих по ходу действий противоречий. Данная пара типологических признаков, тесно связанная с жизненными ценностями квадр, берет свое начало, по-видимому, в юнговских архетипах коллективного бессознательного.
上の引用にあるソシオンは、16タイプがそろった全体のことです。つまり、果敢な側は矛盾を意志の力で断ち切り、賢明な側は矛盾を話し合いで解くということです。クアドラで言えば、ベータとガンマが果敢、アルファとデルタが賢明に入ります。
024つのタイプ
2つ目は、2本の軸でできる4つのタイプです。
グレンコは、2本の軸の役目を分けたうえで、4つのタイプをこう作っています。
こうして、私が無意識の個人的な形を仮に表すために用いる「感覚-直観」の軸が、ユングが集合的無意識と呼んだ心の指針を大まかに表す「果敢-賢明」の軸と直角に交わって、タイプの4つの精神分析的グループができる。
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Итак, ось «сенсорика - интуиция», которую я привлекаю для условной репрезентации индивидуальных форм бессознательного, пересекаясь ортогонально с осью «резолютивность-дискутивность», представляющей в первом приближении те психические ориентиры, которые Юнг называл коллективным бессознательным, образуют четыре психоаналитические группы социотипов.
言い換えると、感覚/直観は一人ひとりの無意識を、果敢/賢明は多くの人に共通する無意識を表すとして、2本の軸を交えて4つのタイプを作るということです。グレンコ自身は、この4つを精神分析的グループと呼んでいます。
賢明な感覚型は保護者タイプ、果敢な感覚型は侵略者タイプ、果敢な直観型は犠牲者タイプ、賢明な直観型は子供タイプです。グレンコの原語では、それぞれ「面倒見のよい」「攻撃的」「犠牲者的」「幼児的」な人たちです。
4つのタイプと、それぞれに入る16タイプのコードを表にまとめると、次のようになります。
| 区分 | 二分法 | タイプ |
|---|---|---|
| 保護者 | 感覚・賢明 | ESE・SEI・LSE・SLI |
| 侵略者 | 感覚・果敢 | SLE・LSI・SEE・ESI |
| 犠牲者 | 直観・果敢 | EIE・IEI・ILI・LIE |
| 子供 | 直観・賢明 | ILE・LII・EII・IEE |
※グレンコは、4つのタイプをそれぞれ S・F・T・I の記号で書いています(保護者タイプから順に)。S は Si(内向感覚)・F は Se(外向感覚)・T は Ni(内向直観)・I は Ne(外向直観)を表し、4つのどれに入るタイプも、その要素を1番の主導機能か2番の創造機能に持ちます。タイプの列は、グレンコが論文で4つのそれぞれに挙げた記号をコードに直したものです。この記号は、6つ目から8つ目のポイントでも使います。
上の表で、同じ感覚型でも、果敢な側は外向感覚、賢明な側は内向感覚を持ちます。直観型も同じで、果敢な側は内向直観、賢明な側は外向直観を持ちます。
03ロマンススタイルが扱う範囲
3つ目は、ロマンススタイルが扱う範囲です。
グレンコは、論文の前半でコミュニケーションスタイルを示し、後半でこの4つのタイプを示しました。2つの違いを、こう書いています。
読者に注意してほしいのは、ここからの話は、恋愛の関係の、精神的でプラトニックな面ではなく、むしろ本能的で肉体的な面についてだということである。精神的な面は、この論文の前半で扱った。
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Выделяемые при помощи этих двух осей группы я проанализирую через призму скрытых психосексуальных тенденций социотипов. Обращаю внимание читателей, что сейчас речь пойдет скорее об инстинктивном, плотском аспекте эротических отношений в противовес духовному, платоническому, рассмотрению которого посвящена первая половина данной статьи.
