動員機能 超詳細解説
モデルAの6番目の機能・超イドブロック・バイタルリング
モデルAの動員機能(活性化機能・隠された課題)を、ソシオニクスの研究文献からの引用をもとに解説する長編です。当サイトの通常ページは理論を短く言い換えて説明しますが、このページは研究文献からの引用を資料として示し、その比較と分析で構成します。対象は、創始者のアウシュラ・アウグスティナヴィチューテ(Aushra Augustinaviciute)をはじめとする研究者です。レイニン・ブカロフ・ストラティエフスカヤ・フィラトワ・イェルマーク・カルペンコ・グレンコ、そしてシステム・ソシオニクス学派(エグリト)の記述を扱います。同じ動員機能を研究者ごとにどう呼び、どう観測し、どう記述したかを、引用で示します。それを1つの要約にまとめず、本文で比較・分析します。
先に結論を知りたい方は、12章「研究者間で残る中核と食い違い」をご確認ください。
01動員機能とは何か
動員機能は、一般には、モデルAの6番目の機能で、自分では弱いと感じているのに、人から刺激されると動き出すところと説明されます。「活性化機能」「隠された課題」といった別名や、番号で「第6機能」と呼ばれることもあります。
よく言われるのは、その領域で認められたり褒められたりすると、急にやる気が出るという像です。ふだんは自分から進んで使わず、苦手だと思っていますが、手助けや励ましがあると喜んで取り組みます。そのため、ここを支えてくれる相手と一緒にいると元気になるとも言われます。
また、動員機能は暗示機能(5番)と組んで超イドブロックをなし、どちらも自分では足りないものを外から受け取る側とされます。暗示機能ほど切実ではないものの、満たされると生活に張りが出る、と説明されます。
例えば、Fe(外向倫理)が動員機能のILEやSLEは、場が盛り上がり、歓迎されていると感じると元気が出ると言われます。Se(外向感覚)が動員機能のLIEやEIEは、体を動かすことや競い合う場面で気分が上がるとされます。
また、Ti(内向論理)が動員機能のSEIやIEIは、自分の考えの筋道を認めてもらうと安心すると言われます。おおよそ、これが一般に言われている像です。
この像は、あとで見る研究者の記述がところどころ切り出されて広まったものです。弱い・刺激されて動く・認められたい、という要素はたいてい合っています。
ですが、研究者ごとに呼び名も番号も大きく違い、「動員機能」という名前が別の位置を指す体系もあります(16章)。このページでは、03章から研究者ごとの記述を順に見て、18章でこの一般像のどこがそのまま残り、どこが言い直されるかに戻ります。
読この記事の読み方
想定読者は、モデルAの入口ページや動員機能の解説を読み終えて、出典まで確かめたい人です。長いページですが、読み方は単純です。各章で研究者の記述を引用で示し、そのすぐ下に当サイトの読み方(何が共通し、どこが違うか)を書きます。
流れは、01章が一般に言われている像、02章がユングの無意識の機能との関係、03〜11章が研究者別の記述(このページの中心)、12章が横断比較です。続く13〜17章が各論(実演・創造・脆弱との比較、次元性、16タイプ、誤読、懸念)、18章が「動員機能とは、詰まるところ」の当サイトのまとめです。また、引用には初出順の番号が付き、押すと巻末の索引へ飛び、索引から本文へ戻れます。引用の扱い方(逐語性、訳出、編集操作)は末尾の「引用と記述の方法」にあります。
ページ冒頭の「コピーしてAIで要約!」を押すと、要約用の指示文とこのページの本文がクリップボードに入ります。AIに渡すと、要約のほか、引用の意味を聞く・研究者ごとの違いを整理させる・自分のタイプの動員機能に絞って読み直す、といった使い方ができます(長すぎるときは章を分けて渡してください)。
02ユングの無意識の機能との関係
動員機能はモデルAに固有の位置で、ユングの類型論に直接の対応物はありません。ですが、要素で見ると、動員機能には創造機能と側面も向きも逆の要素が入ります。創造機能はユングの補助機能にあたるので、動員機能の要素は、ユングの枠では補助機能と対立する機能です。
ユングは、この「意識の機能と対立する機能」がどうまとまるかを書いています。そのため、先にユングの記述を確認します。
無意識の機能のまとまり
ユングは『心理学的類型』の第10章の終わりで、主要機能と補助機能の組み合わせを論じたあと、こう書いています。
無意識的な機能のまとまりも、意識的な機能どうしの関係に応じてできる。例えば、意識的な実践的知性には、無意識的な直観的・感情的態度が対応することがある。その場合、感情の機能は直観よりも比較的強い抑制を受ける。
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A grouping of the unconscious functions also takes place in accordance with the relationship of the conscious functions. Thus, for instance, an unconscious intuitivefeeling attitude may correspond with a conscious practical intellect, whereby the function of feeling suffers a relatively stronger inhibition than intuition.
引用の直前で、ユングは「実践的知性」を、感覚と組んだ思考の例として挙げています。つまり、思考が主要機能で感覚が補助機能の人では、意識の外に直観と感情がまとまり、そのうち感情のほうが強く抑えられるということです。
感情は主要機能の思考と対立し、直観は補助機能の感覚と対立します。言い換えると、ユングの書き方では、補助機能と対立する機能は、主要機能と対立する機能(劣等機能)より抑えが弱いことになります。
モデルAで要素を確かめます。思考が主要で感覚が補助のLSEやLSIでは、感情の要素(LSEはFi、LSIはFe)が暗示機能(5番)に入ります。直観の要素(LSEはNe、LSIはNi)は、動員機能(6番)に入ります。ユングの言う無意識の「直観的・感情的態度」は、要素で見ると超イドブロックの2つにあたると読めます。
また、抑えの強さの差は、次元性(14章)で暗示機能を1次元、動員機能を2次元とする割り当てと同じ向きです。ユング自身がそう書いたわけではなく、これは当サイトの読み方です。
未発達の機能の目印
1923年の講演で、ユングは発達しなかった機能の性質を、分化した機能との対比で書いています。
それらは多かれ少なかれ原始的で幼稚な状態に、しばしば半ば意識的な、あるいはまったく無意識的な状態にさえ留まる。これら相対的に未発達の機能が、各タイプに特徴的で、その性格全体の不可欠の一部をなす特有の劣等性を形づくる。(中略)ある機能が分化しているかどうかは、その強さ、安定性、一貫性、信頼性、適応性から容易に見分けられる。しかし機能の劣等性は、しばしばそれほど容易には見分けも記述もできない。本質的な基準は、その自立性の欠如とそれに伴う人と状況への依存、気分やむら気へ私たちを傾けること、その使用の当てにならなさ、その被暗示的で不安定な性格である。
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We know that a man can never be everything at once, never quite complete. He always develops certain qualities at the expense of others, and wholeness is never attained. But what happens to those functions which are not consciously brought into daily use and are not developed by exercise? They remain in a more or less primitive and infantile state, often only half conscious, or even quite unconscious. These relatively undeveloped functions constitute a specific inferiority which is characteristic of each type and is an integral part of his total character. The one-sided emphasis on thinking is always accompanied by an inferiority of feeling, and differentiated sensation is injurious to intuition and vice versa. Whether a function is differentiated or not can easily be recognized from its strength, stability, consistency, reliability, and adaptedness. But inferiority in a function is often not so easy to recognize or to describe. An essential criterion is its lack of self-sufficiency and consequent dependence on people and circumstances, its disposing us to moods and crotchetiness, its unreliable use, its suggestible and labile character. The inferior function always puts us at a disadvantage because we cannot direct it, but are rather its victims.
ユングの見分け方では、分化した機能は強く安定して当てにできますが、未発達の機能は人や状況に左右されて当てにならないとされます。未発達の機能の目印は「人と状況への依存」「気分やむら気」「使用の当てにならなさ」「被暗示的で不安定な性格」です。
この目印は、もとは劣等機能(いちばん発達の遅れた機能)について書かれたものです。ここでは、動員機能について研究者が書く性質と重なる点に注目します。人や状況に左右されることは、ストラティエフスカヤの「ナイーブ」(06章)とブカロフの活性化(05章)に重なります。むら気はアウシュラの「本能的反応」(03章)に、子どもらしさはエグリトの観察(11章)に重なります。
読むときの注意
ユングの「劣等機能」は、要素で見ると暗示機能で、動員機能ではありません(ILEなら劣等はSi、動員機能はFe)。このページでユングから借りるのは、無意識の機能が意識の機能の組み合わせに応じてまとまることと、未発達の機能の働き方の記述だけです。
小括します。動員機能に直接対応する概念は、ユングにはありません。ですが、要素で見ると動員機能には補助機能と対立する要素が入り、ユングはそれを、劣等機能と組んで無意識にまとまり、劣等機能よりは抑えが弱い機能として書いています。
また、未発達の機能の目印(人と状況への依存、むら気、被暗示性)は、研究者が動員機能について書く性質の源流として読めます。これがどう書き継がれるかを、03章から順に見ます。
03アウシュラの記述
アウシュラの動員機能の記述は、主に『機能の理論(フンクツィオニカ)』の「第7機能」の節にあります。8つの機能を1つずつ説明した著作で、第7機能は「弱い・バイタル・プロダクティヴ」の機能として書かれます。
読むときの注意を1つだけ置きます。アウシュラの番号は現行と違い、『機能の理論』の「第7機能」が現行の動員機能(6番)、「第8機能」が現行の暗示機能(5番)、「第6機能」が現行の実演機能(8番)です。引用内の番号はそのまま残し、本文は現行の名前で書きます。
本能的反応—最も自由でない
アウシュラは、第7機能の節をこう書き始めています。
ここでは第8機能によってアクセプト(受容)された信号への本能的反応が形成される。それらの表現において、人間は最も自由でない。第7機能における自身の状態の自覚はきわめて弱い。批判はきわめて不愉快で、反応は—「批判するな、さもなくば助けよ」。
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Здесь формируется инстинктивная реакция на акцептируемые -4 функцией сигналы . В их проявлении человек менее всего волен . Собственное состояние по 3 функции осознается крайне слабо . Критика крайне неприятна , реакция - "или не критикуйте , или помогите " .
上の引用の第8機能は暗示機能のことです。言い換えると、動員機能は暗示機能が受け取った信号に反応する機能で、その反応は本能的で、本人にはほとんど自覚されないということです。アウシュラは、この反応の中で人は「最も自由でない」と書いています。
批判への反応が「批判するな、さもなくば助けよ」と書かれている点も目を引きます。批判そのものより、助けが求められているという書き方で、動員機能を外からの支えを必要とする機能として置いていることが分かります。
含羞草のような機能
続けて、アウシュラは褒め方と、この要素への態度を書いています。
第7機能は—含羞草のような機能。批判する理由がなく、ほめる理由がある場合、これが最良の褒め言葉。第7機能における状況を悪化させるすべてのものを、個体はその場で清算しようとする。第7アスペクトの偉大な意味についての宣言が行われる。
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-3 - мимозообразная функция . Когда критиковать не за что , а есть за что хвалить , то это - лучший комплимент . Все , что ухудшает ситуацию по -3 функции , индивид пытается ликвидировать тут же . Имеют место декларации о великом значении -3 аспекта ,
アウシュラが「含羞草のような機能」と呼ぶときの含羞草(オジギソウ)は、触れると葉を閉じる植物です。アウシュラはこのたとえで、動員機能は触れられると縮むほど敏感で、批判せず褒めるのが最良の褒め言葉になることを書いています。
一方で、この要素の状況を悪くするものはすぐに片づけようとし、その要素の大切さを口に出して言うとも書かれています。弱く自覚の低い機能でありながら、本人はその要素を重要なものとして掲げる、という組み合わせです。
世話に感謝し、心を動かされる
アウシュラは、他人へのふるまいと、人から受ける世話への反応も書いています。
第7機能において状況の悪い人はとても気の毒に思われ、可能ならば助けようとする、特に近しい人なら。第7機能における世話に対して人間は非常に感謝し、それは買収する。個体自身も周囲の人々も、「良い振る舞い」を、第7アスペクトに関する不平や誇示の不在として理解している。
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Человека , которому плохо по -3-ей , очень жалеют , и, если могут , стараются помочь , особенно, если это близкий . За заботу по -3-ей человек очень благодарен, она подкупает. Сам индивид и окружающие понимают под "хорошим поведением" отсутствие жалоб и демонстраций по -3 аспекту.
「それは買収する」は、世話をされると相手にすっかり心を動かされる、という意味です。つまり、動員機能の要素で困っている人には同情して助けたくなり、自分がその要素で世話をされると深く感謝するということです。
また、ここでの「良い振る舞い」は、その要素について不平を言ったり見せびらかしたりしないことと理解されている、とアウシュラは書いています。動員機能の要素は、周りからもふるまいの良し悪しで見られる領域だということです。
問題の動機
アウシュラは、第7機能の節を次のように要約しています。
要約:第7機能は—機能のなかで最も弱く、最も自覚化が低い。その不調は心理の働きを深刻に乱す。第7アスペクトは—問題の動機。
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Резюме : -3 - наиболее слабая из функций , самая малоосознанная, ее неполадки серьезно нарушают работу психики . -3 аспект - мотив проблемм .
アウシュラの要約では、動員機能は8つの機能のうちで最も弱く、最も自覚されにくい機能です。その不調は心の働きを深刻に乱し、その要素は「問題の動機」になる、とされます。
この「最も弱い」は、現行の多くの体系とは違う評価です。次元性では脆弱機能(4番)と暗示機能(5番)が1次元で、動員機能は2次元とされるからです(14章)。アウシュラは、自覚の低さと、乱れたときの影響の大きさから、動員機能を最も弱いと書いたと読めます。
超イドブロック—遅れるか、慌てるか
アウシュラは、動員機能と暗示機能が組む超イドブロックを、こう書いています。
超イドブロックは—自虐を通した囲い込みのブロック。その結果によってイド・ブロックの活動が制限される。ブロックのアクセプト(受容)性とプロダクティヴ(生成)性は弱い(アクセプト(受容)性がどうにかこうにか進むのに対し、プロダクティヴ(生成)性はまったくに僅少であり、しかも自然発生的で制御されない)。超イドブロックにおいて人間は理性的に行動することができず、常に遅れるか、慌てるかであり、自分のことを世話すべきときに誰かを助ける。
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Блок СуперИд - блок отгораживание через самобичевание . Его результатами лимитируется деятельность блока Ид. Акцепция и продукция блока слабые . ( Если акцепция худо-бедно идет продукция совершенно незначительна , притом спонтанна и неуправляема ) . По блоку СуперИд человек не может разумно действовать , всегда либо запаздывает, либо суетится , помогает кому-либо , когда стоит позаботится о себе .
