サイコソフィアとは
論理・意志・感情・物質の
サイコソフィアは、論理・意志・感情・物質の4つの機能を人ごとに第1から第4の順位に並べ、人の性格を24のタイプに分ける類型論です。分ける基準は能力の高さではなく、それぞれの機能をどれほど重く受け止め、どう扱うかです。
サイコソフィアを理解するには、次の6つのポイントがあります。
第一章四つの機能
サイコソフィアでは、人の心のはたらきを4つに分けて考えます。これを機能と呼びます。論理・意志・感情・物質の4つで、この4つは誰もがすべて持っています。アファナシエフは、4つの機能をこう書いています。
こうして少しずつ、人間の内的な構造についての考えができあがった。その構造は四つの心のモジュール、すなわち機能から成る。感情(「魂」)、論理(「知性」)、物質(「身体」)、意志(「霊」)である。
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Так, постепенно и сложилось представление о внутренней архитектуре человека, состоящей из четырех психических модулей или функций: ЭМОЦИИ(«души»), ЛОГИКИ(«ума»), ФИЗИКИ(«тела») и ВОЛИ(«духа»).
上の引用にあるモジュールは、心を組み立てている単位のことです。つまり、人の内面は、魂・知性・身体・霊にあたる4つの機能でできていると考えるということです。論理は物事のつながりを考える機能、意志は欲求や決定、人格にかかわる機能とされています。感情は気分や心の反応、恋愛にかかわる機能です。
注意が要るのは物質です。原典が物質に添えた言葉は「身体」で、体そのものから始まる機能です。アファナシエフは、物質の範囲をこう書いています。
確かめてみると、個人の機能順位のなかで物質が占める位置は、法、経済、美学、世界観と世界感覚の色合い、そのほか多くの、生理学から遠く離れた領域に影響していることがわかる。
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На поверку оказывается, что место Физики в порядке функций индивидуума влияет на такие далекие от физиологии области, как право, экономика, эстетика, окраска мировоззрения и мироощущения и многое другое.
言い換えると、物質は体だけでなく、お金や暮らし方、ものの好みにまで関わる機能ということです。このサイトでは「物質」と書き、指しているのは身体と、身体を支える暮らし全般です。それぞれの機能が扱う範囲は、「物質的な側面」「論理の側面」のように側面とも呼びます。
第二章四つの順位
4つの機能は、誰もが同じ強さで持っているわけではありません。人ごとに第1から第4までの順位があり、同じ機能でも、どの順位に入るかで扱い方が変わります。アファナシエフは、この順位をこう書いています。
意志、論理、物質、感情は、人格の心のなかで等価なもの、水平に並ぶものではなく、階層、言い換えれば四段の機能の順位をなしている。そこでは各機能が、はしごのどの段にあるかによって、それぞれ独自の姿をとり、独自に働く。自然がこの四つの煉瓦をどう積み重ねるか、それで個人の内面の世界が決まる。人の心の独自性を決めるのはまさに機能の階層であり、たやすく数えられるとおり、この階層が人類を二十四のまったく独立した心理タイプに分ける。
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Воля, Логика, Физика, Эмоция — в психике личности не являются чем-то равнозначным, расположенным по горизонтали, а представляют собой иерархию или, говоря иначе, четырехступенчатый порядок функций, где каждая функция, в зависимости от ее положения на ступенях лестницы, по-своему выглядит и действует.Как природа положит друг на друга эти четыре кирпича, таков и будет внутренний мир индивидуума.Именно иерархия функций определяет оригинальность психики человека, деля человечество, как нетрудно подсчитать, на двадцать четыре вполне самостоятельных психических типа.
上の引用にあるはしごの段が、第1から第4の順位です。つまり、4つの機能をどの順に積むかで、その人の内面が決まるということです。4つの機能を1つずつ順位に並べる並べ方は4×3×2×1で24通りあり、これが24のタイプになります。
原典は、4つの順位にそれぞれ呼び名を付けています。第1は「槌」、第2は「川」、第3は「潰瘍」、第4は「些事」です。上の2つは力の形を、下の2つは痛みと軽さを表す呼び名と読めます。
第1機能
第1機能は、その人が最も確かなものとして扱う機能です。力が余るほどあり、自分だけで結論を出そうとします。アファナシエフは、第1機能をこう書いています。
だが第1機能は容赦がない。その結果型の性質そのものが妥協を許さず、争いで完全な勝利を求める。
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А Первая беспощадна. Сама результативная природа ее не терпит компромисса и требует абсолютной победы в борьбе.
