脆弱機能 超詳細解説
モデルAの4番目の機能・超自我ブロック・メンタルリング
モデルAの脆弱機能(最小抵抗点・PoLR・痛みを伴う機能)を、ソシオニクスの研究文献からの引用をもとに解説するページです。当サイトの通常ページは、理論を短く言い換えて説明します。一方、このページは研究文献からの引用を資料として示し、その比較と分析で構成します。対象は、創始者のアウシュラ・アウグスティナヴィチューテ(Aushra Augustinaviciute)から、レイニン、ブカロフ、ストラティエフスカヤ、フィラトワ、イェルマーク、カルペンコ、グレンコ、そしてシステム・ソシオニクス学派(エグリト)までの各研究者です。同じ脆弱機能を、研究者ごとにどう呼び、どう観測し、どう記述したかを、引用で示します。
先に結論を知りたい方は、12章「研究者間で残る中核と食い違い」をご確認ください。
01脆弱機能とは何か
一般に、脆弱機能はモデルAの4番目の機能で、8つの機能のうちいちばん弱いところと説明されます。「最小抵抗点(PoLR)」「痛みを伴う機能」「痛みの機能」「敏感な機能」といった別名や、番号で「第4機能」と呼ばれることもあります。
よく言われるのは、その領域のことは苦手で、重要だとも思っていないという像です。そのため後回しにして、気づくと痛い目に遭います。人から指摘されると普通以上に痛く、褒められても素直に受け取れないとも言われます。
また、その領域はできるだけ避けて通るとされます。どうしても必要なときは、やらずに済ます道か、別の機能で代わりにこなす道を探します。出方は極端で、まったく動かないか、逆に思い切った手に出るかのどちらかになりやすいと言われます。
頭で分かっても、行動は変えにくいとされます。いちばん助けになるのは、その領域を得意とする相手(双対)が自然に補ってくれることです。おおよそ、これが一般に言われている像です。
タイプ別によく挙げられる例もあります。例えば、Ne(外向直観)が脆弱なLSIやESIは、「もしこうなったら」の不確実さに弱いと言われます。何年も先まで計画を固めるか、迷ったあげくに思い切った決断をするかの、どちらかになりやすいとされます。
また、Te(外向論理)が脆弱なSEIやIEIは、馴染みのない情報源の事実を受け付けにくいと言われます。日常の実務が負担になりやすく、手をつけられないか、逆に詰め込みすぎるかに振れるとされます。一方、Fi(内向倫理)が脆弱なILEやSLEは、人との距離の取り方や好き嫌いの扱いが苦手と言われます。
この像は、あとで見る研究者の記述がところどころ切り出されて広まったものと考えられます。弱い・痛い・避ける・極端、という点はたいてい合っています。
ですが、研究者ごとに呼び名も力点も違い、「弱い」の中身の説明も1つではありません。
読この記事の読み方
想定読者は、モデルAの入口ページやタイプ別の8機能の詳細解説を読み終えて、出典まで確かめたい人です。各章で研究者の記述を引用で示し、そのすぐ下に当サイトの読み方(何が共通し、どこが違うか)を書きます。
流れは、01章が一般に言われている像、02章がユングの劣等機能との関係、03〜11章が研究者別の記述(このページの中心)、12章が横断比較です。続く13〜17章が各論(創造・実演・動員との比較、次元性、16タイプ、誤読、懸念)、18章が「脆弱機能とは、詰まるところ」の当サイトのまとめです。また、引用には初出順の番号が付き、押すと巻末の索引へ飛び、索引から本文へ戻れます。引用の扱い方(逐語性、訳出、編集操作)は末尾の「引用と記述の方法」にあります。
ページ冒頭の「コピーしてAIで要約!」を押すと、要約用の指示文とこのページの本文がクリップボードに入ります。AIに渡すと、要約のほか、引用の意味を聞く・研究者ごとの違いを整理させる・自分のタイプの脆弱機能に絞って読み直す、といった使い方ができます。長すぎるときは、章ごとに分けて渡す方法もあります。
02ユングの劣等機能との関係
脆弱機能はモデルAに固有の位置で、ユングの類型論に直接の対応物はありません。ただし、ソシオニクスの文献は、脆弱機能を語るときにユングの「劣等機能」の語彙をしばしば借ります。そのため、先に両者の関係を確認します。
ユングの劣等機能
ユングは『心理学的類型』の定義の章で、劣等機能を次のように定義しています。
劣等機能。この語は、分化の過程で立ち遅れた機能を指す。経験の示すところでは、一般に不利な事情のため、誰もが自分のすべての心理機能を同時に発達させることは実際上不可能である。(中略)この一面的発達の結果、一つまたは複数の機能は必然的に発達が遅れる。これらの機能は、精神病理学的意味ではなく心理学的意味において、適切に「劣等」と呼びうる。それらは決して病的なのではなく、好まれた機能と比べて発達が遅れているにすぎないからである。
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INFERIOR function. This term is used to denote the function that lags behind in the process of differentiation (q.v.). Experience shows that it is practically impossible, owing to adverse circumstances in general, for anyone to develop all his psychological functions simultaneously. The demands of society compel a man to apply himself first and foremost to the differentiation of the function with which he is best equipped by nature, or which will secure him the greatest social success. Very frequently, indeed as a general rule, a man identifies more or less completely with the most favoured and hence the most developed function. It is this that gives rise to the various psychological types (q.v.). As a consequence of this one-sided development, one or more functions are necessarily retarded. These functions may properly be called inferior in a psychological but not psychopathological sense, since they are in no way morbid but merely backward as compared with the favoured function.
言い換えると、劣等機能とは、すべての機能を同時には育てられないために、育つのが遅れた機能のことです。ユングは、それが病的なものではなく、好まれた機能に比べて発達が遅れているにすぎないとはっきり書いています。
脆弱機能の「弱さ」を病理ではなく分化の差として読むこの視点は、後のソシオニクス文献の語り口と重なります(特にカルペンコ、09章)。また、劣等機能の現れ方についての記述も、脆弱機能の観測と比べるうえで参考になります。ユングは、その現れ方をこう書いています。
優位機能は常に意識的人格の表現であり、その目的、意志、達成を体現する。これに対して劣等機能は、その人に生じる出来事の側に属する。(中略)外向的感情タイプは典型例である。その人は周囲と優れた感情的ラポールを築く一方、ときに比類のないほど無神経な意見を口にすることがある。こうした意見は劣等で無意識的な思考に由来する。この思考は意識的統制に部分的にしか従わず、対象との関係づけも不十分であるため、大部分において配慮や責任なしに働きうる。
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The superior function is always the expression of the conscious personality, its aim, its will, and its achievement, whilst the inferior functions belong to the things that happen to one. Not that they merely beget blunders, &g. lapsus linguae or lapsus calami, but they may also breed half or three-quarter resolves, since the inferior functions also possess a slight degree of consciousness. The extraverted feeling type is a classical example of this, for he enjoys an excellent feeling rapport with his entourage, yet occasionally opinions of an incomparable tactlessness will just happen to him. These opinions have their source in his inferior and subconscious thinking, which is only partly subject to control and is insufficiently related to the object ; to a large extent, therefore, it can operate without consideration or responsibility.
上の引用にある優位機能は、その人がいちばんよく使う機能のことです。つまり、優位機能は本人が意図して使うものですが、劣等機能は意図せずに起きてしまうものだということです。ユングは、この後者を「その人に生じる出来事の側に属する」と表しています。
例えば、外向的感情型は周りとうまく感情のつながりを築く一方で、ときに「比類のないほど無神経な意見」を口にします。ユングはこれを、劣等で無意識的な思考、つまり意識の統制に一部しか従わない思考から出たものとして説明しています。
分化した機能と未分化の機能
「分化」はユングの類型論の基礎になる語で、このページでは18章まで何度も戻ってきます。ユングは、定義の章で分化をこう説明しています。
分化とは、差異の発達、全体からの部分の分離を意味する。本書では分化の概念を主として心理的機能について用いる。ある機能がなお他の一つまたは複数の機能と癒着していて—思考が感情と、感情が感覚と、というように—単独では働けないかぎり、その機能は原始的な状態にあり、すなわち分化しておらず、全体から特別な部分として分離して独立に存在してはいない。(中略)概して未分化の機能はまた、両価性と両向性を特徴とする。すなわち、どの立場もそれ自身の否定を伴い、このことが未分化の機能の使用に特有の抑制をもたらす。
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DIFFERENTIATION means the development of differences, the separation of parts from a whole. In this work I employ the concept of differentiation chiefly with respect to the psychological functions. So long as a function is still so fused with one or more other functions—thinking with feeling, feeling with sensation, etc.—that it is unable to operate on its own, it is in an archaic condition, i.e., not differentiated, not separated from the whole as a special part and existing by itself. Undifferentiated thinking is incapable of thinking apart from other functions; it is continually mixed up with sensations, feelings, intuitions, just as undifferentiated feeling is mixed up with sensations and fantasies, as for instance in the sexualization (Freud) of feeling and thinking in neurosis. As a rule, the undifferentiated function is also characterized by ambivalence and ambitendency, i.e., every position entails its own negation, and this leads to characteristic inhibitions in the use of the undifferentiated function.
ここでいう分化とは、「全体からの部分の分離」、つまりある機能が他の機能から切り離されて、単独で働けるようになることです。反対に、ある機能が他の機能と癒着して単独で働けないかぎり、その機能は「分化しておらず」、原始的な状態にあるとされます。
また、未分化の機能は「両価性と両向性」を特徴とします。これは、相反する評価や方向づけが同時にあることです。そのため「どの立場もそれ自身の否定を伴い」、使用に「特有の抑制」が生じる、という定義です。
1923年の講演では、同じことが強い機能との対比で、より具体的に書かれます。
それらは多かれ少なかれ原始的で幼稚な状態に、しばしば半ば意識的な、あるいはまったく無意識的な状態にさえ留まる。これら相対的に未発達の機能が、各タイプに特徴的で、その性格全体の不可欠の一部をなす特有の劣等性を形づくる。(中略)ある機能が分化しているかどうかは、その強さ、安定性、一貫性、信頼性、適応性から容易に見分けられる。しかし機能の劣等性は、しばしばそれほど容易には見分けも記述もできない。本質的な基準は、その自立性の欠如とそれに伴う人と状況への依存、気分やむら気へ私たちを傾けること、その使用の当てにならなさ、その被暗示的で不安定な性格である。
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They remain in a more or less primitive and infantile state, often only half conscious, or even quite unconscious. These relatively undeveloped functions constitute a specific inferiority which is characteristic of each type and is an integral part of his total character.〔中略〕Whether a function is differentiated or not can easily be recognized from its strength, stability, consistency, reliability, and adaptedness. But inferiority in a function is often not so easy to recognize or to describe. An essential criterion is its lack of self-sufficiency and consequent dependence on people and circumstances, its disposing us to moods and crotchetiness, its unreliable use, its suggestible and labile character.
ユングの見分け方では、分化した機能は強く安定して当てにできますが、劣等な機能は人や状況に左右されて当てにならないとされます。分化した機能は「強さ、安定性、一貫性、信頼性、適応性」で見分けられます。一方、劣等な機能の目印は「人と状況への依存」「気分やむら気」「使用の当てにならなさ」「被暗示的で不安定な性格」です。
このように、ユングの枠では強い機能ほど分化し、弱い機能は未分化です。そして、未分化の機能は両価的で不安定に振れます。この対比が、そのまま優位機能と劣等機能の対比です。
読むときの注意
ユングの「劣等機能」は、要素で見ると暗示機能で、脆弱機能ではありません(ILEなら劣等はSi、脆弱機能はFi)。このページで借りるのは、劣等機能の働き方の記述—「意識的統制に部分的にしか従わない」「出来事の側に属する」—だけです。
振り返ると、脆弱機能に直接対応する概念は、ユングにはありません。ですが、劣等機能の定義(分化の遅れ、病理ではない)と働き方の記述(統制に部分的にしか従わない)は、ソシオニクス文献の脆弱機能の記述の源流として読めます。
また、分化の語で見ると、ユングでは強い機能が分化し、弱い機能は未分化です。未分化の機能は、他の機能と癒着し、両価的で、気分と状況に左右されます。この対比が脆弱機能とどう関わるかは、03章・10章と18章で扱います。
03アウシュラの記述
アウシュラの脆弱機能の記述は、主に2つの底本にあります。『機能の理論(フンクツィオニカ)』と『ソシオニクス入門』です。
アウシュラの番号は現行と違い、『機能の理論』の「第3機能」が現行の脆弱機能(4番)、「第4機能」が現行の規範機能(3番)、『入門』の初期モデルでは「III」が脆弱機能(4番)です。引用内の番号はそのまま残し、本文は現行の名前で書きます。
第3機能の定義—最小抵抗の場
『機能の理論』の第3機能(=脆弱機能、4番)の節は、短い定義文と、日常の反応の列挙からなります。訳書では「最少抵抗の場」と書かれていますが、本ページの本文では、ほかの研究者と揃えて最小抵抗の場と書きます。アウシュラは、第3機能をこう定義しています。
すべてのメンタル機能のなかで最も弱く、情報は非常に表面的に知覚され、しかもいつもとは限らない。第4機能は情報をあまり提供せず、第3要素について正確に知り、感じ、自信ある行動を行うためには、それは明白にしてほぼ常に不足している。これが規定するのは、第一に、周囲の人々の圧迫(MNS、最少抵抗の場)にきわめて抵抗しがたいことであり、それは非常に無神経なものとして知覚される。また他方では、多くのコンプレックスや、周囲への不適切な反応(たとえば、同情してもらおうとする自虐や、現実に存在しないものの捏造など)を引き起こす(中略)周囲からの批判はとくに鋭く、痛々しく受け止められる。
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Самая слабая из всех ментальных , информация воспринимается очень поверхностно , да и то не всегда . Четвертая функция предоставляет мало информации, которой для точного знания , чуства и уверенных действий по третьему элементу явно и почти всегда не достает. Это определяет и то, что во первых, очень тяжело сопротивляться нажиму окружающих ( МНС ) , который воспринимается как очень не тактичный , а с другой стороны приводит к множеству комплексов , неадекватных реакций на окружающее ( например , самобичевание , чтоб пожалели ) , выдумывание реально не существующих вещей и т.п.〔中略〕Критика окружающиь воспринимается особенно остро и обидно .
アウシュラの定義を平たく言えば、脆弱機能の要素については情報が表面的にしか入らず、周りの圧力にも批判にも弱いということです。
アウシュラは、「すべてのメンタル機能のなかで最も弱く」「情報は非常に表面的に知覚され」と定義しています。そのあとに、人の圧迫に抵抗しにくいこと、そこからコンプレックスと不適切な反応(同情を求める自虐、捏造)が出ることを書いています。
引用を省いた部分では、褒め言葉が警戒させること、失敗が長く尾を引き他人の前で恥ずかしいこと、助けへの恩は返さねばならないことが列挙されます。
また、引用内の「第4機能は情報をあまり提供せず」は、現行の規範機能(3番)を指します。つまり、規範機能が集めた情報では、脆弱機能の要素について自信をもって動くには足りないという説明です。後にストラティエフスカヤ(06章)が「規範機能から歪んだ情報の欠片が落ちてくる」と書く筋の、原型と読めます。
同じ節には、本人への助言が二人称で添えられています。
第3機能における自己調整。落ち着きを取り戻しなさい。きっと見えるほど悪くはない。批判を落ち着いて受け止め、平静に、自分に無理強いせずにそれを考慮するように努めなさい。自分のクアドラの人たちと、特に双対ともっと交流しなさい。(個体が第3アスペクトについて望みうる最良のものは、自由であり、行動の方法や、その人にもその人の意見にもいつも頼ることのできる友を、縛られずに選べることである。)
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Саморегуляция по 3 функции . Станьте спокойнее , наверняка не все так плохо , как кажется , спокойнее относитесь к критике, старайтесь спокойно и не насилуя себя ее учитывать . Больше общайтесь с представитялями своей квадры , и особенно с дополнениями . ( Лучшее , чего может желать индивид по 3 аспекту - это свобода , не стесненность в выборе способа действия , друга , на которого и на мнение которого всегда можно положиться . )
上の引用にある補完者は、双対の相手のことです。つまり、アウシュラは脆弱機能への対処を、本人の自己調整と、補完者(双対)との交流の2本立てで書いているということです。「落ち着きを取り戻しなさい」が前者、「自分のクアドラの人たちと、特に双対ともっと交流しなさい」が後者です。
括弧の中では、脆弱機能について望める最良のものを、行動の仕方や頼る相手を拘束なく選べることとしています。後続の研究者の記述にも、同じ2本立てが見られます(06章)。
アウシュラは、節の終わりをこう要約しています。
要約:第3機能は—最少抵抗の場、すべての意識的機能のなかで最も発達が弱く、抑え込まれた創造であり、その発達を妨げるコンプレックスの場。その弱さの克服なしには満ち足りた生活は不可能である。
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Резюме : 3-я функция - место наименьшего сопротивления , самая слаборазвитая из всех сознательных , задавленное творчество, место комплексов , мешающих ее развитию . Без преодоления ее слабости полноценная жизнь невозможна .
この要約で目を引くのは、「抑え込まれた創造」という言い方です。脆弱機能は生成側(プロダクティヴ)の機能で、アウシュラはこれを最小抵抗の場であると同時に、「創造」の一種として書いています。
また、弱さを「発達を妨げるコンプレックスの場」と結び、「その弱さの克服なしには満ち足りた生活は不可能」と締めています。脆弱機能の弱さを生活全体の条件にまで広げる評価で、ほかの研究者と比べて重い表現です。
強さと弱さ、ブロックと助け
アウシュラは「弱い」の意味を、3標識の1つとして一般的に定義しています。3標識とは、強弱・メンタルかバイタルか・受容か生成かという、位置を分ける3つの目印のことです。
機能の弱さは、情報の不安定で不確実な、神経症的な運用を規定する。行動、意見、判断、感情への社会の影響を受けやすいこと。(中略)一方で弱い機能は「間に合わない」のであり、情報の蓄積を必要とし、その情報は基本的に自身単独でというよりは、強い機能のための燃料として用いられる。
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Слабость функций определяет неспокойное, неуверенное и неврозное владение информацией . Подверженность влиянию социума на действия , мнения , суждения , эмоции .〔中略〕Динамическая сторона признака : сильные функции всегда полны информации , готовы к использованию и используются ( кинетические ); слабые же функции "не успевают" , нуждаются в накоплении информации, которую используют в основном не сами по себе , а как горючее для сильных .
弱い機能は情報を安定して扱えず、周りの影響を受けやすい、というのがこの定義の要点です。アウシュラは、弱い機能が「情報の不安定で不確実な、神経症的な運用」を規定し、「行動、意見、判断、感情への社会の影響を受けやすい」と書いています。
また、弱い機能は「間に合わない」ので情報の蓄積を必要とし、その情報は強い機能のための燃料として使われるとされます。これは脆弱機能に固有の記述ではありませんが、脆弱機能の弱さを読むときの前提になる言葉です。
同じ文書には、機能は単独では働かず、ブロックで働くという説明もあります。
機能はモデルAの静的構造をなしている。それらは単独では働かず、常にペアで—ブロックとして働く。ブロックのアクセプト(受容)機能は可能な限り現実を反映し、プロダクティヴ(生成)機能は反応し、創造的に適応する。これはほぼ同時に起こり、機能が強く分化されているほど速い。
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Функции - составляют статическую структуру модели А. Они не работают по одиночке , но всегда парами - блоками . Акцептная функция блока по возможности отражает действительность , продуктивная реагирует , творчески приспосабливаясь . Происходит это почти одновременно , тем быстрее , чем более сильно дифференцирована функция.
