MBTI®との 違い
MBTIとソシオニクスでは、同じ「INFP」でも指しているタイプが異なります。
この違いは、関係を読み解くときの前提になります。
⚠関係の情報を読む前に
MBTIとソシオニクスは内向型においてJ/Pの表記が逆転します。 例えば、MBTIの「INFJ」とソシオニクスの「INFj」は別のタイプを指しています。
この違いを知らずに関係の情報を読むと、自分とは別のタイプの関係を見てしまうことになります。 このページで3つの体系の違いを確認してから、関係の情報に進むのがおすすめです。
詳しく
MBTIと01MBTI・16Personalities・ソシオニクス
「MBTI」「16Personalities」「ソシオニクス」の3つは、同じ4文字のコード(INFPやENTJなど)を使います。そのため、同じものだと思われがちです。ですが、共通しているのは見た目のコードだけで、内容はそれぞれ別の体系です。
MBTIとソシオニクスは、どちらもユングの類型論から出発しています。ソシオニクスの研究者グレンコは、2つの体系を比べた論文の冒頭で、こう書いています。
長らくソシオニクスの発展は単一の国の国境に限られてきたが、1984年にその創始者アウシュラ・アウグスティナヴィチューテがMBTI(マイヤーズ=ブリッグス・タイプ・インディケーター) [19] テストについて知り、これがソシオニクスとその「大西洋向こうの従兄弟」とのコミュニケーションの始まりとなった。(中略)出典#1 ― C.G. ユング [20] によって発展させられた人格タイプの理論 ― は両方の類型論にとって同じだが、それらの間には内容と言語において重大な違いがある。
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For a long time development of socionics was limited by a single country borders, but in 1984 its founder, Aušra Augustinavičiūtė, learned about the MBTI test (Myers-Briggs Type Indicator) [19], and this was the beginning of communication between socionics and its “transatlantic cousin”. (中略) Although the Source # 1, the theory of personality types developed by C.G.Jung [20], is the same for the both typologies, there is a serious difference between them in contents and language.
上の引用にある出典#1は、ユングの類型論のことです。言い換えると、ソシオニクスは1984年まで、MBTIとは別に組み立てられてきたということです。この年に、創始者のアウシュラがMBTIを知りました。出発点のユングは同じでも、理論の内容と、それを書く用語が違います。16Personalitiesは、このどちらとも出発点が異なります。まずは3つがそれぞれ何なのかを整理します。
■MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)
1940年代にアメリカのイザベル・ブリッグス・マイヤーズとキャサリン・ブリッグスがつくった性格類型論です。カール・グスタフ・ユングの心理学を基盤に、4つの指標(E/I・S/N・T/F・J/P)の組み合わせで16タイプに分類します。背景にはユングの心理機能の考え方があり、主機能・補助機能の並びも語られます。本来は、質問紙と有資格者によるフィードバックを組み合わせた検査で、「自分自身を深く知ること」がいちばんの目的です。
基盤: ユング心理学の認知機能(Ti・Te・Fi・Fe・Si・Se・Ni・Ne)
■16Personalities
ネットで「MBTI診断」と検索して出てくる無料テストは、就職活動や自己分析で広く使われています。ただ、あれはMBTIではありません。16Personalitiesは独自のサービスで、裏側の理論がまったく違います。MBTIがユングの認知機能をベースにしているのに対し、16Personalitiesはビッグファイブ(OCEAN)という心理学モデルをベースにしています。つまり、同じ「INFP」という結果が出ても、そこに至るプロセスが根本的に異なります。
基盤: ビッグファイブ(OCEAN)。認知機能は使用していない。-A(自己主張型)/-T(慎重型)はビッグファイブの「神経症傾向」に対応する独自軸で、MBTIとソシオニクスのどちらにも存在しない