つまり、第1機能では人に合わせることができず、自分の結論を最後まで通そうとするということです。そのため、第1機能は対立のときに真っ先に使う機能になりやすく、その人の強さと偏りがいちばん目立つ機能とされています。
第2機能
第2機能は、第1機能と同じく強い機能です。ですが、自分だけで結論を出すのではなく、人とのやりとりのなかで働きます。アファナシエフは、第1機能と第2機能を比べて、こう書いています。
第1機能と第2機能の比較に戻れば、第1機能が私たちから自分自身への贈り物なら、第2機能は私たちから他人への贈り物だと言える。だからこそ、人間の最良の側面はまさに第2機能なのである。
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Возвращаясь к сравнению Первой и Второй, можно сказать, что если Первая — наш дар самим себе, то Вторая — наш дар другим. Поэтому именно Вторая функция является лучшей стороной человека.
言い換えると、第1機能は自分のための強さで、第2機能は人のための強さということです。第2機能は批判を受けても傷になりにくく、人に付き合い、人を支えるときに力を出すとされています。そのためアファナシエフは、第2機能を人の最も良い面と見ました。
第3機能
第3機能は、弱いうえに、本人がそれを強く気にしている機能です。アファナシエフは、第3機能をこう書いています。
原理の上では、第3機能は第2機能とほとんど変わらず、同じくプロセス型である。こう言ってよければ、超プロセス型でさえある。しかし外に現れる姿では、第3機能は第2機能と著しく異なる。違いは、第3機能が力ではなく弱さ、私たちの潰瘍、人間の心の痛む場所であることから生じる。
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По своим принципам Третья функция почти не отличается от Второй, она также процессионна. Даже, если так можно выразиться, суперпроцессионна. Однако по внешним своим проявлениям Третья функция разительно отличается от Второй. Разница обуславливается тем, что Третья не сила, а слабость, наша язва, больное место человеческой психики.
上の引用にある潰瘍は、治りきらずに痛み続ける傷のことです。つまり、第3機能は第2機能と同じくやりとりのなかで働きますが、強さではなく痛みとして現れるということです。続けて、アファナシエフはこう書いています。
機能順位全体が上と下に分かれているように(これはすでに述べた)、第3機能もそれひとつで分かれ、二つに割れている。そこでは弱さの感覚が、巨大だが実現されていない潜在力の感覚と結びついている。
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Как весь порядок функций поделен на Верх и Низ (о чем уже говорилось), так поделена и раздвоена одна Третья функция. Ощущение слабости сочетается в ней с ощущением огромного, но не реализованного потенциала.
言い換えると、第3機能では、弱いという感覚と、本当はもっとできるはずだという感覚が同居しているということです。そのため、第3機能では人の評価に敏感になり、反応が両極へ揺れやすいとされています。
第4機能
第4機能は、本人があまり重きを置かない機能です。アファナシエフは、第4機能をこう書いています。
第4機能については、いくらかでも多くを語ることは難しい。それは「些事」、私たち自身がほとんど重きを置かない機能である。だからといって、第4機能が初めから弱く、非生産的だということにはならない。
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О Четвертой функции трудно говорить сколько-нибудь многословно. Она — “пустячок” — функция, которой мы сами придаем мало значения. Из сказанного не следует, что Четвертая заведомо слаба и непродуктивна.
つまり、第4機能は低い順位にありますが、能力が低いとは限らないということです。原典は、4Lの数学者や4Eの画家もいると書いています。順位が表すのは働きの質ではなく、その機能にどれだけ価値を置くかです。
また、第4機能は、危機のときに最初に手放される機能でもあります。
人間の心は、そもそも第4機能そのものを信用しておらず、危機の際には、正しい決定を選ぶ妨げになりうるものとしてそれを切り離し、内的なエネルギーをより高い段階へ移す。
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Человеческая психика, вообще недоверчиво относящаяся к Четвертой как таковой, при кризисах отключает ее как возможную помеху при выборе правильного решения и переносит внутреннюю энергетику на более высокие уровни.