上の引用にあるアクセプト機能は受け取る側の機能、プロダクティヴ機能は受け取ったものに反応して出す側の機能のことです。つまり、2つの機能は組になって、受け取るのとほぼ同時に反応するということです。その速さは、機能が強く分化しているほど増すとされています。
同じ節でアウシュラは、弱いブロックは行為か説明による助けを必要とし、エネルギーと情報を蓄積する時間が要る、とも書いています。脆弱機能を含む超自我ブロックは、個体の活動を制限し、個体を社会の要求に方向づけるブロックとして置かれます。
節の後半には、情報の流れについての短い記述があります。
情報はある意味で心理のエネルギーであり、心理はそれによって養われ、加工し、出力する。このエネルギーには2種類ある:メンタル(ここでは情報性が最も顕著)とバイタル。その流入はそれぞれ第4機能と第8機能に起こる。(中略)第3チャネルでは「点火」が起こり、ここで重要なのは、自我ブロックで実現できる以上のエネルギーが放出されないことである。
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Информация в известном смысле энергия психики , она ею питается, перерабатывает ивыдает . Энергия эта двух видов : ментальная ( здесь информационность наиболее заметна ) и витальная . Поступление ее происходит соответственно на 4-ю и на -4 функции.〔中略〕на 3-ем канале происходит "зажигание" и здесь важно , чтобы не выделялось больше энергии, чем ее может реализоваться на блоке Эго .
「第4機能と第8機能」はアウシュラの番号で、現行の規範機能(3番)と暗示機能(5番)です。どちらも弱い受容側の機能で、情報(心理のエネルギー)はそこから入ってくると書かれています。
一方、「第3チャネル」が現行の脆弱機能(4番)です。アウシュラはここを、入ってきた情報を自我ブロックの活動へ渡す点火の場所と見ています。条件は、「自我・ブロックで実現できる以上のエネルギーが放出されないこと」です。
言い換えると、脆弱機能では「点火」が起こり、そこで出すエネルギーが自我ブロックで使える量を超えないことが大事だということです。弱さとは別の角度から脆弱機能を書いた、ほかの研究者にはあまり見られない箇所です。ただし短く、「点火」が具体的に何を指すかは説明されていません。
初期モデルの「第三の、適応的機能」
『ソシオニクス入門』のタイプ間関係の理論は、初期の4機能モデル(「モデルYu」)で書かれています。アウシュラは、4つの要素の並びをこう説明しています。
各情報代謝タイプには4要素:①主導アクセプト(受容)機能、②プロダクティヴ(生成)機能、③MNS(最小抵抗の点)、④サジェスティヴ機能。(中略)ユーゴー(ESE)—I 主導=(Fe)/II プロダクティヴ(創造)=(Si)/III MNS=(Ni)/IV サジェスティヴ=(Ti)。(中略)ロベスピエール(LII)—I=(Ti)/II=(Ne)/III=(Se)/IV=(Fe)。
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В каждую из них входят четыре элемента: ведущий блок и еще два элемента, функции которых определяются ниже. Лишь отметим, что следующий за продуктивным, т.е. третий элемент условимся называть местом наименьшего сопротивления (МНС), а четвертый – суггестивным. Итак: 1) ведущий акцептный элемент, 2) продуктивный, 3) МНС, 4) суггестивный.〔中略〕этикосенсорный экстратим〔中略〕Гюго〔中略〕логикоинтуитивный интротим〔中略〕Робеспьер
上の引用にあるMNSは、最小抵抗の点のことです。つまり、初期モデルでは「①主導アクセプト機能、②プロダクティヴ機能、③MNS、④サジェスティヴ機能」の順で、IIIが現行の脆弱機能(4番)になるということです。ESE(ESFJ)のIIIはNi、LII(INTP)のIIIはSeで、いずれも現行の脆弱機能の要素と一致します。
このように、番号と名称だけで照合すると取り違えるため、要素そのものと位置の意味で照合する—これが、このページ全体の読み方の前提になります。
アウシュラは、そのIIIをこう書いています。
モデルYuにおいて最も脆弱な位置は第三の、適応的機能である。これはいわゆる最小抵抗の点であり、人間の心のなかですべての衝突、傷つき、誤解の基本的な源である。補い合う心をもつ身近な個体がいて、その人と協力していれば、この機能の制御は自動的にその人に移される。そのとき守られているという感覚が生じる。しかしそのように守られている感覚がなければ、外からのどんな批判も、どんなほのめかしや曖昧さも、たとえ言外に匂わされただけでも、当惑させ、均衡を崩させ、心を傷つけ、性格の偏りや精神疾患に導く。
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Самым уязвимым местом по структуре Ю явля- ется третья, адаптивная функция. Это так называе- мое место наименьшего сопротивления (МНС) в психике человека, основной источник всех конф- ликтов, обид и непонимания. Если имеется близкий индивид с дополняющей психикой, с которым ко- оперируют, контроль над этой функцией автомати- чески передается ему. Тогда появляется чувство за- щищенности.〔中略〕А если такого чувства защищенности нет, любая критика со стороны, любой намек, двусмыс- ленность, даже лишь подразумеваемые, приводят в недоумение, выводят из равновесия, травмируют, ведут к акцентуациям характера и психическим за- болеваниям.
ここでいう適応的機能は、初期モデルのIIIのことです。言い換えると、脆弱機能は心の中の衝突や傷の源になるが、補い合う相手がそばにいれば、その扱いを相手が引き受けてくれるということです。そのとき生まれるのが被護感、つまり守られているという感覚です。
アウシュラは「最も脆弱な位置」「すべての衝突、傷つき、誤解の基本的な源」と書いたうえで、補い合う心をもつ身近な個体がいれば、この機能の制御はその者に自動的に移され、被護感が生じると続けています。これが、双対関係の説明の中心になる文です。
逆に被護がなければ、批判もほのめかしも「均衡から外し、トラウマを与え、アクセンチュアツィオン(性格の特徴が極端に強まった状態)や精神疾患に導く」と書かれています。『機能の理論』より強い表現です。この「精神疾患」まで書く書き方は、アウシュラの初期文献に特有の強さで、後続の研究者はここまでは書きません。
分化した情報と未分化の情報
同じ『ソシオニクス入門』の情報代謝の章に、強い機能と弱い機能の差を「分化」の語で書いた箇所があります。アウシュラは、こう書いています。
実は、人間の心は周囲の世界を特定の構成部分あるいはアスペクトに分化させているのである。そしてパーソナリティの各タイプはアスペクトのあるものについてはきわめて分化した、きわめて良質の意識化された情報を受け取り、他のアスペクトについての情報は未分化に、圧縮された形で知覚する。
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Оказывается, психика человека дифференцирует окружающий нас мир на определенные составные части или аспекты. И каждый тип личности об одних из этих аспектов получает очень дифференцированную и очень хорошо осознаваемую информацию, а информацию о других аспектах воспринимает недифференцированно, в сжатом виде.
言い換えると、どのタイプも、一部の情報要素は細かく受け取り、残りはおおまかにしか受け取らないということです(上の引用のアスペクトは、情報要素のことです)。各タイプは一部のアスペクトについて「きわめて分化した、きわめて良質の意識化された情報」を受け取り、他のアスペクトの情報は「未分化に、圧縮された形で知覚する」とされます。
ユングが劣等機能を「分化の過程で立ち遅れた機能」と呼んだ対比(02章)を、アウシュラは情報の質の差として書き直しています。『機能の理論』でも、第1機能の情報は最も深く分化されて知覚され、ブロックの反応は「機能が強く分化されているほど速い」(上の引用)と書かれています。
このように、分化の度合いは機能の強さと一緒に動きます。脆弱機能はこの対比の弱い側、情報が未分化に、圧縮された形で入ってくる側です。
また、同じ本の別の箇所では、社会に伝達される情報は分化して言葉にできる精度で知覚され、個体だけが使う情報は漠然と映像・経験・技能として記憶される、とも書いています。こちらは意識的な環と無意識的な環の違いで、脆弱機能は意識的な環の側に入ります。
この2つの使い分け(情報の質としての分化と、意識化としての分化)は、18章で脆弱機能をまとめるときの鍵になります。
ここまでをまとめると、アウシュラの脆弱機能の記述の軸は、3つです。
第一に、最小抵抗の場としての定義です。最も弱いメンタル機能で、圧迫に抵抗しにくく、批判と褒め言葉の両方に過敏で、失敗が長く尾を引きます。
第二に、抑え込まれた創造としての性格づけです。生成側の機能であることと、その弱さの克服を生活の条件と見なす重い評価が、ここに含まれます。
第三に、補完者への制御の移譲と被護感です。対処を、自己調整と双対との交流の2本で書く型です。
また、「点火」の観点と、弱い機能の情報は未分化に圧縮されるという書き方は、短いながら彼女に固有です。番号が現行と異なる点だけは、引用を読むたびに読み替えが要ります。
この章の要点は、研究者ごとのページに短くまとめています。
04レイニンの記述
ソシオニクス研究者のレイニンは、8つの機能を、第1〜第4と、それぞれと対になる第-1〜第-4の8つで呼びます。現行の脆弱機能(4番)になるのは、第-3機能「問題解決のゾーン」です。
要素の配置で確認すると、EIEの第-3はSi、LSIの第-3はNe、SLEの第-3はFi、ILIの第-3はFeで、いずれも当サイトの配置の脆弱機能と一致します。一方、レイニンが「最小抵抗の領域」と呼ぶのは第3機能(自己評価)で、これは現行の動員機能(6番)です。
理論編—第-3機能と「最小抵抗の領域」
理論編で第-3機能に割かれた独立の記述は、1文だけです。レイニンは、こう書いています。
問題解決のゾーン
この機能は、特定のIM類型の問題を解決する方法を示唆する。
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This function suggests ways to solve problems of a particular IM type.
上の引用にあるIM類型は、タイプのことです。つまり、第-3機能は、そのタイプが問題を抱えたときの解き方を示す機能だということです。
レイニンはこの位置を、弱さや痛みの語彙で定義していません。問題が起きたときに人がどこへ向かうかを示す位置として置いています。
対照的に、第3機能(自己評価)には長い記述があり、その見出しに「最小抵抗の領域」の語が入ります。レイニンは、その節をこう書き始めています。
自己評価の原理。最小抵抗の領域。「問題」
これは人が自分自身を評価する機能である。
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Principle of self-appraisal. Area of least resistance. "Problems" This is the function by which a person estimates him/herself.
言い換えると、レイニンの「最小抵抗の領域」は、人が自分自身を評価する機能の名前だということです。
レイニンが「最小抵抗の領域」と呼ぶ自己評価の機能は、LSIならNi、IEE(ENFP)ならTeで、要素で見ると現行の動員機能(6番)です。当サイトは要素の配置を正とし、レイニンの第-3機能を脆弱機能(4番)として読みます。
また、「問題」「防御」「心理的安全の保証」というレイニンの第3機能の記述は、ほかの研究者が脆弱機能について書く内容と重なる部分があります。この重なりが、名称の移動を生んだのかもしれません。
タイプ節—問題をどこで解決するか
レイニンのタイプ節では、各タイプの第-3機能が「問題解決領域」として一人称で書かれます。例えば、EIEの脆弱機能はSi(内向感覚)です。レイニンは、EIEの第-3機能をこう書いています。
機能 #-3 — 白い感覚(○(Si)):問題解決領域。何かができないなら、それができるようになるために健康に取り組む必要がある。私はトレーニングし、練習し、身体を強化する必要がある。(中略)私は多くの薬、信じがたい量の錠剤などを使うEIE〔原文: ハムレット〕を知っている。彼ら全員に必ずしも当てはまるわけではないが、そういう者もいるのである。
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Function #-3- subjective sensoring ( ): problem-solving area. If I am not able to do something, then I need to work on my health to be able to do that. I need to work out, practice, and strengthen the body. A Hamlet pays close attention to health when problems arise. And the problems are of two kinds: either I am not able to do something, or the body does not meet my standards and is inadequate to my image of "good". However, a Hamlet does not limit his efforts to physical exercising. I know the Hamlets who use a lot of medication, incredible quantities of pills and so on. It is not necessarily true about all of them, but some of them do that.
問題が起きたとき、EIEはまず自分の身体の側で解決を探すという観測です。「何かができないなら、それができるようになるために健康に取り組む必要がある」「私はトレーニングし、練習し、身体を強化する必要がある」と、本人の声で書かれています。
末尾の「信じがたい量の錠剤などを使うEIEを知っている」は、レイニン自身が会った人の例です。「彼ら全員に必ずしも当てはまるわけではない」と留保もついています。
ほかのタイプの節も同じ形です。LSIは日課や序列など外的条件を整えること、SLEは難しい人物を避けること、ILIは愛の確認を言葉ではなく相手の行為で求めることで、問題を解くと書かれます。このように、共通の筋は状況を単純にして問題を押し出すことです。
なお、レイニンは「分化」の語を脆弱機能には使いません。タイプ節で「分化が不十分」と書かれるのは、第4機能(暗示性機能=現行の暗示機能、5番)の直観についてです。これは、ユングの劣等機能を要素で見ると暗示機能になる(02章)という対応と合っています。
整理すると、レイニンの脆弱機能(第-3機能)の記述の軸は、2つです。第一に、理論編の定義は「問題を解決する方法を示唆する」の1文で、弱さや痛みの語彙を使いません。
第二に、タイプ節では、問題が起きたときに人が向かう先が一人称で書かれ、共通の筋は状況を単純化して問題を押し出すことです。また、レイニンが「最小抵抗の領域」と呼ぶのは別の機能(動員機能)で、この名称の移動は、ほかの研究者の記述と並べて読むときの注意点です。
この章の要点は、研究者ごとのページに短くまとめています。
05ブカロフの記述
ブカロフは国際ソシオニクス研究所(キエフ)を率いる研究者で、機能の次元性(主導機能が4次元、脆弱機能が1次元)の提唱者です。脆弱機能についての記述は、次元性の定義、位置一覧の中の性格づけ、そして講演録の具体例に分かれます。
位置一覧の中の脆弱機能
2023年の講演録で、ブカロフは8つの位置を一覧で呼び分けています。
最初から始めるなら、もちろん思い出すのは、人間 ― より正確にはその情報代謝タイプ ― には、第1機能 ― 4次元、第2 ― 3次元、第3 ― ロール、2次元、第4 ― 機能は1次元、あるいは「最も抵抗の少ない場所」とも比喩的に呼ばれる:つまり弱く非常に敏感な機能。第5機能 ― 暗示的、または示唆の機能、第6 ― 活性化、活性化の機能、第7 ― コントロールし、第8 ― デモンストレーションのもの。
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Если мы начнем с самого начала, то мы конечно вспомним, что у человека, точнее его типа информационного метаболизма, есть 1-я функция — 4-мерная, у него есть 2-я — 3мерная, 3-я — ролевая, 2-мерная, 4-я — функция 1-мерная, или, как ее образно еще называют, «место наименьшего сопротивления»: то есть функция слабая и очень чувствительная. 5я функция — суггестивная, или внушения, 6-я — активационная, функция активации, 7-я — контролирующая и 8-я — демонстрационная.
つまり、8つの位置のうち、性格を表す語がついているのは脆弱機能だけだということです。第3を「ロール、2次元」、第5を「暗示的」、第6を「活性化」、第7を「コントロール」、第8を「デモンストレーション」と呼ぶ並びの中で、脆弱機能にだけ「弱く非常に敏感」という語がついています。
また、同じ講演でブカロフは、8つの位置を発信と受信に分けています。
一方、第3、第4、第5、第6機能は受信的であり、これらによって周囲の世界と社会が人間を管理する。(中略)スーパー・イド・ブロックについては、これは個人的ニーズのブロックであり、スーパー・自我ブロックは ― 社会的ニーズのブロックであると言える。
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А 3-я, 4-я, 5-я и 6-я функции являются приемными, по ним окружающий мир и социум управляют человеком.〔中略〕Про блок Супер-Ид можно сказать, что это блок личных потребностей, а блок Супер-Эго — это блок социальных потребностей.
言い換えると、脆弱機能は、人が世界に影響を及ぼす側ではなく、世界からの信号が人を管理する側の機能だということです。ブカロフは規範機能から動員機能まで(3〜6番)をまとめて「受信的」と呼び、これらによって「周囲の世界と社会が人間を管理する」と書いています。
また、超自我ブロックを「社会的ニーズのブロック」と呼び、良心の概念をそこに結びつける読みも添えられています。この「外から管理される」という見方は、カルペンコ(09章)の「外部世界の側からの操縦にさらされている器官」という表現と重なります。
1次元—「然り-否」の判断
次元性の理論の中で、ブカロフは脆弱機能を次のように定式化しています。
機能の操作的心理情報空間の次元数の理論からは、第4機能は1次元的刺激・情報を知覚することが帰結する。それは情報的に1次元的(「はい/いいえ」の原理での判断)であり、自己の個人的経験から発する。モデルAのメンタルリングにおいて、第4機能は情報的に1次元、第3機能は2次元、第2機能は3次元、第1機能は4次元である。
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Из теории мерностей операционного психоинформационного пространства функций следует, что 4-я функция воспринимает одномерные стимулы или информацию. Она информационно одномерна (суждения по принципу «да-нет»), исходит из собственного личного опыта. В ментальном кольце модели А 4-я функция информационно одномерна, 3-я — двумерна, 2-я — трехмерна, а 1-я — четырехмерна.
つまり、脆弱機能では自分の経験だけを頼りに、「はい」か「いいえ」かで判断するということです。第4機能は「1次元的刺激・情報を知覚する」「自己の個人的経験から発する」とされます。これは、脆弱機能の弱さを、参照できる情報の幅の狭さ(1次元=個人的経験のみ)として言い直した定義です。
また、「はい/いいえの原理での判断」は、カルペンコが「一義性と正確さを追い求める」と書く観測(09章)の、理論側の言い方と読めます。別の論文では、次元の積み上げが脆弱機能から順に説明されます。
タイプは、モデルAの第4位置にある1次元機能について最も知らず、出来ない。2次元の第3機能では、機能の情報的側面に関する個人的経験のベクトルに加えて、社会的規範と行動のテンプレートのベクトルを含むため、より多くを知っている。(中略)最後に、第1機能では人間は情報を評価しグローバルに、統合的に思考できる。
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Тип меньше всего знает и умеет по 1-мерной функции, стоящей на 4-м месте в модели А. Больше он знает по двумерной третьей функции, содержащей помимо вектора личного опыта вектор социальных норм и шаблонов поведения по информационному аспекту функции. По второй — 3-мерной — функции ТИМ может действовать не шаблонно, творчески исходя из складывающейся реальной ситуации, так как по второй функции помимо векторов личного опыта и норм появляется творческий вектор ситуации. Наконец по первой функции человек может оценивать информацию и мыслить глобально, целостно, так как эта функция содержит еще и вектор глобальности или глобального времени.
上の引用にあるベクトルは、判断のときに参照できる情報の種類のことです。つまり、脆弱機能では個人的経験しか参照できないので、どのタイプも脆弱機能の要素について最も知らず、できないということです。
規範機能は規範のベクトルを足し、創造機能は状況のベクトルを足し、主導機能はグローバル性を足します。このように、脆弱機能はその積み上げの出発点に置かれます。次元性の詳細は、14章で扱います。
弱い機能で働くこと—講演録の具体例
講演録には、脆弱機能に関わる実例が複数あります。まず、ブカロフは弱い機能で自己実現を図る人について、一般論としてこう話しています。
だが起こり、しかも相当しばしば、人間が何らかの弱い機能で自己を実現しようとすることがある。(中略)ここで何が言えるか?もし人間が弱い機能で働くなら、それを家でやるのが良い。(中略)特にこれは第4機能に関係する。(中略)そして徐々にそうした人にストレスが蓄積する。なぜなら彼は絶えずこのような決定を下せないから。そしてストレスが現れ、後に神経症、後にもう何らかの心身症的障害があり得る。
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Но бывает, и довольно часто, что человек пытается реализовать себя по какой-то слабой функции. Например, была у подростка такая ситуация, скажем, что выяснилось, что он был неловок в общении или практическом деле. Он был поставлен в такую ситуацию, где не смог проявить каких-то либо своих эмоций, либо своего сенсорного умения, и ему сказали: «Ты безрукий, у тебя из рук все выпадает». А он интуит, у него функция слабая, его это так зацепило, что он всю жизнь пытается скомпенсировать эту функцию. Уже, может, и забылась эта причина, но вот он считает, что он достигнет развития, когда будет успешно работать по, скажем, волевой сенсорике или эстетической сенсорике и сосредоточивает свою деятельность в этой области. Что здесь сказать? Если человек работает по слабой функции, хорошо, если он это делает дома.〔中略〕Особенно это касается 4-й функции. Например, человек с одномерной волевой сенсорикой пытается руководить. ЛИИ часто выбиваются в руководители, просто как грамотные, талантливые, упорядоченные люди, инженеры. Но когда надо «построить» подчиненного, жестко приказать, наказать и прочее — с этим проблемы по волевой сенсорике. И постепенно у такого человека накапливается стресс. Потому что он не может постоянно принимать такого рода решения. И появляется стресс, потом невроз, потом могут быть уже какие-то психосоматические расстройства.
