ESE超詳細解説
ESE(ESFJ)というタイプを、ソシオニクスの研究者がどう観測し記述したかを、原典の引用で比べる論考です。このページは研究文献からの引用を資料として示し、その比較と分析で構成します。対象は、創始者のアウシュラ・アウグスティナヴィチューテ(Aushra Augustinaviciute)と、後に続く研究者です。後続の研究者は、Reinin、Bukalov、Stratiyevskaya、Filatova、Yermak、Karpenko、Gulenkoです。
先に結論を知りたい方は、14章「研究者間の差分を総括する」をご確認ください。
01ESEは一般にどう言われているか
ESE(ESFJ)は、一般にこんなふうに紹介されます。愛称で「ユーゴー」と呼ばれることもあります。
いちばん自然に働く主導機能はFe(外向倫理)で、その場にいる人の気分がまず気になり、明るいほうへ動かすと説明されます。次に使う創造機能のSi(内向感覚)がその手段で、食事や贈り物、居心地のよさで人を喜ばせるとされます。また、感情を隠さず表に出し、誰とでもすぐ打ち解け、集まりの企画役になると紹介されます。
一方で、先の見通しを立てることは負担が大きく、筋道立てて理屈を組むことも負担が大きいとされます。理屈のほうは、人に順序立てて説明してもらうと落ち着く、とも言われます。
よく挙げられるのは、次のような場面です。例えば、職場では、沈んでいる人に最初に気づいて声をかけ、話し合いが張りつめると冗談で空気をゆるめる役になる、と言われます。また、約束の時間には遅れがちで、どれくらいかかるかの見積もり自体が負担であり、遅れたことは本人がいちばん気に病む、と説明されます。理屈で押し合う場面が続くと消耗し、順序立てて説明してくれる人がそばにいると落ち着く、とも紹介されます。
この像は、あとで見る研究者の記述からところどころ切り出されて広まったものです。感情を読む、具体的なもてなし、時間の見通しの負担、という要素はたいてい合っています。
ただ、研究者ごとに力点が違い、時間の困難の説明も一つではありません。このページでは、02〜04章で系譜とモデルAの前提を置き、05〜13章で研究者ごとの記述を順に解説し、14章で横断比較をします。24章で、この一般像のどこが残り、どこが言い直されるかに戻ります。
読この記事の読み方
想定読者は、ESEプロファイルなどの基礎ページを読み終えて、出典まで確かめたい人です。各章で研究者の記述を引用で示し、そのすぐ下に当サイトの読み方(何が共通し、どこが違うか)を書きます。
流れは、01章が一般に言われている像、02〜04章が前提(系譜、モデルA、情報要素)、05〜13章が研究者別の記述(このページの中心)、14章が横断比較、15〜23章が各論、24章が当サイトのまとめです。引用には初出順の番号が付き、押すと巻末の索引へ飛び、索引から本文へ戻れます。引用の扱い方(逐語性、訳出、編集操作)は末尾の「この記事の方法論」にあります。
ページ冒頭の「コピーしてAIで要約!」を押すと、要約用の指示文とこのページの本文がクリップボードに入ります。AIに渡して、要約のほか、引用の意味を聞く、研究者ごとの違いを整理させる、といった使い方ができます。長すぎるときは、章ごとに分けて渡す方法もあります。
タイトルの「ESFJ」は、MBTIで近いとされるタイプの表記です(19章)。
02系譜 ユングから情報代謝へ
ESEという記述は、3つの原典から来ています。ユング『心理学的類型』(1921年)の類型論、Kempinskiの情報代謝の概念、そしてアウシュラによる両者の接合です。
ユングの類型論(1921年)
ソシオニクスの16タイプは、スイスの精神科医カール・グスタフ・ユングの『心理学的類型』を出発点とするとされます。ユングは心の働きを4つの基本機能に分け、それぞれが外向・内向のどちらかの構えで働くと考えました。定義の章で、機能は次のように説明されます。
心理学的機能とは、さまざまな状況のもとでも理論上同一であり続ける、心的活動の特定の形式のことと私は理解している。(中略)私は全部で4つの基本機能を区別する。2つの合理的機能と、2つの非合理的機能である。
原文を表示
By psychological function I understand a certain form of psychic activity that remains theoretically the same under varying circumstances.(中略)I distinguish four basic functions in all, two rational and two irrational
合理的な2つは思考・感情、非合理的な2つは感覚・直観です。そのうえでユングは、人によって最も分化した機能が違い、それが生活への適応の主役になると書きます。
まず特に注目すべきは、私が「内向型」と「外向型」と分類した2つの基本的なタイプについてである。(中略)個人の適応や人生への方向性において、最も発達した機能が主要な役割を果たすという特異性を持つ特定のタイプ
原文を表示
my first concern must be with the two general types I have termed introverted and extraverted.(中略)those special types whose particularity is due to the fact that his most differentiated function plays the principal role in an individual's adaptation or orientation to life.
まず外向・内向という2つの一般類型があり、その内側に、最も分化した機能が主役を担う「機能類型」が置かれる、という二重の分類です。この組み合わせで8つの型が記述されました。ソシオニクスの文献では、この4機能×2構えの枠組みを「ユングの基底」と呼ぶことがあります。
ユングの外向的感情型
ソシオニクスのESEの祖形とされるのが、第10章の外向的感情型です。ユングは、この型をこう書いています。
外向的感情が優位を占めるとき、われわれは外向的感情型について語る。(中略)その人格は、客観的条件との関係のなかで調整されているように見える。感情は、客観的状況と一般的価値に対応する。
原文を表示
### 4. The Extraverted Feeling-Type(中略)When extraverted feeling possesses the priority we speak of an extraverted feeling-type.(中略)The personality appears to be adjusted in relation to objective conditions. feelings correspond with objective situations and general values.
言い換えると、外向的感情型は、感情が主機能になり、人格全体がその場の状況と、みんなが認める価値に合わせて調整される型だということです。
ユングは、この型における思考の位置づけを、感情との力関係で説明しています。
感情をこれほどかき乱すものは、思考のほかにない。(中略)したがって、この型が思考をできるかぎり抑圧するのは、ただちに了解できることである。(中略)この型の人は多くのことを、しかも有能に考えることさえあるかもしれない。しかしその思考は、決してそれ自体として自立したものではなく、実際には感情に付き従うエピメテウス的な付属物である。
原文を表示
nothing disturbs feeling so much as thinking. is at once intelligible, therefore, that this type should repress thinking as much as possible.(中略)she may even think a great deal and very ably, but her thinking is never sui generis; it is, in fact, an Epimethean appendage to her feeling.
上の引用にあるエピメテウス的な付属物は、あとから付いてくるもの、という意味です。つまり、この型の人も多くのことを考えますが、思考の能力が無いのではなく、思考がいつも感情の後に従うということです。
後の章で見るモデルAのESE配置では、論理のTe(外向論理)が3番の規範機能、Ti(内向論理)が5番の暗示機能に入り、どちらも1番のFeより弱い側の位置になります(03章)。ユングが感情に従うとした思考は、この2つの位置に置き直されていると読めます。
なお、ユングのこの節は1920年代の臨床観察の語彙で書かれ、原文は女性代名詞を主語とし、病理寄りの極端例の記述も含みます。その扱いは23章で検討します。
ユングの内向的感覚型
ESEの2番目の機能Si(内向感覚)に対応する祖形は、同じ第10章の内向的感覚型の節にあります。ユングは、この型をこう書いています。
内向的感覚の優位性は、特定の性格類型を生み出す。この類型はいくつかの独特な特徴によって特徴づけられる。これは非合理的なタイプと言える。(中略)一方、外向的感覚タイプは客観的刺激の強度によって決定されるのに対し、内向的タイプは客観的刺激によって引き起こされる主観的感覚構成要素の強度によって方向性が定まる。
原文を表示
The priority of introverted sensation produces a definite type, which is characterized by certain peculiarities.
言い換えると、内向的感覚型は、刺激そのものの強さより、刺激が自分の中に引き起こす感覚の強さで方向が決まるということです。
また、ユングは、この型の外面の見え方も書いています。
もし感覚の強さに見合う程度の表現能力と準備が存在していれば、このタイプの非合理性はきわめて明白に現れるだろう。(中略)むしろ彼は、その落ち着き払った態度や受動的な振る舞い、あるいは理性的な自己制御によって、むしろ際立って見えることさえあるのである。
原文を表示
If there were present a capacity and readiness for expression in any way commensurate with the strength of sensation, the irrationality of this type would be extremely evident〔中略〕the contrary, he may actually stand out by the very calmness and passivity of his demeanour, or by his rational self-control.
つまり、内側の感覚過程は非合理に進むのに、外面は落ち着きと受動性として現れるということです。これは、内向的感覚を主機能とするユングの純粋型の記述です。
一方、ソシオニクスのESEでは、この感覚は主導ではなく創造機能の位置に置かれ、感情の目的に従って働くとされます(03章・04章)。そのため、ユングの純粋型とソシオニクスの2機能構成は、直前の外向的感情型と同じく、単純には重なりません。
Kempinskiの「情報代謝」
「情報代謝(Information Metabolism)」の語は、ポーランドの精神科医 Antoni Kempinski(アントニ・ケンピンスキ、1918〜1972)に由来するとされます。著書『Lęk(不安)』では、生命は環境とのエネルギーと情報の交換を続ける開放系であり、交換の維持そのものが生命の条件だと論じられます。
そのうえで、情報の処理は2つの相に分けられます。第1相は環境への基本的な感情的定位で、意識の閾より下で進むとされます。第2相は活動形態の選択で、おおむね意識的とされます。第1相に感情的な定位が置かれていることは、後の章で見る「感情の場を最初に読む」というESE記述と語り口が近く、比較の材料にもなると読めます。
この2つの相を支えるものとして、Kempinskiは神経系の2つの原理を対比します。
アナログ原理(緩電位)は刺激の量的な再現を可能にする。これにより「どの程度か」という問いへの答えが得られる。他方デジタル原理(スパイク電位)は「はい」か「いいえ」かの答えを可能にする。前者は本質的弁別、後者は差異的弁別と呼ばれる。
原文を表示
Zasada analogowa (potencjały generacyjne) pozwala na ilościowe odtworzenie bodźca. Dzięki niej znajdujemy odpowiedź na pytanie: "w jakim stopniu". Natomiast zasada cyfrowa (potencjałów iglicowych) pozwala na odpowiedź: "tak" lub "nie". Pierwszą określa się jako essential discrimination, a drugą jako differential discrimination.
言い換えると、神経系には、刺激の量を段階で受け取る働きと、有無で受け取る働きの2つがあるということです。このうち「どの程度か」という量的・連続的な弁別は、後の章で見るESEの、気分や体調の濃淡の読み取りに近い語り口とも読めます。
Kempinskiは、情報代謝そのものの動きを、次のように書いています。
情報代謝は固有の脈動によって特徴づけられることになろう。すなわち第1相では生体の外部環境とも内部環境とも結合し、第2相ではそれに対して距離を取る。
原文を表示
Metabolizm informacyjny charakteryzowałby się swoistą pulsacją: złączeniem się ze środowiskiem zarówno zewnętrznym, jak wewnętrznym ustroju w pierwszej fazie i nabraniem w stosunku do niego dystansu w drugiej.
ケンピンスキによれば、心の情報処理は、環境と結びつく相と、距離を取って行動を選ぶ相の往復だということです。
Kempinskiの著作にタイプ論はまだありません。ここにあるのは、心を情報の交換系として扱う視点です。
アウシュラによる接合
アウシュラ・アウグスティナヴィチューテ(Aushra Augustinaviciute、1927〜2005)は、この語を借りたことを自分で書いています。
「情報代謝」という用語はポーランドの精神医学の古典A.ケンピンスキから借りたことを思い出してもらいたい。おそらく彼は、人間の心理的不快の基盤にはその情報代謝の障害が横たわっていると最初に語った人物である。
原文を表示
Можно напомнить, что термин «информацион- ный метаболизм» мы заняли у классика польской психиатрии А. Кемпинского. По-видимому, он пер- вый заговорил о том, что в основе психологичес- кого дискомфорта человека лежит нарушение его информационного метаболизма.
言い換えると、情報代謝という語は、アウシュラ自身がケンピンスキからの借用だと明記しているということです。ケンピンスキを、心理的な不快の元に情報代謝の障害を見た最初の人物としています。アウシュラは、ソシオニクスという学問そのものを、次のように定義しています。
ソシオニクスは、ソシオン、人間のソシオン的本性、社会のソシオン的構造についての学であり、人々の情報代謝のさまざまなタイプと、そのあいだのさまざまな関係の形についての学である。ソシオニクスは、K. G. ユング、E. クレッチマー、A. E. リチコの類型論と、A. ケンピンスキの情報代謝の理論をもとに生まれた。
原文を表示
Соционика — наука о соционе, соционной при- роде человека и соционной структуре общества, о разных типах информационного метаболизма (ИМ) людей и разных формах взаимоотноше- ний между ними — родилась на основе типологий К. Г. Юнга, Э. Кречмера, А. Е. Личко и теории ин- формационного метаболизма А. Кемпинского.
つまり、ソシオニクスの定義そのものに、Kempinskiの情報代謝の理論が、元になった考えとして挙げられているということです。同じ定義には、ユング、クレッチマー、リチコの類型論も並んでいます。
また、アウシュラはユングの記述を8つのアスペクトと3つの軸に整理し直して読み、第3の軸については用語の変更を明示しています。
これがK.G.ユングの第3の軸であり、彼自身が「感情―思考」と呼んだ、私たちが「倫理―論理」と呼ぶものである。
原文を表示
Это третья ось К. Г. Юнга, которую он сам назвал〔中略〕«эмоции–мышление»〔中略〕а мы называем «этикой–логикой».
言い換えると、ユングが「感情」と呼んだものを、ソシオニクスでは「倫理」と呼ぶということです。ESEの主導機能Fe(外向倫理。感情倫理とも呼ばれる)の「倫理」という名前は、この用語変更を経ています。そのため、ユングの外向的感情型の記述とソシオニクスのESE記述を突き合わせるときは、この語の対応を押さえておく必要があります。
モデルAの成立過程そのものについて、アウシュラは次のように回顧しています。
気づいた人類類型論のパラメータを極めて論理的に、一つも漏らさず伝えることができた(中略)もしユングの難しいテキストから完全な4要素モデルAを集められなかったら、私は人格タイプの構造の理解に至らなかっただろう。
原文を表示
он сумел очень логично и без единого пропуска передать замеченные им параметры типологии человечества.〔中略〕Если бы по трудному тексту Юнга мне не удалось собрать полную четырехэлементную модель Ю, я никогда не вышла бы на понимание структуры типа личности.
上の引用にある4要素モデルAは、4つの機能でタイプを記述した初期の形のモデルAのことです(03章)。つまり、アウシュラは、モデルAの要素の構成をユングの難しいテキストから集めたと、自分で証言しているということです。それがなければ、人格タイプの構造の理解には至らなかったとも書いています。
そして、アウシュラは、タイプの概念そのものを情報代謝の語で定義し直しています。
パーソナリティタイプは、パーソナリティの形態、または人間の思考が収まる形態、彼の情報代謝の形態である。(中略)心理は情報、受け取る信号、刺激で養われ、エネルギーを生産する。
原文を表示
тип личности — это форма личности, или форма, в которую укладывается мышление человека, форма его информационного метаболизма.〔中略〕так психика питается информацией, получаемыми сигналами, раздражителями и тоже производит энергию.
言い換えると、タイプとは、情報を取り込んでエネルギーを生み出す、その形の違いだということです。ユングの類型と、Kempinskiの情報代謝が、「タイプ=情報代謝の形態」という1つの定義に結びつけられています。
また、アウシュラは、先行する類型論がすべて同じ実在のタイプ群を別名で記述してきた、という立場を取りました。そのため『ソシオニクス入門』には、各著者のタイプ名を並べた比較表(表3)があります。アウシュラは、この表をこう説明しています。
表3では、すべての情報代謝タイプが双対ペアに組まれている。そこには、同じタイプがほかの著者のもとで何と呼ばれているか、つまりどのようなアクセンチュエーションや精神病質の名の下に隠れているかも示されている。
原文を表示
В табл. УЗ все типы ИМ спарены в диады. Там же показано, как те же типы ИМ называются у других авторов, то есть за какими акцентуациями или психопатиями они у них спрятаны.
言い換えると、表3は、同じタイプがほかの著者の類型で何と呼ばれているかを並べた対照表だということです。ESEの行には、ユングの外向感情型、リチコとレオンハルトの発揚型が並び、ケンピンスキの欄は空いています。
そのため、健常な性格類型と、気質や精神医学の類型を同一の実在の別名として扱ってよいかは、それ自体が論点として残ります(23章)。
後代の研究者が語る系譜
この接合を、後の研究者はそれぞれの力点で語り直しています。Reininは、Kempinskiとアウシュラのあいだにある情報観の質的な違いを対比します。
アントニ・ケンピンスキは精神科医として、各人がそれぞれ自分固有の世界に生きていることをよく理解していた(中略)概念を導入するにあたり、ケンピンスキは純粋に物理的な類比—エネルギー代謝・物質代謝との類比—を用い、情報を諸対象が相互に交換する一種の実体として表象した(中略)アウシュラ・アウグスティナヴィチューテは(中略)自らの情報代謝タイプ理論を構築するにあたって、明らかに「情報」現象の仮想的性質を理解していた。
原文を表示
Анатолий Кемпинский, будучи врачом психиатром, прекрасно понимал, что каждый человек живет в своем особенном мире [6]. […] При этом, вводя понятие «информационный метаболизм», Кемпинский воспользовался чисто физической аналогией с энергетическим и материальным метаболизмом, представляя информацию как некоторую субстанцию, которой обмениваются объекты [5]. […] Однако, Аушра Аугустинавичюте [1], […] создавая свою теорию типов информационного метаболизма, безусловно, понимала виртуальный характер феномена «информация».
言い換えると、ケンピンスキは情報を物のようにやりとりされる実体として考えたのに対し、アウシュラは情報という現象を仮想的な性質のものとして理解していたということです。Reininは、同じ「情報代謝」の語でも、2人の情報の考え方は違うと見ています。
なお、引用中の「アントニ」は訂正した表記です。Reininの原文では「アナトリー」と書かれていますが、この章のKempinskiの節で述べたとおり、Kempinskiの名は実際にはアントニ(Antoni)です。
また、Stratiyevskayaは、転換を成し遂げたのは心理学者ではなく数学者だったと書きます。
それでもなお、この領域における根本的な転換は、心理学者ではなく(本来そう期待されるはずだったのだが)、数学者によって(より正確には、心理学者というよりもむしろ数学者によって)成し遂げられた—それまで誰にも知られていなかったリトアニアの学者、アウシュラ・アウグスティナヴィチューテによってである。彼女ただ一人が、ユングのタイポロジー(類型論)を解読し、彼のタイポロジーへの「鍵」となる、構築的な心理学的モデルを開発し、自身のタイポロジーと自身の新しい、拡張され改良された人間心理の構造のモデル(「モデルA」)を創造することに成功した。
原文を表示
И тем не менее кардинальный переворот в этой области был совершен не психологом (как этого следовало бы ожидать), а математиком (точнее, не столько психологом, сколько математиком) — дотоле никому не известным литовским ученым Аушрой Аугустинавичюте. Ей единственной удалось расшифровать типологию Юнга, разработать конструктивную психологическую модель, послужившую "ключом" к его типологии; создать свою типологию и свою новую, расширенную и усовершенствованную модель структуры человеческой психики ("Модель "А").
つまり、ストラティエフスカヤは、ユングの類型論を解読してモデルAを作ったのは、数学者のアウシュラ1人の仕事だと見ているということです。
Filatovaは、アウシュラとユングの出会いを本人の言葉ごと記録しています。
それから数十年後、リトアニアの研究者アウシュラ・アウグスティナヴィチューテが、さらに先へと歩を進めた。(中略)「ユングは私をたちまち引きつけた。なぜなら、彼は構造を提示していたからである。しかも16もの構造を!」
原文を表示
Несколько десятилетий спустя исследователь из Литвы Аушра Аугустинавичюте пошла дальше. […] «Юнг заинтересовал меня сразу. Потому что предлагал структуру. И даже шестнадцать структур!»
つまり、アウシュラをユングへ引きつけたのは、16の型が構造として示されていたことだったということです。Filatovaは、アウシュラ本人の言葉を添えて、その出会いを書いています。
Yermakは、系譜全体を1文でまとめています。
こうして、A. アウグスタは、ユング流のタイポロジー(類型論)を、A. ケンピンスキの心の情報代謝の理念の立場から研究して、心のモデルを創造し、N. メドヴェージェフは、心と世界の情報的相互作用のアスペクト構造の根拠を提示することで、モデル化に基づく特徴の「明晰化」と精緻化の基礎を据えた。
原文を表示
Так, А.Аугустинавичюте, исследовав юнговскую типологию с позиций идеи А.Кемпинского об информационном метаболизме психики, создала модель психики, а Н.Медведев, предложив основания аспектной структуры информационного взаимодействия психики с миром, заложили основы “прояснения” и уточнения признаков на основе моделирования.
上の引用にあるA. アウグスタは、アウシュラのことです。言い換えると、アウシュラは、ユングの類型をケンピンスキの情報代謝の考え方で読み直してモデルを作ったということです。
文中のメドヴェージェフ(N. Medvedev)は、情報の側面(アスペクト)構造の根拠づけに関わった人物として言及されています。
小括します。4機能×2構えの枠組みはユングに、情報代謝の語はKempinskiに由来し、両者を1つのモデルに接いだのがアウシュラである—ここまでは各研究者の記述が一致します。食い違うのは力点です。Reininは情報観の質的転換を、Stratiyevskayaは数学的な解読を、Filatovaは構造との出会いを強調します。
ESEについて言えば、主導のFeの祖形がユングの外向的感情型に、創造のSiの祖形が内向的感覚型にあります。そして、ユングの純粋型では感情に従属するとされた思考が、ソシオニクスでは弱い側の位置に置き直されました。これが、以降の全章の前提になります。
ESEにはさらに、系譜を読むうえで固有の事情が2つあります。1つは、愛称「ユーゴー」が実在の作家ヴィクトル・ユーゴーへのタイピングに由来し、命名と人物実例が最初から重なっていることです(22章)。もう1つは、祖形の記述が1920年代の性別役割を前提とする語彙を含むことです(23章)。
03モデルAにおけるESE
モデルAは、8つの情報要素を8つの機能位置に配置した心の構造モデルです。当サイトが基準とするESEの配置は次のとおりです。
- 1(主導機能):Fe(外向倫理)
- 2(創造機能):Si(内向感覚)
- 3(規範機能):Te(外向論理)
- 4(脆弱機能):Ni(内向直観)
- 5(暗示機能):Ti(内向論理)
- 6(動員機能):Ne(外向直観)
- 7(観察機能):Fi(内向倫理)
- 8(実演機能):Se(外向感覚)
この配置の元になった原典の記述は、ユングの2機能構成、アウシュラの機能理論、初期著作の旧式表記の3つです。
ユングの補助機能—2機能構成の原点
モデルAの中核である「強い2機能の組」は、ユングの補助機能論に遡るとされます。ユングは、主機能と同等の力を持つ第2の機能は存在できない、と書きます。
同等の力を持つ第二の機能が存在することは本来許されないことである。したがって、この第二の機能は必然的に二次的な重要性しか持ちえず(中略)補助的あるいは補完的な役割として作用するからである。
原文を表示
the presence of a second function of equivalent power is naturally forbidden. This other function, therefore, can have only a secondary importance(中略)but comes into play more as an auxiliary or complementary function.
言い換えると、2番目の機能は1番目と同じ力を持てず、補助にとどまるということです。
どの機能が補助になれるかの規則も、続けて明示されます。
経験的事実が示すところによれば、第二機能は常に、主導機能とは異なる性質を持ちながらも対立関係にはない機能である。例えば、主導機能が思考の場合、補助機能としては直観と容易に組み合わさることができるし、同様に感覚とも同等に組み合わせることが可能であるが、すでに述べたように、感情とは組み合わせることができない。
原文を表示
the secondary function is always one whose nature is different from, though not antagonistic to, the leading function: thus, for example, thinking, as primary function, can readily pair with intuition as auxiliary, or indeed equally well with sensation, but, as already observed, never with feeling.
つまり、補助になれるのは、主機能と性質は違うが対立しない機能だけです。例に挙がっているのは思考ですが、規則は対称です。主導機能が感情(合理機能)の場合、補助になれるのは感覚か直観(非合理機能)で、思考は補助になれません。
そのため、ESEの構成(感情が主、感覚が補助)は、この規則のとおりの組み合わせです。ソシオニクスの文献では、この2機能の組が自我ブロックの原型になったと説明されます。
アウシュラの機能理論—第1機能と第2機能
アウシュラは機能位置の理論(フンクツィオニカ)で、各位置の性格を定式化しました。第1機能と第2機能については、こう書いています。
第1機能は人間の世界知覚、彼の「情報的職業」、イメージを規定する。人間はこの要素について最大限の情報を持っており、最も確信をもってそれを使用する。最も強い機能、「個人的恣意の領域」と言うことができる。
原文を表示
Резюме : 1-я функция определяет мировосприятие человека , его "информсационную профессию" , имедж . Человек имеет по этому элементу максимум информации , наиболее уверенно ей пользуется ; можно сказать, что это самая сильная функция , "зона личного произвола".
言い換えると、第1機能は、その人の世界の見方そのもので、いちばん確信をもって使える機能だということです。アウシュラは、続けて第2機能をこう書いています。
第2機能は創造機能であり、ここで人間は自分以前には知られていなかった新しいものを創造する。第1機能の目的の達成と自己肯定のための創造である。
原文を表示
Резюме : 2 функция творческая , здесь человек создает новое , до него не пзвестное . Творчество ради достижения цели по первой и самоутверждения .
つまり、第2機能は、第1機能の目的を果たすための創造の場だということです。
ESEに当てはめると、第1機能はFeで、人と場の感情状態の側面から世界を知覚する「情報的職業」です。第2機能はSiで、その目的である肯定的な感情状態を実現するための、快適さの創造です。
そして、アウシュラは、機能が単独ではなく対で働くと書いています。
機能はモデルAの静的構造をなしている。それらは単独では働かず、常にペアで—ブロックとして働く。ブロックのアクセプト(受容)機能は可能な限り現実を反映し、プロダクティヴ(生成)機能は反応し、創造的に適応する。これはほぼ同時に起こり、機能が強く分化されているほど速い。
原文を表示
Функции - составляют статическую структуру модели А. Они не работают по одиночке , но всегда парами - блоками . Акцептная функция блока по возможности отражает действительность , продуктивная реагирует , творчески приспосабливаясь . Происходит это почти одновременно , тем быстрее , чем более сильно дифференцирована функция.
引用のアクセプト機能・プロダクティヴ機能は、奇数位置の受容機能・偶数位置の生成機能にあたります。つまり、受け取る機能と応答する機能の2つが対になって、1つのブロックとして同時に働くということです。ESEの自我ブロックなら、Feが受け取り、Siが応答します。
タイプ名そのものがこの2要素の順序から作られていることは、Stratiyevskayaの理論編に明記されています。
たとえば、タイプ「倫理感覚外向(ESE)」の名称は、その「プログラム的」価値が外向倫理(「感情の倫理」)、「創造的」価値が内向感覚(「感覚の感覚」)であることを意味する。
原文を表示
Например, название типа "этико-сенсорный экстраверт" означает, что его "программная" ценность — экстравертная этика ("этика эмоций"), а "творческая" ценность — интровертная сенсорика ("сенсорика ощущений").
言い換えると、「倫理感覚外向」という名前は、大事にする1番目がFe(外向倫理)、2番目がSi(内向感覚)であることを、そのまま表しているということです。
また、Yermakの定式化(Roslankinaとの機関誌論文)でも、各位置の要素の割り当ては冒頭の基準配置と一致します。4つのブロックで言えば、自我がFe・Si、超自我がTe・Ni、超イドがTi・Ne、イドがFi・Seです。
Bukalovは、モデルAを、どの機能もほかの機能を直接は管理しない線形・対称の構造として書いています。機能ごとの処理能力の差は16章(次元性)で扱います。
アウシュラ旧式の4列表記
アウシュラの初期著作では、タイプは8つの位置ではなく4つの機能で記述されます。次の引用は、4つの機能の名前と、旧式の一覧表のうちESEとLIIの行です。
各情報代謝タイプには4要素:①主導アクセプト(受容)機能、②プロダクティヴ(生成)機能、③MNS(最小抵抗の点)、④サジェスティヴ機能。(中略)ユーゴー(ESE)—I 主導=(Fe)/II プロダクティヴ(創造)=(Si)/III MNS=(Ni)/IV サジェスティヴ=(Ti)。(中略)ロベスピエール(LII)—I=(Ti)/II=(Ne)/III=(Se)/IV=(Fe)。
原文を表示
В каждую из них входят четыре элемента: ведущий блок и еще два элемента, функции которых определяются ниже. Лишь отметим, что следующий за продуктивным, т.е. третий элемент условимся называть местом наименьшего сопротивления (МНС), а четвертый – суггестивным. Итак: 1) ведущий акцептный элемент, 2) продуктивный, 3) МНС, 4) суггестивный.〔中略〕этикосенсорный экстратим〔中略〕Гюго〔中略〕логикоинтуитивный интротим〔中略〕Робеспьер
引用のユーゴーとロベスピエールは、ESEとLIIの愛称です。『入門』の表1(16タイプの4要素を記号で並べた表)で照らすと、ESEの旧式表記は、I(主導)がFe、II(プロダクティヴ)がSi、III(最小抵抗の点。引用ではMNS)がNi、IV(サジェスティヴ)がTiです。現行の8位置との対応は、I=位置1、II=位置2、III=位置4、IV=位置5になります。
ここで番号体系の混在に注意が必要です。旧式の4列には現行の位置3(規範機能)が入らず、IIIが位置4、IVが位置5にあたります。
旧式のIVの名称「サジェスティヴ」は、現行のモデルAの位置5の名称(暗示機能)と同じ語で、指している位置も同じです。ですが、アウシュラは『機能の理論』では位置3(規範機能。彼女の番号では第4機能)も「サジェスティヴな機能」と要約しています。ESEではその位置3がTe、位置5がTiで、どちらも論理要素なので、名称だけで照合すると取り違えが起きやすくなります。
また、研究者ごとの独自番号もあります。Filatovaはローマ数字の4チャンネル(09章)、Reininは符号付きの独自番号(06章)、Gulenkoは独自モデル(モデルG)の位置名(12章)を使います。そのため、原典を読むときは、番号や名称ではなく「どの要素がどの意味の位置にあるか」で照合するのが安全です。
小括します。ESEの8位置の配置(Fe・Si・Te・Ni・Ti・Ne・Fi・Se)は、アウシュラのブロック論からYermakの定式化まで要素の中身が一致しています。ユングに直接遡るのは、主導の感情に知覚系の補助機能が付くという自我2機能の構成までです(この章の冒頭)。タイプ名「倫理感覚外向」も、この第1機能と第2機能の順序でつけられています。
04情報要素から見るESE
ESEの自我ブロックはFe(外向倫理)とSi(内向感覚)です。この章では、2つの要素の研究者ごとの定義と、ESEに固有の結合(Feの目的をSiが実現する)を扱います。各要素の一般解説はFe(外向倫理)とSi(内向感覚)の詳細ページにあります。ここでは、ESEの構成に関わる範囲に絞ります。
感情と感覚—ユングの定義
まず、ユングの第10章の定義です。ユングは、外向的態度における感情をこう書いています。
外向的態度における感情は、客観的な所与により方向づけられる。(中略)対象が、感情の種類を決定する不可欠の因子である。(中略)感情は客観的価値と一致する。
原文を表示
Feeling in the extraverted attitude is orientated by objective data(中略)the object is the indispensable determinant of the kind of feeling. agrees with objective values.
ユングによれば、外向的感情は、自分の内側ではなく、対象と、みんなが認める価値に合わせて向きが決まるということです。
また、ユングは、この感情が社交の場を成立させる積極的な要因であることも明記しています。
この種の感情があるからこそ、実に多くの人々が劇場や音楽会、そして教会に足を運ぶ。(中略)こうした事柄において、外向的感情は自らが創造的要因であることを証明する。たとえば、美しく調和のとれた社交性は、この感情なしには考えられないだろう。
原文を表示
This kind of feeling is very largely responsible for the fact that so many people flock to the theatre, to concerts, or to Church(中略)such matters, extraverted feeling proves itself a creative factor. Without this feeling, for instance, a beautiful and harmonious sociability would be unthinkable.
つまり、外向的感情は、調和のとれた社交を作り出す創造的な要因だということです。ユングは、この感情を欠陥や演技としてではなく、社交を成り立たせるものとして書いています。
次に、ユングは内向的態度における感覚をこう書いています。
感覚は、その本質に従って対象と客観的刺激に関わるものであるが、内向的態度においては大きな変容を経験する。(中略)内向的な態度においては、感覚は明確に知覚の主観的側面に基づいて成立するのである。
原文を表示
Sensation, which in obedience to its whole nature is concerned with the object and the objective stimulus, also undergoes a considerable modification in the introverted attitude.
言い換えると、内向的な感覚は、対象そのものより、対象が自分の側に引き起こす知覚をもとにするということです。
ソシオニクスの通説では、この感情を外向・内向に分けたものがFe・Fi、感覚を分けたものがSe・Siに対応するとされます。
Fe(外向倫理)—各研究者の定義
アウシュラは、Fe(外向倫理)を、要素の定義の表でこう書いています。
黒い倫理—内的過程。(中略)人間にとっては—情緒的体験から消化までの幅。情緒的状態、気分、興奮、落ち込み。
原文を表示
черная этика〔中略〕Внутренние процессы. Внутренние, скрытые от глаз процессы, часто выдающие себя исходящими изнутри звуками или изменениями внешности объекта (напр., покраснение лица). Для человека это — диапазон от эмоциональных переживаний до пищеварения. Эмоциональные состояния, настроения, возбужденность, подавленность.
上の引用にある黒い倫理は、Fe(外向倫理)のアウシュラの呼び名です。言い換えると、Feは、対象の内側で起きている情緒的な状態や気分、興奮を扱う要素だということです。
Stratiyevskayaの理論編は、同じ要素を能力の一覧として定義します。
人間の「内的エネルギー」—その感情、また他者の心の状態を見分ける能力、感情を再現する能力(芸術性)、他人の感情を操る能力—笑わせ、喜びや熱狂を吹き込み、あるいは逆に、恐怖、戦慄、不安、パニックを吹き込む能力。
原文を表示
— "этика эмоций" (энергия) — (экстравертная этика, ЧЭ). "Внутренняя энергетика" человека — его эмоции, а также умение распознавать душевное состояние других людей, умение воспроизводить эмоции (артистизм) и умение управлять чувствами других людей: смешить, вселять радость, энтузиазм, или наоборот — внушать страх, ужас, тревогу, панику.