言い換えると、追い詰められると、人は第4機能を切り捨てて、上の機能に力を集めるということです。
第三章結果型とプロセス型、上と下
- 結果
- 過剰
- 独白
- 硬さ
- 厳しさ
- 慎重さ
- 確信
- 独立
- プロセス
- 規範
- 対話
- 柔軟さ
- 憐れみ
- 恐れなさ
- 確信
- 妥協
- プロセス
- 不足
- 対話
- 柔軟さ
- 羨望
- 臆病さ
- 疑い
- 妥協
- 結果
- 乏しさ
- 独白
- 硬さ
- 無関心
- 恐れなさ
- 不確かさ
- 依存
上の図式のように、原典は4つの順位をいくつもの語で特徴づけています。そのなかで、順位を整理する軸になるのが2つの区分です。1つは結果型とプロセス型、もう1つは上と下です。
結果型とプロセス型
原典は、4つの機能を結果型とプロセス型に分けています。アファナシエフは、この2つをこう説明しています。
「結果型」の機能(第1機能と第4機能)とは、自分を表すときに、プロセスより結果が大事な機能である。一方、「プロセス型」の機能(第2機能と第3機能)は逆に傾き、結果よりもプロセスを大事にする。
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«Результативными» являются функции (Первая и Четвертая), для которых при самовыражении результат дороже процесса. А «процессионные» функции (Вторая и Третья), тяготеют к обратному и более дорожат процессом, нежели результатом.
つまり、結果型は結論を、プロセス型はそこへ至るやりとりを大事にするということです。この違いは、人との関わり方にも表れます。
さらにこうも言える。結果型の機能は、その働き方の原理そのものからして内面で孤独であり、相手を探す傾向がなく、自分を表すときには独白に傾く。プロセス型の機能は逆に、対話に向かい、パートナーとの協働と、できるだけ広い相互作用を好む。
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Еще можно сказать, что, результативные функции по самому принципу своего действия внутренне одиноки, не склонны к поиску партнера и при самовыражении тяготеют к монологу. Процессионные функции, наоборот, расположены к диалогу, любят партнерство и максимально широкое взаимодействие.
言い換えると、結果型の機能は1人で結論を出して示し、プロセス型の機能は相手と話しながら進めるということです。第1機能は自信があるから、第4機能は関心が薄いから、どちらも人を必要としないとされています。上の図式で、第1と第4の列に「独白」、第2と第3の列に「対話」が並んでいるのはこのためです。
上と下
もう1つの区分は、上と下です。アファナシエフは、この区分をこう書いています。
機能順位はそれ自体のなかで、上(最初の二つの機能)と下(後の二つ)にごくはっきりと分かれる。この区分が注目に値するのは、人間の心に対立の要素を持ち込むからであり、そこでは上の強い機能が下の弱い機能と対立する(最も鋭く対立するのは、ふつう第1機能と第3機能である)。
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Порядок функций сам в себе очень четко делится на ВЕРХ(первый две функции) и НИЗ(последние две). Это деление замечательно тем, что вносит в человеческую психику элемент антагонизма, при котором верхние сильные функции противопоставляются слабым нижним (наиболее остро противопоставляются обычно Первая и Третья функции).
つまり、強い上の機能と弱い下の機能は、同じ人のなかで張り合うということです。なかでも第1機能と第3機能は、一方が確信を持ち、もう一方が疑いを抱えるため、最もぶつかりやすい組み合わせとされています。
このように、2つの区分を重ねると、4つの順位はそれぞれ1つに決まります。第1は上で結果型、第2は上でプロセス型、第3は下でプロセス型、第4は下で結果型です。この組み合わせが、あとで見るタイプどうしの関係を決めます。
第四章タイプの読み方
このサイトでは、タイプを4文字のアルファベットで書きます。L(論理)・V(意志)・E(感情)・F(物質)を、第1機能から順に左から並べたものです。例えば、LVEFは1L・2V・3E・4Fのタイプです。
ですが、この4文字の書き方は原典にはありません。原典は順位をそのまま言葉で並べ、タイプには代表的な人物の名前を付けています。
トルストイの機能順位は次のとおりだった。第1意志、第2感情、第3物質、第4論理。
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Толстой имел следующий порядок функций: 1-я Воля, 2-я Эмоция, 3-я Физика, 4-я Логика.