上の引用は、ブロックの受け取る力(アクセプト性)と出す力を分けて書いています。言い換えると、超イドブロックでは受け取る力も出す力も弱く、とくに出す側(動員機能)はほとんど働かず、働いても思いがけない形で出て制御できないということです。
そのため、このブロックでは人は筋道立てて動けず、遅れるか慌てるかになり、自分を世話すべきときに人を助けてしまうとされます。第7機能の節の「状況の悪い人を助けようとする」と、同じ観察を別の面から書いた記述です。
小括します。アウシュラの動員機能(第7機能)の記述の軸は、3つです。第一に、暗示機能の受け取りに本能的に反応する機能という定義です。その反応の中で人は最も自由でなく、自分の状態をほとんど自覚しません。
第二に、批判に弱く、世話に強く反応することです。批判せず褒めることが最良の褒め言葉で、世話をされると深く感謝し、人の困りごとには同情して手を出します。
第三に、最も弱く、最も自覚されにくいという評価です。不調が心全体を乱し、その要素は「問題の動機」になります。この評価は、動員機能を2次元とする後の体系とは一致しません。
04レイニンの記述
ソシオニクス研究者のレイニンは、8つの機能を、第1〜第4と、それぞれと対になる第-1〜第-4の8つで呼びます。現行の動員機能(6番)になるのは、第3機能「自己評価の原理。最小抵抗の領域。「問題」」です。
読むときの注意です。要素の配置で確認すると、レイニンの第3機能はLSIならNi、IEEならTeで、いずれも当サイトの配置の動員機能と一致します。対になる第-3機能は、現行の脆弱機能(4番)です。
また、見出しの「最小抵抗の領域」は、ほかの多くの体系では脆弱機能の呼び名です(16章)。レイニンの番号と名前は、動員機能と脆弱機能の両方にまたがっているので、ここでは要素の配置を正として読みます。
この章で見るのは、レイニンが動員機能を自分を評価する機能として、エネルギーの出入りと防御の両面からどう書いたかです。
理論編—自分を評価する機能
レイニンは、第3機能の節をこう書き始めています。
これは人が自分自身を評価する機能である。心理学には参照集団—人生における重要な人々(まず両親、その後—他の尊敬される人々)で、彼を「あなたは良い」または「あなたは悪い」と評価する集団—の概念がある。こうして彼は社会からエネルギーを受け取る。
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This is the function by which a person estimates him/herself. Psychology has a concept of a reference group - a group of significant people in one's life (first of all parents, then – other respected people) who evaluate him: “you are good” or “you are bad”. Thus he receives energy from the society.
言い換えると、動員機能は、人が自分を「良い」か「悪い」か評価する機能で、その物差しは、親や尊敬する人から受けた評価が内側に移ったものだということです。レイニンは、心理学の参照集団の概念を借りてこれを説明しています。
その評価を通して、人は「社会からエネルギーを受け取る」とされます。外からの評価が、そのまま本人の活力になるという書き方で、一般像の「刺激されて動く」(01章)をエネルギーの語で言い直したものと読めます。
エネルギーの源、諸刃の武器
レイニンは、この評価がエネルギーの源であることを、続けてこう書いています。
人々はこの機能における肯定的なフィードバックを確保するために、無意識的に行動を組織する。肯定的な自己評価は、人にとって膨大なエネルギー源である。個人が自分自身を「良い」と知覚するとき、彼または彼女は、さらなるパフォーマンスのための十分な熱意、霊感、エネルギーを得る。第3機能は、自分自身に対する良い、あるいは悪い態度の理由を提供する。(中略)一言で、それは諸刃の社会的武器である。
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People subconsciously organize their behavior in order to secure positive feedback on this function. Positive self-appraisal is an enormous energy source for a person. When an individual perceives himself as “good”, he or she gets enough enthusiasm, inspiration, and energy for further performance. Function number three provides reasons for good or bad attitude to oneself;〔中略〕In short, it is a double-edged social weapon.
つまり、動員機能で良い評価を得られるように、人は意識しないまま行動を組み立てるということです。自分を「良い」と感じられれば、次に取り組むための熱意と力が出ます。
一方で、同じ機能は自分を悪く思う理由にもなります。レイニンが「諸刃の社会的武器」と呼ぶのは、良い評価なら力の源に、悪い評価なら負担の源になるという両面のことです。省いた部分では、この負担が神経症の源にもなりうると書かれています。
問題ゾーン—冗談が通じず、単純にしたがる
レイニンは、第3機能の領域を「問題ゾーン」とも呼んでいます。
この領域は「問題ゾーン」とラベル付けできる。それは人にとって大きな重要性を持ち、したがって問題なのである。ここで人々はユーモアを理解せず、これらの問題について冗談を言う準備が単純にできていない。(中略)人々は可能な限り状況を簡略化し明晰化しようとする傾向がある。リスクを取る場所はない。通常、状況は簡略化を通じて明晰になる—「マイナスではあるが」明晰なほうが良い。
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This area can be labeled 'the zone of problems'. It is of great significance to a person and therefore it is a problem. Here people do not understand humor, they are simply not ready to joke about these issues.〔中略〕People tend to simplify and clarify to the maximum a situation when possible. There is no place for taking risks. Usually situation is made clear through simplification: better “in a minus” but clear.
上の引用にある「マイナスではあるが明晰」は、悪い結果でもはっきりしているほうが良い、という意味です。言い換えると、動員機能の領域は本人にとって重すぎるので冗談が通じず、状況をできるだけ単純にして見通しを確保しようとするということです。
レイニンは、この単純化を、見分ける力の足りなさを補う「心理学的盾」と呼んでいます。細かく見分けられないから、白か黒かにして安心するという動き方です。アウシュラの「状況を悪化させるすべてのものを、その場で清算しようとする」(03章)と、同じ向きの観察です。
プラスとマイナスの防御
その領域を守るやり方を、レイニンは2種類に分けています。
人々は常に第3機能を保護する。それぞれの人は固有の戦略を持つ。保護的装置には2種類ある:「プラスにおいて」と「マイナスにおいて」。例えば、健康に関する質問に答えて、誰かはこう言いうる:「私は完全に健康だ」、あるいは反対に:「私はとても具合が悪く、まだ歩けるのが驚きだ」。
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People constantly protect their third function; each person has his own strategy. There are two kinds of protective devices: "in plus” and “in minus”. Thus, answering a question regarding one's health someone can say: “I am absolutely healthy” or, on the contrary: “I am so unwell, it is a surprise I can still walk”.
例は健康の話ですが、ここでの要点は守り方が2つの極に分かれることです。「まったく問題ない」と言い切るか、「最悪だ」と言い切るかのどちらかで、どちらも中間のあいまいさを避けています。
省いた続きでは、「私を愛していますか?」と関係を確かめにいくのもプラスの防御の一つとされています。悪化に耐えられず、自分が良い人間だと確かめたがる、という動き方です。単純化と同じく、どちらの防御もあいまいなままにしておけないことの表れとして書かれています。
成功は自慢になる
うまくいったときの動き方も、レイニンは書いています。
人が第3機能の領域で成功する場合、彼または彼女は自慢し、近しい者の承認を求めるかもしれない。なぜなら、成功は良い自尊心の理由だからである。(中略)「人々は本当に私を称賛し、私を必要としている」(ILE〔原文: ドン・キホーテ〕とSLE〔原文: ジューコフ〕)。
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If a person is successful in the sphere of the third function he or she may flaunt and seek for approval of close ones, because success is a reason for good self-esteem. […] “People really admire me, they need me” (Don Quixote and Zhukov).
つまり、動員機能の領域で成功すると、人は自慢し、近しい人に認めてもらおうとするということです。成功は良い自己評価の理由になるからだ、とレイニンは書いています。
例に挙がっているILEとSLEは、どちらもFe(外向倫理)が動員機能のタイプです。「本当に称賛され、必要とされている」という確かめ方が、Feの要素の言葉で書かれていることが分かります。
タイプ節—SEIの第3機能
レイニンのタイプ節では、各タイプの第3機能が具体的な場面で書かれます。例えば、SEIの動員機能はTi(内向論理)です。レイニンは、SEIの第3機能をこう書いています。
講義中にある記事や本を読んだかとSEI〔原文: デュマ〕が質問されると、彼は即座に第三機能のところで攻撃を受けたと感じる、彼は無能力や無理解を非難されているのだと思う。彼は防御に入る:関係の領域における操作の達人であるSEI〔原文: デュマ〕は、すばやくこう答える:「もちろん読んだ、だが何の意味もない」、または:「ええ、読みました、でも今我々が議論している主題とは何の関係もない」 — 実際には聞いたことすらないのに。
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When during a lecture a Dumas is asked whether he has read a certain article or book, he instantly feels under attack according to the third function, he thinks he is being accused of incompetence or misunderstanding. He gets defensive: a Dumas, the master of manipulation in the area of relationships, quickly responds: “Sure I have read it, but it does not make any sense”, or: “Yes, I have read it, but it has nothing to do with the subject we are discussing right now.” – even though he/she has never heard of it.
言い換えると、SEIは、論理や知識について問われると、すぐに自分の能力を疑われたと感じて身構えるということです。読んでいない本を読んだと答える場面は、プラスの防御の具体例として書かれています。
同じ節では、引用文献や権威への参照で自分を落ち着かせることも書かれています。動員機能の要素では、自分の判断より外の評価を頼りにするという、理論編の参照集団の記述と同じ形です。
小括します。レイニンの動員機能(第3機能)の記述の軸は、3つです。第一に、自分を評価する機能としての定義です。物差しは参照集団から取り込んだもので、そこでの評価がエネルギーの出入りを決めます。
第二に、問題ゾーンとしての性格です。冗談が通じず、状況を単純にしたがり、プラスかマイナスの極端な防御で守ります。
第三に、成功は自慢と承認の要求になることです。理論編の自己評価の記述は、タイプ節で権威への参照や身構えとして具体化されています。
05ブカロフの記述
ブカロフは国際ソシオニクス研究所(キエフ)を率いる研究者で、機能の次元性の提唱者です。番号は現行と同じで、第6機能を「活性化機能」と呼びます。
動員機能についての記述は、位置一覧の中の性格づけ、講演録の具体例、そして関係論に分かれます。この章では、ブカロフが動員機能を受け取る機能として、また自分や他人が活性化させる機能としてどう書いたかを見ます。
受信機能と、個人的ニーズのブロック
晩年の講演で、ブカロフは8つの位置を、人が世界に働きかける側と、世界から働きかけられる側に分けています。
一方、第3、第4、第5、第6機能は受信的であり、これらによって周囲の世界と社会が人間を管理する。(中略)スーパー・イド・ブロックについては、これは個人的ニーズのブロックであり、スーパー・自我ブロックは ― 社会的ニーズのブロックであると言える。
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А 3-я, 4-я, 5-я и 6-я функции являются приемными, по ним окружающий мир и социум управляют человеком. Можно сказать, что по функции блоков Эго и Супер-Ид активно управляют внешними процессами, а по функциям блоков Супер-Эго и Супер-Ид идет управление извне. То есть человек оказывается системой, замкнутой на мир: по одним функциям он активно воздействует на этот мир, а по другим, скорее, пассивно воспринимает сигналы из этого мира, и эти сигналы управляют им. Про блок Супер-Ид можно сказать, что это блок личных потребностей, а блок Супер-Эго — это блок социальных потребностей. И обычно говорят, что понятие совести связывается с блоком Супер-Эго.
上の引用にある「受信的」は、外からの情報を受け取る側という意味です。つまり、動員機能は、周りの世界と社会が人を管理するときの入り口の1つで、それが属する超イドブロックは「個人的ニーズのブロック」だということです。
規範機能と脆弱機能の超自我ブロックが「社会的ニーズ」なのに対し、超イドブロックは自分自身のためのニーズとされます。この対比が、次の2つの例の読み方になります。
自分で組織する活性化
ブカロフは、同じ講演で、動員機能を自分で満たしている人の例を挙げています。
もう一つ活性化機能の例:私には起業家の同志がいる、タイプ的には論理直観外向(■(Te)△(Ni)、LIE)。彼は起業家であることに加えて、ハンターでもあり、こうして自分のために、いわば第6機能の活性化を獣狩り、獲物狩りなどの形で組織する。(中略)そしてここで彼はいわば「アキュムレーターの充電」を得る、なぜならこれは彼の機体を活性化し、トーンアップするから。
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Вот еще один пример активационной функции: у меня есть товарищпредприниматель, по типу логико-интуитивный экстраверт (, ЛИЭ). Помимо того, что он предприниматель, он еще и охотник, и таким образом он реализует для себя, как бы организует активацию своей 6-й функции в виде охоты на зверей, на дичь и прочее.〔中略〕И здесь он получает как бы «зарядку аккумуляторов», потому что это активирует, тонизирует его организм.
LIEの動員機能はSe(外向感覚)です。言い換えると、このLIEは、仕事では主導機能と創造機能を使い、週末の狩猟でSeを満たして元気を取り戻しているということです。ブカロフは、これを「アキュムレーターの充電」と呼んでいます。
省いた部分には、ブカロフが意志的センサリー(Se)を「あらゆる種の感覚的暴力」と説明する一文があります。狩猟がSeの活動として選ばれているという読み方です。
同じ講演には、LIIの例もあります。
家ではボリス・ヴラジーミロヴィチは、ほとんど毎晩ピアノを弾き、ドイツ製ミシンで縫いあげていた。これらは彼の趣味で、この場合、第5、暗示的(ピアノ)と、第6、活性化(衣服)機能による。彼の活性化機能は ― 美的センサリー(○(Si)6)。美学、おいしい食べ物、何か美しい環境または快適な居心地のよい衣服。彼は自分と近親者のために何か便利なものを作るのが好きだった。すなわち彼にはそのような内的ニーズがあり、彼はそれを実現していた。だがここでは彼にすべて調和的に発達した。すなわち、自分の、そう言えば、人格的ニーズは家で実現し、エンジニアとしては仕事で働いた。
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А дома Борис Владимирович занимался тем, что чуть ли не каждый вечер играл на пианино и строчил на немецкой машинке. Это были его хобби, в данном случае, по 5-й, суггестивной (пианино), и 6-й, активационной, (одежда) функции. Активационная функция у него — эстетическая сенсорика (6). Эстетика, вкусная еда, какая-то красивая обстановка или приятная уютная одежда. Вот он любил делать себе и близким какие-то удобные вещи. То есть у него была такая внутренняя потребность, и он ее реализовывал. Но здесь у него гармонично все сложилось. То есть свои, скажем так, личностные потребности, он реализовывал дома, а как инженер он работал на работе.