言い換えると、ストラティエフスカヤは、Feを、人の気分を見分け、感情を再現し、人の感情を動かす力として書いているということです。笑わせて喜びを吹き込む力と、恐怖や不安を吹き込む力が、同じ要素に並んでいます。
Filatovaの基本概念章は、同じ要素を人物像の水準で書きます。
これは概して、開かれた感情の人であり、感情を容易に表現する。外向倫理型にとって決定的なのは、感情、気分、情動体験の領域である。自分自身が非常に情動的な人間であるだけに、他の人々の感情もみごとに理解し、必要なら操ることもできる。外向倫理型の気分は容易に正反対へと変わり、自分の感情を必ずしも隠す必要があるとは考えない。感情の自由な表出は、彼にとって自然な状態である。(中略)記号▼(Fe)の名称—感情の倫理。
原文を表示
Это, как правило, человек открытых эмоций, которые он легко выражает. Для экстравертного этика определяющей является сфера чувств, настроений, переживаний. Он сам, будучи человеком очень эмоциональным, прекрасно понимает также чувства и других людей, может при необходимости ими управлять. Настроение экстравертного этика легко меняется на противоположное, свои чувства он не обязательно считает нужным скрывать: свободное их выражение — естественное для него состояние. […] Название символа — этика эмоций.
つまり、フィラトワは、Feを持つ人を感情を隠さず出すのが自然な人として、人物の姿で書いています。他の人の感情をよく理解し、必要なら動かせることや、気分が正反対へ変わりやすいことも含まれます。Filatovaは、この要素を「感情の倫理」と呼びます。
Yermakは、要素をタイプから切り離した「アスペクト(情報の構成要素)」の水準で定義します。
エネルギーとエネルギー状態についての情報構成要素(アスペクト)の意味論(意味)は、「感情」という用語で一般化できる。(中略)文献ではこのアスペクトの他の名称も見られる: 外向的倫理および感情。情報アスペクト「感情」には、2つの記法が用いられる: 記号的—黒く塗りつぶされた(黒い)三角 ▼(Fe)、および文字的—ラテン文字 E および e。
原文を表示
Семантику (смысл) информационной составляющей (аспекта) об энергии и энергетических состояниях можно обобщить термином “ эмоции ”.〔中略〕В литературе встречаются и другие наименования этого аспекта: экстравертная этика и эмоции. Для информационного аспекта “эмоции” используются два обозначения: символическое – заштрихованный (черный) уголок и буквенное – латинские буквы E и e.
言い換えると、イェルマークは、Feをエネルギーとその状態についての情報とし、それを「感情」の一語でまとめているということです。
なお、外向倫理の記号は、アウシュラ原典ではL字(本サイトの表示)ですが、Yermakは黒い三角を用います。
Feの中身は「エネルギーとエネルギー状態」の情報—人と場の興奮・活気・気分の水準—です。名称は「外向倫理」「感情の倫理」「感情」と揺れ、記号は資料によって変わりますが、指している側面は同じです。人と場の感情状態を読み、動かすという点は、4人の定義に共通しています。
Si(内向感覚)—各研究者の定義
Siについても、アウシュラは要素の定義の表でこう書いています。
白い感覚—体調。他の対象のなかでの対象の内的状況、他の対象がその対象の体調に与える影響、体調への反映。(中略)快・不快、身体的・美的満足・不満足の感覚。
原文を表示
белая сенсорика〔中略〕Самочувствие. Внутренняя ситуация объекта среди других объектов, их воздействие на его самочувствие, отражение в его самочувствии.〔中略〕Чувство приятности-неприятности, физической и эстетической удовлетворенности и неудовлетворенности.
上の引用にある白い感覚は、Si(内向感覚)のアウシュラの呼び名です。つまり、Siは、快・不快や体調といった、空間と身体の状態を扱う要素だということです。
Stratiyevskayaは、理論編でSiをこう定義しています。
リラックスし、人生を楽しむ能力、繊細で洗練された喜びを得る能力。性を感覚の調和として知覚すること。美を創造し、知覚する能力。デザインの能力、高い内的品質への志向、清潔で過密でない空間、居心地、快適さ、美学、美しさ、健康な身体への志向。
原文を表示
— "сенсорика ощущений" (пространственные ощущения) — (интровертная сенсорика, БС). Умение расслабляться и наслаждаться жизнью, умение получать тонкие и изысканные удовольствия. Восприятие секса как гармонии ощущений. Умение создавать и воспринимать прекрасное. Способность к дизайну, стремление к высокому внутреннему качеству, к чистому, неперегруженному пространству, уюту, комфорту, эстетике, красоте и здоровому телу.
言い換えると、ストラティエフスカヤのSiは、くつろぐことと、美しく居心地のよい空間を作ることの両方を含みます。清潔で過密でない空間や、健康な身体への志向も、同じ要素に数えられています。
Filatovaは、基本概念章でSiをこう書いています。
このタイプの人にとって非常に重要なのは、周囲世界の調和、美、釣り合いについての内的な観念である。この調和の基準は、彼が体験し、絶えず追い求める心地よい感覚である。そして彼は、この欲求に応える環境を自分の周りに作り出すすべを心得ている。快適さと居心地のよさ—日常の場面で彼が真っ先に注意を向けるのは、まさにそれである。また自分の身体の要求を敏感に受けとめ、身体のごく小さな不調もよく感じ取る。同じことは周囲の人々にも向けられる。(中略)記号○(Si)の名称—感受の感覚。
原文を表示
Для человека этого типа очень важным является внутреннее представление о гармонии, красоте и соразмерности в окружающем мире. Критерий этой гармонии — приятные ощущения, которые он испытывает и к которым постоянно стремится. И он умеет создать вокруг себя обстановку, отвечающую этой потребности: комфорт и уют — это именно то, на что он в первую очередь обращает внимание в бытовой ситуации. Он также чутко воспринимает потребности своего тела, хорошо ощущает в нем малейшие неполадки. То же относится и к окружающим людям. […] Название символа — сенсорика ощущений.
つまり、フィラトワのSiは、心地よい感覚を基準にした調和・美・釣り合いの感覚と、それに応える環境づくりだということです。自分や周りの人の身体の小さな不調まで、同じ要素に含まれます。
Yermakは、Siの意味をこう定義しています。
空間関係の心理的意味を一般化すれば、対応する情報アスペクトの意味論を「快適」という概念で規定できる。不快適という対案、また同じ意味で用いられる一連の他の単語、概念、語句も考慮する [6]。このアスペクトの他の名称も見られる: 内向的感覚および感じの感覚。情報アスペクト「快適」(「感じの感覚」)には、2つの記法が用いられる: 記号的—塗りつぶされていない(白い)円 ○(Si)、および文字的—ラテン文字 S および s。
原文を表示
Обобщая психологический смысл пространственных соотношений можно определить семантику соответствующего информационного аспекта понятием “комфорт”, учитывая также и альтернативу – дискомфорт, а также целый ряд других слов, понятий и языковых оборотов, употребляемых в том же смысле [6]. Встречаются и другие наименования этого аспекта: интровертная сенсорика и сенсорика ощущений. Для информационного аспекта “комфорт” (“сенсорика ощущений”) используются два обозначения: символическое – незаштрихованный (белый) круг и буквенное – латинские буквы S и s.
言い換えると、イェルマークは、Siを空間の関係の心理的な意味とし、それを「快適」の一語でまとめているということです。
FeとSiはどちらも「状態」を扱う要素ですが、Feが人と場の感情的な状態を、Siが空間と身体の物理的な状態を担当する、という分担が2系統の定義から読み取れます。
ESEにおけるFe・Siの結合
ESEのタイプ記述では、この2要素が「プログラムとその実現」として現れます。Filatovaの定式です。
この心理タイプの意識の構えは次の通りである。
人間のあらゆる行動を動かす最も重要なものは感情であり、最大の価値は肯定的な感情である(外向倫理—プログラム機能)。そのためには、あらゆる可能な方法で周囲の人々に「ちょっとした喜び」をもたらす必要がある—健康を気遣い、おいしい食事を用意し、贈り物をし、周囲に美と快適さを作り出すことによって(内向感覚—プログラムの実現)。
原文を表示
Установка сознания этого психотипа такова: Главное, что движет людьми во всех их поступках — это эмоции; самая большая ценность — положительные эмоции (ЧЭ — программная функция), и для этого необходимо доставлять окружающим «маленькие радости» всеми возможными способами — заботиться о здоровье, готовить вкусную пищу, дарить подарки, создавать вокруг красоту и комфорт (БС — реализация программы).
つまり、肯定的な感情という目的(Fe)のために、健康・食事・贈り物・美と快適さという手段(Si)が使われるということです。2つの技能が並んでいるのではなく、Feの課題設定がSiの創造を方向づける構成として記述されています。
この結合には理論的な根拠づけもあります。Karpenkoは、同じ要素でも第2の位置に来ると知覚の性質が変わることを、ESEを例に書きます。
機能が第2の位置に移ると、自分の極の次元をひとつ手放すことと引き換えに、もう一方の極の次元をひとつ取り込めるようになる。LIE〔原文: ジャック〕にとっては「時は待ってくれない!」—時間が空間に突入してくる。ESE〔原文: ヒューゴー〕にとっては、世界(空間)はすでに変わりつつあり、変えることも、建てることもできる。今日の世界は昨日と同じではない。この空間はもはや単に三次元なのではなく、進化する能力をもっている。この可能性は自覚されているが、進化の方向をつかむことはできない。
原文を表示
Переход функции на второе место позволяет путем отказа от одного измерения своего полюса захватить одно измерение другого полюса: для ЛИЭ ("Джек") "время не ждет!", оно врывается в пространство; для ЭСЭ ("Гюго") мир (пространство) уже меняется, его можно менять, строить, сегодня мир не таков, как вчера, это пространство уже не просто трехмерно, оно способно к эволюции, эта возможность осознана, но направление эволюции уловить невозможно.
上の引用にある2つの極は、Si(○)の空間とNi(△)の時間のことです。カルペンコは、この2つを1つの空間の両端として扱っています。言い換えると、ESEにとって空間(Si)は、静止した三次元ではなく、「変えられる・建てられる」対象として知覚されるということです。これは、創造機能に置かれたSiの記述です。
末尾の「進化の方向はつかめない」は、弱いNi(位置4—03章)と対になる限定と読めます。
また、Feの働きそのものは、観察できる入力の水準でも書かれています。
ESEは顔、声からその人の気分と感情を理解することができる。彼の感情的な圧力によって、最も秘密主義的な人々からでさえ、彼らが何を経験しているかを引き出すことができる。そうして彼らを元気づける手助けをするのだ。
原文を表示
ESE is able to understand the face, voice is the mood and feeling. Their emotional pressure he can find out even the most secretive people, because of what they are going through, then to help them cheer up.
言い換えると、顔と声から相手の気分を読み取り、そのまま感情の力で相手を元気づけるということです。気分を読むことも元気づけることも、感情への働きかけです。そのため、この観察はFeの働きの記述で、Siの快適づくりへ移る連鎖の根拠にはなりません。
小括します。Feは「感情・エネルギー状態・気分」、Siは「快適・体調・空間の状態」で、一般定義(Yermak・アウシュラ)とタイプ記述のあいだで要素の中身は一貫しています。ESE固有の論点は結合の順序です。フィラトワとカルペンコの記述が、Feが読み取った感情の場の課題を、Siの快適づくりが実現するという一方向の連鎖で書いています。この順序が逆になるのが、鏡像関係のSEI(Siが受け取りFeが応答する)です。
弱い側の要素の記述は、各研究者章と16章(次元性)に譲ります。
05アウシュラの記述
創始者アウシュラのESE記述のうち、この章では人物像の中心になる記述を扱います。ほかの記述は、系譜と情報代謝の定義が02章、モデルAのブロックが03章、情報要素の定義が04章、双対関係が18章、著名人タイピングが22章にあります。底本は『ソシオニクス:心理タイプ・テスト』(1998年)、『ソシオニクス入門』(1998年)、『レイニン特性の理論』(1998年)です。
講義活動の組織—指導者としての適性
『ソシオニクス:心理タイプ・テスト』には、架空の研究所の人員配置を例に、各タイプに向く役割を論じる章があります。そこでESEに割り当てられるのが、講義活動の組織です。
講義活動の組織化のためには、倫理感覚外向が必要である。なぜなら他のいかなるタイプも、この仕事をかくも見事にこなすことはできないからである。彼はまた講師を奮い立たせ、必要があれば自分でも講義し、自分に必要な人物のあらゆる良い質を称揚し、見込みのない人々—つまり講義を行う能力のない人々—を断ることができる。(中略)これは普通「ハイパーチム」と呼ばれる人格タイプであり、安らぎを知らず、自分のための仕事を自分で見つける。
原文を表示
Для организации лекционной работы необходим ЭТИКОСЕНСОРНЫЙ ЭКСТРАТИМ. Ибо никакой другой тип с этой работой таким блестящим образом не справится. Он же способен воодушевить и лектора и сам почитать, в случае необходимости, прославить все хорошие качества нужного ему человека и отказаться от неперспективных людей. То есть людей, неспособных к чтению лекций.〔中略〕Это тип личности, обычно называемый гипертимным, не знает покоя и о работе для себя позаботится сам.
言い換えると、アウシュラは、講義の場を組織する仕事にESEほど向くタイプはいないと見ていたということです。講師を奮い立たせる働きと、見込みの有無を見極めて断る働きの両方が、同じ役割に含まれています。上の引用にあるハイパーチムは、精神医学の気質論でいう、気分が高く活動的な高揚気質のことです。
この記述の直後には、傍らに構築者タイプ(論理直観内向)を置くのが望ましいという一文が続きます(18章で引用)。そのため、この役割は双対ペアを前提にした配置として書かれています。
双対の節の中のESE—強く色彩豊かな情動表現
『ソシオニクス入門』には、ESE・LIIの組み合わせを「第一の双対」として扱う節があります。節の中心はESE側の情動表現の記述です。
第一の双対ペア:倫理感覚外向(Fe・Si)/論理直観内向(Ti・Ne)(中略)倫理外向の情動は強烈で、色彩豊かで、印象的で、表現力に富み、しばしば権威的で支配的ですらある。情動を恥じず隠さない。体験の深さと多彩さこそが、自分のなかに見いだす最も貴重なものであり、他者を評価するのもその点においてである。情動の表出形態を完成させようと努力する。だから詩、音楽への格別な傾向が生まれる。
原文を表示
Первая диада: этико-сенсорный экстраверт Т〔中略〕логико-интуитивный интроверт Т〔中略〕Эмоции этических экстравертов сильные, колоритные, внушительные, с большой экспрессией, нередко и властные. Эмоций не стесняются и не скрывают. Глубина и разнообразие переживаний - самое ценное, что находят в себе, за что ценят других людей. Формы выражения эмоций стараются совершенствовать. Отсюда особенно сильное влечение к поэзии, музыке.
アウシュラによれば、ESEは情動を隠さず、その表し方そのものを磨こうとするということです。体験の深さと多彩さが自己評価の基準に置かれ、そこから詩・音楽への傾向が導かれています。これは、位置1のFeを、内側の体験の側から書いた観察と読めます。
傾聴・共感・是認—気分を高める働きかけ
アウシュラは、同じ節でESEの対人的な働きかけ方も書いています。
愛する人が呼び起こす情動だけでなく、他のあらゆる情動—恐怖、憎しみ等々—についても容易に語る。(中略)概して快い話し相手であり注意深い聴き手である。理解し、感嘆し、認め、共感し、他者の立場に入ることができる。それによって周囲の者たちの率直さを促し、自分の情動を理解する手助けをする。是認する力によって自分の熱意を他者に伝染させ、その気分を高め、行動へと奮い立たせる。
原文を表示
Легко говорят не только о об эмоциях, которые вызывает любимый, но и о любых других: страхе, ненависти и т.д.〔中略〕Они, как правило, очень приятные собеседники, внимательные слушатели - умеют понимать, восхищаться, одобрять, посочувствовать, войти в положение другого. Тем самым поощряют окружающих на откровенность, помогают разобраться в своих эмоциях. С помощью умения одобрять своим энтузиазмом заражают других, поднимают их настроение, вдохновляют к действию.
つまり、ESEは自分の情動を語るだけでなく、他者の情動を理解して認める聞き手でもあるということです。周囲の率直さを引き出し、気分を高めて行動へ促す働きかけは、前の引用の情動表現と対になります。そのため、2つの引用は発信と受信の両面として読めます。
パートナーへの気づき—感覚の鋭さと審美的な趣味
同じ節には、ESEの感覚面について、次のような記述もあります。
倫理感覚外向は発達した感覚をもつため、パートナーの精神的質のみならず身体的質や特性にも気づく。パートナーには、精神的・知的な資質だけでなく、外見や身のこなし、優雅さで彼の関心を引く力も求める。審美的趣味が発達している。無秩序と不潔さに耐えられない。
原文を表示
Этико-сенсорный экстраверт (Гюго) имеет развитую сенсорику, поэтому замечает не только духовные, но и физические свойства партнера. Ему нужны не только психические и интеллектуальные данные партнера, но и умение заинтересовать своей внешностью, физической выправкой, элегантностью. Эстетический вкус развит. Не переносит беспорядка и неопрятности.
言い換えると、ESEは相手の心だけでなく、外見や姿勢といった身体的な質にも気づき、無秩序と不潔さには耐えられないということです。審美的な趣味も含めて、位置2のSiについての記述として読めます。
また、この一節でも、気づく相手は一貫して「パートナー」です。そのため、この節の3つの引用は、いずれも双対を軸にした書き方だと分かります。
情動の蓄積と噴出—気質論からの一節
『レイニン特性の理論』には、1983年の論考『人間の二元的本性』からの抜粋が再録されている箇所があります。その抜粋では、Schizothym(分裂気質)・Cyclothym(循環気質)という分類語が使われています。これは02章で触れたクレッチマーの気質類型論に由来するとされ、アウシュラはこれを合理・非合理の二分法に対応づけています(二分法としての定義そのものは15章)。この枠組みの中で、アウシュラはESEの感情の出方をこう書いています。
EIE〔原文: ハムレット〕やESE〔原文: ユーゴー〕が感情を出し始めた場合は別である。彼らは、自分ではそう思っているのだが、長く「我慢している」。実際には、必要な情報を集めているだけで、現実の完全な絵が現れるのに充分な情報が集まった後で、長く続く、目的をもった感情の嵐が始まる。(中略)補完者とのスキャンダルは不可能である。なぜなら彼はすぐに要求されたものを出すからである。
原文を表示
Другое дело, если эмоционировать начали Гамлет〔中略〕или Гюго〔中略〕Они долго «терпят», как им кажется. А по сути дела, лишь собирают нужную им информацию, и после этого, когда информации достаточно, чтобы появилась полная картина действительности, начинается продолжительный шквал целенаправленного эмоционирования.〔中略〕Скандалы с дополняющим невозможны, потому что он сразу выдает требуемое.
言い換えると、ESEは我慢しているように見えて、実は情報を集めており、材料がそろってから目的に沿った感情を出すということです。すぐに感情を出す他のタイプとの対比の中に置かれた一節で、感情が表に出るまでに時間差があります。噴き出す感情そのものも、その場の反応ではなく、長期の目的に沿った形を取るとされています。
なお、「補完者とのスキャンダルは不可能」という一文は、双対関係(18章)の文脈で書かれています。
小括します。この章で見た5つの引用は、双対ペアを前提にした役割配置、双対の節の中の情動表現と働きかけ、パートナーという語、補完者との関係という形で、いずれも双対の文脈と結びついています。アウシュラのESE記述は単体のポートレートとしてよりも、LIIとの組み合わせを軸にした記述として残っているというのが、今回参照できた資料の範囲での傾向です。
その文脈の中でアウシュラが残したESE像の骨格は3点です。1つは、情動を隠さず、その表出の形式そのものを磨くことです。2つ目は、他者の情動を理解し是認して、周囲の気分を高め行動へ促すことです。3つ目は、相手の身体的な質にまで気づく感覚の鋭さと、審美的な趣味です。感情が表に出るまでに情報収集の期間を挟むという時間差は、この3点にかかる条件として書かれています。
この章の要点は、研究者ごとのページに短くまとめています。
06Reininの記述
Grigory Reininは数学者で、15の二分法特性(レイニン特性)と小集団理論の提唱者として知られます。ESEの記述は、主著『ソシオニクス:類型論・小集団』(英語版2010年)第2講「16タイプ」のESE節と、同書Part III「タイプと状況」節に残っています。二分法特性そのものは15章で、関係の記述は18章で扱い、この章では機能別の人物記述と状況別の助言を見ます。
はじめに、番号体系の違いを述べます。Reininは機能を第1〜第4機能と陰性の第-1〜第-4機能という独自の符号つきランクで呼びます。これはKalinauskasが示した機能序列(操舵輪モデルとも呼ばれるとされます)に基づく分類で、当サイトの機能位置番号とは別の体系です。
ESEでは、第1機能が位置1のFe、第2機能が位置2のSi、第3機能が位置6のNe、第4機能が位置5のTi、第-4機能が位置3のTeです。
関係の中の自信—第1機能
Reininの第1機能は世界観の基盤であり、自信を持って動ける領域とされます。ESEではFeです。レイニンは、この機能をこう書いています。
第1機能 — 黒い倫理(▼(Fe)): 「人間は関係の領域である。私が他者と関係を持っているならば、私は存在する」。このタイプは関係の中にあるとき、その本領を発揮する。ESE〔原文: ヒューゴー〕は、他人の自分への態度や互いに対する態度について何を考えていようと、関係に緊張を与えることは決してない。彼は誰の態度も尋ねる必要がない、なぜならそれが何かを知っているからだ。彼はこの領域で自信を持っている。
原文を表示
Function #1 — objective ethics ( ): “Man is a realm of relationships. If I have relationships with other people, then I exist”. This type is in its element when in a relationship. A Hugo would never put a strain on a relationship no matter what he thinks about other people's attitudes to himself and each other. He does not need to inquire of anybody’s attitude because he knows what it is. He is confident in this area.
レイニンによれば、ESEは他人の態度をいちいち確かめなくても、関係の状態が分かっているということです。関係の中にいることそのものを存在の条件に置く記述で、Feを表出だけでなく、関係を知る手段として使う観測と読めます。
感覚の実験—第2機能
レイニンは、Siの第2機能を、感覚を試さずにいられない性質として書いています。
第2機能 — 白い感覚(○(Si)):様々な感覚。 ここには広いスペクトルの選択肢がある。ESE〔原文: ヒューゴー〕は感覚を実験せずにはいられない:新しい食べ物やアルコールを味わう(ESE〔原文: ヒューゴー〕は酔うために飲むのではなく、味を取りたくて飲む必要がある)。新しい匂いを嗅ぎ、新しい音を聴く、等々をしなければならない。このタイプは食事の実験を好み、新しい味と様々な感覚を味わい「シェア」することを好む
原文を表示
Function #2 — subjective sensoring ( ): various feelings. Here is a broad spectrum of choices. A Hugo has to experiment with sensations: taste new foods and alcohol drinks (a Hugo will not drink to get drunk, but will have to have a taste). He has to smell new smells, listen to a new sound, etc. This type likes to experiment with food, to relish and “share” new tastes and various sensations
言い換えると、ESEは酔うためではなく、味を知るために飲むということです。感覚を試して他者と分け合うところまでが、一連の動きとして描かれています。Reininは、この探究を調和した世界の構築に結びつけます。
時間という難所—第3機能
Reininの第3機能はESEではNeで、外的世界全体の統合性が関わる領域とされます。レイニンは、時間の管理をこの領域に置いています。
第3機能 — 黒い直観(▲(Ne)):外的世界の統合性と調和。 時間管理はこの領域にある。これは痛みを伴う問題だ。ESE〔原文: ヒューゴー〕はここで防御の姿勢にあり、絶え間なく遅刻を詫びている。彼らはしばしば遅刻する、努力しているにもかかわらずだ。(中略)明晰さが保証され、潜在的な状況が最初から最後まで知られているとき、それは守られる。すると、ESE〔原文: ヒューゴー〕はプロセスの順序を理解し感じる:第一段階、第二段階、等々。すると彼は安らかになる、彼は自分が動いている、人生が前進していると思う。
原文を表示
Function #3 — objective intuition ( ): integrity and harmony of the external world. Time management is in this area. This is a painful issue; a Hugo is on defense here, constantly apologizing for being late. They are often late, even though they try.〔中略〕It is protected when clarity is guaranteed and potential situation is known from beginning to end. Then a Hugo understands and feels the sequence of a process: the first step, the second, etc. Then he is at peace, he thinks he is moving and his life is progressing.
言い換えると、段階の見通しが立つかどうかで、ESEの安心感が変わるということです。遅刻を繰り返しながらも詫び続ける姿は、見通しの立てにくさへの反応として描かれます。
レイニンは、同じ節で、時間への向き合い方の2つの形と、ESEの保守性をこう書いています。
防御には肯定的と否定的の二つの尺度がある。決して遅れない人がいる。このタイプは自己評価する:「時間通りなら、私は良い人間だ;遅れるなら、私は悪い」。他には時間に気付かない人がいる。このタイプは瞑想的なプロセスに深く潜り、時間の感覚を失う。そこで彼は平和と調和の中に住む。ESE〔原文: ヒューゴー〕は保守的で、現状の秩序を変えようとしない。少なくとも自分のイニシアチブでは。たとえ物事のあり方が気に入らなくても、安定性そのものが強い肯定的フィードバックである。
原文を表示
There are two measures of defense: positive and negative. Some are never late. This type assesses him/herself: “If I am on time, then I am a good person; if I am late – I am bad”. Others are not aware of time. This type dives deep into a meditative process and loses a sense of time; there he dwells in peace and harmony. A Hugo is conservative and does not change the present order of things, at least, not on his own initiative. Even if he does not like how things are, the stability in and of itself is a strong positive feedback.
つまり、ESEは現状の秩序を自分から変えようとせず、安定していること自体を良い手がかりとして受け取るということです。時間への向き合い方には両極があるとした上で、この保守性が指摘されています。
理解への欲求と恐怖の領域—第4機能と第-4機能
Reininの第4機能はESEではTiで、物事の説明を求める領域です。レイニンは、この機能をこう書いています。
第4機能 — 白い論理(□(Ti)): 「私はすべてを理解したい! 私に物事を説明してほしい。どうか説明して! 理解できないなら興味がない。良い場所とはすべてを理解できる場所である」。(中略)おそらく二つのタイプ — ESE〔原文: ヒューゴー〕とEIE〔原文: ハムレット〕 — は、あらゆる種類の講義、会議、討論、論争の最も頻繁な参加者である。彼らにとって重要なのは、イベントがよく構造化されていること、講師がすべてを丁寧に説明し明確にすることである。
原文を表示
Function #4 - subjective logic ( ): “I want to understand everything! Explain things to me. Please do explain! I am not interested if I do not understand. A good place is where understand everything".〔中略〕Perhaps the two types – a Hugo and a Hamlet – are the most frequent attendants of all kinds of lectures, meetings, conferences, discussions and debates. It is important for them that that the event is well structured, the lecturer explains and clarifies everything carefully.
言い換えると、ESEは理解できるかどうかで場への関心が決まり、よく構造化された説明を求めて講義や討論に足を運ぶということです。この傾向は、EIEと共通する観測として書かれています。
また、Reininは同じ節で、理解を求める一方で理解の基礎は問わないこと、形式が整って見えるという理由で受け入れてしまう被暗示性も書いています。
第-4機能は、ESEではTeで、「恐怖の領域」と呼ばれます。レイニンは、この領域をこう書いています。
第‑4機能 — 黒い論理(■(Te)):恐怖の領域。 第四補助機能の領域では、ESE〔原文: ヒューゴー〕は自分自身に対して懸命に取り組まなければならない。建築や単なる家の掃除でさえ彼女を恐れさせる。それを考えるだけで彼女は落ち着きをなくし苛立つ。先延ばしすればするほど恐怖は増し、単純なプロジェクトもESE〔原文: ヒューゴー〕には大きな努力を要求する。
原文を表示
Function #-4- objective logic ( ): the zone of fears. In the area of the fourth co function a Hugo has to work hard on himself. Construction or plain house cleaning terrifies her. Just thinking about it she gets restless and irritated, her fear grows the longer she procrastinates, simple projects demand great efforts from a Hugo.
つまり、家の修繕や片付けのような実行課題が、考えるだけで落ち着きを失うほどの負担になるということです。Reininは、この状態を実行に必要なエネルギーの欠如として言い換えています。人格の評価ではなく、本人が実行時に感じる負担としての説明です。
また、本棚を夢見ながら本の山に住む人物の例や、入ってくる時期の見通しにくさから来る金銭の扱いも、同じ領域に置かれています。
小集団のなかのESE
Reininは、特定の3特性を共有する4タイプ群の「小集団」効果も記述しています。ESEを含む群の例は2つあります。1つ目は、リラクゼーションの群です。
「スクエア」、または「リラクゼーション・グループ」(中略)このグループのメンバーは、ただ集まって座るだけで、すぐにくつろいで楽しい気分になる。(中略)2. LSI〔原文: ホームズ〕、EII〔原文: ドストエフスキー〕、ESE〔原文: ヒューゴー〕、LII〔原文: ロベスピエール〕。(中略)これらの人々が集まるとき、結果はリラクゼーションである、それだけである。
原文を表示
"Square", or the 'Relaxation Group'〔中略〕It is enough for the members of this group to simply get together sit down and they are immediately relaxed and happy.〔中略〕2. A Holmes, a Dostoevsky, a Hugo, a Robespierre.〔中略〕when these people get together, the result is relaxation, period.
言い換えると、LSI・EII・ESE・LIIの4人は、集まって座るだけでくつろぎ、幸福になるということです。
2つ目は、抑圧の群です。
「ブロッキング」、または「抑圧グループ」(中略)ここには別の関係の組がある。超自我、消火、双対である。表に現れたところから判断すると、この集まりがメンバーに与える作用は「正方形」のものと似て見える。しかし彼らはトランスには入らない。課題を与えても、何もしない。(中略)3. LIE〔原文: ジャック・ロンドン〕、LII〔原文: ロベスピエール〕、ESI〔原文: ドライザー〕、ESE〔原文: ヒューゴー〕。
原文を表示
"Blocking", or the ‘Suppression Group’〔中略〕Here we have another set of relationships: S, N, D. Judging by the superficial manifestations the effect of this gathering on its members looks similar to the one of the "Square"; however, they do not go into a trance. When given a task they do not do anything.〔中略〕3. A Jack London, a Robespierre, a Dreiser, a Hugo.
上の引用にあるS, N, Dは、この群の4人のあいだに成り立つ関係の組み合わせを、レイニンが略号で表したものです。つまり、LIE・LII・ESI・ESEの4人は、集まると一見くつろいで見えますが、課題を与えられても何もしないということです。
このように、リラクゼーション群の2番と抑圧群の3番の両方にESEが含まれます。同じESEでも、同席する顔ぶれ次第で寛ぎにも停滞にもなる、という観察です。これらはReininの観察記述で、追試の記録は確認できていません(23章)。
タイプへの助言という体裁
主著のPart III「タイプと状況」は、状況ごとにタイプへ二人称で助言する形式で書かれています。レイニンは、喧嘩の場面のESEに、こう助言しています。
ESE〔原文: ヒューゴー(ESE)〕
感情が爆発するずっと前に衝突を認識できるほど、あなたは関係を理解している。今それが必要でない場合、話題をスムーズに変えることができる。心地よい感情的雰囲気を作る素晴らしいスキルを持っている。それを使え!
原文を表示
A Hugo You understand relationships well enough to recognize a conflict long before emotions splash out. And in case you do not need it at the moment, you will manage to smoothly change the subject. You have a remarkable skill to create a cozy emotional atmosphere. Use it!
言い換えると、衝突が表に出る前に気づき、話題を変えて場を和らげる力を、レイニンはESEの長所として挙げています。
また、対人衝突の場面では、こう助言しています。
ESE〔原文: ヒューゴー(ESE)〕
概して、戦いと衝突は人生におけるあなたの役割ではない。戦いから喜びを得る人々がいる。彼らは衝突で充電される。あなたは本能的に衝突を避けようとする。それでも覚えておけ:時には物事を率直に呼ぶほうが良く、開かれた直接的な話のほうが、ほのめかしや曖昧な表現よりもずっと効果的である。
原文を表示
A Hugo Generally, fighting and conflict is not your part in life. There are people who get a kick out of fighting, they even get charged in a conflict; you instinctively try to avoid conflicts. And remember nevertheless: sometimes it is better to call a spade a spade, and an open and direct talk is much more effective than hints and equivoques.
つまり、ESEは本能的に衝突を避けますが、遠回しな言い方より、率直な話のほうがうまくいく場面もあるということです。回避と直接性は対立ではなく、場面ごとの使い分けとして書かれています。
小括します。ReininのESE記述の軸は3つです。
第一に、Fe(第1機能)は関係の中にいることを存在の条件に置き、他人の態度をいちいち確認しなくても関係の状態を把握できる自信の領域として記述されます。
第二に、Si・Ne・Ti・Teという残りの位置では、感覚の実験、時間管理の痛点、理解への欲求、実行課題への恐怖という、行動水準の観測が積み重ねられます。
第三に、Part IIIの助言では、衝突を先に察知して場を調整する力が肯定され、同時に、回避に寄りすぎず率直に話すよう勧められます。
アウシュラの人物像の書き方(05章)と並べると、Reininの記述は遅刻・飲食・金銭という行動の水準まで下り、読者への二人称の助言という体裁まで持ち込んでいます。
この章の要点は、研究者ごとのページに短くまとめています。
07Bukalovの記述
Aleksandr Bukalovは、キエフの国際ソシオニクス研究所を率い、機関誌『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』を主宰してきた研究者です。理論面の貢献は、機能の次元性(1990年)と、意識機能を加えたモデルB(1989年)に代表されます。次元性は16章、クアドラ論は17章、関係の実例は18章で扱い、この章ではESEプロファイルの記述と理論的貢献の位置づけを見ます。
感情の知覚と他者理解
ブカロフは、ESEが現実を感情で受け取る強さから、記述を始めています。
このタイプに属する人々は、通常、現実を非常に感情的に知覚する—他者からしばしば強烈すぎると思われる、生き生きとした感情で。ESE〔原文: ユーゴー〕は他者の感情状態、その気分や感情を非常によく見抜く。
原文を表示
Люди, принадлежащие к этому типу, как правило, очень эмоционально воспринимают действительность, - живут эмоциями, которые часто кажутся окружающим слишком интенсивными. "Гюго" прекрасно видит эмоциональное состояние других людей, их настроение и чувства.
言い換えると、ESEは現実を強い感情で受け取り、その同じ強さが、他者の気分や感情を見抜く力にもつながるということです。周囲には、その強さが過剰に映ることもあるとされます。
家族・交友と感情の強度
ブカロフは、ESEの家族と交友への姿勢を、こう書いています。
家族を大切にしており—それが彼にとって最優先事項である。彼は訪問に行くことを好み、来客を歓迎する。「最大の贅沢とは—アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリが書いたように—人間のコミュニケーションという贅沢である。」友人とのおしゃべりにESE〔原文: ユーゴー〕は時間を惜しまない。彼の感情の激しさ(「激烈なESE〔原文: ユーゴー〕」)は、聴衆への扇動的なスピーチにも、燃えるような詩にも、すべてを焼き尽くす愛にも現れうる。
原文を表示
Очень ценит семью - она для него стоит на первом месте. Любит ходить в гости и радушно принимает гостей. "Самая большая роскошь, - писал Антуан де СентОкзюпери, - это роскошь человеческого общения". На общение с друзьями "Гюго" не жалеет времени. Его эмоциональная неистовость ("неистовый Гюго") может проявиться и в зажигательном выступлении перед аудиторией, и в пламенных стихах, и во всепоглощающей любви.