この順位を4文字で書くと、VEFLになります。原典はこのタイプを「トルストイ」と呼び、LVEFを「アインシュタイン」と呼んでいます。人物の名前は、そのタイプの代表として原典が選んだものです。
また、タイプは生まれつきのもので、一生変わらないとされています。アファナシエフは、これを骨格にたとえています。
心理タイプは人間の骨格、ただし心の身体の骨格にたとえるのがいちばんよい。よく知られているように、解剖学上の骨格は動く仕組みである。骨盤を揺らすことも、頭を振ることもできるが、一つだけできないことがある。頭と骨盤の場所を入れ替えることである。心理タイプも同じである。その機能は自分の段の範囲で動き、発達することも退化することもあるが、根本的に場所を入れ替えることはできない。
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Психотип лучше всего сравнить с человеческим скелетом, но скелетом психического тела. Как известно, анатомический скелет — система подвижная: можно качать тазом, можно качать головой — одного нельзя- менять голову с тазом местами. Та же картина с психотипом: функции его подвижны в пределах своих ступеней, могут развиваться или деградировать, но принципиально меняться местами не могут.
言い換えると、機能は自分の順位のなかで伸びたり衰えたりしますが、順位そのものが入れ替わることはないということです。そのため、同じ人が年齢や環境によって違って見えても、タイプは同じだと考えます。
第五章三つの愛の体系
サイコソフィアの関係論は、2人の機能の順位の入れ替わり方から関係を分けます。同じ機能が、自分では第1、相手では第3にあるように、互いの順位が入れ替わっていることを交差と呼びます。
関係論の出発点は、第3機能です。アファナシエフは、恋がどこから生まれるかをこう書いています。
要するに、これ以上はぐらかさず、すぐに認めよう。文字どおりの意味で恋を生む機能は、第3機能ただ一つである。第3機能だけが、その弱さと傷つきやすさゆえに、血を熱くし、幻想を生み、自己欺瞞を望ましく喜ばしいものにできる。
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Короче, не станем далее хитрить и сразу признаемся, что единственной в буквальном смысле слова эрогенной функцией является Третья. Только она, по слабости своей и уязвимости, способна горячить кровь, плодить иллюзии, делать желанным и радостным самообман.
つまり、恋は、弱く傷つきやすい第3機能から生まれるということです。そのため原典は、自分の第3機能が相手のどの機能と交差するかで、関係を3つに分けました。
「愛の体系」は三つある。言い換えれば、陶酔を起こし、愛を生みうる、第3機能と相手側の機能との基本的な組み合わせが三つある。(中略)「エロス」(対立の原理による愛)、「フィリア」(同一の原理による愛)、「アガペー」(二人を対立から同一へと動かす、進化する愛)。挙げた「体系」のうち、本当に実りがあり、真の「愛の公式」を名乗れるのは、最後の「アガペー」だけである。
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Существуют три “системы любви” или, говоря иначе, три основных сочетания Третьей функции с функциями противоположной стороны, что могут вызывать эйфорию, породить любовь.(中略)“эрос” (любовь по принципу противоположности), “филия” (любовь по принципу тождества) и “агапэ” (любовь — эволюция, движущая партнеров от противоположности к тождеству). Из перечисленных “систем” только последняя — “агапэ” по-настоящему плодотворна и может претендовать на звание подлинной “формулы любви”
上の引用にある陶酔は、恋に落ちたときの高揚のことです。言い換えると、原典は関係をエロス・フィリア・アガペーの3つに分け、このうち実りがあるのはアガペーだけだと評価しています。
ですが、この評価は結婚や離婚の予言ではありません。アファナシエフは、関係論の範囲をこう限っています。
さて、「愛の構文」はそもそも、本質的には形式上の行為である結婚と離婚を左右しようとはしない。その領分は、互いの引力と疎遠の度合い、互いの関心の度合い、相性を見定め、予測することである。それ以上ではない。
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Резонный вопрос: что же тогда разрушает семьи, если даже такая самовзрывающаяся модель, как “полный эрос”, не всегда приводит к разводу? Что ж, “синтаксис любви” и не берется управлять формальными по существу актами, каковыми являются брак и развод. Ее сфера: определение и прогноз мер взаимного притяжения и отчуждения, мер взаимной заинтересованности, сочетаемости. Не более.
