ENFPの 恋愛|熱しやすく 冷めやすいと 言われる 理由

ENFPの恋愛は熱しやすく冷めやすい、と言われることがあります。初対面から会話が弾み、短い期間で距離が縮まる場面が多いためです。ただし、好きになるまでの速さと、その後どう関わり続けるかは別のものです。この記事では、好意が生まれる入口と、付き合いが続く中で起きやすいことを、タイプの仕組みから3つに分けて説明します。
知らない一面が見えると、もっと知りたくなる
ENFPが人を好きになる入口には、相手の意外な一面に気づく場面があります。仕事の顔しか知らなかった人が、休日に長く続けている趣味の話を始めるような場面です。その話を聞いた瞬間に、相手を見る目が変わり、関心が一段深くなります。条件を一つずつ確かめるより、まだ聞いていない話がどれだけ残っているかに惹かれます。
ENFPに対応するタイプは、Ne(外向直観)を主導機能に持つとされます。主導機能は、最も自然に使う情報の入り口です。目の前の相手についても、今どういう人かより、これからどうなりそうかに注意が向きます。そのため、知り合って間もない相手にも、本人がまだ考えていない先の話まで質問が伸びます。
恋愛の初期に話題が次々と変わるのは、この関心の向き方によります。好きな音楽の話が、それを聞き始めたきっかけの話になり、行ってみたい場所の話へ移ります。相手には、これほど自分に関心を持ってくれた人は珍しい、と感じられる時間です。ENFPの側では、相手の中にまだ見ていない部分を探し続けている時間です。
好意の伝え方は、相手ごとに変わる

ENFPは誰とでも親しく話せますが、恋愛の相手に対しては別の接し方をします。大勢の前では冗談として流していた話を、2人になってから本気の言葉で伝えます。相手が何を大切にしているかを先に聞き、そこを踏み越えない言い方を選びます。人前で見せる明るさと、1人の相手に向ける言葉は、同じところから出ていません。
ENFPに対応するタイプは、Fi(内向倫理)を創造機能に持つとされます。創造機能は、主導機能で受け取ったものを外へ出すときの道具です。相手の可能性が見えても、それをそのまま並べるのではなく、この人にとって嬉しい形かを確かめてから伝えます。同じ誘いでも、相手との距離や、相手が今どういう時期かによって言い方が変わります。
熱しやすく冷めやすいと言われるのは、この2つが外から見分けにくいためです。多くの人に向ける明るさは、人への関心の広さからそのまま出ています。恋人に向ける言葉は、相手ごとに選び直したうえで出てきたものです。前者の量で後者を測ると、気持ちがどこにあるのかを読み違えることになります。
理屈で詰められると、言いたいことが出てこない

ENFPが恋愛で言葉に詰まるのは、話し合いで筋道を求められる場面です。前に言ったことと今日言ったことの違いを、一つずつ順番に確かめられる場面です。気持ちは変わっていなくても、そのときの勢いで違って聞こえる言い方をしていたことがあります。そこを並べて示されると、返事が短くなり、会話が続かなくなります。
ENFPに対応するタイプは、Ti(内向論理)を脆弱機能に持つとされます。脆弱機能は最も苦手な位置で、求められると処理が止まります。相手が正確に理解したいだけでも、矛盾のない説明をその場で組み立てることには大きな負担があります。考えていないのではなく、考えた順番をあとから並べ直す作業が重くなっています。
黙り込んだENFPは、話を終わらせたいわけでも、相手を無視しているわけでもありません。説明の順番を探している時間です。少し間を置いてから、結論ではなく何が引っかかったのかを先に聞くと、別の答えが返ってきます。その場で口頭で答えるより、文字でやり取りするほうが言葉が出る場合もあります。
暮らしのリズムを整えてくれる相手は、ありがたい
ENFPが落ち着いて過ごせる相手には、暮らしの心地よさに気を配る人がいます。話に夢中になって食事の時間が遅くなったとき、先に入る店を決めてくれる人です。予定を詰め込んだ週末に、何もしない時間を残そうと言ってくれる人です。自分ではつい先送りにしていたことを、相手が言われる前に引き受けています。
ENFPに対応するタイプは、Si(内向感覚)を暗示機能に持つとされます。暗示機能は、自分では十分に扱えないけれど、人からもらうと安心する情報の位置です。体調や睡眠、部屋の状態といった話題は、面白い予定の外に置かれがちです。それを責める調子なしに整えてくれる相手といると、落ち着いて過ごせる時間が増えます。
相手にとっては地味な気配りでも、ENFPには関係が長く続く条件になります。休みの日の過ごし方で揉めにくくなり、次に会う約束も無理なく決まります。思いつきの計画を出す側と、実行できる形に直す側で、自然に担当が分かれます。どちらが正しいかではなく、扱っている情報が違うだけの場面です。
相手のタイプで、付き合い方は変わる