つまり、ESEにとって家族と人との交流は何より大事で、その感情の強さは演説や詩、恋愛といった異なる場面へ形を変えて現れるということです。Bukalovは、サン=テグジュペリの言葉を引いて、人間関係そのものを贅沢と位置づけています。
合理性と目標達成—シュリーマンの例
ブカロフは、ESEの目標への粘り強さを、シュリーマンの例で書いています。
彼は「強く、陽気で、心の広い人物」である。合理的で粘り強い:目標を設定すると、いかなる障害にも関わらず、それを達成しようとする。たとえば、H・シュリーマンは幼少期にホメロスが歌ったトロイの町を見つけようと決心した。彼は成長し、商人になり、多くの言語を学び、そして遠征隊を組織した。そして彼はトロイを発見した—それを情熱的に信じていたからである。
原文を表示
Это "сильный, веселый, открытый человек". Рационален и настойчив: поставив перед собой цель, стремится достичь ее, несмотря ни на какие препятствия. Так, Г. Шлиман еще в детстве загорелся идеей найти Трою, воспетую Гомером. Он вырос, стал купцом, выучил множество языков, а затем организовал экспедицию. И он нашел Трою, потому что страстно верил в нее.
つまり、目標を決めたら、そこへ着くまで何年でも手段を積み重ねるのが、ブカロフの言う合理的で粘り強いESEです。シュリーマンの発掘はその例で、幼少期の決意が、商業活動・語学習得・遠征の組織という具体的な行動へ積み重なっていきます。
快適さと美的な手仕事
ブカロフは、ESEの住まいと身なりへの美意識を、こう書いています。
ESE〔原文: ユーゴー〕は快適さと居心地の良さを作り出すことを好み、自宅を美的な外観に整え、手仕事を好み、完璧に調理し、おいしい食事を作る。言葉、表現、動作において美的であろうとし、アレクサンドル・デュマの小説に登場する銃士アラミスのように装う。
原文を表示
"Гюго" любит создавать комфорт и уют, приводить свое жилище в эстетический вид, любит работать руками, прекрасно и вкусно готовит. Стремится быть эстетичным в словах, выражениях, движениях, одежде, как мушкетер Арамис из романа А. Дюма.
言い換えると、居心地のよい住まい、手仕事、料理から、言葉づかいや装いまで、美しくあろうとするということです。位置2の感覚(Si)の記述と読めます。ブカロフは装いの例に、『三銃士』のアラミスを挙げ、美意識が装いにまで及ぶことを文学の人物像で示しています。
ビジネス的な見え方と時間感覚
ブカロフは、ESEの人前での見え方と時間との関係を、こう書いています。
人々との付き合いにおいてはビジネスマンのように見せようとする。ESE〔原文: ユーゴー〕は時間との関係が非常に複雑で—しばしば遅刻し、自分の行動を時間的に計算できないために遅れる。
原文を表示
В общении с людьми старается выглядеть деловым человеком. У "Гюго" очень сложные отношения со временем - часто опаздывает, задерживается из-за неумения рассчитать свои действия во времени.
言い換えると、ESEは人前ではビジネスマンのように見せようとしますが、自分の行動にかかる時間を計算できず、遅刻しがちだということです。対照的な2つの面が並べて書かれています。遅刻や時間見積もりのしづらさは、自分の行動を時間の見通しに合わせる作業が負担になりやすい傾向として読めます。
理論的貢献の位置—モデルBと次元性
Bukalov自身のESE個別記述は上のプロファイルが中心で、主要な仕事はモデルの拡張にあります。
このように、標準的な線形情報モデルには上位の管理する意識機能が欠けている。そのため著者は1989年に、情報代謝諸機能の活動を管理し修正する上位審級機能としての「意識機能」概念を導入した[5]。
原文を表示
Таким образом, в стандартной линейной информационной модели психики не хватает вышестоящей управляющей функции сознания. Поэтому автором в 1989 году было введено понятие функции сознания, как функции верхней инстанции, которая управляет и корректирует деятельность функций информационного метаболизма [5].
上の引用にある線形情報モデルは、モデルAのことです。言い換えると、ブカロフは、モデルAの8つの機能を上から管理し修正する「意識機能」を、1989年に加えたということです。この拡張がモデルBです。
モデルBが1989年、機能の次元性の発見が1990年と、それぞれ本人の年代つきの起源主張があります。次元性はESEの各位置の「能力の幅」を記述する道具で、16章で詳しく扱います。
小括します。BukalovのESEプロファイルは、強い感情による現実知覚と他者の感情理解を起点に置いています。
そこから家族・交友への優先づけ、目標への粘り強さ、快適さと美観への志向、対人場面での見え方と時間感覚の難しさへと、人物像を積み重ねる構成です。書き方の特徴は、シュリーマンの発掘やアラミスの装いのように、歴史上・文学上の人物の逸話を例に挙げて記述を具体化する点にあります。理論面では、タイプ記述そのものより次元性とモデルBという理論の提案が中心で、その適用は16章で見ます。
この章の要点は、研究者ごとのページに短くまとめています。
08Stratiyevskayaの記述
Vera Stratiyevskayaは、16タイプの長文プロファイルと、クアドラ・関係中心の著書『お別れしないために』で知られる研究者です。この章では、同書第II部のESE記述を中心に、人物像に関する記述を集めます。具体例の多い、言い切る書き方が特徴です。そのため、観察の内容と言い切りの強さは、分けて受け取る必要があります。
感情と意志の結合
位置1のFe(外向倫理)について、ストラティエフスカヤはまず、意志的な圧力と結びついた感情の強さを1文にまとめています。ストラティエフスカヤは、この要素を「感情倫理」と呼びます。
強い意志的圧力を背景にした激しい感情、「意志的感情主義」と「感情的意志力」—これがこのタイプの代表者を描写する言葉である。
原文を表示
Бурные эмоции на сильном волевом напоре, "волевая эмоциональность" и "эмоциональная воля". Представители этого типа не считают нужным скрывать ни своих эмоций, ни своих желаний: и то, и другое — естественно и выражается из благих побуждений, так что же в этом плохого? Поэтому все лучшее и все худшее из того, что с ними происходит, моментально становится известно окружающим. Гюго щедро делится как своими радостями, так и своими проблемами.
つまり、ストラティエフスカヤは、ESEの感情を意志の強さと一体のものとして書いているということです。この結びつきは、以下の各節(世話、実務、時間、公正と力)で形を変えて出てきます。
また、同じ節には、ESEが現れる場では「感情の交流」が始まり、低い感情性の状態は嫌われる、とも書かれています。
世話と祝祭—もてなしの技術
位置2のSi(内向感覚)に移ると、ストラティエフスカヤは、身近な人の世話と、心地よい環境をつくる能力を描いています。
心のこもったもてなし、客をもてなす技術、何らかの娯楽や食事会を企画する技術において、ESEに匹敵する者はいない。ESEが企画する集まりは常に、彼の魂の炎のすべてと、友人たちと時間を過ごすことによるすべての幸福を反映している。平凡な日常の中にお祭りの雰囲気を作り出す技術において、他の誰もESEと競争することはできない。
原文を表示
Эмоциональная активность Гюго находит самое полное и самое яркое выражение именно в умении дарить радость окружающим его близким людям. В умении создавать им комфорт, уют, в умении опекать их. По радушию, по гостеприимству, по умению принять гостей и организовать застолье у Гюго нет равных. Устраиваемое им застолье всегда отражает весь пыл его души, всю его радость от общения с друзьями. Никто не сравнится с Гюго по умению создать атмосферу праздника в условиях самых обыденных будней. Гюго может, например, принести на работу огромное количество разнообразной снеди в кастрюльках и судочках и устроить для своих сослуживцев "пир на весь мир" — просто так, по случаю хорошего настроения. О праздниках на работе уже и говорить нечего: Гюго из тех, кто их активно организовывает, причем с удовольствием берет на себя самую большую часть работы.
言い換えると、平凡な日常の中にお祭りの雰囲気をつくることにかけて、ESEに並ぶタイプはいないということです。これは、位置2の感覚が担う快適さの生成を、対人的な場の演出として示した記述です。原典は、この技術を、誰かに振る舞うための料理の場面まで具体化しています。
支出と仕事—感情に従属する実務
ストラティエフスカヤが「ビジネス論理」と呼ぶ位置3のTe(外向論理)については、この機能が感情に従属しやすい性質を挙げています。
このタイプの代表者は、自分自身にそのような資質を開発しようとどれほど努力しても、際立った実利的でビジネスライクな資質によって区別されることはない。これは、ESEの行動がまず第一に彼の感情、状態、欲望に従属しているという事実によって説明される。ESEは、まさに一瞬の欲望や感情的な衝動の影響下にあるときに、過度の出費をする。
原文を表示
Representatives of this type are not distinguished by outstanding pragmatic and business-like qualities, no matter how much they try to develop such qualities in themselves. This is explained by the fact that ESFj’s actions are first and foremost subordinated to his feelings, states, and desires. The ESFj makes excessive expenditures of money precisely when he or she falls under the effect of a minute desire or an emotional impulse.
言い換えると、ESEの行動はまず感情や気分に従うため、どれほど努力しても実務家らしい資質は目立たないということです。実利的な資質そのものの欠如ではなく、行動の順序が感情に従っているという説明です。
同じ節には、品質を見極めて安く買う技術や、立ち上がりの熱意が後で冷めるという仕事のペースの記述も置かれ、いずれも同じ順序から導かれています。
時間への弱さ—過負荷への恐怖
位置4のNi(内向直観)は、ストラティエフスカヤの呼び名では「時間直観」です。ストラティエフスカヤは、ここで予定外の欲求が過負荷への恐れにつながる過程を描いています。
気分や状態の影響下で、ESEの前には常に何らかの予期しない事柄が現れ、計画にはなかった何かをしたいという欲望が生まれる。(中略)ESEは常に利用可能な時間内でできることより多くのことをしたいという欲望を感じ、その結果として、常に過負荷になることへの恐怖、ストレス、せわしなさ、神経質さ、疲労感が伴う。
原文を表示
Под влиянием настроения у Гюго постоянно возникают какие-то непредвиденные дела, постоянно появляется желание сделать что-то такое, чего он не планировал. Увлекаясь каким-то занятием, Гюго часто игнорирует фактор времени — ему хочется остановить время или думать, что в этот момент оно останавливается, хотя он знает, что это не так, и очень нервничает по этому поводу. Гюго постоянно испытывает желание сделать больше, чем может успеть, и, как следствие этого, постоянный страх перегрузок, перенапряжение, суета, нервозность и ощущение усталости.
つまり、ESEはいつも時間内にできる以上のことをしたくなり、そのために過負荷への恐怖とせわしなさが続くということです。時間の見積もりが難しいという位置4の弱さが、感情の高まりと結びつく形で描かれています。
ストラティエフスカヤは同じ節で、遅刻への強い忌避と、指摘されたときの苦しさも書いています。また、位置6のNe(外向直観)が新しい事業への熱意を引き出す場面も併せて書いています。
公正という原則—力による補償
ストラティエフスカヤが「関係倫理」と呼ぶ位置7のFi(内向倫理)では、権利と可能性の関係が倫理判断の中心に置かれます。ストラティエフスカヤは、権利の侵害が可能性の制限につながるという考えから、公正を他の配慮より優先する原則を導いています。
その例として挙げられているのが、ゲンナジー・ハザーノフの記念の夕べです。ESEタイプの人気俳優が壇上に上がり、この主人公がかつて劇場研究所に合格できなかった一方で、会場にいる俳優の中にはコネで合格した者もいた、と回想しました。次の引用は、この場面を受けた一節です。
もちろん、他の出席している俳優に対して、このスピーチは非倫理的と見なされるかもしれないが、まさにこの点にESEの倫理の支配的原則がある:公正—すべてに優る。もしある人々が自分の可能性や能力を不当に利用したなら、良心の呵責なく彼らに石を投げることができる。
原文を表示
Разумеется, по отношению к упомянутым актерам этот поступок можно было бы рассматривать как неэтичный, но в том-то как раз и заключается доминирующий принцип этики Гюго: справедливость — превыше всего. Если какие-то люди несправедливо воспользовались своими возможностями, можно без всяких угрызений совести бросить в них камень.
言い換えると、ESEにとっては、その場の空気より公正が優先されるということです。不当に得をした人には、ためらわず批判を向けられるとされます。これが、位置7に対応する記述です。
一方、ストラティエフスカヤが「意志的感覚」と呼ぶ位置8のSe(外向感覚)では、この倫理的な不満が力の面での行動につながります。
自分の倫理的不満の感覚に対して、ESEは通常、意志的感覚の優先によって補償する。つまり、彼の意見では、もはや倫理的平等がなく今後もないであろうところで、力の配分における優位性を確保しようとするのである。このために、ESEは相手のすべての影響圏とすべての物質的価値を自分の手に集中させようとする—もしこの時までに相手がすでに彼の敵となっている場合—そして相手の意志と活動を完全に無効化し麻痺させようとする。
原文を表示
Свою этическую неудовлетворенность Гюго обычно компенсирует приоритетом по волевой сенсорике, т. е. старается заполучить силовое превосходство там, где, по его мнению, уже нет и не может быть этического равенства. Для этого Гюго стремится сосредоточить в своих руках все сферы влияния и все материальные ценности своего партнера, который к этому времени уже становится его противником, старается полностью парализовать его волю и активность.
つまり、公正が失われたと感じると、ESEは力の面で優位に立つことで埋め合わせようとするということです。倫理的な公正さが失われたと感じる場面で、位置8のSeが力の優位を確保する方向へ働くと記述されています。ただし、この記述は、相手がすでに敵対関係にある場合という条件つきです。
小括します。StratiyevskayaのESE記述は、意志と結びついた感情の強さを起点に置き、世話と祝祭の技術、感情に従属する実務、時間への弱さ、公正の原則と力による補償へと展開されます。
このように、主導する感情の強さが、世話・実務・時間・公正・力という各領域に形を変えて現れるという点に、この研究者の力点があると考えられます。
この章の要点は、研究者ごとのページに短くまとめています。
09Filatovaの記述
Ekaterina Filatovaは、簡潔な4機能の枠組みでタイプを記述する研究者です。ESEについては、2001年の著書『ソシオニクスの鏡の中の人格』のESE章を中心に解説します。この本には、Fe・Si・Ni・Teの4つの位置を簡潔に示す節と、同じ位置を『三銃士』のアラミスの場面に重ねて描く節があります。後者は、陽気さの奥にある構えにも踏み込みます。ほかに、Wikisocionに掲載されたFilatovaのタイプ記述も使います。
主導機能—祝祭をつくる感情性
Fe 主導機能。 このソシオタイプ(当サイトでいうタイプ)の人々は、主導機能が示唆するように、かなり感情的に方向づけられている。彼女の感情性は、あらゆる生活の出来事に喜びを見せる能力に鮮やかに現れる。彼女はどこでもお祭りのような雰囲気を作り出そうとする。他者の助けを借りて、これは自慢することなく容易に達成され、周囲の人々を自分の熱意、エネルギー、高いトーンで充電する。
原文を表示
I — Программа ЧЭ (эмоциональность...).(中略)ЭСЭ очень эмоционален. Он радуется любому проявлению жизни, легко создает праздник себе и окружающим, заряжая их своим энтузиазмом, энергией, высоким тонусом. Все неприятное и травмирующее, по его убеждению, должно быть отброшено, ведь жизнь и так коротка, зачем же создавать самим себе проблемы, где можно обойтись и без этого?
言い換えると、ESEはどこにでもお祭りのような雰囲気を作り、自分の熱意で周りの人を元気にするということです。肯定的な感情を最大の価値とし、それを軸に周囲を動かす姿が示されています。自慢せずに他者の助けを借りて成立するという説明は、祝祭づくりが一方通行の発信ではないことを示していると読めます。
他者との接触と、否定を避ける構え
フィラトワは、他者との接触を人生の前提としながら、相手の否定的な面には目を向けにくい、という二面性を、負担の記述へつなげています。
ESEはすべての否定的な人間の反応(侮辱、落胆、苛立ちなど)を避けようとし、「人生は短い、なぜそれをそんなに無駄に過ごすのか?」という確信を持っている。しかしながら、すべての人と同様に、彼女の人生にも客観的に困難な時期がある。これらは通常、他者との関係における緊張によって引き起こされ、彼女に重くのしかかる。それが家庭や家族と関連している場合、彼女はこれに対処することが特に困難である。ESEはまた、その信じやすさのために不快な状況に陥ることもある。彼女の感情的な激しさが、過剰なおしゃべりや自慢として溢れ出すことがある。
原文を表示
ESE seeks to avoid all negative human reactions (offense, despondency, irritation, etc.), with the conviction: life is too short, so why spend it so poorly? Nonetheless, in her life, as with all people, there are objectively difficult periods. These are usually caused by tensions in relations with other people, which weigh heavily upon her. She finds these especially difficult to deal with if theyre connected with her house and family. ESE may also find herself in an unpleasant situation due to her gullibility. It occurs that her emotional impetuosity may splash out by excessive garrulity and/or boasting.
つまり、ESEは否定的な感情を避けようとするが、関係に緊張が生じると、その負担が本人に重くのしかかるということです。とくに家庭や家族が関わると、対処が難しいとされます。
一方で、信じやすさから不快な状況に陥ることや、感情の激しさが過剰なおしゃべりや自慢として出る場合もあると書かれています。前の引用の「自慢することなく」とは、逆の面です。
創造機能—美意識と快適さの生成
フィラトワは、創造機能のSiを、こう書いています。
Si 創造機能。 ESEはロマンチストであり美的感覚の持ち主で、温かい社交的雰囲気を作り出すことを愛する。これは外面的な振る舞いにも顕著である。知人に会うと立ち止まり、輝くような笑顔を贈る(このタイプの男性はお辞儀をする)。ESEの最大の喜びの一つは、他者に贈り物をすることである。この主な目的は、他者に喜びを与え、彼らの幸福の証人になることである。贈り物の値段は重要ではないと考える。ESEが友人の間で寛大さと同族精神で有名であるのは理由がないわけではない。
原文を表示
ЭСЭ очень эмоционален. Он радуется любому проявлению жизни, легко создает праздник себе и окружающим, заряжая их своим энтузиазмом, энергией, высоким тонусом. Все неприятное и травмирующее, по его убеждению, должно быть отброшено, ведь жизнь и так коротка, зачем же создавать самим себе проблемы, где можно обойтись и без этого?(中略)Наиболее точно ЭСЭ можно охарактеризовать словами «эмоциональный эстет». Одно из самых больших удовольствий для него — дарить подарки. Он обладает прекрасным художественным вкусом, старается, чтобы вокруг него все радовало глаз, и при этом были бы учтены сенсорные потребности окружающих людей.(中略)«Тонкие усы безупречно правильной линией оттеняли верхнюю губу. (...) Говорил он мало и медленно, часто раскланивался, смеялся бесшумно, обнажая красивые зубы, за которыми, как и за всей своей внешностью, по-видимому, тщательно ухаживал». Это, конечно, снова об Арамисе.(中略)Этот психотип легко узнаваем по солнечной улыбке, которой он, практически всегда, приветствует вас.
言い換えると、ESEのSiは、主導機能の感情を、贈り物のような具体的な行為に結びつけるということです。値段でなく、相手が喜ぶという結果に価値が置かれる点も記述の特徴です。
同じ機能は、頼まれごとへの即応、非公式な行事づくり、空間・服装・料理の整えにも及ぶとされ、美しさを整える対象が自分だけでなく周囲にも及ぶ点が繰り返し書かれます。
脆弱機能と規範機能—時間の見通しにくさと気分先行の実務
Ni 脆弱機能。 これは最も弱い機能である。ESEは行動や出来事の適時性をうまく評価できない。すべてを間に合わせるようにエネルギーを配分することが困難である。(中略)彼女は人々が自分にどう接するかで人を評価するため、他者とその動機を誤解することがある。彼女は信じやすく、騙されやすい。(中略)直観が弱く発達しているため、ESEはしばしば保守的に見える。彼女は様々な活動の事後の影響をうまく視覚化できないため、短期的に関連する具体的な知識を好む。
原文を表示
III — Канал наименьшего сопротивления БИ (предчувствия, прогноз...).(中略)Человек психотипа ЭСЭ, будучи сенсорно привязанным к предметной реальности, слабо воспринимает реальность временную. Ему трудно увидеть сущность за внешней стороной, увидеть то, что скрыто от непосредственного восприятия.(中略)Плохо ощущая ход времени, он может оказаться консерватором. Всякие новшества могут его смущать, поскольку ему трудно заранее понять, к чему эта новизна может привести. Заметим, однако, что это не относится к выбору одежды, следованию моде — эта сфера принадлежит, скорее, сенсорике, и ЭСЭ может здесь проявить себя достаточно уверенно, быстро почувствовать переход к новым стилям, правда, это в большей степени относится к женщинам, чем к мужчинам.(中略)А вот во всем, что касается перспектив того или иного начинания, умения увидеть целостно ход развития событий, ЭСЭ чувствует себя неуверенно. Неопределенность ситуации воспринимается им достаточно болезненно, ему хочется заранее точно знать, что будет завтра, через месяц... Ему бывает трудно распределить свое время так, чтобы успеть сделать все вовремя.
言い換えると、ESEのNiは最も弱い機能で、時間配分・他者の動機の見極め・将来の影響の把握という3つの困難として現れるということです。直観が弱いために、保守的に見えることもあるとされます。
フィラトワは、規範機能のTe(引用では役割機能)を、こう書いています。
Te 役割機能。 この機能はESEの落ち着きのない感情的な性質によって特徴づけられる。彼女は仕事に関して必要な行動を深く考えない。その時々の気分に導かれ、行動にしばしば前もっての考えが欠けている。彼女はこの点での自分の過ちを認識し、軽率さを自己批判する。
ESEはより多くの場合、激しくエネルギッシュな方法で目標を達成し、体系的な計画によってではない。
原文を表示
IV — Суггестивный канал БЛ (умозрительная система, структура...).(中略)Отличительные черты ЭСЭ — непоседливость и эмоциональность — не способствуют тому, чтобы он заранее продумывал необходимые действия на работе, на службе. Он руководствуется сиюминутными настроениями и бывает так, что его поступки опережают мысли, правда, ЭСЭ тут же осознает свой промах и корит себя за опрометчивость. Но эмоциональность берет свое и все повторяется в очередной раз. Добивается он своей цели, как правило, за счет бурной активности, а не путем планомерной подготовки своих действий.
つまり、ESEの実務は、計画よりもその時々の気分に導かれて進むということです。その軽率さを本人も自覚し、自己批判するとされています。体系的な計画ではなく、激しくエネルギッシュなやり方で目標を達成するとも書かれています。
実現の場—家族と身近な人々
フィラトワは、ESEの力が最もよく出る場として、家族を挙げています。
彼女は家族にとても執着している。多くの人、特にこのタイプの女性にとって、家族は人生で最も重要なものである。物理的だけでなく心理的な快適さと楽観主義を作り出す能力、そして親しい人々に幸福をもたらしたいという欲求は、ESEの性質の最も強い面であり、鮮やかに発達している。
直観に関する彼女の弱さは、家庭のトラブルが極めて苦痛に経験されることを意味する。
原文を表示
Shes very much tied to her family. For many especially women of this type family is the most important thing in life. The ability to create not only physical but also psychological comfort and optimism, and the desire to bring happiness to close ones are the strongest sides of an ESEs nature; and are vividly developed. Her weakness, in regards to intuition, means that domestic troubles are experienced in an extremely painful manner.
言い換えると、家族は、Siの快適さづくりが最も強く発揮される場で、家庭のトラブルが最もつらく感じられる場でもあるということです。直前で見たNiの弱さが、家庭内のトラブルという具体的な場面に結びつけられています。
原典は職場についても、上司として協力的な雰囲気づくりから入る姿勢と、成果を集団の威信と重ねて受け止める構えを書いています。
祝祭と愛の神聖視—『三銃士』アラミスの場面から
2001年の著書は、同じ主導機能に愛の感情を神聖なものとする傾向を加え、それを実務論理の弱さと結びつけます。
倫理型にとって、しかもESEのように外向的な倫理型にとっては、第一に来るのは感情、愛であり、お金は、たとえそれがどれほど必要であっても二の次になる—この心理タイプの実務論理は明らかに弱い機能である。(中略)そして再びアラミスは、金貨の出所がどれほど明白であっても、恋人の名を口にすることを恐れて、あたかも原稿料であるかのように語るのである。
原文を表示
Для этика, тем более экстравертного, каковым является ЭСЭ, на первом месте — чувства, любовь, а деньги, даже если они и очень нужны — отходят на второй план: деловая логика этого психотипа — явно слабая функция. […] И снова Арамис, несмотря на всю очевидность происхождения золотых монет, говорит о, якобы, гонораре, боясь упоминать имя дамы своего сердца.
言い換えると、ESEにとっては愛が先で、お金は二の次になるということです。アラミスが金貨を前にしても恋人の名を隠す場面が、その例として挙げられています。
同じ章の結びには、外に見せる陽気さの裏側が書かれています。
ESE心理タイプの人間は、人々に喜びを与え、みなの気分を高揚させるが、誰しもと同じく、彼にも悲しみの瞬間がある。しかし彼は、それを人に見せてはならない、一人で耐え忍ばねばならないと考えている。(中略)外面的な陽気さは、当人の人生が一見そう見えるほど楽で楽しいものであることを意味しない。ただ、ESEの意識の中には、他人には良いものだけを与えるべきであり、悪いものは自分自身で処理しなければならない、という確信が生きているのである。
原文を表示
Человек психотипа ЭСЭ дарит людям радость, поднимает всем настроение, но, как и у каждого — у него бывают минуты печали. Однако он считает, что их нельзя показывать людям, надо переживать в одиночку.〔中略〕Как видите, внешняя жизнерадостность еще не означает, что человеку живется так легко и весело, как это может показаться на первый взгляд.
つまり、ESEは陽気さを人に見せる一方で、つらさは一人で引き受けるということです。この構えが、章の結びに置かれています。良いものだけを他者に渡すという確信が、ここまで見てきた祝祭づくりの裏側にあるとも読めます。
外見の一般的特徴—写真判別の資料
Filatovaはタイプ記述に本人写真の集合を添える手法を採り、外見にタイプの共通性が現れるという立場を取りました。ESE章の外見記述は次のとおりです。
倫理感覚外向、熱狂家、ユーゴー—外見の一般的特徴(中略)この心理タイプは、いつでもほぼ必ずあなたを迎える太陽のような笑顔によって、容易に見分けがつく。(中略)喜んでサービスを提供し、贈り物をするのが好きである。この心理タイプの男性の際立った特徴は、麗しい女性たちに対する騎士道的な振る舞いである。女性は概してエレガントで、高価ではないが服装によく合うアクセサリーを使いこなし、コケティッシュである。
原文を表示
Этико-сенсорный экстраверт, Энтузиаст, Гюго. Общие внешние признаки ЭСЭ.〔中略〕Этот психотип легко узнаваем по солнечной улыбке, которой он, практически всегда, приветствует вас.〔中略〕С радостью окажет услугу, любит делать подарки. Отличительная особенность мужчин этого психотипа — галантность по отношению к представительницам прекрасного пола. Женщины — как правило, элегантны, умеют использовать недорогие, но очень подходящие к одежде украшения, кокетливы.
言い換えると、フィラトワは、ESEを見分けるいちばんの手がかりを、人を迎えるときの太陽のような笑顔に置いているということです。贈り物やサービスを好むこと、男性の騎士道的な振る舞い、女性のアクセサリーの使いこなしも挙げられています。
性別で分けた記述の一般化には、時代と方法の留保が要ります。この方法論の評価は21章(識別)と23章(懸念)で扱います。
小括します。Filatovaは、ESEをFe(外向倫理)が周囲を巻き込みながら祝祭的な雰囲気をつくるタイプとして観測しています。Si(内向感覚)はその感情を贈り物・空間・料理という具体的な行為に結びつけます。Ni(内向直観)とTe(外向論理)は、将来の見通しや体系的な作業で負担を感じやすい領域として記述されます。
2001年の著書はこれに、アラミスの場面を通じて愛の神聖視を加え、陽気さの裏で悲しみを一人で処理するという内面の構えまで踏み込みます。
強弱の機能配置を具体的な行動の記述へ一貫して結びつける姿勢に、この研究者の力点があると読めます。一方で、写真による識別という検証の難しい独自手法を持ち込んだ点が、後の章での論点になります。
この章の要点は、研究者ごとのページに短くまとめています。
10Yermakの記述
Volodymyr Yermakは、ソシオニクスの理論を情報代謝の枠組みで捉え直し、タイプを「TIM(情報代謝タイプ)」の構造として記述する研究者です。ESEについても、モデルAの4ブロック構造は03章、機能パラメータ(次元性)は16章で扱います。この章では、Yermak自身の資料がESEをどう記述し、どう名づけているかを扱います。
ESEの社会的特徴—論文と単行本の記録
イェルマークは、ロスランキナとの論文で、ESEの社会的特徴をこう書いています。
心のTIM の社会的(人格的)特性:他人の状態、感情体験、気分をよく感じとり、理解する。感情的雰囲気の中のネガティブなものを減らそうと努め、自分の周囲、近しい周囲に快適な環境を作り出す。これを行うのは、自分にかかわる具体的な事業や問題における秩序と論理的明晰さが望ましいという観点からであり、その解決のためには、対応する可能性を見出す術を心得ていると自認している。
原文を表示
Социальная (личностная) характеристика ТИМ: хорошо чувствует и понимает состояния, переживания, настроение других людей, стремится уменьшать негативное в эмоциональной атмосфере, создавая в ближнем окружении вокруг себя комфортную обстановку; делает это, исходя из желательности порядка и логической ясности в касающихся его конкретных делах и проблемах, для решения которых считает себя умеющим найти соответствующие возможности.
言い換えると、ESEは人の気分を感じ取り、周りの否定的な空気を減らして快適な場を作るということです。イェルマークは、それを、身近な物事に秩序と論理的な明晰さを求める姿勢と結びつけています。逸話や評価語を含まない、短い定義の文です。
2005年の単行本付録2にも、符号付きの記号表を添えて、この社会的特徴がほぼ同一の文面で再録されています。論文から単行本までの6年のあいだ、人物像の記述はこの一段落のままです。
正式名・略号・ペンネーム—名称の並び
単行本第5章では、16タイプ全ての正式名称・略号・ペンネームが一覧化されており、ESEの行は次のとおりです。
倫理感覚外向 —ESE— ペンネーム「ユーゴー」
原文を表示
этико-сенсорный экстраверт — ЭСЭ -— псевдоним “Гюго”;
つまり、イェルマークは、ESEを正式名「倫理感覚外向」と略号で呼び、「ユーゴー」はペンネームとしてその後に置いているということです。人物名による呼び方は、型の本名ではなく、口語的な別名として扱われています。
小括します。YermakのESE記述には人物像がほとんどありません。あるのは、気分を感じ取って快適な場を作るという、論文と単行本で変わらない一段落の社会的特徴と、正式名・略号・ペンネームという名称の並びです。
愛称を「ペンネーム」と呼ぶ用語法も含めて、Yermakの関心はESEという人物の描写よりも、記述をどう体系化し検証可能な形に保つかへ向いていると読めます。
この章の要点は、研究者ごとのページに短くまとめています。
11Karpenkoの記述
Olga Karpenkoは、キエフの国際ソシオニクス研究所でBukalovとともに活動し、機関誌の編集にも携わってきた研究者です。この章では、ESEを直接主題とする2002年のクアドラ論と2011年の構え理論の論文を扱います。あわせて、SEIを主題とする1995年のアスペクト論と2010年の専論(Karpenko、Karjukの共著)から、ESEについて書かれた一節を集めます。空間知覚としてのSiの記述は04章、時間感覚の次元性は16章、クアドラでの触覚的な接触は17章で扱います。
構え理論—「私−」と「あなた−」がFeとSiに与える条件
Karpenkoは、心理学者エリック・バーンの交流分析とBukalovの理論を組み合わせた「構え」の理論を立てています。「私・あなた・彼ら・これ」への4つの構え(それぞれ肯定・否定の符号つき)によって、同じタイプでも機能の発現が変わる条件を記述する理論です。この構え理論についてKarpenkoは、サブタイプの理論ではないと明記しています。
カルペンコは、「私−」(自分自身への否定的な構え)の例で、位置1のFeをこう書いています。
「私−」の(EIE)と(ESE)は、自分の感情に気後れし、当惑し、その適切さを心配する。本来、彼らは感情を大胆かつ決然と使いこなすはずなのに、ここで突然こうなる。「やりすぎたかな?」「ここでの私、変じゃなかった?」あるいは「ああ! 目立ってしまった。よくない…」。
原文を表示
(ЭИЭ) и (ЭСЭ) с «Я–» стесняются своих эмоций, смущаются, беспокоятся об их адекватности. Ими, в общем-то, они должны пользоваться смело и решительно, а тут вдруг: «Я не перегнул палку?», «А я тут нормально так?» или «О! Показал себя. Нехоро- шо…».
言い換えると、自分に否定的な構えのESEは、本来は大胆に使えるはずの感情を、出しすぎたかと気にするということです。位置1のFeは通常、大胆に使いこなされる強い機能とされますが、「私−」の構えが加わると、その発現そのものへの気後れが生じるとされます。強い機能であることと、その使用に迷いがないことは、この記述では別の事柄として扱われています。
同じ構え理論の枠組みは、位置2のSiにも適用されます。カルペンコは、「あなた−」(他者への否定的な構え)の例をこう書いています。
(ESE)では創造機能は白い感覚(○(Si)2)である。「あなた−」の彼らは、どんな人にでも、聞く気もない人にさえ、どう食事をとるべきか、どんな運動をすべきか、どう装うべきか等々を、執拗に説明することがある。第2機能による、一種の押しつけがましさである。
原文を表示
У (ЭСЭ) творческая функция — белая сенсорика ( 2). С «Ты–» они могут настойчиво объяснять любому человеку, даже тому, который и не собирался их слушать, как нужно питаться, какими физическими упражнениями надо заниматься, как нужно одеваться и т. д. Этакая навязчивость по 2-й функции.