つまり、関係論が見積もるのは2人が引き合う度合いと離れる度合いで、結婚が続くかどうかではないということです。
エロス
エロスは、第1機能と第3機能が交差する関係です。アファナシエフは、エロスをこう定義しています。
心理的に、その課題と表れ方において対立するのは、第1機能と第3機能である。つまり人は、自分では第3機能である機能を第1機能にもつ相手と向き合ったとき、自分の心の構えと正反対のものを感じる。この状況が互いに成り立っていると考えるなら、それがまさに「エロス」である。「エロス」の本質は、第3機能から第1機能への交差がもつ対立である。
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На чем же зиждется психологическое различие между людьми, нет ясности до сих пор. Поэтому, исходя из концепции психе-йоги, теперь можно дать совершенно однозначный ответ на данный старинный вопрос: психологически, по своим задачам и выражению противоположны Первая и Третья функции. То есть, человек ощущает противоположность своим психическим установкам тогда, когда оказывается лицом к лицу с существом, у которого Первой функцией оказывается та, что у самого человека Третьей. Если же представить себе, что такая ситуация оказывается взаимной, то это и есть “эрос”. Сущность “эроса” — это антагонизм перекрестья с Третьей функции на Первую.
言い換えると、自分の弱い第3機能を、相手は強い第1機能として持ち、しかもそれが互いに成り立つということです。相手の強さに惹かれる一方で、その強さに押されるため、引き合いと反発が同時に起きるとされています。第3機能はやりとりを求めるプロセス型ですが、相手の第1機能は結論だけを示す結果型なので、そのやりとりに付き合いません。
さらに、第2機能と第4機能も交差すると、完全エロスになります。
第1機能から第3機能への交差に、第2機能から第4機能への交差が加わると、「エロス」はいっそう重苦しくなる。(中略)この形の重さについては、この推測はまったく正しい。これより重いものはない。共に暮らせないという点については、その結論は早すぎる。
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Еще тягостнее делается “эрос” в случае, когда перекрестье с Первой на третью функции дополняется перекрестьем со Второй на Четвертую.(中略)Исходя из всего сказанного об “эросе”, может сложиться мнение, что два перекрестья процессионных функций на результативные или, как его можно назвать, “полный эрос” — самый тяжелый вариант брака и продолжительное сожительство при такой комбинации невозможно. И отчасти это так. В том, что касается тяжести такого варианта, это предположение абсолютно верно — тяжелей его нет. Что же касается невозможности совместной жизни, то такой вывод будет преждевременным.
つまり、完全エロスは最も重い関係ですが、それでも必ず別れるわけではないということです。なお、第1機能と第3機能だけが交差し、第2機能と第4機能が同じ順位にある関係を、原典は半エロスと呼んでいます。
フィリア
フィリアは、4つの機能の順位がすべて同じ、つまり同じタイプどうしの関係です。アファナシエフは、フィリアをこう書いています。
機能の同一が完全である心理タイプの組み合わせをこそ、正当に「フィリア」とみなすべきである。(中略)「フィリア」の結婚より穏やかな結婚は、ほかにないのである。
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В корне отлична от «эроса», опирающегося на притяжение по принципу противоположностей, «система любви», получившая название «филии», — опирающаяся на притяжение по принципу сходства.(中略)по праву «филией» следует считать такую комбинацию психотипов, где тождество функции полное.(中略)Поэтому индивидуумам, уставшим от жизни, ждущим от брака лишь покоя, я бы посоветовал поискать себе пару среди тождиков, спокойней брака, чем при «филии», просто не бывает.