LIIの動員機能はSi(内向感覚)です。つまり、このLIIは、美しく心地よい衣服を自分で縫うことで、動員機能の「内的ニーズ」を満たしていたということです。仕事はエンジニアとして、個人的なニーズは家で、という分け方が、ブカロフには調和のとれた形に見えています。
2つの例に共通するのは、動員機能を満たす活動を、本人が仕事の外に自分で用意していることです。超イドブロックが「個人的ニーズのブロック」だという定義が、ここで具体的な形をとっています。
活性化関係—相手の主導機能が入る
ブカロフは、関係論で、動員機能がどの関係で満たされるかを書いています。
双対関係では情報を発する4次元の第1機能が、4次元の受信機能=第5機能に作用するのに対し、活性化関係では4次元の第1機能が、3次元の受信機能=第6機能に作用する。すなわち、第1機能が第6機能=活性化機能を多少なりとも過負荷にする、と言える。
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Если в дуальных отношениях 4-мерная первая〔中略〕функция, выдающая информацию, воздействует на〔中略〕4-мерную приемную пятую функцию, то в отношениях активации 4-мерная 1-я функция воздействует〔中略〕на трехмерно приемную 6-ю. То есть можно сказать,〔中略〕что 1-я функция несколько перегружает 6-ю, актива〔中略〕ционную.
言い換えると、活性化関係では、相手の主導機能の要素が自分の動員機能に入り、それが少し重すぎるということです。双対では相手の主導機能が自分の暗示機能に入るのと対になります。
なお、次元性の一般の割り当てでは、動員機能は2次元です。ここでブカロフが動員機能を「3次元の受信機能」と呼ぶのは、この一般の割り当てと合いません。当サイトは、これを受け取れる情報の幅を、相手の主導機能との釣り合いで言っていると読みます(14章)。
同じ論文で、ブカロフは活性化関係の雰囲気をこう書いています。
活性化ペアでは実際に、人々は相互の活気・エネルギーの増大という感覚を経験する。友人関係や知人関係としての活性化関係はとても心地よく、パートナーシップや一つのプロジェクト・一つのチームでの共同作業の関係としても同様である。これは概して、非常に祝祭的な関係であり、人々をエネルギーと力で満たすが、しかしどんな祝祭でもそうであるように、長く続けば疲労を引き起こす。
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В активационной паре люди действительно испытывают ощущения взаимного повышения тонуса или увеличения энергетики. В качестве дружеских, приятельских отношения активации очень приятны, так же, как и в качестве партнерских или отношений для совместной работы над одним проектом или в одном коллективе. Вообще это очень праздничные отношения, они наполняют людей энергией и силой, но, как и любой праздник, если он длится очень долго, вызывают утомление.
つまり、活性化では互いに元気が出て、祝祭のように楽しいが、長く続くと疲れるということです。動員機能が相手の主導機能で満たされることの、良い面と重い面を両方書いています。
何を返せているのか
ブカロフは、活性化関係の相談の例も書いています。
あるとき、EIE〔原文: イデオロギスト〕 (EIE)が、自分のパートナーであるSLE〔原文: 元帥〕 (SLE)との相互関係について次の質問をした。「私は彼から多くの情報と助言をもらっている。私は何をお返しできているのか?」説明する必要があった—彼が与えているのは感情的な栄養補給であり、それはSLE〔原文: 元帥〕にとって第6機能上、非常に重要なものなのだ、と。
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Однажды Идеолог задал вопрос о своих взаимоотношениях с партнером-Маршалом: «Я получаю от него много информации и советов. А я-то что хоть взамен даю?». Пришлось объяснять, что он дает эмоциональную подпитку, а это очень важно для Маршала по 6-й функции.
EIEの主導機能はFe(外向倫理)です。同じFeが、相手の側では動員機能に入ります。言い換えると、EIEが感情面で支えていることが、相手の動員機能をちょうど満たしているということです。EIE本人は、それがお返しになっていると気づいていませんでした。
この例は、動員機能が満たされることは、本人にも相手にも見えにくいことも示しています。アウシュラの「自覚はきわめて弱い」(03章)と同じ点を、関係の側から書いた例と読めます。
小括します。ブカロフの動員機能の記述の軸は、3つです。第一に、外から受け取る受信機能で、超イドブロックは個人的ニーズのブロックだという位置づけです。
第二に、本人が仕事の外で自分で満たす機能という観察です。狩猟のLIEと縫製のLIIは、動員機能を満たす活動を自分で用意する例として書かれています。
第三に、活性化関係で相手の主導機能に満たされることです。元気が出る祝祭的な関係ですが、長く続くと疲れ、満たされていることは本人にも見えにくいとされます。
06ストラティエフスカヤの記述
ヴェラ・ストラティエフスカヤは、16タイプを8位置ごとの長い場面記述で書いた著者です。主著『お別れしないために』の第I部(理論編)には、位置ごとの一般記述があります。番号は現行と同じで、第6機能を「活性化機能」と呼びます。
読むときの注意です。ストラティエフスカヤが「動員機能」と呼ぶのは、現行の脆弱機能(4番)です。当サイトの動員機能(6番)は、彼女の用語では活性化機能で、「評価機能」とも呼ばれます。
この章で取り上げるのは、理論編の超イド・レベルと活性化機能の節、そして第II部のタイプ章からの一文です。
超イド・レベル—意識されないので隠さない
ストラティエフスカヤは、超イドの弱さを、超自我の弱さとの違いで書いています。
超自我・レベルでは問題は意識化されており、それゆえそれを恥じ、隠そうとするが、超イド・レベルでは問題は意識化されておらず、それゆえそれを恥じることも隠すこともなく、むしろ逆に、最も恥知らずなしかたで他者に押しつけさえする。
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Если на уровне СУПЕРЭГО проблемы осознаются, а потому их стыдятся и пытаются скрыть, то на уровне СУПЕРИД проблемы не осознаются, поэтому их не стыдятся и не скрывают, а даже наоборот, самым бессовестным образом навешивают на других.
言い換えると、超自我の弱さは自分で気づいているので隠しますが、超イドの弱さは気づいていないので隠さず、人にも押しつけるということです。ストラティエフスカヤは、このためにこのブロックが「反良心」「幼児的ブロック」とも呼ばれると書いています。
弱いのに隠さないことが、脆弱機能と動員機能の現れ方の違いです。アウシュラが「自覚はきわめて弱い」と書いたこと(03章)を、ストラティエフスカヤは恥じるかどうかの違いとして書き直しています。
休息の区域
ただし、ストラティエフスカヤは、このレベルが役に立たないとは書いていません。
しかしそれは、このレベルに位置する機能が遊んでばかりいて何の役にも立たないことを意味するわけではない、断じて違う。役に立っている、しかも莫大に! 少なくとも、私たちの潜在意識の中に「休息の区域」、「軽減モード」での機能の領域を作り出しているという点だけでも(私たちに超イド・レベルで緊張があるなど、ご免被る!)。(中略)自身のアスペクトに沿って必要な情報が足りないと、これらの機能はただちに「いわれなき」恐怖と苛立ちに転じる緊張の感覚で反応する。
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Однако это вовсе не означает, что функции, расположенные на этом уровне, бездельничают и никакой пользы не приносят. Приносят, и огромную! Хотя бы уже тем, что создают некую "зону отдыха" в нашем подсознании, область функционирования в "облегченном режиме". (Не хватало еще нам напряжения на уровне СУПЕРИД!)〔中略〕На недополучение нужной информации по своим аспектам эти функции моментально реагируют ощущением "беспричинного" страха и напряжением, переходящим в раздражение.
「休息の区域」とは、超イドのレベルが、心の中で力を抜いていられる場所だということです。緊張しなくてよい場所だからこそ、必要な情報が足りないと、すぐに理由の分からない不安と苛立ちが出ます。
ストラティエフスカヤは、暗示機能と動員機能を「ぐずり屋たち」とも呼び、いつも楽な条件を求め、不快に敏感に反応すると書いています。弱さと敏感さを、楽をしたい子どもの性質として書いているのが彼女の書き方です。
方向決定=実現的—暗示機能の次に働く
ストラティエフスカヤは、暗示機能と動員機能の分担を、こう書いています。
第5機能を「方向決定=分析的」として捉えるとすれば、第6機能はそれに応じて「方向決定=実現的」となる。それは多くの場合、「活性化機能」と呼ばれる。
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Если пятую функцию рассматривать как "ориентационно-аналитическую", то шестая будет соответственно "ориентационно-реализационной". Чаще всего она называется "функцией активации".
上の引用にある「分析的」は受け取って選ぶ側、「実現的」はそれを形にする側のことです。言い換えると、暗示機能が相手を選ぶための情報を選び分け、動員機能がそれを実行に移すということです。2つはそろって、双対の相手を探す「評価=方向性決定」の働きを担うとされます。
ナイーブで、慣性的
活性化機能の節は、その性格からこう書き始められています。
この機能は、前のものと同じく、子どもじみて「ナイーブ」である。暗示機能から提案されたどんな方法にも喜ぶ。そしてただ「喜ぶ」だけでなく、これらの方法の実現に積極的に加わる。もし後になって、それが「そうではない方法」で、第5機能から得た情報が「そうではない質」だったと分かれば、第6機能の「活性」のすべてはたちどころに「消え」、それは再び慣性的で怠惰になる—偶然でないが、それはわがモデルの「慣性ブロック」に位置している。
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Эта функция, как и предыдущая, по-детски "наивна": радуется любому методу, предложенному ей внушаемой функцией, и не просто "радуется", но и активно включается в реализацию этих методов. Если впоследствии выясняется, что это были "не те методы", а информация, полученная от пятой функции, "не того качества", вся "активность" шестой функции тут же "гаснет", и она снова становится инертной и ленивой — не случайно она находится в "инертном блоке" нашей модели.
言い換えると、動員機能は暗示機能の提案に子どものように喜んで乗り、実現に加わるが、それが合わない方法だと分かると、すぐに動きを止めてしまうということです。ストラティエフスカヤは、この戻りやすさを「慣性ブロック」に属することと結びつけています。
慣性ブロックとは、彼女の説明ではモデルの左半分(1・4・6・7番)で、どれもそれぞれの理由で動きが鈍い機能です。右半分(2・3・5・8番)の「機動ブロック」と対になります。
助走が長く、邪魔されると気を悪くする
その慣性が、ふだんの動き方にどう表れるかを、ストラティエフスカヤは続けて書いています。
自身のアスペクトに沿って何らかの一定の衝動を受けないと、それは仕事に加わるのを急がない—長らく助走する。代わりに、「活性化された」ら、それはすぐに収まらない。それゆえそれは、取るに足らないことで邪魔されるとき、いつも「気を悪くする」—これもまた、わが心理の極めて痛みやすい点である。
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Не получая сколько-нибудь определенного импульса по своему аспекту, она в работу включаться не спешит: долго раскачивается. Зато и "сактивизировавшись", она не скоро успокаивается. Поэтому ей всегда бывает "обидно", когда ее беспокоят по пустякам: это тоже очень ранимая точка нашей психики.
つまり、動員機能は、はっきりした刺激がないとなかなか動き出さず、いったん動き出すとすぐには止まらないということです。そのため、つまらないことで邪魔されると気を悪くします。
ストラティエフスカヤは、これを「わが心理の極めて痛みやすい点」と書いています。動き出すまでの遅さと、止められたときの痛みが、同じ慣性の両面として書かれていることが分かります。
暗示機能の誤りを直す—双対の創造機能
ストラティエフスカヤは、動員機能が暗示機能の選択を確かめる役も書いています。
それゆえサジェスティヴ(暗示される)機能は、誤って、最もふさわしいとは言えない「プログラム」に暗示されることもあり得る。この場合、第6機能はそれを修正できる。なぜなら、わが活性化機能のアスペクトは、わが双対者の創造機能のアスペクトに対応するからだ。それゆえ、ふさわしい双対パートナーの探求はそれなしには決して済まない。
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и значит, внушаемая (суггестивная) функция может по ошибке внушиться не самой подходящей "программой" — в этом случае шестая функция может ее подкорректировать, поскольку аспект нашей активационной функции соответствует аспекту творческой функции нашего дуала, так что поиск подходящего дуального партнера без нее никак не обходится.
上の引用にある「プログラム」は、相手の主導機能の価値のことです。言い換えると、暗示機能は似た価値を持つ別のタイプにも惹かれてしまうことがあり、そのとき動員機能が、相手の創造機能の要素でそれを確かめ直すということです。
自分の動員機能の要素は、双対の相手の創造機能の要素と同じです。そのため、ストラティエフスカヤは、双対の相手探しは動員機能なしには済まないと書いています。双対の相手からの刺激をどう受け取るかについては、こう続けています。
ようやく「必要な」、「双対的」衝動を受けても、活性化機能はしばらく「助走し」、それを「観察し」、「研究する」(そう簡単にはもう誰のことも信じないのだ)。そして、これが本当に「信頼できるし、信頼すべきまさにその衝動」だと確信して初めて、活発に仕事に加わり、もう安定して、全力で働く。
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Даже получив наконец-то "нужный", "дуальный импульс", активационная функция еще некоторое время "раскачивается", "присматривается" к нему, "изучает" его (так просто она уже никому не поверит); и только убедившись, что это действительно "тот самый импульс", которому можно и нужно доверять, активно〔中略〕включается в работу и работает уже стабильно и с полной отдачей.
言い換えると、本当に合う刺激を受けても、動員機能はしばらく様子を見て、信頼できると確かめてから、ようやく安定して全力で働くということです。ナイーブに乗る(上の節)のと、慎重に確かめるのとは矛盾して見えますが、一度合わない方法で失望したあとの用心深さとして書かれています。
タイプ章から—ILEの活性化機能
第II部のタイプ章では、各タイプの第6ポジションが場面で書かれます。ILEの活性化機能はFe(外向倫理)で、ストラティエフスカヤはこう書いています。
状況は根本的に変わる。ドン・キホーテ〔ILE〕が心からの歓待と好意の雰囲気の中に入った時。心地よい感覚が肯定的な感情と結合した時。そのような雰囲気は彼を非常に活性化させる。(中略)彼にはすぐに自信、振る舞いとコミュニケーションにおける軽快さと自然さが現れる。
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Ситуация коренным образом меняется, когда Дон-Кихот попадает в обстановку искреннего радушия и доброжелательности. Когда приятные ощущения у него сочетаются с положительными эмоциями. Такая обстановка его очень активизирует(中略)У него сразу же появляются уверенность в себе, легкость и непринужденность в манерах и в общении.