つまり、他者に否定的な構えのESEは、頼まれてもいない食事や運動、装いの説明を押しつけがちになるということです。位置2のSiが持つ世話焼きの性質が、「あなた−」という条件のもとで一方的な説明に傾いた例として読めます。
助言を求められたかどうかにかかわらず言葉が続くという点で、位置1のFeが受け手の反応を気にする「私−」の例とは対照的な現れ方です。
アルファクアドラのFe—遊びとしての感情、価値としての感情
構え理論とは別に、アスペクト理論を扱う論文でKarpenkoは、クアドラごとに黒い倫理(Fe)への価値づけが異なると書きます。
第1クアドラ(アルファ)でも黒い倫理(▼(Fe))のアスペクトはやはり非常に高く価値づけられているが、それでも第2クアドラにおけるような「世界的意義」はもたない。私の考えでは、αクアドラの感情的な現れへの態度はより直接的で、おそらくより深刻さを欠くが、そのぶんより活発である。第1クアドラにおける感情の倫理のアスペクトは、いくぶん遊びの性格を帯びている。▼(Fe)○(ESE)と▼(Fe)△(EIE)を、▼(Fe)による自分自身の現れへの態度について比べてみると、(αクアドラの)▼(Fe)○(ESE)は、感情の奔出に—自分のものにも周囲の人々のものにも—落ち着いて接し、それを避けがたい生の現れとして受け取っていることに気づく。(中略)第2クアドラの黒い倫理(▼(Fe))は四次元、第1クアドラでは三次元である。
原文を表示
В первой квадре аспект черной этики () ценится тоже очень высоко, но все же не обладает таким «мировым значением», как во второй. По моему мнению, в α-квадре отношение к эмоцио- нальным проявлениям более непосредственное, возможно, менее серьезное, но и более активное. Ас- пект этики эмоций в первой квадре обладает несколько игровым характером. Если сравнить (ЭСЭ) и (ЭИЭ) по их отношению к собственным проявлениям по , то можно заметить, что (ЭСЭ) (из α-квадры) спокойно относится к эмоциональным всплескам, как собственным, так и окру- жающих, воспринимает их как неизбежное жизненное проявление. А вот (ЭИЭ), особенно муж- чины, нередко ставят перед собой задачу взять под контроль проявления эмоций и для осуществления этой цели обучаются специальным психологическим техникам. Я бы сказала, что в первой квадре черная этика — это частное дело каждого, как проявлять себя по этому аспекту — каждый решает сам. Во второй квадре этот аспект скорее проявляется (сам!) через конкретного человека, «изливает- ся через него». Во второй квадре черная этика () — четырехмерна, в первой — трехмерна.
言い換えると、アルファのESEは、自分と周りの感情の噴き出しに落ち着いて接し、避けられない生の現れとして受け取るということです。カルペンコは、アルファクアドラのFeが遊びの性格を帯びるとして、位置1のFeを、深刻さよりも活発さの側で書いています。この態度は、前の節の「私−」での気後れとは別の、平常時の反応と考えられます。
なお引用末尾の次元への言及(第2クアドラで四次元・第1クアドラで三次元)は、Karpenkoがクアドラ単位で立てた次元づけです。16章で扱う位置別の次元性(ESEのFeは位置1で4次元)とは定義の水準が異なるため、両者は同じ尺度としては比較できません。
位置1のFeについて、SEIを主題にした論文はさらに踏み込んだ定式化を示します。
SEIにとってこの場は物理的に感じ取れるものであり、他人の感情が引き起こすその変形は、ときに端的に耐えがたい。SEI〔原文: デュマ〕は決して仲裁者でも平和の使者でもない。なぜなら彼がそうしたことをするのは他人の利益のためでも、誰かを喜ばせるためでもなく、マイナスに張りつめた感情の場の中では—物理的な痛みに至るほどに—存在していられないからだ。早く、早く—立ち去るか、この感情をなだらかにするかしなければ。SEIにおいてこの機能は三次元である: 現実の物理的三次元空間の中に配置された場。感情の場の三次元的イメージ。ESE〔原文: ヒューゴー〕ではそうではない。感情は価値である。なぜならすべての感情的状況は同権で、同スケールで、評価にかからず、いかなる論理的分類にも従わないからだ。
原文を表示
Для СЭИ это поле физически ощутимо, его деформации, вызываемые эмоциями других людей, бывают порой просто невыносимы. "Дюма" отнюдь не посредник, не миротворец, ибо все это он делает не для блага других, не для того, чтобы сделать кому-то приятное, а потому, что не может существовать в отрицательно напряженном эмоциональном поле - до физической боли. Скорее, скорее - или уйти, или сгладить эти эмоции. У СЭИ эта функция трехмерна: поле, расположенное в реальном физическом трехмерном пространстве. Трехмерный образ эмоционального поля. У ЭСЭ ("Гюго") это не так, эмоции - ценность, потому что все эмоциональные ситуации равноправны, равномасштабны, не оцениваемы, не поддаются никакой логической классификации.
上の引用の前半はSEIの記述で、ESEについては末尾の数文だけです。言い換えると、SEIにとって感情の場は体で感じる三次元の空間ですが、ESEにとって感情は価値そのもので、どの感情の状況も同じ重さで受け止められるということです。
このように、「遊びの性格」も「感情は価値である」という定式化も、位置1のFeが特定の感情を選ばず一様に受け止める働きを、Karpenkoが異なる2本の論文で別の角度から書いたものと読めます。
位置2のSi—構成し、創造する欲求
前節の「あなた−」の例とは別に、Karpenkoは1995年のアスペクト論でも位置2のSiに触れています。空間の知覚を対比的に描く箇所です。
タイプのモデルの第1の位置にある○(Si)は、空間の知覚を担っている。もっと正確には空間-時間、まさに相対性理論が扱うあの空間-時間—ただし空間座標が4つの—と言うほうがよい。○(Si)にとって空間は、何か—「物質」、物体—がその中に存在している(配置されている)「空っぽの容積」ではない。(中略)SEIにとって空間は、考えうるかぎりの、また考ええないほどの三次元空間のすべてがその中に実現されているという意味で、四次元である。ESE〔原文: ヒューゴー〕やLSE〔原文: シュティルリッツ〕には空間(建築)を構成し、創造する欲求があるのに対し、SEIにとっては、構成しうるすべての空間はすでに存在している。いま存在しており、その可能な変化もすべてすでにあるのだが、ただしこの空間-時間の異なる時間点においてなのである。
原文を表示
на первом месте в модели типа отвечает за восприятие пространства. Еще лучше говорить: пространства-времени, того самого, которым оперирует теория относительности, но с четырьмя пространственными координатами. Для пространство не является "пустым объемом", в котором существует (расположено) нечто - "материя", тела. Вовсе нет! Это ньютоновское, неживое, пустое, даже непонятно для чего и как существующее пространство могло возникнуть только в воображении ТИМа с очень слабой . Пространство имеет некую структуру, кривизну - как хотите. Для СЭИ оно четырехмерно в смысле реализации в нем всех мыслимых и немыслимых трехмерных пространств. Если для ЭСЭ ("Гюго") или ЛСЭ ("Штирлица") есть потребность конструировать, создавать пространство (архитектуру), то для СЭИ все те пространства, которые можно сконструировать, уже существуют, существуют сейчас, все их возможные изменения уже есть, но в разных временных точках этого пространства-времени.
上の引用の大半は、Siを1番に持つSEIの空間の記述です。ESEについては「空間(建築)を構成し、創造する欲求がある」の1文で、04章で見た同じ論文の一節(「変えることも、建てることもできる」)と同じ方向の記述です。つまり、ESEにとって空間は、自分で組み立て、作り出すものだということです。
この記述は、位置2のSiが「創造機能」と呼ばれる理由の一端を、空間認識という場面で示しています。「あなた−」の押しつけがましさが対人関係での現れだとすれば、こちらは対象そのものへの働きかけです。
子どもへの構え—比較の中のESE
Karpenko、Karjukの専論は、SEIの子育てを論じる文脈で、ESEを含む近縁タイプとの対比を書きます。
自己制限の道によって、SEIは自分の子どもを過保護から守ることに成功する。SEIは世話好きで愛情深いが、それでいてかなり厳格で、きわめて自覚的な親である。SEE(●(Se)▽(Fi))やESE(▼(Fe)○(Si))と違って、SEIは(ESI(▽(Fi)●(Se))もそうだが)子どもに「最高のもの」ではなく、全面的な発達に必要なものすべてを与えようとする。
原文を表示
Путем самоограничения СЭИ удается уберечь своих детей от гиперопеки. СЭИ яв- ляются заботливыми, любящими, но все же довольно строгими и весьма сознательными ро- дителями. В отличие от СЭЭ ( ) и ЭСЭ ( ), СЭИ (как, впрочем, и ЭСИ, ) стремятся дать своим детям не «самое лучшее», но все необходимое для всестороннего развития.
上の引用の主題はSEIの子育てで、ESEは比較の側に出てきます。言い換えると、ESEはSEEとともに、子どもに「最高のもの」を与えようとする側に置かれているということです。全面的な発達に必要なものすべてを与えようとするSEI・ESIの側とは、分けられています。
位置1のFeの広さと位置2のSiの創造への欲求が、子育てという場面では最上のものを供給しようとする形で現れる、と読めます。
小括します。Karpenkoの複数の論文を横断すると、ESEについての直接の記述は、アスペクト理論(1995年・2002年)と構え理論(2011年)に集中しています。いずれも、位置1のFeと位置2のSiという2つの機能の現れ方を、異なる角度から描いています。
構え理論は「私−」でのFeの気後れと「あなた−」でのSiの押しつけがましさという条件つきの発現を記述し、アスペクト理論はクアドラの中でのFeの広さと、Siが空間を構成・創造する欲求を記述します。また、SEIを主題にした論文でも、対比の形でESE側の定式が書き込まれています—「感情は価値である」、空間を構成し創造する欲求、子どもに「最高のもの」を与えようとする構えです。強い機能であることと、その使用に迷いがないことを条件で切り分けたところに、Karpenkoの記述の特徴があります。
この章の要点は、研究者ごとのページに短くまとめています。
12Gulenkoの記述
Viktor Gulenkoは、キエフで「人道主義ソシオニクス」学派を主宰する研究者です。読む前に、この章の位置づけをはっきりさせます。Gulenkoの体系は標準のモデルAから大きく離れた後発の独自体系で、独自のモデルG、DCNHサブタイプ、独自のタイプ名(ESEは「熱狂者」)を持ちます。影響力は大きい一方、用語が標準体系と紛らわしいため、この記事では本章に分離し、他章の記述と混ぜない方針を取ります。底本は『64の肖像』(2019年)と、Wikisocionに再録された「熱狂者」プロファイルです。DCNHサブタイプは20章で扱います。
プロファイルから—感情的影響力と同定の手がかり
グレンコは、ESEの強みを、人への感情的な影響力に置いています。
ESEの強みは人々への感情的な影響力である。彼は荒々しく鋭い感情を見せることで多くを成し遂げられる。他者はしばしば(中略)彼の感情的な圧力に耐えるのが困難だと感じる。彼は会話相手の感情状態を見分ける能力がある。ESEは自分自身と他者の気分を高揚させられる。(中略)自分の社交圏内でイベントや祝祭をうまく組織し、誰もが興味を持って関与するように手配し、人々を会話に引き込む。
原文を表示
ESE’s forte is emotional influence on people. He is able to achieve much by showing his turbulent, sharp emotions.〔中略〕Other people often find it difficult to withstand his emotional pressuring. He is discerning of the emotional state of his conversation partners. ESE can raise his own mood and that of others.〔中略〕He organizes events and celebrations well within his social circle and sees to it that everyone is interested and involved, drawing people into conversation.
言い換えると、グレンコは、ESEの感情を、表に出すものというより他者に及ぼす力として書いているということです。他の研究者が「場の雰囲気をつくる」と書いた働きを、圧力として受け取る側の視点から書き直した記述です。
同じプロファイルは、外見からの同定にも踏み込みます。
ESEは外見の特徴によって判別できるが、まずは歩き方と動作にいつも注意を払うべきだ。(中略)歩き方は常に速く、非常にあくせくしている。この機動性は特にESE男性に特徴的である。引っ張られるような、落ち着きのなさの印象を作り出す。感覚要素が強化されると、これははるかに目立たない。表情の急激な変化は、ESEのもうひとつの特徴である。
原文を表示
ESE can be determined by the characteristics of his appearance, but you should always pay attention to his gait and movement first.〔中略〕The gait is always fast and very fussy. This mobility is especially characteristic of ESE men. It creates the impression of tugging and restlessness. With an enhanced sensory component, this is much less pronounced. The sharp change in facial expression is another characteristic of ESE.
つまり、グレンコは、速くせわしない歩き方と動作を、ESEを見分ける第一の手がかりに置いているということです。表情の急な変化も、もう1つの特徴に挙げられています。Filatovaの写真判別(21章)と同じ方向の、外見ベースの同定を志向する記述で、方法論上の問題も共通します(23章)。
感情の側には、蓄積と爆発という時間的な構造も書かれます。
ESEは否定的な感情を蓄積し、それをしばらくの間抑えることができる。しかし、これらの感情が蓄積されると、気性を失い、怒り、動揺し、病気にさえなることがある。(中略)重要な部分と取るに足らない、些細な部分を区別することが難しい;そのため、不必要なタスクと活動で自分を過負荷にする傾向がある。
原文を表示
Накапливает отрицательные эмоции, которые способен некоторое время сдерживать. Но если их слишком много — выходит из себя, переживает, может даже заболеть. (中略) Плохо рассчитывает время, с трудом отделяет главное от второстепенного, перегружая себя делами.
言い換えると、ESEは否定的な感情をしばらく抑えておけますが、たまりすぎると怒りや動揺として出て、体調を崩すこともあるということです。05章で見たアウシュラの、感情が表に出るまでに時間差があるという記述と近い観察です。
また、重要なことと些細なことの区別が難しく、不要な仕事で自分を過負荷にする傾向も挙げられています。これは、08章のストラティエフスカヤの過負荷への恐怖の記述と並ぶ観察です。
行動の側では、役割への没入が特徴に挙がります。
ESEの行動はかなり示威的だ。彼は何かを達成したいとき、自分の役割に深く入り込みすぎて、自分でもそれを信じ始める。陽気な熱意で多くを成し遂げられるとはいえ、仕事や事業では通常、実際的で機転が利く。(中略)全社会タイプ中、ESEは欠陥のある商品の交換や返金を求めて店に戻る傾向が最も強い。(中略)この社会タイプを同定するもうひとつの特性は、信じがたいほどの歓待性である。
原文を表示
The behavior of ESE is rather demonstrative. When he wants to achieve something, he leans into his role so much that he begins to believe in it himself. Although he can accomplish much with his cheery enthusiasm, in work and business he is typically practical and resourceful.〔中略〕of all the sociotypes, ESE is most prone to go back to the store and request a replacement or refund for defective goods.〔中略〕Another quality that identifies this sociotype is incredible hospitality.
言い換えると、目標のために役を演じ始めると、ESEは自分でもその役を信じ込むということです。グレンコは、欠陥のある商品の交換や返金を求めて店に戻る傾向がどのタイプより強い、という具体的な観察や、信じがたいほどの歓待性も挙げています。示威的という語はGulenkoの評価で、当サイトの評価ではありません。
モデルG—標準のモデルAとは非対応の独自体系
人物像の観察から離れ、Gulenko独自のモデルGを扱います。まず、Gulenkoの理論編がFeの肯定側をどう定義するかです。
+E(Fe) ― 肯定的な感情の倫理: 喜ぶこと、熱意を見せること、上機嫌でいること、開けっぴろげで親しげに振る舞うこと。人をもてなし、人生を楽しむ熱狂者のように。
原文を表示
E — ethics of positive emotions: rejoice, show enthusiasm, be in a+ good mood, behave openly and friendly. As an Enthusiast, showing .hospitality and enjoying life
つまり、グレンコの+Eは、喜び、熱意、よい気分、開かれた友好的な振る舞いといった、肯定的な感情の側のFeだということです。ここで挙がる「熱狂者」はGulenkoのESEの呼称で、要素の定義そのものにタイプの像が含まれています。
冒頭の「+E」はGulenko学派の符号付き表記で、要素に符号を付けて肯定側・否定側を分ける独自の体系です。標準のモデルAにこの符号はありません。
また、モデルGは位置の名称も要素の割り当ても標準のモデルAと異なります。『64の肖像』のESE章では、1番目の位置は「管理」と呼ばれ+E(感情倫理)が置かれます。標準のモデルAでも位置1はFeのため、この位置だけは番号と要素が一致します。
一方、5番目の位置は「実演」と呼ばれ+S(快適感覚)が置かれますが、標準のモデルAで位置5にあるのは構造論理(Ti)で、番号が同じでも指す要素が異なります。6番の操作には-L(構造論理)が置かれます。グレンコは、ESEのこの側面を、こう書いています。
確立された秩序や体系が整っており、曖昧な疑問がないとき、彼は落ち着いて自信を感じる。複雑な情報は、明確に構造化された形で提示されたときにのみ把握される。(中略)混乱した状況の客観的、公平な分析によって落ち着き、取るべき具体的なステップを自分で考え出すのを好む。
原文を表示
He feels calm and confident when there is an established order or system in place, and when there are no vague questions. Complex information is comprehended only when it is presented in a clearly structured form.〔中略〕He is calmed by an objective, impartial analysis of confusing situations, preferring to work out specific steps to be taken on his own.
言い換えると、物事の秩序がはっきりしていて、情報が整理された形で示されると、ESEは落ち着けるということです。06章でレイニンが第4機能(Ti)に置いた「説明してほしい」という記述と、同じ方向の観察です。
なお、6番の操作は、周りから補給を受ける位置とされています。標準のモデルAで位置6にあるのは可能性の直観(Ne)で、要素の割り当てが変わっています。
重なり合う精神のモデルと、標準体系からの離脱宣言
Gulenkoは自分の学派のアプローチを、レベルの重なりとして説明します。
人道主義ソシオニクスにおいて精神がどのように層が層の上に積み重なった立体的な体系として考えられているかを、より精確に見てみましょう—深い核、中間層、そして表層です。HSS のアプローチで考察される精神のすべての層の範囲は、次のようになります—ソシオタイプ(当サイトでいうタイプ)、サブタイプ、機能プロフィール、機能状態。
原文を表示
Let’s look more precisely at how the psyche in Humanitarian Socionics is considered a volumetric system of layers stratified one upon another: the deep core, the middle layers, and the surface. The whole scope of the considered layers of the psyche in the HSS approach looks like this: sociotype, subtype, functional profile, functional state.
言い換えると、グレンコは、タイプの下にサブタイプ、さらに機能プロフィール・機能状態と、精神のレベルを重ねて考えているということです。
そしてGulenko自身が、自分の二分法が標準のレイニン特性と一致しないことを明言しています。
特に、安定的な組織的リーダーになるためには、ビジネス論理(P(Te))および/または力の感覚(F(Se))が機能プロファイルの中で強化されている必要があります。この場合、SLE(元帥)またはLSE(管理者)のタイプである必要はありません。このような機能の複雑性の強化は、どのタイプの代表者にも、レイニンの周知の特性とその意味において一致しない(あるいはむしろ部分的にしか一致しない)新しい二分法的特徴があるという事実につながりました。(中略)「機能」を強調するのは、これらのタイプが、ある特定のコミュニケーションの環境の中で機能する過程で生じるもので、標準的なソシオニクスのタイプが持つ、生まれつきの変わらない構造とは結びついていないからである。
原文を表示
Such an intensification of the complexity of functions led to the fact that representatives of any type had new dichotomous features that did not coincide (or rather, only partially coincided) in their meaning with Reynin’s well-known features. […] I emphasize functional, as they arise in the process of functioning in a specific communicative environment and are not related to the innate and unchanging structure that a standard socionic type has.
つまり、特定の機能が強まれば、どのタイプでも組織のリーダーになりうるとされ、そこから生まれた二分法はレイニン特性と一致しないということです。本人がそう書いているため、Gulenkoの記述を標準体系のESE理解に流用すると、出所の違う主張が混ざります。この記事が本章を分離しているのも、この自己申告によります。
小括します。Gulenkoの「熱狂者」プロファイルは、感情的な影響力の強さとそれが周囲に及ぼす圧力を軸に、外見からの同定、感情の蓄積と爆発、役割への没入を重ねて記述しています。一方でその下部構造—モデルGの位置の並び、符号付きの要素表記、機能的二分法—は標準のモデルAと互換性がありません。
この章の要点は、研究者ごとのページに短くまとめています。
13その他の論者の記述
主要な研究者以外にも、ESEのプロファイルは多くの論者が書いてきました。この章では、記述の系譜を補完する小さめの資料を著者ごとに短く引用します。記述の確度・知名度には幅があり、サイト由来の編纂資料や独自の機能体系も含みます(出典行で区別できます)。目的は網羅ではなく、観察の一致点と記述ジャンルの多様さを示すことです。
Weisband/Aushra—初期の型記述
アウシュラの資料に基づく初期の普及資料(Weisband/Aushra)は、ESEをこう書いています。
情熱的。彼は幅広いスペクトルの強力な感情を持っている。(中略)彼は自分で気分を作り出し、それを他者に伝染させる方法を知っている。感情的に繊細で、親切で、同情的である。
原文を表示
Ardent. He has a wide spectrum of powerful emotions.〔中略〕He creates his mood by himself and knows how to make it contagious for others. Emotionally fine, kind, compassionate.
言い換えると、ESEは自分で気分を作り、それを周りの人にうつすということです。この力は、位置1のFeの働きと読めます。感情の伝染という観察は、05章のアウシュラ自身の記述とも重なります。
また、同じ資料は、自分の家を客にとっても自分の家のように開く、という趣旨の句で、来客への歓迎を人物像の冒頭に置いています。
Prokofieva—楽観性の定式化
プロコフィエワは、ESEの楽観性をこう書いています。
ESEは人生を愛し楽しみ、否定的な状況の中にも常に何か良いものを見つけることができる。(中略)ESEは陰気さや活動の欠如を嫌う、生命力にあふれた楽天家である。
原文を表示
The ESE loves and enjoys life, and can always spot something good in a negative situation.〔中略〕The ESE is a life-loving optimist who dislikes gloominess and lack of activity.
言い換えると、ESEは否定的な状況の中にも良い面を見つける、生命力のある楽天家だということです。陰気さや活動のなさを嫌う点も挙げられています。09章のFilatovaが挙げる楽観主義と同じ観察です。
Meged & Ovcharov—まなざしの記述
サブタイプ理論(20章)の提唱者でもある2人のプロファイルは、視覚的な描写から入ります。
ESEは素早く、粘り強い視線が特徴で、注意深く観察力があるが、あまり表情豊かではない。会話中は愛想よく興味を持って相手の目を見つめ、同時に周囲に視線を投げかけて外部の状況を把握し続けることができる。
原文を表示
ЭСЭ отличает быстрый, цепкий взгляд, внимательный и наблюдательный, но не очень выразительный. Во время разговора может приветливо и заинтересовано смотреть в глаза собеседнику и в то же время поглядывать вокруг, контролируя внешнюю ситуацию.
MegedとOvcharovによれば、ESEは素早く粘り強い視線で相手の目を見ながら、周りの状況も把握し続けるということです。
一方、「あまり表情豊かではない」は、他の資料の強い感情表出の記述(05〜12章)と食い違って見える観測です。Meged & Ovcharovは、接触型・惰性型のサブタイプも提唱しています(20章)。
Golihov—独自体系による機能記述
Golihovは標準モデルAの位置番号とは別に、「第1機能」〜「マイナス第4機能」という独自の番号でタイプを記述します。ゴリホフは、ESEの感情面をこう書いています。
人々の間の外的関係、他者の感情や気持ちの中に生きており、他者を喜ばせ、ポジティブな雰囲気を作り出す方法を知っている。
原文を表示
«Меня невозможно не любить!» Живет внешними отношениями между людьми, чужими эмоциями и чувствами, умеет нравиться окружающим, созидать позитивную атмосферу.
言い換えると、ESEは他者の感情の中に生きていて、人を喜ばせ、明るい雰囲気を作る方法を知っているということです。他者の感情の中に生きるという表現は、感情面への強い関与を指しています。
ゴリホフは、ESEの感覚面をこう書いています。
身体的な快適さ、感覚的な喜びのスペシャリストであり、自分の人々にそれを届けることを好む。料理が好きで、この問題に非常に創造的にアプローチするが、時に創造的すぎる—しばしば料理が特殊すぎるものになるからだ。
原文を表示
«Я умею вкусно готовить бутерброды и буду рад с кем-то посоревноваться в этом». Является специалистом по физическому комфорту, сенсорным удовольствиям, ему нравится доставлять его людям. Любит заниматься приготовлением еды, подходит к этому вопросу очень творчески, правда иногда – слишком творчески, так как часто блюда выходят слишком уж специфичными.
つまり、ESEは身体の快適さと感覚の喜びを人に分けるのが好きですが、料理に凝りすぎて、出てくる料理が変わったものになりがちだということです。料理への創造的なアプローチが行き過ぎることがあるという指摘は、Golihov独自の観察です。
socionics.ua—特徴の列挙
socionics.uaのプロファイルは、ESEの協力と対立への態度を、こう書いています。
ESEにとって、競争や闘争よりも協力のほうが魂に近い。仕事では快適な環境を作り、対立を許容しない。人間の弱さを許す。しかし、傲慢さ、無礼、暴力、独裁を許容しない。
原文を表示
For ESE closer to the soul than competition and struggle, and cooperation. The work creates a comfortable environment and does not tolerate conflict. Forgive men their weakness. But it does not tolerate arrogance, rudeness, violence, dictatorship.
言い換えると、ESEは協力を好んで対立を避け、人の弱さも許しますが、傲慢さや暴力には強く抵抗するということです。同じプロファイルは、人と人の間のコミュニケーションを取り持つ能力も特徴に挙げます。
Piatnitskiy—ブロック単位の記述
Piatnitskiyは自我・超自我・超イド・イドの4ブロックに分けて記述します。ここでは超自我ブロックの冒頭を見ます。
実践的で技術的な思考は、習得した知識と類似の問題を解決するためのテンプレートにしっかりと基づいている。事業活動全般の方法、および特定の分野の方法は、権威ある情報源の意見に基づいて選択されるか、あるいは確立されたテンプレートの一つに適合させる。
原文を表示
Практическое и технологическое мышление плотно основывается на приобретенных знаниях и шаблонах решения сходных задач. Способы деловой активности как в общем, так конкретной области выбирает исходя из мнения авторитентых источников, или подгоняет под один из освоенных шаблонов.
言い換えると、ESEは実務のやり方を、習った知識の型や権威ある情報源に頼って選ぶということです。これは、Yermakが位置3に置く「一般通念上の方法を選ぶ」という記述(16章)と同じ方向です。
Beskova—男女別の記述
Beskovaは男女別の外見・生活記述という構成を取ります。
きちんと整っていて、外見にかなりの時間をかける。髪は巧みにスタイリングされている。センス良く服を着こなし、プロのように買い物をし、美しさ、快適さ、色の組み合わせ、ブランドの基準で服を選ぶ。
原文を表示
As a rule, women of this type always look neat and tidy. They take care of their looks with purpose and skill, allocating to this a lot of time and attention. They often have great looking hair-cuts. If their hair is long then it is skillfully assembled into an accurate ponytail or beautifully falls onto their shoulders.〔中略〕Woman of this type dresses with much taste. She loves shopping and carries it out almost professionally. Clothing and shoes are picked according to criteria of beauty as well as comfort. Besides that, her wardrobe is composed by criteria of successful combinations of color, texture of clothing, styles, and trademarks.
ベスコワによれば、ESEは服を、美しさ・快適さ・色の組み合わせ・ブランドという複数の基準で選ぶということです。位置2のSiの働きとして読めます。
この資料は男女別に外見と生活を書く構成で、外見と性役割への一般化を含み、検証は困難です。こうした記述ジャンルがあったことを示す資料です(方法論上の問題は21章・23章)。
その他の論者
Blohinはキーワード列挙型のプロファイルで、活動・陽気さ・笑い・祝宴・家族・楽観主義といった名詞を並べ、もてなしと贈り物、無口な人を「おしゃべりにさせる」ことを好むと書きます。同じ列挙に、声量の大きさや注目の的になることへの好みも含まれます。
一方、Voroschenkoは、モデルAを使わずに精神医学のアクセンチュエーション(性格の際立ち)の枠でESEを記述する例です。高揚した気分・活動への渇望・おしゃべりの増加を挙げ、それを悲しみへの対処という文脈に置きます。健常な性格の類型と臨床の類型を対応させてよいかは、02章で見たアウシュラの比較表と同じ論点です(23章で再論)。
Composite・Socioscope—編纂資料の視点
最後に、系統の違う2つの編纂資料が同じ像に行き着く例です。Compositeは機能ブロックごとに記述を分けます。
ESEの人生における根本的な欲求は、感情的な幸福感を鼓舞することである。その目的に向かって、彼は常に高揚する雰囲気と美的・身体的な調和を作り出す過程にあり、同時に人々が幸せで満足していることを全般的に確認している。
原文を表示
The ESE’s fundamental desire in life is to inspire emotional well-being. Towards that end he is always in the process of creating an uplifting atmosphere and aesthetic/physical harmony, while generally making sure that people are happy and satisfied.
言い換えると、ESEの根本の欲求は人を感情的に幸せにすることで、そのために明るい雰囲気と美的・身体的な調和を作り続けるということです。この記述は、09章のFilatovaが位置1のFeを祝祭的な雰囲気づくりとして観測する記述と、同じ結論に至ると読めます。
Socioscopeは、同じ観察を生活場面の水準で書いています。
最も強力で最も顕著な特性は感情だ。外面的には、その高い音量に表れる。ESE自身は気づいておらず、普通に話していると思っている。こんな会話をよく聞く:「叫ばないで!」「叫んでないよ!」
原文を表示
The strongest and most of its property - emotion. Externally, it is expressed in its high volume. ESE himself is not aware, believing he was talking normally. You can often hear conversations such as: - Do not cry! - I did not cry!
言い換えると、ESEは声が大きいことに、自分では気づいていないということです。この音量への無自覚という観察は、15章で見るTalanov系の高信号の倫理と同じ方向を指します。
Socioscopeは、住まいについてもこう書いています。
言ってしまえば、家が居心地が悪かったり散らかっていたりするESEを見つけるのは非常に難しい。さらに、この問題については時に家庭内の暴君になり、誰かがパンくずを床に落としたからといって嵐を起こすことができる。
原文を表示
Let’s just say it is very difficult to find the ESE, which would house uncomfortable or messy. Moreover, in questions about it sometimes becomes a domestic tyrant, able to arrange a storm because someone had dropped a crumb on the floor.
つまり、ESEの家はたいてい居心地よく片づいていて、床のパンくずひとつで騒ぎになることもあるということです。住環境の秩序へのこだわりは、位置2のSiの働きとして読めます。07章のBukalovが記す居心地の良さを作る志向と同じ観察です。
小括します。小論者の記述は、初期ハンドブック、男女別のポートレート、キーワード列挙、ブロック単位の記述、独自の番号体系、精神医学の枠組みまで形式に幅があります。それでも、感情的な雰囲気をつくり他者を元気づける観察と、住環境の秩序へのこだわりは、複数の資料で繰り返し現れます。形式の異なる論者のあいだで同じ観察が収束する点に、この章の資料としての価値があります。
一方、Meged & Ovcharovの「あまり表情豊かではない」は、ほかの資料と食い違う観察です。
14研究者間の差分を総括する
この章には新しい引用はありません。05〜13章で示した記述を、当サイトの責任で突き合わせます(根拠は各章の引用番号のとおりです)。
反復して現れる観測
第一に、感情の場の生成と調整です。アウシュラは情動を隠さずその表出の形式を磨くことと、他者の情動を是認して周囲の気分を高めることを書き、Bukalovは強い感情による現実知覚と他者の感情理解を起点に置きます。Stratiyevskayaは感情の場をつくる力から記述を始め、Filatovaは周囲を巻き込む祝祭的な雰囲気づくりを、Gulenkoは感情的な影響力の強さとそれが周囲に及ぼす圧力を書きます。
小論者群でも、感情的な雰囲気をつくり他者を元気づける観察は繰り返されます。観測の語彙は違っても、場の感情状態を読み、作り、動かすという骨格は引用した論者の多くに共通します。
第二に、世話・もてなし・快適さの供給です。Stratiyevskayaは世話と祝祭の技術を、Filatovaは感情を贈り物・空間・料理という具体的な行為に結びつける働きを、Gulenkoは世話・歓待を書きます。小論者群には、住環境の秩序へのこだわりが繰り返し現れます。快適さの生成が対人的な世話と一体で書かれる点まで含めて、記述は重なります。
第三に、時間の見通しの弱さです。Reininは時間管理を痛点として遅刻の場面まで書き、Bukalovは時間感覚の難しさを、Stratiyevskayaは時間への弱さと可能性への語りを書きます。Filatovaは、将来の見通しで負担を感じやすい領域としてNi(内向直観)を挙げます。16章の次元性の記述(1次元のNi)とも向きが揃います。
第四に、構造化された説明への需要です。Reininは理解への欲求を位置づけ、理解できる説明を求めて講義・討論に足を運ぶ行動を書きます。Gulenkoは構造化された情報の受容を記述し、16章で扱う次元性の整理も、暗示機能のTiを1次元の受け取り側に置きます。自前の論理より、受け取る論理への需要として一貫します。
第五に、公正の原則です。Stratiyevskayaは権利と可能性の相関を軸にした倫理判断を書き、小論者群には協力の優先と暴力への不許容が現れ、18章で扱う双対ペア共通の「公正の倫理」もこの線上にあります。
なお、この反復は独立した再現ではありません。各記述は相互に参照し合う同じ文献系列に属します(23章)。
観測点の食い違い
食い違いは主に3つあります。
第一に、時間の困難をどの情報要素に帰すかです。FilatovaとStratiyevskayaは、時間の困難を位置4のNi(内向直観)に置きます。16章の標準の整理も同じです。一方、Reininは、時間管理を第3機能のNe(外向直観)の領域に置きます。つまり、同じ遅刻の観察を、別の情報要素で説明しているということです。
第二に、感情表出の量。多くの資料が強い表出を書く一方、Meged & Ovcharovは「あまり表情豊かではない」という観察を残し、Gulenkoの規範型・調和型サブタイプも抑制された変種を記述します(20章)。表出量はタイプの定数ではなく、サブタイプや条件つきの変数として扱われています(11章の構え理論も同じ方向です)。
第三に、否定的感情の扱い。Stratiyevskayaは否定的な感情の総量を避け最小化する志向を書き(17章)、Filatovaは悲しみを一人で処理する構えを書きます。一方、15章で見るTalanov系の群記述(FilatovaによるモデルTの解説)は、ESEを含む構成主義者の群に、感情・倫理の領域での抑制と制御の不足、衝突性やいら立ちを置きます。個別プロファイルの「不快の回避」と、群記述の「感情の制御の不足」は、同じ対象の別の場面を切り取った可能性も、記述体系の不一致の可能性もあり、資料からはどちらとも確定できません。
記述ジャンルの偏り
05〜13章の資料は、記述の様式が研究者ごとに違います。アウシュラは双対文脈での情動表現を人物描写で、Reininは行動水準の観測を観察と二人称の助言で書きます。Bukalovは感情による現実知覚を、逸話を挙げるプロファイルで書きます。Stratiyevskayaは感情の場と世話の技術を長文の断定と文学例で、FilatovaはFe・Siの具体行為を簡潔な記述と写真で書きます。
また、Yermakはモデルからの演繹を定式だけで、Karpenkoは条件つきの発現を論文と構え理論で書きます。Talanov系は群単位の対比を心理測定(別体系)で、Gulenkoは感情的影響力と圧力を独自体系で書きます。
このように、定式だけで書くYermakと、逸話で書くBukalov・小論者群のあいだに、引用した論者はそれぞれ位置します。そのため、どの様式の記述かを分けて受け取る必要があります。
ESEの資料には構造的な偏りが2つあります。1つは、双対関係の実例として書かれた記述が多いことです。アウシュラの双対章の第一号がESE-LII、Filatovaの双対の文学例がアトスとアラミス、Reininの活性化の説明例がILE-ESEです(05章・18章・23章)。もう1つは、Talanov系の一次資料がFilatovaによる群単位の対比表に限られることです。前者は、ESE単体の輪郭に相手タイプとの対比が混ざるおそれがあることを意味します。後者は、群の記述をESE個人に当てはめるには別の根拠が要る、ということです。
この総括の使い方
ESEについて確からしいのは、複数の文献に反復して現れる5つの観測です。逆に、単一の研究者にしか現れない記述(構え理論による条件つきの発現、写真による同定、民族単位のタイプ帰属)は、その研究者の主張として帰属つきで扱う必要があります。以降の章(15〜23章)は、この区別を前提に、二分法・次元性・クアドラ・関係という理論の各論へ入ります。
小括はこの章では置きません。ここで挙げた観測と食い違いの一覧そのものが、05〜13章の要約です。総合的な再統合は、懸念の整理(23章)を挟んだ最終章(24章)で行います。
15二分法から見るESE
タイプを定義するもう1つの経路が二分法です。基礎4二分法(外向/内向・論理/倫理・感覚/直観・合理/非合理)はユングの軸に遡り、Reininはこれを15特性へ拡張しました。ESEの位置は、外向・倫理・感覚・合理です。二分法の一般解説は二分法のページにあります。
基礎4二分法—ユングの軸
ユングは、外向を次のように定義しています。
対象や客観的事実への指向性が非常に強く、最も頻繁に行われる重要な判断や行動が、主観的な価値観ではなく客観的な関係性によって決定される場合、これを外向的態度と呼ぶ。
原文を表示
when the orientation to the object and to objective facts is so predominant that the most frequent and essential decisions and actions are determined, not by subjective values but by objective relations, one speaks of an extraverted attitude.