つまり、コミュニケーションスタイルが恋愛の精神的な面を扱うのに対し、ロマンススタイルは本能的な面を扱うということです。どちらも同じ論文の中の区分です。
また、グレンコは、論文の初めで、ここに書くことは相談の中で見てきた私生活の観察からの一般化だと断っています。2人のタイプが分かっても、具体的な予測は従来のソシオニクスの方法ではできない、とも書いています。
さらに、グレンコは、4つのタイプの分け方が大まかであることを、こう書いています。
ここで述べておくべきだと思うのは、精神分析的グループを、特に細かく分けずに見ているので、グループの中の、より細かな違いのいくつかが消えてしまうということである。とくに、T群の犠牲者タイプについては、それがふつう「悲劇的な犠牲者」(ETとTE)と「喜劇的な犠牲者」(TPとPT)に分かれるという事実を取り上げていない。
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В этом месте считаю необходимым упомянуть, что психоаналитические группы рассматриваются без специальной детализации, поэтому отдельные более тонкие различия внутри них исчезают. В частности, среди Виктимных Т-типов остается без внимания тот факт, что они обычно подразделяются на «трагические жертвы"(ЕТ и ТЕ) и «комические жертвы» (ТР и РТ).
上の引用にある ET・TE は EIE と IEI、TP・PT は ILI と LIE のことです。言い換えると、犠牲者タイプは、倫理型の EIE・IEI が悲劇的な犠牲者、論理型の ILI・LIE が喜劇的な犠牲者に分かれます。4つのタイプは、それぞれの中の違いを省いた大まかな分け方だということです。
044つのタイプの姿
4つ目は、4つのタイプの姿です。
グレンコは、タイプごとの姿を、女性と男性に分けて書いています。女性の4つの型は、次のとおりです。
保護者タイプ
保護者タイプには、賢明な感覚型のESE・SEI・LSE・SLIが入ります。グレンコは、このタイプの女性をこう書いています。
「保護者タイプ」の女性、または「母親のような女性」。男性のパートナーの面倒を見ようとする。弱いが知的な男性、日々の事柄では自分に従う男性に引かれる。そうした男性を守り、支え、励ますことが、彼女には心地よい。こうした性格の特徴は、世間の考えでは男性への尊敬を呼ばないが、この女性はそれを許すか、十分受け入れられるものと考える。
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«Заботливая» женщина, или «женщина-мать». Склонна опекать своего партнера мужского пола. Испытывает влечение к слабым, но интеллигентным мужчинам, которые ей подчиняются в повседневных делах. Ей приятно их защитить, поддержать, приободрить. Подобные качества характера, которые в массовом сознании не вызывают уважения к лицам мужского пола, эта женщина прощает либо считает вполне приемлемыми.
言い換えると、保護者タイプの女性は、相手の男性を守り、支えることに心地よさを感じるということです。世間では頼りなく見られる男性の弱さも、この女性は受け入れるとされています。
侵略者タイプ
侵略者タイプには、果敢な感覚型のSLE・LSI・SEE・ESIが入ります。グレンコは、このタイプの女性をこう書いています。
「侵略者タイプ」の女性。いつも男性と張り合おうとし、恋愛の関係でもそうする。異性への皮肉やからかいに向かいやすい。どんなことでも男性より自分のほうが有能だと感じるのを好む。
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Женщина - «Агрессор». Все время пытается соперничать с мужчиной, в том числе и в эротических отношениях. Склонна к иронии, насмешкам над противоположным полом. Любит чувствовать себя более компетентной, чем мужчина в любом деле. Во время любовной игры ожидает от мужчины заискиваний, показной слабости, эмоциональной нестойкости.
つまり、侵略者タイプの女性は、男性と張り合い、自分のほうが有能だと感じたいということです。恋愛の関係でも、相手と競う形をとりやすいとされています。
犠牲者タイプ
犠牲者タイプには、果敢な直観型のEIE・IEI・ILI・LIEが入ります。グレンコは、このタイプの女性をこう書いています。
「犠牲者タイプ」の女性。こうした女性の理想は、アメリカのアクション映画のスーパーマンを思わせる、体の力の強い男性である。彼の力を自分の身に受け、その攻勢に抗い、自分を犠牲者と感じたいと望む。
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«Виктимная» женщина. Идеал такой женщины - физически сильный мужчина, напоминающий суперменов из американских боевиков. Она желает испытывать на себе его силу, противостоять его натиску, чувствовать себя жертвой. В любовных играх отдает предпочтение разным формам противоборства, разжигающим страсть партнера.