つまり、ILEは、心から歓迎されていると感じられる場では、自信と気軽さを取り戻すということです。同じ節は、その雰囲気が双対のSEIとの交流で得られる、と続けています。
一方、同じ節の前半では、ILEは自分の感情を率直に言えず、不快な刺激には突然の苛立ちで反応するとも書かれています。理論編の「必要な情報が足りないと苛立ちに転じる」(上の節)の具体例です。
小括します。ストラティエフスカヤの動員機能(活性化機能)の記述の軸は、3つです。第一に、意識されないので隠さない弱さです。超イドは「休息の区域」で、楽な条件を求め、情報が足りないとすぐに苛立ちます。
第二に、ナイーブで慣性的という性格です。暗示機能の提案に喜んで乗りますが、合わなければすぐに動きが止まり、動き出すまでの助走が長く、止められると気を悪くします。
第三に、暗示機能の選択を確かめる評価機能という役割です。動員機能の要素は双対の相手の創造機能の要素と同じで、合う刺激を確かめてから安定して働く、とされます。
07フィラトワの記述
エカテリーナ・フィラトワは、4チャンネルの枠組み(彼女は「モデル・ユング」と呼びます)でタイプを記述し、その後に8機能のモデルAへ進む順で主著を組んでいます。4チャンネルの中には、動員機能は入っていません。
この章では、モデルAの下の環についての短い記述と、活性化関係の説明を取り上げます。
下の環—現れる頻度が少ない
フィラトワは、第III部でモデルAを説明するときに、下の環(バイタルリング)の機能をこう書いています。
下の環の諸機能は、上の環の諸機能よりも現れる頻度が少ない。まさにそれゆえに、モデル・ユングでは、上の環の4機能のうち3つが用いられている。(中略)下の環の残り三つの機能については、それらもまた安定的に活性化しうることが明らかになっており、その結果、私たちは同じタイプの実にさまざまなバリエーションを手にすることになる。
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Функции нижнего кольца проявляются реже, чем функции кольца верхнего, именно поэтому в модели Юнга использованы 3 из 4-х функций верхнего кольца.〔中略〕Что касается оставшихся трех функций нижнего кольца, то оказывается, что и они могут оказаться устойчиво активными, и в итоге мы имеем самые разные варианты одного типа.
上の引用の「下の環」は、モデルAの下半分(5〜8番)のことです。フィラトワの説明では、下の環の機能は表に出る頻度が少ないので4チャンネルの枠からは外されたが、そのうち3つも安定して働くことがあり、それが同じタイプの中の違いになるとされます。
省いた部分では、下の環から暗示機能だけがモデル・ユングに取り出された理由が書かれています。被暗示性が関係を考えるうえで重要だからです。フィラトワは、動員機能を個別には論じず、安定して活性化しうる下の環の1つとして置いています。
活性化関係の説明
フィラトワは、活性化関係を、4チャンネルの番号でこう説明しています。
この場合、機能がどのように結びつくかを見てほしい—第2機能と第4機能(Te〔外向論理〕とNe〔外向直観〕)である。この関係はどこか双対関係を思わせるが、そこには完全な補償はない。(双対関係では、相互作用は第1機能と第4機能を通じて行われることを思い出そう。)
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Посмотрите, как в этом случае соединяются функции — вторые с четвертыми (ЧЛ и ЧИ). Эти отношения чем-то напоминают дуальные, но в них нет полной компенсации. (Напомним, что в дуальных отношениях взаимодействие осуществляется по 1-м и 4-м функциям).
フィラトワの4チャンネルでは、第2が創造機能、第4が暗示機能です。言い換えると、活性化関係を、一方の創造機能が他方の暗示機能に入る関係として説明しています。例に挙がっているのは、レマルクの小説のケステル(SLI)とロベルト(EII)です。
一方、モデルAでは、活性化関係で相手の主導機能が自分の動員機能にも入ります(05章のブカロフ)。SLIの主導機能はSiで、EIIの動員機能もSiです。4チャンネルの枠には動員機能が含まれないので、この組み合わせは書かれていないと読めます。
小括します。フィラトワの記述の軸は、2つです。第一に、動員機能は4チャンネルの枠の外にあり、下の環の機能として安定して活性化しうることです。
第二に、活性化関係を創造機能と暗示機能の組み合わせで説明していることです。動員機能が関係の中で受け取る側として書かれるのは、ブカロフやストラティエフスカヤの体系で、フィラトワの枠ではそこは扱われていません。
08イェルマークの記述
ウラジーミル・イェルマークは、モデルAをシステム論の語彙で組み直した研究者です。8位置に固有の名と、情報処理のパラメータ(経験・規範・状況・時間)の数による次元を与えました。主著『人を理解することを学ぶには』では、動員機能を「機能6」と呼び、その働きを「個人的規範」、性格を「参照的」と名づけています。番号は現行と同じです。
イェルマークの枠では、機能6のパラメータは経験(Ex)と規範(Nr)の2つで、2次元です。また、暗示機能と動員機能の超イドブロックは「管理ブロック1」、別名「意思決定ブロック」と呼ばれます。
この章では、イェルマークが動員機能を、自分の技能を他人の評価で確かめる機能として、理論と発達と関係の3つの面からどう書いたかを見ます。
自分で自分の技能を評価できない
イェルマークは、ふだんの決定が超イドブロックで「黙って」、外からは気づかれずに下されると書いたあと、そのブロックの敏感さをこう書いています。
意思決定ブロック(管理ブロック1、超イド)の周囲世界との相互作用への感受性は、人間の社会による自身の技能の評価への依存(個人的規範、機能6、参照的)としても現れる。問題は、システム理論からは命令が導かれ、これを人間に適用すれば、こう主張できる—人間は自分自身で自分の技能を評価することができない!
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Чувствительность блока принятия решений (управляющего блока 1, суперИД) к взаимодействию с окружающим миром проявляется также в зависимости человека от оценки социумом его умений (индивидуальные нормы, функция 6, референтная). Дело в том, из теории систем следует императив, применяя который к человеку, можно утверждать: человек не в состоянии сам оценить свои умения!..
イェルマークの書き方では、動員機能の要素については、自分の技能の良し悪しを自分では決められず、社会の評価に頼ることになります。イェルマークは、これをシステム理論から導かれる命令として、強い言い方で書いています。
レイニンが動員機能を「自分を評価する機能」とし、その物差しを参照集団に置いたこと(04章)と、同じ内容を別の理論の語彙で書いたものと読めます。イェルマークの「参照的」という形容も、この参照集団の考え方を受けています。
「あなたのどんなところを褒められますか?」
イェルマークは、この性質がタイプの判定にも使えると書いています。
それにもかかわらず、実践は確認する—決定を下したり、何かを行ったりした後、人間は機能6の情報アスペクトに対応する技能の評価を必要とする…。そして、この必要を何らかの形で表現し、ときには評価を直接求めてくる…。「会話法」(「インタビュー」)による心のTIM同定の方法論では、こう問うことが推奨されてさえいる—「あなたのどんなところを褒められますか?」。圧倒的多数の場合、人は自分の心のTIMモデルの機能6の情報アスペクトについて答えるので、この機能による心のTIMモデルの検証が可能になる。
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И, тем не менее, практика подтверждает — приняв решение или сделав нечто, человек нуждается в оценке умения, соответствующего информационному аспекту функции 6... И в той или иной форме выражает эту нужду, а иногда и прямо напрашивается на оценку... В методике индентификации ТИМ психики методом “беседы”(“интервью”) даже рекомендуется вопрос: “За что Вас можно похвалить?” в подавляющем большинстве случаев человек ответит по информационному аспекту функции 6 своей модели ТИМ психики, что обеспечивает возможность верификации модели ТИМ психики по этой функции.
上の引用にある「心のTIM」は、イェルマークの用語で情報代謝タイプ、つまりタイプのことです。言い換えると、何かをしたあとには動員機能の要素で評価を求め、褒められる点を聞かれると、ほとんどの人が動員機能の要素で答えるということです。
そのため、イェルマークの面談法では、褒められる点を聞くことで機能6を確かめることが勧められています。一般像の「褒められるとやる気が出る」(01章)は、この観察に直接つながります。
3〜7歳—第三者の評価
イェルマークは、超イドブロックが満たされる時期を、子どもの発達の中で書いています。おおよそ3〜4歳で、このブロックの充填に移り、7歳ごろまで続くとされます。
こうした模倣の特徴は 第三者の評価(参照機能 6)が必須であることである。この評価の欠如は子どもを無意識に動揺させ、しばしば対応する言語的要求として定式化される。(中略)こうして危険な 心のTIMの歪み—周囲世界との相互作用への困難で優柔不断な組み込み、必要とされない感、不要感(機能 5)が形成され、しばしば自分の力と技能への確信のなさ、低い自尊心(機能 6)を伴う。
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Особенностью такого подражания является обязательность сторонней оценки (референтная функция 6), отсутствие которой неосознанно беспокоит ребёнка, а часто и формулируется в виде соответствующих вербальных требований.〔中略〕Так формируется опаснейшее искажение ТИМ психики - затруднённое, нерешительное включение во взаимодействие с окружающим миром, ощущение невостребованности, ненужности (функция 5), часто сопровождающееся неуверенностью в собственных силах и умениях, заниженной самооценкой (функция 6).
言い換えると、この時期の子どもは大人のまねをし、そのたびに第三者の評価を必要とするということです。評価がないと落ち着かず、言葉で求めてきます。
省いた部分では、大人がこの時期の「わがまま」を押さえつけ、技能を過大または過小に評価することが書かれています。そうして超イドブロックがよく満たされないと、必要とされていない感覚(機能5)と、自分の技能への確信のなさや低い自尊心(機能6)が残るとされます。
双対—暗示から活性化へ
イェルマークは、双対関係での影響の向きを、こう書いています。
心のTIMモデルのシステム的相互作用の構造の決定的特徴は、双対関係(図14 — 双対ダイアド「LII ↔ ESE」)においては、一方のパートナーのメンタルリングの自我ブロックの第一および第二心の機能の影響が、もう一方のバイタルリングの超イドブロックの第五および第六心の機能に影響するのが支配的であることである。これは、本質的に双対関係の主要な機能的特徴(性質) — パートナーの相互的な業務(コミュニケーション)への「含み入れ」 — を決定する(暗示 ⇒ 活性化)。
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Определяющей особенностью структуры системных взаимодействий моделей ТИМ психики в дуальных отношениях (рис.14 — дуальная диада “ЛИИ <> ЭСЭ”) является доминирование воздействия первой и второй психических функций блока ЭГО суперблока Ментал одного партнёра на пятую и шестую психические функции блока суперИД суперблока Витал другого, что, собственно, и определяет основную функциональную характеристику (свойство) дуальных отношений — взаимное “включение” партнёров в работу (суггестия => активация).
つまり、双対では、一方の主導機能と創造機能が、相手の暗示機能と動員機能に働きかけるのが中心になるということです。イェルマークは、これが互いを仕事へ「含み入れ」合う双対の性質を決めると書いています。
この組み合わせでは、相手の創造機能の要素が自分の動員機能に入ります。ストラティエフスカヤが、動員機能の要素は双対の相手の創造機能の要素と同じだと書いたこと(06章)と、同じ対応です。
引用の続きで、イェルマークはこの影響の強さを次元でも説明し、創造機能を3次元、動員機能を2次元と書いています。送る側の次元が受ける側より高いという説明は、14章で扱います。
小括します。イェルマークの動員機能(機能6)の記述の軸は、3つです。第一に、個人的規範と参照としての定義です。自分の技能は自分では評価できず、その要素では他人の評価を必要とします。
第二に、タイプ判定と発達への応用です。褒められる点を聞けば機能6が分かり、3〜7歳に第三者の評価が足りないと、自分の技能への確信のなさが残るとされます。
第三に、双対で相手の創造機能を受けることです。双対の影響は、主導機能と創造機能から暗示機能と動員機能へ向かい、それが互いを含み入れ合う関係をつくるとされます。
09カルペンコの記述
オリガ・カルペンコは、キエフの国際ソシオニクス研究所でブカロフとともに活動してきた研究者です。機関誌の論文で、動員機能を「第6の活性化機能」と呼んでいます。番号は現行と同じです。
この章では、モデルの中の結びつき、心理的防衛、そして人生の構えとの関係で、カルペンコが動員機能をどう書いたかを見ます。
活性化結合—情報の栄養補給
カルペンコは、モデルAの機能どうしの結びつきを論じた論文で、こう書いています。
そして、モデルに表れている、もう一種類の結合がある。これらの結合を活性化結合と名づけよう。(中略)超イドブロックが活性化されるとき、このブロックが十分な情報を受け取るとき—比喩的に言えば、それが強力な情報的栄養補給を受け取るとき—タイプは、自我ブロックの機能によって、より活発になる。活性化と双対性が人の創造的発現を促進する等々の話をするとき、念頭に置かれているのはこの効果である。
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И ещѐ один род связей, которые представлены в модели. Назовѐм эти связи активирующими.〔中略〕когда активируется блок СуперИд, когда этот блок получает достаточно информации,— образно говоря, когда он получает мощную информационную подпитку, тип становится более активным по функциям блока Эго. Этот эффект имеют в виду, когда речь идѐт о том, что активация и дуальность способствует творческому проявлению человека и т.д.
言い換えると、超イドブロックが十分な情報を受け取ると、そのタイプは自我の機能で活発に動けるようになるということです。カルペンコはこれを「活性化結合」と名づけ、省いた部分でこの見方をブカロフのものとして紹介しています。
引用の続きでは、超イドが双対や活性化の相手から十分に支えられると、人は安心して自分の自我の仕事に取り組めるとされます。動員機能が満たされることが、主導機能と創造機能を働かせる条件になる、という組み立てです。
飴による操縦
カルペンコは、心理的防衛を論じた論文で、超自我と超イドへの働きかけを対比しています。
私たちがセミナーで言うように、超自我による操縦は鞭による操縦であり、超イドブロックによる操縦は飴による操縦である。この意味で、超自我に沿った情報が防衛の必要を呼び起こし、超イドに沿った情報が「ただもう少し食べたい」という欲求を呼び起こすのは、自然なことである。
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Как мы говорим на семинарах: управление по СуперЭго — это управление кнутом, управление по блоку СуперИд — это управление пряником. В этом смысле естественно, что информация по СуперЭго вызывает необходимость защищаться, а информация по СуперИд вызывает желание «просто скушать еще».
