デルタクアドラ 詳細解説
LSE・EII・IEE・SLI
デルタクアドラは、LSE・EII・IEE・SLIの4タイプからなるクアドラです。この記事では、ソシオニクスの研究者たちがデルタをどう書いてきたかを原典から逐語で引いて順に読み、研究者をまたいで残るデルタの姿を取り出します。取り出すのは、集まりの雰囲気、大事にすること、決め方、苦手の4つです。クアドラという考え方そのものの解説と、引用・翻訳の方針は共通の記事に置いてあるので、この記事は最初から最後までデルタの話になります。クアドラの全体像は、クアドラ詳細解説にまとめています。
先に結論を知りたい方は、11章「デルタクアドラとは結局何か」をご確認ください。
01デルタクアドラとはどんな人たちか
この章では、記事全体の答えを先に短く書きます。これは研究者の記述を並べて当サイトがまとめたもので、根拠になる原文は02章以降ですべて示します。
デルタの集まりの中心は、安心と実務です。落ち着いた歓談と、手を動かす共同作業が集まりの型で、大声の盛り上がりや力の押し合いは好まれません。
また、一人ひとりの空間と事情が尊重されます。ソシオニクス研究者のストラティエフスカヤは、内的世界に干渉しないことを、デルタの価値として書いています。
デルタが大事だと感じるのは、Te(外向論理)の実務の確かさと品質、Fi(内向倫理)の個別の誠実さ、Ne(外向直観)の可能性の育成、Si(内向感覚)の穏やかな快適さの4つです。逆に、力での圧迫、体系のための体系、感情の煽りは、デルタの価値の外にあります。
決め方の基本は、実務の資質と経験がある人の判断を尊重し、各自の領分には干渉しないことです。そのうえで、功績と経験は名乗ってよいものとして扱われます。
一方、苦手の側にあるのは、力の押し合い、期限で追い立てられること、そして抽象理論のための議論です。ストラティエフスカヤはこれに加えて、自分の空間と内的自由を侵されることをデルタの負担として挙げています。
02章以降は、この答えの根拠です。研究者ごとの記述を逐語で読み、一致と食い違いを整理したうえで、最終章でこの答えを詳しい人物像に広げます。
読この記事の読み方
この記事の中心は、研究者ごとの章です。01章で短い答えを示し、02章でこの4タイプが同じクアドラになる理由を確認します。03〜10章では、アウシュラからグレンコ、機関誌の研究者までの記述を逐語で読みます。
11章からは、研究者どうしの一致と食い違いを整理します。そのあと、会話、4タイプの違い、ほかのクアドラから見た姿、社会の中の位置、見分け方と進み、最後の人物像の章でまとめます。急ぐ読者は、01章の答えと各章末尾のまとめ、最終章だけでも通読できます。クアドラという考え方そのものの解説と、引用・翻訳の方法はクアドラ詳細解説にあります。
ページ冒頭の「コピーしてAIで要約!」を押すと、要約用の指示文とこのページの本文がクリップボードに入ります。これをAIに渡すと、要約のほか、引用の意味を聞いたり、研究者ごとの違いを整理させたりできます。長すぎるときは、章を分けて渡すと扱いやすくなります。
02デルタクアドラはなぜこの4タイプか
まず、デルタの枠組みを確認します。所属する4タイプ、価値として共有する4つの要素、そしてクアドラの内側の関係です。
デルタの4タイプが大事だと感じる情報要素(価値要素)は、Ne(外向直観)・Fi(内向倫理)・Si(内向感覚)・Te(外向論理)の4つです。同じ4つの要素を、タイプごとに別の位置に持っています。
| タイプ | 主導 | 創造 | 動員 | 暗示 |
|---|---|---|---|---|
| LSE | Te | Si | Ne | Fi |
| EII | Fi | Ne | Si | Te |
| IEE | Ne | Fi | Te | Si |
| SLI | Si | Te | Fi | Ne |
表は横に読みます。例えば、LSEの主導機能にあるTe(外向論理)は、EIIでは暗示機能(外から補ってほしい位置)に入っています。この主導と暗示の対応が、双対関係です。デルタでは、LSE–EIIとIEE–SLIの2組が双対ペアになります。
また、クアドラの中で成り立つ関係は、同一・双対・活性化・鏡像の4種だけです。残りの12関係は、相手が別のクアドラに属するときに生じます。そのため、デルタの内側には、価値がぶつかる組み合わせがありません。4種のうち双対と活性化が実際にどう見えるかは、07章のフィラトワの記述で扱います。
03アウシュラのデルタ
創始者のアウシュラがデルタを書くのは、ソシオン(16タイプ全体)を特性で2つに分けるときです。そこでは、デルタがどちら側に入り、何が「公然と議論される」かが書かれます。この章では、デルタに関わる3つの分け方、エネルギー循環のデルタの部分、そして気質を書いた1行を解説します。
声に出してよい話題
1つ目の分け方では、デルタはガンマと同じ第2グループに入ります。アウシュラは、それぞれのグループで自由に話される話題を、こう書いています。
特性が現れるのは、ソシオンを2部に分け、第1グループにクアドラ アルファとベータ、第2にガンマとデルタが入る場合。(中略)第1ペアでは、外的関係と客観的必要の問題(□〔Ti〕)、気分、鼓舞、無関心または陽気、興奮、憤慨、体験(▼〔Fe〕)が自由に議論される。(中略)第2グループ—ガンマとデルタ—は、願望、愛、憎悪(▽〔Fi〕)と行為(■〔Te〕)の問題を自由に議論する。
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Признак проявляется при делении социона на две части таким образом, что в первую группу попадают квадры альфа и бета, во вторую — гамма и дельта. (中略) В первой паре свободно дискутируются проблемы внешних отношений и объективных потребностей (), настроение, воодушевленность, апатичность или веселье, волнения, возмущения, переживания ().
つまり、デルタの会話で自由に話せるのは、願望・愛・憎悪と行為です。前者は個別の関係の実質、後者は実際にやることを指します。アルファとベータで自由に話される気分や興奮とは、話題の種類が入れ替わっています。
2つ目の分け方では、デルタはアルファと同じ賢明側に入ります。アウシュラは、賢明側と果敢側で公然と議論されることを、こう書いています。
賢明グループでは、潜在的可能性、能力の問題、対象と主体の内的内容と構造の問題が公然と議論される。(中略)体調、快・不快な感覚、痛み、要するに様々な感覚的喜びと不快の公然たる議論。(中略)果敢では、物質的・人的資源—運動エネルギー源—を蓄積する能力、自分の意志を示すこと(このため果敢と呼ばれる)が公然と議論される。
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У решительных открыто обсуждается умение накоплять материальные и человеческие ресурсы как источники кинетической энергии, проявлять свою волю (из-за того они и названы решительными).
上の引用にある思慮深いグループは賢明、決断的は果敢のことです。言い換えると、賢明側では、潜在的な可能性や能力の話と、体調や快・不快の話が公然と議論されます。可能性の話と心地よさの話が同じ場に並ぶのは、アルファとデルタが共有する特徴です。一方、果敢側で公然と議論されるのは、資源を蓄える力と、自分の意志を示すことです。
3つ目の分け方は民主と貴族で、デルタはベータとともに貴族側に入ります。アウシュラは、この分け方をこう書いています。
この特性はプログラム的である。(中略)この特性が現れるのは、ソシオンを2部に分け、第1グループ「民主主義者」に反対のクアドラ アルファとガンマが、第2グループ「貴族主義者」に反対のクアドラ ベータとデルタが入る場合である。反対のクアドラのペア—私たちがオクターブと呼ぶもの—は、各オクターブが2つのブロック化から形成されるという興味深い特性で異なる。
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Признак проявляется при делении социона на две части таким образом, что в первую группу, группу «демократов», попадают противоположные квадры альфа и гамма, во вторую группу «аристократов» — противоположные квадры бета и дельта.
上の引用にあるオクターブは、対角にあるクアドラの組のことです。つまり、アルファとガンマが民主側、ベータとデルタが貴族側で、どちらの側も対角の2つのクアドラでできています。
3つを重ねると、アウシュラのデルタは、関係と行為を率直に話し、可能性と快・不快を公然と議論する、貴族側のクアドラです。賢明側でありながら貴族側にあるので、アルファとは快の側を共有しつつ、ベータと同じく距離と序列の作法を取ります。この組み合わせが、デルタの位置の特徴です。
エネルギー循環の中のデルタ
アウシュラとレイニンの書簡には、クアドラごとのエネルギーの循環を、外向の要素の組み合わせで表にした一節があります。
クアドラ別エネルギー循環の発見(中略)
| クアドラ | 構成 | 機能 |
|---|---|---|
| α | ▲〔Ne〕▼〔Fe〕 | 潜在エネルギーと点火 |
| β | ▼〔Fe〕●〔Se〕 | 燃焼と運動エネルギーへの転換 |
| γ | ●〔Se〕■〔Te〕 | 運動エネルギーと使用、労働 |
| δ | ■〔Te〕▲〔Ne〕 | 運動エネルギー使用と追加潜在エネルギー自給 |
デルタの行は、Te(外向論理)とNe(外向直観)の組み合わせで、働きは「運動エネルギー使用と追加潜在エネルギー自給」です。上の引用にある運動エネルギーは実際に動いている力、潜在エネルギーはまだ使われていない可能性と読めます。つまり、デルタは力を使いながら、次の可能性を自分で補充するということです。循環の終点であると同時に、次の周回の準備でもある位置です。
内向の要素についても、同じ形の表があります。
白い要素でも同様:
| クアドラ | 構成 | 機能 |
|---|---|---|
| α | ○〔Si〕□〔Ti〕 | 自己感覚が距離を決める |
| β | □〔Ti〕△〔Ni〕 | 距離が時間を決める |
| γ | △〔Ni〕▽〔Fi〕 | 時間の流れが欲求・引力を生む |
| δ | ▽〔Fi〕○〔Si〕 | 欲求満足が自己感覚を変える |
上の引用にある白い要素は、内向の要素のことです。デルタの行はFi(内向倫理)とSi(内向感覚)で、「欲求満足が自己感覚を変える」と書かれています。言い換えると、関係が満たされると、体の調子まで変わるということです。デルタの快適さが人間関係とつながっている理由を、循環の言葉で書いた行と読めます。
気質の面では、デルタはアルファと同じ側に置かれます。アウシュラは、クアドラごとの感情の向きを、こう書いています。
悲劇主義と感情的高所恐怖症への傾性が、ベータとガンマのクアドラに固有である、また — 最も真面目なものをファルスとコメディに転じる傾性 — アルファとデルタのクアドラに。
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Склонность к трагизму и эмоциональной высокомерности присуща квадрам бета и дельта, а к превращению самого серьезного в фарс и комедию — квадрам альфа и дельта.
上の引用にあるファルスは、笑劇のことです。つまり、最も真面目なものを笑劇とコメディに変える傾向は、アルファとデルタに固有だということです。一方、悲劇に向かう傾向はベータとガンマのものとされています。デルタの静かな見た目の中に、笑いへ向かう感情の向きがある、という1行です。
このように、アウシュラのデルタは、関係と行為を率直に話し、可能性と快・不快を公然と議論する、賢明側の貴族です。エネルギーの面では、力を使いながら次の可能性を自給する、循環の終点にあります。感情は、悲劇ではなく笑いの側に向かいます。
まとめると、アウシュラはデルタを「関係と快を声に出してよい場」として定義し、その役割を自給に置いています。
この章の要点は、研究者ごとのページに短くまとめています。
04レイニンのデルタ
ソシオニクス研究者のレイニンは、クアドラを3つの特性で、それぞれ2つずつに分けました。デルタが属するのは、貴族・深刻(客観主義)・賢明の側です。この章では、この3つの特性と、レイニンの著書に残ったデルタの場面を解説します。
デルタは貴族・客観の側
レイニンは『ソシオニクス: 類型論・小集団』で、クアドラを分ける基準をこう書いています。
第1の基準、伝達手段:それらすべては貴族か民主のいずれかである。2つの「貴族」クアドラと2つの「民主」クアドラがある。(中略)客観的人々はガンマおよびデルタクアドラに属する。主観的人々はアルファおよびベータクアドラに属する。
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The first criterion, the means of communication: all of them are either aristocrats or democrats. There are two "aristocratic" and two "democratic" quadras. (中略) Objective people belong to gamma and delta quadras; subjective people belong to alpha and beta quadras.
この分け方では、デルタはベータとともに貴族側、ガンマとともに客観側に入ります。この分け方は、定義だけでなく、集団の振る舞いとしても観察されています。レイニンはインタビューで、実験のときの集団の様子をこう話しています。
「貴族/民主」を取ったとき、集団は非常に興味深く構造化されました。貴族型には個人的な距離があり、順番に発言し、相手の話を遮らず、序列が観察されます。民主型はたえず互いに発言を遮り、距離が近く、丁寧な話法は少なめです。
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Когда мы взяли аристократов-демократов, группы очень интересно структурировались. У аристократов есть личностное расстояние, говорят по очереди, не перебивают собеседника, прослеживается субординация. Демократы все время друг друга перебивают, расстояния ближе, меньше вежливых форм.
言い換えると、貴族型は人との距離を保ち、順番に話し、相手の話を遮らないということです。民主型はその逆で、互いに話を遮り、距離が近くなります。
距離の取り方と発言の順番は、著書の別の箇所でも、同じ見分けどころとして挙がっています。
実験中、これらのグループは区別しやすい。貴族タイプはできるだけ自身を他者から距離を置こうとし、決して誰かを遮らない。民主タイプは皆同時に話し、しばしば礼儀の共通規範を顧みない。
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During the experiments these groups are easy to distinguish. The aristocrats try to distance themselves from others as much as possible, they never interrupt anybody; democrats speak all at once, frequently neglecting the common norms of politeness.
インタビューと著書で、同じ観察が繰り返されていることが分かります。ここで観測されているのは、貴族側の2クアドラ(ベータとデルタ)に共通する型で、デルタ単独の観測ではありません。個人的な距離を保ち、順番に発言し、遮らないのは、ベータと同じ作法です。
この距離がデルタでは序列ではなく、互いの領分の尊重として働く、という読みは当サイトの思索です。根拠の突き合わせは、11章で行います。
3つ目の特性では、デルタはアルファと同じ賢明側に入ります。レイニンは、この特性の中身をどう取り出したかを、インタビューでこう話しています。
「賢明/果敢〔原文:рассудительность-решительность〕」。外見上はまったく同じです。(中略)何が同じだったのか—心地よさです。集団内で—もっとも心地よい集団。(中略)両者を分けるのは性的プログラムです。一方のプログラム—パートナーへの志向。もう一方—プロセスへの志向。(中略)意味論は自己報告とインタビューから取り出されました。
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Рассудительность-решительность. Внешне абсолютно одинаково. (中略) В чем была одинаковость? По комфортности. В группе — самая комфортная группа. (中略) Различаются они по сексуальной программе. Одна программа — направленность на партнера, другая — направленность на процесс. (中略) Семантика выявлена из самоотчетов и интервью.
上の引用にある慎重/決断は、賢明/果敢のことです。つまり、賢明と果敢は外から見ても区別がつかず、違いは自己報告とインタビューから取り出されたということです。集団の中で共通していたのは心地よさで、両者を分けたのは、パートナーへの志向かプロセスへの志向かでした。そのため、賢明側の判定は外見では付かず、本人の快適さの自己報告でしか取り出せません。
著書に残ったデルタの場面
レイニンの著書には、デルタの空気を伝える場面が1つ残っています。デルタクアドラの節で、レイニンは友人のIEEについてこう書いています。
IEE〔原文:ハクスリー〕は態度を示すことについても無頓着である。「おい、あんた、馬鹿か何かか!」と彼はついでのように言う。彼は冗談を言い、からかう。アルファ・クアドラの観点からすると、これらの冗談はまったく不適切だ。私には友人にIEE〔原文:ハクスリー〕がおり、彼が冗談を言うたびに私はびくっとし、毎回驚く。私の内なる存在が必ず反応するのだ。何ができるだろうか?ここでは本質的に何もできない。
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A Huxley is also careless in demonstrating his attitude. "Hey, man, are you stupid or what!” he says by the way. He is joking, teasing. From the point of view of the alpha-quadra those jokes are completely inappropriate. I have a friend, a Huxley. I twitch every time he jokes and every time I am amazed: my inner being invariably reacts. What could be done? Essentially nothing can be done here.
記録されているのは、IEE1人の物言いの無頓着さと、その冗談がアルファの側(レイニン自身)には毎回こたえる、という一人称の反応です。同じ物言いをデルタの側がどう受け取るかは、この記録からは分かりません。そのため、ユーモアの質がクアドラで分かれるというレイニンの一般論に、クアドラをまたいだ1例が付いた形と読めます。
まとめると、レイニンはデルタを、貴族側の2クアドラに共通する観測(距離を保ち、順番に発言し、遮らない)の側に置きます。一方で、話の方向は事実とデータの客観側、気質は賢明側です。デルタの位置は3つの二分法の交点として与えられ、デルタ単独の観測は著書に残る1例にとどまります。
この章の要点は、研究者ごとのページに短くまとめています。
05ブカロフのデルタ
ソシオニクス研究者のブカロフと、彼を中心とするキエフ学派のデルタの記述を、性格づけ、役割、組織、次の周回へのつながりの順で解説します。デルタには「楽観的実践家」という名前が与えられています。
楽観的実践家
ブカロフは、情報代謝の機能がどう形づくられるかを論じた論文で、デルタをこう書いています。
クアドラδは楽観的実践家のクアドラである。(中略)クアドラδには次の情報代謝タイプが含まれる: 1)論理感覚外向(LSE、Te(外向論理)〔原文:■(Te)55■(Te)56〕); 2)倫理直観内向(EII、Fi(内向倫理)〔原文:▽(Fi)57▽(Fi)58〕); 3)感覚論理内向(SLI、Si(内向感覚)〔原文:○(Si)59○(Si)60〕); 4)直観倫理外向(IEE、Ne(外向直観)〔原文:▲(Ne)61▲(Ne)62〕)。(中略)クアドラδでは実用性とともに友好性、利他性、発明への志向などが支配的である。クアドラδはクアドラαの思想を受容するが、クアドラγの後継者として実践的に実現し、その思想を埋め込み、その隠れた可能性が完全に汲み尽くされるまで磨き上げる。
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Квадра д - это квадра оптимистических практиков. (中略) Наряду с практичностью в квадре д доминирует дружелюбие, альтруизм, стремление к изобретательству и т.д. Квадра воспринимает идеи квадры 6, но реализует их практически как преемник квадры г, занимаясь их внедрением и совершенствованием до полного исчерпания их скрытых возможностей.