言い換えると、外向とは、判断と行動が、自分の価値観より対象どうしの客観的な関係で決まる構えだということです。02章で見た外向的感情の定義(客観的価値との一致)は、この一般定義の感情版でした。
合理(判断)の側について、ユングはこう定義しています。
合理的とは、理にかなったもの、理性に一致するものである。理性は、思考・感情・行動を客観的な価値に合致するよう形づくることを原理とする構え、と捉える。
原文を表示
rational is the reasonable, that which accords with reason. conceive reason as an attitude whose principle is to shape thought, feeling, and action in accordance with objective values.
つまり、ユングにおける「合理」は、思考だけでなく感情も含む判断機能の優位を指すということです。感情主導のESEが合理型に分類されるのは、この定義によります。
ユングは、非合理の定義も書いています。
私がこの語を使うとき、それは理性に反するものではなく、理性の領分の外にあるもの—したがってその本質が理性によっては基礎づけられないもの—を指している。
原文を表示
As I make use of this term it does not denote something contrary to reason, but something outside the province of reason, whose essence, therefore, is not established by reason.
言い換えると、非合理とは、理性に反するという意味ではなく、理性では基礎づけられないという意味です。ESEは合理型なので、この定義はESEと反対の側の型を指しています。
ESEの4軸上の位置(外向・感覚・感情=倫理・合理)を1行にまとめた資料が、Stratiyevskayaの理論編にあります。
倫理タイプ―感覚タイプは、合理的な外向タイプ—倫理感覚外向(ESE)・ヴィクトル・ヒューゴーと、非合理的な内向タイプ—感覚倫理内向(SEI)・アレクサンドル・デュマで代表される。
原文を表示
Этики-сенсорики представлены рациональным экстравертом этико-сенсорным экстравертом Виктором Гюго, и иррациональным интровертом сенсорно-этическим интровертом Александром Дюма.
言い換えると、第一クアドラの倫理と感覚の組を、合理・外向のESEと、非合理・内向のSEIが分け合っているということです。同じ2要素を持ちながら、合理/非合理と外向/内向が逆です。この対は、21章の識別でも取り上げます。
レイニン特性の誕生—本人の証言
アウシュラとReininが15特性の基底に採ったのは、ユングの4軸でした。
K.G.ユングに従って次の特性を基底として選ぶ(中略)X1:外向タイプ ─ 内向タイプ/X2:直観タイプ ─ 感覚タイプ/X3:思考タイプ ─ 感情タイプ/X4:非合理 ─ 合理
原文を表示
Для решения этой задачи выберем в качестве базиса, следуя за К. Г. Юнгом, следующие признаки дихотомии:〔中略〕экстраверты〔中略〕X1〔中略〕интроверты〔中略〕интуитивные〔中略〕X2〔中略〕сенсорные〔中略〕мыслительные〔中略〕X3〔中略〕эмоциональные〔中略〕иррациональные〔中略〕X4〔中略〕рациональные
アウシュラとレイニンによれば、15特性の出発点は、ユングの外向/内向、直観/感覚、思考/感情、非合理/合理の4軸だということです。
この4軸に11個の新特性を足した経緯を、Reinin本人が一人称で語っています。
きっかけは、アウシュラの仕事『人間の双対的本性』でした。そこには「貴族/民主」という特徴が記述されていたのです。ここからすべてが始まりました。(中略)こうした特徴が11個あり、ユング的なものを合わせて全部で15個だ、ということでした。
原文を表示
Толчком послужила работа Аушры «Дуальная природа человека». В ней был описан признак «аристократы-демократы». Вот с него все и началось. […] Математически оказалось, что таких признаков одиннадцать, а всего – вместе с юнговскими – пятнадцать.
つまり、レイニン特性は、アウシュラの「貴族—民主」の記述から始まり、数学的な組み合わせで11個を足したものだということです。ユング由来の4つと合わせて15個になりました。
Reinin系の機関誌論文には、15特性すべてについて16タイプの極を並べた一覧表があります(Reinin「小集団の形態論」)。表の+/−は「どちらの極か」を示す記号で、優劣ではありません。極の名称との対応は特性ごとに定義されており、記号だけから自然言語の極を決めることはできません。
この一覧でESEに割り当てられる極は、基礎二分法では外向・倫理・感覚・合理(非理性/理性の理性側)で、03章・本章冒頭の配置と一致します。また、Reinin固有の特性では、民主(クアドラ的)・陽気・慎重(第13特性の「決断」対の慎重)・構成主義・肯定・宣言・動態の側に置かれるとされます。
このうち構成主義については、アウシュラ自身がESEを例に挙げた論考があります。
I. ESE(倫理感覚外向)—不活性な感情と不活性な直観を持つ—以外のどのタイプが、シュリーマンの偉業を可能にしただろうか?彼は子ども時代にトロイを発掘するアイデアに火がつき、生涯それに忠実であった。そのためには貧困にもかかわらず必要な教育を獲得し、その後は裕福にならねばならなかった。
原文を表示
Какой еще тип, если не (ЭСЭ) со своими инертными〔中略〕эмоциями〔中略〕и инертной〔中略〕интуицией〔中略〕был способен на подвиг Шлимана, который в детские годы загорелся идеей раскопать Трою и остался верен ей всю жизнь. А для этого ведь необходимо было, несмотря на бедность, получить нужное образование, а после того еще и разбогатеть.
言い換えると、「不活性な感情と不活性な直観」とは、一度火がついた感情と着想が、長く変わらないということです。この構成主義側の説明に、シュリーマンのトロイ発掘が例として置かれています(シュリーマンのタイプ帰属はアウシュラの判断で、著名人タイピングの扱いは22章の留保に従います)。シュリーマンは、07章でブカロフも、目標への粘り強さの例に挙げた人物です。
Talanov論文のリストと用語論争
Talanovは、自分のモデル(モデルT)で、いくつかのレイニン特性を、機能の強弱のつり合い(均衡性)から説明します。Talanov本人によるESEの記述は当サイトの資料にありませんが、Filatovaの解説論文に、各特性の16タイプ振り分けリストと、ESEを含む群の記述が載っています。フィラトワは、構成主義者の振り分けをこう書いています。
構成主義者:ILE、ESE、SLE、EIE、ESI、ILI、EII、SLI。倫理の不均衡。感情・倫理的領域、気持ち、感情、倫理的評価の領域における抑制および神経過程のコントロールの不足。コミュニケーションの状況では、動機に乏しい感情の符号の切り替え、衝突性、焦燥、いら立ち、短気、そして過大な要求が特徴的である。
原文を表示
КОНСТРУКТИВИСТЫ: ИЛЭ, ЭСЭ, СЛЭ, ЭИЭ, ЭСИ, ИЛИ, ЭИИ, СЛИ〔中略〕Неуравновешенность этики〔中略〕Дефицит торможения и контроля нерв-〔中略〕ных процессов в эмоционально-〔中略〕этической сфере, сфере чувств, эмоций и〔中略〕этических оценок.〔中略〕В ситуациях общения характерно мало-〔中略〕мотивированное переключение знака〔中略〕эмоций, конфликтность, нетерпеливость,〔中略〕раздражительность и вспыльчивость, а〔中略〕также завышенная требовательность.
言い換えると、ESEは構成主義者の側に置かれ、その根拠は倫理の不均衡、つまり感情の領域での抑えの弱さとされるということです。ただし、解説者のFilatova自身が、この名づけに疑問を書いています。
合理タイプ。B) ESE、EIE、ESI、EII。合理タイプでは、論理はどのタイプでもモデルAの弱い役割チャンネルに、モデルTでは第3ポジションに置かれている。この場合は一見すると、この特性を構成主義者と呼ぶことが矛盾しているように思われる。とりわけ、4タイプのどれにおいても、倫理が最も強いプログラム・チャンネルを占めているからである。
原文を表示
У рациональных типов логика расположена везде в слабом, ролевом канале модели «А», в модели «Т» — в третьей позиции, и именно в этом случае, на первый взгляд, кажется противоречивым название признака конструктивисты особенно потому, что этика у всех четырех занимает самый сильный, программный канал.
つまり、倫理が最も強い位置にあるESEなどの4タイプを「構成主義者」と呼ぶのは、一見すると矛盾しているということです。振り分け自体は共有しつつ、名前の妥当性が争われている構図です。
同じ論文の第2部は、ESEの倫理と論理を信号の強度で書き分けます。
倫理タイプ—外向型。B) ESE、EIE、SEE、IEE。このグループのタイプでは、いずれも高信号の倫理をもつ。それは高い強度の信号を受容するよう調整されている。この信号は明瞭で、コントラストが強く、大規模である。同時に論理は低信号であり、弱い信号の受容に調整され、ニュアンス、微弱な差異、細部を識別できる。
原文を表示
Этические типы — экстраверты Б) ЭСЭ ЭИЭ СЭЭ ИЭЭ〔中略〕В этой группе типов везде вЭ — высокосигнальная этика, которая, как мы знаем, настроена на прием сигналов высокой интенсивности. Это сигнал ясный, контрастный и крупномасштабный. Одновременно здесь логика нЛ — низкосигнальна, настроена на прием слабых сигналов, способна различать оттенки, слабые отличия, детали.
言い換えると、ESEの倫理ははっきりした強い信号に合わせてあり、論理は細部を見分ける弱い信号に合わせてあるということです。13章のSocioscopeの「音量への無自覚」と、同じ方向の記述です。
フィラトワは、用心深さについても、ESEを含む群をこう書いています。
B) ESE、LSE、SEE、SLE。このグループBでは直観は弱いチャンネルにあり、当然ながら感覚が強いチャンネルにあるため、感覚が優勢である。そのため用心深さはすべて微かな性格にとどまる。とりわけESEとLSIでは、直観がそもそも痛点チャンネルにあり、ほとんど目立たない。
原文を表示
Б) ЭСЭ ЛСЭ СЭЭ СЛЭ〔中略〕А в этой группе Б) интуиция находится в слабых каналах и, естественно, превалиру-ет сенсорика, поскольку она в каналах сильных. Поэтому вся предусмотрительность имеет лишь оттеночный характер, особенно для ЭСЭ и ЛСИ, у которых она вообще в болевом ка-нале и почти незаметна.
言い換えると、ESEの群では感覚が強く直観が弱いため、用心深さはあまり表に出ないということです。とくにESEでは、直観がもともと痛点の位置にあるとされます。
2つの引用は、いずれもESE単体ではなく、同じ群に入る4タイプをまとめた記述です。なお、末尾の「ESEとLSI」は、直前の群列挙(ESE、LSE、SEE、SLE)と本文中のタイプ名が食い違っており、転記の段階で入った不一致とみられます(23章)。
クラブ—感覚×倫理
基礎二分法のうち論理/倫理と感覚/直観の2軸は、16タイプを4つの「クラブ」に分けます。レイニンは、ESEの属する感覚倫理クラブを、こう書いています。
- 協力「クラブ」。SEE〔原文: ナポレオン〕、SEI〔原文: デュマ〕、ESE〔原文: ヒューゴー〕、ESI〔原文: ドライザー〕。感覚倫理クラブ。
原文を表示
3. Business "Club". A Napoleon, a Dumas, a Hugo and a Dreiser. Sensing - ethical club.
上の引用では、この組が「協力」のクラブと呼ばれています。つまり、ESEは、SEE・SEI・ESIとともに、感覚と倫理(SF)を強い側に持つクラブに属するということです。コミュニティ編纂の資料では、同じ群が「ソシアル」(Socials)と呼ばれます。
対になる研究者クラブ(NT)はILE・ILI・LIE・LIIで、ESEの双対LIIはそちらに属します。双対ペアがクラブを異にする—強い2要素が完全に入れ替わる—ことは、18章の双対の記述を読む前提になります。
小括します。ESEの二分法上の位置は外向・倫理・感覚・合理で、ユングの4軸の水準からReininの15特性まで一貫しています。
一方、動いているのは帰属そのものより、それを支える理論の側です—振り分けの説明原理(Talanov)も用語の妥当性(Filatova)も、見解が分かれたまま残っています。
特筆点は2つあります。第一に、感情主導でありながら「合理型」であること—ユングの定義で合理は判断機能(思考・感情)の優位を指すため、これは定義どおりの帰結ですが、「感情的=非合理」という日常語の連想とは食い違います。
第二に、構成主義(不活性な感情・直観)の側に置かれること—場の感情に即応する像と、一度点火した感情・着想が長く変わらない像が、二分法の水準では両立します。この2点は、06章のReininの保守性の記述と、この章のTalanov系の構成主義の群の記述に表れています。
16機能の次元性とESE
機能の次元性は、Bukalovが1990年に提唱したとされる後代理論です(07章も参照)。8つの位置の情報処理能力を、使えるパラメータの数(1〜4)で説明します。この章では、パラメータの定義と、ESEの位置別の次元、次元差が生活に現れる記述を扱います。
起源—Bukalovの主張
ブカロフは、次元性の発見について、こう書いています。
著者によって1990年に発見された、情報代謝機能(心的機能)の情報処理パラメータの次元性 [9] は、人間の思考と行動の特徴、特定の型間関係のニュアンスを正確に記述することを可能にし、国際ソシオニクス研究所のスタッフおよび他のソシオニクス専門家による専門家・コンサルティング業務において実用上の重要な応用を持つ [10, 14]。
原文を表示
Обнаруженная автором в 1990-м году мерность параметров обработки информации психических функций или функций информационного метаболизма [9], позволяет точно описывать особенности мышления и поведения человека, нюансы конкретных интертипных отношений и имеет значительные практические приложения, используемые на практике в экспертно-консультационной работе как сотрудников Международного института соционики, так и других специалистов по соционике [10, 14].
言い換えると、ブカロフは、機能の次元性を自分が発見したもので、思考と行動や関係のニュアンスを正確に記述でき、実務にも使えると主張しているということです。Bukalov自身は発見を1990年と書いています(文献によっては1989年とも紹介されます)。
なお、理論として定式化される前の先駆的な観察で、ESEを名指ししたものは、アウシュラの著作には当サイトが確認した範囲では見つかりませんでした。
4つのパラメータ—Yermakの定義
イェルマークは、次元を決める4つのパラメータを、こう定義しています。
Ex(英語 experience から)—経験のパラメータ —出生時からの、人生を通じて意思決定と影響の執行の過程で人間が獲得した、個人的(Ex)または人格的(社会的)経験(Ex*)の特徴。(中略)Nr(規範 norm から)—規範のパラメータ —意思決定または管理影響の執行の過程で遵守すべき規範、規則、習慣、認められた手法、基準(個人的—Nr または社会的—Nr*)の特徴。(中略)St(英語 situation から)—「状況」のパラメータ —意思決定または管理影響の執行の条件、「情況」(個人的 St または社会的 St*)の特徴。(中略)Tm(英語 time から)—パラメータ的時間 —意思決定または執行がなされる、過去・現在・未来の個人的(Tm)または社会的(Tm*)時間の瞬間。
原文を表示
® Нх (от англ. ехриепсе) — параметры опыта — характеристика индивидуального (Ех) или личностного (социального) опыта (Ех*), полученного от рождения и наработанного человеком в течение жизни в процессе принятия решения и исполнения воздействий ; (中略) ® М (от англ. погт) —- параметры норм - характеристика норм, правил, обычаев, принятых приёмов и стандартов (индивидуальных — Мг или социальных — Мг *), которых следует придерживаться в процессе принятия решения или исполнения управляющих воздействий “; (中略) ® 5 (от англ. 5ИлаНоп) — параметры “ситуации” - характеристика условий, "обстановки" (индивидуальной 51 или социальной 5*) принятия решения или исполнения управляющих воздействий; (中略) ® Тт (отангл. ите) - параметрическое время — момент индивидуального (Ти) или социального (Ти\*) времени в прошлом, настоящем или будущем относительно которого принимается или исполняется соответственно индивидуальное или социальное решение; иными словами, время как точка на шкале времени, т.е. как параметр "привязки" обработки информации к некоторому моменту в прошлом, настоящем или будущем.
言い換えると、次元は、経験・規範・状況・時間の4つのパラメータのうち、いくつを使えるかで決まるということです。1次元の機能は経験のみ、4次元の機能は4つ全部を使える、という枠組みです。
Bukalov側は、同じ4つを別の語彙で呼びます。
次元性を考慮した情報代謝機能の一般構造を、グローバル性、状況、規範、個人的経験のベクトルによって図的に表されるとおり、思い出しておこう。
原文を表示
Напомним общую структуру функций информационного метаболизма с учетом мерностей, графически выражаемых векторами глобальности, ситуации, норм и личного опыта.
つまり、ブカロフは4つのパラメータを、グローバル性・状況・規範・個人的経験と呼んでいるということです。Yermakの「時間」に対応する4次元目のベクトルを、Bukalovは「グローバル性」と呼びます。同じ理論の内部でも語彙が統一されていない点は、原典を読むときの注意点です。
次元の割り当て
ブカロフは、メンタルリング(位置1〜4)の次元を、論文でこう明示しています。
機能の操作的心理情報空間の次元数の理論からは、第4機能は1次元的刺激・情報を知覚することが帰結する。それは情報的に1次元的(「はい/いいえ」の原理での判断)であり、自己の個人的経験から発する。モデルAのメンタルリングにおいて、第4機能は情報的に1次元、第3機能は2次元、第2機能は3次元、第1機能は4次元である。
原文を表示
Из теории мерностей операционного психоинформационного пространства функций следует, что 4-я функция воспринимает одномерные стимулы или информацию. Она информационно одномерна (суждения по принципу «да-нет»), исходит из собственного личного опыта. В ментальном кольце модели А 4-я функция информационно одномерна, 3-я — двумерна, 2-я — трехмерна, а 1-я — четырехмерна.
上の引用にある「然り-否」の原理は、はい・いいえの二択で判断することです。つまり、第4機能ほど使える情報が少なく、はい・いいえの二択でしか判断できないということです。この判断のしかたが、次元性の一般則からの帰結として書かれています。
ESEに当てはめると、Fe(位置1)=4次元、Si(位置2)=3次元、Te(位置3)=2次元、Ni(位置4)=1次元です。バイタルリング側は位置8が4次元、位置7が3次元、位置6が2次元、位置5が1次元で、ESEではSe(位置8)が4次元、Ti(位置5)が1次元になります。
ESEへの適用—位置別の次元
Yermak, Roslankinaの機関誌論文は、ESEの位置ごとにパラメータ数を明記します。強い側(第1機能Fe=パラメータ4つ、第2機能Si=3つ)に対し、弱い側の第4機能を、こう書いています。
△T(Ni)−(「自我」機能、第4機能、社会的経験の機能)
- 役割:個人的・社会的経験の蓄積と使用
- パラメータは1つ:社会的経験
- 機能の仕方:時間の支配、計画立案、具体的でポジティブな出来事の予測は、もっぱら個人的経験に基づいて行われ、状況、時間、一般通念上の規範からはほとんど独立している。ネガティブな出来事の条件下では当惑することがある。
超自我ブロック[■P(Te)+△T(Ni)−]の役割 — 社会への適応 :規範的・一般通念上の作業方法[−■P(Te)]は、判断を下す過程で、個人的(社会的)経験に基づいて出来事のポジティブな展開を予測し、見越す能力[+△T(Ni)]と結びつけられる。
原文を表示
функция «самости» (функция социального опыта, четвертая функция модели); назначение — накопление и использование личностного, социального опыта; параметр — один: социальный опыт; функционирование — владение временем, планирование, прогнозирование конкретных позитивных событий осуществляет только на основе личностного опыта, практически независимо от ситуаций, времени и общепринятых норм; может растеряться в условиях негативных событий. T, Назначение блока супер-ЭГО [ P T] — адаптация в социуме — нормативные, общепринятые методы работы [-P], связанные со способностью в процессе принятия решений прогнозировать, предвидеть на основе личностного (социального) опыта позитивное развитие событий [+T].
上の引用にある△T−は、ESEの位置4のNi(1次元)を、イェルマークの記号で表したものです。言い換えると、ESEは先の予定や見通しを、自分の経験だけを頼りに立てるということです。うまくいかない出来事が起きると、当惑することもあるとされます。
また、位置3のTe(2次元)は、同じ資料で、一般通念上の方法・既知の技術を選ぶ役割的な業務対応とされます。パラメータ数は位置1=4・位置2=3・位置3=2・位置4=1・位置5=1・位置6=2・位置7=3・位置8=4で、次元性理論の標準的な配分と一致します。
なお、この資料の機能の役割名(位置5「暗示」は標準と同名ですが、位置6「参照」、位置4「自我」などはYermak系の用語)は、標準の位置役割名とそのまま対応させられない箇所があります。照合には番号と要素を用います。
強い側については、Bukalov系の進化論的な論文が「多次元」の語で書きます。
- 状態の観察、喜びと悲しみの感情、満足と不安の状態を含む。このモジュールは、周囲の感情状態と感覚のすべてのニュアンスを知覚する多次元的感情機能と、快適と健康のセンサリーとの組み合わせに対応する。倫理感覚外向(ESE、▼(Fe)○(Si))、その機能的名称が「熱意家」と一致する。
原文を表示
9. Наблюдение за состоянием, включая эмоции радости и грусти и состояние удовлетворения и беспокойства. Этот модуль соответствует многомерной эмоциональной функции, воспринимающей все тонкости эмоциональных состояний и чувств окружающих в сочетании с сенсорикой комфорта и здоровья. Совпадает с этико-сенсорным экстравертом (ЭСЭ, ), функциональное название которого «Энтузиаст».
言い換えると、ESEは周りの感情状態のあらゆるニュアンスを受け取り、それを快適さと健康への感覚と組み合わせるということです。ブカロフとカルペンコはこれを「多次元的感情機能」と呼んでおり、4次元のFeの記述として読めます。
弱い側については、Karpenkoが対照的な描写を残しています。
私の視覚的イメージ—テーブルの表面を伝う牛乳の細い流れ—は、なによりもまず、私のTIMのモデルにおけるこの機能の二次元性を反映している—平面の上の絵だ。そして時間の流れ全体から残ったのは「昨日」と「明日」、そしてこの2点の間の線分としての「今日」だけである。ESEとLSEではさらに少ない:「いま」か「いまでない」かだ。だから永遠の遅刻、あるいは永遠のせわしなさになる:「いつ?—いま!」「いつ?—あとで!」。
原文を表示
Мой зрительный образ - струйка молока на поверхности стола - отражает прежде всего двумерность этой функции в модели моего ТИМа -картинка на плоскости. И от всего потока времени остались только "вчера ", "завтра" и "сегодня" как отрезок между этими двумя точками. У ЭСЭ и ЛСЭ и того меньше: "сейчас" или "не сейчас", поэтому вечные опоздания или вечная спешка: "когда? - сейчас!", "когда? - потом!".
言い換えると、ESEの時間は「いま」か「いまでない」かの2つに縮み、そのために遅刻とせわしなさが続くということです。カルペンコは、自分の2次元の時間知覚(線分としての今日)と比べて、これを書いています。ESEの位置4のNi(1次元)の記述として読めます。
遅刻・せわしなさという行動面の帰結は、06章・07章・08章の観察と重なります。
強い主張への注記
次元性理論には、検証手続きが示されないまま数値を伴う強い主張も含まれます。
心的機能の次元性の階層は、注意・記憶・思考の容量の階層を定める。生物種が違えばこれらの容量は大きく異なりうる。我々が示したとおり、人間にとって次元性の階層は、記憶・注意・思考の容量に関する「ブカロフの魔術的列」を定める:6(±1)、10(±1)、16(±1)、26(±1)。この列の最初の数はミラーの「マジカル・ナンバー」および作業記憶(オペレーショナルメモリ)の容量に対応する。心的機能の次元性に結びつけられた各ベクトルに、それぞれの注意・思考・記憶の容量を対応させることができる [6–13]。
原文を表示
Иерархия мерностей психических функций задает иерархию объемов внимания, памяти и мышления. Для разных биологических видов эти объемы могут очень сильно различаться. Так для человека, как было показано нами, иерархия мерностей задает «магический ряд» Букалова для объемов памяти, внимания и мышления: 6(±1), 10(±1), 16(±1), 26(±1), в котором первое число соответствует «магическому числу» Миллера и объему оперативной памяти. Каждому вектору, связанному с размерностью психической функции, можно сопоставить свой объем внимания, мышления и памяти [6–13].
つまり、ブカロフは、次元の段階が記憶や注意、思考の容量を決め、6(±1)から26(±1)までの数の列になると主張しているということです。最初の数をMillerの7±2(認知心理学の古典的な作業記憶の目安)に対応させた系列を、「魔術的列」として提示する主張です。この系列を支える独立の実験データは、当サイトが確認した範囲では引用文献の外に示されていません。次元性理論の評価は23章でまとめます。
小括します。ESEの次元配分はFe(位置1)とSe(位置8)が4次元、Ni(位置4)とTi(位置5)が1次元で、Yermak系の位置別パラメータ数の明記と、一般定義の両方に一致します。
感情の場のニュアンスを全部受け取れる強さ(4次元Fe)と、時間の見通しが「いま/いまでない」に縮む弱さ(1次元Ni)が、同じ理論の両端として記述されている点が、この章の要点です。次元性は、モデルの中では筋の通った説明ですが、パラメータ数そのものの測定手続きは提示されていません(23章)。
17アルファ・クアドラのESE
ESEはアルファ(第1)クアドラに属します。クアドラは、価値要素(位置1・2・5・6の4要素)を共有する4タイプの組で、アルファはILE・SEI・ESE・LIIです。クアドラの一般解説はクアドラのページにあります。
クアドラの定義—アウシュラ
アウシュラは、クアドラを『ソシオニクス入門』でこう定義しています。
クアドラ。クアドラはソシオンの4分の1で、4つの情報代謝タイプ、つまり互いを活性化する2つの双対ペアからなる。2つの双対ペアの一方は一方の社会的進歩リングに、もう一方はもう一方の環に属する。クアドラの成員を結びつけるのは一定の関心の共通性であり、何よりも衝突の起きる余地がないことである。成員は互いをいつも理解し、言葉や行いの裏に傷つくものを何も見ない。共同の仕事はきわめて実り多く、生産的である。
原文を表示
Квадра. Квадра — одна четвертая социона,' об-` разованная из четырех типов ИМ или двух активи- зирующих друг друга диад, одна из которых отно- сится к одному, другая — к другому кольцу соци- ального прогресса. Участников квадры объединяет определенная общность интересов, а главное — от- сутствие возможностей конфликта. Друг друга они всегда понимают, за словами и поступками не заме- чают ничего обидного. Исключительно нлодотворна и производительна совместная работа.
言い換えると、クアドラは、互いに活性化する双対2組の4人組で、何より衝突の起きにくい組だということです。「衝突の起きる余地がない」という、強い定式です。
双対2組(ESE-LIIとILE-SEI)が活性化関係で結ばれる4人組、という構成の定義は、その後も共有されています。
呼び方の変遷—「第三」から「アルファ」へ
アウシュラの同書はクアドラをギリシャ文字ではなく順序数で呼び、ESEを含む組は「第三」として登場します。
第三。 倫理感覚外向と論理直観内向、直観論理外向と感覚倫理内向。
原文を表示
Третья. Этико-сенсорный экстратим и логи- ко-интуитивный интротим, интуитивно-логический экстратим и сенсорно-этический интротим.
上の引用にあるエクストラティムとイントロティムは、アウシュラが外向型と内向型を呼んだ語です。列挙の先頭にある倫理・感覚的エクストラティムがESEで、並ぶのはLII・ILE・SEIです。つまり、アウシュラの「第三」は、現在アルファと呼ばれる4タイプのことです。
一方、後代のFilatovaは同じ組を「第1クアドラ」と書きます。
ソシオニクスの伝統では、LII、ESE、ILE、SEIの4人組は第1クアドラ(アルファ)と呼ばれ、もう一つの4人組—EII、LSE、SLI、IEE—は第4クアドラと呼ばれる。
原文を表示
По соционической традиции четверка ЛИИ, ЭСЭ, ИЛЭ, СЭИ носит название 1-й квадры, а другую четверку — ЭИИ, ЛСЭ, СЛИ, ИЭЭ — называют квадрой 4-й.
このように、同じ4タイプの組が、資料によって「第三」とも「第1」とも番号づけられています。ギリシャ文字名(アルファ)は後年に定着した慣用で、番号は資料間で揺れます。クアドラを番号で照合するのは危険で、構成タイプで照合するのが安全です(03章の位置番号と同じ種類の注意です)。
アルファの価値—各研究者の記述
アルファの気風は、Stratiyevskayaが具体的に書いています。
第一クアドラ(アルファ)では、新しい独創的なアイデア、思考の自由と非凡さが歓迎される。思考の固定観念は非難される—創造的に思考する能力、空想する能力が歓迎される。(中略)それは、クアドラで支配的な第1のアスペクト—「可能性の直観」(+▲(Ne))が、クアドラを率いる外向タイプ・ILE〔原文: ドン・キホーテ〕のプログラム・アスペクトだからだ。
原文を表示
В первой квадре приветствуются новые оригинальные идеи, свобода и неординарность мышления. Стереотипность мышления осуждается — приветствуется умение мыслить творчески, фантазировать. […] От того, что 1-й аспект, доминирующий в квадре, — аспект "интуиции возможностей" (+ЧИ) — программный аспект лидирующего экстраверта квадры Дон-Кихота.
言い換えると、アルファでは、新しい考えや自由な発想が歓迎され、決まりきった考え方は嫌われるということです。ストラティエフスカヤは、その理由を、クアドラを率いるILEの1番の要素がNe(外向直観)であることに置いています。
また、同じ著者は、議論を遮られることへの強い苛立ちを「塞がれた口のコンプレックス」と呼び、言論と思考の自由をこのクアドラの第一義の価値に置きます。その気風の中でESEが担う持ち分を、Stratiyevskayaは符号付きで特定します。
ESE〔原文: ヒューゴー〕はクアドラにマイナス記号付きの感情の倫理(−▼(Fe))のアスペクトを持ち込む。マイナス記号は、否定的な感情と体験の量を避け、最小限に抑える志向に表される。不快を避ける志向は、ここでは鮮やかな印象や激しい体験の探求よりも重要だ。
原文を表示
Гюго привносит в квадру аспект этики эмоций со знаком минус (-ЧЭ). Знак минус выражается в стремлении избегать, сводить к минимуму количество отрицательных эмоций и переживаний. Стремление избегать неприятностей здесь важнее, чем поиск ярких впечатлений и бурных переживаний.
言い換えると、ESEがアルファに持ち込むのは、否定的な感情と体験をできるだけ減らそうとするFeだということです。同じ著者は対になるSEIの持ち分を「プラス記号付きの感覚」と書き、ESEが不快の最小化、SEIが快の多様化という逆符号の分担として整理します。
また、同じ著者は、クアドラで最も活動的な外向タイプであるESEでさえ、時間で制限されるのを嫌う、とも書いています。
Bukalovは、同じ気風を世界観の水準で書きます。
クアドラαは世界の調和性・秩序性の感覚(ILE、▲(Ne)23▲(Ne)24; LII、□(Ti)25□(Ti)26)、情緒的・美的体験の豊かさ(SEI、○(Si)27○(Si)28; ESE、▼(Fe)29▼(Fe)30)を特徴とする。クアドラαの代表者がしばしば自身と周囲世界との一体性を強調するのは偶然ではなく、なかには宇宙的調和を感受する者もいる。アインシュタイン、ツィオルコフスキー、ヴェルナツキーを思い起こせば十分だろう。(中略)この事情から、クアドラαは革命的である—現実の世界の不完全さがその世界観と鋭く対比して見えるため、クアドラαやその個々の代表者は当然ながら現存の事物秩序を変えたいと欲する。「これまで哲学者たちは世界をさまざまに解釈してきたにすぎない。問題は、それを変革することである」—マルクス。
原文を表示
Квадра б характеризуется ощущением гармоничности мира, его упорядоченности (ИЛЭ, Ж23[]24; ЛИИ, [25 26), насыщенностью эмоциональных и эстетических переживаний (СЭИ, 02728; ЭСЭ, №. 29030). Не случайно представители квадры © часто подчеркивают свое единство с окружающим миром, а некоторые ошущают космическую гармонию. Достаточно вспомнить А.Эйнштейна, К.Э.Циолковского, В.И.Вернадского.(中略)В силу этого обстоятельства квадра 6 является революционной: видя несовершенство реально существующего мира, резко контрастирующего с ее миропониманием, квадра 6, ее отдельные представители хотят, естественно, изменить существующий порядок вещей. "До сих пор философы лишь различным образом объясняли мир, но дело заключается в том, чтобы изменить его", - К.Маркс.