つまり、超自我の要素で働きかけると防衛を呼び起こし、超イドの要素で働きかけると「もう少し欲しい」という欲求を呼び起こすということです。カルペンコは、前者を鞭、後者を飴にたとえています。
動員機能の要素で認められたり手助けされたりすると、人はもっとそれを求めるようになります。動員機能は、人を動かす入口として使える機能だという見方で、アウシュラの「世話に感謝し、それは買収する」(03章)と同じ向きです。
構え「これ−」—動員機能が能動になる
カルペンコは、心理学者エリック・バーンの交流分析に由来する構えの理論を使っています。構えとは、「私」「あなた」「彼ら」などのそれぞれを肯定(+)で受けとめるか否定(−)で受けとめるかのことです。そのうえで、バーンの人生の構えにブカロフが加えた「これ±」(世界全体への態度)が、タイプの現れ方にどう影響するかも書いています。構え「これ−」では、まず脆弱機能(4番)の要素から距離も取れず、うまく取り込めもしない状態になるとされます。そのうえで、カルペンコはこう続けています。
では、バイタル・リングでは何が起きるのか。そこでは、補償として、まったく普通でないことが起きる。通常は入ってくる情報をただ消費し、まあ最小限に仕分けするだけの第6の活性化機能が、構え「これ−」のもとで、思いがけず能動的な性格を帯びるのである。思い起こしておくと、第6機能は、主に社会からの入力情報流向きに設計された超イドブロックの中にあり、全体として外部情報へ方向づけられていると言うことができる。ところがここでは、人はこの機能によって、積極的に何かをしようとするのである。
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И что же происходит в витальном кольце? Там, в качестве компенсации, происходит нечто совершенно необычное: 6-я активационная функция, обычно просто потребляющая входящую информацию, ну, минимально её сортирующая, с установкой «Это–» приобретает неожиданно активный характер. Напомню, 6-я функция находится в блоке СуперИд, рассчи- танном в основном на входящий поток информации от социума, и мы можем говорить, что она в целом ориентирована на внешнюю информацию. А тут человек активно пытается по этой функции что-то делать.
言い換えると、ふだんは入ってくる情報を受け取るだけの動員機能が、構え「これ−」のもとでは、自分から能動的に働きはじめるということです。カルペンコは、これを脆弱機能のつまずきへの補償として書いています。
例として挙がっているのは、Se(外向感覚)が動員機能のLIEです。カルペンコは、「これ−」のLIEはSeで活発になり、ボクシングのようなことをやっていても驚かないと書いています。LIEの脆弱機能はSiなので、同じ感覚の側面の、向きが逆の要素が補償に出ていることになります。
評価的成分
カルペンコは、動員機能に評価の働きが常にあることも書いています。
第6機能には常にこの評価的成分があり、この機能はこの質を備えているのだが、通常それは背景として、全般的活性化の帰結として進行する。ところがここでは、それが明白な、際立った性格を帯びるのである。
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В 6-й функции всегда есть этот оценочный компонент, она обладает этим качеством, но обычно оно идет как фоновое, как следствие общей активации. А здесь оно приобретает явный, выраженный характер.
つまり、動員機能にはいつも評価する働きがあるが、ふだんは目立たず、構え「これ−」のもとではそれがはっきり表に出るということです。
ストラティエフスカヤが動員機能を「評価機能」と呼んだこと(06章)と、同じ性質を指していると読めます。カルペンコは、その評価がふだんは背景にあり、条件しだいで前に出ると書いています。
小括します。カルペンコの動員機能の記述の軸は、3つです。第一に、活性化結合です。超イドが十分な情報を受け取ると、自我の機能が活発になり、双対や活性化の相手の支えがその条件になります。
第二に、飴として働く機能です。超自我への働きかけが防衛を呼ぶのに対し、超イドへの働きかけは「もう少し欲しい」という欲求を呼びます。
第三に、条件しだいで能動になることです。ふだんは受け取るだけの動員機能が、構え「これ−」のもとでは脆弱機能の補償として能動的に働き、その評価の働きもはっきり表に出ます。
10グレンコの記述
ヴィクトル・グレンコは、キエフで「人道主義ソシオニクス」学派を主宰する研究者です。
読むときの注意です。グレンコの体系(モデルG)の位置の名と番号は、モデルAと一部しか対応しません。動員機能に入る要素は、モデルGでは第4「起動(着火)機能」に置かれます。また、モデルGの第6「双対機能」には、モデルAの暗示機能(5番)の要素が入ります。番号の「6」と、名前の「双対」のどちらで読んでも取り違えが起きるので注意が要ります(16章)。
この章では、起動機能の定義、エネルギーの配分、超イドブロックの書き方、そしてタイプ節からの1つを取り上げます。
起動(着火)機能
グレンコは、モデルGの第II「社会的適応のブロック」に、役割機能と並べて起動機能を置いています。
起動(着火)機能 ― 駆動される、不安定的、外的。活動を加速させ(刻印の点 ― 衝動によるプログラムのブックマーク化)、社会的に重要な行動の実装に向けて社会タイプを始動させる。近距離では活性化の効果は逆になる。
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Triggering (igniting) — driven, unstable, external. Accelerates the activity (the point of imprinting — bookmarking of programs by impulse), launches the sociotype for the implementation of socially significant actions. At close distance, the effect of activation will become the opposite.
上の引用にある「駆動される」は、自分から動くのではなく外から動かされる、ということです。言い換えると、起動機能は外からの刺激で着火し、人の活動を加速させ、社会で意味のある行動へ踏み出させる機能だということです。
括弧の中の「刻印の点」は、衝動を受けたときにやることがしおりのように書き込まれるという説明です。一方、近い距離の付き合いでは、この起動の効果が逆に出るとも書かれています。
モデルAでは、動員機能は暗示機能と組んで超イドブロックに入ります。グレンコは同じ要素を、役割機能と組んで社会に適応するためのブロックに置き直しています。
エネルギー悲観—極端な場合にだけ使う
グレンコは、8つの機能を、使うエネルギーの量で4組に分けています。起動機能が入る組は、こう書かれています。
起動/着火(4)と制御(8) ― エネルギー悲観機能。最も極端な場合のみ残余エネルギーを発作的に消費する機能。
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Triggering/igniting (4) and Controlling (8) — Energopessimum — functions convulsively spending the residual energy only in the most extreme case.
モデルGの制御機能(8)には、モデルAの観察機能(7番)の要素が入ります。つまり、起動機能は、制御機能と並んで最もエネルギーを使わない組で、極端な場合にだけ残りの力を一気に使うということです。グレンコは、この組を「エネルギー悲観」と呼んでいます。
起動機能は活動を加速させる機能でありながら、ふだんのエネルギーは最も少ないという組み合わせです。ストラティエフスカヤの「長らく助走する」(06章)と、同じ動き方を別の量で書いたものと読めます。
「したい」のブロック
グレンコは、モデルAの超イドブロックを、ほかのブロックと並べてこう書いています。
超イドは、絶対的な力が小さい、最も分化していない機能を持っており、タイプにとって好ましいコミュニケーション環境、すなわちタイプ間相互作用への含めてのブロック(「したい」ブロック)を作り出します。
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The super-id, which has the least differentiated functions with a small absolute power, creates a favorable communicative environment for the type, a block of inclusion in the intertype interaction (block “want”).
言い換えると、超イドブロックは最も弱く分化していないが、そのタイプにとって居心地のよい付き合いの場をつくり、ほかのタイプとの関わりに入っていくブロックだということです。グレンコは、これを「したい」のブロックと呼んでいます。
自我が「知る」、イドが「できる」、超自我が「ねばならない」のブロックと並べると、超イドは本人の望みの側に置かれていることが分かります。ブカロフの「個人的ニーズのブロック」(05章)と同じ位置づけです。
タイプ節—ILEの起動機能
グレンコのタイプ節では、各タイプの起動機能が短く書かれます。ILEの起動機能はFe(外向倫理)で、グレンコはこう書いています。
仲間、パーティ、感情的なコミュニケーションを愛する。ポジティブな感情で養われない限り、彼は怠惰で無気力な状態に留まる。
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He loves companies, parties, and emotional communication. Without nourishing positive emotions, he remains in a lazy, apathetic state.
つまり、ILEは、仲間との感情的なやりとりで元気になり、それがないと無気力になるということです。ストラティエフスカヤのILEの例(06章)と同じく、Feの刺激が来るかどうかで活動の量が変わることが書かれています。
小括します。グレンコの体系では、動員機能の要素はモデルGの起動(着火)機能に置かれます。外からの刺激で着火し、活動を加速させ、社会で意味のある行動へ踏み出させる機能で、役割機能と組んで社会への適応を担います。
また、ふだんのエネルギーは最も少なく、極端な場合にだけ一気に使うとされます。モデルAの超イドブロックは「したい」のブロックとして書かれ、タイプ節では刺激の有無で活動の量が変わる様子が書かれています。
11その他の論者の記述
主要な研究者章に収まらない論者の記述を、この章にまとめます。取り上げるのは、イェルマークの体系を継ぐシステム・ソシオニクス学派のエグリトです。
エグリトは論文「機能の次元性」(機関誌、2007年)で、イェルマークのパラメータを面談の実例で確かめています。動員機能は「機能6」で、「参照機能」と呼ばれます。原文はロシア語で、引用は当サイトの訳です。
2次元—個人的規範
エグリトは、規範のパラメータの節で、2次元の機能をこう書いています。
2次元なのは、機能3(「社会的規範」)と機能6(「個人的規範」)である。これらの機能は状況と時間のパラメータに対して不変であり、そのため柔軟でない。どんな状況でも、一般に受け入れられた手法と規則(機能3)、その人にとって使い慣れて調整の済んだ情報処理の型(機能6)を使おうとする。
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Двухмерными являются функции 3 («социальные нормы») и 6 («индивидуальные нормы»). Данные функции инвариантны к параметрам ситуации и времени, поэтому они негибкие, в любой ситуации стремятся пользоваться общепринятыми приемами и правилами (ф. 3), отлаженными привычными для индивида шаблонами обработки информации (ф. 6).
言い換えると、動員機能は、状況や時期が変わっても同じやり方を使い、その人が使い慣れた型で情報を処理するということです。規範機能が社会の決まりに従うのに対し、動員機能は自分の決まった型に従う、という対比です。
同じ節には、SLIの例として、「規則に従うのは、その集団との関係を壊したくないときだけ」という答えも挙がっています。社会の規範のうち、自分に合うものだけを受け入れるのが「個人的」の意味だとされます。
参照機能—褒め言葉をねだる
エグリトは、機能6の特徴をこう書いています。
ヴァイタル機能6は「参照機能」と呼ばれる。その特徴は、この機能が処理する情報のアスペクトについて、自分の技能を肯定的に評価してもらいたがることである。人はしばしば、思わず、自分でも気づかずに、自動的に褒め言葉をねだる。その情報をうまく扱えていると確かめ、承認という形の支えを絶えず受け取らなければならないのである。
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Витальная функция 6 называется «референтной». Ее особенностью является желательность положительной оценки умений по тому аспекту информации, который она обрабатывает. Часто человек невольно, незаметно для себя, автоматически напрашивается на похвалу. Он должен убедиться, что умеет хорошо справляться с этой информацией, постоянно получать поддержку в виде одобрения.
つまり、動員機能の要素では、うまくできていると確かめるために、自分でも気づかないうちに褒め言葉を求めるということです。承認という形の支えを、絶えず受け取る必要があるとされます。
イェルマークの「自分で自分の技能を評価できない」(08章)を、面談の場で見える形に書き直したものと読めます。
面談の答え
エグリトは、面談の答えを例に挙げています。服の買い方と、褒め言葉と批判への反応を聞かれたEIIは、こう答えています。
買うのはめったになくて、ほとんどいつも母か女友達と一緒です。自分のセンスはあまり信用していなくて、似合わない物を買ってしまうこともあります。褒め言葉は、もちろん嬉しいです。褒められないと長くはもちません、やる気が消えてしまうんです。
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Делаю это редко, практически всегда — с мамой или подругами. Своему вкусу не особенно доверяю, могу купить вещь, которая мне не идет. Комплименты — конечно, приятны, долго без похвалы не могу, стимул исчезает.
EIIの動員機能はSi(内向感覚)です。言い換えると、服選びでは自分のセンスを信用せず人と一緒に買い、褒められないとやる気が続かないということです。エグリトは、この「褒められないと長くはもたない」を参照機能の現れとして挙げています。
本人は気づかない
エグリトは、この現れを判定で見つける難しさも書いています。
タイプ判定では、褒め言葉をねだっているという事実を見つけるのが難しいことが多い。生活の中でのこのヴァイタルな現れを、本人はふつう追っていないからである。すべてがひとりでに、本人に気づかれずに起きる。その瞬間を「捕まえて」、思わず褒め言葉をねだっていると本人に指摘しても、おそらく否定しはじめるだろう。その瞬間を自覚するのは居心地が悪いからである。子どものように振る舞っているのだから。
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В типировании факт напрашивания на похвалу часто трудно выявить, потому что в жизни это витальное проявление обычно человеком не отслеживается. Все происходит само собой и незаметно для человека. Даже если «поймать» этот момент и обратить внимание человека на то, что он невольно напрашивается на похвалу, он, скорее всего, станет отказываться, потому что ему неудобно осознавать этот момент: ведет себя, как ребенок.