上の引用にあるIMタイプは、情報代謝タイプ(16のタイプ)のことです。言い換えると、デルタでは実用性と友好性と利他性が同時に強く表れるということです。そしてデルタの仕事は、アルファの思想を受け取り、ガンマの後を継いで実際に形にし、隠れた可能性が完全に汲み尽くされるまで磨き上げることです。
ブカロフはベータの世界感覚を「悲観主義」と書いています。それと正反対に、デルタでは楽観の実務が性格づけになっています。役割の定義は、クアドラ交替を論じた別の論文で、こう書かれています。
- δクアドラは、理論を静的に発展させ(増分はわずか)、達成・物質化され定着した成果を動的に導入するクアドラであり、成果は改善・完成されるだけである(技術)。これは発明家と合理化者のクアドラである。現状が定着しているため、人間の精神生活に多くの注意が集中する。優勢ダイアドはLSE–EIIである。クアドラ特性は、現状に満足すること(同調主義)、決断性の欠如、内向性(人間の内面世界への集中による主観主義)である。
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Квадра d - квадра статичного развития теории (прирост незначителен) и динамичного внедрения достигнутых и материализованных, устоявшихся результатов, которые лишь улучшаются и совершенствуются (технология). Это квадра изобретателей и рационализаторов. Ввиду устоявшегося положения вещей, большое внимание сосредоточено на духовной жизни человека. Доминирующая диада - ЛСЭ-ЭИИ. Квадровые характеристики: довольствуется существующим положением вещей (конформизм), нерешительность, интротимность (субъективизм ввиду сосредоточенности на внутреннем мире человека).
ブカロフの定義では、デルタは発明家と合理化提案者のクアドラです。理論の発展の伸びはわずかで、達成された成果を改善し、仕上げ続けます。既存の秩序への満足と、人間の内面世界への集中が、静かな安定の中身です。一方で、決断性に欠けることもクアドラの特性として挙げられ、優勢な双対の組はLSE–EIIとされています。
組織の中のデルタ
ブカロフは、タイプ間の関係を論じた論文で、4つのクアドラの組織の違いをこう書いています。
第1クアドラ(アルファ)の組織内では、人は通常、同志のチームの一部と感じ、思想生成者として、共通の風潮の創出に貢献する心地よい対話相手として評価される。第2クアドラの組織では、人はしばしば自分が大きな機械の歯車、この巨大なメカニズムの一部だと感じる。(中略)第3クアドラの社会または組織では、個人的成功が前面に押し出され(中略)第4クアドラの社会では、強調はもう個人的成功にではなく、個人的実現とそのための好ましい条件の創出に置かれる。(中略)安定した集団の中核には、しばしばクアドラが形成される。(中略)そのときリーダーは自分の指示を部下の言語に翻訳するのに多くの労力を使わなくて済む。
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В организации 2-й квадры человек себя очень часто чувствует винтиком или частью этой большой машины, этого огромного механизма.
4つの組織を並べると、デルタの組織が重んじるのは、個人的成功ではなく個人的実現と、そのための好ましい条件づくりです。個人的成功を前に出すのはガンマの組織です。勝つことより、各自が力を発揮できる環境を整えることが軸で、01章の答えに置いた「各自の領分には干渉しない」の組織版と言えます。また、安定した集団の中心にはクアドラができやすく、そのときリーダーは、自分の指示を部下の言葉に言い換える手間が少なくて済むとされています。
また、ブカロフは同じ論文で、ガンマから受け継いだ要素がデルタでどう組み替わるかを書いています。
第4クアドラ(デルタ)に残るのは関係倫理(Fi(内向倫理)〔原文:▽Fi〕)であるが、それは可能性の直観(Ne(外向直観)〔原文:▲Ne〕)と結合する。(中略)第4クアドラでは、人の個人的特殊性、その実現可能性への関心がはるかに強い。(中略)第3クアドラにあったビジネス論理(Te(外向論理)〔原文:■Te〕)は、第4クアドラでは白い感覚(Si(内向感覚)〔原文:○Si〕)と結合し、それゆえ関心は財務領域から生産領域へ移行し(中略)最高の要求を満たすという領域へ移行する。
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Итак, в 4-й квадре у нас остается этика отношений ( ), но она уже соединяется с интуицией возможностей ( ), (中略) В 4-й квадре гораздо выше интерес к индивидуальным особенностям человека и возможностям его реализации. (中略) С другой стороны, деловая логика ( ), которая была в 3-й квадре, в 4-й квадре соединяется с белой сенсорикой ( ), а поэтому из сферы финансовой интересы перемещаются в сферу производства (中略) переходят в область удовлетворения наиболее высоких запросов
上の引用にある関係倫理はFi(内向倫理)、ビジネス論理はTe(外向論理)のことです。Fi(内向倫理)はNe(外向直観)と組んで、「人の個人的特殊性と実現可能性」への関心になります。Te(外向論理)はSi(内向感覚)と組んで、関心が財務から生産と品質へ移ります。
つまり、ガンマと同じ2つの要素が、デルタでは人を育てる方向と物を仕上げる方向に使われるということです。循環の続きも、同じ論文に書かれています。
彼は第4クアドラ(デルタ)の萌芽を指摘する—組織間の市場・消費者をめぐる競争が、個々人間の自分の個性を発現する可能性をめぐる競争に移る、と。そして企業は提供サービスのレベルを上げることで、特に幅・スペクトル・品質などで、個別消費者をめぐって戦い始める。(中略)第4クアドラの段階でプロセスは終わらない、その進行は続く。(中略)少しずつ新しい思想がさまよい、その後それが何らかの反響を得て、社会活動家、政治家などのイニシアチブ・グループが生じ、すべてが新たに始まる。
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На фазе 4-й квадры процесс не заканчивается, его ход продолжается. (中略) И вот потихонечку бродят новые идеи, потом они получают какой-то резонанс, возникает инициативная группа людей — общественных деятелей, политиков и пр., и все начинается по новой.
ここで、競争がなくなるとは書かれていません。競争の軸が、市場の勝敗から「個性を発現する可能性」へ移ります。企業は、提供サービスの幅と品質で、個別の消費者をめぐって戦い始めます。デルタの段階でも、個人間と企業間の競争は続くという記述です。
そして、デルタの段階で過程は終わらず、新しい思想が芽生えてすべてが新たに始まります。つまり、デルタは終点であると同時に、次のアルファへの折り返しです。
このように、ブカロフのデルタは楽観的実践家で、実用性と友好性と利他性を同時に持ちます。アルファの思想を、その可能性が汲み尽くされるまで磨き上げる、発明家と合理化提案者のクアドラです。組織では個人的実現の条件づくりが軸になり、関心は財務より生産と品質、人の特殊性とその実現に向かいます。
ブカロフの見方をまとめると、デルタは成果を磨いて人を育て、次の始まりに折り返す段階を担うということです。
この章の要点は、研究者ごとのページに短くまとめています。
06ストラティエフスカヤのデルタ
ストラティエフスカヤの記述は、デルタの価値と生き方を最も詳しく書いたものです。この章では、構成、継承、価値、生き方、貴族性、負担の中心の順で解説します。
ベータと同じクラブ、逆の支配
ストラティエフスカヤは『お別れしないために』で、デルタの構成をこう書いています。
第四クアドラ(デルタ)の特徴(中略)第四クアドラは倫理-直観タイプと論理-感覚タイプから成り、この点で第二クアドラと似ている。(中略)まず第一に「黒」論理(Te(外向論理)〔原文:■(Te)=Te〕)と「白」倫理(Fi(内向倫理)〔原文:▽(Fi)=Fi〕) — これらは第四クアドラを第三クアドラに近づけるアスペクトである。さらにここでは再び「黒」直観(Ne(外向直観)〔原文:▲(Ne)=Ne〕)と「白」感覚(Si(内向感覚)〔原文:○(Si)=Si〕)が現れる — これらは第四クアドラを第一クアドラに近づけるアスペクトである。
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В первую очередь это "черная" логика и "белая" этика — аспекты, сближающие четвертую квадру с третьей. Также здесь снова появляются "черная" интуиция и "белая" сенсорика — аспекты, сближающие четвертую квадру с первой.
上の引用にある第四クアドラはデルタ、第一から第三はアルファ・ベータ・ガンマのことです。アスペクトは、情報要素を指します。
つまり、デルタはベータと同じクラブ(倫理・直観のタイプと論理・感覚のタイプ)でできていて、支配する側面が反転しています。ベータが価値とするFe・Ni・Ti・Seに対して、デルタが価値とするのはFi・Ne・Te・Siで、同じ4つの側面の内向・外向が逆になっています。
価値の側では、実務と誠実(ガンマと共有)に、可能性と快適(アルファと共有)が再び加わります。2つの隣のクアドラの良いところを併せ持つ構成です。
この構成から、デルタの中にできる2組の双対を、ストラティエフスカヤはこう挙げています。
第四クアドラ(デルタ)では以下の双対・ダイアドが形成される:(中略)合理ダイアド シュティルリッツ — ドストエフスキー(中略)そして非合理ダイアド ハクスリー — ギャバン
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В четвертой квадре образуются следующие дуальные диады: рациональная диада Штирлиц — Достоевский (中略) и иррациональная диада Гексли — Габен
上の引用にあるシュティルリッツはLSE、ドストエフスキーはEII、ハクスリーはIEE、ギャバンはSLIの愛称で、ダイアドは2人組のことです。つまり、合理のペアがLSE–EII、非合理のペアがIEE–SLIです。02章の表で見た2組の双対ペアと同じ組み合わせになっています。
人道主義の受け取り
ストラティエフスカヤは、デルタが前のクアドラから何を受け継ぐかを、こう書いています。
第三クアドラ(ガンマ)から遺産として、第四クアドラは、鮮やかに発現された人道主義的傾向を持つかなりよく整備され安定化した社会を受け取る。(中略)その世界感覚において、世界知覚の非合理アスペクトにおいて、第四クアドラは第一クアドラに似ている — これは大多数が開放的で好意的な人々で、自分の人生経験を体験し、自分の家での居心地と幸福、地球上の平和と平穏を評価する術を心得た人々である。(中略)世界観で第四クアドラが第一クアドラに似ているなら、実現において第三クアドラに似ている — 「業務論理(■(Te)=Te)」のアスペクトはここで、すでに試験され確立した技術的達成を導入する道具として現れる。
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В наследство от третьей квадры четвертая получает довольно благоустроенное, стабилизировавшееся общество с ярко выраженными гуманистическими тенденциями. По своему мироощущению, по иррациональным аспектам мировосприятия четвертая квадра похожа на первую — это в большинстве своем открытые и доброжелательные люди, выстрадавшие свой жизненный опыт, умеющие ценить уют и благополучие в своем доме, мир и покой на Земле.
デルタは、人道主義の傾向を持つ、整って安定した社会をガンマから受け継ぎます。そのうえで、世界観はアルファに似て、実現の仕方はガンマに似ます。アルファに似るのは、開放的で好意的なこと、家の居心地と平和を大事にすることです。ガンマに似るのは、試験済みの確立した技術を導入することです。デルタの位置づけが、1つの段落で出ています。
実務の中身は品質です。ストラティエフスカヤは、デルタの業務論理をこう書いています。
第四クアドラの業務論理 — それは進歩的な技術と高度に熟練した労働、安定した経済の条件下での発明性と合理化である。肯定的業務論理のアスペクトは、論理感覚外向(シュティルリッツ)によって第三クアドラにもたらされ、肯定的関係倫理のアスペクトは — 倫理直観内向(ドストエフスキー)によってもたらされた。
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Поэтому деловая логика четвертой квадры — это прогрессивные технологии и высококвалифицированный труд, изобретательность и рационализация в условиях стабильной экономики.
業務論理は、Te(外向論理)のことです。デルタの実務は、進歩的な技術と高度に熟練した労働、そして安定した経済のもとでの発明と合理化です。デルタの実務は突破ではなく、熟練と改善の形を取ります。突破に向かうのはガンマです。また、Te(外向論理)とFi(内向倫理)の肯定的な面は、LSEとEIIによってガンマにもたらされたと書かれています。
デルタが向かう先は、次のように書かれます。
第四クアドラ(デルタ)は自分にそのような課題を立てず、すべて前へ向かう — 社会の倫理的完成へ、道徳的理想へ、最高の人道主義と高い精神性へ。古いもの — 残酷さと暴力 — への回帰はもはや不可能だと考えながら。(中略)第四クアドラでは、第三クアドラのときよりもはるかに大きな程度で、人格の権利が体系の権利よりも優越する。
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В четвертой квадре права личности превалируют над правами системы в гораздо большей степени, чем это было в третьей квадре.
デルタが向かうのは、社会の倫理的な完成と、高い精神性です。残酷さと暴力へ戻ることは、もうできないと考えています。
そして、人格の権利が体系の権利に優越します。デルタの人道主義は、宣言ではなく、優先順位の構造として書かれています。
価値と生き方
ストラティエフスカヤは、デルタの社会的な使命と、そこで再び現れる価値を、こう書いています。
安定した社会、この場合は第四クアドラ(デルタ)の社会的使命は、まさに、社会のその後の形態における生命を延長できる新しい、生まれつつある社会的関係のための肥沃な土壌を準備することにある。(中略)第四クアドラには再び、「可能性直観(−Ne(外向直観)〔原文:-▲(Ne)=-Ne〕)」のような支配的価値観が現れる。それは未来に属する価値観である。なぜなら、その先それは新しい社会的螺旋の第一クアドラに移行するからである。
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Социальная миссия стабильного общества, а в данном случае четвертой квадры, как раз в том и заключается, чтобы подготовить благодатную почву для новых, зарождающихся социальных отношений, способных продлить жизнь общества в его последующих формах. (中略) В четвертой квадре снова появляется такая доминирующая ценность, как "интуиция возможностей" (-ЧИ), ценность, которой принадлежит будущее, поскольку в дальнейшем она переходит в первую квадру нового социального витка.
言い換えると、デルタの使命は、次の社会を育てる土壌を準備することです。そのため、デルタでは可能性直観(Ne)が再び価値として現れます。Ne(外向直観)は、次の螺旋の第一クアドラ(アルファ)へ移っていく、未来に属する価値とされています。
この可能性は、デルタの中では関係の倫理と組んで扱われます。
第四クアドラ(デルタ)では、それは肯定的関係倫理によって守られている — 個性と自己表現の自由への人格の権利として。社会的・政治的安定性の条件下でのみ、精神的・倫理的解放、人物の個性の認識、その内的世界への不干渉といった価値観が発達できる。そしてまさにそのような社会的条件下で、第四クアドラの代表者は最も心地よく感じ、最も完全に自分を実現できる。
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Только в условиях социальной и политической стабильности могут развиваться такие ценности, как духовная и этическая раскрепощенность, признание индивидуальности человека и невмешательство в его внутренний мир. И именно в таких социальных условиях представители четвертой квадры чувствуют себя наиболее комфортно и могут реализовать себя наиболее полно.
デルタでは、可能性は関係倫理(Fi)によって、個性と自己表現の自由への権利として守られます。個性の認識と、内的世界への不干渉が、そのまま価値として明記されています。そして、社会と政治が安定した条件のもとで、デルタは最も心地よく、最も自分を実現できるとされています。
第四クアドラ(デルタ)の最後の支配的価値観は —「Si(内向感覚)〔原文:○(Si)〕」のアスペクト — 感覚論理内向(SLI〔原文:ギャバン〕、SLI)のプログラム・アスペクトである。(中略)例えば、便利な労働条件の創出、一度確立した秩序を変えたくないという気持ち、不快な感覚を最小限に抑える志向としてである。(中略)第四クアドラではリスク、強行軍、過剰緊張、混乱の状況下で働くのを好まない — それは不快である。職場の便利さとともに、ここでは集団の調和と仲間内の好意的な関係が評価される。労働は、人間の自分を創造的に実現する自然な必要性として知覚される。
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В четвертой квадре не любят работать в обстановке риска, аврала, перенапряжения и хаоса — это неприятно. Наряду с удобством рабочего места здесь ценятся слаженность коллектива и доброжелательные отношения в нем. Труд воспринимается как естественная потребность человека творчески себя реализовать
上の引用にあるプログラム・アスペクトは、主導機能の要素のことです。言い換えると、デルタはリスクや強行軍、過剰な緊張を避け、便利な労働条件と仲間内の好意的な関係を整えるということです。一度確立した秩序は変えたくなく、不快な感覚はできるだけ減らそうとします。
そのうえで、労働そのものが、自分を創造的に実現する自然な必要として受け取られています。ベータの「訓練」とも、ガンマの「突破」とも違う、デルタの働き方の型です。
貴族性と、負担の中核
ストラティエフスカヤは、デルタを「貴族のクアドラ」と呼び、その作法をこう書いています。
第四クアドラ(デルタ) — 「貴族のクアドラ」である。(中略)第四クアドラでは、人物をその称号と職位で紹介すること、また自分の個人的功績、経験、権威、識別の印に言及することが規範とみなされる。(中略)第四クアドラでは、多面的興味、並外れた能力、傑出した功績を持つ人物であることが非常に名声の高いものとされている。個人的功績はここで人物の能力実現の度合いの指標であり、第二クアドラでは個人的功績 — それは体系への忠実の指標である。
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Четвертая квадра — "квадра аристократов". (中略) В четвертой квадре считается нормой представлять человека по его титулам и званиям, а также ссылаться на свои личные заслуги, опыт, авторитет и знаки отличия. (中略) Личные заслуги здесь показатель степени реализации способностей человека, в то время как во второй квадре личные заслуги — это показатель преданности системе.