ブカロフによれば、アルファは調和と秩序の感覚と、情緒的で美的な体験の豊かさを持ち、そのために現実の不完全さに敏感で、世界を変えたいと望むということです。ESE・SEIの持ち分は情緒的で美的な体験の豊かさに置かれ、それが現実の不完全さへの敏感さと変革志向に転じる、という筋です。
引用中の「▼29▼30」のような番号は、BukalovのモデルB内部の通し番号で、モデルAの位置番号とは別物です(混同注意)。末尾のマルクスはBukalovによる引用(フォイエルバッハ・テーゼ)で、マルクスのタイプ帰属の問題は22章で扱います。
Yermakの定式も同じ形です。
クアドラ社会的特徴(機能的指向と価値観): 直観=分析的かつ感情=感覚的思考、諸理念と諸システム的諸プロジェクトの生成、理論化と周囲の現実の抽象的把握、心理的快適さと肯定的感情への傾向。
原文を表示
Социальная характеристика квадры (функциональная ориентация и ценности) - интуитивно-аналитическое и эмоционально-сенсорное мышление, генерирование идей и системных проектов, склонность к теоретизированию и абстрактному осмыслению окружающей действительности, психологическому комфорту и позитивным эмоциям.
つまり、前半の理念とシステムの生成がILE-LII側、後半の心理的快適さと肯定的感情がSEI-ESE側の価値に対応するということです。
また、Reininは、アルファの民主性も指摘しています。
アルファクアドラは関係性における民主主義によって特徴づけられる。これらの人々は明らかに民主的な話し方や服装に傾く。「私はスーツを着るのが嫌いだ。それは不快である。着なければならないなら着る」とILE〔原文: ドン・キホーテ〕は言うかもしれない。
原文を表示
alpha-quadra is characterized by democracy in relationships. These people are obviously inclined to democratic style of speech, clothes. "I hate wearing a suit, it is uncomfortable, I will if I have to wear it”, - might a Don Quixote say.
言い換えると、アルファの人々は、話し方や服装まで民主的なほうへ傾くということです。服装のような日常の水準にまで、上下関係のなさが及ぶという観察です(発言者の例はILEですが、クアドラ全体の民主性の例として書かれています)。
クアドラ内のESEの役割
Gulenkoは、社会状況とのマッチングの水準で、ESE(熱狂者)とSEI(仲介者)の共通役割を書きます。
厳しい競争がない、富裕層と貧困層の間に有意な隔たりがない、人々が政治にあまり関心がない(取引、供給、サービス、余暇、健康など)社会の状態である。政治家と守護者は、社会の困難で不利な条件において生命活動を組織することにより適している。熱狂者と仲介者は、好ましく安らぎある社会においてコミュニケーションをデバッグする。
原文を表示
This is a state of society where there is no tough competition, there is no significant gap between the rich and the poor, and people are less interested in politics (trade, supply, services, leisure, health, etc.). Politician and Guardian are better suited for organizing life activity in difficult, unfavorable conditions of society. Enthusiast and Mediator debug communication in a favorable, comfortable society.
言い換えると、競争の少ない安らいだ社会では、ESEとSEIが人どうしのコミュニケーションを整える役に向くということです(政治家=SEE・守護者=ESIはGulenkoの役割名)。
同じ著者は、クアドラ内部の世話の分業も書いています。
ソシオンにおいて最も家族的なタイプは、仲介者(SEI)と熱狂者(ESE)である。家族内で個人的な世話を最も必要とするタイプは、分析家(LII)と探求者(ILE)である。
原文を表示
The most familial types in a socion are the Mediator (SEI) and the Enthusiast (ESE). The types most in need of individual care within the family are the Analyst (LII) and the Searcher (ILE).
つまり、家族の中で世話をする側にESE・SEI、世話を必要とする側にLII・ILEが置かれているということです。ESEの双対LIIも活性化相手ILEも、受け取る側に並びます。
対人距離の面では、Karpenkoの観察があります。
言っておくと、私たちの観察では、第1クアドラ(アルファ)の代表者(第1基本周産期マトリクス[1])は、おそらく最も広い個人空間を必要とする。(中略)これは、第1クアドラの代表者(とりわけ感覚型—SEIとESE)が触覚的接触を素早く結ぶ—触れる、手を取る、抱きしめる—傾向とのコントラストで、いっそう目立つ。
原文を表示
Надо сказать, что, по нашим наблюдениям, представители первой квадры (1-й базо- вой перинатальной матрицы [1]) нуждаются, пожалуй, в наибольшем личном пространстве. Это видно по выбору размеров помещения для жизни или работы, по тому, как человек рас- полагается в помещении, где находится много людей. И хотя представители первой квадры не слишком ревниво оберегают свою территорию, легко допускают на нее посторонних, уступают место, но, когда у них есть такая возможность, они располагаются, по возможно- сти, просторно. Даже общение близких друзей или хороших знакомых нередко протекает при сохранении дистанции более метра. Это тем более заметно в контрасте со склонностью представителей первой квадры (и особенно сенсориков — СЭИ и ЭСЭ) быстро устанавли- вать тактильный контакт — прикасаться, брать за руку, обнимать.
言い換えると、アルファの人は広い個人空間を必要とする一方、感覚型のESEとSEIは、触れる、手を取るといった接触を素早く結ぶということです。この共存が、ESE・SEIの感覚型ペアに固有のコントラストとして書かれています(周産期マトリクスへの言及はKarpenkoが採用する外部理論の枠組みで、ソシオニクスの標準理論には含まれません)。
クアドラの歴史的なつながりについては、Bukalovの史観もあります。
К.マルクス(▲(Ne)□Ne-Ti、ILE、ドン・キホーテ)と Ф.エンゲルス(▼(Fe)○Fe-Si、ESE、ヒューゴー)によって創られた科学的共産主義の理論は(中略)В.レーニン(●(Se)□Se-Ti、SLE、ジューコフ)とその同志—第2クアドラ(ベータ)の代表者—によって受け入れられた。
原文を表示
Теория научного коммунизма, созданная К. Марксом ( ) и Ф. Энгельсом ( была воспринята В. Лениным ( ) и его соратниками — представителями 2-й квадры.
言い換えると、ブカロフは、エンゲルスをESE、マルクスをILEとし、アルファの2人が作った理論をベータが受け継いだと見ているということです。第1クアドラで生まれた理論が第2クアドラに受け継がれた、というBukalovのクアドラ交代史観で、人物のタイプ帰属も史観の枠組みもBukalovのものです。
小括します。アルファの価値はアイデアと言論の自由・安らぎ・民主性です。その中でESEは、否定的な感情の最小化(−Fe)と快適さの供給というかたちで、クアドラの情緒面・感覚面の運営を担う、と各記述が一致して書いています。
ILEが率いるアイデアの気風(可能性の直観)に対し、ESEはそれを支える生活と感情の基盤側です。双対LII・鏡像SEI・活性化ILEという主要な関係相手が全員同じクアドラに属するため、ESEの対人関係の記述はアルファの気風と切り離せません(18章)。
18タイプ間の関係のなかのESE
タイプ間の関係の理論では、ESEの主要な相手は、双対=LII、活性化=ILE、鏡像=SEI(以上アルファ)、衝突=ILIです。また、ESEが監督する相手=SLI、ESEを監督する相手=IEI、ESEが恩恵を与える相手=IEE、ESEに恩恵を与える相手=SLEなどがあります。関係ごとの一般解説は関係のページにあります。この章では、ESEを名指しした原典記述を、双対を中心に集めます。
双対関係の一般定式
この種類の関係においては、当該タイプの弱い機能が、他方のタイプ(双対、完全に補完的なタイプ)の強い機能の領域にある。補完的なタイプの人物こそが最良の教師である。(中略)双対タイプは私の弱い機能を保護し、同時に、私の弱い機能の領域においてさえ成功に至る行動プログラムを提供してくれる。
原文を表示
In this type of relationships the weak functions of the type are in the zone of strong functions of the other type (dual, completely complementary type). A person of the complementary type is the best teacher. […] The dual type protects my weak functions, at the same time providing a behavioral program for me to reach success even in the area of my weak functions.
レイニンによれば、双対の相手は、自分の弱い機能を守り、その領域でもうまくいく行動のしかたを示してくれるということです。弱い機能の保護と行動プログラムの提供、という双対の定式です。
Gulenkoの記述も、体感の水準で同じ構図を書きます。
双対関係は興味深く、もてなしに満ちたコミュニケーションを楽しめる関係であり、退屈することがありません。パートナー同士は互いを釣り合わせ合い、心理的な無重力状態のような感覚を生み出します。パートナーは自分の行動や言葉を統制する必要がなく、ただありのままの自分でいることができます。あらゆる活動において役割分担がほぼ自動的に行われるため、新しい課題に向けて多くのエネルギーを節約できます。
原文を表示
Dual relationships enjoy an interesting and hospitable communication that is never boring. Partners counterbalance each other, creating a feeling of psychological weightlessness. Partners do not have to control their actions or words; they can just be themselves. Due to the fact that responsibilities in every activity are distributed almost automatically, a lot of energy is saved for new tasks.
つまり、双対の2人は、互いにありのままでいられ、役割分担も自然に決まるということです。引用の「役割分担がほぼ自動的に行われる」は、Reininの「行動プログラムの提供」を関係の内側から見た言い方と読めます。
次のアウシュラの記述は、同じ相補をESEとLIIの組で書いたものです。
ESEとLII—アウシュラの記述
ESEの双対はLIIです。アウシュラは『ソシオニクス入門』の双対章の第一号にこのペアを置き、その冒頭でESE側の情動表現の像を描きました(当該引用は05章)。同じ節は、LII側の受け取り方をこう書きます。
パートナーとしては論理直観内向が特に適しており、これはかなり従順で、喜んでパートナーに適応し、そのエロティックなイニシアチブに応え、趣味を認める。(中略)論理内向は無感覚ではないが、自分の情動がその場にふさわしいかどうか、いつも確信がない。倫理外向こそが、魂に蓄積されたものを巧みに表現する者なのだ。だからこそ彼を価値あるものとして大切にする。
原文を表示
Логический интроверт не бесчувственен, но он всегда неуверен, уместны ли его эмоции. Этический экстраверт - как раз тот, кто искусно выражает то, что накопилось в душе. Поэтому его и ценят.〔中略〕В партнеры этико-сенсорному экстраверту особенно подходит логико-интуитивный интроверт (Робеспьер), который является довольно уступчивым, охотно приспосабливается к партнеру, одобряет его вкус, отвечает на его эротическую инициативу.
言い換えると、LIIは自分の情動が適切かどうかにいつも確信がなく、それを巧みに表現するESEを大切にするということです。03章・16章で見た構造(ESEの主導FeがLIIの1次元のFeを満たす)の、生活側の言い換えとして読める記述です。
同じ分担を、『レイニン特性の理論』では言葉の働きとして書きます。
IV. M.ゴーリキー—LSI(論理感覚内向)—は書いた:人物に「お前は親切だ」と頻繁に言えば、彼は実際にそうなる。疑いなく、そう自分のパートナーに言うのは、LSI(および LII)の情緒的p/tの機能である。彼らは自分のパートナーに、お前は親切だ、なぜ親切か、いつ親切かを保証し説明する。これによって双対の不活性p/tがプログラム化される。しかしこれは EIE と ESE にのみ適用される。汎用のレシピは残念ながらない。他のタイプを「お前は親切だ」と説得すれば、彼らは親切ではなく、逆になる。
原文を表示
IV. М.Горький — (ЛСИ) писал: если человеку часто будешь говорить, что он добрый, то он и будет таковым. Несомненно, такое говорить собственному партнеру — функция эмотивного п/т (ЛСИ), как и (ЛИИ). Они и заверяют своих партнеров в том, что те добрые и объясняют, почему добрые и когда добрые. Этим программируются инертные п/т дуалов. Но это распространяется лишь на (ЭИЭ) и (ЭСЭ). Всеобщих рецептов, к сожалению, нет.Если других типов вы будете убеждать в том, что они добрые, они станут не добрыми, а наоборот.
上の引用にあるp/tは半タクトの略で、アウシュラの用語で、ブロックを作る2つの機能の片方のことです。引用の主役はLSIとゴーリキーの言葉で、LIIは括弧の中で並べられています。
言い換えると、Ti主導の2タイプ(LSIとLII)が「お前は親切だ」と言葉で保証し説明することが、それぞれの双対(EIEとESE)の感情の働きを支えるということです。これは初期の観察で、ESEはここでは受け手の側です。
職場の構成についても、アウシュラは具体的に書いています。次の引用は、05章で見た講義の組織の記述の直後の一節です。
とりわけ、彼の傍らで少なくとも一人、構築者タイプの人格、すなわち論理直観内向が働いていれば。これは双対ペアである。(中略)原則として、外向タイプは内向タイプを選ぶ。労働条件を説明するのは同一タイプの役目である。双対者は、必要が熟したときに、頼まれずとも助言を与える。
原文を表示
Особенно, если рядом с ним будет работать хоть один человек с конструкторским типом личности, то есть – ЛОГИКО-ИНТУИТИВНЫЙ ИНТРОТИМ. Это дуальная пара. А в таком институте каждый имеет право на собственного дуала, притом на дуала, который ему нравится и которого, по возможности, он сам себе подбирает. Как правило, экстратим выбирает интротима. Объяснять условия труда должен тождик. Дуалы дают советы без просьбы – тогда, когда созревает необходимость.
つまり、双対の相手は、頼まれなくても、必要なときに助言をくれるということです。双対の助けが自動的・非要求的に働くという、後の双対論で繰り返される定式の初期形です。
双対の環境で育った人格については、書簡に次の観察があります。
人物が自分の双対ペアのなかで育ったか、双対と暮らしているなら、それは非常に均衡のとれた人格である。そして写真では、たとえばESE〔原文: ユーゴー〕なのか、彼の双対、すなわちLII〔原文: ロベスピエール〕なのかを見分けるのが難しいことがかなり多い。
原文を表示
Если человек вырос в собственной диаде или живѐт с дуалом — это очень уравновешенная личность. И довольно часто по фото бывает трудно разобрать, например,〔中略〕Гюго〔中略〕это или его дуал, то есть —〔中略〕Робеспьер
言い換えると、双対と育った人や暮らす人は均衡のとれた人格になり、写真ではESEかLIIかの判別が難しくなるということです。タイプ識別の困難(21章)とも接続する観察です。
後代の研究者によるESE-LII
ストラティエフスカヤは、LII(ソシオニクス式の4文字表記ではINTj)との双対を、こう書いています。
INTjの助けを借りて、ESEは重要な問題の検討と解決に必要な時間を合理的に使用し節約することができる。なぜなら、ESEが考え、根拠を与え、理解しようと不成功に試みてきたあらゆる思考が、INTjの説明においてはたちまち単純で、自然で、彼の理解にとってアクセス可能になるからである。
原文を表示
С помощью Робеспьера Гюго экономит время, необходимое на обдумывание и решение важных задач, поскольку любая мысль, которую Гюго безуспешно пытался обдумать, обосновать и понять, в изложении Робеспьера сразу становится простой, естественной и доступной для понимания.
言い換えると、ESEがうまく理解できなかった考えも、LIIが説明するとすぐに分かりやすくなり、時間の節約になるということです。LIIの説明がESEの1次元のTi(理解の整理)を肩代わりする、構造の定式そのままの生活記述です。
双対ペアの共有基盤について、Stratiyevskayaのプロファイルは、ESE-LIIの倫理的基盤を「公正」に置きます。
ESEは、社会がすべての市民に等しい権利と等しい可能性を与えるときにのみ、その社会を公正と呼べると考える。まさにこの原則の上に、ESE-LIIダイアドの倫理的基盤が築かれる。すなわち、可能性の配分をともなう法的規範の遵守—「公正の倫理」である。
原文を表示
Гюго считает, что общество только тогда может называться справедливым, когда оно предоставляет всем своим гражданам равные права и равные возможности. И именно на этом принципе выстраивается этическая платформа диады Гюго — Робеспьер: соблюдение правовых установок при распределении возможностей "этика справедливости".
つまり、ESEとLIIは、すべての人に等しい権利と可能性を与えることを公正と考える点で一致しているということです。この双対ペア共通の「公正の倫理」は、ESE側では位置7のFi(08章)、LII側では位置3のFiの記述と対応づけて読める主張です。
アウシュラとWeisbandの初期の記述にも、双対のLIIを仕事に引き込むESEが出てきます。
伝統主義者。彼は新しい解決策を求めたり好んだりせず、古い、時間の試練を経た方法を好む。(中略)このようにして彼はデュアル(分析家)を仕事に引き込む。
原文を表示
Traditionalist. He does not seek or like new solutions preferring older, time-tested methods.〔中略〕In this way he draws to work his dual (The Analyst)
言い換えると、ESEは、新しい解決より時の試練を経た方法を好む伝統主義者で、双対のLII(分析家)を仕事に引き込むと書かれているということです。
活性化—ESEとILE
同じクアドラのILEとの関係は活性化と呼ばれます。Reininは活性化を「売り買い」の比喩で、まさにこの組を例に説明します。
ESE〔原文: ヒューゴー〕は何を売るのか?このタイプは統合された感覚を売り、ILE〔原文: ドン・キホーテ〕が売るものを買う。あなたは私が必要なものを持っており、私はあなたが必要なものを持っている。これらのタイプは互いを刺激し、活性化する。これらの関係は、何らかの負のエネルギーの交換のリスクを伴う。両パートナーは絶え間なく増大するユーフォリアを体験しうる。
原文を表示
What does a Hugo sell? This type sells integral sensations, and buys the stuff that a Don Quixote sells. You have what I need, and I have what you need. These types stir and activate each other. These relationships run a risk of exchanging some negative energy. Both partners may experience a constantly increasing euphoria
言い換えると、ESEとILEは、互いが必要なものを売り買いするように刺激し合う一方、高揚が止まらなくなるおそれもあるということです。
歴史上の実例として、Bukalovはマルクスとエンゲルスを挙げます。
カール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルスもまた活性化ペアであった—発明家(▲(Ne)□Ne-Ti、ILE〔原文: ドン・キホーテ〕)と熱狂者(▼(Fe)○Fe-Si、ESE〔原文: ユーゴー〕)である。発明家としてのカール・マルクスは理論家であった。エンゲルスは実務家で、父親の工場で働いてさえいた。しかし彼らが従事した分野、すなわち共産主義思想の発展と普及において、彼らは理論家としても組織者としても非常に効果的に協働した。実のところ、彼らの友情は長年にわたって続いた。
原文を表示
Карл Маркс и Фридрих Энгельс — это тоже активационная пара — Изобретатель ( , ИЛЭ) и Энтузиаст ( , ЭСЭ). Карл Маркс как Изобретатель был теоретиком. Энгельс был практиком, он даже работал на фабрике своего отца. Но в области, которой они занимались, то есть в развитии и распространении идей коммунизма, они очень эффективно взаимодействовали и как теоретики, и как организаторы. Собственно, их дружба продолжалась долгие годы.
つまり、理論家のマルクス(ILE)と実務家のエンゲルス(ESE)が組み、理論と組織の両面で長く協働した例として、ブカロフはこの2人を挙げています。このタイピング自体はBukalovの主張です。
衝突—ESEとILI
反対の極として、衝突関係の機構をReininが説明します。説明例はILE-ESIとSEI-LIEの2組で、機能位置ごとに4つの争点を抽出します。次の引用は、そのうち一般の説明の部分です。
第一機能は、私が知っており上手にできるものに対する自信の領域である。私のパートナーはそこに問題解決の領域を持っている。一方で、私のパートナーは私に問題を解決する別の道を示すことができる。これは衝突関係の肯定的側面であり、両タイプはそのために互いに時間を過ごすことに関心を持ちうる。(中略)創造機能。私にとって「必要」なものは、相手の恐れの領域である。(中略)第三機能。自尊心の領域、「私は良い」あるいは「私は悪い」。衝突点。「あなたは私を無視する、あなたは私の問題を無視する。」(中略)第四機能「私はそうしたい」。衝突するタイプの応答。「私はあなたが望むものを必要としない。」(中略)一方の人物の問題解決の領域は、他方の人格構造の基本階層(第一機能)に対応する。
原文を表示
The first function is the area of my confidence in things I know & can do well. My partner has his area of solving problems there. On the other hand my partner is able to show me different ways of solving my problems. This is the positive side of the conflict relationships and the types might be interested in spending time with each other because of that.(中略)The creative function: what for me is "necessary" is the other's zone of fears.(中略)The third function: the area of self-esteem, "I am good" or "I am bad". The point of conflict: "you ignore me, you ignore my problems".(中略)The fourth function: "I want to". The response of the conflicting type: "I do not need the things you want".(中略)One person's area of the problem solving corresponds to the basic level of personality structure (the first function) of the other.
言い換えると、衝突の相手とは、自分の自信の領域が相手の問題の領域に、自分の創造機能が相手の恐れの領域に重なる関係だということです。衝突の説明としては、性格の不一致ではなく機能位置の対応を根拠にする書き方です。
ESEの衝突相手はILIです。BukalovとKarpenkoの進化モジュール論も、肯定的な感情ムードの創出(ESE)と批判的な未来予測(ILI)を、価値の向きが正反対の対として並べています。
小括します。ESEの関係記述の中心は双対LIIで、3つの定式が重なります。アウシュラは、情動の表現者と受け手、言葉による保証と説明の分担を書きます。Reininは、弱い機能の保護と行動プログラムを書きます。Stratiyevskaya・Weisbandは、時間の節約と公正の共有、仕事に引き込む手順を書きます。
活性化と衝突の記述は、いずれも機能配置から関係の質を導く形式で、性格の相性論とは水準が違います。ただし、これらの関係記述の実証は事例と自己報告に限られており、その限界は23章で扱います。個別の組み合わせはタイプ間の関係のページで確認できます。
19MBTI®のESFJとの比較
当サイトはESEをESFJと併記しています。詳しい一般解説はMBTIとの比較のページにあります。
対応の根拠—機能配列同一の仮定と末尾の一致
ソシオニクスとMBTIは、どちらもユングの類型論から枝分かれした別の理論です。ESE=ESFJという対応は、通説では両者の機能配列が同一だという仮定に基づきます。ソシオニクスのESEは位置1がFe・位置2がSi(03章)、MBTIのESFJは主機能Fe・補助機能Siとされ、上位2機能の並びが一致します。
ESEは外向タイプのため、内向タイプで生じる末尾文字の読み替え(反転)は起きません。
ソシオニクスの4文字表記はESFj、MBTIの表記はESFJで、大文字・小文字の違いを除けば同じ並びです。ソシオニクスの末尾の小文字jは主導機能が判断(合理)側であることを、MBTIの末尾のJは通説では外向面に出る機能が判断側であることを示します。外向タイプでは主導機能そのものが外向面に出るため、2つの定義が同じ機能を指し、表記が一致します(内向タイプでは両者がずれ、たとえばESEの双対LIIはINTj⇄INTPと読み替えが必要になります)。
ただし、表記の混線が起きにくいのは外向タイプの利点ですが、その分「ESFj=ESFJだから同じタイプだ」という同一視の飛躍も起きやすくなります。
この対応づけ自体はソシオニクス側の一次資料でも標準で、Reinin本人の論文の対応表にも、Gulenkoの比較論文にも同じ組み合わせが載っています。ただしこの対応は表記の翻訳であって、判定の一致を保証しません。定義体系(情報代謝の8位置モデルと、選好指標の4文字)も、判定の道具も違うため、同じ人がソシオニクスでESE、MBTI系の検査でESFJ以外と出る場合があります。通説の対応表は「概念上の近さ」の主張として読む必要があります。
外から見た関係—Bukalovの反論
心理学の側からソシオニクスがどう見えるかについて、Bukalov自身が書いています。
一方、たとえば類型論を専門とする心理学者は、ソシオニクスをマイヤーズ-ブリッグス類型論より良くも悪くもない単なるポストユング類型論として扱う。それは彼らの権利ではあるが、われわれは彼らがソシオニクスをタイプの抽出にのみ矮小化しており、それで打ち切ってしまっている、と考える。
原文を表示
А, скажем, психологи-типологи рассматривают соционику всего лишь как постюнговскую типологию, не лучше и не хуже типологии Майерс-Бриггс. Это их право, но мы считаем, что они низводят соционику до выделения типов, да и только, и этим ограничиваются.
外部からは「MBTIと同水準のポストユング類型論の1つ」と見なされ、内部はそれを「タイプ抽出への矮小化」と反論する—両者の認識の溝がそのまま残っている構図です。ソシオニクス側が独自性の根拠に挙げるのは、モデルA、タイプ間の関係の理論、次元性などの理論装置です(その実証状況は23章)。
ESE読者への実務的な注意
MBTIでESFJと判定された人がこのページを読む場合、ESEの記述がそのまま自分のことだとは限りません。このページの記述群は、あくまでソシオニクスの体系内でのESE像です。そのため、対応表より先に、03章の8位置の配置と04章の要素定義と照合する必要があります。
小括します。ESE=ESFJは、機能配列同一の仮定に基づく表記の対応です。外向タイプのため末尾の読み替えは生じず、ESFjとESFJは字面がほぼ一致します。
一方、外部からの「ポストユング類型論の1つ」という評価と、内部の「タイプ抽出への矮小化」という反論の溝は、対応表の上には現れません(23章で再論します)。
20サブタイプとタイプ内変異
同じESEでも個人差は大きく、それを説明する理論がサブタイプ論です。この章では、Meged & Ovcharovの2サブタイプ系、Filatovaの強化サブタイプ、そして後発のDCNH(4サブタイプ)を扱います。サブタイプ論は提唱者ごとに別体系で、相互に互換ではありません。
アウシュラ—タイプと人格の区別
サブタイプ理論の前提になる区別は、アウシュラ自身が書いています。
パーソナリティとパーソナリティタイプは、疑いなく同じものではない。同じパーソナリティタイプを持つ人間でも、わが国の文化と何らかのアステカ文化では、まったく異なるものである。
原文を表示
Личность и тип личности, несомненно, не одно и то же. Человек с тем же самым типом личности в нашей культуре или в какой-либо ацтекской культуре — это что-то совершенно разное.
言い換えると、同じタイプでも、文化や個人によって人格はまったく異なりうるということです。同じ段落で彼女は、同じタイプの「変種」はいくらでも見つかる、とも書いています。
つまり、タイプは人格の全体ではなく形式であり、形式の内側に文化・個人差の変異が残ります。後のサブタイプ理論は、この内部の変異を記述する試みとして現れます。
Meged & Ovcharov—接触型と惰性型
Wikisocionは、この分類をこう紹介しています。
接触型/惰性型サブタイプ(Contact/Inert)(中略)V. Meged と A. Ovcharov によって提唱されたシステム。
原文を表示
Contact / Inert Subtypes(中略)This system of subtypes was proposed by V. Meged and A. Ovcharov.
つまり、接触型と惰性型の2分類は、MegedとOvcharovが提唱したサブタイプの体系だということです。Meged & Ovcharov自身によるESEの人物記述は、13章にあります。ESEを接触型・惰性型のどちらに割り当てるかを明示した記述は、当サイトが確認した範囲では見つかりませんでした。
Filatova—倫理強化と感覚強化
Filatovaは、ESEを主導Fe強化と創造Si強化の2サブタイプで書き分けます。まず、倫理サブタイプです。
ESE、ユーゴー、熱狂家(中略)倫理サブタイプ。 その強い感情性は気づかずにいることが難しく、感情の勢いはどんな機会にも現れる。(中略)仕事においては一貫性を欠くことがあり—しばしば感情が健全な常識に勝り、練られた行動によってではなく、激しい活動によって成功を収める。派手な服装を好み、異性との出会いにおいて自信に満ちたイニシアチブを発揮する。
原文を表示
ЭСЭ, Гюго, Энтузиаст (ЧЭ-БС)〔中略〕Этический подтип. Его сильную эмоциональность трудно не заметить, напор его чувств проявляется по любому поводу.〔中略〕В работе бывает непоследовательным — часто эмоции берут верх над здравым смыслом, успеха достигает за счет бурной активности, а не продуманных действий.
言い換えると、倫理サブタイプのESEは感情の勢いで動き、練った計画より激しい活動で成功するということです。派手な服装や、異性への自信に満ちた働きかけも挙げられています。
一方、感覚サブタイプは、こう書かれています。
感覚サブタイプ。 倫理サブタイプよりも均衡が取れており、特にサービス業の分野で、成功裏に、また目的意識を持って働くことができ、仕事には大きな責任感を持って取り組む。(中略)他人の美点に容易に気づき、嫉妬深くなく、心からお世辞を言う。審美家であり、卓越した料理の腕を持ち、居心地のよい雰囲気を作り出すことができる。
外見的にはエレガントだが誇示的ではなく、見事な趣味の良さと優雅さで際立っている。
原文を表示
Сенсорный подтип. Более уравновешен, чем подтип этический, может успешно и целенаправленно работать, особенно в сфере услуг, относится к делу с большим чувством ответственности.〔中略〕Легко замечает достоинства других, не завистлив, искренне говорит комплименты. Эстет, обладает выдающимися кулинарными способностями, умеет создать уютную обстановку. Внешне выглядит элегантным, но не демонстративным, отличается прекрасным вкусом и изяществом.
つまり、感覚サブタイプのESEは、倫理サブタイプより均衡がとれ、責任感をもって働き、料理と居心地のよい場づくりに優れるということです。感情の勢いが前面に出る倫理型と、均衡と実務・審美に寄る感覚型の対比です。
Filatovaは、文学人物の判別にもこの区別を使っています。
外向的で合理的なユーゴーは、もてなし好きで愛想がよく—常に人目にさらされ、どんな仕事にも熱意を持って飛びつき、最後まで忠実に尽くす。(中略)一部の読者は、コラ・ブリュニョンの描写を読んで、彼をESEに分類することの妥当性を疑ったかもしれない—彼はあまりにも、あらゆることから快楽を得るのを好んでおり、まるでSEIのようだからである。(中略)コラ・ブリュニョンが感受の感覚(内向感覚)が強化されたサブタイプに属しており、それゆえいくぶんSEIを思わせるということだけを述べておこう。
原文を表示
Экстравертный рациональный Гюго, гостеприимный и радушный, — весь на виду, с энтузиазмом хватается за любое дело и служит ему верно, до конца.〔中略〕Некоторые читатели, возможно, знакомясь с описанием Колы Брюньона, сомневались в правильности отнесения его к ЭСЭ — очень уж он любит получать от всего удовольствие, прямо как СЭИ.〔中略〕Кола Брюньон принадлежит к подтипу с усиленной сенсорикой ощущений, поэтому он несколько напоминает СЭИ.
言い換えると、フィラトワは、快楽を好んでSEIのように見えるコラ・ブリュニョンを、Siが強まったサブタイプのESEと判定しているということです。このように、Si強化のESEはSEIに似て見えます。サブタイプ論が識別問題(21章)と直結する箇所です。
Gulenko—DCNHの4サブタイプ
DCNHは、Gulenkoが後年に提唱した4サブタイプ体系(支配型D・創造型C・規範型N・調和型H)で、標準のモデルAとは別枠の後発理論です。グレンコは、ESEの4つの変種をこう書いています。まず、支配型です。
支配型サブタイプ(ESE-D:支配型ESE)(中略)楽天的で、陽気で、社交的な人物である。人々に思いやり深く、彼らの気分を高めようと能動的に努め、言葉だけでなく行動で助ける。(中略)公の人物、芸術家、俳優として舞台で演じることができる。陽気な祝典や祝祭イベントの組織にうまく取り組む。弱者や無防備な者たちの世話をし、労働組合や慈善活動の組織で効果を発揮する。
原文を表示
Dominant Subtype Enthusiast — Caretaker〔中略〕He is an optimistic, cheerful and sociable person. He is considerate to people and actively tries to raise their moods, helping not just in word but in deed.〔中略〕He is able to perform on stage as a public figure, artist, or actor. He successfully organizes merry celebrations or festive events. He takes care of the weak and defenseless and is effective in organizing trade unions and charitable activities.
言い換えると、支配型のESEは、陽気で社交的に人の気分を高め、言葉だけでなく行動で助けるということです。祝典の組織や、弱い人の世話、慈善活動にも向くとされます。
創造型は、こう書かれています。
創造型サブタイプ(ESE-C:創造型ESE)(中略)これはこのタイプの最も魅力的な代表である。容易に知人を作る。客を迎える際の効果的な受付係であり、文化的集まりの組織者である。(中略)かなり一貫性がなく衝動的で、時間の見積もりが下手である。些細なことに多くの労力が費やされる。(中略)提案された取引の将来の見通しをうまく予期できない。
原文を表示
Creative Subtype Enthusiast — Pleaser〔中略〕This is the most charming representative of this type. He easily makes acquaintances. He is an effective receptionist when accommodating guests, as well as organizing cultural gatherings.〔中略〕He is quite inconsistent and impulsive and poorly calculates his time. A lot of effort is spent on minor things.〔中略〕Sometimes he is overly trusting or careless, poorly anticipating the future prospects of a proposed deal.
つまり、創造型のESEは最も魅力的で、人を迎えて集まりを組織するのが得意だが、衝動的で、時間の見積もりは苦手だということです。先の見通しもうまく立てられないとされます。
一方、規範型は、こう書かれています。
規範型サブタイプ(ESE-N:規範型ESE)(中略)整然とした思いやり深い人物で、現在の感情を抑える傾向がある。表面的で性急な判断を下したり、特定の状況に合わせるために評価を急に変えたりはしない。(中略)複雑な問題で重要な決定を下す前に長い時間をかける傾向がある。考えをまとめるために、彼は孤独を求める。複雑な問題を有能に説明できる知的な対話者を高く評価する。
原文を表示
Normalizing Subtype Enthusiast — Provider〔中略〕An organized and considerate person, he tends to restrain his current emotions. He won’t give superficial, hasty judgments, or make sudden changes to his assessments in order to fit a particular situation.〔中略〕He is inclined to take a long time before making important decisions on complex issues. In order to gather his thoughts, he seeks solitude. He appreciates intelligent interlocutors who can competently explain intricate questions.
言い換えると、規範型のESEは、いまの感情を抑え、重要な決定の前に時間をかけ、ひとりで考えをまとめるということです。複雑な問題を説明できる対話者を高く評価する点は、06章のレイニンの第4機能の記述と同じ方向です。
調和型は、こう書かれています。
調和型サブタイプ(ESE-H:調和型ESE)(中略)外交的な人物で、人々に対して落ち着いて親しみやすい。彼と話すことに興味のある人々に対して魅力的で歓迎的である。他の熱狂者サブタイプと違って、はるかに感情的でなく落ち着きがある。(中略)彼にとって、人々が自分の人生に適応するのを助けることが使命である。(中略)美味しい料理を作り、それらを綺麗に盛り付ける。
原文を表示
Harmonizing Subtype Enthusiast — Alleviator〔中略〕He is a diplomatic person who is calm and friendly to people. He is charming and welcoming towards people interested in talking to him. Unlike other Enthusiast subtypes, he is much less emotional and restless.〔中略〕To him, helping people adjust to their lives is his mission.〔中略〕He cooks delicious dishes, designs them in a pretty way.