言い換えると、褒め言葉を求めていることは本人にも見えず、指摘されると否定しがちだということです。エグリトは、その理由を、子どものように振る舞っている自分を認めるのが居心地悪いからだとしています。
アウシュラの「自覚はきわめて弱い」(03章)とストラティエフスカヤの「幼児的ブロック」(06章)を、面談の場で起きることとして観察し直した記述です。
小括します。エグリトは動員機能を「参照機能」と呼び、2次元で、使い慣れた自分の型に従い、自分の技能を褒めてもらうことを必要とする機能として書いています。
その求めは本人には自覚されず、指摘されると否定されやすいとされます。イェルマークの定式を、面談の実例で確かめようとした記述です。
12研究者間で残る中核と食い違い
この章は、03〜11章の研究者別の記述を、当サイトの責任で突き合わせます。新しい引用は置かず、研究者を横断して残る中核、差の所在、差の由来の仮説の順に進み、最後に誰が何と言ったかを名指しで並べます。小括は、この章では置きません。
研究者を横断して残る中核
第一に、弱く、本人に自覚されにくいことです。アウシュラ(最も自覚化が低い)、ストラティエフスカヤ(意識されないので隠さない)、エグリト(褒め言葉をねだっていることに本人は気づかない)、グレンコ(最も分化していない)がこれを書いています。
ブカロフの、満たされていることが本人にも相手にも見えにくい例(EIEとSLE)も、同じ側に並びます。弱さそのものより、気づかれにくさが、研究者をまたいで繰り返されています。
第二に、外からの評価と刺激で動き出すことです。レイニン(自己評価と参照集団)、イェルマーク(自分で技能を評価できない)、エグリト(参照機能)は、評価をもらうことを中心に書きます。アウシュラ(褒め言葉と世話)、カルペンコ(飴)、グレンコ(外から着火する)も、外からの働きかけを入口にする点で同じです。
一般像の「褒められるとやる気が出る」(01章)は、主要な研究者に共通する観測です。語彙は評価・世話・刺激と分かれますが、指しているのは同じ入口です。
第三に、満たされると元気になり、ほかの機能も活発になることです。ブカロフ(アキュムレーターの充電)とカルペンコ(活性化結合で自我が活発になる)がこれを書いています。レイニン(肯定的な自己評価は膨大なエネルギー源)、ストラティエフスカヤ(確かめたあとは安定して全力で働く)、グレンコ(活動を加速させる)も同じ側です。
つまり、動員機能は、それ自体の出来より、満たされたときに全体の調子を上げる機能として書かれています。「動員」「活性化」「起動」という呼び名は、どれもこの面に名前を付けたものと読めます。
第四に、関係の中で、双対や活性化の相手から満たされることです。ストラティエフスカヤとイェルマークは、双対の相手の創造機能の要素が自分の動員機能に入ると書きます。ブカロフは、活性化の相手の主導機能が入ると書きます。
この対応は、モデルAで関係を決める規則(どの位置の要素が相手のどの位置に入るか)とも一致します。相手の主導機能が自分の動員機能に入るのは、活性化関係と、恩恵関係で自分が与える側に立つ場合です。相手の創造機能が入るのは双対関係と幻想関係です。
第五に、子どものような反応です。ストラティエフスカヤは幼児的ブロック・ナイーブ・ぐずり屋と書き、エグリトは子どものように振る舞うと書いています。アウシュラ(本能的反応)とイェルマーク(3〜7歳に満たされるブロック)も、それぞれの言い方でこれを書いています。ユングの未発達の機能の目印(02章)とも重なります。
差の所在
第一に、差は弱さの評価に集中しています。アウシュラは動員機能を「最も弱い」とし、ほかの体系は2次元として、1次元の脆弱機能と暗示機能より一段上に置きます。グレンコはエネルギーの量で、最も少ない組に入れます。同じ「弱い」が、自覚の低さ・次元・エネルギーという3つの物差しで測られています。
第二に、受け身か能動かです。ストラティエフスカヤは、動員機能を刺激がないと動かない慣性の機能として書きます。一方、ブカロフは本人が狩猟や縫製で自分から満たす例を書き、カルペンコは構え「これ−」で能動になる例を書き、グレンコは活動を加速させる機能として書いています。
ただし、これらは矛盾しているというより、ふだんは受け身で、刺激や条件があると能動に転じるという同じ観測の、どちらの局面を書いたかの違いと読めます。
第三に、満たす相手です。ストラティエフスカヤとイェルマークは双対(相手の創造機能)を、ブカロフとカルペンコは活性化(相手の主導機能)を主に書いています。どちらもモデルAの関係の規則と一致しますが、どちらの関係を動員機能の主な満たし手と見るかは研究者で分かれます。
第四に、名称と番号です。現行の動員機能(6番)は、アウシュラでは第7機能、レイニンでは第3機能、グレンコでは第4の起動機能です。さらに、ストラティエフスカヤの「動員機能」は脆弱機能(4番)を指し、レイニンの見出しの「最小抵抗の領域」も、ほかの体系では脆弱機能の呼び名です。
つまり、主導機能のときと違い、名前と番号が別の位置を指してしまう衝突が多い位置です(16章)。
差の由来についての仮説
当サイトの推測として、差の由来は3つ考えられます。第一に、観測の場面です。相性と家族の相談の文脈で書くストラティエフスカヤは、双対の相手との間で動員機能がどう満たされるかを書きます。一方、判定の面談で書くイェルマークとエグリトは、褒められる点や褒め言葉の求め方を書き、集団とエネルギーを扱うグレンコは活動の量を書く、という違いです。
第二に、弱さを何で測るかです。アウシュラは自覚の度合いと乱れたときの影響で、キエフ系は参照できるパラメータの数で、グレンコはエネルギーの量で測っています。そのため、同じ位置が「最も弱い」とも「2次元」とも「エネルギー悲観」とも書かれると読めます。
第三に、モデルの組み方です。アウシュラの初期の番号、レイニンの正負の対、グレンコのモデルGは、8つの位置の並べ方そのものが違います。そのため、同じ要素の場所に、別の名前と番号が付いたと考えられます。
誰が何と言ったか
- アウシュラは、動員機能(第7機能)を、暗示機能が受け取った信号に本能的に反応する機能と定義しました。その反応の中で人は最も自由でなく、批判には「批判するな、さもなくば助けよ」と応じ、世話には深く感謝します。要約では「機能のなかで最も弱く、最も自覚化が低い」とし、その要素を「問題の動機」と呼びました。
- レイニンは、動員機能(第3機能)を「自己評価の原理」と呼びました。参照集団から取り込んだ物差しで自分を評価し、そこから社会のエネルギーを受け取ります。冗談が通じず、状況を単純にしたがり、プラスかマイナスの極端な防御で守り、成功すると自慢して承認を求める、と書いています。
- ブカロフは、動員機能を外から受け取る受信機能とし、超イドブロックを個人的ニーズのブロックと呼びました。狩猟のLIEと縫製のLIIの例で、本人が仕事の外で動員機能を満たすことを書き、活性化関係では相手の主導機能がそこに入って元気を与えるが、長く続くと疲れるとしています。
- ストラティエフスカヤは、動員機能を「活性化機能」「評価機能」と呼びました。超イドの弱さは意識されないので隠されず、そこは「休息の区域」です。暗示機能の提案に子どものように乗り、合わなければすぐに動きが止まり、助走が長く、邪魔されると気を悪くします。また、双対の相手の創造機能の要素で、暗示機能の選択を確かめ直すとしています。
- フィラトワは、動員機能を4チャンネルの枠に入れず、下の環の、安定して活性化しうる機能の1つとして置きました。活性化関係は、創造機能と暗示機能の組み合わせで説明しています。
- イェルマークは、動員機能を「機能6」「個人的規範」「参照的」と呼び、人は自分で自分の技能を評価できないと書きました。褒められる点を聞けば機能6が分かるとし、3〜7歳の第三者の評価の不足が自尊心の低さを残すこと、双対では相手の創造機能を受けることを書いています。
- カルペンコは、超イドが十分な情報を受け取ると自我が活発になる「活性化結合」を書きました。超イドへの働きかけを飴にたとえ、構え「これ−」のもとでは、動員機能が脆弱機能の補償として能動的に働き、評価の働きも表に出るとしています。
- グレンコは、動員機能の要素をモデルGの起動(着火)機能に置きました。外からの刺激で着火し、活動を加速させる機能で、役割機能と組んで社会への適応を担い、エネルギーは最も少ない組に入ります。超イドブロックは「したい」のブロックです。
- エグリトは、動員機能を「参照機能」と呼び、2次元で使い慣れた自分の型に従い、自分でも気づかずに褒め言葉をねだる機能として書きました。
13実演・創造・脆弱の各機能との比較
この章では、動員機能を、配置の公理による導出対である3つの位置—実演機能、創造機能、脆弱機能—と比べます。3つとも、動員機能と要素の決まり方が直接つながっている位置です。
導出の公理では、実演機能は動員機能の側面を反転して指向を保った要素、創造機能はさらに指向を反転した要素、脆弱機能は動員機能と同じ側面で指向を反転した要素です。公理の形で書くと、次のとおりです。
- 動員機能(6番)は超イドブロック・バイタルリングに属し、3標識は「弱・バイタル・生成」です。
- 配置の公理による導出対: 側面反転・指向維持=実演機能(8番)/側面反転・指向反転=創造機能(2番)/側面維持・指向反転=脆弱機能(4番)。
加えて、同じブロックの相方である暗示機能との対比を置きます。新しい引用は比較に要るものだけにとどめ、研究者章で引いた記述は章番号で参照します。
実演機能との比較—3標識では強弱だけが逆
実演機能と動員機能は、どちらもバイタルリングの生成側で、3標識のうち違うのは強弱だけです(要素は側面が反転します)。例えば、ILEの動員機能はFe、実演機能はTeです。
アウシュラの『機能の理論』では、実演機能は「第6機能」で、動員機能の「第7機能」と隣り合って書かれています。アウシュラは、第6機能をこう書いています。
第2機能に類似している。これは第5アスペクトへの第6アスペクトによる反応である。(中略)要約:第6機能は—最も活動的な機能であり、それによって日常の誠実な労働が遂行される。
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Похожа на вторую . Это реакция на -1 аспект по -2 аспекту .〔中略〕Резюме : -2 функция - это наиболее деятельная функция , по ней осуществляется каждодневный добросовестный труд .
上の引用の「第2機能」は現行の創造機能、「第5アスペクト」は現行の観察機能の要素、「第6アスペクト」は実演機能の要素です。アウシュラの記述では、実演機能は創造機能に似た働き方で、観察機能が受け取ったものに反応し、日々の労働を担う最も活動的な機能とされます。
動員機能(第7機能)は、暗示機能(第8機能)の受け取りに反応する機能でした(03章)。同じブロックの受容側に反応する生成側という作りは同じで、一方は最も活動的、他方は最も弱いと書かれていることが分かります。
関係の面では、自分の実演機能の要素が相手の動員機能に入るのは、超自我関係と同属関係です。どちらの関係でも、この入り方は2人のあいだで互いに起きます。自分が苦労なく使う強い要素が、相手にとっては刺激を待つ弱い要素になる組み合わせです。
創造機能との比較—双対の相手の創造機能
創造機能は、動員機能と側面も指向も逆で、3標識では強弱と環が逆です(どちらも生成)。例えば、ILEの動員機能はFe、創造機能はTiです。
関係の面では、相手の創造機能の要素が自分の動員機能に入るのは、双対関係と幻想関係です。ストラティエフスカヤ(06章)とイェルマーク(08章)は、どちらも双対の側からこれを書いています。
ストラティエフスカヤは、暗示機能が相手の主導機能に惹かれたあと、動員機能が相手の創造機能の要素でそれを確かめ直すと書きました。イェルマークは、双対の影響が主導機能と創造機能から暗示機能と動員機能へ向かうことを書き、それを次元の差(創造機能3次元、動員機能2次元)で説明しています。
つまり、自分の創造機能の出力が、双対の相手の動員機能を満たすという対応です。創造機能が自分の価値を外で形にする機能なら、その形が相手にとっては待っていた刺激になる、という組み立てです。
脆弱機能との比較—同じ側面で、隠すか隠さないか
脆弱機能は、動員機能と同じ側面(感覚/直観/論理/倫理)で指向が逆で、どちらも弱い生成側の機能です。違うのは環(メンタル/バイタル)です。例えば、ILEの動員機能はFe、脆弱機能はFiです。
この2つは、研究者の記述の中で対として扱われることが多い位置です。レイニンは、第3機能(動員機能)と第-3機能(脆弱機能)を正負の対に置き、さらに「最小抵抗の領域」の語を第3機能の見出しに入れました(04章)。
カルペンコは、超自我への働きかけを鞭、超イドへの働きかけを飴にたとえ、脆弱機能は防衛を、動員機能は「もう少し欲しい」を呼び起こすと書きました(09章)。また、構え「これ−」で脆弱機能の要素がうまく扱えないとき、同じ側面の動員機能がその補償として能動になると書いています。
グレンコのモデルGでは、動員機能の要素は第4の起動機能、脆弱機能の要素は第7の制動機能に入ります。同じ側面の2つが、着火と制動として対に置かれていることになります。
違いを最もはっきり書いているのは、ストラティエフスカヤです。超自我の弱さは意識されるので恥じて隠し、超イドの弱さは意識されないので隠さない、と書いています(06章)。つまり、同じ側面の弱さでも、脆弱機能では隠され、動員機能では表に出るという対比です。この「隠されない弱さ」が、2つの位置を分けます。
関係の面では、相手の脆弱機能の要素が自分の動員機能に入るのは、消火関係と準双対関係です。
ブロックの相方—暗示機能
暗示機能と動員機能は同じ超イドブロックにあり、一方は受容、他方は生成です。ユングは、無意識の機能が劣等機能と補助機能に対立する機能のまとまりになり、前者がより強く抑えられると書きました(02章)。
ストラティエフスカヤは、暗示機能を「方向決定=分析的」、動員機能を「方向決定=実現的」とし、暗示機能が選んだものを動員機能が形にすると書いています(06章)。アウシュラは、動員機能を暗示機能の受け取りへの本能的反応と書き(03章)、イェルマークは双対の影響を「暗示 ⇒ 活性化」と書きました(08章)。
このように、暗示機能が外から必要なものを受け取り、動員機能がそれに反応して動き出すという分担が、研究者間で共有されています。次元性では、暗示機能が1次元、動員機能が2次元とされます(14章)。
小括します。導出対の3つとの比較で見えるのは、3つの読みです。動員機能は、実演機能から見ると同じバイタルの生成の機能の弱い側で、実演機能が最も活動的なのに対し、刺激を待つ機能です。創造機能から見ると双対の相手の創造機能を受ける側、脆弱機能から見ると同じ側面の隠されない弱さです。
また、ブロックの相方である暗示機能とは、受け取ることと、それに反応して動くことで書き分けられます。いずれも研究者章の記述を並べて得た当サイトの整理で、研究者自身が4つの位置を同時に比較しているわけではありません。
14次元性から見る動員機能
機能の次元性は、各位置が参照できる情報の幅を1〜4次元で記述する、後代の拡張理論です。提唱者はブカロフで、イェルマークがパラメータの定式化を整備しました。
動員機能は2次元とされ、研究者章の記述のいくつか(個人的規範、使い慣れた型、自分で技能を評価できない)は、この説明の言い換えとして読めます。この章では起源と定義を確認し、動員機能に関わる定義水準の違いを注記します。
起源とベクトル
ブカロフは、次元性の発見とその用途を、こう書いています。
著者によって1990年に発見された、情報代謝機能(心的機能)の情報処理パラメータの次元性 [9] は、人間の思考と行動の特徴、特定の型間関係のニュアンスを正確に記述することを可能にし、国際ソシオニクス研究所のスタッフおよび他のソシオニクス専門家による専門家・コンサルティング業務において実用上の重要な応用を持つ [10, 14]。
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Обнаруженная автором в 1990-м году мерность параметров обработки информации психических функций или функций информационного метаболизма [9], позволяет точно описывать особенности мышления и поведения человека, нюансы конкретных интертипных отношений и имеет значительные практические приложения, используемые на практике в экспертно-консультационной работе как сотрудников Международного института соционики, так и других специалистов по соционике [10, 14].