■ソシオニクス
1970年代末から1980年代にかけて、リトアニアのアウシュラ・アウグスティナヴィチューテが体系化した理論です。MBTIと同じくユングの心理学をもとにしていますが、アメリカとリトアニアで別々に発展しました。MBTIが個人の類型記述を中心に発展したのに対し、ソシオニクスはタイプ間の関係を体系の内側に含みます。
モデルAという枠組みで8つの機能位置を定義し、タイプ間の情報のやりとりを16種類のタイプ間の関係として分類しています。ソシオニクスはタイプ間の関係を体系的に扱っているのが特徴です。
基盤: ユング心理学の認知機能 + モデルA(8つの機能位置)+ 16種類のタイプ間の関係
3つの体系を表にまとめると、次のようになります。
| MBTI | 16P | ソシオニクス | |
|---|---|---|---|
| 理論基盤 | ユング類型論 | ビッグファイブ | ユング類型論 |
| 測定・記述の単位 | 4指標の組み合わせ | 5つの尺度 | 8情報要素×8位置 |
| 関係理論 | 公式にはなし | 公式にはなし | 16種類を体系化 |
| グループ分け | SP SJ NT NF | SP SJ NT NF | 4クアドラ |
※ MBTIとソシオニクスは共通のルーツ(ユング心理学)を持ちますが、16Personalitiesは理論基盤が異なります。
02MBTIとソシオニクスの共通点
違いを中心に見てきましたが、MBTIとソシオニクスには共通点もあります。どちらもユングの8つの心理機能をもとにしていて、人を16のタイプに分けます。
共通しているのは機能の数だけではありません。1番目の機能と2番目の機能の組み合わせ方の決まりも、ユングの記述から来ています。
経験的事実が示すところによれば、第二機能は常に、主導機能とは異なる性質を持ちながらも対立関係にはない機能である。例えば、主導機能が思考の場合、補助機能としては直観と容易に組み合わさることができるし、同様に感覚とも同等に組み合わせることが可能であるが、すでに述べたように、感情とは組み合わせることができない。
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Experience shows that the secondary function is always one whose nature is different from, though not antagonistic to, the leading function: thus, for example, thinking, as primary function, can readily pair with intuition as auxiliary, or indeed equally well with sensation, but, as already observed, never with feeling.
つまり、2番目の機能には、1番目の機能とは種類の違う機能が入るということです。思考と感情は判断の機能、感覚と直観は知覚の機能です。1番目が判断の機能なら2番目は知覚の機能で、1番目が知覚の機能なら2番目は判断の機能になります。
MBTIの主機能と補助機能も、ソシオニクスの主導機能と創造機能も、この決まりに沿っています。そのため、MBTIで自分の主機能と補助機能を知っている人は、その2つからソシオニクスの対応タイプを探せます。
一方で、2つの体系は、アメリカとリトアニアで別々に組み立てられました。アウシュラは、ソシオニクスをこう定義しています。
ソシオニクスとは、ソシオンについて、人間のソシオン的本性と社会のソシオン的構造について、人々の情報代謝(IM)のさまざまなタイプとそれらのあいだのさまざまな形態の相互関係についての学問であり、K.G.ユング、E.クレッチマー、A.E.リチコの類型論と、A.ケンピンスキの情報代謝の理論を基盤として生まれた。
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Соционика — наука о соционе, соционной природе человека и соционной структуре общества, о разных типах информационного метаболизма (ИМ) людей и разных формах взаимоотношений между ними — родилась на основе типологий К. Г. Юнга, Э. Кречмера, А. Е. Личко и теории информационного метаболизма А. Кемпинского.