つまり、調和型のESEは、ほかのサブタイプよりずっと落ち着いていて、人が自分の人生に適応するのを助けることを使命とするということです。
このように、「感情を抑える」規範型や「感情的でなく落ち着いた」調和型まで、幅に含まれます。主導Feの強い表出という基本記述が、サブタイプの変種では反転しうるということです。タイプ記述を個人に当てはめるときの注意点です。
なお、Talanovのサブタイプ論・心理測定系の変異記述には、当サイトの資料範囲でESE個別の記述を確認できませんでした(15章で見たTalanov系の資料は、すべて群単位の対比表です)。
サブタイプ理論への批判
コミュニティ編纂資料自身が、批判点を記録しています。
タイプの誤判定を隠すために使われることがある
原文を表示
Critics say that in many cases the basic type has been incorrectly diagnosed, and the addition of a “subtype” simply masks the contradiction.
言い換えると、判定が合わないときに「サブタイプのせい」と後から説明できてしまい、反証されにくくなるという批判です(23章の反証可能性の議論につながります)。
小括します。ESEのサブタイプ記述は、Fe強化(感情の勢い・派手さ・イニシアチブ)とSi強化(均衡・実務・審美・SEI類似)の対比を軸に、DCNHの4変種では感情表出の抑制された変種まで幅が広がります。サブタイプ体系は提唱者ごとに別物で、相互の翻訳規則はありません。そのため、サブタイプ論は、個人がタイプ記述の「平均像」から外れることを説明する理論として読むのが安全です(23章の実証面の留保も参照)。
21識別と誤同定
ESEの識別と誤同定の問題です。タイプ判定の一般的な困難(23章)に加えて、ESEには固有の混同相手と、自己判定を歪めやすい事情が記録されています。
手続き論—アウシュラとYermak
判定の道具づくりの難しさは、創始者自身が書簡に残しています。
「田舎に座っている。一週間テスト作りに費やしたが、動かない。(中略)あるいは、社会民族的・政治的要因が働いているのかもしれない。ドストエフスキー(EII)は論理的でありたい、ESE と SEI は直観的でありたい、というように。あるいは、テストが知的すぎて、自分のことが分かっていて(あるいは分かっていないから嘘をつかず)、物事の道理が分かっている人々向けにできているのかもしれない…」
原文を表示
Сижу в деревне. Целую неделю потратила на тест, а он не хочет работать.〔中略〕А может действуют социально-этнические и политические моменты: Достоевские хотят быть логичными,〔中略〕 и — интуитивными. А, возможно, тест слишком интеллигентен и приспособлен для людей, которые в себе разбираются (или — не разбираются, а потому не лгут) и понимают, что к чему…
言い換えると、ESEとSEIは、自分の強い感覚の側より、憧れる直観の側に自分を答えがちだということです。質問紙の自己申告でESEが直観型に出やすい系統的な歪みを、創始者自身が問題にしていたことになります。
写真判別の困難も、アウシュラの記録にあります。
マハトマの写真をいくつか見た。純粋に外見的に、各人は1つでなく2つのタイプを持っていた。奇妙にも、両者ともESE〔原文: ユーゴー〕─EIE〔原文: ハムレット〕だった。(中略)私見では、労働の第1フェーズではタイプはむしろ鋭くなる。あるいは単によりよく使えるようになる。ただしその後、ある種の溶解が起こる。
原文を表示
Видела я пару снимков махатм. Чисто внешне каждый на них имел не один, а два типа. Как это ни странно, оба были Гюго-Гамлеты.〔中略〕По-моему, на первой фазе работы тип даже как бы заостряется. А возможно, они просто способны и лучше пользоваться. Потом, правда, получается какое-то размывание.
アウシュラによれば、マハトマの写真の人物は、外見上ESEとEIEの2つのタイプに見えたということです。また、労働の最初の段階ではタイプがむしろはっきりし、その後、ある種の溶解が起こるとも書いています。この組み合わせが、後で見るESE固有の混同軸の1つになります。
手続きの側を整理したのはYermakです。イェルマークは、タイプを決めることを、こう呼んでいます。
同定 という用語(羅 identificare — 同一視する、つまり、ある意味で同一視、近似化、対等化)は、私たちが具体的な人物の心のTIMを決定するときに行うことを、最も正確に表す。他の用語 — 診断、テスト、タイプ判定 — はあまり成功していない[80]。
原文を表示
Термин идентификация (лат. 14епийсаге — отождествлять, т.е. отождествление, уподобление, приравнивание в определённом смысле) наиболее точно обозначает то, что мы делаем, когда определяем ТИМ психики конкретного человека. Другие термины -— диагностика, тестирование, типирование — менее удачны [80].
つまり、イェルマークは、タイプを決めることを「診断」や「テスト」ではなく「同定」と呼ぶということです。同一視や近似という語の意味が、実際にしていることに最も近いとしています。
手続きそのものは、2段階に定式化されます。
心のTIMの 同定の手続き は、専門家による心のタイプの 仮説 の選択と、選ばれた心のタイプに対応する心のTIMモデルの 検証 からなる。
原文を表示
Процедура идентификации ТИМ психики состоит из выбора экспертом гипотезы типа психики и верификации модели ТИМ психики, соответствующей выбранному типу психики.
言い換えると、専門家がタイプの仮説を立て、そのタイプのモデルと突き合わせて検証するということです。検証が通らなければ仮説の側を改める手続きで、モデル自体の誤りという選択肢は手続きの中に置かれていません。
同じ著者は、実務では位置3と位置4の現れ—ESEなら規範に沿った不確実な行動—が手がかりになるとも書いています。
面接者の構え—Karpenko
診断面接をする側の条件について、Karpenkoはエキスパートの理想を書きます。
エキスパートは距離を置いた者ではありえない。彼はバイタルな衝動に応答することを余儀なくされ、義務づけられている。さもなければ彼とコミュニケーションすることは不可能になり、さもなければ被験者とのコンタクトは失われてしまう。注意深く、同情し、共感し、心から人々を愛し、しかし感情の、関係の、影響の遊びには巻き込まれていない—これがエキスパートの理想である。非巻き込まれ性は、ILEのエキスパートが、ESIがある考えの展開の中で発した、しかし事実上ILEに宛てられたフレーズ—「たとえば、あなたのことは、私、好きじゃありません」—に平静に対応することを可能にする。そう、分かっている—衝突である。しかしこれはインタータイプ関係であって、この2人の具体的な人間同士の関係ではない。
原文を表示
Эксперт не может быть отстраненным, он вынужден, обязан откликаться на витальные импульсы, иначе с ним невозможно будет общаться, иначе контакт с испытуемым будет утрачен. Внимательный, сочувствующий, сопереживающий, искренне любящий людей, но не вовлеченный в игру эмоций, отношений, влияний — вот идеал эксперта. Невовлеченность позволяет эксперту-ИЛЭ спокойно отреагировать на фразу ЭСИ, произнесенную в развитие какой-то мысли, но адресованную фактически ИЛЭ: «Вот вы мне, например, не нравитесь». Да, понятно, — конфликт, но это интертипное отношение, а не отношение этих двух конкретных людей.
言い換えると、面接者は相手に共感しながらも、関係の遊びに巻き込まれてはいけないということです。面接者自身のタイプが判定に影響する(ここではILEの面接者とESIの被験者の衝突関係)ことを織り込み、関係の効果と個人の関係を切り分ける訓練を求める記述です。ユング自身が合理・非合理の判定は観察者に依存しうると書いていたこと(23章で引用)と同じ問題系です。
ESE固有の識別手がかり
混同されやすい相手は3方向あります。まずEIEです。ESEとEIEは、どちらも1番の主導機能がFeで、2番がESEはSi、EIEはNiです。Reininは両者を並べて書きます。
EIEとESE — これらは講演会、会議、討論会などに出席することを最も楽しむ二つのタイプである(ユーゴーの説明を参照)。彼らにとって最も重要なのは構造の存在であり、何が起こっているか理解できることだ。
原文を表示
A Hamlet and a Hugo are the two types who enjoy the most attending lectures, meetings, discussions, etc. (see description of a Hugo). The key thing here is that they need a structure and they need to be able to understand what’s going on.
上の引用にあるユーゴーは、ESEの愛称です。言い換えると、ESEとEIEは講演会や討論会に出ることを最も楽しむ2タイプで、どちらも構造があって何が起きているか理解できることを重んじるということです。これは、両タイプの暗示側の論理への需要として書かれています。06章で見たレイニンのESE節の記述と同じ観察を、EIE節の側から書いたものです。
Gulenkoの識別質問票も同じペアを「合理的・倫理・外向」の1グループに置き、活動の色合いで分けています。
次に鏡像のSEIです。見分けについては、20章で見たFilatovaのSi強化サブタイプの議論(コラ・ブリュニョン)が識別問題そのものでした。Filatovaは倫理面の弁別点も書いています。
しかし私たちは、ESEが自分の愛の対象をいかに大切に、いつくしむように扱うかを知っている。コラ・ブリュニョンは、単に彼女の眠っている状態につけこんだだけになってしまわないよう、愛する娘のもとから逃げ出すことを選んだ。ESEにとって、愛とは神聖なものである。一方SEIは、そのような潔癖さをまず見せないだろう—彼にとっては快楽が第一であり、倫理的な考慮は二の次である。
原文を表示
Но мы знаем, как трепетно и бережно относится ЭСЭ к предмету своей любви. Кола Брюньон предпочел сбежать от любимой девушки, чтобы не получилось так, что он просто воспользовался ее дремотным состоянием. Для ЭСЭ любовь — это святыня. А вот СЭИ вряд ли бы проявил такую щепетильность, для него удовольствие — на первом плане, а этические соображения — на втором.
言い換えると、ESEにとって愛は神聖なもので、SEIのように快楽を優先はしないというのが、フィラトワの挙げる弁別点です。フィラトワは、この弁別をコラ・ブリュニョンという文学の人物の解釈から導いています。そのため、SEIの側の記述としては、SEIを扱う資料から反論がありえます。
3方向目は、同じ感覚・倫理クラブ(15章)のSEEです。外見水準の弁別点が書かれています。
それでも、彼らの笑顔は、ESE、ユーゴーの太陽のような笑顔とは容易に見分けがつく。ESEがまったく開放的に笑うのに対し、SEEは、いくぶん「腹に一物ある」様子で笑う。彼は必要な役割を演じ、自分の目的のために他人を操る用意ができている。
原文を表示
И все же их улыбки легко отличить от солнечной улыбки ЭСЭ, Гюго, Если ЭСЭ улыбается совершенно открыто, то СЭЭ — несколько «себе на уме», он готов играть нужную роль и манипулировать другими в своих целях.
言い換えると、ESEは開けっぴろげに笑い、SEEはいくぶん含みのある笑い方をするということです。写真判別の文脈の記述です(SEE側の「操る」という評価語はFilatovaの表現で、当サイトの評価ではありません)。
誤同定を招く内的事情
Reininは、ESEの判定と自己理解を歪めうる認知傾向を明記しています。
ヒューゴーとハムレットはランダムな論理を持つ。彼らは推論のためにランダムな出発点を選ぶ。ヒューゴーはこれをかなり頻繁に行う。説明の形式論理が合理的に見えるという理由でヒューゴーは注入を受け、通常なら同意しない事柄を受け入れることがある。このタイプはこの特性を意識し、自分に物事が説明されるとき識別力を持つべきである。
原文を表示
A Hugo and a Hamlet have random logic. They chose random starting points for their reasoning. A Hugo does it quite often. A Hugo may receive an infusion because the formal logic of an explanation seems reasonable, he may accept things, which he does not agree with normally. This type should be aware of the trait and be discerning when things are explained to them.
上の引用にあるヒューゴーはESE、ハムレットはEIEの愛称です。言い換えると、ESEは、説明の形式が論理的に見えるだけで、普段なら同意しないことまで受け入れてしまうことがあるということです。この説得されやすさは、1次元のTi(暗示機能、16章)の記述として読めます。
タイプ論の文脈では、「論理的に聞こえる判定理由」に本人が同意してしまう可能性を含意する、識別実務上の注意です。
同じ方向の指摘は、質問紙の側にもあります。Filatovaは、口にする語彙が論理的だからといって論理型とは限らない、と書いています。ESEを含む合理的倫理型では、弱い側の論理が接触の位置にあるため、語彙が論理寄りに出るとされます。アウシュラの「直観的でありたい」とあわせると、自己申告と語彙の両方に系統的な歪みが記録されていることになります。
小括します。ESEの識別問題は3つの軸に整理できます。1つ目はEIEで、同じFe主導と、講義や討論への同じ嗜好があり、弁別は活動の色合いです。2つ目はSEIで、同じ2要素の逆順で、Si強化サブタイプで近づき、弁別は合理/非合理と倫理的潔癖さです。3つ目はSEEで、同じクラブと外見の近さがあり、弁別は笑い方の質です。
加えて自己申告には「直観的でありたい」という系統的な歪み(アウシュラ)と、もっともらしい論理に取り込まれる傾向(Reinin)が重なるため、質問紙の自己回答だけでの確定は資料の側からも支持されません。
22著名人と思想のタイピング
研究者たちがESEに帰属させた著名人の記録です。先に明示しておくと、著名人のタイピングは各研究者の判断であり、検証手続きのある主張ではありません(23章)。同一人物に別タイプを与える資料も併存します。ここでは「誰が誰をESEとしたか」を、帰属つきで並べます。
愛称の由来—ヴィクトル・ユーゴー
ESEの愛称そのものが、著名人タイピングに由来します。Weisband編の初期資料の一行です。
ヴィクトル・ユーゴー - 有名なフランスの作家。
原文を表示
Victor Hugo - the famous French writer.
言い換えると、作家ヴィクトル・ユーゴーがこのタイプの代表例とされ、そのままタイプの呼び名になったということです(当サイトが愛称を使わない理由と置換の規約は00章)。
アウシュラが挙げた人物
アウシュラは、ESEの著名人を次のように挙げています。
- T▼(Fe)○(Si)倫理感覚外向(ユーゴー)(中略)フーリエ、サン=シモン、シュリーマン、クリシュナムルティ、バクーニン、C. ローゼンタール(物理学者)、ワシントン、ボリバル、セシル・ローズ、カプスーカス。(中略)ヴィクトル・ユーゴー、ジュール・ヴェルヌ、プロスペル・メリメ、グレアム・グリーン、I. ストラヴィンスキー、ディアギレフ、E. ロメル、A. ブリュロフ。(中略)A. ダンカン、ジェラール・フィリップ、アニー・ジラルド、ガフト、D. カズラチーチェ、ルクレツィア・ボルジア。
原文を表示
3. Этико-сенсорный экстратим (Гюго)〔中略〕Фурье, Сен-Симон, Шлиман, Кришнамурти, Бакунин, С.Розенталь (физик), Вашингтон, Боливар, Сесил Родс, Капсукас〔中略〕Виктор Гюго, Жюль Верн, Проспер Mериме, Грэм Грин, И.Стравинский, Дягилев, Е.Ромер, А.Брюллов〔中略〕А.Дункан, Жерар Филип, Ани Жирардо, Гафт, Д.Казрачите, Лукреция Борджиа
上の引用の見出しにある▼○は、FeとSiを表すアウシュラの記号です。つまり、アウシュラのリストには、空想的社会主義者(フーリエ、サン=シモン)、シュリーマン(15章の構成主義の例と同一人物)から、革命家、作家、舞台人まで並んでいるということです。
後代のリスト
後代の研究者も、それぞれ自分のリストを持っています。Reininは、主著でESEの著名人をこう挙げています。
このタイプの著名人:ヴィクトル・ヒューゴー、チャールズ・ディケンズ、ジュール・ヴェルヌ、プロスペル・メリメ、ジョージ・ワシントン、ミハイル・バクーニン、チェ・ゲバラ、ヴァレンチン・ガフト、アンドレイ・ビートフ、ジェラール・フィリップ、ミハイル・カザコフ。
原文を表示
Celebrities of this type: Victor Hugo, Charles Dickens, Jules Verne, Prosper Merimee, George Washington, Michael Bakunin, Che Guevara, Valentine Gaft, Andrey Bitov, Gerard Phillip, Michael Kazakov.
同じ本には、補足のリストもあります。
(ジュリエット・ビノシュ(女優、仏)、サンドラ・ブロック(女優、米)、ロリータ・ダヴィドヴィッチ(女優、米)、ジョージ・クルーニー(俳優、米)、エミール・クストリッツァ(映画監督・俳優、セルビア)、コートニー・ラブ(女優、米)、ライザ・ミネリ(女優、米)、ナタリア・オレイロ(女優・歌手、アルゼンチン)、ミランダ・リチャードソン(女優、米)、フリードリヒ・エンゲルス(政治家、独、19世紀)、グレアム・グリーン(作家、英)、ヤーセル・アラファート(政治家、パレスチナ)、フィデル・カストロ・ルス(政治家、キューバ))
原文を表示
(*Juliet BINOCHE (actress, France), Sandra BULLOCK (actress, US), Lolita DAVIDOVICH (actress, US), George CLOONEY (actor, US), Emir KUSTURICA (movie director and actor, Serbia), Courtney LOVE (actress, US), Liza MINNELLI (actress, US), Natalie OREIRO (actress and singer, Argentina), Miranda RICHARDSON (actress, US), Friedrich ENGELS (politician, Germany, XIX century), Graham GREENE (writer, UK), Yasser ARAFAT (politician, Palestine), Fidel CASTRO RUZ (politician, Cuba)*)
つまり、Reininのリストには、アウシュラのリストと重なる名と、新しく加わった名の両方があるということです。重なるのはユーゴー、ヴェルヌ、メリメ、ワシントン、バクーニン、フィリップで、加わったのはディケンズ、ゲバラ、補足リストのエンゲルスや現代の俳優たちです。
Stratiyevskayaの列挙は、ESE章の冒頭に置かれています。
ジョージ・ワシントン、フリードリヒ・エンゲルス、パブロ・ネルーダ、ジュール・ヴェルヌ、ヴィクトル・ヒューゴー、プロスペル・メリメ、カール・ブリューロフ、ジェラール・フィリップ、J=P・ベルモンド、ルイ・ド・フュネス、シモーヌ・シニョレ、ライザ・ミネリ、バーブラ・ストライザンド、ミレイユ・マチュー、ティナ・ターナー、ナニ・ブレグヴァゼ、ファイナ・ラネフスカヤ、リュボーフィ・オルローヴァ、ゾヤ・フョードロヴァ、マリヤ・ミローノヴァ、マフムード・エサンバエフ、イラクリイ・アンドロニコフ、ヴラジーミル・エトゥシ、ゲンナージー・ハザーノフ、セルゲイ・ユルスキー、マリーナ・ネーエロヴァ、イリーナ・ミロシニチェンコ、スヴェトラーナ・ネモリャーエヴァ
原文を表示
Джордж Вашингтон, Фридрих Энгельс, Пабло Неруда, Жюль Верн, Виктор Гюго, Проспер Меримэ, Карл Брюллов, Жерар Филипп, Ж.-П. Бельмондо, Луи де Фюнес, Симона Сеньорэ, Лайза Минелли, Барбара Стрэйзанд, Мирей Матье, Тина Тернер, Нани Брегвадзе, Фаина Раневская, Любовь Орлова, Зоя Федорова, Мария Миронова, Махмуд Эсамбаев, Ираклий Андроников, Владимир Этуш, Геннадий Хазанов, Сергей Юрский, Марина Неелова, Ирина Мирошниченко, Светлана Немоляева
言い換えると、ストラティエフスカヤのリストは、歌手と舞台俳優の比率が高いということです。
3つのリストに共通して現れる名(ユーゴー、ヴェルヌ、メリメ、ワシントン、フィリップ)は、この学派内で帰属が安定していた例と言えます。エンゲルスは、Reininの補足リストとStratiyevskayaのリストのほか、17章・18章のBukalovの記述にも出てきます。
Bukalovは、群としての傾向と個別の逸話を組み合わせて書きます。
「ESE〔原文: ユーゴー〕」の中には多くの革命的政治家がいる:カミーユ・デムーラン、ジョージ・ワシントン、シモン・ボリバル、チェ・ゲバラ。
原文を表示
Among the “Hugo” a lot of revolutionary politics: Camille Desmoulins, George Washington, Sima Bolivar, Che Guevara.
言い換えると、ブカロフは、ESEに革命的な政治家が多いと見ているということです。
ブカロフは、ESEの語学の能力についても、こう書いています。
人文科学の分野、たとえば言語学においては、「ESE〔原文: ユーゴー〕」は並外れた能力を持っていると言わねばならない。エンゲルスは約12のヨーロッパ言語を知っていた。「ESE〔原文: ユーゴー〕」は何かを研究するとき、単語やターム、計画をカードファイルにまとめ、自らの行動を計画する。
原文を表示
I must say that the humanities disciplines, such as linguistics, in “Hugo” exceptional ability. Engels knew about a dozen European languages. “Hugo”, being engaged in the study of something, is a card file with the words, terms, plans his actions.
つまり、ESEは言語学のような人文科学に強く、単語や術語、計画をカードファイルにまとめて行動を計画するということです。エンゲルスの多言語能力が、その例に挙げられています。
Bukalovには、民族単位の帰属もあります。
そしてフランスの歴史はこれを見事に示している。フランスの歴史とドイツの歴史を並行して考察すれば、大きな違いが見える。ドイツの統合型—論理-感覚型内向(□(Ti)●(Se)すなわち LSI=マクシム・ゴーリキー)—は社会的進歩の右環に属し、フランスの統合型(▼(Fe)○(Si)すなわち ESE=ヒューゴー)は—左環に属する。フランスの民族集団の発展は跳躍と急襲によって進み、毎回、局面の交代は大きな流血、歴史的記憶に残る顕著な激動を伴った。
原文を表示
И вот история Франции прекрасно это иллюстрирует. Если параллельно рассмотреть историю Франции и историю Германии, то видна большая разница. Интегральный тип Германии — логико-сенсорный интроверт ( , ЛСИ) — принадлежит к правому кольцу социального прогресса, а интегральный тип Франции ( , ЭСЭ) — к левому. Развитие французского этноса проходило скачками, рывками, каждый раз смена фазы сопровождалась большим кровопролитием, значительными потрясениями, которые остались в исторической памяти.
上の引用にある右環と左環は、17章のアウシュラのクアドラの定義に出てきた、社会的進歩の2つの環のことです。言い換えると、ブカロフは、フランスという民族の統合タイプをESEとし、その歴史が跳躍と急襲で進んだと見ているということです。
Bukalovは民族ソシオニクスという別の理論で、個人と同じ型名を民族の発展史にも使い、LSIとしたドイツと対比しています。
理論史の中の実在のESE
著名人リストとは別に、ソシオニクス理論史そのものに登場するESEの記録があります。Bukalovがアウシュラの周辺を回想した英語論文です。
彼らはさまざまなタイプの人々だった。ILE(N.N.メドヴェージェフ、S.レサウスキーテ)、LSI(A.ヴァラナヴィチュス—情報流のアスペクトを表す図形記号を考案した人物)、ESE(V.リャシケヴィチュス—アウシュラの理論に基づく、よく知られたタイプ間関係の表を編纂した人物)、さらにSLI、SEI、IEEほか多数である。
原文を表示
They were people of different types: ILE (NN Medvedev, S. Lesauskite), LSI (A. Varanavichus - the person who invented graphic symbols for designating aspects of the information flow), ESE (V. Lyashkevi- Chus, who compiled a well-known table of intertype relations according to the theory of Aushra), and also SLI, SEI, IEE and many others.
言い換えると、ヴィリニュスの初期サークルでタイプ間の関係の表を編纂したリャシケヴィチュスを、ブカロフはESEとしているということです。14章で見たとおり、ESEの資料には双対関係の実例として書かれた記述が多く、その関係表の編纂者もESEとされています。
思想の様式について—独自整理(試論)
ここからは引用ではなく、上のリスト群を眺めた当サイトの整理です(独自の試論であり、確からしさは一段下がります)。複数のリストに共通して現れる顔ぶれには、作家(ユーゴー、ヴェルヌ、メリメ)、行動する組織者(ワシントン、エンゲルス)、舞台と歌の人々(フィリップ、ミネリほか)がいます。これらを並べると、研究者たちがESEに見ていたのは「表現の豊かさ」と「人を巻き込む組織力」の複合だった、と読むことはできます。作家と舞台・歌の人々の比率が高いことは、05章で見た「情動の表出形態を完成させようと努力する。だから詩、音楽への格別な傾向が生まれる」という記述と向きが揃います。ただしこれは、リストが記述に合わせて選ばれた可能性(循環)を排除できない整理です。
小括します。ESEの帰属リストは3系統(アウシュラ・Reinin・Stratiyevskaya)で顔ぶれが重なりますが、一致は相互参照の可能性を排除できないため、独立の確認にはなりません(23章)。
この章に固有の論点は2つあります。1つは、Bukalovが民族の発展史にも同じ型名を当て、フランスをESEとしたこと。個人のタイピングとは別枠の理論内の主張です。もう1つは、愛称の由来人物であるユーゴーが、そのままタイプの代表例に置かれていることです。愛称の元になった人物が代表例として挙げられるという循環で、SEIの愛称のデュマと同じ形です。
23先行研究への懸念点
この章は、ここまで引用してきた文献群への懸念の整理です。外部からの批判ではなく、できる限り研究者たち自身の言葉で、方法論の弱点がどこまで自覚されていたかを示します。
観察者依存—ユング自身の警告
出発点のユングに、すでに方法論的な自己言及があります。
ただし、このような心理状態について全く正反対の概念を持つことも同様に可能であり、それに基づいて説明することも認める。 私自身が異なる個性心理学を持っていたとしたら、無意識を「非合理的」と見なす観点から、合理的タイプの特徴を正反対の方法で記述していただろうと確信している。
原文を表示
I am prepared to grant that we may equally well entertain a precisely opposite conception of such a psychology, and present it accordingly. I am also convinced that, had I myself chanced to possess a different individual psychology, I should have described the rational types in the reversed way, from the standpoint of the unconscious as irrational, therefore.
言い換えると、類型の記述そのものが、記述する人のタイプに左右されうるということです。ESEの記述には、この問題が2つの形でかかります。
第一に、初期ソシオニクスの中心的な書き手のアウシュラは、Reininの主著のILEの著名人リストに挙げられています。そのため、ESE記述の多くは、活性化相手という近い距離から書かれた可能性があります。近さは観察の機会を増やす一方、対照による輪郭づけを弱めることもありえます。
第二に、祖形であるユングの外向的感情型の節は、女性代名詞を主語とし、1920年代の性別役割を前提とした記述を含みます(02章)。祖形の時代的な偏りが、後代の記述の語彙にどこまで持ち越されたかは、資料からは切り分けられません。
類型という方法自体の限界は、系譜のもう一方の源流にも自覚がありました。
私たちは人間を人格タイプの枠内で規定しようとするが、その範囲がいかに狭く、人間がいかに頻繁に、思いがけずその枠を越え出るかも自覚している。
原文を表示
Staramy się człowieka określić w obrębie typów osobowości, zdajemy sobie jednak sprawę, jak zakres ten jest ciasny i jak często człowiek niespodziewanie wykracza poza te ramy.
ケンピンスキによれば、人間は、類型の狭い枠を思いがけず頻繁に越え出るということです。系譜のもう一方の源流にあったこの留保は、以下で見る判定信頼性の問題を先取りしています。
判定信頼性への内部批判
タイプ判定の信頼性は、学派内部で最も率直に語られてきた弱点です。
現在ソシオニクスが抱える最も痛切な問題は、心理タイプ判定の信頼性である。今のところ、これは科学というよりむしろ技芸に近い。
原文を表示
самый больной вопрос соционики в настоящее время — это надежность определения психотипов. Пока это скорее искусство, чем наука.
人々は中立的な質問(たとえば「人々は…についてどう考えていると思うか?」)には自発的に回答するが、評価的質問(「あなたはこちらが好きか、それともあちらか?」または「自分自身を…と…のどちらと考えるか?」)は無意識の緊張を引き起こす。(中略)私は既存のテストは最大40%の精度しか許さないと考えている。
原文を表示
People answer neutral questions (for example: "What do you think people think about …?") spontaneously, but an evaluative question ("Do you prefer this or that?" or "Do you think of yourself as of … or …?") causes an unconscious tension. […] I believe that existing tests allow for maximum of 40 % accuracy.
つまり、評価を求める質問は無意識の緊張を生むため、既存のテストの精度は最大40%にとどまるとレイニンは見ています。「技芸に近い」(Filatova)、「テストの精度は最大40%」(Reinin)と、15特性の提唱者自身が、質問紙による判定に低い評価を与えています。
ESEについては、これに21章で見た固有の事情(「直観的でありたい」という自己申告の歪み、EIE・SEI・SEEという3方向の混同相手、もっともらしい論理への取り込まれ)が重なります。
検証されない強い主張
このページで引用した記述には、検証可能な形をしているのに検証記録がない主張が含まれます。双対関係の質についての強い定式(18章)がその例です。フィラトワは、双対と活性化の関係を、こう書いています。
特に指摘しておきたいのは、双対同士も活性化同士も、決して自分のパートナーに合わせようとはしないということである。(中略)まさにそうした行動こそが、パートナーにとって最も効果的で、最も支えとなるものとなる。(中略)銃士の4人組においては、この種の関係をアトスとポルトスの間、そしてダルタニャンとアラミスの間に見ることができる。
原文を表示
Специально отметим, что и дуалы, и активаторы вовсе не стремятся подстроиться под своего партнера (中略) И именно такие действия оказываются самыми эффективными и поддерживающими партнера (中略) В четверке мушкетеров такие отношения мы можем наблюдать между Атосом и Портосом, а также между д'Артаньяном и Арамисом.
言い換えると、双対や活性化の相手は、相手に合わせようとしないふるまいこそが、相手を最も支えるということです。「決して合わせない」「最も効果的で、最も支えとなる」という全称の形をとりながら、根拠として置かれるのは小説の登場人物です。モデルからの演繹と事例の水準にとどまり、当サイトが確認した範囲で追試はありません。
また、小集団の効果(リラクゼーション群・抑圧群、06章)も同様に観察記述のみです。著名人のタイピング(22章)にいたっては、同じ学派の資料間でも帰属が食い違ったまま、どの資料も選定根拠を添えていません。
このように、理論の内部では強い主張が蓄積される一方、それを反証するための手続きが用意されていない—ここが実証面の中心的な懸念です。
実例化の偏り—ESEは「関係論の実例」として使われてきた
ESEの資料には、固有の偏りが1つあります。関係の説明例としての登場が多いことです。Reininの活性化の説明例はILE-ESE(18章)、Yermakの単行本の双対の実例はLII↔ESEです。また、Filatovaの双対の文学例はアトスとアラミス(LII-ESE)、アウシュラの『ソシオニクス入門』の双対章の第一号もESE-LIIでした。05章の小括でも観測したとおり、アウシュラのESE素材自体が、双対文脈に多く偏っています。
関係の実例として書かれる記述は、相手タイプとの対比で輪郭が決まります。そのため、ESE単体の記述として読むと、相手側の像が混ざるおそれがあります。
資料の非独立性—同一原稿の再録・別訳・再編成
このページの資料には、独立した証言と数えられない組があります。Stratiyevskayaの単独プロファイル(Wikisocion掲載の英訳とその和訳)と主著『お別れしないために』のタイプ記述には、同一原文の並行訳とみられる重複があります。また、コミュニティ編纂のComposite・Socioscopeプロファイルにも、英語版と和訳版の二重系統があります。
15章のTalanov対比表は、Filatovaによる再編成を経た群単位の記述であり、Talanovの原文の独立した確認にはなりません。GulenkoのESE記述は『64の肖像』と学派の公式サイトのタイプ記述(英訳はWikisocion)の2系統がありますが、同一著者の記述であり、相互の一致は独立の確認になりません。
つまり、「複数の資料で同じ記述を確認した」と言うためには、資料の系譜をまず確認する必要がある—このページが索引に資料の種別を明記しているのは、この理由によります。
転記・翻訳の段階で情報が変わる
資料の系譜の問題は、版どうしの不一致という形でも現れます。ESEの資料には、その例が3つあります。
第一に、Filatovaの旧式4チャンネル記述の第IVチャンネルには、見出しの要素名と本文の記述が一致しない箇所があります(03章の配置は他の複数系統で確認できるため影響しません)。第二に、GulenkoのWikisocion掲載プロファイルの一節は、労働条件について英語原文と既存の和訳で意味が逆転しています。このページの引用は、英語原文から訳しています(12章の当該引用の索引注記参照)。第三に、Talanov対比表の第2部には、群のタイプ列挙と本文中のタイプ名が一致しない箇所があります(15章の当該引用参照)。
いずれも、転記・再編成・翻訳の各段階で理論データが変わりうることの実例です。
学派の分裂と用語の混乱
このページの各章で繰り返し注意したとおり、体系間の互換性の欠如は現役の問題です。機能番号だけでも、現行の位置番号(03章)とアウシュラ旧式の4列(03章)があります。さらに、Reininの符号付き番号(06章)、Filatovaの章内連番(09章)、Golihovの独自体系(13章)、モデルG(12章)、モデルTが併存します。関係名にも「消去→サナーション/完全対立/消火」という変遷がありました。
また、理論の外縁には思弁的な主張も現れます。Reininの2008年の見解です。
懐疑的である。検証する必要がある。タイプが何らかの形で遺伝で伝わるとは考えていない。ソシオンは、何らかの形で人間に体現されるノオスフェアの一般的構造かもしれない。A.ブカロフの仕事がこの点に光を当てているかもしれない。
原文を表示
Скептически отношусь. Проверять надо. Я не думаю, что типы как-то по наследству передаются. Возможно, социон — это какая-то общая структура ноосферы, которая каким-то образом воплощается в людях. Пожалуй, работы А. Букалова проливают свет на это.
Reininは、タイプの遺伝性には懐疑を示す一方、ノオスフェア(人類の思考圏)という検証の難しい仮説も提示しています。検証を求める姿勢と、検証しにくい概念への傾きが、同じ研究者の記述内に共存する例です。
制度化の主張と外部の視線
学派側は、普及の規模を示す数字を挙げます。
ソシオニクスが科学的方向性として広範に普及していることは、過去15年間にわたり、人文諸科学のあらゆる部門および一連の技術科学において、約800本の学位論文においてソシオニクスの諸概念および諸方法が用いられてきたという事実によって裏付けられている。これら学位論文を分野別および主題別に分析した。さらに、ソシオニクスに関する学術出版物の集合体を分析した。現時点において、ソシオニクスはロシア、ウクライナ、CIS諸国、ならびに欧州連合加盟諸国の150を超える大学で教授されている。
原文を表示
Широкое распространение соционики как научного направления подтверждается тем, что за последние 15 лет соционические идеи и методы использованы примерно в 800 диссертациях по всем разделам гуманитарных наук и в ряде технических наук. Проведен анализ таких диссертационных работ по отраслям и темам. Проанализирован массив академических публикаций по соционике. В настоящее время соционика преподается более чем в 150 университетах России, Украины, стран СНГ и стран Европейского союза.