言い換えると、弱い機能、特に脆弱機能を仕事の中心にすると、決められないことが積み重なってストレスになるということです。そのため、ブカロフは「もし人間が弱い機能で働くなら、それを家でやるのが良い」と助言し、「特にこれは第4機能に関係する」と限定しています。
続く部分では、管理職に昇進したLII(INTP)が部下に厳しく命令する必要に直面し、1次元のSeでストレスを蓄積する例が挙げられます。弱い機能を職業の中心に置くことの負荷を、脆弱機能に絞って書いた箇所です。
次は、ブカロフが知る起業家(LIE、脆弱機能はSi)の話です。
だが彼は一度第4機能(○(Si)4)で最も強いストレスを経験した。(中略)これは結局、第4機能、健康のセンサリーへの一撃である。そして彼はもう、実生活では強い男だが、文字通り放心状態にある。(中略)私の同志は2~3日で正気を取り戻した、なぜなら彼は1次元機能による恐怖から最も強いショックを経験したから。
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Но как-то он испытал сильнейший стресс по 4-й функции (4). Однажды приехал после охоты и ощутил, что что-то не так с самочувствием. Он зашел в поликлинику и начинает описывать женщине-врачу свое самочувствие. Та говорит: «Может быть, у вас ангина, может быть, начинается грипп». И тут ЛИЭ брякнул: «Доктор, я был на охоте». Смотрит, а она сползает со стула: «А у вас, может быть, птичий грипп?» — и «бочком-бочком-бочком»... И тут у него уже начинается паника, до него доходит: «А что же мне делать?» — «Птичий грипп! Не подходите, не подходите!». Он заходит в другой кабинет — там тоже паника. В общем он уже в полном стрессе — это ведь удар по 4-й функции, сенсорике здоровья. И он уже буквально в прострации, хотя в реальной жизни мощный мужик. А потом, в очередном кабинете, он встретил какого-то старого врача, который сказал ему: «Не морочьте мне голову, у вас простуда, идете, калинумалину попейте и успокойтесь». Мой товарищ приходил в себя 2–3 дня, потому что испытал сильнейшее потрясения от испуга по одномерной функции. У него действительно никакого птичьего гриппа не было, он простыл на охоте.
上の引用にある健康のセンサリーは、Si(内向感覚)のことです。この起業家は、狩猟帰りに体調を崩し、医師の一言でパニックに陥り、別の医師になだめられて2〜3日かけて正気を取り戻しました。「1次元機能による恐怖から最も強いショックを経験した」例です。
つまり、実生活では強い人が、脆弱機能への一撃で放心状態になるという落差が、ブカロフの観測の要点です。ブカロフは続けて、小説の場面(『十二の椅子』)を監督関係の例に引いたあと、こう結んでいます。
だから、人間の第4機能に触れるとき、何が起こるかを予測するのは非常に難しい。
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Поэтому, когда мы затрагиваем 4-ю функцию человека, что будет предсказать очень трудно.
つまり、脆弱機能に触れたときの反応は、前もって読めないということです。文学作品の筋を観測の代わりにしている点は割り引いて読む必要があります。ですが、脆弱機能への一撃が予測不能な反応を生むという主張自体は、前の実例と一貫しています。
関係の中での支援と批判
タイプ間の関係の記述では、弱い機能への支援が書かれます。ブカロフは、活性化関係について、こう書いています。
これらの関係でも、双対関係と同様に、弱い諸機能でのサポートが起こる。すなわち、政治家にとって第3・特に第4機能のアスペクトは、その活性化者である起業家によって覆われうる。(中略)互いの批判は控えめにすべし、批判はかなり痛みを伴いうる。
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В этих отношениях, также как и в отношениях дуальности, происходит поддержка и по слабым функциям. То есть для Политика аспекты 3-й и, в особенности, 4-й функции могут быть прикрыты его активатором — Предпринимателем. Единственная сложность может возникнуть в этих отношениях, если Предприниматель начнет высказывать какие-то критические замечания по поводу логики Политика, того эта ситуация несколько обеспокоит и приведет в напряженное состояние. В этом случае рекомендация для активаторов такова: поменьше критикуйте друг друга, потому что критика может оказаться довольно болезненной.
活性化関係でも、脆弱機能の苦手な領域を相手が補ってくれることがあるという観測です。活性化関係でも双対関係と同様に「弱い諸機能でのサポートが起こる」とされ、特に「第3・特に第4機能のアスペクト」を相手が補いうると書かれています。
一方、相手がその領域を批判し始めると、「この状況が政治家を多少なりとも不安にし、緊張状態に陥らせる」とも書かれています。つまり、支援と批判が同じ位置に向かうという観測です。そのため、ブカロフは「互いの批判は控えめにすべし、批判はかなり痛みを伴いうる」と推奨を添えています。
まとめると、ブカロフの脆弱機能の記述の軸は、3つです。第一に、1次元という理論的定式です。個人的経験しか参照できず、はい/いいえで判断し、最も知らず出来ない位置とされます。
第二に、受信的で外から管理される機能という位置づけです。第三に、講演録の実例が示す、弱い機能を生活の中心に置いたときの負荷と、一撃への予測不能な反応です。
また、ブカロフの弱さの語彙は「弱く非常に敏感」です。ストラティエフスカヤ(06章)の「恐怖」やカルペンコ(09章)の「経験の中心」と比べると、理論の語彙と実例の語彙がはっきり分かれているのが特徴です。
この章の要点は、研究者ごとのページに短くまとめています。
06ストラティエフスカヤの記述
ヴェラ・ストラティエフスカヤは、16タイプを8位置ごとの長い場面記述で書いた著者です。主著『お別れしないために』の第I部(理論編)には、位置ごとの一般記述があります。脆弱機能の節の見出しは、「動員機能(『恐怖の領域』)」です。
当サイトの「動員機能」は6番を指しますが、ストラティエフスカヤの「動員機能」は脆弱機能(4番)で、動員機能(6番)は「活性化機能」と呼ばれます。この章では、引用内の呼称をそのまま残し、本文では脆弱機能と書きます。
命名—恐怖の領域、動員、最小抵抗の点、緊張
理論編の脆弱機能の節は、名前の由来から始まります。ストラティエフスカヤは、こう書いています。
私たちのあらゆる妄想、あらゆる恐怖、疑念、邪推がまさにこの領域に集中している。だからこそ、心理の第4の機能ポジションはときに「恐怖の領域」とも呼ばれる。(中略)別の名前—「動員機能」もある。これも分かる。人間が恐ろしい思いをし、自分が弱く無力だと感じるときに、彼は自分のあらゆる力を動員して、状況に抵抗し、自分を擁護しようとする。だが問題は、まさにこのポジションでは彼の力は非常に少ししか蓄積されず、それゆえここで生み出される抵抗は非常にわずかであることだ。ここから—名前「最小抵抗の点」(あるいは略して「MNS」(最小抵抗の点))が来る。
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Так, какое же "ведомство" занимает четвертый кабинет нашего "департамента"? По большому счету, туда даже страшно заглядывать: все наши химеры, все наши страхи, сомнения, подозрения сосредотачиваются именно в этой области. Потому-то еще иногда 4-я функциональная позиция нашей психики называется "зоной страха". Есть и другое название — "мобилизационная функция". И оно тоже понятно: когда человеку страшно, когда он чувствует себя слабым и беспомощным, он мобилизует все свои силы для того, чтобы сопротивляться обстоятельствам и защитить себя. Но в том-то и проблема, что сил у него на этой позиции накапливается очень немного, а следовательно, и сопротивление здесь создается очень небольшое — отсюда и название: "точка наименьшего сопротивления" (или сокращенно "т.н.с."). (В наших психологических описаниях она называется "напряженной функцией", поскольку это название, по мнению автора, полностью соответствует всем ее предыдущим характеристикам.)
言い換えると、脆弱機能は恐れの集まる場所で、そこで力を集めて抵抗しようとしても、ためてある力が少ないのでほとんど抵抗にならないということです。3つの名前は、この1つの流れのそれぞれの場面から付けられています。
「私たちのあらゆる妄想、あらゆる恐怖、疑念、邪推がまさにこの領域に集中している」から「恐怖の領域」です。「恐ろしい思いをし、自分が弱く無力だと感じるときに、自分のあらゆる力を動員して状況に抵抗し、自分を擁護しようとする」から「動員機能」です。
ですが、「このポジションでは彼の力は非常に少ししか蓄積されず、それゆえここで生み出される抵抗は非常にわずか」なので、「最小抵抗の点」とも呼ばれます。引用を省いた続きでは、自分の記述では「緊張機能」とも呼ぶ、と付け加えています。
このように、4つの名を、1つの機構の4つの面として並べる書き方です。「動員」の語は力を集めようとする動きの側から、「最小抵抗」はその結果の側から、同じ位置を呼んでいます。
創造機能への「異論者」と、歪んだ情報
続けて、ストラティエフスカヤは、この位置が置かれている不利な条件を説明しています。
動員機能の役割には、最も羨ましくない役回り—最も不便な条件下(超自我・レベル)で、最も禁じられた手段で創造的に働く義務—が落ちる。なぜならその固有のアスペクトは創造機能のアスペクトに矛盾し、それゆえプログラムの実現手段に矛盾するからだ。(中略)そして実際、ときにプログラム機能に対して動員機能はほとんど異論者のように見える(中略)そういうわけで、第4の部屋には情報の欠片が、しかも歪められたかたちで落ちることになる。(中略)あるいは自分のアスペクトでまったく最低限しか働かず、それは結果的に恐怖と「コンプレックス」を私たちにもたらす。
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На долю мобилизационной функции выпала самая незавидная роль — она обязана творчески работать в самых неудобных условиях (на уровне СУПЕРЭГО) и самыми запрещенными методами. Поскольку ее собственный аспект противоречит аспекту творческой функции, следовательно, противоречит средствам реализации программы〔中略〕И действительно, иногда по отношению к программной функции мобилизационная выглядит чуть ли не диссидентом〔中略〕Вот и получается, что в четвертый кабинет попадают крохи информации, да еще и искаженной.〔中略〕либо вообще минимально работать по своему аспекту, что в свою очередь приводит нас к страхам и "комплексам"
上の引用にあるプログラム機能は主導機能、第4の部屋は脆弱機能(4番)のことです。つまり、脆弱機能の要素は、自分がいちばん得意な主導・創造のやり方と食い違うのに、それでも使わなければならないということです。
脆弱機能は、「最も不便な条件下(超自我・レベル)で、最も禁じられた手段で創造的に働く義務」を負います。その要素は創造機能の要素に矛盾し、プログラムの実現手段に矛盾するので、「プログラム機能に対して動員機能はほとんど異論者のように見える」とされます。ストラティエフスカヤは脆弱機能を、自分の主導・創造と意味的に対立する要素を、意識的に使わされる位置として置いています(創造機能との関係は13章)。
また、材料の面では、規範機能から「情報の欠片が、しかも歪められたかたちで落ちてくる」とされます。そのため脆弱機能は、歪んだ情報のまま自分のやり方で働いて失敗と引き換えに経験を得るか、最低限しか使わずに「恐怖と『コンプレックス』」を抱えるかの二択になる、と続きます。
アウシュラが「第4機能(=規範機能、3番)は情報をあまり提供せず」と書いた筋(03章)を、ストラティエフスカヤは規範機能から脆弱機能への受け渡しとして詳しく書いています。
規範機能での処理と、双対者の助け
対処についての記述は、アウシュラの2本立て(自己調整と補完者)をなぞりながら、双対者の側を詳しく書いています。
ときには自身の努力で対処できる。規範機能で情報をより念入りに処理すればするほど、動員機能はより自信をもって行動する(より「緊張しなくなる」)。(中略)双対者の助けは必ず、軽く、押しつけがましくなく、ときには気づかれさえしない形で、私たちに与えられる。(中略)双対者が私たちを助けてくれている第一の徴候は、私たちが安らぎ、軽さ、これからすべてが自分にとってうまくいくという確信を覚え始めることに現れる。
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Иногда можно справиться и собственными усилиями: чем тщательнее обрабатывается информация нормативной функцией, тем увереннее действует (тем меньше "напрягается") мобилизационная.〔中略〕Помощь дуала обязательно подается нам в легкой, ненавязчивой и даже не всегда заметной для нас форме. Первый признак того, что дуал нам помогает, проявляется в том, что мы начинаем испытывать ощущение покоя, легкости, уверенности в том, что все у нас теперь будет хорошо, а иногда еще к этому добавляется ощущение легкого, приятного возбуждения, приятного теплового поля вокруг лица, ощущение легкой беззаботной радости...
ストラティエフスカヤの答えは2つです。ときには規範機能で情報を丁寧に処理して自分で対処でき、もう1つは双対の相手の目立たない助けです。「規範機能で情報をより念入りに処理すればするほど、動員機能はより自信をもって行動する」とあるように、自力の対処は、脆弱機能そのものではなく規範機能の処理の質の側に置かれます。
一方、双対者の助けは「軽く、押しつけがましくなく、ときには気づかれさえしない形で」与えられます。その徴候は、「安らぎ、軽さ、これからすべてが自分にとってうまくいくという確信」に現れるとされます。つまり、助けの中身ではなく、助けられた側の身体感覚で双対を見分ける書き方です。
ストラティエフスカヤは、この節を、脆弱機能に役を与える一文で締めくくっています。
それゆえ、心理学的に相性のあるパートナーの探求というこの重要な事業において、私たちの「問題的な」第4機能は、「トゥーランドット姫」の役を演じる—いわば、このパートナーが私たちにふさわしいか否かを検査する指標となるのだ。
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— Именно! Поэтому и получается, что в таком важном деле, как поиск психологически совместимого партнера, наша "проблемная" четвертая функция играет роль "Принцессы Турандот" — являясь своего рода индикатором, проверяющим, подходит нам этот партнер или нет.
上の引用にあるトゥーランドット姫は、求婚者に謎を出して試す物語の姫のことです。つまり、相性のあるパートナーを探すうえで、脆弱機能は相手がふさわしいかどうかを試す指標になるということです。
このように、脆弱機能を、双対を判定する器官として読む記述です。アウシュラの「制御の移譲と被護感」(03章)と同じ機構を、ストラティエフスカヤは求婚者を試す姫の役に置き換えて説明しています。
超自我レベル—意識化された不完全性
ストラティエフスカヤは、脆弱機能を含む超自我レベルについても、一般的な記述を残しています。
自我・レベルが、私たちが嬉々として他者に対する自身の優位を披露する自由な創造と確信ある行動のレベルと呼べるとすれば、超自我は意識化された不完全性のレベルであり、その知覚が私たちに意識化された困難を引き起こすアスペクト—いわゆる「問題的アスペクト」が位置するレベルである。(中略)超自我・レベルのすべてのアスペクト(第3、第4の機能セル)で、人間は不確かに、不本意に、要するに喜びなく行動する。(中略)まさにそれゆえ、超自我・レベルは疑念、自己統制、意識化された羞恥、意識化された恐怖のレベルとも呼ばれる。
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Если уровень ЭГО можно назвать уровнем свободного творчества и уверенного действия, поскольку там мы с удовольствием демонстрируем свое превосходство над другими, то СУПЕРЭГО — это уровень〔中略〕осознанного несовершенства, где расположены аспекты, восприятие которых вызывает у нас осознанные затруднения, так называемые "проблемные аспекты".〔中略〕Именно это и происходит: по всем аспектам уровня СУПЕРЭГО (3-я и 4-я функциональные ячейки), человек действует и неуверенно, и неохотно, одним словом, без удовольствия.〔中略〕Именно поэтому уровень СУПЕРЭГО еще называют уровнем сомнений, самоконтроля, осознанного стыда, осознанного страха.
言い換えると、超自我は意識化された不完全性のレベル、つまり自分でも苦手だと分かっていて、不本意に、喜びなく使うレベルだということです。そのため、このレベルは「疑念、自己統制、意識化された羞恥、意識化された恐怖のレベル」とも呼ばれます。
ここで、脆弱機能の「恐怖」が意識化されたものであることが明示されます。バイタルリングの弱い機能(暗示機能と動員機能)との違いは、この「意識化」にあります(13章)。
同じ節には、短いがよく引かれる一文があります。
「超自我への一撃」は極めて痛みの大きい感覚である。それに慣れることはできず、それを抑え込むのは非常に困難である。だが、ソシオニクスのよさはまさに、ここで自分の脆弱な点を外側から見ることができ、それゆえそれを擁護することもできるという点にある。
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"Удар по СУПЕРЭГО" — исключительно болезненное ощущение: к нему невозможно привыкнуть и его очень трудно заглушить. Но как раз тем и хороша соционика, что здесь можно со стороны рассмотреть свою уязвимую точку, а значит, можно ее и защитить.
つまり、超自我への一撃は慣れることのできない痛みだが、理論を知れば自分の弱点を外から見て守れるということです。ストラティエフスカヤは、ソシオニクスの効用を「自分の脆弱な点を外側から見ることができ、それゆえそれを擁護することもできる」ところに置いています。
脆弱機能の記述のなかで、理論を知ることの実用を書いた数少ない箇所です。
タイプ章から—脆弱機能への接し方
第II部のタイプ章は、各タイプの脆弱機能を場面で書いています。例えば、親族の前で議論を始めて婚約を壊すILE、不確実さの中でパニックを起こし双対の一喝で収まるESI、部屋の内装が整わないEIEなどです。
場面の多くは知人の証言や小説の筋なので、ここでは脆弱機能への接し方を書いた一文だけを引きます。SLEの脆弱機能はFi(内向倫理)です。ストラティエフスカヤは、SLEについてこう書いています。
朝から晩までSLE〔原文: ジューコフ〕に、彼がどれほど善良で良い人かを話す必要がある:これこそ、彼が自身の倫理的問題に対処するのを助ける唯一の可能性である。
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Нужно с утра до вечера говорить Жукову о том, какой он добрый и хороший: это единственная возможность помочь ему справиться со своими этическими проблемами.