言い換えると、犠牲者タイプの女性は、力の強い相手に向き合い、自分を犠牲者と感じることを望むということです。タイプの名前の「犠牲者」も、この望みを指していると読めます。
子供タイプ
子供タイプには、賢明な直観型のILE・LII・EII・IEEが入ります。グレンコは、このタイプの女性をこう書いています。
「子供タイプ」の女性、または「娘のような女性」。この女性の理想は、やさしく経験豊かで、生活によく適応した男性で、ふつうは年上である。そうした男性のそばでは、ほとんどすべてを彼に頼る小さな女の子のように自分を感じる。(中略)何よりも、大目に見てくれることと、面倒を見てくれることを大事にする。
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«Инфантильная» женщина, или «женщина-дочь». Идеал этой женщины - это добрый и опытный, хорошо приспособленный к жизни мужчина, обычно, старше ее по возрасту. В присутствии такого мужчины она чувствует себя маленькой девочкой, почти во всем зависимой от него. В любовной игре предпочтение отдает психологическому фактору - душевной беседе, располагающей музыке, созданию условий для релаксации. Превыше всего ценит снисходительность и заботу.
つまり、子供タイプの女性は、経験のある年上の相手に頼り、大目に見てもらうことを大事にするということです。保護者タイプの女性が母親のような女性なら、子供タイプの女性は娘のような女性です。
このように、保護者タイプと子供タイプは面倒を見る側と見られる側、侵略者タイプと犠牲者タイプは力を向ける側と受ける側として書かれていると読めます。男性の側も、保護者タイプは父親のような男性、子供タイプは息子のような男性と呼ばれています。
05タイプどうしの相性
5つ目は、タイプどうしの相性です。
グレンコは、女性の4つの型それぞれに、どのタイプの男性が合うかを書いています。男性の側から見た記述はありません。グレンコの評価を、行を女性のタイプ、列を男性のタイプにして表にまとめると、次のようになります。
| 女性 | 保護者 | 侵略者 | 犠牲者 | 子供 |
|---|---|---|---|---|
| 保護者 | 失望 | 失望 | 遠ざける | 合う |
| 侵略者 | 屈辱 | 不安定 | 合う | 別れ寸前 |
| 犠牲者 | 退屈 | 合う | 消耗 | 弱虫扱い |
| 子供 | 合う | ためらう | 一部だけ | 疎遠 |
※行は女性のタイプ、列は男性のタイプです。グレンコが組ごとに書いた評価を、短い語にしたものです。
上の表で合うとされるのは、保護者タイプと子供タイプの組、侵略者タイプと犠牲者タイプの組です。どちらも、果敢/賢明が同じで、感覚/直観が反対の組です。
一方、2本の軸の両方で反対の組(保護者タイプと犠牲者タイプ、侵略者タイプと子供タイプ)は、どの向きでも合わないとされています。同じタイプどうしの組も、失望や消耗などと書かれ、合う組には入っていません。
4つのタイプを2本の軸で並べ、相性を線で結ぶと、次のようになります。
- 合う組果敢/賢明が同じで、感覚/直観が反対
- 合わない組感覚/直観が同じ
- どの向きでも合わない組2本の軸の両方で反対
- 同じタイプどうしの組も、合う組には入りません。
合う組の1つを、グレンコは侵略者タイプの女性の側から、こう書いています。
「侵略者タイプ」の女性。(中略)彼女に最も合うのは、彼女に対して従順だが、気まぐれにふるまう男性である。そうすれば、彼女には攻撃する理由ができる。犠牲者タイプの男性は、こうした女性をあがめ、同時に少し恐れる。彼のふるまいは、「美しい貴婦人」に仕えることに身をすべて捧げる小姓のふるまいにたとえられる。絶えず続く駆け引きは、飽きることへの何よりの薬である。
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«Агрессивная» женщина. Ищет объект для своих властных и активных эротических действий. Больше всего ее устраивает мужчина, который ведет себя с ней послушно, но капризно. Тогда она имеет повод к агрессии. Виктимный мужчина боготворит такую женщину и вместе с тем побаивается ее. Его поведение можно сравнить с поведением пажа, который целиком посвящает себя служению «прекрасной даме». Постоянная игра - лучшее лекарство от пресыщения.