デルタの貴族性とは、称号と功績を名乗ってよい作法のことです。ですが、功績の意味はベータと違います。ベータでは体系への忠実さの指標で、デルタでは能力をどこまで実現したかの指標です。序列のためではなく、その人が何をどこまで実現したかの表示として、肩書が使われます。
一方、負担の中心は防衛の側にあります。ストラティエフスカヤは、デルタが何を恐れるかを、こう書いています。
外部からの不快な干渉から自分を守る志向が、第四クアドラ(デルタ)の代表者に絶えず自分の最小限の生活空間を守ることを強いる(「我が家は我が城」)。(中略)第四クアドラの代表者は、何らかの外的条件と状況によって縛られることを非常に恐れる。外部からの圧力を恐れ(意志感覚(−Se(外向感覚)〔原文:-●(Se)=-Se〕)のアスペクトはここで押しのけられた価値観である)、自分の便利さ、自分の幸福、個人の権利、内的自由への侵害を恐れる。
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Стремление оградить себя от неприятного вмешательства извне постоянно вынуждает представителей четвертой квадры защищать свое минимальное жизненное пространство ("Мой дом — моя крепость"), (中略) Представители четвертой квадры очень боятся быть стесненными какими-либо внешними условиями и обстоятельствами. Боятся давления извне (аспект волевой сенсорики (-ЧС) здесь вытесненная ценность), боятся покушения на свои удобства, свое благополучие, личные права и внутреннюю свободу.
ここでいう押しのけられた価値観とは、デルタが価値としない要素のことです。アルファの負担は「話させてもらえないこと」、ベータは「弱い側に置かれること」、ガンマは「人生から外されること」とされます。それに対し、デルタの負担は「自分の空間と自由を侵されること」です。
「我が家は我が城」の言葉どおり、デルタは絶えず最小限の生活空間を守ります。そして、外的な条件に縛られることと、外からの圧力を恐れます。その防衛の実例として、ストラティエフスカヤはSLIをこう書いています。
第四クアドラ(デルタ)のいかなる代表者と同じく、SLI〔原文:ギャバン〕は自身の内的自由と独立を非常に大切にし、誰にもそれを侵害させない:上司の前で怖気付かず、命令調に従わず、号令に反応しない—いかなる状況でも、自身の判断のみに従って行動する。
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Как любой представитель четвертой квадры, Габен очень ценит свою внутреннюю свободу и независимость и никому не позволит на нее посягать: перед начальством не робеет, приказному тону не подчиняется, на команды не реагирует — в любой ситуации поступает только по собственному усмотрению.
SLIは、上司の前でも怖気づかず、命令口調や号令には従わず、自分の判断だけで動くとされています。自分の内的な自由と独立を侵させないこの姿勢を、ストラティエフスカヤはデルタの代表者に共通するものとして書いています。
デルタクアドラコンプレックス「切られた翼」
ストラティエフスカヤは、4つのクアドラそれぞれに、固有の「クアドラコンプレックス」を1つずつ置いています。本人のブログの連載「クアドラコンプレックス」(2009年)では、どのコンプレックスも、そのクアドラで価値とされる4つの要素の組み合わせから生まれると説明されます。デルタのコンプレックスは、こう書かれています。
デルタの人々が恐れるのは、自分の創造的な計画と、それに結びついた希望や幻想が壊されること、自分の能力や、創造と可能性の潜在力を低く見積もられることだ。自分の創造の潜在力を伸ばす条件と可能性を制限されることを恐れ、創造的な構想の「翼」を切る「足払い」を恐れ、まだ仕上がっていない仕事を貶める批判を恐れる。(中略)他人より高く上がる可能性を失う恐れ、現実の、あるいはそれに代わる優位に届く可能性を失う恐れ(創造的な計画の実現に結びついた希望や幻想が壊されること、その途上で生じる禁止と人為的に持ち込まれる障害への恐れ、創造的な主導権と創造の潜在力を力ずくで制限され、抑えつけられることへの恐れ)を、私たちは便宜上、デルタの「切られた翼」のコンプレックスと呼ぶ。
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Дельта-квадралы боятся: - разрушения их творческих планов и связанных с ними надежд и иллюзий, - недооценки их способностей, творческого и возможностного потенциала, - боятся ограничения условий и возможностей развития их творческого потенциала, - боятся "подсечек", подрезающих "крылья" их творческих замыслов, - боятся уничижительной критики ещё не завершённой работы, (…) СТРАХ УТРАТЫ ВОЗМОЖНОСТЕЙ ВОЗВЫСИТЬСЯ НАД ДРУГИМИ, СТРАХ УТРАТЫ ВОЗМОЖНОСТЕЙ ДОСТИЖЕНИЯ РЕАЛЬНЫХ ИЛИ АЛЬТЕРНАТИВНЫХ ПРЕИМУЩЕСТВ (РАЗРУШЕНИЕ НАДЕЖД И ИЛЛЮЗИЙ, СВЯЗАННЫХ С РЕАЛИЗАЦИЕЙ ТВОРЧЕСКИХ ПЛАНОВ, СТРАХ ЗАПРЕТОВ И ИСКУССТВЕННО НАСАЖДАЕМЫХ ПРЕПЯТСТВИЙ, ВОЗНИКАЮЩИХ НА ЭТОМ ПУТИ, СТРАХ НАСИЛЬСТВЕННЫХ ОГРАНИЧЕНИЙ И ПОДАВЛЕНИЯ ТВОРЧЕСКОЙ ИНИЦИАТИВЫ И ТВОРЧЕСКОГО ПОТЕНЦИАЛА) МЫ УСЛОВНО НАЗЫВАЕМ ДЕЛЬТА-КВАДРОВЫМ КОМПЛЕКСОМ "ПОДРЕЗАННЫХ КРЫЛЬЕВ".
言い換えると、デルタの人が恐れるのは、創造的な計画が実を結ぶ前に、外から潰されることです。まだ仕上がっていない仕事への貶める批判や、途中で持ち込まれる禁止と障害が、構想の「翼」を切るものとして挙げられています。
4つのクアドラコンプレックスを並べた解説は、クアドラコンプレックスで読めます。
同じ連載は、4つのコンプレックスに共通する芯を、生きていくのに欠かせない条件から押し出されることへの恐れとまとめています。デルタでは、それが将来に向けて暮らしの条件を良くしていくための優先順位から押し出されることとして現れます。
前の節では、外的な条件に縛られることへの恐れを見ました。それと並べると、デルタが守ろうとするものは、いまの生活空間と内的自由だけでなくまだ形になっていない計画にまで及んでいます。
このように、ストラティエフスカヤのデルタは、ガンマから人道主義と実務を、アルファと同じ側から開放的な世界観を受け取ったクアドラです。人格の権利が体系に優越し、干渉しないことが価値になり、労働は熟練と改善と自己実現の形を取ります。貴族性は功績を名乗る作法で、負担の中心は空間と内的自由の防衛です。コンプレックスの名前は「切られた翼」で、創造の計画を外から潰されることへの恐れを指します。
一言でいえば、ストラティエフスカヤのデルタは、自分の空間を守りながら、着実に完成へ向かうクアドラです。
この章の要点は、研究者ごとのページに短くまとめています。
07フィラトワのデルタ
ソシオニクス研究者のフィラトワのクアドラの記述は、タイプどうしの関係のしくみが中心で、デルタの節には生活場面の実例が付いています。実例は、レマルク『三人の仲間』の人物と、フィラトワ自身の知人から取られています。
2組の双対
フィラトワは『ソシオニクスの鏡の中の人格』で、デルタの2組の双対を、タイプごとの呼び名とともにこう挙げています。
第4クアドラ(デルタ)
双対:
- LSE、プロフェッショナル、LSE〔原文:シュティルリッツ〕、Te-Si
- EII〔原文:ドストエフスキー〕、ヒューマニスト、Fi-Ne
双対:
- IEE〔原文:ハクスリー〕、イニシエーター、Ne-Fi
- SLI、マスター、SLI〔原文:ギャバン〕、Si-Te
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4-я квадра дуалы: ЛСЭ, Профессионал, Штирлиц, ЧЛ-БС ЭИИ, Достоевский, Гуманист, БЭ-ЧИ дуалы: ИЭЭ, Гексли, Инициатор, ЧИ-БЭ СЛИ, Мастер, Габен, БС-ЧЛ
呼び名で並べると、デルタの2ペアは、プロフェッショナルとヒューマニスト、イニシエーターとマスターです。どちらも、実務の側と人を見る側が組む形になっています。
双対の一般的なしくみ(完全な相補と、守られている感覚)は、ほかのクアドラの記事と共通です。フィラトワは、双対のペアで起きることを、こう書いています。
双対のペアにおいては、これほどまでに見事な支えと理解が実現されるため、それぞれが自分は守られていると感じる。そのとき、それぞれが何をしても、何を言っても—すべてが適切であり、すべてが良く、すべてが正しい。これ自体が、自分は良い人間、善良な人間であるという感覚をもたらし、自分自身の高い価値の感覚をもたらす。そしてこの感覚こそ、あらゆる人間の基本的な欲求の一つである。
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В дуальных парах осуществляется такая прекрасная поддержка и понимание, что каждый чувствует себя защищенным. При этом что бы ни сделал каждый, что бы ни сказал — все уместно, все хорошо, все правильно. Это само по себе дает ощущение, что ты являешься хорошим, добрым человеком, дает ощущение высокой собственной значимости. А это чувство — одна из основных потребностей каждого человека.
言い換えると、双対の2人は、何をしても何を言っても受け入れられていると感じるということです。その感覚が、自分は善良な人間だという感覚と、自分の価値の感覚につながります。フィラトワは、この感覚を人の基本的な欲求の1つとしています。ここからは、デルタの実例に進みます。
文学と実生活のデルタ
フィラトワは、デルタの活性化関係の例として、『三人の仲間』のケステルとロベルトをこう書いています。
第4クアドラ(デルタ)におけるこの関係の例を、ケステルとロベルトの間で見てみよう。(中略)この関係はどこか双対関係を思わせるが、そこには完全な補償はない。(双対関係では、相互作用は第1機能と第4機能を通じて行われることを思い出そう。)それでもなお、ここでもパートナー同士は互いをうまく支え合うことができる。ただし、彼らは合理性―非合理性の尺度において異なるため、何らかの状況で生活のリズムの違いがそれを妨げない限りにおいてであるが。(中略)最も円満な夫婦の割合が高いのは、まさに双対関係とともに、活性化関係にある配偶者たちの間であると言えば十分だろう。
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Рассмотрим пример этих отношений в 4-й квадре между Кестером и Робертом. (中略) Эти отношения чем-то напоминают дуальные, но в них нет полной компенсации. (中略) И тем не менее, здесь партнеры также способны хорошо поддержать друг друга, если только им не помешает в каких-то ситуациях различие по ритмам жизни, ведь они отличаются по шкале рациональности— иррациональности.
上の引用の括弧の中の機能の番号は、フィラトワが使う4つの機能のモデルでの番号で、モデルAの番号とは異なります。つまり、活性化は双対に似ているが、補い合いは完全ではないということです。それでも、2人は互いをうまく支え合えます。ただし、合理と非合理の違いから、生活のリズムの違いが支え合いを妨げることもあります。
そのうえでフィラトワは、双対と並んで円満な夫婦が多いのが活性化だと観察しています。実生活の例は、こう書かれています。
興味深いことに、著者の知人の一人(SLI型)も、まったく同様のことを行った。彼の娘(EII型)が家庭内のいざこざのためにストレス状態にあったとき、彼は単に、かなり荒れた海でモーターボートに乗ることを彼女に提案した。その結果、若い女性はすぐに落ち着きを取り戻し、困難な人生の状況を冷静に評価できるようになった。
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Интересно, что совершенно аналогично поступил один из знакомых автора (психотип СЛИ), когда его дочь (психотип ЭИИ), находилась в состоянии стресса из-за своих семейных неурядиц. Он просто предложил ей покататься на катере по достаточно бурному морю, в результате чего молодая женщина быстро успокоилась и стала трезво оценивать трудную жизненную ситуацию.
言葉で慰める代わりに、荒れた海のモーターボートに乗せたということです。SLIの父が、EIIの娘のストレスに、感覚の体験で応じた1例です。実生活の例としてフィラトワが挙げているのは、この1件だけです。
フィラトワは、同じ『三人の仲間』と『三銃士』から、活性化の例をさらに挙げています。
活性化の関係は、パットとレンツをも結びつけている。(中略)銃士の4人組においては、この種の関係をアトスとポルトスの間、そしてダルタニャンとアラミスの間に見ることができる。残念ながら、彼らの具体的な現れとしての特徴的な状況を見つけるのは難しいが、明らかなのは、彼らの関係が実際に良好であるということであり、銃士たちを固い友情が結びつけているのも当然のことなのである。
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В четверке мушкетеров такие отношения мы можем наблюдать между Атосом и Портосом, а также между д'Артаньяном и Арамисом. К сожалению, трудно найти характерную ситуацию их конкретных проявлений, очевидно лишь то, что отношения действительно хорошие, недаром мушкетеров соединяет крепкая дружба.
『三人の仲間』では、パットとレンツも活性化の関係にあり、三銃士の2組もこの関係の例とされています。具体的な場面は見つけにくいものの、関係が良好なのは明らかで、銃士たちが固い友情で結ばれているのも当然だ、とフィラトワは書いています。
クアドラへの拡張
フィラトワは、双対という名前の由来を、こう説明しています。
ソシオニクスでは、この種の関係は、完全な相補、すなわち双対化の関係と呼ばれる。実際、この「相補性」は、モデル・ユングにおいて諸機能がその強さにおいて逆の順序を持つという点によく表れている。
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Такого рода отношения в соционике носят название отношений полного дополнения или дуализации. Действительно, «дополнительность» здесь хорошо просматривается в том, что в моделях Юнга функции имеют обратный порядок по своей силе
上の引用にあるモデル・ユングは、ユングが挙げた4つの機能だけを使うモデルのことです。言い換えると、双対の2人は、機能の強さの順が互いに逆になっているので、完全に補い合えるということです。
これをクアドラへ広げると、デルタの主導機能の並びは、Te(LSE)・Fi(EII)・Ne(IEE)・Si(SLI)です。実務、誠実、可能性、快適という、生活を成り立たせる持ち場が主導機能の並びだけでそろいます。そのうえで、活性化はLSE–IEEとEII–SLI、鏡像はLSE–SLIとEII–IEEの組です。
このように、フィラトワのデルタは、プロフェッショナルとヒューマニスト、イニシエーターとマスターが組む4人組です。デルタの節には、活性化関係の実例が、文学と実生活の両方から残っています。
まとめると、デルタはまず、生活の場面で互いを支える関係の単位です。これがフィラトワのクアドラの記述から取り出せるデルタ像です。
この章の要点は、研究者ごとのページに短くまとめています。
08カルペンコのデルタ
ソシオニクス研究者のカルペンコは、8つの情報要素がクアドラごとにどれだけ広く扱われるかを、次元数(1から4)で順位づけました。次元数が大きいほど、その要素を場面を問わず広く扱えるとされています。
デルタの並びは4段階に分かれます。四次元がSi(内向感覚)とTe(外向論理)、三次元がNe(外向直観)とFi(内向倫理)です。二次元はNi(内向直観)とFe(外向倫理)、一次元はSe(外向感覚)とTi(内向論理)です。この章では、原典に説明のある要素から順に解説します。
四次元と三次元にあるもの
カルペンコは、デルタのSi(内向感覚)をこう書いています。
白い感覚(Si(内向感覚)〔原文:○(Si)〕)がもっとも強力に現れるのは第4クアドラ(デルタ)のタイプにおいてである。まさにこのクアドラでこの機能は芸術の高みにまで引き上げられており、美的—という規定が完全な度合いで当てはまる。(中略)周囲の空間を整えることに関わる事柄では、親身な助言と具体的な助けを常に当てにしてよい。しかもこれは、タイプによらず、クアドラδのほぼすべての代表者に当てはまる。(中略)空間とその中にあるすべてのものの改善、完成は—自己目的ではなく、四次元の白い感覚の働きの「副産物」にすぎない。
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Наиболее мощно белая сенсорика () проявляет себя у типов четвертой квадры. Именно в этой квадре эта функция поднята на высоту искусства, и ей в полной мере соответствует определение — эстетическая. (中略) Зато вы всегда можете рассчитывать на добрый совет и конкретную помощь в том, что касается обустройства окружающего пространства, причем это справедливо практически для всех представителей квадры δ, независимо от типов. (中略) Но улучшение, совершенствование пространства и всего, что в нем находится, — не самоцель, а лишь «побочный продукт» действия четырехмерной белой сенсорики.