上の引用にあるソシオンは16のタイプがそろった集団、情報代謝は人が情報を受け取って処理するしくみのことです。言い換えると、ソシオニクスは、ユングの類型論のほかに、別の研究者の類型論と情報代謝の理論ももとにしているということです。同じユングから出発していても、加えたものが違います。そのため両方を並べると、それぞれがユングの理論のどこを引き継ぎ、どこを変えたのかが分かります。
- ✓ユング心理学の認知機能を基盤としている
- ✓16種類の性格タイプを定義している
- ✓ユングの心理機能(Ti・Te・Fi・Fe・Si・Se・Ni・Ne)を理論の土台にしている
- ✓外向/内向、感覚/直観、思考/感情の軸を持つ
※ 16Personalitiesは認知機能を使用していないため、この共通点はMBTIとソシオニクスの間のみに該当します。
03関係論の落とし穴 — J/Pスイッチ
ここまでで、MBTIとソシオニクスが同じユングの理論から出ていることを確認しました。それでも関係の情報が食い違いやすいのは、「J/P」の文字が指しているものが、2つの体系で違うからです。
まず、MBTIのJ(Judging)とP(Perceiving)です。MBTIをつくったマイヤーズは、J/Pをこう説明しています。
JP は外の世界への対処においてだけ用いられる過程を反映する。先に説明したように、外向型の主機能は外の世界を好む。したがって、外向型の主機能は JP 指向に現れる。(中略)内向型の主機能は JP 指向に現れない。なぜなら、内向型は外の世界への対処に主機能を用いることを好まないからである。彼らのタイプの J または P はしたがって、主機能の代わりに補助機能を反映する。
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JP reflects only the process used in dealing with the outside world. As explained earlier, the extravert’s dominant process prefers the outer world. Hence the extravert’s dominant process shows on the JP preference. (中略) The introvert’s dominant process does not show on the JP preference, because introverts prefer not to use the dominant process in dealing with the outer world. The J or P in their type therefore reflects the auxiliary instead of the dominant process.
上の引用にある主機能はいちばん得意な機能、補助機能は2番目の機能のことです。つまり、MBTIのJ/Pは、外の世界に向けて使う機能が判断の機能か、知覚の機能かを表すということです。外向型は主機能を外に向けるので、J/Pは主機能の種類を表します。内向型は主機能を内側に向け、補助機能を外に向けるので、J/Pは補助機能の種類を表します。
一方、ソシオニクスのj/pは、ユングの合理型・非合理型の分け方をそのまま使っています。ユングは、内向の思考型と内向の感情型について、こう書いています。
前述の両タイプはいずれも合理的タイプである。なぜなら、それらは推論と判断という機能に基づいているからである。
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Both the foregoing types are rational, since they are founded upon reasoning, judging functions.
上の引用にある両タイプは、内向思考型と内向感情型のことです。言い換えると、ユングは内向型についても、いちばん得意な機能が判断の機能なら合理型と呼んだということです。ソシオニクスのj(合理)とp(非合理)も同じ考え方です。主導機能が判断の要素(論理・倫理)ならj、知覚の要素(感覚・直観)ならpです。
外向型では、MBTIとソシオニクスの定義が一致します。内向型では、MBTIは補助機能で、ソシオニクスは主導機能で決めるので、J/Pが逆になります。
例えばINFJで考えます。MBTIでは「J」のタイプです。外の世界に向ける補助機能のFe(外向感情)が、判断の機能だからです。ソシオニクスで同じ機能の並びを持つのはIEI(INFp)で、「p」のタイプです。主導機能のNi(内向直観)が、知覚の要素だからです。
MBTIのJ/Pは外の世界に向ける機能の種類を、ソシオニクスのj/pは主導機能の種類を示しています。 この違いを知らずに関係の情報を読むと、別のタイプの関係を読むことになります。
以下は、ユング由来の機能配列を両体系で同一と仮定した場合の表記対応です。くわしくはMBTIとソシオニクスのタイプはどう対応するのかへ。
J → p に逆転。主導機能 Ni(非合理機能)の性質がそのまま小文字 p に反映される
下の対応表が、このページでいちばん大事な表です。まずは外向型です。外向型では、MBTIとソシオニクスのJ/Pが一致します。