つまり、次元性は人の考え方や行動、タイプ間の関係の細かな違いを記述する道具として、専門家の相談の実務で使われているということです。ブカロフは、発見を1990年と書いています(文献によっては1989年とも紹介されます)。
ブカロフは、4つの次元を4つのベクトルとして整理しています。
次元性を考慮した情報代謝機能の一般構造を、グローバル性、状況、規範、個人的経験のベクトルによって図的に表されるとおり、思い出しておこう。
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Напомним общую структуру функций информационного метаболизма с учетом мерностей, графически выражаемых векторами глобальности, ситуации, норм и личного опыта.
上の引用にあるベクトルは、判断のときに参照できる情報の種類のことです。動員機能は、この4つのうち個人的経験と規範の2つを持つ機能とされます。
2次元—経験と規範
イェルマークの定式では、1次元の機能は経験だけを、2次元は経験に規範を加えて、3次元は状況まで、4次元は時間までを参照できる、という整理です。動員機能(機能6)のパラメータは経験と規範の2つで、イェルマークはこれを「個人的規範」と名づけました(08章)。
エグリトは、2次元の機能を状況と時間のパラメータに対して不変で、柔軟でないと書いています(11章)。規範機能が社会の決まりを使うのに対し、動員機能はその人が使い慣れた型を使う、という区別です。
2次元であることは、研究者章の観測とも対応します。動員機能は状況や時期を参照できないので、良いか悪いかの二択で自分を評価し、その判定を外に求めると当サイトは読みます。レイニンの「マイナスではあるが明晰」(04章)の二択も、この形に合います。
受信の次元—関係の中で
関係論では、動員機能の次元が、相手の機能との釣り合いで語られます。ブカロフは、活性化関係では4次元の主導機能が「3次元の受信機能=第6機能」に作用すると書きました(05章)。イェルマークは、双対では3次元の創造機能が2次元の動員機能に影響すると書いています(08章)。
ここでブカロフが動員機能を3次元と呼ぶのは、次元性の一般の割り当て(2次元)とは合いません。05章で見たとおり、当サイトはこれを送る側の機能との釣り合いの言い方と読みます。
動員機能をめぐる定義水準の違い
動員機能を2次元とする点で、次元性を使う研究者は一致しています。ですが、「弱さ」の測り方は次元性だけではありません。アウシュラは動員機能を「最も弱い」と書き、グレンコはエネルギーの量で最も少ない組に入れています。
つまり、2次元(脆弱機能と暗示機能より参照の幅が広い)という評価と、最も弱い・最もエネルギーが少ないという評価は、別の物差しによる別の主張です。動員機能の記述を原典で読むときは、どの物差しの「弱い」かを保つ必要があります。
小括します。次元性は、動員機能を経験と規範の2つだけを参照する機能として説明し、研究者章の「個人的規範」「使い慣れた型」「二択の評価」はこれと対応します。
一方で、関係論では3次元とも書かれ、アウシュラとグレンコは別の物差しで最も弱い側に置いています。検証手続きの不在という理論運用上の問題は、17章で扱います。
1516タイプの動員機能
配置の公理から導かれる16タイプの動員機能の要素は、次のとおりです。
| 動員機能の要素 | タイプ |
|---|---|
| Fe(外向倫理) | ILE・SLE |
| Ti(内向論理) | SEI・IEI |
| Ne(外向直観) | ESE・LSE |
| Si(内向感覚) | LII・EII |
| Se(外向感覚) | EIE・LIE |
| Ni(内向直観) | LSI・ESI |
| Te(外向論理) | SEE・IEE |
| Fi(内向倫理) | ILI・SLI |
表の各行は、位置と要素を合わせて動員Fe(外向倫理が動員機能に入る場合)のようにも呼ばれます。
表のとおり、動員機能の要素が同じタイプは2つずつあります。この2タイプは、創造機能の要素も同じで、主導機能の要素の側面だけが違います。例えば、ILEとSLEはともにFeが動員機能で、創造機能はどちらもTi、主導機能はILEがNe、SLEがSeです。
研究者章で触れたタイプ別の観測を、要素ごとに並べると次のようになります。まず、Fe(ILE・SLE)は、歓迎の雰囲気で自信を取り戻し、仲間との感情的なやりとりがないと無気力になる(ストラティエフスカヤ、グレンコ)と書かれています。レイニンの例では、ILEとSLEは「本当に称賛され、必要とされている」ことを確かめたがります。また、ブカロフの例では、SLEのFeを活性化の相手のEIEが満たしていました。
また、Ti(SEI・IEI)は、知識を問われると能力を疑われたと感じて身構える(レイニン、SEIの例)と書かれています。Se(EIE・LIE)は、週末の狩猟で満たされ(ブカロフ、LIEの例)、構え「これ−」ではボクシングのような活動に向かうとされます(カルペンコ)。
さらに、Si(LII・EII)は、心地よい衣服を自分で縫って満たされると書かれています(ブカロフ、LIIの例)。エグリトのEIIの例では、服選びで自分のセンスを信用せず、褒められないとやる気が続きません。Fi(ILI・SLI)については、エグリトがSLIの例で、自分に合う規範だけを受け入れる答えを挙げています。
Ne(ESE・LSE)とNi(LSI・ESI)は、ユングの「実践的知性」の例(02章)を要素で読んだときに出てきた要素です。一方、Te(SEE・IEE)については、このページの研究者章では触れていません。
各タイプの動員機能がどう働くかは、タイプ一覧から入れる各タイプの8機能の詳細解説に章があります。要素そのものの説明は、8つの情報要素の詳細解説にあります。この章では引用を置かず、動員機能の要素ごとの入口を示すにとどめます。
16誤読と誤同定
動員機能をめぐる読み違いのうち、研究者章の記述から指摘できるものを整理します。
名称の衝突
動員機能は、同じ名前が別の位置を指す名称の衝突が、最も多い位置の1つです。とくに注意が要るのは次の3つです。
まず、ストラティエフスカヤの「動員機能」は、現行の脆弱機能(4番)を指します。彼女の体系では、当サイトの動員機能(6番)は「活性化機能」です(06章)。
次に、レイニンの第3機能の見出しにある「最小抵抗の領域」は、ほかの多くの体系では脆弱機能の呼び名です。レイニンの第3機能は、要素で見ると動員機能です(04章)。
さらに、グレンコのモデルGでは、動員機能の要素は第4の起動機能に入り、第6の「双対機能」には暗示機能(5番)の要素が入ります(10章)。研究者ごとの呼び名と番号を一覧にすると、次のとおりです。
- アウシュラ『機能の理論』: 「第7機能」(弱い・バイタル・プロダクティヴ)。同書の「第6機能」は現行の実演機能(8番)、「第8機能」は暗示機能(5番)です。
- レイニン: 第3機能「自己評価の原理。最小抵抗の領域。「問題」」。対になる第-3機能は現行の脆弱機能(4番)です。
- ブカロフ: 「第6機能」「活性化機能」。受信機能の1つで、超イドブロックは個人的ニーズのブロックです。
- ストラティエフスカヤ: 「第6ポジション」の「活性化機能」、別名「評価機能」「方向決定=実現的」。彼女の「動員機能」は脆弱機能(4番)です。
- フィラトワ: モデル・ユング(4チャンネル)には入らず、モデルAの下の環の機能の1つとして扱われます。
- イェルマーク: 「機能6」=「個人的規範」、性格は「参照的」(パラメータは経験・規範の2つ)。
- カルペンコ: 「第6の活性化機能」。
- グレンコ: モデルGの第4「起動(着火)機能」。モデルGの第6「双対機能」は暗示機能(5番)の要素です(10章)。
- エグリト(システム・ソシオニクス学派): 「機能6」=「参照機能」。
暗示機能との取り違え
暗示機能と動員機能は同じ超イドブロックにあり、どちらも外から満たされたい機能として書かれます。そのため、「人にしてもらうとうれしい要素」を1つにまとめると、2つの位置を取り違えます。
研究者章の記述では、暗示機能は受け取る側、動員機能はそれに反応して動き出す側です(13章)。双対では、相手の主導機能が暗示機能に、相手の創造機能が動員機能に入ります。次元性でも、暗示機能は1次元、動員機能は2次元と区別されます(14章)。
脆弱機能との取り違え
脆弱機能と動員機能は、同じ側面で、どちらも弱い機能です。そのため、ある要素について自信がない様子を見て、どちらの位置かを決めるのは難しくなります。
研究者章の記述から言える違いは、隠すか隠さないかです。ストラティエフスカヤは、超自我の弱さは恥じて隠し、超イドの弱さは隠さないと書きました(06章)。カルペンコの鞭と飴の対比でも、脆弱機能は防衛を、動員機能はもっと欲しいという欲求を呼び起こすとされます(09章)。
「動員機能=苦手なこと」という読み
動員機能は弱い機能ですが、本人が避ける要素とは限りません。アウシュラは、本人がその要素の大切さを口に出して言うと書き(03章)、ブカロフは、LIEが狩猟で、LIIが縫製で、自分から動員機能を満たしている例を書いています(05章)。
そのため、その人が苦手そうにしていることを、すべて動員機能の要素で説明する読みは、研究者章の記述からは支持されません。動員機能は、苦手というより、外から満たされると喜んで取り組む要素として書かれています。
小括します。動員機能の読み違いは、4つに集約できます。名称の衝突・暗示機能との取り違え・脆弱機能との取り違え・苦手なことへの還元です。いずれも、要素と位置の意味で照合し、受け取るか動き出すか、隠すか隠さないかで見れば避けられる種類のものです。
17先行研究への懸念点
先行研究への懸念を、このページで扱った範囲に限って整理します。
定義水準の別と検証手続きの不在
14章で見たとおり、動員機能の「弱さ」は、自覚の低さ・次元・エネルギーという3つの物差しで語られています。そのため、動員機能をどれだけ弱いと見るかは、研究者ごとに違います。
また、イェルマークの「褒められる点を聞けば、ほとんどの人が機能6の要素で答える」は、面談の経験からの一般化として示されています。ですが、その割合を第三者が確かめる手続きは示されていません。エグリトの面談例も、判定者が同じ体系で解釈したものです。
学派内の反復と独立性
12章で「研究者を横断して残る中核」として挙げたものの一部は、キエフ系(ブカロフ、カルペンコ、イェルマーク、エグリト)の内部で継承された定式です。カルペンコの活性化結合はブカロフの見解の紹介で、エグリトの参照機能はイェルマークの「参照的」を受けています。
一方、レイニンの自己評価の原理と、ストラティエフスカヤの活性化機能は別系統です。この2人が、外からの評価と刺激で動き出すという同じ観測を別々の語彙で書いていることは、反復の中でも独立性の高い部分と読めます。
名称の衝突
16章で見たとおり、動員機能は名前と番号の衝突が多い位置です。「動員機能」はストラティエフスカヤでは脆弱機能を指します。「最小抵抗の領域」は、レイニンでは動員機能、ほかの体系では脆弱機能の呼び名です。また、モデルGの第6には暗示機能の要素が入ります。どれも原典を読み合わせるときの取り違えの元になります。
つまり、研究者間で突き合わせるときは、名前でも番号でもなく、要素の配置で照合する必要があります。このページが各章の冒頭で要素の配置を確かめたのは、そのためです。
モデルの限界
レイニンは、モデルとタイプの関係について、こう書いています。
歴史的にはソシオンはモデルの助けを借りて発見され、タイプの名称はモデルに由来するが、これは決してソシオンがモデルの帰結であることを意味しない。懐中電灯はそれが照らす対象を生み出しはしない。モデルはある対象領域を照らしているにすぎない。
原文を表示
Исторически социон был обнаружен при помощи модели, и названия типов происходят из модели, но это вовсе не означает, что социон является ее следствием. Фонарь не занимается порождением предметов, которые освещает. Модели лишь освещают некоторую предметную сферу.