800本の学位論文、150超の大学という数字はBukalovらの集計であり、独立の確認はありません。また、利用の広がりは妥当性の証明とは別の事柄です。学派の自己認識の強さは、Stratiyevskayaの一節に典型的に現れます。
ソシオニクスが伝統的心理学と異なるのは、化学が錬金術と異なるのと同じである—ソシオニクスには体系がある、構築的アプローチがある、それは既存の知識体系と矛盾せず、それどころか、最も多様な科学・領域で並行して行われている多くの研究によって裏づけられている、科学的方法に基づいている。
原文を表示
От традиционной психологии соционика отличается так же, как химия от алхимии — в ней есть система, в ней есть конструктивный подход, она основана на научных методах, которые не противоречат существующей системе знаний, а, наоборот, подтверждаются многими исследованиями, проводимыми параллельно в самых различных науках и областях.
言い換えると、ストラティエフスカヤは、ソシオニクスと従来の心理学の違いを、化学と錬金術の違いにたとえているということです。この自己評価と、外部の視線のあいだには大きな開きがあります。
最後に、判定者の質の問題も内部から指摘されています。
ソシオニクスに対する不信の、もう一つの原因は、この人間についての新しい知識領域に、専門的な訓練どころか、単純な人生経験さえ持たないことも少なくない、熱心な支持者たちの一大勢力が押し寄せたことに関係している。そして、そうした若者たちが、自分が正しいと絶対的な確信を持って、決して単純ではない心理的問題の解決策をあちらこちらで提示するとき、それが思慮深い研究者たちの十分に根拠のある批判を招かずにはいないのである。
原文を表示
Другая причина недоверчивого отношения к соционике связана с тем, что в эту новую область знаний о человеке пришла большая армия энтузиастов, не имеющих зачастую не только специальной подготовки, но и простого жизненного опыта. И когда такие молодые люди с абсолютной уверенностью в своей правоте предлагают направо и налево рецепты решения совсем непростых психологических проблем, это не может не вызывать у вдумчивых исследователей вполне обоснованных нареканий.
つまり、訓練も経験もないまま自信を持って判定する愛好家が増えたことも、ソシオニクスへの不信の原因になったとフィラトワは見ています。
ここまでの懸念は、5つに整理できます。
- 判定の信頼性:技芸・最大40%・訓練のない判定者・ESE固有の誤同定経路(自己申告の「直観的でありたい」歪み・EIE/SEI/SEEの3方向の混同・形式論理への取り込まれ)
- 反証手続きの不在:強い主張(双対の機構・小集団効果・著名人帰属)が落とせない
- 実例化の偏り:ESEは関係論の説明例として使われ続け、単体の記述に相手タイプとの対比が混入しうる
- 継承の選択性と非独立性:同一原稿の並行訳・再編成、版内部の不一致、翻訳段階での意味の逆転が、検証や明示を欠いたまま流通
- 体系の分裂:番号・名称・モデルの非互換
あわせて、このページ全体で扱ってきた主張の水準を区別しておきます。
- 文献上の事実:誰がいつ何を書いたか。索引と出典で確認できます。
- 理論内部の帰結:モデルを前提にした導出(例:ESEの位置4のNi=1次元)。モデル内で整合していても、モデル自体の妥当性は別の問題です。
- 文献系列内で反復される観察:14章の5つの観測。相互に参照し合う文献群での反復であり、独立した再現ではありません。
- 独立に実証された主張:測定・標本・追試を伴うもの。当サイトが確認した範囲では、この水準に達したESE記述は本ページにはありません。
これらの懸念の多くが研究者自身の言葉で残っていることは、少なくとも一部の研究者が弱点を自覚して書き残していた証拠であり、同時に未解決の課題の一覧でもあります。このページの引用群は、その両面を示すことを意図して選びました。
24ESEとは何か
最終章です。この章に新しい引用はありません。ここまでの記事内の資料—引用と各章の分析—だけを材料に、ESEというタイプの記述を当サイトの責任で再統合します。独自の統合であるぶん、確からしさは各章の引用より一段下がります。
反復して現れる記述
14章で確認した5つの観測を、系譜の言葉に接続し直します。ユングの外向的感情型は、感情が客観的状況と一般的価値に対応し、調和的な社交を作り出す創造的要因として書かれていました(02章)。ソシオニクスの記述群は、この骨格を保ったまま、より具体的な行動の水準まで記述を広げています。場の感情を読み、作り、調整する(第一の観測)はFe主導の記述として、世話と快適さの供給(第二の観測)はSi創造の記述として、各研究者が具体化しています。名称そのもの(倫理感覚外向)も、この2要素の順序でつけられています(03章)。時間の見通しの弱さ(第三の観測)と受け取る論理への需要(第四の観測)は、弱い側の2位置(Ni・Ti)の記述として、次元性の枠組み(16章)とも向きが揃います。公正の原則(第五の観測)は、周縁の位置(Fi)に置かれた強い規範として、双対ペアの共有基盤にまで延長されていました(18章)。
確定しない点と実証の限界
確定しないものも列挙しておきます。感情表出の量はサブタイプと条件の変数で、タイプの定数として確定しません(14章・20章・11章)。否定的感情の扱いは、個別プロファイルの「不快の回避」と群記述の「負の感情の放出」が突き合わせ不能のまま並んでいます(14章)。時間の困難をどの情報要素に置くかは、研究者によってNi(Filatova・Stratiyevskaya)とNe(Reinin)に分かれます(06章・08章・09章)。そして、判定の信頼性・反証手続き・資料の非独立性という実証面の限界は、ESEに限らずこの文献群全体にかかります(23章)。
ESE像の要約
以上の留保つきで要約します。文献群が描くESEは、人と場の感情状態を最初に読み、肯定的な方向へ動かすことを行動の軸に置くタイプです。その手段は具体的で、もてなし・料理・贈り物・空間の快適化という感覚的な供給に集中します。感情と手段の結びつきは強く、支出・仕事のペース・交友の広さにも同じ構えが現れると研究者ごとに観察されています(各観察の因果関係までは資料から確定しません)。一方で、時間の見通しと体系的な計画は負担の大きい領域で、構造化された説明を外から受け取ることを好みます。公正—権利と可能性の対応—への感度は高いとされ、それが崩れた場面で意志的な強さが表に出るという連結は、主にStratiyevskaya系列の記述です。双対LIIとの記述は本ページで参照した資料の範囲で最も多く、このタイプの記述自体が関係の実例として書かれてきた経緯があります。
01章の一般像と照らすと、場を明るくすること、もてなし、時間の見通しの負担は、研究者の記述でもそのまま残ります。一方、「筋道立てて理屈を組むのが負担」という像は、研究者の記述では、構造化された説明を外から受け取ることを好むという形で言い直されています(06章・12章・16章)。
かみ砕いて言うと
一般的なタイプ解説の語り口に直すなら、こうなります。文献群の描くESEは、その場にいる人の気分がまず気になり、沈んでいる人がいればその気分を上げようと動く人、とまとめられます。おいしいもの、居心地のいい部屋、ちょうどいい贈り物—喜ばせる手段を具体的に持っていて、それを惜しまず使うと描かれます。段取りや長期の見積もりには負担を感じやすく、予定は詰まりがちで、遅刻には自分が一番落ち込む、ともされます。筋の通った説明をしてくれる人を尊敬し、不公平には強く反応するとされます。ESEは、少なくとも「場の感情を読んで肯定的に動かし、快適さの供給でそれを実現するタイプ」と文献上繰り返し記述されてきたタイプだと言えるかもしれません。
25この記事の方法論
引用を用いる理由と範囲
ソシオニクスの文献では、同じESEというタイプについて、研究者ごとに観測点も語彙も評価も食い違います。食い違う記述を1つの要約にまとめると、どの研究者も書いていない「平均像」ができあがります。要約には書き手の解釈が混ざるため、研究者の記述は逐語の引用で示します。引用は、本文で設定した論点の検討に必要な範囲にとどめます。そのうえで、出典の関係・記述の違い・当てはまる範囲を、当サイトの本文で分析します。各引用の位置づけの説明、各章末の小括、14章の横断比較、22章・23章の整理がこのページの本文で、ここには当サイトの判断が入ります。最終の24章はその延長で、記事全体の資料をまとめ直す独自の統合です。
引用の逐語性と翻訳
引用の訳文は当サイトによる訳出です(ユングはドイツ語原著の英訳版から訳出しています)。底本の綴りは各引用の「原文を表示」で確認できます。
底本は研究者本人の著書と機関誌論文を主とします。コミュニティ編纂資料(Wikisocionなど)も補助として使いますが、出典表示で区別できるようにしています。原文は、テキストで示せる引用について各引用の下の「原文を表示」に格納しています。図表由来などで原文テキストを収載できないものは、索引の注記に示します。原文には誤字が残る可能性があることをあらかじめお伝えしておきます。
本ページの引用は、公表された著作物からの、批評・研究を目的とする引用です。引用部は引用ブロックで明瞭に区分し、すべてに出所を番号つきで明示しています。索引には著者・資料名と、確認できた範囲の刊行年・初出・該当箇所を掲載し、出所に留保が要る資料は注記で示します。本文と引用の関係は、本文の分析が主で、引用は各論点の根拠として示す資料です。出典・掲載についての指摘があれば対応します。
タイプ愛称の置換
ソシオニクスの原典には、16タイプを著名人の名で呼ぶ愛称が頻出します。ESEの場合は「ユーゴー」です。当サイトはタイプをコード表記(ESE、LIIなど)で統一しているため、引用内の愛称は「ESE〔原文:ユーゴー〕」の形式で置換します。なお、資料によっては「ヒューゴー」と転写されており、その場合は「ESE〔原文: ヒューゴー〕」と示します。愛称の由来と著名人タイピングの問題は22章で扱います。
索引の使い方
引用の末尾には初出順の番号が付きます。番号を押すと巻末の索引に移動し、著者・書名と、確認できた範囲の年・該当箇所を確認できます。索引の各項目からは、本文の引用位置へ戻れます。
注釈
- ※1MBTIとの対応は機能の並びの解釈にもとづく便宜的なものです。詳しくはMBTIとの違い、MBTIとソシオニクスのタイプはどう対応するのかをご確認ください。
+索引(引用文献)
- [1]ユング『心理学的類型』(原題:Psychologische Typen、1921)第11章 定義 原著は独語(1921年)。底本はH. G. Baynes英訳(1923年) 本文へ
- [2]ユング『心理学的類型』(原題:Psychologische Typen、1921)第10章 原著は独語(1921年)。底本はH. G. Baynes英訳(1923年) 本文へ
- [3]ユング『心理学的類型』(原題:Psychologische Typen、1921) 節見出し「4. The Extraverted Feeling-Type」直下。見出しは(中略)で省略 本文へ
- [4]ユング『心理学的類型』(原題:Psychologische Typen、1921) 原文の主語は女性代名詞(1920年代の記述文脈。23章参照) 本文へ
- [5]ユング『心理学的類型』(1921)第10章 内向的感覚型 原著は独語(1921年)。底本はH. G. Baynes英訳(1923年) 本文へ
- [6]ユング『心理学的類型』(1921)第10章 内向的感覚型 原著は独語(1921年)。底本はH. G. Baynes英訳(1923年) 本文へ
- [7]Kempinski『Lęk(不安)抜粋訳』(原題:Lęk) 「アナログ原理とデジタル原理」の節 死後刊行の著作。著者はAntoni Kępiński(1918–1972) 本文へ
- [8]Kempinski『Lęk(不安)抜粋訳』(原題:Lęk) 「アナログ原理とデジタル原理」の節 死後刊行の著作。著者はAntoni Kępiński(1918–1972) 本文へ
- [9]アウシュラ『ソシオニクス入門』(原題:Соционика: Введение、1998) Kempinskiの抜粋訳内の再録(原出典はアウシュラ『ソシオニクス入門』) 本文へ
- [10]アウシュラ『ソシオニクス入門』(原題:Соционика: Введение、1998)著者序文 Kempinskiの抜粋訳内の再録(原出典はアウシュラ『ソシオニクス入門』) 本文へ
- [11]アウシュラ『ユングの世界(『ユング論考集』所収)』(1991) К.Г.→K.G.。底本の脚注記号[^*]は省略=訳注は引用外の規約 本文へ
- [12]アウシュラ『ユングの世界(『ユング論考集』所収)』(原題:Соционика: Введение、1998) 本文へ
- [13]アウシュラ『書簡(『ユング論考集』所収)』(原題:Соционика: Введение、1998) 本文へ
- [14]アウシュラ『ソシオニクス入門』(原題:Соционика: Введение、1998) 本文へ
- [15]Reinin「情報、その伝達、および情報代謝について」(原題:Об информации, её передаче и информационном метаболизме)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №1-2(2021年) 機関誌への再録掲載 出典リンク 本文へ
- [16]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались)第I部 理論編 刊行年は底本(露語電子テキスト)に記載がなく未確認 本文へ
- [17]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(原題:Личность в зеркале соционики、2001)前書き 本文へ
- [18]Yermak『人を理解することを学ぶには』(原題:Как научиться понимать людей — Соционика: новый метод познания человека、2005)第1章 本文へ
- [19]ユング『心理学的類型』(原題:Psychologische Typen、1921)第10章 原著は独語(1921年)。底本はH. G. Baynes英訳(1923年) 本文へ
- [20]ユング『心理学的類型』(原題:Psychologische Typen、1921)第10章 原著は独語(1921年)。底本はH. G. Baynes英訳(1923年) 本文へ
- [21]アウシュラ『機能の理論(フンクツィオニカ)』(原題:Теория функций. Функционика) 「第1機能」の節(要約) 執筆年の明示がない著作(推定1980年代後半〜1990年代初頭)。サミズダートで流通したのち電子化されたもので、初出媒体は未確認 本文へ
- [22]アウシュラ『機能の理論(フンクツィオニカ)』(原題:Теория функций. Функционика) 「第2機能」の節(要約) 執筆年の明示がない著作(推定1980年代後半〜1990年代初頭)。サミズダートで流通したのち電子化されたもので、初出媒体は未確認 本文へ
- [23]アウシュラ『機能の理論(フンクツィオニカ)』(原題:Теория функций. Функционика) 「情報代謝モデル」の節 執筆年の明示がない著作(推定1980年代後半〜1990年代初頭)。サミズダートで流通したのち電子化されたもので、初出媒体は未確認 本文へ
- [24]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались) 本文へ
- [25]アウシュラ『ソシオニクス入門』(原題:Соционика: Введение、1998) МНС→MNSのラテン化・表組み行の散文化・要素記号(▼○△■□▲●▽)を( )表示へ。ペンネーム列は命名列挙のため原文どおり 本文へ
- [26]ユング『心理学的類型』(原題:Psychologische Typen、1921) 英訳CW6 本文へ
- [27]ユング『心理学的類型』(原題:Psychologische Typen、1921) 本文へ
- [28]ユング『心理学的類型』(1921) 内向的態度。原著は独語(1921年)。底本はH. G. Baynes英訳(1923年) 本文へ
- [29]アウシュラ『ユングの世界(『ユング論考集』所収)』(1991) 表組み行の散文化。要素記号セル(黒い角/白い四角)は省略 本文へ
- [30]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались)第I部 理論編 刊行年は底本(露語電子テキスト)に記載がなく未確認 本文へ
- [31]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(原題:Личность в зеркале соционики、2001)第II部 本文へ
- [32]Yermak『人間の心と周囲世界との相互作用』(1997) 本文へ
- [33]アウシュラ『ユングの世界(『ユング論考集』所収)』(1991) 表組み行の散文化。要素記号セル(白い円)は省略 本文へ
- [34]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались)第I部 理論編 刊行年は底本(露語電子テキスト)に記載がなく未確認 本文へ
- [35]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(原題:Личность в зеркале соционики、2001)第II部 本文へ
- [36]Yermak『人間の心と周囲世界との相互作用』(1997) 本文へ
- [37]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(2001) 本文へ
- [38]Karpenko「世界のアスペクト知覚」(原題:Восприятие аспектов мира)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(1995年) 本文へ
- [39]Socioscope『「ESE」プロファイル(Wikisocion再録)』 底本はWikisocion掲載の英訳系テキスト 本文へ
- [40]アウシュラ『ソシオニクス入門』(原題:Соционика: Введение、1998) 本文へ
- [41]アウシュラ『ソシオニクス入門』(原題:Соционика: Введение、1998) 冒頭のタイプ式「Т▌○/Т□▲」はキリルТと記号の組で、( )表示へ改めた。▌は底本の組版由来で▼相当とみられる 本文へ
- [42]アウシュラ『ソシオニクス入門』(原題:Соционика: Введение、1998) 本文へ
- [43]アウシュラ『ソシオニクス入門』(原題:Соционика: Введение、1998) 本文へ
- [44]アウシュラ『人間の二元的本性(『レイニン特性の理論』連載第5部に再録)』(原題:Соционика: Введение、1983) 本文へ
- [45]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(2010) 底本は英語版 本文へ
- [46]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(2010) 底本は英語版 本文へ
- [47]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(2010) 底本は英語版 本文へ
- [48]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(2010) 底本は英語版 本文へ
- [49]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(2010) 底本は英語版 本文へ
- [50]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(2010) 底本は英語版 本文へ
- [51]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(2010) 底本は英語版 本文へ
- [52]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(2010) 底本は英語版 本文へ
- [53]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(2010) 底本は英語版 本文へ
- [54]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(2010) 底本は英語版 本文へ
- [55]Bukalov & Boiko『ESEタイプ記述』(原題:Гюго (Букалов, Бойко)) 原文欄は socioniko.net 収録の露語テキスト。同ページの帰属表記はブカロフ・ボイコ『Почему ошибся Саддам Хуссейн, или Что такое соционика』 出典リンク 本文へ
- [56]Bukalov & Boiko『ESEタイプ記述』(原題:Гюго (Букалов, Бойко)) 原文欄は socioniko.net 収録の露語テキスト。同ページの帰属表記はブカロフ・ボイコ『Почему ошибся Саддам Хуссейн, или Что такое соционика』 出典リンク 本文へ
- [57]Bukalov & Boiko『ESEタイプ記述』(原題:Гюго (Букалов, Бойко)) 原文欄は socioniko.net 収録の露語テキスト。同ページの帰属表記はブカロフ・ボイコ『Почему ошибся Саддам Хуссейн, или Что такое соционика』 出典リンク 本文へ
- [58]Bukalov & Boiko『ESEタイプ記述』(原題:Гюго (Букалов, Бойко)) 原文欄は socioniko.net 収録の露語テキスト。同ページの帰属表記はブカロフ・ボイコ『Почему ошибся Саддам Хуссейн, или Что такое соционика』 出典リンク 本文へ
- [59]Bukalov & Boiko『ESEタイプ記述』(原題:Гюго (Букалов, Бойко)) 原文欄は socioniko.net 収録の露語テキスト。同ページの帰属表記はブカロフ・ボイコ『Почему ошибся Саддам Хуссейн, или Что такое соционика』 出典リンク 本文へ
- [60]Bukalov「意識機能の管理的役割」(原題:Управляющая роль функции сознания)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №5(2016年) 出典リンク 本文へ
- [61]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались)第II部 ESE章 第1ポジション 原文欄は著者の書籍(露語)の対応箇所 本文へ
- [62]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались)第II部 ESE章 第2ポジション 原文欄は著者の書籍(露語)の対応箇所 本文へ
- [63]Stratiyevskaya『「ESE」タイプ記述(Wikisocion再録)』 底本はWikisocion掲載の英訳系テキスト 本文へ
- [64]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались)第II部 ESE章 第4ポジション 原文欄は著者の書籍(露語)の対応箇所 本文へ
- [65]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались)第II部 ESE章 第7ポジション 原文欄は著者の書籍(露語)の対応箇所 本文へ
- [66]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались)第II部 ESE章 第8ポジション 原文欄は著者の書籍(露語)の対応箇所 本文へ
- [67]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(原題:Личность в зеркале соционики、2001)第II部 ESE章 原文欄は著者の書籍(露語)の対応箇所 本文へ
- [68]Filatova『「ESE」タイプ記述(Wikisocion再録)』 底本はWikisocion掲載の英訳系テキスト 本文へ
- [69]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(原題:Личность в зеркале соционики、2001)第II部 ESE章 原文欄は著者の書籍(露語)の対応箇所 本文へ
- [70]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(原題:Личность в зеркале соционики、2001)第II部 ESE章 原文欄は著者の書籍(露語)の対応箇所 本文へ
- [71]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(原題:Личность в зеркале соционики、2001)第II部 ESE章 原文欄は著者の書籍(露語)の対応箇所 本文へ
- [72]Filatova『「ESE」タイプ記述(Wikisocion再録)』 底本はWikisocion掲載の英訳系テキスト 本文へ
- [73]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(原題:Личность в зеркале соционики、2001)第II部 ESE章 本文へ
- [74]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(2001) 本文へ
- [75]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(2001) 本文へ
- [76]Yermak, Roslankina「心のTIMモデルの記述」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(1999年) 本文へ
- [77]Yermak『人を理解することを学ぶには』(原題:Как научиться понимать людей — Соционика: новый метод познания человека、2005) 本文へ
- [78]Karpenko「バーン=ブカロフによる構えがタイプの発現に及ぼす影響」(原題:Восприятие аспектов мира)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2011年) 本文へ
- [79]Karpenko「バーン=ブカロフによる構えがタイプの発現に及ぼす影響」(原題:Восприятие аспектов мира)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2011年) 本文へ
- [80]Karpenko「情報流のアスペクトによるクアドラの順位づけについて」(原題:Восприятие аспектов мира)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2002年) 本文へ
- [81]Karpenko「世界のアスペクト知覚」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(1995年) 機関誌、1995年 本文へ
- [82]Karpenko「世界のアスペクト知覚」(原題:Восприятие аспектов мира)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №1(1995年) 機関誌 出典リンク 本文へ
- [83]Karpenko & Karjuk「感覚倫理内向型: 自然観察の試み」(原題:Восприятие аспектов мира)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2010年) タイプ略号СЭИ/СЭЭ/ЭСЭ/ЭСИをラテンへ統一 本文へ
- [84]Gulenko『64の肖像』(2019) 底本は英語版 本文へ
- [85]Gulenko『64の肖像』(2019) 底本は英語版 本文へ
- [86]Gulenko『ESEタイプ記述(仕事の場)』(原題:Социотип Энтузиаст в работе (Гюго, ESFJ, Этико-сенсорный экстраверт)) Подчинённый → Проблемы ЭСЭ 原文欄は人道主義ソシオニクス学派の公式サイト socioniks.net の露語テキスト 出典リンク 本文へ
- [87]Gulenko『64の肖像』(2019) 底本は英語版 本文へ
- [88]Gulenko『64の肖像』(2019) 底本は英語版 本文へ
- [89]Gulenko『64の肖像』(2019) 底本は英語版 本文へ
- [90]Gulenko『64の肖像』(2019)理論編 本文へ
- [91]Gulenko『64の肖像』(2019) DCNH編 本文へ
- [92]Weisband『初期ハンドブック(アウシュラ資料準拠)「ESE」』 底本はWikisocion掲載の英訳系テキスト 本文へ
- [93]Prokofieva『「ESE」タイプ記述(Wikisocion再録)』 底本はWikisocion掲載の英訳系テキスト 本文へ
- [94]Meged & Ovcharov『ESEタイプ記述』 原文欄は socioniko.net 収録の露語テキスト 出典リンク 本文へ
- [95]Golihov『ESEタイプ記述』 原文欄は socioniko.net 収録の露語テキスト 出典リンク 本文へ
- [96]Golihov『ESEタイプ記述』 原文欄は socioniko.net 収録の露語テキスト 出典リンク 本文へ
- [97]socionics.ua『「ESE」プロファイル(Wikisocion再録)』 底本はWikisocion掲載の英訳系テキスト 本文へ
- [98]Piatnitskiy『ESEタイプ記述』 原文欄は socioniko.net 収録の露語テキスト 出典リンク 本文へ
- [99]Beskova『「ESE」タイプ記述(Wikisocion再録)』 底本はWikisocion掲載の英訳系テキスト 本文へ
- [100]Composite『「ESE」プロファイル(Wikisocion再録)』 底本はWikisocion掲載の英訳系テキスト 本文へ
- [101]Socioscope『「ESE」プロファイル(Wikisocion再録)』 底本はWikisocion掲載の英訳系テキスト 本文へ
- [102]Socioscope『「ESE」プロファイル(Wikisocion再録)』 底本はWikisocion掲載の英訳系テキスト 本文へ
- [103]ユング『心理学的類型』(原題:Psychologische Typen、1921)第10章 原著は独語(1921年)。底本はH. G. Baynes英訳(1923年) 本文へ
- [104]ユング『心理学的類型』(1921)第11章 原著は独語(1921年)。底本はH. G. Baynes英訳(1923年) 本文へ
- [105]ユング『心理学的類型』(原題:Psychologische Typen、1921)第11章 定義「非合理」 原著は独語(1921年)。底本はH. G. Baynes英訳(1923年) 本文へ
- [106]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались) 本文へ
- [107]アウシュラ, Reinin「人格類型論における二分法の十五特徴」(原題:Пятнадцать признаков дихотомии в типологии личности)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2006年) К.Г.→K.G.・表組み行の散文化 出典リンク 本文へ
- [108]Reinin「二分法的特徴の理論の創造について」(原題:О создании теории дихотомических признаков)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №6(2006年) インタビュー記事 出典リンク 本文へ
- [109]アウシュラ『レイニン特性の理論』(原題:Соционика: Введение、1998) タイプ略号ЭСЭ→ESEのラテン化。原文はWeb公開版(1985年稿のHTML)からの逐語 本文へ
- [110]Filatova「タラノフのモデルとレイニン特性 第1部」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2011年) 原文は機関誌No.144/145の露語 本文へ
- [111]Filatova「タラノフのモデルとレイニン特性 第1部」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2011年) 原文は機関誌No.144/145の露語 本文へ
- [112]Filatova「タラノフのモデルとレイニン特性 第1部」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2011年) 原文は機関誌No.144/145の露語 本文へ
- [113]Filatova「タラノフのモデルとレイニン特性 第1部」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2011年) 原文は機関誌No.144/145の露語 本文へ
- [114]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(2010) 底本は英語版 本文へ
- [115]Bukalov & Karpenko「人類の進化—情報代謝機能構造とソシオンの形成」(原題:Эволюция человека: формирование структуры ФИМ и социона)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №6(2018年) 出典リンク 本文へ
- [116]Yermak『人を理解することを学ぶには』(原題:Как научиться понимать людей — Соционика: новый метод познания человека、2005)第3章 本文へ
- [117]Bukalov & Karpenko「人類の進化—情報代謝機能構造とソシオンの形成」(原題:Эволюция человека: формирование структуры ФИМ и социона)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №6(2018年) 出典リンク 本文へ
- [118]Bukalov「意識機能の管理的役割」(原題:Управляющая роль функции сознания)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №5(2016年) 出典リンク 本文へ
- [119]Yermak, Roslankina「心のTIMモデルの記述」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(1999年) 本文へ
- [120]Bukalov & Karpenko「人類の進化—情報代謝機能構造とソシオンの形成(第2部)」(原題:Управляющая роль функции сознания)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2018年) 本文へ
- [121]Karpenko「世界のアスペクト知覚」(原題:Восприятие аспектов мира)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(1995年) 本文へ
- [122]Bukalov & Karpenko「人類の進化—情報代謝機能構造とソシオンの形成」(原題:Эволюция человека: формирование структуры ФИМ и социона)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №6(2018年) 出典リンク 本文へ
- [123]アウシュラ『ソシオニクス入門』(原題:Соционика: Введение、1998) 本文へ
- [124]アウシュラ『ソシオニクス入門』(原題:Соционика: Введение、1998) 本文へ
- [125]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(原題:Личность в зеркале соционики、2001)第II部 本文へ
- [126]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались)第II部 刊行年は底本(露語電子テキスト)に記載がなく未確認 本文へ
- [127]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались) 本文へ
- [128]Bukalov「個体誕生過程における情報代謝機能の形成メカニズムについて」(原題:О механизме формирования функций информационного метаболизма в процессе рождения индивидуума)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №1(1996年) 出典リンク 本文へ
- [129]Yermak『人を理解することを学ぶには』(原題:Как научиться понимать людей — Соционика: новый метод познания человека、2005)付録 本文へ
- [130]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(原題:Socionics: Typology. Small Groups.、2010) 参照は2010年英語版(露語版の初出年は確認中) 本文へ
- [131]Gulenko『64の肖像』(2019) 底本は英語版 本文へ
- [132]Gulenko『64の肖像』(2019)理論編 本文へ
- [133]Karpenko & Karjuk「感覚倫理内向型: 自然観察の試み」(原題:Восприятие аспектов мира)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2010年) タイプ略号СЭИ/ЭСЭをラテンへ統一 本文へ
- [134]Bukalov「インタータイプ関係の記述(続編 第2部)」(原題:Управляющая роль функции сознания)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2016年) 本文へ
- [135]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(原題:Socionics: Typology. Small Groups.、2010) 参照は2010年英語版(露語版の初出年は確認中) 本文へ
- [136]Gulenko『64の肖像』(2019) 16関係編 本文へ
- [137]アウシュラ『ソシオニクス入門』(原題:Соционика: Введение、1998) 本文へ
- [138]アウシュラ『レイニン特性の理論』(1998) 本文へ
- [139]アウシュラ『ソシオニクス入門』(原題:Соционика: Введение、1998) 本文へ
- [140]アウシュラ『書簡(『ユング論考集』所収)』(原題:Соционика: Введение、1998) 底本の脚注記号[^4][^5]は省略=訳注は引用外の規約。脚注の内容はユーゴー=ESE・ロベスピエール=LII 本文へ
- [141]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались)第II部 ESE章 第4ポジション 原文欄は著者の書籍(露語)の対応箇所 本文へ
- [142]Stratiyevskaya『ESEタイプ記述』(原題:Этико-сенсорный экстраверт ("Гюго")、2007)イドブロック、7番の位置 原文欄は本人のブログ(2007-11-29の投稿)の露語テキスト 出典リンク 本文へ
- [143]Weisband『初期ハンドブック(アウシュラ資料準拠)「ESE」』 底本はWikisocion掲載の英訳系テキスト 本文へ
- [144]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(2010) 底本は英語版 本文へ
- [145]Bukalov「インタータイプ関係の記述」(原題:Описания интертипных отношений)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №5(2012年) 出典リンク 本文へ
- [146]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(原題:Socionics: Typology. Small Groups.、2010) 16関係編 底本は英語版 本文へ
- [147]Bukalov & Karpenko「学術分野としてのソシオニクス」(原題:Соционика как академическая научная дисциплина)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №1(2013年) 出典リンク 本文へ
- [148]アウシュラ『ユング論考集(当サイト編纂アーカイブ)』(1984)第4篇「パーソナリティとパーソナリティタイプ」 心理学者エレナ・ドゥボヴァ宛書簡(1984年11月18日付)。機関誌『ソシオニクス、メンタロジー、人格心理学』2005年№4(通巻No.202)に再録 本文へ
- [149]Wikisocion『「Subtypes」(コミュニティ編纂)』(2026) 2026-07-15閲覧 底本はWikisocion掲載の英訳テキスト。著者の原語初出は未確認 本文へ
- [150]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(2001) 本文へ
- [151]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(2001) 本文へ
- [152]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(2001) 本文へ
- [153]Gulenko『64の肖像』(2019) 底本は英語版 本文へ
- [154]Gulenko『64の肖像』(2019) 底本は英語版 本文へ
- [155]Gulenko『64の肖像』(2019) 底本は英語版 本文へ
- [156]Gulenko『64の肖像』(2019) 底本は英語版 本文へ
- [157]Wikisocion『「Subtypes」(コミュニティ編纂)』(2026) 2026-07-15閲覧 底本はWikisocion掲載の英訳テキスト。著者の原語初出は未確認 本文へ
- [158]アウシュラ『書簡(『機関誌記事集』所収)』(原題:Соционика: Введение) 底本は書簡引用のブロック=行頭の引用記号を除去して収載 本文へ
- [159]アウシュラ『書簡(『ユング論考集』所収)』(原題:Соционика: Введение、1991) 本文へ
- [160]Yermak『人を理解することを学ぶには』(原題:Как научиться понимать людей — Соционика: новый метод познания человека、2005)第9章 本文へ
- [161]Yermak『人を理解することを学ぶには』(原題:Как научиться понимать людей — Соционика: новый метод познания человека、2005)第9章 本文へ
- [162]Karpenko「エキスパートの立場」(原題:Позиция эксперта)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №1(1999年) 出典リンク 本文へ
- [163]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(原題:Socionics: Typology. Small Groups.、2010)第2講「16タイプ」EIE節 底本は英語版。引用訳は別の英訳に拠るため語句が英語版本文と一部異なる(内容は同一) 本文へ
- [164]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(2001) 本文へ
- [165]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(2001) 本文へ
- [166]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(2010) 底本は英語版 本文へ
- [167]Weisband『初期ハンドブック(アウシュラ資料準拠)「ESE」』 底本はWikisocion掲載の英訳系テキスト 本文へ
- [168]アウシュラ『ソシオニクス入門』(原題:Соционика: Введение、1998) 本文へ
- [169]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(2010) 底本は英語版 本文へ
- [170]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(2010) 底本は英語版 本文へ
- [171]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались) 本文へ
- [172]Bukalov『「ESE」プロファイル(Wikisocion再録)』 底本はWikisocion掲載の英訳系テキスト 本文へ
- [173]Bukalov『「ESE」プロファイル(Wikisocion再録)』 底本はWikisocion掲載の英訳系テキスト 本文へ
- [174]Bukalov「民族ソシオニクスと社会政治過程の解析(第2部)」(原題:Управляющая роль функции сознания)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2016年) 本文へ
- [175]Bukalov「アウシュラ・アウグスティナヴィチューテの天才」『Psychology and Socionics of Interpersonal Relationships』誌(2010年) 底本は英語版 本文へ
- [176]ユング『心理学的類型』(原題:Psychologische Typen、1921)第10章 原著は独語(1921年)。底本はH. G. Baynes英訳(1923年) 本文へ
- [177]Kempinski『Lęk(不安)抜粋訳』(原題:Lęk) 原文は非収載(ポーランド語原本『Lęk』は参照できず、表示本文は日本語の抜粋訳による。露訳経由の英語抜粋が参考として存在する) 本文へ
- [178]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(原題:Личность в зеркале соционики、2001)前書き 本文へ
- [179]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(原題:Socionics: Typology. Small Groups.、2010) 参照は2010年英語版(露語版の初出年は確認中) 本文へ
- [180]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(原題:Личность в зеркале соционики、2001)第II部 本文へ
- [181]Reinin「ソシオンとその記述」(原題:Социон и его описания)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №6(2008年) 出典リンク 本文へ
- [182]Bukalov & Karpenko「学術分野としてのソシオニクス」(原題:Соционика как академическая научная дисциплина)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №1(2013年) 出典リンク 本文へ
- [183]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались)第I部 理論編 刊行年は底本(露語電子テキスト)に記載がなく未確認 本文へ
- [184]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(原題:Личность в зеркале соционики、2001)前書き 本文へ