| MBTI | ソシオニクス | |
|---|---|---|
| 4文字表記 | 3文字表記 | |
| ENTP | ENTp | ILE |
| ESFJ | ESFj | ESE |
| ESTP | ESTp | SLE |
| ENFJ | ENFj | EIE |
| ESFP | ESFp | SEE |
| ENTJ | ENTj | LIE |
| ENFP | ENFp | IEE |
| ESTJ | ESTj | LSE |
ここからは内向型です。J/Pが逆転します。例えば、MBTIの「INFP」はソシオニクスでは「EII(INFj)」で、最後の文字が「P」から「j」に変わります。同じように、MBTIの「INFJ」はソシオニクスでは「IEI(INFp)」で、「J」から「p」に変わります。
| MBTI | ソシオニクス | |
|---|---|---|
| 4文字表記 | 3文字表記 | |
| INTP | INTj | LII |
| ISFJ | ISFp | SEI |
| ISTP | ISTj | LSI |
| INFJ | INFp | IEI |
| ISFP | ISFj | ESI |
| INTJ | INTp | ILI |
| INFP | INFj | EII |
| ISTJ | ISTp | SLI |
赤字 = 内向型のJ/P逆転箇所(MBTIとソシオニクスで逆になる)
この逆転を知らないまま関係の情報を読むと、組み合わせそのものを取り違えます。例えば、MBTIの話で「INFPとENFJは相性がいい」という説明を見たとします。ソシオニクスの対応タイプに置き換えると、INFPはEII、ENFJはEIEで、2人の関係は消火関係です。ところが、INFPをソシオニクスのINFpと読むと、IEIとEIEの組み合わせになり、関係は鏡像関係に変わります。
同じ「INFPとENFJ」という文字の並びでも、どちらの体系の表記として読むかで、指している2人が変わります。 MBTIの相性の話とソシオニクスの関係論は、分析の枠組みも違います。片方の結論を、そのままもう片方に持ち込むことはできません。
ここまでで、表記がずれる理由を見てきました。次は、ネットで情報を読むときに、いま読んでいるのがどちらの体系の話なのかを見分ける方法です。
04大文字・小文字で見分ける
ネットで「INFP 相性」と検索すると、MBTIの話とソシオニクスの話が混ざって出てきます。どちらもINFPやENFJのような4文字のコードを使うので、同じ話に見えます。実際には、別の理論の情報が混ざっていることがあります。
末尾の1文字がまぎらわしくなった事情は、グレンコも書いています。
タイプ名の状況はますます複雑になっている。アメリカ人はユングの 合理性-非合理性 という用語を使うことを拒否し、別の用語 ― 判断-知覚(judging-perceiving) ― を支持した。
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The situation with type names becomes more and more sophisticated. The Americans refused to use Jung’s rationality-irrationality term in favor of a different one called judging-perceiving.
つまり、MBTIはユングの合理・非合理という呼び方をやめて、判断・知覚という別の名前にしたということです。ソシオニクスは合理・非合理の呼び方を残し、それを小文字のj/pで書きます。
そのため、手がかりは末尾の1文字です。例えば、MBTIの「INFP」とソシオニクスの「INFp」は、見た目はほぼ同じでも、別のタイプを指しています。見分け方は次の1つです。
ソシオニクスの4文字表記はMBTIとよく似ていますが、最後のJ/Pが大文字か小文字かで見分けられます。
大文字 J / P → MBTI®
INTP、ISFJ
4文字目が大文字ならMBTI表記
小文字 j / p → ソシオニクス
INTj、ISFp
4文字目が小文字ならソシオニクス表記
ポイント: 小文字のj/pが見えたら、それはソシオニクスの表記です。 内向型ではJ/Pの意味がMBTIとは異なります。
4文字表記の見分け方を確認したところで、もう1つの表記を見ておきます。ソシオニクスでは、ILEやSEIのような3文字のコードもよく使われます。グレンコは、2つの体系の表記の違いをこうまとめています。
アメリカの記号は4文字から成り、我々のものは3文字(ユング基準の組み合わせとしてのタイプ)、または2文字(コミュニケーション・アスペクトの組み合わせとして)から成る。
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American symbols consist of 4 letters, while ours of either 3 (type as a combination of Jungian criteria), or 2 (as a combination of communication aspects).