言い換えると、侵略者タイプの女性は攻める理由を、犠牲者タイプの男性は仕える相手を得て、2人の駆け引きが飽きを防ぐということです。従いながらも気まぐれにふるまう男性が、侵略者タイプの女性にいちばん合うとされています。
この相性の組に、タイプ間関係を重ねると、次のようになります。上の2行が合う組、残りは合わない組です。
| 組 | 組に入る関係 |
|---|---|
| 保護者×子供 | 双対・活性化・恩恵・準双対・幻想 |
| 侵略者×犠牲者 | 双対・活性化・恩恵・準双対・幻想 |
| 保護者×侵略者 | 準同一・消火・恩恵・準双対・幻想 |
| 犠牲者×子供 | 準同一・消火・恩恵・準双対・幻想 |
| 保護者×犠牲者 | 衝突・超自我・監督・同属・協力 |
| 侵略者×子供 | 衝突・超自我・監督・同属・協力 |
| 同じタイプどうし | 鏡像・監督・協力・同属 |
※「保護者×子供」は保護者タイプと子供タイプの組です。組に入る関係は、2つのタイプのコードを組み合わせたときに現れるタイプ間関係です。同じタイプどうしは、保護者×保護者のように同じ4つのタイプの中の組で、同じコードの組を除いた6組です。監督と恩恵は、向きをまとめています。グレンコ自身は4つのタイプの組だけで相性を書いており、タイプ間関係を重ねたのは当サイトです。
上の表から、8組の双対は、すべて合う2つの組に入ることが分かります。また、衝突の8組は、すべて2本の軸の両方で反対の組に入ります。
同じ論文の前半のコミュニケーションスタイルでは、うまくいく組に双対と衝突の両方が入ります。そのため、2つの区分は、双対の扱いでは一致し、衝突の扱いでは分かれると考えることもできます。
06才能と年齢差
6つ目は、才能と年齢差です。
グレンコは、論文の最後で、夫婦の大きな年齢差も4つのタイプから説明しています。創造的な職業の男性がしばしばずっと年上の女性を選ぶことを挙げ、その理由をこう書いています。
おそらく、創造性は、直観の機能、つまり外向直観Iか内向直観Tのどちらかが強く発達していることと結びついている。そしてそれは、すでに見たとおり、子供タイプと犠牲者タイプのグループに属することである。(中略)IとTのタイプは、人生経験が豊かで実際的な、感覚型のタイプの庇護を必要とする。人生経験は年とともに身につくので、とくに創造的な直観型は、成熟した人を人生の伴侶に選ぶ。
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По всей видимости, творчество связано с сильным развитием функций интуиции - либо I, либо Т. А это, как мы уже знаем, принадлежность к группам Инфантильных и Виктимных социотипов. Об этом же пишет Э.Берн, связывающий творческое начало в человеке с Эго-состоянием «дитя» [ 2 ]. I- и Т-социотипы нуждаются в покровительстве сенсорных социотипов - опытных и практичных в жизни. Жизненный опыт приходит с годами, поэтому особо творческие интуитивы выбирают в качестве спутника жизни зрелого человека.
つまり、直観型は経験のある感覚型の庇護を必要とするため、年上の相手を選びやすいということです。グレンコは、精神科医のバーンの説も、同じ考えとして挙げています。バーンは、交流分析で、人の創造性を「子ども」の自我状態と結びつけています。
逆に、自分よりずっと若い相手を選ぶのは、活動的で経験のある感覚型、つまり侵略者タイプと保護者タイプだとグレンコは書いています。こうした人は、庇護を必要とする若い相手に本能的に引かれるとされています。
このように、年齢差の話も、感覚型が守る側、直観型が守られる側に立つという点で、相性の表と同じ向きにあると読めます。ただし、グレンコは論文をこう結んでいます。
もっとも、規則には例外がある。とくに、どんな奇跡でも起こしうる、人のいちばん奥深い感情を相手にするときにはそうである。
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Впрочем, правила не без исключений, особенно, если мы имеем дело с самым сокровенным человеческим чувством, способным творить любые чудеса.
