INFPの 恋愛|理想が 高いと 言われる 人が、 実際に 見ている もの

INFPは恋愛で理想が高い、と言われることがあります。条件を並べて相手を選んでいるように見える場面がありますが、本人が見ているのは条件の一覧ではありません。好きになるまでに時間がかかることと、相手に求める水準が高いことは、そもそも別の話です。この記事では、好意が生まれるまでの過程と、付き合ってから起きやすいことを、タイプの仕組みから3つに分けて説明します。
条件より先に、この人をどう感じるかが決まる
INFPが相手を好きになるとき、決め手になるのは肩書きや条件ではありません。何気ないやり取りの中で相手が見せた態度に、強く反応します。店員への口のきき方や、困っている人への接し方、話をさえぎらずに最後まで聞く姿勢が印象に残ります。その一つの場面だけで、相手への見方が長い間動かなくなることもあります。
INFPに対応するタイプは、Fi(内向倫理)を主導機能に持つとされます。主導機能は、最も自然に使う情報の入り口です。人も出来事も、自分にとってどういう意味があるかという基準で受け取ります。外から見て良い条件がそろっていても、そこが動かなければ気持ちは進みません。
理想が高いと言われるのは、この基準が言葉にしにくいためです。どこが良かったのかと聞かれても、説明がうまく出てきません。本人の中でははっきりしているのに、外へ出すと曖昧な言い方になります。条件で選んでいないぶん、なぜその人なのかという理由を、人と共有しにくい状態が続きます。
相手の中に、本人が気づいていない可能性を見る

INFPは、好きになった相手の先の姿をよく話します。今の仕事の話をしていたはずが、その人に合いそうな別の進み方の話へ移っていきます。本人が諦めていたことを覚えていて、機会があると持ち出します。褒めるというより、その人が伸びる方向を具体的に並べる話し方です。
INFPに対応するタイプは、Ne(外向直観)を創造機能に持つとされます。創造機能は、主導機能で受け取ったものを外へ出すときの道具です。この人にはこういう良さがあるという感覚が、こうなれるかもしれないという形に変わります。相手にとっては、自分では見ていなかった方向を先に示されている時間です。
この話し方は、相手によって受け取り方が分かれます。背中を押されたと感じる人もいれば、今のままでは足りないと言われたように感じる人もいます。INFPの側に、相手を変えたいという気持ちはありません。相手の良いと思った部分がそのまま伸びていく場面を、先に思い描いているだけです。
その場で答えを出せと迫られると、言葉が止まる

INFPが恋愛で最も負担を感じるのは、強い口調で答えを急がされる場面です。声が大きくなる言い合いや、今この場で決めてほしいという要求がその典型です。自分が正しいと思っていることでさえ、そこでは口に出せなくなります。1人になって時間が経ったあとで、その場で言えなかった言葉がまとめて出てきます。
INFPに対応するタイプは、Se(外向感覚)を脆弱機能に持つとされます。脆弱機能は最も苦手な位置で、求められると処理が止まります。相手の勢いに合わせてその場で即答することが、この位置の負担そのものです。責める気がなくても、詰めていく速さだけで話が進まなくなります。
黙ったINFPは、納得したわけでも、話を打ち切りたいわけでもありません。何から話すかの順番を探している時間です。場所を変え、声の調子を落として聞き直すと、まったく違う答えが返ってきます。口頭より、文章でやり取りするほうが本当のところが出る場合もあります。
段取りを引き受けてくれる相手は、ありがたい
INFPが楽になる関わりに、暮らしの段取りを一緒に決めてくれる相手がいます。やりたいことも、その理由もはっきりしているのに、手順を決める段階で止まることがあります。引っ越しや旅行の計画で、何から始めればいいかが決まらない場面です。そこで具体的な順番を出してもらえると、一気に前へ進みます。
INFPに対応するタイプは、Te(外向論理)を暗示機能に持つとされます。暗示機能は、自分では十分に扱えないけれど、人からもらうと安心する情報の位置です。費用の見積もりや締め切りの管理は、本人の関心の外に置かれがちです。それを引き受けてくれる相手といると、考えていたことが実際の形になります。
この支えがあると、理想と現実の差で苦しむ時間も短くなります。頭の中ですべてを完成させてから動き出す必要が、なくなるためです。INFPが何のためにやるのかを決め、相手が今週やることを切り分けます。担当が分かれると、意見が違うときの話し合いも進めやすくなります。
相手のタイプで、付き合い方は変わる