SLEはFiが脆弱機能にあるタイプです。そのため、人柄を責めるのではなく、良い人だと繰り返し伝えることが助けになるとされます。批判ではなく肯定を、しかも量で与える、という助言です。
これは、アウシュラが『機能の理論』で書く「ここでは批判するのではなく、機転を利かせて世話する必要がある」と、向きが同じです。
以上のように、ストラティエフスカヤの脆弱機能の記述の軸は、3つです。第一に、4つの名(恐怖の領域・動員・最小抵抗の点・緊張)を1つの機構の面として並べる命名です。
第二に、脆弱機能を創造機能への「異論者」として置き、規範機能から歪んだ情報を受け取る受け渡しで、弱さを説明することです。第三に、双対者の助けを、助けられる側の身体感覚(安らぎ・軽さ)と、求婚者を試す指標の役で書くことです。
また、タイプ章の場面記述は、知人の証言や小説の場面で脆弱機能の現れを具体化しています。レイニンが「問題解決」の語で書いた同じ位置を、ストラティエフスカヤは「恐怖」と「緊張」の語で書きます。つまり、同じ位置の、向きの違う2つの観測です。
この章の要点は、研究者ごとのページに短くまとめています。
07フィラトワの記述
エカテリーナ・フィラトワは、4チャンネルの枠組み(彼女は「モデル・ユング」と呼びます)でタイプを記述し、その後に8機能のモデルAへ進む順で主著を組んでいます。
脆弱機能(4番)になるのは「第3チャンネル」=最小抵抗のチャンネル(略号KNS)で、8機能式では「III—脆弱機能」と表記されます。また、彼女の「IV」は暗示機能(5番)で、アウシュラの初期モデル(モデルYu)のIVと同じです(03章)。
第3チャンネル—最小抵抗のチャンネル
4チャンネルの枠組みで、フィラトワは第3チャンネルを次のように導入しています。
第3チャンネル(上記の指向)を占める機能の影響領域では、人は自分を最も傷つきやすく感じ、自信なく行動し、しばしば疑いに苦しみ、最も重い場合には劣等コンプレックスに苦しむことが明らかになった。だから誰でも、第3チャンネルの機能の作用領域で加えられるどんな圧力も、非常に痛く受けとめる。そのためこのチャンネルには「最小抵抗のチャンネル」(KNS)という名が与えられた。
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Выяснилось, что третий канал (указанной выше вертности) занят функцией, в области влияния которой человек чувствует себя наиболее ранимым, действует неуверенно, часто его мучают сомнения, а в самых тяжелых случаях — комплексы неполноценности. Поэтому каждый воспринимает весьма болезненно любое давление, оказываемое в области действия функции 3-го канала, в связи с чем ему присвоено название: «канал наименьшего сопротивления» (КНС).
言い換えると、第3チャンネルの要素では、人は最も傷つきやすく自信がなく、そこへの圧力をとても痛く受けとめるということです。そのため、このチャンネルは最小抵抗のチャンネルと名づけられました。
フィラトワはこれを、実地の観察に立ち返って得た知見として書いています。第3・第4チャンネルの指向を第2チャンネルと同じに(つまり第1と反対に)選ぶと、タイプの記述に有益な情報が加わる、と前置きしたうえでの説明です。
このように、最小抵抗のチャンネルの定義は観察から得たものとして示されています。この点が、理論から書いたアウシュラとの違いです。
規範チャンネルとの対比—同じブロックの2つの弱い機能
4チャンネル式には規範機能の枠がなく、8機能のモデルAへ進む章で初めて、第3チャンネル(脆弱機能)と同じブロックの機能として出てきます。フィラトワは、その規範機能をこう書いています。
このチャンネルの機能は、個人が社会の中で果たそうと努める社会的役割に合わせられている。このチャンネル自体はエネルギー的にかなり弱く、ここで人はめったにイニシアチブや創造性を発揮しない。この機能の作用領域において、彼は自分の周囲で受け入れられている規則や規範に従う。この観点から、第2ブロックのこのチャンネルは、規範的チャンネルと呼ぶことができる。時にこのチャンネルは役割チャンネルとも呼ばれる。というのも、一部の心理タイプは実際に、このチャンネルの機能の作用領域において、それ相応の役割を演じようと努めるからである。
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Функция этого канала настроена на ту социальную роль, которую индивид старается играть в обществе. Сам этот канал энергетически довольно слаб, здесь человек редко проявляет инициативу и творчество. В области действия этой функции он придерживается тех правил и норм, которые приняты в его окружении. С этой точки зрения этот канал второго блока можно назвать нормативным. Иногда этот канал называют ролевым, поскольку некоторые психотипы действительно стремятся играть соответствующую роль в области действия функции этого канала.
つまり、規範機能の要素は、自分から工夫することは少なく、周りで受け入れられている規則に合わせて使うということです。規範機能は社会的役割に合わせられ、「エネルギー的にかなり弱く、めったにイニシアチブや創造性を発揮しない」とされます。そのため、フィラトワはこれを「規範的チャンネル」「役割チャンネル」と呼んでいます。
脆弱機能と同じブロックにありながら、一方は痛みと傷つきやすさで、他方は規範への従属で書かれる対比です(13章)。また、フィラトワは、上の環(メンタルリング)の機能は下の環より現れる頻度が高いとも書いています。4チャンネル式に第3チャンネルを残した理由は、そこにあります。
双対関係の中の脆弱機能
タイプ間の関係の章では、双対関係の図式が位置の結びつきで説明されます。フィラトワは、こう書いています。
一方のプログラム機能(第1機能)が、他方の暗示機能(第4機能)と直接結びついており(図式では実線で結ばれている)、プログラム実現機能(第2機能)は、痛点機能(第3機能)と間接的に結びついている(それぞれ点線で結ばれている)。(中略)それぞれのパートナーが、相手が最もそれを必要としているまさにその領域において、相手を支えているのである。(中略)ソシオニクスでは、この種の関係は、完全な相補、すなわち双対化の関係と呼ばれる。
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программные функции напрямую связаны с суггестивными функциями (они соединены на схемах сплошными линиями), а функции реализации программы соединены опосредованно с болевыми функциями (они соединены, соответственно, пунктирными линиями).〔中略〕каждый партнер поддерживает другого именно в той области, в которой тому больше всего это требуется.〔中略〕Такого рода отношения в соционике носят название отношений полного дополнения или дуализации.
上の引用の番号はフィラトワのもので、第4機能は暗示機能(5番)、第3機能は痛点=脆弱機能(4番)です。つまり、双対では、自分の主導が相手の暗示に、自分の創造が相手の脆弱機能に結びつくということです。
もう少し詳しく言えば、自分の創造機能と同じ側面で指向が逆の要素が、相手の脆弱機能に入っています。例えば、ILE(ENTP)のTi(創造機能)に対して、SEI(ISFJ)の脆弱機能はTeです。このように、論理どうし・倫理どうしの対が点線で結ばれます。
これが、「相手が最もそれを必要としているまさにその領域において、相手を支えている」という説明の、脆弱機能の側の根拠です。
タイプ節—計算するが予見しない
タイプ節の第3チャンネルの記述から、LSE(ESTJ)の脆弱機能、Ni(内向直観)についての一文を引きます。フィラトワは、LSEをこう書いています。
予測を立てる必要がある場面では、彼は自分の強い機能を使って行動することを好む—予見するのではなく、計算するのである。(中略)この機能の弱さは、具体的で前もって定められた枠組みのない生活を彼にとって困難にする。そのような自由は彼を重苦しくさせ、彼は確実性と安定を志向する。
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Там, где необходимо составить прогноз, он предпочитает действовать своей сильной функцией — рассчитывает, а не предугадывает.〔中略〕Слабость этой функции затрудняет ему жизнь без конкретных, заранее заданных рамок. Такая свобода его тяготит, он стремится к определенности и стабильности.
LSEは、先の見通しが要る場面でも、直観で予見せず、得意な機能で計算して乗り切るということです。このように、弱い位置の仕事を強い機能で代行するという経路が書かれています。
また、同じ記述では、「前もって定められた枠組みのない生活」の困難さと、「確実性と安定」への志向が結びつけられています。
ここまでを整理すると、フィラトワの脆弱機能の記述の軸は、3つです。第一に、観察から得た「最小抵抗のチャンネル」です。最も傷つきやすく、自信なく、疑いに苦しみ、圧力を痛く受けとめる位置とされます。
第二に、4チャンネル式には規範機能の枠がなく、脆弱機能だけが先に取り出されていた、という枠組みの経緯です。同じブロックの規範機能(規範的チャンネル)とは、痛みと規範への従属という別の語彙で書き分けられます。
第三に、双対関係では相手の創造機能と自分の脆弱機能が点線で結ばれる、という関係論の中の位置づけです。タイプ節では、弱い位置の仕事を強い機能で代行する経路が書かれます。
この章の要点は、研究者ごとのページに短くまとめています。
08イェルマークの記述
ヴォロディミル・イェルマークは、モデルAをシステム論の語彙で組み直した研究者です。8位置に固有の名と、情報処理のパラメータ(経験・規範・状況・時間)の数による次元を与えました。
脆弱機能は「社会的経験」の機能で、パラメータは経験のみ(1次元)です。カルペンコ(09章)はこの命名に明示的に異を唱えており、両者の差は12章で扱います。
機能4—社会的経験、1次元
イェルマークの体系で脆弱機能がどう書かれるかは、タイプ別のモデル記述によく表れています。例えば、ILEの脆弱機能、Fi(内向倫理)の項を、イェルマークはこう書いています。
個人的・社会的経験の蓄積と使用。パラメータ — 社会的経験のみ。個人的経験に基づく人間関係の理解と関係の中での緊張の回避。道徳的・倫理的規範と関係の状況を考慮することはしばしば困難(一次元機能 [-R(Fi)])。そのため時にやや遠ざかった、人を避ける印象を与える。接触では機転を欠き、予測不能と見える。
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накопление и использование личностного, социального опыта; параметр -— один: социальный опыт, функционирование — понимание человеческих отношений и путей избежать напряженности в них на основе личностного опыта; учитывать морально-этические нормы и ситуацию в отношениях часто бывает трудно (одномерная функция [-К ]) — из-за этого иногда выглядит несколько отстраненным, избегающим людей, а в контактах может производить впечатление бестактного, непредсказуемо и т.п.
言い換えると、ILEは人間関係を自分の経験だけで判断するので、規範や場の状況まで考えるのが難しいことが多く、ときに人から距離を置いた印象を与えるということです。引用では、そのため「やや遠ざかった、人を避ける印象」を与え、「接触では機転を欠き、予測不能と見える」と続きます。
このように、イェルマークの脆弱機能の記述は、パラメータが1つしかないことから行動の特徴を説明する形をとります。規範と状況を参照できないから、規範と状況を考慮するのが困難になる、という筋です。
起源と結果—管理ブロックの低次元
イェルマークは、各ブロックの中の2つの機能を、「起源」と「結果」に分けています。
管理ブロックには、より低い次元の機能が置かれ、執行ブロックには、より高い次元の機能が置かれる。(中略)社会的活動のスーパーブロックのブロックでは—より高い次元の機能からより低い次元の機能へ起こる(モデルでは—1 → 2、3 → 4)。それゆえ機能1、3、5、7は 起源 と呼ばれ、機能2、4、6、8は—結果(執行的)と呼ばれる。
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Одной из особенностей системной структуры психики, вытекающей из принципа управления, является соотношение размерностей психических функций в блоках и суперблоках. Так, в управляющих блоках расположены функции меньшей размерности, в исполнительных — большей. Передача управления в блоках суперблока индивидуальной жизнедеятельности (УИа]) происходит от функции меньшей размерности к функции большей размерности (в модели — 5=6, 7=8), а в блоках суперблока социальной жизнедеятельности (Мета) —- от функции большей размерности к функции меньшей размерности (в модели — 1=2, 3=4). Поэтому функции 1, 3, Зи 7 называются исходными, а функции 2, 4, би8- результирующими (исполнительными).
つまり、メンタルの側では、各ブロックの中で主導機能(1番)から創造機能(2番)へ、規範機能(3番)から脆弱機能(4番)へと働きが伝わり、先の位置が起源、後の位置が結果になるということです。機能1・3・5・7は「起源」、2・4・6・8は「結果(執行的)」と呼ばれます。
この区分で、脆弱機能は超自我という管理ブロックの中の、結果(執行)側に置かれます。規範機能が集めた社会的規範の情報を受けて、脆弱機能が社会的経験として執行するという向きです。この向きが崩れた形を、イェルマークは「歪み」と呼んでいます。
ただし、自我ブロックの機能は、外的な禁止によってブロックされることもある。たとえば、全体主義の条件、人格の自由の制限(国家、集団、家族における)の条件のもとでは、通常、人間の人格的資質の(しばしば攻撃的な)無視、彼のイデオロギー的態度の非求められなさが起こる(反応2—図6参照)。これは、社会的相互作用のなかで人間がしばしば、自分の社会的経験(機能4)に基づいて、一般に受け入れられた社会的規範(機能3)から出発して反応せざるをえないという事態をもたらす。こうして、「超自我型の歪み」と呼ばれる心のTIMの歪みの変種が形成される。この場合の人間の言語=行動反応は、通常、規範的=不確実な性格(機能3 ⇒ 機能4)を持ち、人格の社会的相互作用の効果を本質的に低下させる。
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Это приводит к тому, что в социальных взаимодействиях человек часто вынужден реагировать на основе своего социального опыта (функция 4), исходя из общепринятых социальных норм (функция 3). Так формируется разновидность искажения ТИМ психики, которую принято называть “искажение типа суперЭГО”. Вербально-поведенческие реакции человека в этих случаях обычно носят нормативно-неуверенный характер (функция 3 => функция 4), что существенно снижает эффективность социальных взаимодействий личности.
つまり、自我の得意なやり方を外から禁じられると、人は苦手な超自我の側で、規範に沿って自信なく反応することが多くなるということです。全体主義や自由の制限の条件では、人は「自分の社会的経験(機能4)に基づいて、一般に受け入れられた社会的規範(機能3)から出発して反応せざるをえない」とされます。これが超自我型の歪みで、反応は「規範的=不確実な性格」を帯びます。
このように、脆弱機能を含む超自我が自我の代わりに前面に出る状態を、歪みとして記述した箇所です。脆弱機能の働きが、自我が働けるかどうかという条件に依存することを示しています。
双対関係の中の脆弱機能
双対関係の章では、超自我とイドの相互作用が書かれます。イェルマークは、こう書いています。
双対関係にあるパートナーどうしの心のTIMモデルで、バイタルリングのIDの執行ブロックと、メンタルリングの超自我の意思決定ブロックとの相互作用は、ある意味で、代表的性格 を帯びる — パートナーの個別生活、行動行為は、「社会的規範」(第三機能)と「社会的経験」(第四機能)の心の機能によって社会的に重要なものとして知覚され、考慮する価値がある。
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Взаимодействие исполнительных блоков ИД суперблока Витал и блоков принятия решений суперЭГО суперблока Ментал моделей ТИМ психики партнёров в дуальных отношениях носит, в определённом смысле, представительский характер — индивидуальная жизнь партнёра, его поведенческие акты воспринимаются психическими функциями “социальных норм” (третья функция) и “социального опыта” (четвёртая функция) как социально значимые, которые следует принять во внимание
つまり、双対では、相手のイド(観察機能と実演機能)に出る個人の生活や行動を、自分の超自我(規範機能と脆弱機能)は社会的に大事なものとして受け取るということです。
同じ節の続きで、イェルマークは実演機能から脆弱機能への過負荷を書いています。双対関係でさえ、相手の4次元の実演機能は自動的に、言ってから考える形で働くので、自分の1次元の脆弱機能に情報的な過負荷を作ることがある、という観測です。
実際、双対の相手の実演機能の要素は、自分の脆弱機能の要素と同じです(ILEのTe(実演機能)とSEIのTe(脆弱機能))。支援と過負荷が同じ要素の上で起きる、という点は、ブカロフが活性化関係で書いた、支援と批判が同じ位置に向かうという観測(05章)と並べて読めます(脆弱機能と実演機能の関係は13章)。
以上をまとめると、イェルマークの脆弱機能の記述の軸は、3つです。第一に、「社会的経験」の機能、パラメータは経験のみという命名と次元の割り当てです。
第二に、超自我という管理ブロックの結果(執行)側という位置づけと、自我が禁じられたときに超自我が前面に出る「歪み」です。第三に、双対関係での、相手のイドの出力を社会的に意味あるものとして受け取る役と、相手の4次元の実演機能からの情報的過負荷です。
このように、イェルマークは弱さを痛みや恐怖の語彙で書かず、パラメータの数と管理の向きで書いています。
この章の要点は、研究者ごとのページに短くまとめています。
09カルペンコの記述
オルガ・カルペンコは国際ソシオニクス研究所の研究者で、脆弱機能について1999年に専論「第4機能について」を書いています。8位置のうち脆弱機能だけに専論があるのは、当サイトが確認した範囲でこの1本です。
カルペンコは、従来の呼称を認めたうえで「個人的経験の機能」と呼ぶことを提案し、イェルマークの「社会的経験」に異を唱えています。
弱い環、敏感な要素
論文は、従来の呼称の列挙から始まります。カルペンコは、こう書いています。
モデルAの第4機能は、伝統的に、弱い、最も弱い、脆弱な、最小抵抗の点、痛みの機能、などと呼ばれている。これらの定義に異を唱えるつもりはないが、この機能を、憐れみと遺憾の立場からではなく、意味と合目的性を探し求めながら眺めてみることを提案したい。
システム論の諸原理は、どんなシステムにも「弱い環」と「敏感な要素」が存在することを想定している。外部作用に最初に応答することになる、まさにその要素。その外部作用を無視することができない要素。その外部作用に最小の力で抵抗することになる要素である。まさにこの要素こそ、最小抵抗の点と呼ばれうる。
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Четвертая функция в модели А традиционно называется слабой, самой слабой, уязвимой, местом наименьшего сопротивления, болевой и т. п. Не стану оспаривать эти определения, но предлагаю взглянуть на эту функцию не с позиций жалости и сожаления, а в поисках смысла и целесообразности. Системные принципы предполагают наличие в любой системе «слабого звена» и «чувствительного элемента». Того самого элемента, который первым будет откликаться на внешнее воздействие, который это внешнее воздействие проигнорировать не сможет, который этому внешнему воздействию будет сопротивляться с наименьшей силой. Именно этот элемент может быть назван местом наименьшего сопротивления.
言い換えると、脆弱機能を気の毒な弱点として見るのをやめ、システムの中でどんな役目を持つのかを見ようという提案です。従来の「弱い、最も弱い、脆弱な、最小抵抗の点、痛みの機能」という定義には、異を唱えていません。
そのうえでカルペンコは、システム論の「弱い環」と敏感な要素として脆弱機能を置き直しています。外部作用に最初に応答し、無視できず、最小の力で抵抗する要素です。このように、弱さを欠陥ではなくシステムの機能要素として読む、というのがこの論文の立場です。
カルペンコは、「弱い」の中身も次のように言い直しています。
第4機能が「弱い」のは、対応するアスペクトについて人が自分の反応をコントロールする度合いが、第1〜第3機能の場合より弱い、その限りにおいてのみである。しかし、外部作用へのその敏感さははるかに高く、正のフィードバックを伴う反応性は、より強い。まさにそれゆえに、第4機能のアスペクトについて、その人に、その人の活動や人格的資質に与えられた否定的評価は、これほど痛切に受け止められるのである。
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«Слабой» четвертая функция является лишь постольку, поскольку степень контроля человеком своих реакций по соответствующему аспекту слабее, чем для 1–3 функций. Но её чувствительность к внешнему воздействию намного выше, реактивность с положительной обратной связью — сильнее. Именно поэтому негативная оценка, данная человеку, его деятельности или личностным качествам по аспекту четвертой функции, воспринимается им так болезненно.