ここまではENFP側から見た話です。相手が何を大切にするかで、同じ言葉への受け取り方は大きく変わります。案が次々に出てくる時間そのものを楽しむ人もいれば、先に一つ決めてほしい人もいます。片方には楽しい相談でも、もう片方は返事をずっと待っている場面もあります。
ソシオニクスでは、2人のタイプの組み合わせを関係として16種類に分けて考えます。恋人同士であっても、この関係の種類は変わりません。相性の良し悪しを決めるためではなく、どこで食い違いやすいかを先に知るための考え方です。相手のタイプが分かるなら、その関係のページから2人の間で起きやすいことを読めます。
相手がISTJなら双対関係で、互いの暗示機能を主導機能で補い合うとされます。相手がESTJなら活性化関係で、同じクアドラに属し、いっしょにいると勢いが出る一方で疲れも早い組み合わせです。相手がISFJなら準双対関係で、双対に似て補い合う面がありながら、噛み合わない場面も出る組み合わせです。相手がISTPなら衝突関係で、大事にするものが正反対になりやすい組み合わせです。
ENFPは相手からどう見えるか
相手から見たENFPは、自分でも知らなかった自分の話をしてくれる人です。何気なく話した趣味から、まだ試していない楽しみ方をいくつも挙げてくれます。褒め言葉が具体的なので、その場しのぎの社交辞令とは違うと感じられます。会ったあとに、自分の先のことを考える時間が増えたと言う人もいます。
一方で、その場の思いつきを確定した約束として受け取る相手もいます。旅行の話で盛り上がった翌週に日程が出てこないと、どこまで決まった話なのか迷います。ENFPの側では、まだ可能性として話している段階のこともあります。決まったことと、話しているだけのことを言葉で分けると、この行き違いは減ります。
ソシオニクスで見ると
ENFPは、ソシオニクスではIEEに対応します(内向タイプは末尾の文字の読み方が違うため、対応表はMBTI®との違いで確かめてください)。IEEの主導機能はNe(外向直観)、創造機能はFi(内向倫理)です。 この記事で挙げた傾向の多くは、この2つの位置から説明されます。逆にTi(内向論理)は脆弱機能で、 ここを求められる場面が負担になりやすいとされます。
相手のタイプが分かるなら、2人の関係の種類で読めます。恋愛でよく話題になる4つの関係と、IEEにとっての相手を挙げます。
全16タイプとの組み合わせはIEEの相性一覧にあります。
よくある質問
ENFPは本当に飽きっぽいのですか?
新しい話題への関心が続くことと、相手への気持ちが冷めることは別のことです。誰を大切にするかを選ぶのは創造機能が扱う部分だとされ、関心の広さとは別に働きます。交流している人数だけでは、その人にとって相手がどの位置にいるかまでは分かりません。
好きな相手に、どこまで言葉で伝えればいいですか?
ENFPは相手ごとに伝え方を選ぶため、外からは気持ちの差が分かりにくくなります。思いついた可能性と、すでに決めたことを分けて話すと、相手は受け取りやすくなります。気持ちの強さを重ねて伝えるより、どこまでが約束かを先に言うほうが伝わります。
話し合いで黙ってしまうのは、怒っているからですか?
筋道を立てて説明することを求められて、言葉が出なくなっている場合があります。この記事で挙げた脆弱機能の負担が、そのまま沈黙として表れている場面です。日を改めて、結論ではなく引っかかった点から聞き直すと、話が進みやすくなります。
まとめ
ENFPの恋愛は、相手のまだ知らない面に気づくところから始まります。広く親しく話す姿と、1人の相手に向けて選び直した言葉は、別の働きから出ています。理屈で詰められると止まること、暮らしの心地よさを整えてもらえると安心することにも違いがあります。好きになる速さだけでなく、何を話し、どんな時間をいっしょに過ごすかまで見ると、2人の付き合い方を具体的に考えられます。