カルペンコの評価では、デルタのSi(内向感覚)は、芸術の高みに達する四次元です。空間を整える事柄では、タイプによらず、親身な助言と具体的な助けを当てにしてよいとまで書かれています。そして、空間の改善と完成は目的そのものではなく、四次元のSi(内向感覚)が働いた結果の「副産物」とされています。
実務も、同じ四次元です。カルペンコは、デルタとガンマの品質への態度を比べて、こう書いています。
実際、ソシオンで最大の次元数をもつビジネス論理(Te(外向論理)〔原文:■(Te)〕)が現れるのは第4クアドラ(デルタ)である。第3クアドラと第4クアドラの「品質」概念への態度の違いに注目しよう。(中略)第4クアドラにとっても第3クアドラにとっても黒い論理(Te(外向論理)〔原文:■(Te)〕)は価値である。(中略)品質が自己価値的で自己充足的な概念であるのは第4クアドラにとってだけだと気づくだろう。(中略)第3クアドラでは、この問いはいくぶん違ったふうに解かれる: 品質の改善・向上への支出の水準は、全体としての経済的合目的性と釣り合わされる。(中略)かくして、第4クアドラのビジネス論理(Te(外向論理)〔原文:■(Te)〕)は四次元でグローバル、第3クアドラでは三次元で状況的である。
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Действительно, деловая логика () с наибольшей в соционе мерностью проявляется в четвертой квадре. Обратим внимание на различие в отношении к понятию «качество» в третьей и четвертой квадре. (中略) И для четвертой, и для третьей квадры черная логика () — ценность. (中略) Однако, прислушавшись внимательней, можно заметить, что только для четвертой квадры качество является понятием самоценным и самодостаточным. (中略) В третьей квадре этот вопрос решается несколько иначе: уровень затрат на улучшение и повышение качества соразмеряется с общей экономической целесообразностью. (中略) Итак, в четвертой квадре деловая логика () четырехмерна, глобальна, в третьей — трехмерна, ситуативна.
上の引用にある第3クアドラはガンマ、第4クアドラはデルタのことです。言い換えると、デルタのTe(外向論理)は、ソシオンで最大の次元数を持ちます。そして、品質が採算から独立した自己価値になるのは、デルタだけです。ガンマの品質は費用対効果と釣り合わされるのに対し、デルタの品質はそれ自体が目的になります。
一方、関係の倫理のFi(内向倫理)は三次元です。カルペンコは、その表れ方をこう書いています。
第4クアドラ(デルタ)では関係の倫理(Fi(内向倫理)〔原文:▽(Fi)〕)の次元数は3に等しい。これは、クアドラδが、家庭であれ、職場集団であれ、社会であれ、関係の構築と発展の問題に創造的に、関心をもって取り組むことを意味する。道徳と倫理の問題についての判断、さまざまな倫理的評価は、第4クアドラでは常に、具体的な生活状況に、人が置かれた条件に結びつけて定式化される。(中略)
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В четвертой квадре мерность этики отношений () равна трем. Это означает, что квадра δ творчески и заинтересованно относится к проблемам построения и развития отношений, будь то в семье, в коллективе или же в социуме. Суждения по вопросам морали и нравственности, разнообразные этические оценки формулируются в четвертой квадре всегда с привязкой к конкретной жизненной ситуации, к тем условиям, в которые попал человек.
三次元のFi(内向倫理)を持つデルタは、家庭でも職場でも社会でも、関係づくりに関心をもって取り組みます。そして、倫理的な判断は、いつも具体的な生活状況と本人の条件に結びつけて下されます。ガンマの全人類的な規範(四次元)とは違い、デルタの倫理は、個別の事情に寄り添う三次元として書かれています。
Ne(外向直観)も三次元です。カルペンコは、同じNe(外向直観)を価値とするアルファと比べて、こう書いています。
クアドラαを、同じく「価値」の中に可能性の直観をもつ第4クアドラ(デルタ)と比べてみてほしい。クアドラδにとってアイデアとは、実用的価値をもつ何か、現実の生活に—その説明のためであれ、その変革のためであれ—適用できる何かである。まだ適用できないアイデアは、クアドラδにとっては仮説、おもちゃ、遊びにとどまる。(中略)第4クアドラにおける黒い直観(Ne(外向直観)〔原文:▲(Ne)〕)の三次元性がはっきり見て取れる。
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Сравните квадру α с четвертой квадрой, среди «ценностей» которой тоже присутствует интуиция возможностей. Для квадры δ идея — это нечто, имеющее практическую ценность, то, что можно применить в реальной жизни, либо для ее объяснения, либо для преобразования. Идея, которую пока еще нельзя применить, для квадры δ остается гипотезой, игрушкой, забавой.
言い換えると、デルタにとってアイデアは、現実の生活に適用できてはじめて本物だということです。まだ適用できないアイデアは、仮説やおもちゃにとどまります。デルタのNe(外向直観)はFi(内向倫理)と同じ三次元で、アルファの四次元より1つ下です。価値の側にはありますが、扱い方は実用に寄っています。
二次元と一次元にあるもの
ここからは、次元数の低い側です。まず、論理の体系を扱うTi(内向論理)は一次元です。カルペンコは、その表れ方をこう書いています。
第4クアドラ(デルタ)における白い論理(Ti(内向論理)〔原文:□(Ti)〕)の一次元性は、私の考えでは、論理的判断の構築にこのアスペクトを使いたがらないことや、可能なあらゆる場面で黒い論理(Te(外向論理)〔原文:■(Te)〕)を優先することよりも、むしろ社会的・公共的生活における構造的・論理的構築物の忌避に現れる。たとえば第4クアドラの企業では、構造的組織の形式的特徴(Ti(内向論理)〔原文:□(Ti)〕)があっても、義務と責任の配分は何よりもまず機能的性格(Te(外向論理)〔原文:■(Te)〕)を帯びる。
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Одномерность белой логики () в четвертой квадре, по моему мнению, проявляется не столько в нежелании пользоваться этим аспектом для построения логических суждений и в предпочтении черной логики () во всех ситуациях, где это возможно, сколько в избегании структурных, логических построений в социальной, общественной жизни. Так, например, на предприятиях четвертой квадры, даже если присутствуют формальные признаки структурной организации (), распределение обязанностей и ответственности носит прежде всего функциональный характер ().
カルペンコによれば、デルタの一次元のTi(内向論理)は、社会や公共の場で、構造や論理の組み立てを避けることに表れます。組織図はあっても、実際の分担は機能で決まります。体系そのものへの関心の薄さが、企業の形にまで現れるということです。
次は、圧力と感情の側です。カルペンコは、Se(外向感覚)についてこう書いています。
もちろん、クアドラαとδがもつSe(外向感覚)〔原文:●(Se)〕のアスペクトはこれほど強力ではない。しかも、クアドラαはまだしも、このアスペクトの現れを—自分自身のも周囲の人々のも—秩序づけ、統制し、規範化しようとする志向をどうにか示すのに対し、クアドラδは、苛烈な意志的働きかけの状況でまったく一次元的に反応する—衝突を回避するか、さもなければいかなる妥協にも応じず、妥協を探すことすらせず、最後まで踏みとどまるかである。
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Конечно, квадры α и δ обладают менее мощными аспектами . Причем, если квадра α еще как-то проявляет стремление упорядочить, регламентировать, нормировать проявления по этому аспекту, как собственные, так и окружающих, то квадра δ в ситуациях жесткого волевого воздействия реагирует совершенно одномерно — либо уклоняется от столкновения, либо стоит до последнего, не идя ни на какие компромиссы, даже не пытаясь их найти.
言い換えると、強い圧力への反応は、衝突を避けるか、妥協せずに最後まで踏みとどまるかの二択になるということです。アルファには、同じSe(外向感覚)の表れを整えて規範に収めようとする志向がまだ見られますが、デルタにはその中間がありません。ストラティエフスカヤの「我が家は我が城」の防衛が、次元の言葉では、この全か無かの反応として出ていると読めます。
感情の側については、カルペンコはこう書いています。
第4クアドラ(デルタ)の感情的な現れへの態度は、完全に規範化されている。感情を礼節の枠に、社会で受け入れられた規範が与える境界の内に抑えておこうとする志向が、はっきりと宣言され、執拗に実行される。δクアドラではFe(外向倫理)〔原文:▼(Fe)〕は二次元である。
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Отношение к эмоциональным проявлениям в четвертой квадре совершенно нормировано. Стремление удерживать эмоции в рамках приличий, в границах, заданных принятыми в обществе нормами четко декларируется и настойчиво осуществляется. В δ-квадре двумерна.
デルタは、感情を礼節の枠の内に収めようとします。場の高揚で動くベータとは正反対の、感情の規範化です。8つ目のNi(内向直観)もデルタでは二次元ですが、この記事に引いた範囲に単独の説明はなく、順位づけの位置だけが分かります。
順位表は優劣の表ではない
ここまでで、デルタの強い側はSi(内向感覚)とTe(外向論理)、弱い側はSe(外向感覚)とTi(内向論理)でした。カルペンコは、クアドラごとの次元数の表から、次の決まりを取り出しています。
表6からは、次の法則性を取り出すことができる。第一に、「クアドラの価値」であるアスペクトは、3以上の次元数をもつ。第二に、どのクアドラにも、次元数4、3、2、1の情報アスペクトが2つずつある。つまり、処理される情報の「総出力」において、4つのクアドラはみな等しい。
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Из таблицы 6 можно выделить следующие закономерности. Во-первых, аспекты, представляющие собой «ценности квадры», обладают мерностью не менее трех. Во-вторых, у каждой квадры — по два информационных аспекта с мерностью 4, 3, 2 и 1. То есть по «общей мощности» обрабатываемой информации все четыре квадры одинаковы.
表から分かるのは、どのクアドラにも、四次元から一次元までが2つずつ配られていることです。合計はどのクアドラでも等しく、デルタの強さと弱さの差は、量ではなく配置の差です。また、クアドラの価値とする要素は、どのクアドラでも三次元以上になっています。
カルペンコは、同じ対称性をほかの分け方でも確かめています。
第四に、合理アスペクト(▼(Fe)、▽(Fi)、■(Te)、□(Ti))と非合理アスペクト(▲(Ne)、△(Ni)、●(Se)、○(Si))の次元数の和も、外向アスペクト(▲(Ne)、●(Se)、▼(Fe)、■(Te))と内向アスペクトのそれも、すべてのクアドラについて等しい。かくして、私たちの考察はすべてのクアドラに対してある種の対称性をもっている。
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В–четвертых, суммы мерностей рациональных (, , и ) и иррациональных (, , и ) аспектов, равно как и экстравертных (, , и ) и интровертных, тоже для всех квадр одинаковы. Таким образом, наше рассмотрение обладает определенной симметричностью для всех квадр.
上の引用の記号は、▼▽■□が合理(判断)の要素、▲△●○が非合理(知覚)の要素です。言い換えると、合理と非合理、外向と内向のどちらで分けても、次元数の和はどのクアドラでも等しくなるということです。
カルペンコは、この比較が何のためのものかも書いています。
かくして、情報流のアスペクトの現れの次元数がクアドラごとにどう違うかを考察することで、私たちはクアドラ内部の世界知覚、「クアドラの精神」の理解を深めただけでなく、クアドラと個々のタイプがソシオンの中で演じる役割についての表象をも深めたのである。
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Итак, рассматривая различия в мерности проявлений аспектов информационного потока в разных квадрах, мы углубили не только понимание внутреннего мировосприятия в квадрах, «духа квадр», но и представления о тех ролях, которые квадры и отдельные типы играют в соционе.
カルペンコにとって、次元数の比較は、クアドラごとの世界の見え方と、ソシオンの中での持ち場を説明するためのものです。カルペンコ自身が、比較の範囲をここに置いています。
対の和は5になる
同じ知覚、同じ判断の要素でも、外向と内向で次元は配り分けられます。カルペンコは、その決まりをこう書いています。
同じ名称で向性(色)の異なるアスペクトの次元数の和は、すべてのクアドラ、すべてのアスペクト対について等しい。たとえばクアドラαで▲(Ne)の次元数が4なら、△(Ni)の次元数はわずか1で、その和は5である。一方このクアドラで○(Si)の次元数は3で、対応して●(Se)のアスペクトの次元数は2だが、和はやはり5である。言い換えれば、直観性という特性は(次元数の意味で)クアドラにおいて感覚性と同じ度合いで発現しているが、異なる向性のアスペクトへの次元の数の配分は等しくない。
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В-третьих, сумма мерностей аспектов одного наименования, но различной вертности (разного цвета), одинакова для всех квадр и для всех пар аспектов. Например, если в квадре α мерность равна 4, то мерность — всего лишь 1, их сумма — 5, в то время как мерность в этой квадре равна 3, и, соответственно, мерность по аспекту — 2, но сумма — тоже 5. Другими словами, признак интуитивность проявлен (в смысле мерности) в квадре в той же степени, что и сенсорность, однако распределение аспектов разной вертности по количеству измерений неодинаково.
上の引用にある向性(色)は、内向か外向かのことです。つまり、同じ側面の外向と内向の次元数を足すと、どのクアドラでも5になるということです。
デルタでは、Si(内向感覚)が四次元でSe(外向感覚)が一次元、Ne(外向直観)が三次元でNi(内向直観)が二次元です。どちらの対も和は5で、変わるのは、どちらの向きに多くの次元を置くかだけです。
四次元を実際に受け持つのが誰かも、カルペンコは表で名指ししています。
次元数の異なるアスペクトが、クアドラの中のタイプにおいてどう現れるかを見よう:(中略)四次元アスペクトの持ち主(中略)■(Te)○(LSE)(中略)○(Si)■(SLI)
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Посмотрим, как проявляются аспекты разной мерности у типов в квадрах: (中略) Обладают 4-мерными (中略) (ИЛЭ) (中略) (ЛИИ)
上の引用の記号は、■がTe(外向論理)、○がSi(内向感覚)です。つまり、デルタで四次元の要素を持つのは、LSE(Te(外向論理)とSi(内向感覚))とSLI(Si(内向感覚)とTe(外向論理))です。この2タイプが、デルタの価値のうち最も広い範囲を受け持つ側です。
ここまでを整理します。カルペンコのデルタは、4段階に並びます。
四次元はSi(内向感覚)とTe(外向論理)で、空間を整える力と、品質を自己価値とする実務です。三次元はNe(外向直観)とFi(内向倫理)で、適用できてはじめて本物になるアイデアと、具体的な生活状況に結びつく倫理です。
二次元はFe(外向倫理)とNi(内向直観)で、礼節の枠に収める感情と、順位だけが示される時間の見通しです。一次元はTi(内向論理)とSe(外向感覚)で、体系の忌避と、回避か籠城かの二択です。
日常の言葉に直すと、デルタは整えることと仕上げること、個別の気遣いが得意です。一方、力の押し合い、体系の議論、感情の即興が苦手です。このように、カルペンコの見方では、デルタの得意と不得意も、次元の高低として一続きに説明できます。
この章の要点は、研究者ごとのページに短くまとめています。
09グレンコのデルタ
ソシオニクス研究者のグレンコのデルタの記述は、本物の人道主義、科学への懐疑、新しい宗教性、生活の組織、未来像、そして循環の終わり方でできています。
宣言ではない人道主義
その礎石は、宣言的ではない、本物の人道主義である。この概念の背後にあるものは、βの社会タイプEIE〔原文:指導者〕とδの社会タイプEII〔原文:人道家〕の比較によって明らかになる。EIE〔原文:指導者〕は普遍的道徳原理を言葉で説くが、実際にはそれらはしばしば違反される。EII〔原文:人道家〕については、彼が成功した公的な説教者になることはありそうにない。なぜなら自然は彼に雄弁を与えなかったからだ。しかし日常的事柄においては、彼は他のいかなる社会タイプよりも、定言命法 ― 隣人に対して自分が望むことをせよ ― に近い。
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Its cornerstone is real — not declarative — humanism. What is behind this concept reveals a comparison of the beta sociotype Mentor with the delta sociotype Humanist. (中略) With the Humanist, it is unlikely that he will be a successful public preacher, (中略) but in everyday affairs, he is closer than any other sociotype to the categorical imperative: do what you want your neighbor to do towards you.
上の引用にある社会タイプは、グレンコがタイプを呼ぶときの言い方です。言い換えると、デルタの人道主義は説教ではなく、日常の実践だということです。雄弁に道徳を説くベータのEIEと、語らずに実行するデルタのEIIの対比で、宣言的ではない、本物の人道主義が定義されています。
知の側の変化について、グレンコはこう書いています。
δクアドラには、産業主義の段階を支配した科学的な態度はない。社会進歩の原動力としての科学への希望は去り、希望は人間自身の道徳的感覚に置かれる。δは、アメリカのγ映画が未来について満載しているロボット、クローン、ミュータントなどの科学的生産物の世界とは完全に異なるものとなろう。科学的発見の流れは尽きるであろう。
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In the delta quadra there is no scientific attitude, which dominated the stage of industrialism. Hope for science as the driving force of social progress goes away, and hopes are placed on the moral sense of man himself. The delta will be completely different from the world of robots, clones, mutants and the like of scientific products that American gamma movies about the future are stuffed with. The flow of scientific discoveries will run out.