つまり、脆弱機能が「弱い」のは自分の反応を抑えにくいという意味だけで、外からの働きかけには人一倍敏感に反応するということです。反応をコントロールする度合いは第1〜第3機能より弱く、「正のフィードバックを伴う反応性」はより強いとされます。そのため、脆弱機能の要素についての否定的評価が、痛切に受け止められる、という説明です。
このように、制御の弱さと感受性の高さの組み合わせとして弱さを定義し直した箇所です。カルペンコはここで、評価への反応が2種類(蓄積型と防御型)に分かれ、それがバーンによる構え(「私−あなた+」「私+あなた−」)に依存すると続けています。
個人的経験の機能—Yermakへの異論
カルペンコは、名称について次のように提案しています。
より正確には、どうやら、この機能にはこういう名称を使うべきなのだろう—個人的経験の機能。実際、(A. V. ブカロフによって定義された)機能のアスペクト空間を形成する4つの情報ベクトル、すなわちグローバル性のベクトル、状況のベクトル、規範のベクトル、「私」のベクトルのうち、第4機能に存在するのはただ一つ—個人的経験のベクトル「私」である[3]。(中略)ただ、個人的経験のみである。それゆえ、この個人的経験への態度もそれ相応のものになる。大切に、丁寧に、几帳面に、うやうやしく、やさしく。すべてが入念に収集され、保管され、目録化され、風を通され、ナフタリンを振りかけられるのである。
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Корректнее, видимо, использовать такое название для этой функции — функция индивидуального опыта. Действительно, из четырех информационных векторов (определенных А. В. Букаловым): вектора глобальности, ситуации, норм и Я , формирующих аспектное пространство функции, в четвертой присутствует лишь один — вектор личного опыта Я [3]. Это означает, что по данному аспекту человек не может опереться ни на социальные нормы (вектор норм) — они ему в полном объеме и не известны. Не станет для него подспорьем видение и анализ〔中略〕сложившейся ситуации — она не простирается для него дальше его личных проблем, более широкий взгляд на ситуацию ему недоступен, поле зрения — намного уже. Точно так же и никакие аспекты глобальности, ни мировые законы, ни гармонии, ни музыка сфер непосредственно этой функцией не воспринимаются. Только личный опыт. Поэтому и отношение к этому личному опыту соответствующее: бережное, аккуратное, педантичное, трепетное, нежное. Всё тщательно собирается, складируется, инвентаризируется, проветривается и пересыпается нафталином.
カルペンコの見方では、脆弱機能は自分の経験しか頼れないので、その経験をとても大事に溜めこむということです。これが、カルペンコの提案する個人的経験の機能という名前の意味です。
ブカロフの4つの情報ベクトル(グローバル性・状況・規範・「私」)のうち、脆弱機能にあるのは「個人的経験のベクトル『私』」だけです。そのため、社会的規範に頼れず、状況を見て分析することも助けにならず、視界は狭いとされます。
一方、その個人的経験への態度は「大切に、丁寧に、几帳面に、うやうやしく、やさしく」です。すべてが「収集され、保管され、目録化され、風を通され、ナフタリンを振りかけられる」と、弱い位置の情報の扱われ方を保管のたとえで書いています。
続けて、カルペンコはイェルマークの命名に異を唱えています。
В. Д. イェルマークはこの機能を「社会的経験の機能」と呼んでいる[5]。しかし私の観点からは、これは完全に正確とは言えない。個人的経験は、社会的接触の中でも獲得されるとはいえ、この経験の意義と価値は、何よりもまず個人的なものである。それは、万人に通用する社会的価値を持たない。そのような価値を獲得しうるのは、この機能による完成された「発言」だけ、つまり、対応するアスペクトについて人が自分の個性を表現したものだけである。
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Но с моей точки зрения это не вполне корректно. Хотя индивидуальный опыт и приобретается в том числе и в социальных контактах, но значение и ценность этого опыта прежде всего индивидуальны. Он не имеет общезначимой социальной ценности. Такую ценность могут приобрести только законченные «высказывания» по этой функции, то есть выражение человеком своей индивидуальности по соответствующему аспекту.
つまり、脆弱機能の経験は人と接する中で得たものでも、その値打ちはまず本人にとってのものだということです。個人的経験は「万人に通用する社会的価値を持たない」とされ、社会的価値を獲得しうるのは「この機能による完成された『発言』」だけです。
このように、同じ1次元(経験のみ)の位置を、イェルマークは社会の側から、カルペンコは個人の側から名づけたことになります。この差は、12章で扱います。
最も完全に言語化できる
カルペンコはさらに、脆弱機能の情報を「最も完全に言語化可能」と書いています。
第4機能のアスペクトについて習得された情報は—最も完全に習得されている。それは細部の細部まで感じ取られている。(中略)この情報は、最も完全に言語化可能である。他のどの機能も、これほど完全な言語化を与えはしない。(中略)これに対して第4機能では、反対に、ほとんどすべてが、すべての経験が、すべての技能が、言語化され、言葉にまとわれ、言い切られうる。しかし、この発言は短く、詳述されず、かなり狭いものであって、しばしば、このアスペクトについて大きな次元数を持つタイプの周囲の人々には、陳腐なものとして受け取られる。
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Та информация, которая усвоена по аспекту четвертой функции, — усвоена наиболее полно. Она прочувствована до самых мелочей, потому что продвижение в деятельности по этому аспекту возможно лишь самыми мелкими шагами. Эта информация наиболее полно вербализуема. Ни одна другая функция не дает такой полной вербализации. Для функций витального кольца всегда остается часть недоосознанной информации, часть автоматизмов, непроизвольных реакций. Для функций ментального кольца — от первой до третьей — часть информации настолько плотно спрессована, упакована, сжата, что с трудом поддается описанию — невыразимо, за пределами слов остается еще очень и очень много — тем больше, чем выше информационная мерность функции. Для четвертой же, напротив, почти всё, весь опыт, все навыки могут быть вербализованы, облечены в слова, высказаны. Но высказывания эти — краткие, не распространенные, довольно узкие, и нередко окружающими, типы которых имеют большую размерность по этому аспекту, воспринимаются как банальные.
言い換えると、脆弱機能で身につけたことは細部まで分かっていて、どの位置よりも完全に言葉にできるということです。ただし「この発言は短く、詳述されず、かなり狭い」ので、その要素を高い次元で持つ人には「陳腐なものとして受け取られる」とされます。
また、論文では、バイタルの機能には意識化されない部分が残り、主導機能・創造機能・規範機能は情報が密に圧縮されて記述しにくい、という対比も置かれています。弱い位置ほど言葉にできるという、直観に反する観測です。「弱い=語れない」という読みへの反証として読めます(16章)。
行為の側も、同じ構造で書かれています。
対応する行為(アルゴリズム)もまた最大限に詳細化されており、可能な限り、不変である。「私(私の母、祖母…)はいつもこうしてきた…」—「違うやり方を試してみたら!」—「なぜ? 下手をすると、うまくいかないかもしれないじゃないか!…」。慣れ親しんだ行為の手法と行動のステレオタイプを変えたがらないこの態度は、その習得の困難さと長さによって条件づけられている。しかし、いったん人が、何らかの手法ややり方を身につけようと自らに課題を立てたなら、それに多大な努力を捧げ、その際、うらやむほどの粘り強さを発揮する。
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Соответствующие действия (алгоритмы) также максимально детализированы и, по возможности, неизменны: «Я (моя мама, бабушка…) всегда делала так…». — «Попробуй иначе!». — «Зачем? Еще, чего доброго, не получится!..». Это нежелание менять привычные приемы действия и стереотипы поведения обусловлено трудностью и длительностью их усвоения. Но если уж человек ставит себе задачу научиться какому-то приему или способу, то посвящает этому значительные усилия и проявляет при этом завидную настойчивость.
上の引用にあるアルゴリズムは、行動の手順のことです。つまり、脆弱機能では、一度覚えたやり方を細かく決めたまま変えたがらないということです。慣れた手法を変えたがらないのは、習得の困難さと長さによるとされます。
ですが、いったん身につけようと課題を立てれば、「うらやむほどの粘り強さを発揮する」とも書かれています。ブカロフの「然り-否」(05章)、エグリトの「踏み固められた道」(11章)と同じ機構を、カルペンコは手順の不変性と粘り強さとして書いています。
明確さの要求、反応の噴出、蓄積の欲求
カルペンコは、脆弱機能をめぐる要求と反応について、こう書いています。
他のどの機能についても、人は、第4機能についてほどには一義性と正確さを追い求めない。肝心なのは—明確さである! 「君は僕を愛してる?」(▽(Fi))から「私の言っていることは正しい?」(□(Ti))まで、さまざまな種類の明確さである。このような問いへの答えとして受け入れられるのは一義的な「はい!」だけであり、いかなる「でも…」も「もし」も受けつけない。(中略)しかし、自分の第4機能について周囲に何かを要求することはできない—うまくいかないのである。このアスペクトについて掲げた要求をめぐるどんな議論も、不可避に、望んだ目標から逸れていく。照準が狂い、意志の衝動が足りなくなる。
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Ни по какой другой функции человек не стремится к такой однозначности и точности, как по четвертой. Главное — определенность! Определенность разного рода, от «ты меня любишь?» ( ) до «правильно я говорю?» ( ). Ответ на такой вопрос принимается только однозначным: «да!» и никаких «но..» и «если». Конкретность здесь прежде всего. Человека интересует не обзор экономического состояния мировых рынков, а ответ на вопрос «где моя зарплата?» ( ). Но потребовать по своей четвертой функции от окружающих ничего нельзя — не удается. Любое обсуждение выдвигаемых по этому аспекту требований неизбежно уводит от желаемой цели: настройка сбивается, волевого импульса не хватает.
言い換えると、脆弱機能の要素については、はっきりした「はい」の答えしか受け入れられないのに、それを周りに求めることはうまくできないということです。「君は僕を愛してる?」から「私の言っていることは正しい?」まで、答えとして受け入れられるのは一義的な「はい!」だけとされます。
一方で、要求をめぐる議論は「不可避に、望んだ目標から逸れていく。照準が狂い、意志の衝動が足りなくなる」と書かれています。このように、一義性を求めるが、その要求を通す力がないという二重の記述です。
反応の側も、同じ一次元性で書かれています。
反応もまた、同様に一義的で、一次元的である。まさにそれゆえに、反応は、いくぶん痙攣的で、突然で、思いがけないという印象を与える。実際に突然生じ、抑えがたく噴出するからである。(中略)しかし、この機能のより穏やかな発現もまた、短時間の噴出という性格を帯びる。
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Столь же однозначны, одномерны и реакции. Именно потому они производят впечатление несколько судорожных, внезапных, неожиданных, что возникают действительно внезапно и прорываются неудержимо. Так, если (ИЛИ) «довели» до эмоционального всплеска, то он будет весьма резким и неприятным для окружающих, реакция сенсорного отпора «загнанного в угол» (ЛИИ) способна удивить давно знающих его людей. Но и более спокойные проявления этой функции носят характер кратковременных всплесков.
つまり、脆弱機能の反応は、段階を踏まずに一度に出るということです。反応も「一義的で、一次元的」なので、「痙攣的で、突然で、思いがけない」印象を与え、「抑えがたく噴出する」とされます。
省いた箇所では、感情の爆発まで追い込まれたILIや、隅に追いつめられたLIIの感覚的な反撃が例に挙がります。また、穏やかな発現も「短時間の噴出」の性格を帯びると書かれています。
ブカロフの「一撃への予測不能な反応」(05章)、アウシュラの「不適切な反応」(03章)と同じ面を、カルペンコは一次元性から説明しています。ユングが未分化の機能の目印とした「両価性」と「不安定」(02章)にも近い観測です。
同じ論文では、受け取る側の一次元性も書かれています。
この一次元的機能による知覚に「深さ」が欠けていることは、対応する多次元的な刺激が狭められ、「切り詰められ」、最終的には同質なもの(一次元的なもの)として知覚されるという事態へ導く。このような刺激の心理的に有意な階層を構築できないことが、知覚と記憶の容量の制限へと導く。
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Отсутствие «глубины» в восприятии по этой одномерной функции приводит к тому, что соответствующие многомерные стимулы сужаются, «усекаются» и, в конечном итоге, воспринимаются как однородные (одномерные). Невозможность построить психологически значимую иерархию таких стимулов приводит к ограничению объема восприятия и памяти.
ここで書かれているのは、脆弱機能では、いろいろな面を持つ刺激も1つの面に切り詰められ、どれが大事かの濃淡を区別できないということです。多次元の刺激が「同質なもの(一次元的なもの)として知覚される」とされ、刺激の「心理的に有意な階層を構築できない」と書かれています。
これは、反応が段階を踏まずに噴出すること(上の引用)と対になっています。このように、受け取る側も出す側も、細かな調節が利かないという脆弱機能の像が、ここで揃います。
続けて、カルペンコは蓄積の欲求について書いています。
第4機能の特殊性は、特定のタイプの持ち主にとって、このアスペクトについての自分の行為への周囲の側からの評価を無視することが非常に難しいという点だけにあるのではなく、対応する情報を蓄積する必要から人が身を引き離すことができないという点にもある。むろん、この欲求はさまざまに発現するのだが、(LIE)が危険でエクストリームなスポーツ種目へと突き進むのは、(ILE)をソシオニクスへ、(EIE)を造形芸術へ、(IEI)をプログラミングへ、そして(SEI)を経理へと押しやるのと同じ理由によってなのである。(中略)A. アウグスティナヴィチューテのインタータイプ関係理論1もまた、関係の第4機能 – を持つ(ILE)の志向から生まれた。
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Специфика четвертой функции состоит не только в том, что для носителя определенного типа очень трудно игнорировать оценки своих действий по этому аспекту со стороны окружающих, но и в том, что от необходимости накопления соответствующей информации человеку не удается отстраниться. Конечно, потребность эта проявляется по-разному, но (ЛИЭ) устремляется к опасным, экстремальным видам спорта по той же причине, какая толкает (ИЛЭ) в соционику, (ЭИЭ) в изобразительное искусство, (ИЭИ) в программирование, а (СЭИ) в бухгалтерию. […] И теория интертипных отношений А. Аугустинавичюте [1] (все же — отношений, взаимодействий между людьми) тоже возникла из устремления (ИЛЭ) с четвертой функций отношений — .
人は自分の脆弱機能の要素について、情報を集めずにはいられない、というのがこの観察の要点です。第4機能の特殊性は、評価を無視しにくいことだけでなく、「対応する情報を蓄積する必要から人が身を引き離すことができない」点にもあるとされます。
例えば、LIE(ENTJ)をエクストリームスポーツへ、ILEをソシオニクスへ押しやるのは、同じ理由だと書かれています。EIE(ENFJ)を造形芸術へ、IEI(INFJ)をプログラミングへ、SEI(ISFJ)を経理へ押しやるのも、同じ理由です。アウシュラのタイプ間関係の理論そのものを「関係の第4機能を持つILEの志向から生まれた」と読む一文は、カルペンコの主張の大胆な適用例です。
このように、脆弱機能が、避けられる場所ではなく、引き寄せられる場所でもあるという観測です。ブカロフの「弱い機能で働くなら家で」(05章)の前提を共有しつつ、逆の面を書いています。
エネルギー的には4次元
論文の結びで、カルペンコは情報の次元とエネルギーの次元を分けています。
私たちは第4機能を、主として情報的次元数の観点から考察し、エネルギー的次元数は脇に置いてきた。エネルギー的には、この機能は4次元である[3]。それゆえ、その安寧は、人の心的・身体的健康にとって大きな意義を持つ。
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Мы рассматривали четвертую функцию преимущественно с точки зрения информационной мерности, оставив в стороне энергетическую мерность. А энергетически эта функция четырехмерна [3], и поэтому ее благополучие имеет большое значения для психического и соматического здоровья человека.
つまり、脆弱機能は、情報の面では1次元でも、エネルギーの面では4次元で、心身の健康に大きく関わるということです。この区別は、脆弱機能の問題がなぜ「生死に関わるほど重要」に感じられるかの説明に使われ、この論文の独自の論点です(14章)。
論文の最後の段落は、ここまでの要約になっています。
というわけで、客観的には、第4機能は、外部世界の側からの操縦にさらされている器官である。主観的には—それは個人的経験の蓄積の中心である。(中略)人が自分の第4機能から語ることには、耳を傾ける価値がある。(中略)個人的経験は客観的であり、一般化は主観的なのである。
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Итак, объективно четвертая функция — орган, который подвержен управлению со стороны внешнего мира. Субъективно — это центр накопления индивидуального опыта. Подчеркну еще раз — индивидуального, своего собственного. То, каким образом он добыт, — в непосредственном столкновении с жизненными обстоятельствами или через призму опыта других людей (из общения с ними или из литературы и пр.) — не столь важно. Принципиально, что этот опыт пережит, прочувствован, проверен. Ст ит прислушиваться к тому, что говорит человек со своей четвертой функции. Это — объективно, до тех пор, пока он говорит «я понял», «я умею». Личный опыт — объективен, обобщения — субъективны.
言い換えると、外から見れば脆弱機能は周りに動かされやすい場所ですが、本人から見れば経験を溜めた中心だということです。そのため、「人が自分の第4機能から語ることには、耳を傾ける価値がある」とカルペンコは書いています。
ブカロフの「外から管理される」(05章)を客観の側に、自分の「個人的経験の機能」を主観の側に置いて、両方を認める結びです。
ここまでをまとめると、カルペンコの脆弱機能の記述の軸は、3つです。第一に、弱さを制御の弱さと感受性の高さの組み合わせとして定義し直し、システムの「敏感な要素」として意味を与えることです。
第二に、個人的経験の機能という命名です。経験しか参照できませんが、その経験は最も完全に習得され、最も完全に言語化され、手順は不変で、蓄積の欲求から離れられません。反応は一義的で、段階を踏まずに噴出します。
第三に、情報的には1次元、エネルギー的には4次元という区別です。イェルマークが社会の側から名づけた同じ位置を、カルペンコは個人の側から名づけ、外部からの操縦(客観)と経験の中心(主観)の両面で締めています。
つまり、恐怖(ストラティエフスカヤ)でも問題解決(レイニン)でもなく、経験と言語化で脆弱機能を書いた点が、ほかの研究者との最大の差です。
この章の要点は、研究者ごとのページに短くまとめています。
10グレンコの記述
ヴィクトル・グレンコは、キエフで「人道主義ソシオニクス」学派を主宰する研究者です。
グレンコの体系(モデルG)の位置の名と番号はモデルAに対応せず、「脆弱」に相当する位置はありません。モデルAで脆弱機能に入る要素は、モデルGでは7番のブレーキに置かれます。
超自我ブロック—分化しているが力の弱い
『64の肖像』の用語集で、グレンコは4つのブロックを強さと分化の2軸で書き分けています。
それは4つの主要なブロックから成ります。自我ブロックは、最も強力で分化した二つの機能から成ります。(中略)イド(ID)ブロックは、強いが弱く分化した二つの機能から成ります。(中略)超自我ブロックは、分化しているが力の弱い機能を持ちます。社会におけるタイプの適応ブロック(「ねばならない」ブロック)。(中略)超イドは、絶対的な力が小さい、最も分化していない機能を持っており、タイプにとって好ましいコミュニケーション環境、すなわちタイプ間相互作用への含めてのブロック(「したい」ブロック)を作り出します。
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It consists of four main blocks. The ego block consists of two of the most powerful and differentiated functions:〔中略〕The block ID consists of two strong but weakly differentiated functions:〔中略〕The super-ego block has differentiated but less powerful functions: the type’s adaptation block in society (the “must” block).〔中略〕The super-id, which has the least differentiated functions with a small absolute power, creates a favorable communicative environment for the type, a block of inclusion in the intertype interaction (block “want”).
グレンコの書き分けでは、超自我の機能は、はっきり区別はできているが力は弱く、社会に合わせるために「しなければならない」ことを担うとされます。4つのブロックは、自我が「最も強力で分化した」、イドが「強いが弱く分化した」、超自我が「分化しているが力の弱い」、超イドが「絶対的な力が小さい、最も分化していない」機能を持つ、と書き分けられています。
脆弱機能を含む超自我を「ねばならない」のブロックと呼ぶ言い方は、短い定式です。ストラティエフスカヤの「不本意に、喜びなく」(06章)や、イェルマークの「社会的規範・社会的経験」(08章)と並べて読めます。
ですが、「分化」の使い方には注意が要ります。グレンコは分化を意識の側に当て(メンタルリング=分化、バイタルリング=未分化)、脆弱機能は「分化しているが弱い」側に入ります。
一方、ユングの「劣等機能は未分化」(02章)やアウシュラの「弱い機能の情報は未分化に圧縮される」(03章)とは、同じ語で別の軸を指しています。この違いは、18章でまとめます。
7番のブレーキ—同じ要素の別の場所
グレンコは、モデルGの8位置のうち7番のブレーキを、こう定義しています。
- ブレーキ ― 追従的、不安定的、内的。受け取ったことの結果として起こるブレーキ。エネルギーを失う点で、結果がいちばんその場に合わず、負荷への抵抗がいちばん大きい。
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7. Brake — driven, unstable, internal. Braking as a result of perception. The point of energy loss, the least adequate result, the greatest resistance to loads.