言い換えると、同じタイプどうしは理解し合いやすく、最も穏やかな関係になるということです。ですが、2人は同じ第3機能を持つため、互いの弱さを補うことはできないとされています。
フィリアに似て見える関係に、擬似フィリアがあります。
逆説的に聞こえるだろうが、外見は「フィリア」(同一の原理による愛)に見えて、実際には「エロス」(対立の原理による愛)である関係の体系がある。「擬似フィリア」の本質をなすのは、第1機能から第2機能への交差と、第3機能から第4機能への交差である。
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Говоря о «филии», нельзя обойти вниманием такой вариант отношений, который лучше всего назвать «псевдофилией». Прозвучит парадоксально, но существует система отношений, внешне выглядящая как «филия» (любовь по принципу тождества), но на самом деле являющаяся «эросом» (любовью по принципу противоположности). Существо «псевдофилии» составляют перекрестья с Первой функции на Вторую и Третьей функции на Четвертую.
つまり、擬似フィリアの2人は上と下に同じ機能を持つため似て見えますが、扱い方が結果型とプロセス型で食い違うということです。原典は、この関係では価値観は同じでも、理解し合えないと説明しています。
アガペー
アガペーは、第2機能と第3機能が交差する関係です。アファナシエフは、アガペーをこう書いています。
「アガペー」は感情のなかで最も複雑なものであり、関係の動きにかかわる部分では特にそうである。なにしろ「アガペー」は進化する愛であり、そこでは二人が対立から同一へと進んでいく。プシュケー・ヨーガのプリズムを通して見れば、「アガペー」の原理は第2機能と第3機能の交差にある。
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“Агапэ” — самое сложное из чувств, особенно в той его части, что касается динамики отношений. Ведь “агапэ” — любовь-эволюция, где партнеры движутся от противоположности к тождеству. Принцип “агапэ”, если смотреть на нее через призму психе-йоги, заключается в перекрестье Вторых и Третьих функций.
上の引用にある進化する愛は、付き合ううちに2人が変わっていく関係のことです。言い換えると、相手の強く柔軟な第2機能が、自分の傷ついた第3機能に付き合い、それが互いに成り立つということです。原典は、アガペーでは恋をした人そのものが変わると書いています。
さらに、第1機能と第4機能も交差すると、完全アガペーになります。
最終的で理想的な「愛の体系」は「完全アガペー」、すなわちプロセス型機能での交差に、結果型機能での交差をあわせもつものである。(中略)人間関係の体系のなかで、「完全アガペー」ほど重苦しいものはない。
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Во-вторых, окончательной, идеальной “системой любви” является “полное агапэ”, перекрестье по процессионным функциям с перекрестьем по результативным функциям.(中略)Вместе с тем, непременно хочется предупредить, что жестоко ошибется тот, кто решит, оказавшись в ситуации “полного агапэ”, что его ждут не только чрезвычайно плодотворные, но и легкие отношения. Ничего подобного. Все наоборот. Среди систем человеческих отношений ничего нет тягостней “полного агапэ”.
つまり、完全アガペーは最も実りのある関係であると同時に、最も重苦しい関係でもあるということです。2人には似たところがほとんどないため、互いを理解するのに長い努力が要るとされています。
このように、原典の関係論は、相性の良し悪しではなく、2人が互いを変えていけるかどうかで関係を評価しています。各タイプの完全アガペーと完全エロスの相手は、24タイプの個別ページで確認できます。
第六章第25のタイプ
ここまでの24のタイプは、生まれつき決まっていて、一生変わらないとされていました。原典がその例外として挙げるのが、第25のタイプです。
銀河のように離れていく個人どうしを近づけ、その視点を客観的なものにする唯一の方法は、一人ひとりが調和に達するようにすることである。つまり、個人の第3機能の潰瘍がふさがり、第1機能で確かな結果があり、第2機能と第3機能でプロセスが進んでいる状態に至らせることである。この状態では、機能は自然が割り当てた力で働き、機能順位の縦の線は横の線になって、すべての機能が第2機能になる。これが調和の本質であり、人に新しい完全な本性、名のない第25のタイプの本性を与える。
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Единственный способ сблизить как галактики разлетающихся индивидуумов, объективизировав их точки зрения, — это добиться, чтобы каждый из них достиг гармонии. То есть добиться положения, когда у индивидуума заделана язва по Третьей функции, есть добротный результат по Первой, идут процессы по Второй и Третьей функциям. В этом положении функции работают в отпущенную им природой силу, и вертикаль порядка функций делается горизонталью, где все функции Вторые, что составляет существо гармонии и дает человеку новую, совершенную природу — природу 25-ого, безымянного типа.