言い換えると、ここまでの話は規則であって、例外もあるということです。人のいちばん奥深い感情が関わる恋愛では、とくに例外が出やすいとしています。
072019年の双対化のシナリオ
7つ目は、2019年の双対化のシナリオです。
グレンコは『64の肖像』(2019年)で、タイプの組を、機能どうしのやりとりのシナリオとして書き直しています。1996年に合うとされた2つの組は、外向直観Iと内向感覚Sの組、外向感覚Fと内向直観Tの組として書かれています。双対化は、双対の2人が補い合っていく過程のことです。
幼児的な人と世話役
グレンコは、幼児的な人を、心理的な理由で大人になりたくない、あるいはなれない人としています。そうした人を動かす刺激は「独自」の一語にまとめられる、とも書いています。その相手になる世話役を、グレンコはこう書いています。
一方で、幼児的な人の才能のために、その自己中心性と子どもじみたふるまいに目をつぶるつもりのある人々がいる。そのおかげで、彼らは決して退屈しない。こうした人々は世話役と呼ばれる。彼らでは、外向直観Iを補う、内向感覚の機能Sがはっきり表れている。親のように面倒を見て、快適さを作る人々を受けもつのが、まさに内向感覚である。
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On the other hand, there are types of people willing to turn a blind eye to the egocentrism and infantile antics for their talents, and because of that they never get bored. These are called caregivers. The function introverted sensation S is strongly pronounced, complementary to extraverted intuition I. Introverted sensation is precisely responsible for those who give parental care and create comfort.
言い換えると、世話役は、幼児的な人の才能を認めて、子どもじみたふるまいに目をつぶる人だということです。その才能のおかげで、世話役は退屈せずにすむとされています。
また、グレンコは、世話役の接し方を、こう書いています。
世話役は幼児的な人を信じ、ふつうのやり方では解けない問題に取り組むよう導くすべを知っている。この接し方によって、幼児的な人は期待以上のことをする。世話役は、謎を探り、未知のものを調べるという幼児的な人の使命を尊重し、その生まれもった資質を生かせる条件を作る。世話役は、幼児的な人の独自性を気にかけて面倒を見て、子どもとしてではなく「未来からの客」として扱い、必ずしも見返りを求めずに、食べさせ、身なりを整え、寝る場所を用意する。こうして世話役は、独自の人の心へ近づく道を見いだす。
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Caregivers believe in infantiles and know how to lead them to address those issues that are not solved by standard methods. With this approach, infantiles do more than is expected of them. Caregivers create conditions that allow for the realization of infantiles’ innate qualities, respecting their mission of inquiring into mysteries as well as exploring the unknown. They care with concern about their uniqueness, treating them not as children, but as “guests from the future,” asking nothing in return necessarily, feeding them, grooming them, and preparing sleeping quarters. Herein caregivers find the path to the heart of the unique.
つまり、世話役は、幼児的な人を才能のある人として扱い、暮らしの面を支えるということです。幼児的な人の使命を尊重し、見返りを求めずに暮らしの世話をするとされています。
押し通す人と献身する人
もう1つの組では、外向感覚Fのはっきりした人が力を向ける側になります。グレンコは、その人をこう書いています。
外向感覚(機能F)のはっきりした人々は、ときどき苛立ちを攻撃的な反応で発散させるのが特徴である。そうしたときには、口を出さないのがいちばんよい。そこで、こうした人々を、力を振るう人、あるいは押し通す人と呼ぶ。
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The type of people with pronounced force sensation (function F) are characterized by periodically discharging irritation with aggressive reactions. At such moments, it’s best not to interfere. Therefore, we call this type enforcers or assertors.