グレンコの予想では、デルタでは社会の進歩を科学に期待する態度が去り、希望は人間自身の道徳的な感覚に置かれます。科学的な発見の流れも尽きるとされています。
教団のかたちではありませんが、科学が退いたあとに入るものとして、グレンコは宗教を挙げます。
宗教は再び前面に出てくるであろう。しかしながら、現在は教義と教会組織に基づいており、それゆえδの価値とほとんど共通点を持たない宗派的宗教について語っているのではない。宗教はネオパガニズム、すなわち「宇宙の知性」への信仰のようなものである。
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Religion will come to the fore again. However, we are not talking about confessional religiosity now, which is based on dogma and church organization and, due to this, has little in common with delta values. Religion is more like neopaganism, something like faith in “cosmic intelligence.”
戻ってくる宗教性は、教義と教会組織によらない形だということです。ここでいうネオパガニズムは、「宇宙の知性」への信仰のようなものと説明されています。科学万能への希望が去り、教義によらない信が入るという、デルタ社会の知と信の予想図です。
これはグレンコの未来社会論で、観察というより構想の水準にあります。同じ著者が現在のアルファ・デルタについて書くのは「宗教を凌駕する科学、知識の崇拝」で、未来像はそこから向きを変えています。
生活の組織と未来像
グレンコは、デルタの人たちの生活の組み立て方を、こう書いています。
δの社会タイプは穏健な集団主義によって結ばれている。彼らは時の試練を経た伝統への志向を堅持する。彼らの生活は、小集団の体系として存在する中規模集団の枠内で組織される。
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Delta sociotypes are united by moderate collectivism. They adhere to the orientation of the time-tested tradition. Their life is organized within the middle size groups, existing as a system of small groups.
デルタの生活は、小集団が集まってできた中規模の集団の中で組み立てられます。この単位は、デルタでは個人の満足の条件にも関わります。
この社会においてこそ、最高レベルの精神的安らぎを達成することができる。双対関係と居心地の良い家庭だけでは、人が人生の充実を体験するには明らかに不十分である。
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It is in this society that you can achieve the maximum level of mental comfort. The duality and a cozy family only are clearly not enough for a person to experience the fullness of life.
前の引用と合わせると、穏健な集団主義、時の試練を経た伝統、小集団の体系でできた中規模の輪が、デルタの生活の単位です。ベータの大集団とも、ガンマの個人とも違います。
そこでは、最高レベルの精神的な安らぎが得られるとされます。ただし、家庭と双対だけでは足りず、小集団の輪まで要るという条件つきです。
グレンコは、デルタの未来像を1文でこう書いています。
未来は、共通の目標によって結ばれた小集団のためのものとなろう。この場合、協力は競争に勝るであろう。
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The future will be for small collectives, united by a common goal. The cooperation in this case will prevail over the rivalry.
グレンコの見通しでは、未来は共通の目標で結ばれた小集団のもので、そこでは協力が競争に勝るとされます。競争と選択を原理とするガンマからの転換が、この1文に表れています。
循環の終わり方
グレンコは、クアドラが交替する循環の中で、デルタの段階がどう終わるかを、こう書いています。
第4クアドラ(デルタ)は穏やかな性格と、人生に対する冷静な視点を備えている。それゆえ、エネルギー備蓄は第3クアドラほど抑制を欠いて消費されることはない。第4クアドラの降下は、安心した老年のようである。すなわち快適で、急な落下がなく、人々は健康で活力ある感じがする。それゆえ、減衰はほとんど感じられない。それでもなお、それは深まり、最終的には苦悶 ― 通常の生活リズムにおける一貫性の鋭い違反と過去の達成への関心の喪失 ― に至る。
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The fourth quadra is endowed with a calm character and a sober outlook on life. (中略) The descent of the fourth quadra is like a secure old age: it is comfortable, without sudden drops and people feel healthy and vigorous; therefore, attenuation is almost not felt. Nevertheless, it deepens and eventually leads to agony — a sharp violation of coherence in the usual rhythm of life and loss of interest in the achievements of the past.
言い換えると、デルタの段階の下り坂は、安心した老年のように穏やかだということです。穏やかな性格と冷静な視点のおかげで、エネルギーはガンマほど勢いよく使われません。快適で、急な落下がなく、衰えはほとんど感じられません。
それでも最後には、生活のリズムが大きく乱れ、過去の達成への関心が失われる転換が来ます。これが、循環の終点の記述です。
このように、グレンコのデルタは、宣言ではなく日常で実践される本物の人道主義を礎石にしています。そこに、科学万能への懐疑と教義によらない信、穏健な集団主義と伝統、小集団の輪の生活が加わります。未来像は「協力は競争に勝る」で、循環の終わりは穏やかな衰えとして来ます。
つまり、グレンコのデルタは、語らずに実行する人道と、小さな輪の安らぎという、体系の円熟の価値を担うクアドラです。
この章の要点は、研究者ごとのページに短くまとめています。
10その他の研究者と機関誌
この章では、ソシオニクスの機関誌に書いた研究者と、後続の研究者のデルタの記述を解説します。主要な研究者と同じ方向の像が、別の書き手からも出ています。
サフチェンコの「理想主義的ヒューマニズム」
ソシオニクス研究者のサフチェンコは、機関誌の論文で、デルタのイデオロギーをこう書いています。
δクアドラの原則に基づいて築かれる社会は、概して臨界量の要因を考慮しない。「一人ひとりの上院議員は立派な人物だが、上院全体は恐ろしい怪物である」。δクアドラのイデオロギーは、理想主義的ヒューマニズムと定義できる。残念ながら、理想主義的ヒューマニストは社会的激変の際に真っ先に命を落とす。
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Как правило, общество, строящееся на принципе -квадры, не учитывает фактор критической массы. «Каждый сенатор — порядочный человек, но Сенат в целом — ужасное чудовище». Идеология -квадры может быть определена как идеалистический гуманизм. К сожалению, идеалистические гуманисты при социальных катаклизмах гибнут в первую очередь.
サフチェンコの定義では、デルタのイデオロギーは理想主義的ヒューマニズムです。そしてその弱点は、集団の規模で生まれる悪(臨界量)を想定しないことだ、という厳しい診断が付いています。一人ひとりの善良さが全体の怪物化を防がない、という警句ごと記録されています。
メゲジ・ツィピン・デヴャトキン・イェルマーク
機関誌に書いたメゲジは、クアドラごとの標語を立て、デルタをこう書いています。
第四クアドラ(デルタ)。標語:「守り、助けること」。(中略)このクアドラの精神の特徴は、身体的・道徳的な不快への鋭い反応である。それゆえ、あらゆる面での完全な調和への志向が、特別な意味をもつ。(中略)すべてにおける相互扶助。(中略)関係のわずかな不作法や行き違いも、抑圧的に働く。
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Четвёртая квадра Девиз: Оберегать и помогать.〔中略〕Особенность духа этой квадры — обострѐнная реакция на физический и моральный дискомфорт. Поэтому особое значение приобретает стремление к полной гармонии во всех аспектах жизни.〔中略〕Ценится взаимопомощь во всѐм.〔中略〕Малейшая бестактность или недоразумения в отношениях действуют угнетающе
メゲジが立てたデルタの標語は「守り、助けること」で、身体と心の不快への反応が鋭いということです。そのぶん、あらゆる面での調和への志向が強く、関係のわずかな不作法も重く響きます。デルタの繊細さの記述です。
同じく機関誌に書いたツィピンは、デルタの人の実務への向き合い方をこう書いています。
IVクアドラのタイプをもつ人格は—実務の活動を重んじ、効率よく働き、あらゆる資源を合理的に使うことを志向し、無軌道で恣意的な行動を避ける。秩序だった(生活を築く)(中略)好きな仕事や日々の関心の領域のことなら、粘り強く、頑固である。競争の闘いは避けようとする—それを力の無駄遣いと考えるからだ。すべては、人々の実務の資質と可能性(能力)が決めるべきだ、と。
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Личности, имеющие ТИМы IV квадры: Ценят деловую активность, стремятся работать эффективно, рационально расходо- вать все ресурсы, избегают сумасбродных, произвольных действий. Строят упорядоченную, (中略) их воли со стороны, упорны, упрямы, если это касается любимого дела или сферы повсе- дневных интересов. Стараются избегать конкурентной борьбы, считая это пустой тратой сил: всѐ должны решать деловые качества и возможности (способности) людей.
ツィピンの見方では、デルタが競争を避けるのは、弱さからではなく、力の無駄遣いと考えるからです。決めるのは人々の実務の資質と能力であるべきだ、というデルタの原理が、1文に出ています。
デヴャトキンは、クアドラの価値とクアドラ内の関係を結びつけて、デルタと双対関係をこう書いています。
そして最後に、第四クアドラ(デルタ)と双対関係。双対関係は、相互扶助という性質に最もよく対応する。それは、言葉や提案に、しかるべき機転をもって、時を得て正しく応じる能力を意味する。(中略)第四クアドラの代表者の口から聞かれる「私にとって家族がいちばん」と、双対どうしが互いに閉じることの間には、相関が見てとれる。「家庭の炉の神聖さ」—この概念は、第四クアドラの世界感覚の本質と、双対関係の本質を、ともに言い表している。
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И, наконец, четвѐртая квадра и дуальные отношения. Дуальные отношения. Отношение наиболее соответствует свойству взаимопомощи, что означает способ- ность правильно, с соответствующим тактом и вовремя отреагировать на слова, предложе- (中略) видна корреляция между «семья для меня главное» — слышимое из уст представителей четвертой квадры и замыканием дуалов друг на друге. «Святость семейного очага» — то понятие, которое выражает как сущность мироощущения четвертой квадры, так и суть ду- альных отношений.
デヴャトキンによれば、デルタの人がよく口にする「私にとって家族がいちばん」と、双対の2人が互いに閉じることには、つながりがあります。「家庭の炉の神聖さ」が、デルタの世界感覚と双対関係の本質を同時に言い表す、という整理です。
システム論の側からも、イェルマークが短くまとめています。
クアドラの社会的特徴(機能的指向と価値観)— 具体的・実務的、肯定的・関係的な思考、グローバルな可能性と実務上の便宜のイデオロギー、快適な労働条件と関係という観点から、現実を技術面・可能性面で把握する傾向。
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Социальная характеристика квадры (функциональная ориентация и ценности) — конкретно-деловое, позитивно-отношенческое мышление, идеология глобальных возможностей и деловых удобств, склонность к технологическому, возможностному осмыслению действительности с позиций комфортных условий работы и отношений.
イェルマークはデルタを、実務的で関係的な思考、可能性と便宜のイデオロギー、快適な労働条件と関係を重んじる傾向でまとめています。この短い定式は、この章までのデルタ像の要約になっています。
まとめると、メゲジは「守り、助けること」、ツィピンは競争を力の無駄遣いとみなす実務家、デヴャトキンは家庭の炉の神聖さ、イェルマークは実務的・関係的な思考としてデルタを書きます。別の書き手による記述で、主要な系列と同じ方向の像が繰り返されています。
ただし、イェルマークの定式は先行する記述の要約の性格が強く、資料どうしの依存関係も確認していないので、独立した追試とは呼べません。
一方、独自の追加はサフチェンコの臨界量の警句で、理想主義的ヒューマニズムは集団規模の悪を想定しないというものです。そのため、デルタの記述は、優しさの像とその代価の両方で閉じます。
11デルタクアドラとは結局何か
この章では、研究者ごとの章のまとめを突き合わせ、一致するもの、繰り返されるもの、単独のもの、食い違うものに分けて整理します。ここでいう系列は研究者の流れのことで、ブカロフとカルペンコはキエフ学派の1つの系列として数えます。
複数の系列を横断して残るもの
1つ目は、実務と品質です。キエフ学派とストラティエフスカヤの2系列に、機関誌の別の書き手(ツィピン)が重なります。ブカロフは楽観的実践家、カルペンコはTe(外向論理)の四次元と自己価値としての品質と書きます。ストラティエフスカヤは熟練と改善の労働、ツィピンは資源の合理的な使用を挙げます。
2つ目は、個別の関係と誠実です。ストラティエフスカヤ・キエフ学派・グレンコの3系列に、機関誌の別の書き手(メゲジ)が重なります。ストラティエフスカヤは人格の権利が体系に優越すると書き、カルペンコは生活状況に結びつく倫理を挙げます。グレンコは語らず実行する人道主義、メゲジは「守り、助けること」です。
3つ目は、穏やかな快適さと防衛です。キエフ学派とストラティエフスカヤの2系列に、機関誌の別の書き手(メゲジ)が重なります。Si(内向感覚)の四次元(カルペンコ)、便利な労働条件と不快の最小化(ストラティエフスカヤ)、不快への鋭い反応(メゲジ)です。
4つ目は、可能性の育成です。キエフ学派とストラティエフスカヤの2系列に出ています。アルファの思想を磨き上げること(ブカロフ)と、新しい社会的関係の土壌を準備する使命(ストラティエフスカヤ)です。
二〜三系列で反復されるもの
- 小さな輪の生活(3系列)。グレンコは小集団の体系、デヴャトキンは家庭の炉の神聖さ、ストラティエフスカヤは仲間内の好意的関係と書きます。
- 競争への態度(2系列)。ツィピンは競争を力の無駄遣いと呼び、グレンコは協力は競争に勝ると書きます。一方でブカロフは、デルタの段階でも競争は続くと書いています。競争の対象は市場から個性の発現可能性へ移り、企業は幅と品質で個別の消費者をめぐって戦います。割れているのは、「競争が消える」のか「競争の軸が移る」のかです。
単独の主張
干渉しないことの価値化は、この記事で読んだ範囲では、ストラティエフスカヤ1系列の主張です。内的世界への不干渉を価値として明記するのは彼女だけです。ブカロフの「個人的実現の条件づくり」とカルペンコの「全か無かの防衛」は、方向は近いものの別の主張です。
同じく、次の4つも1系列だけの主張や記録です。「我が家は我が城」の定式(ストラティエフスカヤ)、ネオパガニズム的な信の予想(グレンコ)、臨界量の警句(サフチェンコ)、モーターボートの実例(フィラトワ)です。
食い違いと、その由来
はっきり割れるのは2か所です。1つは、貴族性の中身です。ストラティエフスカヤは「称号と功績を名乗る作法」を書き、レイニンの実験では貴族側2クアドラに共通する「距離と順番」が観測されました。グレンコは、これを穏健な集団主義に整理します。
ここからは当サイトの思索です。ベータの貴族性が序列(上下)として働くのに対し、デルタの貴族性は領分(内外)として働くと読むと、3つは両立します。距離も称号も、上下ではなく境界の表示だという読み方です。これは研究者の定義に取って代わるものではなく、割れている記述を並べたまま置いておく仮説にすぎません。
もう1つは、楽観と防衛の同居で、一見矛盾します。楽観的実践家(ブカロフ)と、絶えず空間を守る恐れ(ストラティエフスカヤ)です。これも当サイトの思索ですが、防衛が成功している平時のデルタは楽観の面を見せ、圧力がかかると全か無かの防衛(カルペンコ)に切り替わる、という読み方です。観察の場面の違いが、記述の違いに写っていると読めます。
このように、品質と誠実で生活を仕上げ、穏やかな快適さを保ち、可能性を育てて次の始まりへ渡すところまでが、複数の系列を横断して残るデルタの中核です。一方、干渉しない距離と、空間や自由を侵される恐れは、ストラティエフスカヤ1系列が中心に据えたものです。
12デルタクアドラの会話
この章では、研究者ごとの章に出た会話と集まりの記述を、場面の順に並べ直します。
会話の進み方
デルタの会話の作法は、貴族側の作法です。レイニンの実験で観測されたのは、貴族側の2クアドラ(ベータとデルタ)に共通する型で、距離を保ち、順番に発言し、遮らないことでした。この距離がデルタでは序列でなく互いの領分の尊重として働く、という読みは当サイトの思索です(11章)。
また、公然と議論される話題は、関係と行為、可能性と快・不快です(アウシュラ、03章)。逆に、内的世界への不干渉が価値として書かれています(ストラティエフスカヤ、06章)。
さらに、わずかな不作法が重く響く繊細さも記録されています(メゲジ)。一方、内輪の率直さについて残っているのは、IEEの物言いにアルファの側の観察者が毎回驚いたという1例だけです(レイニン)。
集まりの型
デルタの集まりは、手を動かす共同作業と、落ち着いた歓談に寄ります。生活の単位は、家庭と、その外側の小集団の輪です(グレンコ、中規模集団の枠内で組み立てられる生活)。双対と家庭だけでは充実に足りず、小さな輪までが「必要な広さ」です(グレンコ)。
また、集まりの晴れの場は、式典(ベータ)や祝祭(ガンマ)ではなく、居心地の整った場そのものです。空間を整えることに関わる事柄では、タイプによらず、親身な助言と具体的な助けが期待できます(カルペンコ)。
フィラトワが残した1例
支え方の場面として残っているのは、フィラトワの実例1件です。家庭のいざこざでストレス状態にあったEIIの娘に、SLIの父が荒れた海のモーターボートを提案し、体験のあとで彼女は落ち着きを取り戻しました。言葉で慰める代わりに、感覚の体験と環境を差し出した1件です。
一方、労働の側にはストラティエフスカヤの記述があります。リスクと強行軍を避け、便利な条件と仲間の好意的な関係を整えたうえで、労働そのものを自己実現として受け取ります。つまり、働く条件を先に整えることが、デルタの働き方に含まれるということです。
このように、デルタの場面の中核は、距離と順番を保つ会話、作業と歓談の小さな輪、整えられた条件のもとでの労働の3点です。場の演出は静かで、居心地の整った場そのものが集まりの中心にあります。
13デルタクアドラの4タイプ
同じデルタの中でも、タイプで役割が分かれ、場でふるまいが変わります。この章では、役割の交代、ペアごとの違い、場の影響、気質と得意な領域の順に解説します。
役割は固定ではない
クアドラで誰がアクセプト(受容)またはプロダクティヴ(創造)の役割を演じるかを規定できるか?私見では、交代でである。だとすれば、クアドラは新しい質—役割の交代をもたらす!(中略)クアドラでの活動は、特別な力の高まり、創造的自己開示、独特の幸福感(エウフォリア)を伴う。(中略)しかし、本当の社会進歩は1つのクアドラでは生まれない。そのためにはソシオンが必要であり、それについては本論文の第III部で語る。
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Можно ли определить, кто в квадре играет акцептную или продуктивную роль? Думаю, что попеременно. А если так, то квадра вносит новое качество — попеременность ролей! (中略) Активность в квадре сопровождается особым наплывом сил, творческим самораскрытием и даже своеобразной эйфорией. (中略) Однако настоящего социального прогресса одна квадра не рождает. Для этого нужен СОЦИОН, о котором речь пойдет в третьей части данной работы.