ここまではINFP側から見た話です。相手が何を大切にするかで、同じやり取りの受け取り方も変わります。気持ちを聞いてから決める人もいれば、先に予定を固めたい人もいます。同じ沈黙を、一緒に考えている時間と見る人もいれば、返事がないと受け取る人もいます。
ソシオニクスでは、2人のタイプの組み合わせを関係として16種類に分けて考えます。恋人同士であっても、この関係の種類は変わりません。相性の良し悪しを決めるためではなく、どこで食い違いやすいかを先に知るための考え方です。相手のタイプが分かるなら、その関係のページから2人の間で起きやすいことを読めます。
相手がESTJなら双対関係で、互いの暗示機能を主導機能で補い合うとされます。相手がISTJなら活性化関係で、同じクアドラに属し、いっしょにいると勢いが出る一方で疲れも早い組み合わせです。相手がENTJなら準双対関係で、双対に似て補い合う面がありながら、噛み合わない場面も出る組み合わせです。相手がESTPなら衝突関係で、大事にするものが正反対になりやすい組み合わせです。
INFPは相手からどう見えるか
相手から見たINFPは、自分のことを細かく覚えていてくれる人です。前に話した悩みや、何気なく言った好みを、あとになって持ち出します。大きな言葉で気持ちを示すことは少なくても、選ぶ贈り物や日ごろの言葉づかいに気遣いが表れます。派手な演出がないぶん、気づくまでに時間がかかる場合もあります。
一方で、何を考えているか分かりにくいと言われることもあります。不満があっても、その場では言わずに持ち帰るためです。相手には順調に見えていた時期に、実は言えないことが積み上がっていたと分かる場面もあります。落ち着いた場所で定期的に話す時間があると、この差は縮まります。
ソシオニクスで見ると
INFPは、ソシオニクスではEIIに対応します(内向タイプは末尾の文字の読み方が違うため、対応表はMBTI®との違いで確かめてください)。EIIの主導機能はFi(内向倫理)、創造機能はNe(外向直観)です。 この記事で挙げた傾向の多くは、この2つの位置から説明されます。逆にSe(外向感覚)は脆弱機能で、 ここを求められる場面が負担になりやすいとされます。
相手のタイプが分かるなら、2人の関係の種類で読めます。恋愛でよく話題になる4つの関係と、EIIにとっての相手を挙げます。
全16タイプとの組み合わせはEIIの相性一覧にあります。
よくある質問
INFPは理想が高いのですか?
条件の水準が高いというより、相手をどう感じるかという基準が動きにくい状態です。この基準は主導機能の働きで、本人にとっても言葉にしにくいとされます。条件がそろっていても気持ちが進まないことは、求める水準の高さとは別の話です。
好きかどうか分からないと言われます。どう伝えればいいですか?
INFPは気持ちを大きな言葉で示すことが少ないため、外からは見えにくくなります。何をしたか、どこが良いと思ったかを具体的に言うほうが伝わりやすくなります。伝える場は、人前より2人で落ち着いて話せるときが向いています。
言い合いのときに黙ってしまうのは、なぜですか?
その場で答えを出すよう求められると、処理が止まりやすくなります。この記事で挙げた脆弱機能の負担が、そのまま沈黙として表れている場面です。時間を置いてから、静かな場所で同じことを聞き直すと、言葉が出てきます。
まとめ
INFPの恋愛は、条件の確認ではなく、相手をどう感じるかというところから始まります。好きになった相手には、本人が気づいていない可能性を具体的に話します。強い口調で急がされると止まること、暮らしの段取りを引き受けてもらえると動き出すことにも、はっきりした差があります。理想の高さとして語られている部分は、選ぶ基準が内側にあって外から見えにくいことから来ています。
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