つまり、7番のブレーキは、追従的な側の不安定な機能で、エネルギーを失う点であり、負荷には最も強く抵抗する位置だということです。
モデルAの脆弱機能が「最小抵抗」で呼ばれるのに対し、モデルGの7番のブレーキは「負荷への抵抗がいちばん大きい」と書かれます。モデルAの「最小抵抗」は外圧に対する抵抗力の小ささを、モデルGの「負荷への抵抗」は負荷を受けたときに生じる抵抗を指すと読めます。
また、エネルギーの配分では、7番のブレーキは3番の役割と対になります。グレンコは、こう書いています。
役割(3)とブレーキ(7) ― 低エネルギー。ソシオニクスの対象の働きを、低いエネルギーの水準で支える機能。
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Role (3) and Brake (7) — Energominimum functions that support the functioning of the socionic object at the lower energy level;
つまり、3番の役割と7番のブレーキは、どちらも低いエネルギーでその人の働きを支える機能だということです。モデルAの超自我(規範機能と脆弱機能)の2つの要素が、モデルGでも低エネルギーの対にまとめられています。例えば、ILEの7番のブレーキは関係倫理(Fi)で、モデルAでILEの脆弱機能に入る要素と同じです。
このように、グレンコの体系に脆弱機能はなく、同じ要素はモデルGの7番のブレーキに置かれます。低エネルギーで、負荷への抵抗がいちばん大きく、3番の役割と対になる機能です。
また、グレンコは超自我を、「分化しているが力の弱い」「ねばならない」のブロックと短く定式化しています。
この章の要点は、研究者ごとのページに短くまとめています。
11その他の論者の記述
主要な研究者章に収まらない論者の記述を、この章にまとめます。取り上げるのは、イェルマークの体系を継ぐシステム・ソシオニクス学派のエグリトと、モデルTのタラノフ(フィラトワの解説を通して)です。
エグリト(システム・ソシオニクス学派)—1次元機能
エグリト(Irina Eglit)はキエフのシステム・ソシオニクス学派の中心人物で、イェルマークのパラメータ次元を診断実務に展開した文章を英語でも公開しています。脆弱機能と暗示機能をまとめて、1次元機能と呼ぶのが特徴です。エグリトは、1次元機能をこう書いています。
1次元機能(第4と第5)とは、パラメータを一つ—「経験」のパラメータ—しか持たない機能である。(中略)1次元機能には、何らかの基準と比較する仕組みがない。決定を下す必要があれば、自分の過去の経験を思い出すことはできる。そして典型的な解決(似た経験があれば)は、以前と同じ道を自分の古い足跡どおりにたどり直すことである。
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One-dimensional functions (# 4 and #5) are the functions that have only one parameter - the "experience" parameter〔中略〕For a one-dimensional function there is no mechanism of comparison with any reference. If it is necessary to take a decision, one can remember his past experiences. And the typical solution (if there is a similar experience) is to retrace the same path by your old steps.
言い換えると、1次元機能では物差しと比べて決めることができず、似た経験があれば前に通った道をもう一度たどるということです。1次元機能(第4と第5)は「経験」のパラメータしか持たず、省いた箇所によれば、その知覚は快・不快、好き・嫌いといった自己感覚です。
ブカロフの「然り-否」の判断(05章)、カルペンコの「不変のアルゴリズム」(09章)と同じ機構を、エグリトは基準との比較のしくみの不在として書いています。
1次元機能との付き合い方を扱った別の文章では、「安全網」の問題が指摘されます。
「安全網を張る」という行為そのものが、それ自体で神経症的なのだ!約束の場所にずっと前もって着くたびに、ストレスと不安はそこにある。(中略)実のところ、1次元機能に要るのは別の種類の助けである—1次元機能から内的な緊張を取り除く必要があるのだ。
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The very action of "safety netting" is neurotic in itself! Every time when he arrives to an appointment well in advance the stress and anxiety is there. Planning and scheduling does not free the inner tension, every pause or delay increases the fear more and more because it cannot be silenced by actions, free time slots between the actions will be used for planning of next actions. It must be understood that the anxiety caused by the T element is present in the background of any activity, it is just [always] there.(中略)In fact, the one-dimensional function needs other kinds of help - there is a need to take the inner tension off the one dimensional function.
この文章は、LSE(ESTJ)の1次元のNi(内向直観)を例にしています。つまり、遅れないように前もって着くといった備えを重ねても、不安そのものは消えないということです。引用の続きでは、前もって着く、計画する、といった対策は効率の問題を解くが、不安はどんな活動の背景にもただそこにある、と続きます。
そのため、要るのは「1次元機能から内的な緊張を取り除く」別の種類の助けだ、と結ばれています。対策をしても痛みは消えない、というこの観測は、フィラトワの「予見するのではなく、計算する」(07章)の続きとして読めます。計算で対処できても、緊張は残るということです。
恐れの研究では、脆弱機能と暗示機能が対で置かれます。
本稿で著者らは、人は二つの原理—苦痛と快—によって制御される(いずれかの方向へ動き、何らかの行動を取るよう駆り立てられる)という考えから出発する。(中略)超イド—快(第5機能—暗示、「個人的経験」)、超自我—苦痛(第4機能—最小抵抗の点、「社会的経験」)。(中略)恐れとは、エネルギーを消費する領域から退避するための心の仕組みである。
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In this article, the authors proceed from the idea that person is controlled (impelled to move in any direction, take any action) by two principles: pain and pleasure. Individual avoids pain and is attracted by pleasure. This global mechanism is reflected in the Model A at the level of low-dimensional control blocks: super-id -- the pleasure (f.5 -- suggestion, "individual experience"), super-ego - the pain (f.4 -- point of least resistance, "social experience"). We assume that the mechanism of fear is associated with the energy of the system (mind, body). Less effective ways of processing information are more energy-intensive. Fear is the mechanism of the psyche for withdrawal from energy-intensive areas.
エグリトらの整理では、暗示機能は快を求める側、脆弱機能は苦痛を避ける側で、恐れはエネルギーを使う領域から逃げるための心のしくみとなります。人は苦痛と快の2原理で制御され、それがモデルAの低次元の制御ブロックに映される、という考えから出発しています。
イェルマークの名称(社会的経験)をそのまま継ぎつつ、脆弱機能を苦痛の側、暗示機能を快の側に割り振る整理です。脆弱機能と暗示機能の違いを、はっきり書いた数少ない箇所です。
タラノフ(モデルT)—痛点チャネル
タラノフ(Viktor Talanov)は、機能を信号の強度と興奮/抑制の閾値で扱う独自のモデルTを提唱しています。フィラトワの解説は、脆弱機能と同じ位置を痛点チャネルと呼んでいます。フィラトワは、こう書いています。
ここでは論理がプログラム・ブロックに属し、モデルTでは第2位置にあるため、これらの心理タイプでは構成主義が十分に現れる。さらに、4タイプすべてで倫理は動員的な痛点チャネルにあり、モデルTでは第4位置にあることにも注意してほしい。したがって、論理—倫理の二分法はかなり明瞭に分化しており、この二分法による人の所属極には疑いが生じないように思われる。
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В связи с тем, что логика здесь принадлежит программному блоку, а в модели «Т» — во второй позиции, конструктивизм для этих психотипов проявляется в полном объеме. Об-ратите внимание также и на то, что этика у всех четырех типов — в мобилизационном, бо-левом канале, а в модели «Т» — в четвертой позиции, поэтому дихотомия логика-этика у них должна быть вполне хорошо дифференцирована, и, казалось бы, не должно быть сомне-ний в принадлежности человека по этой дихотомии к соответствующему полюсу.
上の引用の「4タイプ」は、ILE・SLE・ILI・SLIのことです。つまり、この4タイプでは論理がプログラム・ブロックに、倫理が痛点チャネル(脆弱機能)にあるので、論理の側だとはっきり判定できるように思われるということです。ここでも、「動員的」の語が脆弱機能に当てられています(ストラティエフスカヤと同じ用法、06章)。
これに続けて、フィラトワは自身の観察を書き添えています。
しかし、私の観察によれば、これは必ずしもそうではない。なぜなら、倫理の痛点としての性質がそれを過度に敏感にし、被験者が回答のかなりの割合を倫理型として行うことがありうるからである。これは直観型のILEとILIを扱うときにより頻繁に起こるが、感覚型のSLEとSLIではほとんど見られない。
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Однако, по моим наблюдениям, это не всегда так, поскольку болевой характер этики делает ее слишком чувствительной и испытуемый может значительную долю ответов давать как этик. Чаще это происходит при работе с интуитами ИЛЭ и ИЛИ, а для сенсориков СЛЭ и СЛИ — почти не характерно.
フィラトワが見たのは、弱い位置の倫理が敏感すぎるため、かえって質問紙で倫理型の答えを多く選んでしまうことがあるという現象です。つまり、弱い位置の要素は、質問紙の回答に現れないのではなく、過敏さとして現れて判定を引きずるという観測です。
また、これは直観型のILE・ILIで起こりやすく、感覚型のSLE・SLIではほとんど見られない、とも書かれています。脆弱機能の過敏さが診断の誤差の源になりうる、という指摘は16章で再び扱います。
以上のように、エグリトは脆弱機能と暗示機能を「1次元機能」として対で扱い、基準との比較のしくみの不在、対策をしても残る緊張、苦痛と快への割り振りを書いています。
一方、フィラトワは、タラノフのモデルの解説の中で、脆弱機能の過敏さが質問紙の回答を引きずるという診断上の観測を書いています。
12研究者間で残る中核と食い違い
この章は、03〜11章の研究者別の記述を、当サイトの責任で突き合わせます。新しい引用は置きません。
研究者を横断して残る中核
第一に、最も弱いメンタル機能で、外からの圧力と評価に過敏であることです。アウシュラ(圧迫に抵抗しがたい、批判と褒め言葉に過敏)、ストラティエフスカヤ(一撃の痛み)、フィラトワ(どんな圧力も痛く受けとめる)、ブカロフ(弱く非常に敏感)、カルペンコ(感受性の高さと反応性)と続きます。
語彙は違いますが、この観測は主要な研究者に共通します。レイニンだけが弱さの語を使いませんが、タイプ節の「問題」の扱いは同じ領域を指しています。
第二に、参照できるのは経験だけ(1次元)、という次元性の読みです。ブカロフ(1次元、然り-否)、イェルマーク(社会的経験のみ)、カルペンコ(個人的経験のベクトルだけ)、エグリト(基準との比較のしくみがない)がこれを書いています。
その経験を社会的と呼ぶか個人的と呼ぶかは分かれますが(後述の名称の差)、パラメータが経験1つだけという点は共通です。ただし、この4者はキエフ系とその継承で重なりが大きく、独立した観測とは数えられません。同じ説明が繰り返されている、ということです。
第三に、弱さが意識化されていることです。脆弱機能はメンタルリングにあり、ストラティエフスカヤは「意識化された恐怖」、カルペンコは「最も完全に言語化可能」、グレンコは「ねばならない」のブロック、イェルマークは「社会的」と書きます。
このように、バイタルリングの弱い機能(暗示機能と動員機能)との違いは、ここにあります。エグリトが脆弱機能を苦痛の側、暗示機能を快の側に割り振るのも、同じ線上です。
第四に、対処に補完者(双対)の助けが挙げられることです。アウシュラの制御の移譲と被護感、ストラティエフスカヤの軽い助けとトゥーランドット姫、フィラトワの点線の結合、ブカロフの「弱い諸機能でのサポート」が、その例です。
一方、自力の対処は、アウシュラでは自己調整、ストラティエフスカヤでは規範機能による処理、レイニンでは問題解決の領域での本人の取り組み(EIEなら健康)として書かれています。つまり、自力の対処の置き場所は研究者によって違います。エグリトの「安全網そのものが神経症的」は、その自力対処の限界を書いたものと読めます。
第五に、避けられる場所であると同時に、引き寄せられる場所でもあることです。レイニンの「問題を解決する方法を示唆する」、カルペンコの「蓄積する必要から身を引き離すことができない」、ブカロフの「弱い機能で自己を実現しようとすることがある」がこれを書いています。弱さの記述だけでは落ちてしまう面で、3人が別々の角度から書いています。
差の所在
差は、観測そのものより名称と語彙に集中しています。第一に、同じ「最小抵抗」の語が、アウシュラ・ストラティエフスカヤ・フィラトワ・ブカロフ・カルペンコ・エグリトでは脆弱機能を、レイニンでは動員機能を指します。
第二に、「動員」の語が、ストラティエフスカヤ(とタラノフのモデルを解説するフィラトワ)では脆弱機能を、当サイトを含む多くの記述では動員機能を指します。第三に、同じ1次元の位置を、イェルマークは「社会的経験」、カルペンコは「個人的経験」と名づけ、カルペンコは明示的に異を唱えています。
また、名称の差は、ときに観測の差でもあります。イェルマークの「社会的」は、脆弱機能の情報が規範機能から受け渡され、社会的に重要なものとして働く向きを強調しています。一方、カルペンコの「個人的」は、その情報の価値が当人にとってのものであり、万人に通用しない点を強調しています。
第四に、「分化」の語です。アウシュラは弱いアスペクトの情報を「未分化に、圧縮された形で」知覚されるものと書き(03章)、グレンコは超自我を「分化しているが力の弱い」と書き(10章)、カルペンコは脆弱機能の情報を「最も完全に言語化可能」と書きます(09章)。
つまり、同じ語が、情報の解像度(アウシュラ)と意識化・言語化の有無(グレンコ、カルペンコ)という別の軸で使われています。脆弱機能は、前者では未分化の側、後者では分化した側に入ります(18章)。
語彙の差は、弱さをどの面から書くかの差です。恐怖・痛み(アウシュラ、ストラティエフスカヤ、フィラトワ)、問題解決(レイニン)、パラメータの数(ブカロフ、イェルマーク、エグリト)、経験と言語化(カルペンコ)に分かれます。
また、評価の重さにも差があります。アウシュラの初期文献は、被護がない場合の帰結を「アクセンチュアツィオンや精神疾患」まで書いています。一方、カルペンコは「憐れみと遺憾の立場からではなく、意味と合目的性を探し求めながら」読むことを提案します。グレンコは対象そのものが違い(エネルギー)、「抵抗」の語の意味が反転して見えます。
差の由来についての仮説
当サイトの推測として、差の由来は3つ考えられます。第一に、観測の場面です。関係論と相談の文脈で書く研究者(アウシュラの初期モデル、ストラティエフスカヤ)は、恐怖と補完者を詳しく書きます。一方、診断と理論化の文脈で書く研究者(ブカロフ、イェルマーク、エグリト)は、次元と反応の型を書く、という違いです。
第二に、枠組みの履歴です。4機能式(アウシュラの初期モデル、フィラトワのモデル・ユング)では、脆弱機能(4番)が「第3」として早くから取り出されました。そのため、8機能式に移ったあとも「最小抵抗」「痛点」の語が脆弱機能に残りました。
これに対し、レイニンの8機能の体系は別系統です。「最小抵抗」の語が自己評価の機能に当てられたのは、その再編成の中で起きたことと読めます。
第三に、モデルの対象です。グレンコはエネルギーを、ほかの研究者は情報を対象にしています。つまり、同じ要素の同じ場所を、別の量で記述しているということです。
誰が何と言ったか
- アウシュラは、脆弱機能を「最小抵抗の場」と定義しました。すべてのメンタル機能のなかで最も弱く、圧迫に抵抗しにくく、批判と褒め言葉の両方に過敏で、失敗が長く尾を引く位置です。同時に「抑え込まれた創造」とも呼び、対処は自己調整と補完者との交流の2本です。初期モデルでは、補完者への制御の移譲と被護感、被護がない場合の深刻な帰結まで書いています。
- レイニンは、脆弱機能(第-3機能)を「問題解決のゾーン」と呼び、弱さや痛みの語彙を使いません。タイプ節では、問題が起きたときに人が向かう先—身体、外的条件の整備、関係の切断、愛の確認—を一人称で書き、共通の筋は状況の単純化です。また、「最小抵抗の領域」の語は別の位置(動員機能)に当てました。
- ブカロフは、脆弱機能を1次元、つまり個人的経験しか参照できず、「然り-否」で判断し、最も知らず出来ない位置と整理しました。そのうえで、受信的で外から管理される機能に分類しています。講演録では、弱い機能を生活の中心に置く負荷と、一撃への予測不能な反応を実例で書いています。
- ストラティエフスカヤは、「恐怖の領域」「動員機能」「最小抵抗の点」「緊張機能」を、1つの機構の4つの面として並べました。脆弱機能を、創造機能への「異論者」、規範機能から歪んだ情報を受け取る位置として構造化しています。対処は規範機能での処理と、軽く与えられる双対者の助けで、超自我を「意識化された恐怖」のレベルと呼びます。
- フィラトワは、観察から帰納した「最小抵抗のチャンネル」として脆弱機能を置きました。最も傷つきやすく、自信なく、疑いに苦しみ、圧力を痛く受けとめる位置です。同じブロックの規範機能(規範的チャンネル)とは書き分けられ、双対関係では相手の創造機能と自分の脆弱機能が点線で結ばれます。
- イェルマークは、脆弱機能を「社会的経験」の機能、パラメータは経験のみの1次元とし、超自我という管理ブロックの結果(執行)側に置きました。痛みや恐怖の語彙を使わず、パラメータの数と管理の向きで書いています。双対関係で、相手の4次元の実演機能が自分の脆弱機能に過負荷を作りうる、という観測もあります。
- カルペンコは、脆弱機能を「個人的経験の機能」と呼び直し、弱さを制御の弱さと感受性の高さの組み合わせと定義しました。情報は最も完全に言語化され、手順は不変で、蓄積の欲求から離れられない、と書いています。情報的には1次元、エネルギー的には4次元で、客観的には外から操縦される器官、主観的には経験の中心です。
- グレンコの体系に脆弱機能はなく、同じ要素はモデルGの7番のブレーキに置かれます。低エネルギーで、負荷への抵抗がいちばん大きい機能です。モデルAの超自我は、「分化しているが力の弱い」ブロックと書いています。
- エグリトは、脆弱機能と暗示機能を「1次元機能」として対で扱いました。基準との比較のしくみの不在、対策をしても残る緊張、苦痛(脆弱機能)と快(暗示機能)への割り振りを書いています。タラノフ(フィラトワの解説)の節では、脆弱機能の過敏さが質問紙の回答を引きずるという、フィラトワ自身の観察が書かれています。
13創造・実演・動員の各機能との比較
脆弱機能と情報要素の決まり方が直接つながる3つの機能(創造機能・実演機能・動員機能)を、当サイトでは配置の公理による導出対と呼んでいます。この章では、脆弱機能をこの3つと比べます。
導出の公理では、側面(感覚・直観・論理・倫理)と指向(内向・外向)を反転するかどうかで、3つの機能の情報要素が決まります。創造機能は脆弱機能の側面を反転して指向を保った情報要素、実演機能は側面と指向をともに反転した情報要素、動員機能は脆弱機能と同じ側面で指向を反転した情報要素です。公理の形で書くと、次のとおりです。
- 脆弱機能(4番)は超自我ブロック・メンタルリングに属し、3標識は「弱・メンタル・生成」です。
- 配置の公理による導出対: 側面反転・指向維持=創造機能(2番)/側面反転・指向反転=実演機能(8番)/側面維持・指向反転=動員機能(6番)。
加えて、同じブロックの相方である規範機能との対比を置きます。
創造機能との比較—3標識では強弱だけが逆
創造機能と脆弱機能は、どちらもメンタルリングの生成側で、3標識のうち違うのは強弱だけです(要素は側面が反転します)。ストラティエフスカヤは、脆弱機能の要素が創造機能の要素に意味的に矛盾し、「プログラム機能に対して動員機能はほとんど異論者のように見える」と書きました(06章)。
また、アウシュラが脆弱機能を「抑え込まれた創造」と呼んだのも(03章)、同じ生成側の機能でありながら自由に創造できないという対比です。双対関係では、自分の創造機能と同じ側面で指向が逆の要素が相手の脆弱機能に入り、フィラトワはこれを点線の結合として図示しています(07章)。
このように、脆弱機能は創造機能の裏側—同じ種類の仕事(生成)を、対立する要素で、弱く、不本意にする位置—として読むことができます。
実演機能との比較—同じ要素が、自動か意識か
実演機能は、脆弱機能と同じ生成側で、強弱も環も逆です。双対関係では、相手の実演機能の要素は自分の脆弱機能の要素と同じです(ILEのTeとSEIのTe)。イェルマークはこの組み合わせで、4次元の実演機能が自動的・無意識的に働き、相手の1次元の脆弱機能に情報的過負荷を作りうると書いています(08章)。
また、ブカロフの分類では、実演機能は発信側、脆弱機能は受信側です(05章)。つまり、同じ要素が、一方では自動で多次元の出力として、他方では意識された1次元の受信として働くということです。双対の支援はこの差の上で成り立ち、同時に過負荷の源にもなります。
アウシュラが、弱いブロックは行為か説明による助けを必要とすると書いた箇所があります(03章)。その行為による助けは、相手の実演機能の出力として読むこともできます。
動員機能との比較—同じ側面で、意識か無意識か
動員機能は、脆弱機能と同じ側面(感覚/直観/論理/倫理)で指向が逆で、どちらも弱い生成側の機能です。違うのは環(メンタル/バイタル)です。
この対をいちばん明示的に扱っているのが、レイニンの8機能の体系です。第3機能(自己評価、「最小抵抗の領域」)と第-3機能(問題解決)が対になり、前者が動員機能、後者が脆弱機能になります(04章)。カルペンコは、超自我と超イドの違いをこう書いています。
私たちがセミナーで言うように、超自我による操縦は鞭による操縦であり、超イドブロックによる操縦は飴による操縦である。この意味で、超自我に沿った情報が防衛の必要を呼び起こし、超イドに沿った情報が「ただもう少し食べたい」という欲求を呼び起こすのは、自然なことである。
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Как мы говорим на семинарах: управление по СуперЭго — это управление кнутом, управление по блоку СуперИд — это управление пряником. В этом смысле естественно, что информация по СуперЭго вызывает необходимость защищаться, а информация по СуперИд вызывает желание «просто скушать еще».