上の引用にあるアクセプトは受け取る役、プロダクティヴは作る役のことです。つまり、クアドラの中で、受け取る役と作る役は交代するということです。クアドラでの活動には特別な力の高まりと幸福感が伴うものの、本当の社会の進歩は1つのクアドラだけでは生まれない、とアウシュラは書いています。
デルタの4タイプの持ち場の違いは、フィラトワの職業名(プロフェッショナル・ヒューマニスト・イニシエーター・マスター、07章)が簡潔です。実務を受け持つ側(LSE・SLI)と、人と可能性を見る側(EII・IEE)があります。また、外へ開く側(LSE・IEE)と、内を保つ側(EII・SLI)もあります。同じデルタでも、組み合わせで日々の姿はかなり違います。
ペアの単位での気質の分かれ方も、アウシュラの特性論に記録されています。
第XI特性が現れるのは、社会進歩の各環〔原文:社会進歩(СП)の各環〕を半分に分け、ジアード アルファI と デルタI、およびベータII と ガンマII が一方のグループに、残りすべてがもう一方のグループに入るときである。第1グループのジアードでは、自分と他者を仕事と隣人愛で評価する。第2グループでは—気分と距離で。
模範的な労働者であろうとする傾向と、勤勉と親切のみが人を飾るという確信から、第1グループを労働者、お人好しと呼ぶことができ、身体的衝突を避ける傾向から—譲歩的、防御において受動的と呼べる。第2グループ—任意の状況で適切な距離と適切な気分でいようとする者—は芸術家と呼びたい。しかし譲歩を要求する者がより強いことが証明される前に譲歩する傾向の不在から、頑固と呼ぶ方がよい。最良の防御は攻撃であるという原則を実際に実現するのは、これらの人々のみである。
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XI признак выявляется, когда каждое кольцо социального прогресса (СП) делим пополам так, что в одну группу попадают диады альфа I и дельта I, а также бета II и гамма II, в другую — все остальные. В первой группе диады, в которых себя и других оценивают по работе и любви к ближнему. Во второй — по настроениям и дистанциям. Из-за склонности быть примерными работниками и уверенности, что только прилежность в работе и доброта красят человека, первых можно назвать работягами, добряками, а из-за склонности избегать физических столкновений — уступчивыми и пассивными в обороне. Представителей второй группы, которые в любой ситуации стараются быть на надлежащем расстоянии и в надлежащем настроении, хотелось бы назвать артистами. Но из-за отсутствия склонности уступать прежде, чем доказано, что требующий уступок сильнее, назовем их лучше упрямыми. Лишь эти люди реально реализуют принцип, что лучшая оборона — нападение.
上の引用にあるジアードは、双対の2人組のことです。デルタI(LSE–EIIのペア)は、「労働者・お人好し・譲歩的」の側に入ります。自分と他者を、仕事と隣人愛で評価する組です。
一方、もう1つのペア(IEE–SLI)は、距離と気分の側に入ります。押されたときの反応もペアで割れ、こちらは「頑固」で、最良の防御は攻撃だという原則を実際に行う側です。つまり、同じデルタの中に、譲る組と譲らない組があるという記録です。
場でふるまいが変わる
レイニンは、小集団の類型論を論じた論文で、人の行動を左右するものをこう書いています。
具体的状況における人間の行動は、その個人的特性と情報代謝タイプ、考察対象の状況の特殊性のみならず、その瞬間に彼が属している微小集団のタイプ間特性によっても、大きく左右される。(中略)集団における関係の変化は、人格の特定の性質の発現に本質的な影響を及ぼす。(中略)本論はタイプ間関係の理論 [1, 2, 3] の立場からの小社会集団の類型論の構築に充てられる。
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Поведение человека в конкретной ситуации зависит не только от его индивидуальных особенностей и типа информационного метаболизма, не только от специфики рассматриваемой ситуации, но в большой степени и от интертипной характеристики микрогруппы, в которой он в данный момент находится. (中略) Изменение отношений в коллективе существенно влияет на проявление тех или других свойств личности. (中略) Данная работа посвящена построению типологии малых социальных групп с позиции теории интертипных отношений [1, 2, 3].
言い換えると、行動を決めるのは、個人の特性、タイプ、状況、その場の集団の4つだということです。クアドラは、そのうちの一部にすぎません。
4タイプは4つの気質に1人ずつ散る
グレンコは、周りとのエネルギーのやりとりの強さで、16タイプを4つの気質に分けます。
ソシオニクス気質は、社会タイプ(または機能)の環境とのエネルギー交換の強度レベルを特徴づける。基本的なソシオニクス気質は4つある。(中略)線形‐主張型ソシオニクス気質 ― 4つの合理的外向(中略)ソシオン内のすべてのタイプの中で最高のエネルギーを特徴とし、そのエネルギーは線形的方法で適用される。(中略)柔軟‐適応型ソシオニクス気質 ― すべての非合理的外向(中略)エネルギーと、その適用方向を素早く変更する能力との結合を特徴とする。(中略)均衡‐安定型ソシオニクス気質 ― すべての合理的内向(中略)エネルギーが最も少ないタイプだが、堅実かつ確実に働く。(中略)受容‐適応型ソシオニクス気質 ― すべての非合理的内向(中略)最小限のエネルギー消費で存在の周囲条件に適応する能力を特徴とする。
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Socionic temperament — characterizes the intensity level of energetic exchange of sociotype (or function) with the environment. There are four basic socionic temperaments: (中略) Linear-assertive socionic temperament unites four rational extraverts (中略) Characterized by the highest energy among all types in socion, and that energy is being applied in a linear way. (中略) Flexible-adaptive socionic temperament unites all irrational extraverts (中略) Characterized by energy combined with the ability to change the direction of its application quickly. (中略) Balanced-stable socionic temperament unites all rational introverts (中略) the least energetic types, but working steadily and reliably. (中略) Receptive-adaptive socionic temperament unites all irrational introverts (中略) Characterized by the ability to adapt to the surrounding conditions of existence with minimal energy costs.
グレンコの気質では、合理と非合理、外向と内向の組み合わせで、エネルギーの使い方が4通りに分かれます。デルタの4タイプは、この4つに1人ずつ入ります。LSE(線形‐主張)、IEE(柔軟‐適応)、EII(均衡‐安定)、SLI(受容‐適応)です。
同じ価値を共有していても、エネルギーの出し方と保ち方はこれだけ分かれます。そのため、「デルタっぽさ」を1つの活動量で測ろうとすると、外れます。
2つの領域に2人ずつ寄る
もう1つの分け方は、力を出せる領域です。こちらは4タイプが4つに散らず、2つに寄ります。グレンコは、4つの領域をこう書いています。
活動タイプのマインドセットは、問題を解決する最も自然な方法であり、また当該社会タイプの代表者がその潜在力を最も完全に実装できる領域である。(中略)技術‐管理型マインドセット(中略)感覚論理および論理感覚タイプを結び、彼らは公式管理構造または技術的・物質的生産の領域で働くとき、最大の価値をもたらす。(中略)社会‐コミュニケーション型マインドセット(中略)感覚倫理および倫理感覚タイプを含み、彼らは流通領域および社会的コミュニケーションにおいて最も効果的である。(中略)人道‐職人型マインドセット(中略)直観倫理および倫理直観タイプを含み、人間文化の超越的側面、すなわち精神性、イデオロギー、宗教、文学と芸術、人文学、教育、人格発達、心理的援助に取り組むことを召命とする。(中略)科学‐研究型マインドセット(中略)直観論理および論理直観タイプを含み、その使命は客観的、再現可能な方法による周辺世界の理論的および実験的研究にある。
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Mindset of the type of activity — the most natural way to solve problems, as well as the sphere where the representative of a given sociotype can most fully implement his potential. (中略) Technical-managerial mindset (中略) unites sensory logical and logical sensory types, who bring the most value when working in formal managerial structures or areas of technical and material production. (中略) Social-communicative mindset (中略) includes sensory ethical and ethical sensory types, who are most effective in distribution spheres and in social communications. (中略) Humanitarian-artisanal mindset (中略) includes intuitive ethical and ethical intuitive types who are called to work with the transcendental side of human culture: spirituality, ideology, religion, literature and art, humanities, education, personality development, and psychological help. (中略) Scientific-researching mindset (中略) includes intuitive logical and logical intuitive types whose mission is in the theoretical and experimental study of the surrounding world by objective, reproducible methods.
上の引用にあるマインドセットは、力を最も発揮できる活動の型のことです。デルタが入るのは、人道‐職人型(IEE・EII)と技術‐管理型(LSE・SLI)です。人道‐職人と技術‐管理の側に2人ずつ寄り、残りの2つの領域は、デルタの中に担い手がいません。
ここからは当サイトの思索ですが、この寄り方は貴族側の2クアドラ(デルタとベータ)で共通していて、民主と貴族の分割線と重なります。
このように、デルタの中で誰が何をするかは固定ではありません。役は交代し、職業の持ち場はタイプで分かれ、ペアの単位で譲る側と譲らない側が割れ、ふるまいは場で変わります。
このように、この記事のデルタ像は4人の平均像であって、1人ずつの予言ではありません。
14他のクアドラから見たデルタ
この章では、デルタの輪郭を、ほかの3つのクアドラとの対比で確かめます。構造上の前提として、隣のガンマ・アルファとは価値の要素を2つ共有し、対角のベータとは1つも共有しません。
対角のベータ
ストラティエフスカヤは、対角にあるクアドラどうしの関係を、こう書いています。
第1クアドラ(アルファ)と第3クアドラ、また第2クアドラと第4クアドラのアスペクトは、外内向性によって互いに対立している。これらのクアドラは直交している。直交するクアドラの代表者間の関係—最も緊張し、先鋭化した関係である。まさにここで、相互理解が最も少ない。(中略)隣り合うクアドラ間の相互関係は、比較的良好である。それゆえ、相互に衝突する直交するクアドラにとって、それらは一種の「仲介者」「翻訳者」となる。
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Аспекты 1-й и 3-й квадры и аспекты 2-й и 4-й квадр взаимопротивоположны по вертности. Эти квадры — ортогональны. Отношения между представителями ортогональных квадр — самые напряженные и обостренные. Именно здесь меньше всего взаимопонимания. Взаимоотношения между соседствующими квадрами сравнительно благополучней. Поэтому для взаимоконфликтующих ортогональных квадр они являются своего рода "посредниками" и "переводчиками".
上の引用にある直交するクアドラは、対角のクアドラのことです。言い換えると、対角のクアドラどうしは要素の内向・外向が逆で、最も理解し合いにくいということです。デルタの対角はベータで、最も緊張した関係になり、隣のアルファとガンマがその間の翻訳者になります。
ベータとデルタについては、似ているのに逆という診断がはっきり出ています。ストラティエフスカヤは、2つのクアドラの共通点と違いを、こう書いています。
第二クアドラ(ベータ)との遠い類似はそれだけにとどまらない。これらのクアドラの間の共通点は、両者ともに自分の社会的安定と保守主義を大切にすることである。(中略)第二クアドラが — 論理的、厳格、実用主義的、そして主要なのは — 閉鎖的であり、その世界が制限され、狭い実用主義的方向性を特徴とし、目的からの逸脱を抑圧するのに対し、第四クアドラは — 倫理的、高度に精神的、深く傷つきやすい。世界観の開放性、楽観主義と人道主義を特徴とする — そしてこれが両クアドラの間の絶え間ない衝突と矛盾の原因の一つである。
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но этим ее отдаленное сходство со второй квадрой не ограничивается. Общее между этими квадрами то, что и та, и другая дорожат своей социальной стабильностью и своим консерватизмом. Но если вторая квадра — логичная, жесткая, прагматичная, а главное — закрытая, поскольку ее мир ограничен, характеризуется узкопрагматической направленностью и подавляет любое отклонение от цели, то четвертая квадра — этичная, высоко духовная, глубоко ранимая; характеризуется открытостью, оптимизмом и гуманизмом мировоззрения — и в этом одна из причин постоянных конфликтов и противоречий между обеими квадрами.
つまり、どちらも安定と保守を大切にするのに、形にするやり方が逆だということです。ベータは閉じた厳格さで、デルタは開いた傷つきやすさで、同じ目的を形にします。この逆のやり方が、絶え間ない衝突の原因になります。
その衝突のしくみを、ストラティエフスカヤはこう説明しています。
第二と第四クアドラ(デルタ)の目的と課題は、相互対立的なアスペクトの手段によって実現される — そしてこれが彼らの絶え間ない不和と衝突の原因である。(中略)そのような衝突の原因の一つ — 第二クアドラで支配的だが第四では押しのけられた、否定的意志感覚(-●(Se)=-Se)のアスペクトである: 外部からの意志的圧力、空間的制限。(中略)ここで押しのけられた第二の価値観 — これも外向だが、すでに合理的な — 肯定的感情倫理(+▼(Fe)=+Fe)である。第四クアドラの代表者はまったくイデオロギー化されていない
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Цели и задачи второй и четвертой квадр реализуются средствами взаимопротивоположных аспектов — и в этом причина их постоянных разногласий и конфликтов. (中略) Одна из причин таких конфликтов — доминирующий во второй квадре, но вытесненный в четвертой аспект негативной волевой сенсорики (-ЧС): волевое давление извне, пространственные ограничения. (中略) Вторая вытесненная здесь ценность — тоже экстравертная, но уже рациональная — позитивная этика эмоций (+ЧЭ). Представители четвертой квадры неидеологизированны совершенно
言い換えると、ベータの手段である意志的な圧力と感情の高揚が、デルタでは押しのけられた側にあるということです。デルタが最も恐れるもの(圧力と空間の制限)が、ベータのふだんの手段になっている配置です。そのうえ、デルタの代表者はまったくイデオロギー化されていないとも書かれています。
ベータとデルタという2つの極の意味は、社会の螺旋の言葉でも書かれています。
時間直観(△(Ni)=Ni) — ここでもまた押しのけられた価値観である。(中略)第四の押しのけられたアスペクト — 肯定的「□(Ti)」(+□(Ti)=+Ti)。体系の論理、階層の論理、「役人の論理」 — はここで不条理として表現され、論争され、非難されたり嘲笑されたりする(中略)第二と第四クアドラ(デルタ) — それは社会的進歩の同じ螺旋の二つの対立する安定の極だが、両者ともに動的なクアドラ — 不安定化のクアドラ — によって破壊される: 革命的気分で感情的に飽和した第一クアドラ、エネルギッシュで決断的で押しの強い — 第三クアドラによって。
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Интуиция времени (БИ) — здесь также вытесненная ценность (中略) Четвертый вытесненный аспект — позитивная "логика соотношений" (+БЛ). Логика системы, логика иерархий, "чиновничья логика" — представляется здесь абсурдом, оспаривается, осуждается или осмеивается (中略) Вторая и четвертая квадры — два противоположных полюса стабильности одного и того же витка социального прогресса, но обе они разрушаются динамичными квадрами — дестабилизаторами: революционно настроенной и эмоционально насыщенной первой квадрой, энергичной, решительной и напористой — третьей.
ストラティエフスカヤの図式では、ベータとデルタは同じ螺旋の2つの安定の極で、どちらも動的なクアドラ(アルファとガンマ)に壊されます。4つのクアドラ全体の力の関係が、1文に収まっています。また、Ni(内向直観)とTi(内向論理)もデルタでは押しのけられ、階層の論理は不条理として嘲笑されます。この対比もはっきりしています。
隣接のガンマ
ガンマとは、Te(外向論理)とFi(内向倫理)を共有します。ストラティエフスカヤの整理では、デルタはガンマから人道主義と整った社会を受け継ぐ後継者です(06章)。
分かれ目の1つは、品質と採算です。カルペンコの対比では、デルタの品質は自己価値で、ガンマの品質は費用対効果です。もう1つは競争への態度で、ガンマは競争で選別し、デルタは競争を力の無駄遣いとみなします(ツィピン・グレンコ)。前の段階と後の段階の関係なので、対立は対角ほど強くありません。
隣接のアルファ
アルファとは、Ne(外向直観)とSi(内向感覚)を共有します。可能性の話と心地よさの話が通じ、最も真面目なものを笑いに変える傾向も共有します(アウシュラ、03章)。分かれ目は論証です。カルペンコは、デルタがアルファのアイデアを拒む理由を、こう書いています。
第4クアドラ(デルタ)による第1クアドラのアイデアの拒絶は、もしかすると論証体系の違いから生まれるのかもしれない。(中略)2つの論理的論証体系の衝突が起きているのであり、ソシオニクスの観点からは向性〔原文:(вертность)〕—色—を異にする体系の、実践においては推論の組み立て方を異にする体系の衝突である。(中略)αクアドラにとって構造論理(□〔Ti〕)は四次元、δクアドラにとっては一次元である。しかしビジネス論理(■〔Te〕)については逆の関係が成り立つ。
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возможно, неприятие четвертой квадрой идей первой порождается различием в системах аргументации. (中略) Происходит столкновение двух систем логической аргументации, с точки зрения соционики — различающихся по вертности (цвету), а на практике — использующих разные способы построения умозаключений. (中略) Для α-квадры структурная логика () — четырехмерна, для δ-квадры — одномерна. Но для деловой логики () справедливо обратное соотношение.