上の引用にある縦の線は、第1から第4までの順位のことです。つまり、順位の上下がなくなり、4つの機能がどれも第2機能のように強く柔軟に働く状態を、原典は第25のタイプと呼んでいます。新しい並べ方が1つ増えるのではなく、24のタイプの誰もが近づきうる状態と読めます。
ですが、原典はこの状態を、たやすく得られるものとは書いていません。
第25のタイプは夢の人、あらゆる美点の集まるところ、すべての妻の夫、すべての夫の妻である。彼には欠点が一つある。恋に落ちにくいのだ。(中略)しかし肝心なのは、第25のタイプが極めて、致命的なほどまれで、多くの場合遅れて、しかも短いあいだしか与えられないことである。ゲーテは60歳までに第25のタイプに達し、ほとんどすぐにそれを失った、と言えば足りる。
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25-ый - человек-мечта, средоточие всех достоинств, муж всех жен, жена всех мужей. У него один недостаток — ОН НЕ ВЛЮБЧИВ.(中略)Но главное, 25-й чрезвычайно, фатально редок, дается часто с опозданием и на короткий срок. Достаточно сказать, что Гете достиг 25-го к 60-ти годам и потерял его почти сразу же, когда вино и время в своей дьявольской работе быстро и навсегда разрушили в нем внутреннюю гармонию…
言い換えると、第25のタイプは極めてまれで、得られても長くは続かないということです。また、第3機能の傷がふさがっているため、恋に落ちにくいとも書かれています。恋が第3機能から生まれるという、前の章の考え方と対になる指摘です。
第七章サイコソフィアの成り立ち
サイコソフィアは、アレクサンドル・アファナシエフが『愛の構文』で示した理論です。副題は「人格の類型論とカップルの関係の予測」で、1987年から1997年にかけて書かれました。
原典では、この理論は別の名前で呼ばれていました。アファナシエフは、序文でこう書いています。
インドのヨーガに似たもの、ただし生理の領域ではなく心理の領域におけるそれが、本書で述べる方法であり、類推から「プシュケー・ヨーガ」と名づけられた。
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Чем-то подобным индийской йоге, но не в физиологической, а в психологической области является изложенный в данной книге метод, названный по аналогии «психе-йогой».
上の引用にあるプシュケーは、ギリシア語で魂のことです。つまり、サイコソフィアの元の名前はプシュケー・ヨーガということです。「サイコソフィア」(魂の知恵)は、後の版で付け直された名前です。
また、サイコソフィアの解説では、原典に無い整理もよく使われます。大きなものは2つ。
1つはセクスタです。結果型の2つの機能(第1と第4)と、プロセス型の2つの機能(第2と第3)が同じ組になる4タイプを、1つのグループとしてまとめたものです。24のタイプは、6つのセクスタに分かれます。例えば、LVEF・LEVF・FVEL・FEVLの4タイプは結果型に論理と物質、プロセス型に意志と感情を持ちます。そのため、この4タイプは同じセクスタに入ります。自分のアガペーと完全アガペーの相手は、いつも同じセクスタに入ります。
もう1つは、同じタイプのなかの出方の違いを「アクセント」や「サブタイプ」と呼ぶ整理です。例えば、1Fの人が2Fのように見える場合を、1F-2のように書きます。
どちらも『愛の構文』には出てこない概念で、後から加えられた整理と説明されます。
なお、このサイトでは、サイコソフィアをソシオニクスとは別の理論として扱っています。機能の数も、関係の分け方も異なります。