言い換えると、外向感覚のはっきりした人は、苛立ちを攻撃の形で出すことがあるということです。グレンコは、こうした人を押し通す人と呼んでいます。
その相手になるのが、内向直観Tの献身する人です。グレンコは、献身する人の古い呼び名は「犠牲者」だったと書いています。
そのうえで、グレンコは献身する人をこう説明しています。
献身する人は、意識しないまま、相手に守りと確かな安心を求め、その見返りに相手に主導権を渡す。彼らはそれを、F型、つまり力を振るう人から得る。近づいていく過程は、一種の「猫とねずみ」の遊びに似ている。心の面で対極にあるこの2者の関係は、大部分が無意識のものである。献身する人は、自分のふるまいの本当の動機を理解していない。すべてがひとりでに動いているように思える。同じように、押し通す人も、外向感覚が働くので、自分を意識して抑えることができない。
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Devotees subconsciously seek protection and reliable security from a partner, in return giving them control. They get this from the F-type: enforcers. The process of rapprochement resembles a kind of “cat and mouse” game. The relationship between these opposites in terms of psyche is largely unconscious. Devotees do not understand the real motives of their own behavior: it all seems to work by itself. Likewise, assertors cannot consciously control themselves as the sensation of force operates.
つまり、献身する人は守りと安心を求め、その見返りに主導権を相手に渡すということです。2人の関係は、多くが本人たちの意識の外で進むとされています。
このように、1996年に合うとされた2つの組が、2019年の2つのシナリオとしてそのまま残っています。名前は、保護者タイプ(S)が世話役に、子供タイプ(I)が幼児的な人に変わっていると読めます。同じように、侵略者タイプ(F)は押し通す人に、犠牲者タイプ(T)は献身する人に変わっています。
08ロマンススタイルの成り立ち
8つ目は、ロマンススタイルの成り立ちです。
ロマンススタイルを示した論文「人生のシナリオ」には、「倫理の感情から感覚の欲求へ」という副題が付いています。前半で倫理/論理と外向/内向によるコミュニケーションスタイルを、後半で感覚/直観による4つのタイプを扱っており、副題はその順を表していると読めます。
1996年の論文は、タイプごとの姿を男性と女性に分けて書いていました。2019年の『64の肖像』では男女の区分がなくなり、4つのタイプは機能どうしの役として書き直されています。グレンコは、役がタイプだけでは決まらないことを、例を挙げてこう書いています。
たとえば、ESEのタイプを取り上げよう。シナリオで最も典型的なのは、EかSの役である。だが、プロフィールで機能Iが強められていると付け加えるなら、Iの役を楽しむ関係にも入りうる。
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For example, let’s take the type ESE: most typical will be E or S roles in scenarios. Yet, if we add that you have in your profile strengthened I function, you can also be involved in relations enjoying the I role.
上の引用にある E は Fe(外向倫理)、I は幼児的な人の役のことです。2019年のグレンコは、役にも機能の記号を使い、外向直観Iがはっきりした幼児的な人の役をIの役と書いています。言い換えると、ESEはふつう世話役などの役に入りますが、外向直観が強められていれば、幼児的な人の役にも入りうるということです。
さらに、グレンコは、役を見るときに考えに入れるものを、こう書いています。
これらのシナリオが働くには、タイプだけでなく、サブタイプと強められた機能も考えに入れる。後者は、人と人とのやりとりの中で、ときに、深いところにあるタイプそのものより(また大まかなタイプ間関係そのものより)目につき、影響も大きい。人格を、異なる水準の組み合わせとして見るほうが、タイプだけに絞って見るより役に立つ。
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For these scenarios to work, not only type is taken into account, but also subtype and accentuated functions. The latter is sometimes even more visible and influential in human interactions than the deep type core itself (and than the rough intertype relations per se). To look at the personalities as a combination of different levels will be more useful than reducing the perception to the type only.