カルペンコの見立てでは、アルファはTi(内向論理)の体系で論証し、デルタはTe(外向論理)の実務で論証します。同じ話題を共有しながら、根拠の出し方で衝突するということです。アルファのアイデアがデルタに拒まれるのは、中身ではなく論証の形式のせいかもしれない、という診断です。
エネルギーを出す側と吸う側
グレンコは、4つのクアドラを、社会に対するエネルギーの向きで2つに分けます。昇(アルファ・ベータ)と降(ガンマ・デルタ)です。昇の側について、グレンコはこう書いています。
昇社会タイプは社会発展の軌道を上方に動かす。彼らは長期的コミュニケーションにおいて集団主義原理を担うので、社会的・心理的エネルギーのドナー(donors)である。(中略)昇クアドラにおける発展過程の加速のもう1つの説明は、彼らの優先事項の中に、人の感情エネルギーの目的的使用に責任を持つ情報アスペクトEとLがあることである。
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ascending sociotypes move the trajectory of social development upward. They are donors of social and psychological energy because they carry a collectivist principle in long-term communication. (中略) Another explanation of the acceleration of the developmental processes in the ascending quadras: among their priorities are the information aspects E and L, responsible for the purposeful use of the emotional energy of a person.
上の引用にあるEはFe(外向倫理)、LはTi(内向論理)を表すグレンコの記号です。言い換えると、昇の側は、感情と論理の2つの要素を優先することで、社会へエネルギーを出すということです。
反対の降の側について、グレンコはこう書いています。
降社会タイプは、それを社会にもたらすよりも、周囲の社会からエネルギーを吸収する。それゆえ、彼らは社会的・心理的エネルギーの受容者とみなしうる。(中略)降社会タイプは本性上、集団主義者というよりも個人主義者であり、それゆえ集団全体の潜在力を増加させるために力を結束する欲望を持たない。(中略)降クアドラは共通の優先事項PとRを持っており、それら自体は動機ではない。事業論理Pは、以前に蓄積されたエネルギーによる動きであり、関係の倫理Rは、確立された関係体系への愛着を象徴する。
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sociotypes of descending quadras absorb energy from the surrounding society more than they bring energy it into it. Therefore, they can be considered as recipients of social and psychological energy. (中略) Descending sociotypes are by their nature more individualists than collectivists, so they do not have .the desire to unite their forces to increase the group-wide potential (中略) the descending quadras have common priorities P and R, which in themselves are not motive: the business logic P is the movement because of the previously stored energy, and the ethics of the relationship R symbolizes attachment to the established system of relationships.
上の引用にあるPはTe(外向論理)、RはFi(内向倫理)のことです。つまり、降の側は、社会にエネルギーを出すより、周りからエネルギーを受け取るということです。本性上、集団主義者というより個人主義者とされます。
デルタは、この降の側です。事業論理と関係の倫理という、蓄積されたものを使う2つの要素を優先すると書かれます。デルタから見ると、隣のガンマも同じ降で、隣のアルファも対角のベータも昇に入ります。
次元の差が非難になる
隣り合うクアドラの摩擦は、価値の違いだけでなく、同じ要素をどれだけ広く扱えるかの差からも説明されています。カルペンコは、ほかの研究者の指摘を受けて、こう書いています。
Г. В. チキリソヴァが正しく指摘したように、ある情報アスペクトの次元数が3であるクアドラが、同じアスペクトの次元数が4であるクアドラに文句をつけることはかなり多い。たとえば、クアドラαのアイデア(▲(Ne))を空想的で、非現実的で、根拠がないと非難するのは、まさにクアドラδの代表者である。クアドラβの観点からは、クアドラαの論理的構築物は「十分に論理的でない」(□(Ti))し、クアドラγはどうも意志感覚(●(Se))を過剰に発揮している。
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Как верно заметила Г. В. Чикирисова, довольно часто квадра, в которой мерность информационного аспекта равна трем, предъявляет претензии к квадре, у которой мерность этого же аспекта равна четырем. Так, именно представители квадры δ упрекают квадру α в фантастичности, нереальности и необоснованности их идей (). С точки зрения квадры β, логические построения квадры α «недостаточно логичны» (), а квадра γ как-то чрезмерно проявляет волевую сенсорику ().
この例でデルタは、アルファのアイデアを「空想的で、非現実的で、根拠がない」と非難する側に置かれています。デルタのNe(外向直観)は三次元で、アルファの四次元より狭く、狭い側が広い側に文句をつける向きです。批判の言葉は相手の欠点を指しているようで、実際は自分の側の次元が足りない領域を指していると読めます。
このように、外から見たデルタの輪郭は3本の線でできています。
ベータとは価値がすべて入れ替わり、同じ安定を、閉じた厳格さと開いた柔らかさで形にし合う、螺旋の2つの安定の極です。ガンマとは実務と誠実を共有し、選別の前の段階と完成の後の段階として並びます。アルファとは可能性と快を共有し、笑いの傾向まで共有しながら、体系か実務かの論証の形式で分かれます。
まとめると、構造上の対角はベータ1つです。ただし、隣の2つとの共有は、対立がないことを意味しません。アルファとは、アイデアの拒絶に至る論証の体系の衝突があり(カルペンコ)、ガンマとは品質と競争への態度で分かれます。
15社会とデルタクアドラ
クアドラ交替論は、社会の発展の段階を、4つのクアドラが順に受け持つとする考え方です。この章では、その中でデルタが受け持つとされる区間を解説します。理論の一般的な形は、共通の記事にあります。
デルタが受け持つ区間
ブカロフがエスノス(民族)の歴史と対応づけた交替論では、デルタの区間は循環の最後の段階に置かれます(共通の記事の交替論の章にあります)。ストラティエフスカヤの定義では、デルタの使命は「社会のその後の形態における生命を延長できる、新しい生まれつつある社会的関係のための肥沃な土壌の準備」でした(06章)。
つまり、維持と完成だけでなく、次の周回の準備までがデルタの仕事です。歴史学の枠組みとの対応づけは、後続の研究者による参照と適用の側で扱われています。例えば、アフォーニンは、クアドラ交替の構想とマルクス主義の歴史観を比べて、こう結論づけています。
結論: クアドラ交替のソシオニクス的構想と、マルクス主義の構成体・階級アプローチ(古典的な形でも、V. L. イノゼムツェフの解釈でも)は、完全に互いに整合する。より広い結論は、社会経済構成体〔原文:ОЭФ〕と発達の年齢段階の比較から引き出せる(中略)情報を持ち、自己組織化の能力を備えたシステムは、特定の発達段階(情報の水準)にあるなら、同じ発達の諸段階を通過し、同様の仕方で情報を処理する。
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Вывод: соционическая концепция сменяемости квадр и марксистский формационно- классовый подход (в классическом варианте и в интерпретации В. Л. Иноземцева) полно- стью согласуются друг c другом. Более широкий вывод можно сделать из сравнения ОЭФ и возрастных этапов разви(中略)формацию и обладающие способностью к самоорганизации, проходят одни и те же фазы развития и перерабатывают информацию подобным образом, если находятся на определен- ной стадии развития (уровне информации).
言い換えると、クアドラ交替の構想とマルクス主義の枠組みは、互いに整合するという主張です。これは経験的な検証ではなく、枠組みどうしの対応づけです。
思想史の側からの対応づけもあります。グレンコは、フロムの考えをクアドラ交替に重ねて、こう書いています。
20世紀において、心理学者にして哲学者のエーリッヒ・フロムはγからδへの移行について多くを書いた。彼は「人道主義的理想主義」と呼んだそのような社会の体系を夢見た。この苦痛なプロセスを、彼は所有(中央性)から存在(周辺)への態度の変化として想像した。ソシオニクス的に言えば、非暴力的な「存在」は、人々の「掌握する」F価値を自発的に放棄したのであり、これが第4のクアドラのイデオロギーによって規制された社会である。それは、δクアドラの非暴力的、協力的、生態学的社会となろう。
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In the twentieth century, the psychologist and philosopher Erich Fromm wrote a lot about the transition from the gamma to the delta. (中略) This painful process he imagined as a change of attitude toward possession (centrality) by setting on being (peripheral). (中略) There will be a non-violent cooperative ecological society of delta quadra.
上の引用にあるFは、グレンコがSe(外向感覚)を表す記号です。つまり、ガンマからデルタへの移行は、フロムの「所有から存在へ」に対応づけられるということです。力でつかむSe(外向感覚)の価値を自分から手放した社会が、デルタの非暴力的で協力的な社会とされています。
デルタの未来社会像(協力が競争に勝り、小集団の輪が生活の単位になり、語らない人道主義が実践される)は、09章のグレンコの記述で読んだとおりです。そして、循環はデルタで終わりません。05章のブカロフの記述のとおり、デルタの段階の中で新しい思想がさまよい始め、イニシアチブ・グループが生まれ、すべてが新たに始まります。
このように、交替論の中のデルタは、達成されたものを維持し完成させながら、次の周回の土壌を準備する最後の区間を受け持ちます。その下り坂は穏やかで(グレンコの「安心した老年」)、区間の終わりは崩壊ではなく、新しい始まりへの折り返しとして書かれています。
まとめると、デルタは循環の終点であり、同時に次の周回の土壌を準備する区間です。ここが要点です。
16デルタクアドラの見分け方
彼らは特徴の最も日常的な解釈に依存している。すなわち、「貴族」とは社会のなかでヒエラルキーを是認する者である、「民主」とはこのヒエラルキーを蔑む者である、等々。(中略)完全に正しい。残念ながら、こうした日常的解釈の流布に少なからず貢献しているのは、インターネットを介して利用可能で多くの人にテストとして利用されている「レイニン特徴計算機」である(実際にはテストでもなんでもないにもかかわらず)。
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Они пользуются самым что ни на есть бытовым толкованием признаков: «аристократы» — значит, утверждают в обществе иерархию; «демократы» — значит, эту иерархию презирают и т. д. (中略) Совершенно верно. К сожалению, распространению этого бытового толкования немало способствует «Калькулятор признаков Рейнина», который доступен через Интернет и используется многими как тест, хотя таковым вовсе не является.
レイニンの指摘では、「貴族」をヒエラルキーを認める人と読むのは、最も日常的な解釈への依存です。デルタは貴族側ですが、レイニンはこの読み方を問題として書いています。実際、ストラティエフスカヤの記述では、デルタは階層の論理を不条理として嘲笑する側です(14章)。
デルタの貴族性は、上下ではなく領分の内外(距離・称号・功績の表示)として働く、という読みは当サイトの思索です(11章)。この読みに立つと、ベータとの取り違えは、上下と内外の混同から生まれます。
規定される範囲と、使える手がかり
個人のクアドラへの帰属は、具体的な情報代謝タイプ(TIM)への帰属より早期に形成されることが導かれる。すなわち、より一般的な概念であるクアドラはまた進化的により早期のものであり、その4つのTIMによって、より遅い進化発達段階で分化する諸機能の相互作用システムを反映する一定の共通マトリクスを規定する。(中略)その答えは明らかに、個人の心の発達の最も早期の諸段階—おそらくは胚成長段階および臨床的出産段階—における心の形成史にある。
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Из предыдущего самого общего анализа следует, что принадлежность индивидуума к квадре формируется ранее, чем принадлежность к конкретному типу информационного метаболизма (ТИМУ). То есть, понятие квадры, будучи более общим, является и эволюционно более ранним, обуславливая своими 4-мя ТИМами некоторую общую матрицу, отражающую взаимодействующую систему их функций, дифференцирующихся на более позднем этапе эволюционного развития. (中略) Ответ, очевидно, лежит в истории формирования психики индивидуума на самых ранних этапах ее развития, предположительно, на стадии роста эмбриона и клинических родов.
上の引用にあるTIMは、情報代謝タイプのことです。言い換えると、クアドラへの帰属は、タイプへの帰属より早く形づくられるということです。その理由を、ブカロフは心の発達の最も早い段階に求めています。
形成が早いぶん、クアドラが決めるとされる範囲も広く取られます。ベータとデルタの関係を機関誌で論じたGromは、その範囲をこう書いています。
クアドラへの所属は、思考の全体的な方向、人生の価値、選好を規定する。
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И, очевидно, принадлежность к квадре задает общую направленность мысли, жизненных ценностей, предпочтений.
2つの引用を合わせると、クアドラへの帰属はタイプへの帰属より早く形づくられ、規定するのは思考の方向・価値・選好までです。行動のレベルの手がかりは、この記事で読んだ範囲では次のようになります。
まず、会話の作法(距離を保ち、順番に発言し、遮らない)で分かれるのは、貴族側と民主側までです。これだけでは、ベータとデルタを分けられません。
ベータとの分かれ目は、価値の側にあります。意志的な圧力と感情の高揚を手段とするか(ベータ)、それらを押しのけた側に置くか(デルタ)です。
また、アルファとの見分けには、会話の作法(遮り合うアルファ、順番のデルタ)と、論証の形式(体系のアルファ、実務のデルタ)が手がかりになります。ガンマとの見分けには、品質と競争への態度(費用対効果のガンマ、自己価値としての品質のデルタ)が手がかりになります。
さらに、本人の快適さの自己報告も手がかりです。干渉されないことや、作業と歓談の小さな輪を心地よいと感じるかどうかです。賢明側と果敢側の判定は、もともと外見では付かず、自己報告からしか取り出せないと書かれています(レイニン、04章)。
判定の一般則
判定の手順そのものは、共通の記事にまとめてあります。ここでは、そのうちデルタの判定で前提になるものを挙げます。サフチェンコは、クアドラの判定について、こう書いています。
- クアドラへの所属の判定は、ソシオニクスのタイプの判定なしに可能である。 2. 人格が自覚的に特定のクアドラと自分を同一視することは、そのタイプに対応すると想定される選好と一致しないことがある。
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1. Определение принадлежности к квадре возможно без определения соционического типа; 2. Сознательное отождествление личностью себя с определённой квадрой может не соответствовать предполагаемым предпочтениям, соответствующим её типу; 3. При определении принадлежности к квадре следует различать типные предпочтения и
言い換えると、クアドラはタイプを判定しなくても判定でき、本人の自覚はタイプの選好と食い違うことがあるということです。クアドラの判定がタイプの判定より先に立つという判定の順序と、自己申告の扱いを定めた2点です。デルタの判定でも、この順序が前提になります。
レイニンは、特性の名前の読み方についても、注意を書いています。
他の若干のレイニン特徴と同様、この特徴の名称は非常に人を惑わせうる。多くの場合、陽気さや深刻さを通常の理解で診断しようとしている。(中略)私の見解からすれば、これは 主観主義者/客観主義者 の特徴である。すなわち、「陽気」とは記述・理論・説明に方向づけられている者である。「深刻」とは客観的世界の論理に方向づけられている者である。本件における名称が不適切であることに同意する。
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Как и для ряда других признаков Рейнина, название этого очень может сбить с толку. Зачастую диагностировать пытаются весѐлость и серьѐзность в их обычном понимании. (中略) С моей точки зрения — это признак субъективисты–объективисты. Т. е. «веселые» — это те, кто ориентируется на описание, теорию, объяснение. «Серьезные» — ориентированы на логику объективного мира. Согласен, что название в данном случае неудачное.
特性の名前を日常の言葉として読むと外れるという、レイニン本人の注意です。レイニンは「陽気/深刻」を、主観主義者と客観主義者の特徴として読み直しています。デルタの判定でも、名前を日常の意味で読むことが最初の落とし穴になります。
このように、デルタの判定で外れやすいのは、「貴族=ヒエラルキー好き」という語義の罠と、物静かさからの内向の断定です。
まとめると、会話の作法だけでは、貴族側と民主側までしか分かれません。ベータとの分かれ目は価値の側(圧力と感情の高揚が手段か、押しのけられた側か)で見て、賢明側の判定は本人の快適さの自己報告によります。
17注釈
この章では、この記事の記述がどの水準のものかを短く仕分けします。定義から確定するのは02章の構造だけで、大半は観察と学説です。
デルタの記述は特に、グレンコの未来社会像(ネオパガニズム・小集団の未来)のように、観察ではなく構想の水準の記述を含みます。本文では、その都度どの水準の記述かを書いています。
クアドラで人を遠ざけない
レイニンは、タイプ間の相性の考えが広まる中で起きたことを、こう書いています。
タイプ間の相性に関する思想を普及する過程で、ある現象が現れた。それは「類型論的ショーヴィニズム」のようなものとして記述しうる。(中略)「間違ったタイプ」や「他のクアドラ」に属するように思える人々を遠ざける必要がない(中略)各人は何らかの情報を発信しており、通常それは、まさにあなたがその人と交流するその瞬間にあなたが必要としている情報なのである。受け取り方を学ぶ必要がある。
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In the course of popularization of the ideas about compatibility of types a phenomenon appeared, it could be described as some kind of “typological chauvinism”. (中略) there is no need to push those people away who seem to belong to “a wrong type' or “another quadra”. (中略) Every person transmits certain information and usually it is the information that you need at that very moment when you communicate with this person. It is necessary to learn how to receive.