言い換えると、超自我は罰の側から、超イドはごほうびの側から人を動かすということです。そのため、脆弱機能(超自我)に沿った情報は防衛の必要を呼び起こし、動員機能(超イド)に沿った情報は「ただもう少し食べたい」という欲求を呼び起こします。エグリトの、脆弱機能を苦痛の側、暗示機能を快の側に置く整理(11章)も同じ向きです。
例えば、ブカロフの講演録のLIIの例(05章で触れたもの)では、動員機能の美的センサリー(Si)の趣味は調和的に発達しました。一方、脆弱機能の意志的センサリー(Se)で指導する仕事は、ストレスを蓄積しました。
このように、同じ種類の弱さが、脆弱機能では意識された苦痛と防衛として、動員機能では無意識の欲求として現れる—これが、両者の差の研究者を横断した読みです。レイニンが「最小抵抗」の語を動員機能に当てたのは、この2つの位置が同じ側面の弱さを分け持つために起きた移動かもしれません。
ブロックの相方—規範機能
規範機能と脆弱機能は同じ超自我ブロックにあり、一方は受容、他方は生成です。アウシュラは「第4機能(=規範機能、3番)は情報をあまり提供せず」、脆弱機能の確信ある行動には足りないと書きました(03章)。ストラティエフスカヤは、規範機能から「情報の欠片が、歪められたかたちで落ちてくる」と書いています(06章)。
また、イェルマークは管理の伝達を3→4の向きに置き、自我が禁じられると、規範機能の規範から出発して反応する「超自我型の歪み」が起きるとしています(08章)。フィラトワは規範機能を「規範的チャンネル」「役割チャンネル」—受け入れられている規則に従い、イニシアチブや創造性をめったに発揮しない—と書き、脆弱機能の「最小抵抗のチャンネル」と語彙を分けました(07章)。
このように、規範機能は社会の規範に合わせて「他者より劣らない」ように振る舞う2次元の受容、脆弱機能はその材料で最低限働くか、恐れるかの1次元の生成、という対比が、研究者間で共有されています。
整理すると、導出対の3つとの比較で見えるのは、脆弱機能が創造機能の裏側(同じ生成、対立する要素、弱い)、実演機能の意識された側(同じ要素、1次元、受信)、動員機能の苦痛の側(同じ側面、メンタル、防衛)である、という3つの読みです。
また、ブロックの相方である規範機能とは、受容と生成、規範への従属と痛みで書き分けられます。いずれも、研究者章の記述を並べて得た当サイトの整理です。
14次元性から見る脆弱機能
機能の次元性は、各位置が参照できる情報の幅を1〜4次元で記述する、後代の拡張理論です。提唱者はブカロフで、イェルマークが、パラメータの数で説明する形に整えました。
脆弱機能は1次元とされ、研究者章の多くの記述(然り-否、経験のみ、基準との比較の不在、不変のアルゴリズム)は、この説明の言い換えとして読めます。
起源とパラメータ
ブカロフは、次元性の発見とその用途を、こう書いています。
著者によって1990年に発見された、情報代謝機能(心的機能)の情報処理パラメータの次元性 [9] は、人間の思考と行動の特徴、特定の型間関係のニュアンスを正確に記述することを可能にし、国際ソシオニクス研究所のスタッフおよび他のソシオニクス専門家による専門家・コンサルティング業務において実用上の重要な応用を持つ [10, 14]。
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Обнаруженная автором в 1990-м году мерность параметров обработки информации психических функций или функций информационного метаболизма [9], позволяет точно описывать особенности мышления и поведения человека, нюансы конкретных интертипных отношений и имеет значительные практические приложения, используемые на практике в экспертно-консультационной работе как сотрудников Международного института соционики, так и других специалистов по соционике [10, 14].
つまり、次元性は人の考え方や行動、タイプ間の関係の細かな違いを記述する道具として、専門家の相談の実務で使われているということです。
パラメータを4つに定式化したのは、イェルマークです。1次元の機能は経験だけを、2次元は経験に規範を加えて、3次元は状況まで、4次元は時間までを参照できる、という積み上げです(08章)。ブカロフの側は、同じ4つを別の語彙で呼んでいます。
次元性を考慮した情報代謝機能の一般構造を、グローバル性、状況、規範、個人的経験のベクトルによって図的に表されるとおり、思い出しておこう。
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Напомним общую структуру функций информационного метаболизма с учетом мерностей, графически выражаемых векторами глобальности, ситуации, норм и личного опыта.
上の引用にあるベクトルは、判断のときに参照できる情報の種類のことです。この4つのうち、イェルマークの「時間」に対応する4次元目のベクトルを、ブカロフは「グローバル性」と呼んでいます。
脆弱機能に関して言えば、どちらの語彙でも経験のベクトルだけを持つ位置であることに変わりはありません(その経験を、イェルマークは社会的経験、ブカロフは個人的経験と呼びます)。
脆弱機能をめぐる定義水準の違い
脆弱機能を1次元とする点で、研究者は一致しています。ですが、何をもって1次元と判定するかは同じではありません。ブカロフの情報次元とイェルマークのパラメータ次元は、同じ「1次元」を別の体系で定義したものです。
また、カルペンコは情報的次元(1次元)とエネルギー的次元(4次元)を分け、脆弱機能の問題が「生死に関わるほど重要」に感じられる理由を、後者で説明しています(09章)。エグリトの「1次元機能」は、脆弱機能と暗示機能を対で扱う診断上の区分です。基準との比較のしくみの不在、対策をしても残る緊張、という徴候で1次元を特徴づけます(11章)。
まとめると、次元性は、脆弱機能の弱さを「参照できるパラメータの数」で言い直した説明で、研究者章の記述の多くはこれと対応します。
一方で、情報次元・パラメータ次元・エネルギー次元・診断上の徴候、という4つの水準が同じ「1次元」の語で語られています。そのため、原典を読むときは水準の別を保つ必要があります。脆弱機能の記述を確かめる手続きが示されていない点は、17章で扱います。
1516タイプの脆弱機能
配置の公理から導かれる16タイプの脆弱機能の要素は、次のとおりです。
| 脆弱機能の要素 | タイプ |
|---|---|
| Fi(内向倫理) | ILE・SLE |
| Te(外向論理) | SEI・IEI |
| Ni(内向直観) | ESE・LSE |
| Se(外向感覚) | LII・EII |
| Si(内向感覚) | EIE・LIE |
| Ne(外向直観) | LSI・ESI |
| Ti(内向論理) | SEE・IEE |
| Fe(外向倫理) | ILI・SLI |
表の各行は、位置と要素を合わせて脆弱Fe(外向倫理が脆弱機能に入る場合)のようにも呼ばれます。
このように、創造機能を共有する2タイプは、脆弱機能の要素も共有します。例えば、ILEとSLEはともにTiが創造で、脆弱機能はともにFiです。
研究者章で触れたタイプ別の観測を、要素ごとに並べると次のようになります。まず、Fi(ILE・SLE)は関係の距離と不信(ストラティエフスカヤ、レイニン)、Ne(LSI・ESI)は不確実さへの恐れと出口のなさ(ストラティエフスカヤ、レイニン)として書かれています。
また、Si(EIE・LIE)は身体の不快と一撃(ストラティエフスカヤ、ブカロフ、レイニン)、Ni(ESE・LSE)は時間の見通しと安全網(フィラトワ、エグリト)として書かれています。
さらに、Te(SEI・IEI)は業務上の無力と補償(ブカロフ、カルペンコ)、Se(LII・EII)は意志的圧力への耐えにくさ(ブカロフ、カルペンコ)として書かれています。Fe(ILI・SLI)は、感情への過敏と節制(レイニン、カルペンコ)として書かれています。
一方、Ti(SEE・IEE)については、このページの研究者章では触れていません。
各タイプの脆弱機能がどう働くかは、タイプ一覧から入れる各タイプの8機能の詳細解説に章があります。要素そのものの説明は、8つの情報要素の詳細解説にあります。この章では引用を置かず、脆弱機能の要素ごとの入口を示すにとどめます。
16誤読と誤同定
脆弱機能をめぐる読み違いのうち、研究者章の記述から指摘できるものは5つです。
ユングの劣等機能との混同
ユングの劣等機能は、要素で見ると暗示機能で、脆弱機能ではありません(02章)。「発達の遅れ」「統制に部分的にしか従わない」という働き方の記述は脆弱機能の読みに使えますが、要素の対応には使えません。
また、MBTIの「第4機能(劣等機能)」を脆弱機能(4番)とする読みは、同じずれを含みます。
名称の衝突
同じ名前が、研究者によって別の位置を指すことがあります。これを、ここでは名称の衝突と呼びます。「最小抵抗の領域」はレイニンでは動員機能を指し(04章)、「動員機能」はストラティエフスカヤ(とタラノフのモデルを解説するフィラトワ)では脆弱機能を指します(06章・11章)。
また、フィラトワの「IV」は暗示機能(5番)、アウシュラ旧式の「IV」は規範機能(3番)です(03章・07章)。モデルGの7番のブレーキは、脆弱機能と同じ要素が入る別のモデルの位置です(10章)。
そのため、原典を読むときは、番号と名称ではなく、入っている要素と位置の意味で照合するのが安全です。研究者ごとの呼び名と番号を一覧にすると、次のとおりです。
- アウシュラ『機能の理論』: 番号体系が現行と異なり、「第3機能」(弱・メンタル・プロダクティヴ)が現行の脆弱機能(4番)、「第4機能」(弱・メンタル・アクセプト)が現行の規範機能(3番)です。別名は最小抵抗の場(略号MNS)。『ソシオニクス入門』の初期の4機能モデル(「モデルYu」)では4要素のうちの「III」で、「最小抵抗の点」「第三の、適応的機能」と呼ばれます。当サイトの対応はI=主導機能(1番)、II=創造機能(2番)、III=脆弱機能(4番)、IV=暗示機能(5番)です(『入門』の表1の16タイプの記号で照合。規範機能(3番)はこの4要素に入りません)。
- レイニン: 8つの機能を第1〜第4と、それぞれと対になる第-1〜第-4の8つで呼びます。現行の脆弱機能(4番)になるのは第-3機能「問題解決のゾーン」です。レイニンが「最小抵抗の領域」と呼ぶのは第3機能(自己評価)で、要素の配置で見ると現行の動員機能(6番)になります。「恐怖の領域」は第-4機能=現行の規範機能(3番)です。
- ブカロフ: 「第4機能」。「最も抵抗の少ない場所」とも比喩的に呼ばれる、1次元の機能。
- ストラティエフスカヤ: 「第4ポジション」。彼女の呼び名は「動員機能」で、別名が「緊張機能」「恐怖の領域」「最小抵抗の点」です。当サイトの「動員機能」は6番を指すため、本ページでは彼女の「動員機能」を脆弱機能(4番)の呼び名として読みます。
- フィラトワ: モデル・ユング(4チャンネル)の「第3チャンネル」=最小抵抗のチャンネル(略号KNS)。8機能式では「III—脆弱機能」。彼女の「IV」は暗示機能(5番)で、アウシュラのモデルYuのIVと同じです。
- イェルマーク: 「機能4」=「社会的経験」の機能(パラメータは経験のみの1次元)。
- カルペンコ: 「第4機能」。従来の呼称(弱い・脆弱な・最小抵抗の点・痛みの機能)を列挙したうえで、「個人的経験の機能」という名称を提案します。
- グレンコ: モデルGには脆弱機能に対応する位置がありません。モデルAで脆弱機能に入る要素は、モデルGでは7番のブレーキに置かれます(10章)。
- エグリト(システム・ソシオニクス学派): イェルマークの体系を継ぎ、「第4機能—最小抵抗の点、『社会的経験』」。第4と第5をまとめて1次元機能として扱います。
規範機能との取り違え
同じ超自我ブロックの規範機能と脆弱機能は、ともに「社会から求められる」面を持ち、混同されやすい対です。規範機能は規範に合わせて「他者より劣らない」ように振る舞う2次元の受容、脆弱機能は1次元の生成で、痛みと恐れの語彙で書かれます(13章)。
そのため、タイプ別の観察で「社会的役割を演じる」「規則に従う」と書かれる面は規範機能に寄ります。一方、「圧力を痛く受けとめる」「一撃で放心する」と書かれる面は脆弱機能に寄ります。
単一機能への還元
「空気が読めないのはFeが脆弱だから」のように、多くの要因が関わる行動を1つの位置に還元する説明は、研究者章の記述からは支持されません。
カルペンコは、適応の問題と防衛がモデルAと直接ではなく間接に結びつくこと、「すべてがモデルAによって規定されるわけではない」ことを明示しています(17章)。また、ブカロフの講演録の実例も、脆弱機能の反応が「予測するのは非常に難しい」という観測で締められています(05章)。
「弱い=できない」という読み
脆弱機能は、何もできない位置として書かれているわけではありません。ブカロフは1次元機能を「最も知らず、出来ない」位置と書きますが(05章)、同じ文献群が弱さの内実として書くのは別のことです。
例えば、カルペンコは、脆弱機能の情報が最も完全に言語化され、手順は詳細化されて不変だと書いています(09章)。フィラトワは、弱い位置の仕事を強い機能で代行する経路(予見するのではなく計算する)を書き(07章)、エグリトは対策をしても緊張は残ると書きます(11章)。
また、ブカロフの実例では、LIEは「実生活では強い男」でありながら一撃で放心しました(05章)。このように、弱さは、できるかどうかではなく、制御の弱さと感受性の高さ、参照できる情報の狭さ、そして残る緊張として書かれています。
フィラトワの観察—脆弱機能の過敏さが質問紙の回答を引きずる—は、この過敏さが診断にも影響することを示しています(11章)。
以上のように、脆弱機能の読み違いは、ユングとの要素のずれ、名称の衝突、規範機能との混同、単一機能への還元、「弱い=できない」の5つに集約できます。いずれも、要素と位置の意味で照合し、研究者の語彙の差を押さえれば避けられる種類のものです。
17先行研究への懸念点
先行研究への懸念を、このページで扱った範囲に限って整理します。
定義水準の別と検証手続きの不在
14章で見たとおり、「1次元」は情報次元・パラメータ次元・エネルギー次元・診断上の徴候という4つの水準で語られています。そのため、脆弱機能を1次元と判定する手続きは、研究者ごとに違います。
また、ブカロフの「最も抵抗の少ない場所」、フィラトワの「最小抵抗のチャンネル」は、観察からの帰納として提示されています。ですが、その観察を第三者が再現する手続きは示されていません。カルペンコの「最も完全に言語化可能」も、比較の基準が示されない主張です。
学派内の反復と独立性
研究者章で「反復して現れる記述」と呼んだものの多くは、キエフ系(ブカロフ、カルペンコ、イェルマーク、エグリト)の内部で継承された定式です。レイニンの問題解決、ストラティエフスカヤの恐怖、フィラトワの最小抵抗のチャンネルは別系統ですが、フィラトワの用語はアウシュラの初期モデルを引き継いでいます。
つまり、反復は独立した再現ではなく、文献群が相互に参照し合った結果を含みます。
名称の移動
「最小抵抗」「動員」「社会的/個人的経験」の名称の衝突は、理論の内部で整理されないまま残っています。カルペンコの異論がイェルマークに受け入れられた形跡は、当サイトが確認した範囲では見つかりません。
このように、名称の衝突は、脆弱機能の観測を研究者間で突き合わせるときの、いちばん手前の障害です。
モデルの限界
カルペンコ自身が、モデルで説明できる範囲について、こう書いています。
適応の問題・防衛・感情と、TIMおよびそのモデルとの結びつきが、直接的なものではなく間接的なものとして見いだされるということは、非常に良いことである。なぜなら、すべてがモデルAによって規定されるわけではないからである。モデルは説明する。しかし、すべてを説明するわけではない。いわば諸々の意味の交差点の上にある概念、つまり、少しばかり別の座標網を必要とする概念が存在するのである。
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То, что связь проблем адаптации, защит и эмоций с ТИМом и его моделью обнару-живается не прямая, а косвенная, — очень хорошо, потому что не всё задается моделью А. Модель объясняет, но не все. Есть понятия, лежащие как бы на пересечении смыслов, то есть требующие немножко другой координатной сетки.