上の引用にあるユング基準は外向・内向のようなユングの分け方、コミュニケーション・アスペクトは情報要素のことです。言い換えると、MBTIは4文字で書き、ソシオニクスは3文字か、2つの要素の組み合わせで書くということです。2つの要素は主導機能と創造機能で、ILEならNe-Tiです。3文字のコードは、読み方の決まりが3つあります。
053文字表記の読み方
ILE・SEI・EIE・LSIのような3文字のコードは、1文字ずつに意味があります。そこから主導機能と創造機能を読み取れます。
各文字の意味
※ 1・2文字目の「I」は直観、末尾の「I」は内向を表します。同様に「E」は1・2文字目では倫理、末尾では外向を意味します。
解読してみよう:ILE(直観論理外向 / MBTI®対応 ENTP)
結果: ILEの機能の並びは Ne-Ti(外向直観・内向論理)
もう一例:LSI(論理感覚内向 / MBTI®対応 ISTP)
結果: LSIの機能の並びは Ti-Se(内向論理・外向感覚)
これで、MBTIの表記とソシオニクスの表記の読み方がそろいました。最後に、表記の取り違えを防ぐ方法をまとめます。
06混同を避けるには
いちばん確実なのは、4文字のラベルだけに頼らないことです。「INFP」や「INFj」のようなラベルは、どちらの体系の表記かで指すタイプが変わります。一方、「Fi-Ne」のような1番目と2番目の機能の組は、どちらの体系でも同じタイプを指します。マイヤーズも、J/Pの文字は内向型の主機能を直接には示さないと書いています。
JP 指向は、単純でアクセスしやすい反応において、自らを現す。ある細部を心に留めておけば、見事に第四の二分法として機能する。その細部とは—JP 指向は外的行動のみを扱い、したがって内向型の主機能を間接的にのみ指し示す、ということである。
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The JP preference does show itself in simple and accessible reactions. It serves admirably as the fourth dichotomy if one detail is borne in mind: It deals only with outward behavior and thus points only indirectly to the dominant process of the introvert.
つまり、J/Pは外から見える行動の違いを表す文字で、内向型の主機能は、この文字からは間接的にしか分からないということです。
そのため、4文字表記がどちらの体系のものか迷うときは、機能を直接確かめるのが確実です。「INFPですか?」と聞くより「主導機能はFiですか、Niですか?」と聞くほうが、表記の取り違えを避けられます。ただし、主導機能が同じタイプは2つずつあります(例えばFi主導はESIとEII)。主導機能だけでは、タイプは1つに決まりません。2番目の機能まで確かめます。
例えば、SNSで「INFPとENTJは最高の相性」という投稿を見かけたとします。そのときは、次の3つを順に確かめます。
まず、どちらの体系の話か。大文字のINFPなので、MBTIの表記です。次に、ソシオニクスの対応タイプに置き換えるとどうなるか。INFPはEII(INFj)、ENTJはLIE(ENTj)に対応します。最後に、この2タイプのソシオニクスの関係は何か。EIIとLIEは準双対関係です。補い合えるのは一部にとどまるとされる関係で、通説で最も良いとされる双対関係とは別のものです。
このように順に確かめるだけで、情報の取り違えを防げます。ラベルではなく、機能スタック(機能や情報要素の並び順)のうち、Ne-Tiのような1番目と2番目の機能の組で確かめる習慣をつけると確実です。確かめるのは3点です。1番目の機能は何か、2番目の機能は何か、そしてその組み合わせがどのタイプに該当するかです。
まとめ
MBTIとソシオニクスは、同じ4文字のコードを使っていても、指しているタイプが違う場合があります。内向型では、J/Pの定義の違いから末尾の文字が逆転するためです。また、MBTIは個人の類型記述を中心に発展し、ソシオニクスはタイプ間の関係を体系の内側に含むという違いもあります。
読むときは、まずどちらの体系の表記かを確かめ、迷ったら1番目と2番目の機能で確かめます。この2つで、関係の情報の取り違えを避けられます。