上の引用にある類型論的ショーヴィニズムは、タイプを理由に人を排除する考え方のことです。つまり、クアドラ論が広まったこと自体が、「ほかのクアドラの人を遠ざける」誤った使い方を生んだという、当事者の警告です。どの人も何かの情報を発信していて、それはたいてい、交流しているその瞬間にこちらが必要としている情報だ、とレイニンは書いています。
そのため、デルタの穏やかさの記述は、ベータやガンマを避ける理由として書かれたものではありません。
どこまで確かめられているか
イェルマークは、集団の研究がどこまで進んでいるかを、こう書いています。
ソシオニクスにおける集団の相互作用は、理論的にも実践的にも、対応する研究を実施する複雑さのために、今のところ完全に不十分にしか研究されていないことを指摘すべきである。「しかし、いくつかの観察は既にある」(A.アウグスティナヴィチューテ [69])。たとえば、70年代に、A.アウグスティナヴィチューテ と彼女の集団、N.メドヴェージェフ、V.リャシキャヴィチュス らによって興味深い結果が得られた。80年代にはいわゆる「ヴィルニュス・ソシオニクス学派」[^125] によってさまざまな集団が積極的に研究された。1987-88年にこのコレクティブが実施した大規模な実験サイクルの主な結果は、シェフテル F.Ya. および コブリンスカヤ L.M. の論文[77]に公表されている。
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Надо отметить, что групповые взаимодействия в соционике как теоретически ‚ так и практически изучены пока совершенно недостаточно, повидимому, вследствие сложности проведения соответствующих исследований. “Однако, некоторые наблюдения уже имеются”(А.Аугустинавичюте[69]). Так, в 70-е годы интересные результаты были получены А.Аугустинавичюте и её группой, Н.Медведевым, В.Ляшкявичюсом и др. В 80-е годы активно исследовала различные группы т.н. “Вильнюсская школа соционики”. Основные результаты большого экспериментального цикла, выполненного этим коллективом в 1987-88 гг., опубликованы в работе Шехтер Ф.Я и Кобринской Л.М.[77].
言い換えると、集団の相互作用の研究はまだ不十分で、あるのは観察の蓄積だということです。70年代にはアウシュラたちが観察を重ね、80年代にはヴィルニュスの研究者たちが集団の実験を行いました。これが、システム論の立場から書くイェルマークの評価です。
この記事のデルタの集団像(小集団・穏健な集団主義・個別の誠実)も、その観察の蓄積の上に立っています。
同じ関係でもペアごとに違う
フィラトワは、同じ種類の関係でも、ペアによって現れ方が違うことを、こう書いています。
厳密に言えば、それぞれの具体的なペアについて、それぞれの種類の関係を個別に検討すべきであろう—それぞれの場合において、単にその心理タイプ自体の特性に関わる、独自の特徴が現れうるからである。これは、とりわけ同一の関係についても当てはまる。例えば、SEI、仲介者、SEI〔原文:デュマ〕は、それぞれが対立を和らげようとする者たちであり、同一の関係においても難なく共存するだろう。しかし例えば、SLE〔原文:ジューコフ〕、リアリストたちは、非常に権威主義的な人間であるため、首位を争って戦い始めるだろう。その鮮やかな例を、私たちはまさにスカーレットとレット・バトラーの関係の中に見出す。彼らは絶えず言い争い、互いに生意気な態度を取り、決して譲ろうとしない。
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А вот, к примеру, СЛЭ, Жуковы, Реалисты, будучи людьми в высокой степени авторитарными, начнут бороться за первенство, яркий пример чему мы и находим в отношениях Скарлетт и Рэтта Батлера, которые постоянно препираются, дерзят друг другу, не желая уступить.
18デルタクアドラの人物像
この章では、01章の答えを、本文で読んだ研究者の言葉で書き直します。並べる軸は5つです。軸の立て方は当サイトの整理で、各文の根拠は括弧内の研究者の章にあります。
集まりの雰囲気と会話の調子。 デルタの集まりは静かで、落ち着いた歓談と手を動かす共同作業が型です。会話の作法は貴族側で、距離を保ち、順番に発言し、遮りません。ただし、これはベータと共有する、貴族側2クアドラの観測です(レイニン)。この距離が序列でなく領分の尊重として働くという読みは、当サイトの思索です(11章)。
また、わずかな不作法が重く響く繊細さが記録されています(メゲジ)。内輪の率直さについて残るのは、IEE1人の物言いに、アルファの側の観察者が驚いたという記録です(レイニン)。最も真面目な話題を笑いに変える傾向は、アルファと共有する持ち物です(アウシュラ)。
大事にすること。 Te(外向論理)の実務と品質、Fi(内向倫理)の個別の誠実、Ne(外向直観)の可能性の育成、Si(内向感覚)の穏やかな快適さの4つです。品質は採算から独立した自己価値で(カルペンコ)、倫理の判断はいつも具体的な生活状況に結びつけられます(カルペンコ)。
そして、人道主義は語られず、実行されます(グレンコ)。人格の権利は体系の権利に優越し、内的世界への不干渉が価値として明記されています(ストラティエフスカヤ)。
物事の決め方。 実務の資質と経験がある人の判断を尊重し、各自の領分には干渉しません。功績と称号は名乗ってよいものとして扱われ、それは序列ではなく、実現の度合いの表示です(ストラティエフスカヤ)。
また、競争は力の無駄遣いとみなされ、決めるのは実務の資質と能力であるべきだとされます(ツィピン)。組織の軸は勝敗ではなく、各自が力を発揮できる条件づくりです(ブカロフ)。一方でブカロフは、デルタの段階でも競争は続き、その対象が市場から個性の発現可能性へ移ると書いています(05章)。
苦手なこと、負担になること。 1つは力の押し合いで、強い圧力への反応は、回避か、妥協なしの籠城かの二択になりがちです(カルペンコ)。
もう1つは体系のための議論で、階層の論理は不条理として映ります(ストラティエフスカヤ・カルペンコ)。さらに感情の即興も苦手で、感情は礼節の枠の内に収められます(カルペンコ)。
負担の中心に置かれるのは、自分の空間と内的自由を侵されることです(ストラティエフスカヤ「我が家は我が城」)。リスクと強行軍と期限の圧迫も、働きの質を直接下げます(ストラティエフスカヤ)。
どんな人たちか—まとめ。 デルタクアドラとは詰まるところ、品質と誠実で生活を仕上げ、干渉しない距離で人を守り、可能性を育てて次の始まりへ渡す、安定と成長のクアドラです。社会の中では、達成されたものを磨き上げながら、次の周回の土壌を準備する最後の区間を受け持つとされます(ブカロフ・ストラティエフスカヤ)。その下り坂は、安心した老年のように穏やかです(グレンコ)。
かみ砕いて言えば、デルタの集まりでは、それぞれが自分の持ち場で仕事を仕上げ、互いの領分に踏み込まず、居心地の整った場で静かに過ごします。4人は同じ価値を別の位置で担い、役割は交代し、ペアで気質が割れ、ふるまいは場で変わります。そのため、この像は4タイプの平均像であって、1人ずつの予言ではありません。
それでも、少なくとも、これだけは研究者をまたいで残ります。品質そのものが誇りになり、個別の誠実が人の評価の基準になり、穏やかさが守るべき条件として扱われる。この3点は、主要な記述の系列を横断して、最後まで残りました。一方、干渉しないことを価値として明記するのはストラティエフスカヤ1系列で、ほかの系列に残るのは近い方向の別の記述です。
+索引(引用文献)
- [1]アウシュラ『レイニン特性理論』(1998年)第6部 本文へ
- [2]アウシュラ『レイニン特性理論』(1998年)第6部 本文へ
- [3]アウシュラ『レイニン特性理論』(1998年)第6部 本文へ
- [4]アウシュラ/Reinin「アウシュラとReininの書簡断片(第2部)」(原題:Фрагменты переписки)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №213、pp. 39–48(2007年) 出典リンク 本文へ
- [5]アウシュラ/Reinin「アウシュラとReininの書簡断片(第2部)」(原題:Фрагменты переписки)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №213、pp. 39–48(2007年) 出典リンク 本文へ
- [6]アウシュラ『ソシオニクス: 心理タイプ・テスト』(1998年) LSIの章 本文へ
- [7]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(原題:Socionics: Typology. Small Groups.、2010年)小集団の形態論 本文へ
- [8]Reinin(聞き手: Vladimir Mironov)「二分法的特徴の理論の創造について」(原題:О создании теории дихотомических признаков)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №209、pp. 67–69(2006年) インタビュー 出典リンク 本文へ
- [9]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(原題:Socionics: Typology. Small Groups.、2010年)ソシオンの空間モデル 本文へ
- [10]Reinin(聞き手: Vladimir Mironov)「二分法的特徴の理論の創造について」(原題:О создании теории дихотомических признаков)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №209、pp. 67–69(2006年) インタビュー 出典リンク 本文へ
- [11]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(原題:Socionics: Typology. Small Groups.、2010年)デルタ・クアドラ 本文へ
- [12]Bukalov「情報代謝機能の形成メカニズムについて—個体誕生過程における機能形成」(原題:О механизме формирования функций информационного метаболизма в процессе рождения индивидуума)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №168、pp. 19–34(1996年) 出典リンク 本文へ
- [13]Bukalov「4つの進化段階とクアドラ交替の法則について」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №165(1995年) 本文へ
- [14]Bukalov「インタータイプ関係の記述」(原題:Описания интертипных отношений)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №126、pp. 19–30(2012年) 出典リンク 本文へ
- [15]Bukalov「インタータイプ関係の記述」(原題:Описания интертипных отношений)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №126、pp. 19–30(2012年) 出典リンク 本文へ
- [16]Bukalov「インタータイプ関係の記述」(原題:Описания интертипных отношений)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №126、pp. 19–30(2012年) 出典リンク 本文へ
- [17]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались、刊年不詳)第II部 本文へ
- [18]Stratiyevskaya『お別れしないために』(刊年不詳)第II部 本文へ
- [19]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались、刊年不詳)第II部 本文へ
- [20]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались、刊年不詳)第II部 本文へ
- [21]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались、刊年不詳)第II部 本文へ
- [22]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались、刊年不詳)第II部 本文へ
- [23]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались、刊年不詳)第II部 本文へ
- [24]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались、刊年不詳)第II部 本文へ
- [25]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались、刊年不詳)第II部 本文へ
- [26]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались、刊年不詳)第II部 本文へ
- [27]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались、刊年不詳)第II部 本文へ
- [28]Stratiyevskaya『クアドラコンプレックス』(原題:Квадровые комплексы、2009年)第4部 本人のブログに掲載された連載。記事冒頭に『ソシオニクスの基礎』(Основы соционики)からの抜粋との断り書きがある。訳は当サイト 出典リンク 本文へ
- [29]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(原題:Личность в зеркале соционики、2001年)第2部第3章第1節 本文へ
- [30]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(原題:Личность в зеркале соционики、2001年)第2部第3章第1節 本文へ
- [31]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(原題:Личность в зеркале соционики、2001年)第2部第3章第2節 本文へ
- [32]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(原題:Личность в зеркале соционики、2001年)第2部第3章第2節 本文へ
- [33]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(2001年)第2部第3章第2節 本文へ
- [34]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(原題:Личность в зеркале соционики、2001年)第2部第3章第1節 本文へ
- [35]Karpenko「情報流アスペクトによるクアドラ順位づけについて」(原題:О ранжировании квадр по аспектам информационного потока)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №154、pp. 28–39(2002年) 出典リンク 本文へ
- [36]Karpenko「情報流アスペクトによるクアドラ順位づけについて」(原題:О ранжировании квадр по аспектам информационного потока)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №154、pp. 28–39(2002年) 出典リンク 本文へ
- [37]Karpenko「情報流アスペクトによるクアドラ順位づけについて」(原題:О ранжировании квадр по аспектам информационного потока)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №154、pp. 28–39(2002年) 出典リンク 本文へ
- [38]Karpenko「情報流アスペクトによるクアドラ順位づけについて」(原題:О ранжировании квадр по аспектам информационного потока)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №154、pp. 28–39(2002年) 出典リンク 本文へ
- [39]Karpenko「情報流アスペクトによるクアドラ順位づけについて」(原題:О ранжировании квадр по аспектам информационного потока)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №154、pp. 28–39(2002年) 出典リンク 本文へ
- [40]Karpenko「情報流アスペクトによるクアドラ順位づけについて」(原題:О ранжировании квадр по аспектам информационного потока)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №154、pp. 28–39(2002年) 出典リンク 本文へ
- [41]Karpenko「情報流アスペクトによるクアドラ順位づけについて」(原題:О ранжировании квадр по аспектам информационного потока)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №154、pp. 28–39(2002年) 出典リンク 本文へ
- [42]Karpenko「情報流アスペクトによるクアドラ順位づけについて」(原題:О ранжировании квадр по аспектам информационного потока)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №154、pp. 28–39(2002年) 出典リンク 本文へ
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- [47]Gulenko『64の肖像』(2019年)クアドラ論 本文へ
- [48]Gulenko『64の肖像』(2019年)クアドラ論 本文へ
- [49]Gulenko『64の肖像』(2019年)クアドラ論 本文へ
- [50]Gulenko『64の肖像』(2019年)クアドラ論 本文へ
- [51]Gulenko『64の肖像』(2019年)クアドラ論 本文へ
- [52]Gulenko『64の肖像』(2019年)クアドラ論 本文へ
- [53]Gulenko『64の肖像』(2019年)クアドラ論 本文へ
- [54]Sergei Savchenko「クアドラ。クアドラのイデオロギー。クアドラの時代」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №106、pp. 28–35(2000年) 本文へ
- [55]Valentina Meged「クアドラのエロス的プログラム」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №134、pp. 56–58(2001年) 本文へ
- [56]Paul Tsypin「機能の符号とクアドラ的世界観」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №205、pp. 14–17(2006年) 本文へ
- [57]Alexander Devyatkin「クアドラ価値観とクアドラ内の統合関係」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №210、pp. 27–32(2007年) 本文へ
- [58]Yermak『人を理解することを学ぶには』(原題:Как научиться понимать людей、2005年)付録2 本文へ
- [59]アウシュラ『レイニン特性理論』(1998年)第4部 本文へ
- [60]アウシュラ『レイニン特性理論』(1998年)第5部 本文へ
- [61]Reinin「小集団の類型論」(原題:Типология малых групп)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №170、pp. 21–24(1996年) 出典リンク 本文へ
- [62]Gulenko『64の肖像』(2019年)クアドラ論 本文へ
- [63]Gulenko『64の肖像』(2019年)クアドラ論 本文へ
- [64]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались、刊年不詳)第II部 本文へ
- [65]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались、刊年不詳)第II部 本文へ
- [66]Stratiyevskaya『お別れしないために』(刊年不詳)第II部 本文へ
- [67]Stratiyevskaya『お別れしないために』(刊年不詳)第II部 本文へ
- [68]Karpenko「情報流アスペクトによるクアドラ順位づけについて」(原題:О ранжировании квадр по аспектам информационного потока)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №154、pp. 28–39(2002年) 本文へ
- [69]Gulenko『64の肖像』(2019年)クアドラ論 本文へ
- [70]Gulenko『64の肖像』(2019年)クアドラ論 本文へ
- [71]Karpenko「情報流アスペクトによるクアドラ順位づけについて」(原題:О ранжировании квадр по аспектам информационного потока)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №154、pp. 28–39(2002年) 出典リンク 本文へ
- [72]Vyacheslav Afonin「ソシオニクスの社会哲学的構想をめぐって。長期・中期・短期の歴史的展望におけるクアドラの交代」(原題:К вопросу о социально-философской концепции соционики. Сменяемость квадр в долгосрочной, средне- и краткосрочной исторической перспективе)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №159、pp. 36–44(2009年) 出典リンク 本文へ
- [73]Gulenko「クアドラ価値—社会的不平等の心理学的ルーツ」(原題:Квадральные ценности. Психологические корни социального неравенства)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №106(2000年) 本文へ
- [74]Reinin「レイニン特徴をめぐる議論への若干の覚書」(原題:Некоторые заметки к дискуссии о признаках Рейнина)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2003年) 本文へ
- [75]Bukalov「情報代謝機能の形成メカニズムについて—個体誕生過程における機能形成」(原題:О механизме формирования функций информационного метаболизма в процессе рождения индивидуума)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №168、pp. 19–34(1996年) 出典リンク 本文へ
- [76]Yuliya Grom「関係の一種・世界認識の方法としての対立(ベータ・デルタクアドラ間関係を例に)」(原題:Конфликт как вид отношений и способ познания мира (на примере отношений квадр бета и дельта))『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №156、pp. 7–17(2009年) 出典リンク 本文へ
- [77]Sergei Savchenko「クアドラの進化と交代」(原題:Эволюция и сменяемость квадр)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №107、pp. 37–40(2000年) 本文へ
- [78]Reinin「レイニン特徴をめぐる議論への若干の覚書」(原題:Некоторые заметки к дискуссии о признаках Рейнина)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2003年) 本文へ
- [79]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(原題:Socionics: Typology. Small Groups.、2010年)ソシオンの空間モデル 本文へ
- [80]Yermak『人を理解することを学ぶには』(原題:Как научиться понимать людей、2005年)第8章 本文へ
- [81]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(原題:Личность в зеркале соционики、2001年)第2部第3章第2節 本文へ