上の引用にあるTIMは、情報代謝タイプのことです。言い換えると、モデルAは多くを説明するが、適応の問題や防衛のように、別の見方も合わせないと説明しきれないものがあるということです。適応の問題や防衛とモデルAの結びつきは、直接ではなく間接だとされます。
そのため、脆弱機能についての記述を読むときも、この留保は前提に置けます。
主張の4水準
このページの内容を、主張の水準で分けると、次のようになります。
- 文献上の事実—誰がどの位置をどう呼び、何を書いたか(研究者章の引用)。
- 理論内部の帰結—配置の公理による導出対、3標識、次元性の割り当て(01章・13章・14章)。
- 文献系列内で反復される観察—最も弱いメンタル機能で過敏、経験だけを参照する、意識化されている、補完者に寄せられる、引き寄せられもする(12章)。
- 独立に実証された主張—このページの範囲では確認できません。
ここまでの懸念は、定義水準の別、検証手続きの不在、学派内の反復、名称の移動、モデルの説明できる範囲の5つです。
いずれも脆弱機能に固有ではなく、ソシオニクスの位置論全体に及ぶ問題です。
18脆弱機能とは何か
ここまで見てきたものを、当サイトの責任でまとめます。新しい引用は置きません。確からしさは、研究者章の引用より一段低くなります。
反復して現れる記述
脆弱機能について、研究者を横断して反復される記述は5つです。最も弱いメンタル機能で、外からの圧力と評価に過敏であること。参照できるのは経験だけであること(1次元。社会的経験か個人的経験かで呼び方は分かれます)。
また、弱さが意識化されていること(バイタルの弱い機能との違い)。対処に補完者(双対)の助けが挙げられること。そして、避けられる場所であると同時に、引き寄せられる場所でもあることです。
ただし、このうち第二と第四はキエフ系の文献に特に多く、同じ学派の中で受け継がれた分を含みます。
分化と未分化で見ると—解像度の粗さ
「強い機能は分化し、弱い機能は未分化」という対比は、ユングが優位機能と劣等機能に与えたものです(02章)。分化した機能は強さ・安定性・一貫性で見分けられ、未分化の機能は他の機能と癒着し、両価的で、気分と状況に左右され、当てになりません。
ソシオニクスの文献で「未分化」の語を脆弱機能側の情報に使うのは、アウシュラです。弱いアスペクトの情報は「未分化に、圧縮された形で」知覚されると書いています(03章)。ブカロフやカルペンコは、同じことを「一次元」の語で書きます。語は違いますが、内容は解像度の粗さの一点に集まります。
まず、受け取る側では、解像度が粗いということです。アウシュラの「圧縮された形で」に加えて、カルペンコは、多次元の刺激が「切り詰められ」「同質なもの(一次元的なもの)として知覚され」、刺激の「階層を構築できない」と書いています(09章)。
ブカロフの「はい/いいえ」の判断(05章)、エグリトの「基準と比較するしくみがない」(11章)、カルペンコの、答えとして受け入れるのは一義的な「はい!」だけ(09章)も、段階や濃淡が取れないことの言い換えです。そのため、受け取りは極端に振れます—中間がなく、二択に寄る、ということです。
次に、出す側でも、調節が利きません。カルペンコは、反応が「一義的で、一次元的」だから「痙攣的で、突然で」「抑えがたく噴出する」と書き、脆弱機能からの発言は「短く、詳述されず、かなり狭い」と書いています(09章)。
また、アウシュラの「不適切な反応」(03章)と、イェルマークの「接触では機転を欠き、予測不能と見える」(08章)も、出し方の加減ができないことを別の面から書いたものです。ブカロフの「何が起こるかを予測するのは非常に難しい」(05章)と、レイニンの「状況を単純にして問題を押し出す」(04章)も同じです。ユングが未分化の機能に見た両価性と抑制と不安定(02章)は、この両面をまとめた語彙として読めます。
なお、グレンコが超自我を「分化しているが力の弱い」と書き(10章)、カルペンコが脆弱機能の情報を「最も完全に言語化可能」と書く(09章)ときの「分化」は、意識されているか、言葉にできるかの意味です。脆弱機能は、その側では分化した機能です。
ここで言う未分化は、意識の有無ではなく、受け取りと出し方の解像度が粗く、極端に振れ、細かな調節が利かないことを指します。ユングの劣等機能が要素で見ると暗示機能になること(02章)、レイニンが「分化が不十分」の語を暗示機能に使うこと(04章)と合わせると、ユングの未分化は暗示機能にそのまま、脆弱機能には解像度の面で合います。
確定しない点
まず、名称は確定していません。「最小抵抗」「動員」「社会的/個人的経験」の語が、研究者によって別の位置を指し、あるいは同じ位置を別の側から呼んでいます。
また、弱さの評価の重さも確定していません。アウシュラの初期文献の強い表現と、カルペンコの「意味と合目的性」の読みの間に幅があります。1次元の判定手続きは示されておらず、独立に実証された主張はありません。
脆弱機能像の要約
文献上の脆弱機能は、メンタルリングの弱い生成側にある位置です。自分の創造機能と対立する要素が入り、経験だけを頼りに、規範機能から受け取った材料で最低限働くか、働くことを恐れるかの位置です。
その領域の情報は未分化に圧縮されて入ってきて、判断ははい/いいえの二択に寄り、反応は段階を踏まずに一度に出ます。つまり、受け取りも出し方も解像度が粗く、細かな調節が利きません。外からの圧力と評価に過敏で、一撃は予測不能な反応を生み、慣れることができません。
一方で、その領域の情報は本人の中で最も完全に言語化され、手順は不変で、蓄積の欲求から離れられず、ときに職業や創作の中心にもなります。
対処としては、本人の自己調整と、補完者(双対)からの軽い助けの2つが書かれています。その助けを受け取れているかどうかが、相手を判定する指標にもなります。
脆弱機能とは、詰まるところ
研究者の記述は、最初の一般像(01章)と大きくは変わりません。弱い、痛い、避けたい、出方が極端、という点はそのままです。言い直したいのは2つだけです。「重要だと思っていない」というより、その領域のことは気になって集めずにいられません(避けると同時に引き寄せられる。レイニン、ブカロフ、カルペンコ)。「できない」というより、解像度が粗くて、受け取りも出し方も細かな調節が利きません(アウシュラ、ブカロフ、カルペンコ、エグリト)。対処が、自分で鍛えることより補ってくれる相手の存在にある点は、一般像のとおりです。
かみ砕いて言えば、脆弱機能は、自分が意識して使う4つの機能のうち、いちばん弱い1つです。その領域では、頼れるのは経験だけで、「こういうときはこうするもの」という社会のルールや、その場の状況を読んで応じることが難しくなります。そのため、人からの指摘や圧力をそのまま受けてしまい、一度受けると長く残ります。物事を細かい段階ではなく、はい/いいえの二択で受け取りがちで、反応も加減なく一度に出ます。それでも、自分なりのやり方は細かく決まっていて、言葉にもできます。その領域から離れられず、かえってそこに惹かれることもあります。助けになるのは、自分なりのやり方を決めて備えることと、その領域を強く持つ相手が押しつけずに軽く補ってくれることだ、とアウシュラやストラティエフスカヤは書いています。
少なくとも、これだけは研究者をまたいで残ります。いちばん弱くて、人からの指摘が痛い。物事を二択で受け取って、一度に反応しがち。それでも自分なりのやり方は言葉にでき、その領域から離れられない。いちばん助けになるのは、補ってくれる相手がいること。脆弱機能は、おおよそそういう機能です。
19引用と記述の方法
引用を用いる理由と範囲
ソシオニクスの文献では、同じ脆弱機能について、研究者ごとに呼び名も観測点も評価も食い違います。食い違う記述を1つの要約にまとめると、どの研究者も書いていない「平均像」ができあがります。要約には書き手の解釈が混ざるため、研究者の記述は逐語の引用で示します。
引用は、本文で設定した論点の検討に必要な範囲にとどめます。そのうえで、出典の関係・記述の違い・当てはまる範囲を、当サイトの本文で分析します。各引用の位置づけの説明、各章末の小括、12章の横断比較、17章の懸念の整理が、このページの本文の役割です。
また、12章の横断比較や16章・17章の整理など、本文の分析には当サイトの判断が入ります。最終の18章はその延長で、記事全体の資料をまとめ直す独自の統合です。
引用の逐語性と翻訳
引用の訳文は当サイトによる訳出です(ユングはドイツ語原著の英訳版から、エグリトは学派が公開する英語版から訳出しています)。底本の綴りは各引用の「原文を表示」で確認できます。
底本は、研究者本人の著書と機関誌論文を主とします。図版から取った箇所で原文を文字で載せられないものは、索引に注記します。なお、原文には誤字が残っている場合があります。
本ページの引用は、公表された著作物からの、批評・研究を目的とする引用です。引用部は引用ブロックで明瞭に区分し、すべてに出所を番号つきで明示しています。
また、索引には著者・資料名と、確認できた範囲の刊行年・初出・該当箇所を掲載し、出所に留保が要る資料は注記で示します。本文と引用の関係は、本文の分析が主で、引用は各論点の根拠として示す資料です。出典・掲載についての指摘があれば対応します。
引用への編集操作
引用への編集操作は、次の3点に限ります。第一に、タイプ愛称の置換です。ソシオニクスの原典には、16タイプを著名人の名で呼ぶ愛称が頻出します。当サイトはタイプをコード表記(ILE、SEIなど)で統一しているため、引用内の愛称は「ILE〔原文: ドン・キホーテ〕」の形式で置換します。
第二に、タイプ略号と研究者名のラテン文字への統一です。第三に、モデル名と略号のラテン文字への転記です。アウシュラの初期モデルの名は「モデルYu」〔Yuはユングの頭文字〕、「最小抵抗の点」の略号は「MNS」、フィラトワの「最小抵抗のチャンネル」の略号は「KNS」と表記します。
また、引用内の要素記号と一文字の機能記号(▲、+Rなど)には、表示のときに要素コードの読みを添えます(例: [-R(Fi)])。
一方、位置の名称には手を加えません。脆弱機能(4番)は研究者によって「第3機能」「第-3機能」「動員機能」「緊張機能」「恐怖の領域」「最小抵抗チャンネル」「社会的経験の機能」「個人的経験の機能」などと呼ばれ、番号も体系ごとに違います。
そのため、引用内の名称と番号はそのまま残し、対応は各研究者章の冒頭と16章の一覧で示します。本文では、当サイトの名称である脆弱機能で統一し、番号が要るところは「脆弱機能(4番)」と書きます。
索引の使い方
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- [1]ユング『心理学的類型』(原題:Psychologische Typen、1921年)第11章 定義 原著は独語(1921年)。底本はR. F. C. Hull英訳(全集第6巻、1971年) 本文へ
- [2]ユング『心理学的類型』(原題:Psychologische Typen、1921年)第10章 原著は独語(1921年)。底本はH. G. Baynes英訳(1923年) 本文へ
- [3]ユング『心理学的類型』(原題:Psychologische Typen、1921年)第11章 定義 ¶705「分化」 原著は独語(1921年)。底本はR. F. C. Hull英訳(全集第6巻、1971年) 本文へ
- [4]ユング『心理学的類型』(原題:Psychologische Typen、1921年)付録「心理学的類型」(1923年講演)¶955-956 原著は独語(1921年)。底本はR. F. C. Hull英訳(全集第6巻、1971年) 本文へ
- [5]アウシュラ『機能の理論(フンクツィオニカ)』(原題:Теория функций. Функционика、刊年不詳) 原文には誤字が残る可能性がある。刊行年は底本に記載がなく未確認 本文へ
- [6]アウシュラ『機能の理論(フンクツィオニカ)』(原題:Теория функций. Функционика、刊年不詳) 原文には誤字が残る可能性がある。刊行年は底本に記載がなく未確認 本文へ
- [7]アウシュラ『機能の理論(フンクツィオニカ)』(原題:Теория функций. Функционика、刊年不詳) 原文には誤字が残る可能性がある。刊行年は底本に記載がなく未確認 本文へ
- [8]アウシュラ『機能の理論(フンクツィオニカ)』(原題:Теория функций. Функционика、刊年不詳) 原文には誤字が残る可能性がある。刊行年は底本に記載がなく未確認 本文へ
- [9]アウシュラ『機能の理論(フンクツィオニカ)』(原題:Теория функций. Функционика、刊年不詳) 「情報代謝モデル」の節 執筆年の明示がない著作(推定1980年代後半〜1990年代初頭)。サミズダートで流通したのち電子化されたもので、初出媒体は未確認 本文へ
- [10]アウシュラ『機能の理論(フンクツィオニカ)』(原題:Теория функций. Функционика、刊年不詳) 原文には誤字が残る可能性がある。刊行年は底本に記載がなく未確認 本文へ
- [11]アウシュラ『ソシオニクス入門』(原題:Соционика: Введение、1998年) МНС→MNSのラテン化・表組み行の散文化・要素記号(▼○△■□▲●▽)を( )表示へ。ペンネーム列は命名列挙のため原文どおり 本文へ
- [12]アウシュラ『ソシオニクス入門』(原題:Соционика: Введение、1998年) 原文には誤字が残る可能性がある。モデル名の略号(Ю)は当サイト表記規約によりラテン字(Yu)で転記 本文へ
- [13]アウシュラ『ソシオニクス入門』(原題:Соционика: Введение、1998年) 原文には誤字が残る可能性がある。モデル名の略号(Ю)は当サイト表記規約によりラテン字(Yu)で転記 本文へ
- [14]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(2010年)第1講 底本は英語版 本文へ
- [15]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(2010年)第1講 底本は英語版 本文へ
- [16]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(2010年)第2講「16タイプ」EIE節 底本は英語版 本文へ
- [17]Bukalov「職業的成功とソシオニクス・タイプ」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2023年) 出典リンク 本文へ
- [18]Bukalov「職業的成功とソシオニクス・タイプ」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2023年) 出典リンク 本文へ
- [19]Bukalov「意識機能の管理的役割」(原題:Управляющая роль функции сознания)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №5(2016年) 出典リンク 本文へ
- [20]Bukalov & Karpenko「人類の進化—情報代謝機能構造とソシオンの形成」(原題:Эволюция человека: формирование структуры ФИМ и социона)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2018年) 出典リンク 本文へ
- [21]Bukalov「職業的成功とソシオニクス・タイプ」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2023年) 出典リンク 本文へ
- [22]Bukalov「職業的成功とソシオニクス・タイプ」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2023年) 出典リンク 本文へ
- [23]Bukalov「職業的成功とソシオニクス・タイプ」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2023年) 出典リンク 本文へ
- [24]Bukalov「インタータイプ関係の記述」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2012年) 出典リンク 本文へ
- [25]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались、刊年不詳)第I部 原文欄は著者の書籍(露語)の対応箇所 本文へ
- [26]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались、刊年不詳)第I部 原文欄は著者の書籍(露語)の対応箇所 本文へ
- [27]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались、刊年不詳)第I部 原文欄は著者の書籍(露語)の対応箇所 本文へ
- [28]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались、刊年不詳)第I部 原文欄は著者の書籍(露語)の対応箇所 本文へ
- [29]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались、刊年不詳)第I部 原文欄は著者の書籍(露語)の対応箇所 本文へ
- [30]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались、刊年不詳)第I部 原文欄は著者の書籍(露語)の対応箇所 本文へ
- [31]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались、刊年不詳)第II部 SLE章 原文欄は著者の書籍(露語)の対応箇所 本文へ
- [32]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(原題:Личность в зеркале соционики、2001年)第II部 第6章 原文欄は著者の書籍(露語)の対応箇所 本文へ
- [33]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(原題:Личность в зеркале соционики、2001年)第III部 原文欄は著者の書籍(露語)の対応箇所 本文へ
- [34]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(原題:Личность в зеркале соционики、2001年)第II部 タイプ間の関係の章 原文欄は著者の書籍(露語)の対応箇所 本文へ
- [35]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(原題:Личность в зеркале соционики、2001年) LSE章 原文欄は著者の書籍(露語)の対応箇所 本文へ
- [36]Yermak『人を理解することを学ぶには』(2005年)付録2「心のTIMモデルの記述」 原文には誤字が残る可能性がある 本文へ
- [37]Yermak『人を理解することを学ぶには』(2005年)第3章 原文には誤字が残る可能性がある 本文へ
- [38]Yermak『人を理解することを学ぶには』(2005年)第3章 原文には誤字が残る可能性がある 本文へ
- [39]Yermak『人を理解することを学ぶには』(2005年)第9章 原文には誤字が残る可能性がある 本文へ
- [40]Karpenko「第4機能について」(原題:Несколько слов о четвертой функции)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(1999年) 出典リンク 本文へ
- [41]Karpenko「第4機能について」(原題:Несколько слов о четвертой функции)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(1999年) 出典リンク 本文へ
- [42]Karpenko「第4機能について」(原題:Несколько слов о четвертой функции)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(1999年) 出典リンク 本文へ
- [43]Karpenko「第4機能について」(原題:Несколько слов о четвертой функции)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(1999年) 出典リンク 本文へ
- [44]Karpenko「第4機能について」(原題:Несколько слов о четвертой функции)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(1999年) 出典リンク 本文へ
- [45]Karpenko「第4機能について」(原題:Несколько слов о четвертой функции)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(1999年) 出典リンク 本文へ
- [46]Karpenko「第4機能について」(原題:Несколько слов о четвертой функции)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(1999年) 出典リンク 本文へ
- [47]Karpenko「第4機能について」(原題:Несколько слов о четвертой функции)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(1999年) 出典リンク 本文へ
- [48]Karpenko「第4機能について」(原題:Несколько слов о четвертой функции)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(1999年) 出典リンク 本文へ
- [49]Karpenko「第4機能について」(原題:Несколько слов о четвертой функции)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №4(1999年) 出典リンク 本文へ
- [50]Karpenko「第4機能について」(原題:Несколько слов о четвертой функции)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(1999年) 出典リンク 本文へ
- [51]Karpenko「第4機能について」(原題:Несколько слов о четвертой функции)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(1999年) 出典リンク 本文へ
- [52]Gulenko『64の肖像』(原題:64 портрета, или Калейдоскоп в новом свете、2019年) DCNH編 底本は英語版。引用本文はその当サイト訳。原文トグルは英語版本文 本文へ
- [53]Gulenko『64の肖像』(原題:64 портрета, или Калейдоскоп в новом свете、2019年)理論編 底本は英語版。引用本文はその当サイト訳。原文トグルは英語版本文 本文へ
- [54]Gulenko『64の肖像』(原題:64 портрета, или Калейдоскоп в новом свете、2019年)理論編 底本は英語版。引用本文はその当サイト訳。原文トグルは英語版本文 本文へ
- [55]Eglit『モデルAの機能—機能の4次元』(原題:Functions of the A-model. The four dimensions of a function、刊年不詳) 底本はシステム・ソシオニクス学派(School of System Socionics)公式サイトの英語版(著者の教本からの抄出)。引用本文はその当サイト訳。刊行年は底本に記載がなく未確認 出典リンク 本文へ
- [56]Eglit『1次元機能との付き合い方』(原題:Techniques for dealing with one-dimensional functions、刊年不詳) 底本はシステム・ソシオニクス学派(School of System Socionics)公式サイトの英語版。引用本文はその当サイト訳。刊行年は底本に記載がなく未確認 出典リンク 本文へ
- [57]Eglit & Piatnitski『1次元機能における恐れの研究』(原題:Research of fears in one-dimensional functions、刊年不詳) 底本はシステム・ソシオニクス学派(School of System Socionics)公式サイトの英語版。引用本文はその当サイト訳。刊行年は底本に記載がなく未確認 出典リンク 本文へ
- [58]Filatova「タラノフのモデルとレイニン特性 第1部」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2011年) 出典リンク 本文へ
- [59]Filatova「タラノフのモデルとレイニン特性 第1部」(原題:Модель Таланова и признаки Рейнина. Часть 1)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №3(2011年) 出典リンク 本文へ
- [60]Karpenko「ソシオニクスから見た心理的防衛」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2016年) 出典リンク 本文へ
- [61]Bukalov & Karpenko「人類の進化—情報代謝機能構造とソシオンの形成」(原題:Эволюция человека: формирование структуры ФИМ и социона)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №6(2018年) 出典リンク 本文へ
- [62]Bukalov & Karpenko「人類の進化—情報代謝機能構造とソシオンの形成」(原題:Эволюция человека: формирование структуры ФИМ и социона)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №6(2018年) 出典リンク 本文へ
- [63]Karpenko「ソシオニクスから見た心理的防衛」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2016年) 出典リンク 本文へ