引用索引
- [1]アファナシエフ『愛の構文』(原題:Синтаксис любви、1987–1997)第一部 プシュケー・ヨーガ/プシュケー・ヨーガ入門 本文へ
- [2]アファナシエフ『愛の構文』(原題:Синтаксис любви、1987–1997)第一部 プシュケー・ヨーガ/私には身体が与えられた… 本文へ
- [3]アファナシエフ『愛の構文』(原題:Синтаксис любви、1987–1997)第一部 プシュケー・ヨーガ/プシュケー・ヨーガ入門 本文へ
- [4]アファナシエフ『愛の構文』(原題:Синтаксис любви、1987–1997)第一部 プシュケー・ヨーガ/第一機能 本文へ
- [5]アファナシエフ『愛の構文』(原題:Синтаксис любви、1987–1997)第一部 プシュケー・ヨーガ/第二機能 本文へ
- [6]アファナシエフ『愛の構文』(原題:Синтаксис любви、1987–1997)第一部 プシュケー・ヨーガ/第三機能 本文へ
- [7]アファナシエフ『愛の構文』(原題:Синтаксис любви、1987–1997)第一部 プシュケー・ヨーガ/第三機能 本文へ
- [8]アファナシエフ『愛の構文』(原題:Синтаксис любви、1987–1997)第一部 プシュケー・ヨーガ/第四機能 本文へ
- [9]アファナシエフ『愛の構文』(原題:Синтаксис любви、1987–1997)第一部 プシュケー・ヨーガ/第四機能 本文へ
- [10]アファナシエフ『愛の構文』(原題:Синтаксис любви、1987–1997)第一部 プシュケー・ヨーガ/プシュケー・ヨーガ入門 本文へ
- [11]アファナシエフ『愛の構文』(原題:Синтаксис любви、1987–1997)第一部 プシュケー・ヨーガ/プシュケー・ヨーガ入門 本文へ
- [12]アファナシエフ『愛の構文』(原題:Синтаксис любви、1987–1997)第一部 プシュケー・ヨーガ/プシュケー・ヨーガ入門 本文へ
- [13]アファナシエフ『愛の構文』(原題:Синтаксис любви、1987–1997)第一部 プシュケー・ヨーガ/プシュケー・ヨーガ入門 本文へ
- [14]アファナシエフ『愛の構文』(原題:Синтаксис любви、1987–1997)第二部 類型論/類型論入門 本文へ
- [15]アファナシエフ『愛の構文』(原題:Синтаксис любви、1987–1997)第三部 愛の構文/「愛の構文」入門 本文へ
- [16]アファナシエフ『愛の構文』(原題:Синтаксис любви、1987–1997)第三部 愛の構文/「愛の構文」入門 本文へ
- [17]アファナシエフ『愛の構文』(原題:Синтаксис любви、1987–1997)第三部 愛の構文/エロス 本文へ
- [18]アファナシエフ『愛の構文』(原題:Синтаксис любви、1987–1997)第三部 愛の構文/エロス 本文へ
- [19]アファナシエフ『愛の構文』(原題:Синтаксис любви、1987–1997)第三部 愛の構文/エロス 本文へ
- [20]アファナシエフ『愛の構文』(原題:Синтаксис любви、1987–1997)第三部 愛の構文/フィリア 本文へ
- [21]アファナシエフ『愛の構文』(原題:Синтаксис любви、1987–1997)第三部 愛の構文/フィリア 本文へ
- [22]アファナシエフ『愛の構文』(原題:Синтаксис любви、1987–1997)第三部 愛の構文/アガペー 本文へ
- [23]アファナシエフ『愛の構文』(原題:Синтаксис любви、1987–1997)第三部 愛の構文/アガペー 本文へ
- [24]アファナシエフ『愛の構文』(原題:Синтаксис любви、1987–1997)第二部 類型論/類型論入門 本文へ
- [25]アファナシエフ『愛の構文』(原題:Синтаксис любви、1987–1997)第三部 愛の構文/アガペー 本文へ
- [26]アファナシエフ『愛の構文』(原題:Синтаксис любви、1987–1997)序文 本文へ