ここでいうサブタイプは、同じタイプの人どうしの違いを4つに分けるDCNHサブタイプです。つまり、2019年の書き方では、サブタイプや強められた機能によって、同じタイプでも役が変わるということです。1996年の区分では4つのタイプそれぞれに入るコードが決まっていたのに対し、2019年はその決まりを緩めたと考えることもできます。
このように、ロマンススタイルは感覚/直観と果敢/賢明の2つの軸から、恋愛の関係で本人も意識しないまま表れる傾向を4つに分けた区分です。同じ論文の前半には、近い距離でのつきあい方を4つに分けたコミュニケーションスタイルがあります。
09引用索引
- [1]Gulenko「人生のシナリオ。倫理の感情から感覚の欲求へ」(原題:Жизненные сценарии. От этических чувств к сенсорным влечениям)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №1(1996年) 本文へ
- [2]Gulenko「人生のシナリオ。倫理の感情から感覚の欲求へ」(原題:Жизненные сценарии. От этических чувств к сенсорным влечениям)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №1(1996年) 本文へ
- [3]Gulenko「人生のシナリオ。倫理の感情から感覚の欲求へ」(原題:Жизненные сценарии. От этических чувств к сенсорным влечениям)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №1(1996年) 本文へ
- [4]Gulenko「人生のシナリオ。倫理の感情から感覚の欲求へ」(原題:Жизненные сценарии. От этических чувств к сенсорным влечениям)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №1(1996年) 本文へ
- [5]Gulenko「人生のシナリオ。倫理の感情から感覚の欲求へ」(原題:Жизненные сценарии. От этических чувств к сенсорным влечениям)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №1(1996年) 本文へ
- [6]Gulenko「人生のシナリオ。倫理の感情から感覚の欲求へ」(原題:Жизненные сценарии. От этических чувств к сенсорным влечениям)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №1(1996年) 本文へ
- [7]Gulenko「人生のシナリオ。倫理の感情から感覚の欲求へ」(原題:Жизненные сценарии. От этических чувств к сенсорным влечениям)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №1(1996年) 本文へ
- [8]Gulenko「人生のシナリオ。倫理の感情から感覚の欲求へ」(原題:Жизненные сценарии. От этических чувств к сенсорным влечениям)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №1(1996年) 本文へ
- [9]Gulenko「人生のシナリオ。倫理の感情から感覚の欲求へ」(原題:Жизненные сценарии. От этических чувств к сенсорным влечениям)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №1(1996年) 本文へ
- [10]Gulenko「人生のシナリオ。倫理の感情から感覚の欲求へ」(原題:Жизненные сценарии. От этических чувств к сенсорным влечениям)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №1(1996年) 本文へ
- [11]Gulenko「人生のシナリオ。倫理の感情から感覚の欲求へ」(原題:Жизненные сценарии. От этических чувств к сенсорным влечениям)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №1(1996年) 本文へ
- [12]Gulenko「人生のシナリオ。倫理の感情から感覚の欲求へ」(原題:Жизненные сценарии. От этических чувств к сенсорным влечениям)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №1(1996年) 本文へ
- [13]Gulenko『64の肖像』(原題:Psychological Types: Why Are People So Different? 64 Portraits in Socionics、2019年) DCNH編「双対化の4つのシナリオ」 本文へ
- [14]Gulenko『64の肖像』(原題:Psychological Types: Why Are People So Different? 64 Portraits in Socionics、2019年) DCNH編「双対化の4つのシナリオ」 本文へ
- [15]Gulenko『64の肖像』(原題:Psychological Types: Why Are People So Different? 64 Portraits in Socionics、2019年) DCNH編「双対化の4つのシナリオ」 本文へ
- [16]Gulenko『64の肖像』(原題:Psychological Types: Why Are People So Different? 64 Portraits in Socionics、2019年) DCNH編「双対化の4つのシナリオ」 本文へ
- [17]Gulenko『64の肖像』(原題:Psychological Types: Why Are People So Different? 64 Portraits in Socionics、2019年) DCNH編「双対化の4つのシナリオ」 本文へ
- [18]Gulenko『64の肖像』(原題:Psychological Types: Why Are People So Different? 64 Portraits in Socionics、2019年) DCNH編「双対化の4つのシナリオ」 本文へ