上の引用にあるソシオンは、16タイプがそろった全体のことです。言い換えると、モデルはタイプの体系を発見する助けになったが、タイプはモデルから生まれたものではなく、モデルはその一部を照らしているにすぎないということです。レイニンは、これを懐中電灯にたとえています。
そのため、動員機能についての記述を読むときも、この留保は前提に置けます。動員機能という位置は、タイプを照らす1つの光の当て方であって、人のすべてを説明するものではありません。
主張の4水準
このページの内容を、主張の水準で分けると、次のようになります。
- 文献上の事実—誰がどの位置をどう呼び、何を書いたか(研究者章の引用)。
- 理論内部の帰結—配置の公理による導出対、3標識、次元性の割り当て、関係の置換(01章・13章・14章)。
- 文献系列内で反復される観察—弱く自覚されにくい、外からの評価と刺激で動き出す、満たされると全体が活発になる、双対や活性化の相手から満たされる、子どものような反応(12章)。
- 独立に実証された主張—このページの範囲では確認できません。
小括します。懸念は、定義水準の別、検証手続きの不在、学派内の反復、名称の衝突、モデルの説明できる範囲の5つです。
いずれも動員機能に固有ではなく、ソシオニクスの位置論全体に及ぶ問題です。ただ、名称の衝突は、動員機能では主導機能よりはるかに多く起きています。
18動員機能とは何か
ここまで見てきたものを、当サイトの責任でまとめます。新しい引用は置きません。確からしさは、研究者章の引用より一段低くなります。最後は、「動員機能とは、詰まるところ何なのか」に落ち着けます。
反復して現れる記述
動員機能について、研究者を横断して反復される記述は5つです。弱く、本人に自覚されにくいこと。外からの評価と刺激で動き出すこと。
また、満たされると元気になり、ほかの機能も活発になること。双対や活性化の相手から満たされること(双対では相手の創造機能、活性化では相手の主導機能が入ります)。そして、子どものような反応を見せることです。
ただし、このうち評価の語彙(参照、個人的規範)はキエフ系の文献に特に多く、観測の非独立性を差し引いて読む必要があります。
分化と未分化で見ると—自分の物差しがない
「強い機能は分化し、弱い機能は未分化」という対比は、ユングが主要機能と劣等機能に与えたものです(02章)。未発達の機能の目印は、人と状況への依存、むら気、被暗示性でした。
ソシオニクスの文献で、超イドブロックを未分化の側にはっきり置くのはグレンコで、「最も分化していない機能」を持つブロックと書いています(10章)。アウシュラの「最も自覚化が低い」も、同じ側の記述です(03章)。
この未分化を動員機能の観測で見ると、自分の物差しがないという一点に集まります。レイニンは物差しを参照集団から取り込んだものとし、イェルマークは自分で技能を評価できないと書き、エグリトは褒め言葉をねだると書いています(04章・08章・11章)。
細かく見分けられないので、良いか悪いかの二択で判断し、その判定を外に求めます。レイニンの「マイナスではあるが明晰」と、プラスかマイナスの極端な防御は、この二択の現れと読めます。ユングの「人と状況への依存」が、評価を他人に頼る形で表れている、ということです。
一方で、外から判定が来ると、それがそのまま力になります。ブカロフの「アキュムレーターの充電」、カルペンコの活性化結合、レイニンの「膨大なエネルギー源」は、物差しを外に持つ機能が、良い判定を受けたときの動き方です。
脆弱機能が、未分化で痛みやすく、そのために隠されるのに対し、動員機能は未分化で外の評価に左右されるが、隠されずに求められるという組み合わせです。
確定しない点
まず、動員機能がどれだけ弱いのかは確定していません。最も弱い(アウシュラ)、2次元(キエフ系)、エネルギー悲観(グレンコ)の3つの評価があり、どれをとるかで動員機能の説明の重心が変わります。
また、動員機能を主に満たすのが双対の相手か活性化の相手かも確定していません。どちらもモデルAの関係の規則と一致しますが、研究者はそれぞれ片方を中心に書いています。判定の手続きは示されておらず、独立に実証された主張はありません。
動員機能像の要約
文献上の動員機能は、バイタルリングの弱い生成側にある位置です。暗示機能と組んで超イドブロックをなし、暗示機能が受け取ったものに反応して動き出します。
その要素については、自分の判断に自信がなく、他人の評価を必要とします。褒められたり手助けされたりすると喜んで取り組み、批判されると縮みます。冗談は通じにくく、状況を白か黒かにして見通しを確保しようとします。
一方で、この弱さは本人に自覚されにくく、隠されません。刺激がないとなかなか動かず、動き出すとすぐには止まらず、邪魔されると気を悪くします。
また、動員機能が満たされると、本人の調子が全体として上がります。双対の相手の創造機能や活性化の相手の主導機能がそれを満たし、本人も仕事の外で自分から満たそうとします。これが、研究者章を通して浮かび上がる像です。
動員機能とは、詰まるところ
いろいろな研究者の書き方を見てきましたが、最初の一般像(01章)からそう遠くには行きません。弱い、刺激されて動く、認められたい—ここは研究者をまたいで残ります。言い直したいのは2つだけです。「苦手」というより、その要素について自分で良し悪しを決められないので、人の評価を待っている(レイニン、イェルマーク、エグリト)。そして、それは本人にもあまり見えておらず、隠されもしない(アウシュラ、ストラティエフスカヤ)。褒められるとやる気が出るのは、一般像のとおりです。
かみ砕いて言えば、動員機能は、無意識の側の4つの機能のうち、外からの刺激で目を覚ます1つです。その要素については、自分でうまくできているのかが分からず、誰かに「いいね」と言ってもらえると安心して動き出します。逆に、批判されたり、取り組んでいる途中で邪魔されたりすると、思いのほか気を悪くします。ふだんは自分から進んで使いませんが、合う相手がそこを満たしてくれると、元気が出て、本来の得意なことにも力が入ります。そして、本人はそれを求めていることにあまり気づいていない、と文献は書いています。
少なくとも、これだけは研究者をまたいで残ります。自分では良し悪しを決めにくく、人の評価や刺激で動き出す。満たされると全体の調子が上がる。ただ、その求めは本人には見えにくい。動員機能は、おおよそそういう位置です。
19引用と記述の方法
引用を用いる理由と範囲
ソシオニクスの文献では、同じ動員機能について、研究者ごとに呼び名も番号も観測点も食い違います。食い違う記述を1つの要約にまとめると、どの研究者も書いていない「平均像」ができあがります。要約には書き手の解釈が混ざるため、研究者の記述は逐語の引用で示します。
引用は、本文で設定した論点の検討に必要な範囲にとどめます。そのうえで、当サイトの本文がその出典関係・記述の差異・適用範囲を分析します。各引用の位置づけの説明、各章末の小括、12章の横断比較、17章の懸念の整理が、このページの本文の役割です。
また、12章の横断比較や16章・17章の整理など、本文の分析には当サイトの判断が入ります。最終の18章はその延長で、記事全体の資料をまとめ直す独自の統合です(位置づけは章の冒頭でも明示します)。
引用の逐語性と翻訳
引用の訳文は当サイトによる訳出です(ユングはドイツ語原著の英訳版から、エグリトは学派が公開するロシア語の原文から訳出しています)。底本の綴りは各引用の「原文を表示」で確認できます。
底本は、研究者本人の著書と機関誌論文を主とします。原文は、各引用の下の「原文を表示」に格納しています。なお、原文には誤字が残る可能性があることをあらかじめお伝えしておきます。
引用の位置づけも明記します。本ページの引用は、公表された著作物からの、批評・研究を目的とする引用です。引用部は引用ブロックで明瞭に区分し、すべてに出所を番号つきで明示しています。
また、索引には著者・資料名と、確認できた範囲の刊行年・初出・該当箇所を掲載し、出所に留保が要る資料は注記で示します。本文と引用の関係は、本文の分析が主で、引用は各論点の根拠として示す資料です。出典・掲載についての指摘があれば対応します。
引用への編集操作
引用への編集操作は、次の3点に限ります。第一に、タイプ愛称の置換です。ソシオニクスの原典には、16タイプを著名人の名で呼ぶ愛称が頻出します。当サイトはタイプをコード表記(ILE、SEIなど)で統一しているため、引用内の愛称は「SEI〔原文: デュマ〕」の形式で置換します。
第二に、タイプ略号と研究者名のラテン文字への統一です。第三に、要素記号の読みの付記です。原文で要素記号が入る箇所は( )で表示し、引用内の要素記号と一文字の機能記号(□、●など)には、表示のときに要素コードの読みを添えます。
一方、位置の名称と番号には手を加えません。動員機能(6番)は研究者によって「第7機能」「第3機能」「活性化機能」「評価機能」「機能6(個人的規範)」「参照機能」「起動(着火)機能」などと呼ばれ、番号も体系ごとに違います。
そのため、引用内の名称と番号はそのまま残し、対応は各研究者章の冒頭と16章の一覧で示します。本文では、当サイトの名称である動員機能で統一し、番号が要るところは「動員機能(6番)」と書きます。
索引の使い方
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- [1]ユング『心理学的類型』(原題:Psychologische Typen、1921年)第10章 原著は独語(1921年)。底本はH. G. Baynes英訳(1923年) 本文へ
- [2]ユング『心理学的類型』(原題:Psychologische Typen、1921年)付録「心理学的類型」(1923年講演)¶955-956 原著は独語(1921年)。底本はR. F. C. Hull英訳(全集第6巻、1971年) 本文へ
- [3]アウシュラ『機能の理論(フンクツィオニカ)』(原題:Теория функций. Функционика、刊年不詳) 「第7機能」の節 執筆年の明示がない著作(推定1980年代後半〜1990年代初頭)。サミズダートで流通したのち電子化されたもので、初出媒体は未確認 本文へ
- [4]アウシュラ『機能の理論(フンクツィオニカ)』(原題:Теория функций. Функционика、刊年不詳) 「第7機能」の節 執筆年の明示がない著作(推定1980年代後半〜1990年代初頭)。サミズダートで流通したのち電子化されたもので、初出媒体は未確認 本文へ
- [5]アウシュラ『機能の理論(フンクツィオニカ)』(原題:Теория функций. Функционика、刊年不詳) 「第7機能」の節 執筆年の明示がない著作(推定1980年代後半〜1990年代初頭)。サミズダートで流通したのち電子化されたもので、初出媒体は未確認 本文へ
- [6]アウシュラ『機能の理論(フンクツィオニカ)』(原題:Теория функций. Функционика、刊年不詳) 「第7機能」の節(要約) 執筆年の明示がない著作(推定1980年代後半〜1990年代初頭)。サミズダートで流通したのち電子化されたもので、初出媒体は未確認 本文へ
- [7]アウシュラ『機能の理論(フンクツィオニカ)』(原題:Теория функций. Функционика、刊年不詳) 「超イド」ブロックの節 執筆年の明示がない著作(推定1980年代後半〜1990年代初頭)。サミズダートで流通したのち電子化されたもので、初出媒体は未確認 本文へ
- [8]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(2010年)第1講 底本は英語版 本文へ
- [9]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(2010年)第1講 底本は英語版 本文へ
- [10]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(2010年)第1講 底本は英語版 本文へ
- [11]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(2010年)第1講 底本は英語版 本文へ
- [12]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(原題:Socionics: Typology. Small Groups.、2010年) 参照は2010年英語版(露語版の初出年は確認中) 本文へ
- [13]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(2010年)第2講「16タイプ」SEI節 底本は英語版 本文へ
- [14]Bukalov「職業的成功とソシオニクス・タイプ」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2023年) 出典リンク 本文へ
- [15]Bukalov「職業的成功とソシオニクス・タイプ」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2023年) 底本ではタイプの記号が図版のため、原文欄では括弧の中が一部空になる 出典リンク 本文へ
- [16]Bukalov「職業的成功とソシオニクス・タイプ」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2023年) 機関誌、2023年、LIIの隣人事例 本文へ
- [17]Bukalov「インタータイプ関係の記述」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2012年) 原文は図版の数字と欄外の見出しが本文に割り込むため、原文欄では〔中略〕で区切った 出典リンク 本文へ
- [18]Bukalov「インタータイプ関係の記述」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2012年) 出典リンク 本文へ
- [19]Bukalov「インタータイプ関係の記述」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2012年) 出典リンク 本文へ
- [20]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались、刊年不詳)第I部 理論編「超イド・レベル」 本文へ
- [21]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались、刊年不詳)第I部 原文欄は著者の書籍(露語)の対応箇所 本文へ
- [22]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались、刊年不詳)第I部 原文欄は著者の書籍(露語)の対応箇所 本文へ
- [23]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались、刊年不詳)第I部 原文欄は著者の書籍(露語)の対応箇所 本文へ
- [24]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались、刊年不詳)第I部 原文欄は著者の書籍(露語)の対応箇所 本文へ
- [25]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались、刊年不詳)第I部 原文欄は著者の書籍(露語)の対応箇所 本文へ
- [26]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались、刊年不詳)第I部 原文欄は著者の書籍(露語)の対応箇所 本文へ
- [27]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались、刊年不詳)第II部 ILE章 第6ポジション 原文欄は著者の書籍(露語)の対応箇所 本文へ
- [28]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(原題:Личность в зеркале соционики、2001年)第III部 原文欄は著者の書籍(露語)の対応箇所 本文へ
- [29]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(原題:Личность в зеркале соционики、2001年)第II部 第3章 原文欄は著者の書籍(露語)の対応箇所 本文へ
- [30]Yermak『人を理解することを学ぶには』(原題:Как научиться понимать людей、2005年)第3章 原文には誤字が残る可能性がある 本文へ
- [31]Yermak『人を理解することを学ぶには』(原題:Как научиться понимать людей、2005年)第3章 原文には誤字が残る可能性がある 本文へ
- [32]Yermak『人を理解することを学ぶには』(原題:Как научиться понимать людей、2005年)第6章 原文には誤字が残る可能性がある 本文へ
- [33]Yermak『人を理解することを学ぶには』(原題:Как научиться понимать людей、2005年)第8章 原文には誤字が残る可能性がある 本文へ
- [34]Karpenko「モデルAの内部結合とインタタイプ関係」(原題:Внутренние связи модели А и интертипные отношения)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №6(2001年) 出典リンク 本文へ
- [35]Karpenko「ソシオニクスから見た心理的防衛」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2016年) 出典リンク 本文へ
- [36]Karpenko「バーン=ブカロフによる構えがタイプの発現に及ぼす影響」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2011年) 本文へ
- [37]Karpenko「バーン=ブカロフによる構えがタイプの発現に及ぼす影響」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2011年) 本文へ
- [38]Gulenko『64の肖像』(原題:64 портрета, или Калейдоскоп в новом свете、2019年)理論編 底本は英語版。引用本文はその当サイト訳。原文トグルは英語版本文 本文へ
- [39]Gulenko『64の肖像』(原題:64 портрета, или Калейдоскоп в новом свете、2019年)理論編 底本は英語版。引用本文はその当サイト訳。原文トグルは英語版本文 本文へ
- [40]Gulenko『64の肖像』(原題:64 портрета, или Калейдоскоп в новом свете、2019年) DCNH編 底本は英語版。引用本文はその当サイト訳。原文トグルは英語版本文 本文へ
- [41]Gulenko『64の肖像』(原題:64 портрета, или Калейдоскоп в новом свете、2019年) ILE章「起動機能」 底本は英語版。引用本文はその当サイト訳。原文トグルは英語版本文 本文へ
- [42]Eglit「機能の次元性」(原題:Размерность функций)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №2(2007年) 底本はシステム・ソシオニクス学派サイトのロシア語原文(初出は機関誌2007年№2)。引用本文はその当サイト訳 出典リンク 本文へ
- [43]Eglit「機能の次元性」(原題:Размерность функций)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №2(2007年) 底本はシステム・ソシオニクス学派サイトのロシア語原文(初出は機関誌2007年№2)。引用本文はその当サイト訳 出典リンク 本文へ
- [44]Eglit「機能の次元性」(原題:Размерность функций)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №2(2007年) 底本はシステム・ソシオニクス学派サイトのロシア語原文(初出は機関誌2007年№2)。引用本文はその当サイト訳 出典リンク 本文へ
- [45]Eglit「機能の次元性」(原題:Размерность функций)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №2(2007年) 底本はシステム・ソシオニクス学派サイトのロシア語原文(初出は機関誌2007年№2)。引用本文はその当サイト訳 出典リンク 本文へ
- [46]アウシュラ『機能の理論(フンクツィオニカ)』(原題:Теория функций. Функционика、刊年不詳) 「第6機能」の節(現行の実演機能、8番) 執筆年の明示がない著作(推定1980年代後半〜1990年代初頭)。サミズダートで流通したのち電子化されたもので、初出媒体は未確認 本文へ
- [47]Bukalov & Karpenko「人類の進化—情報代謝機能構造とソシオンの形成」(原題:Эволюция человека: формирование структуры ФИМ и социона)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №6(2018年) 出典リンク 本文へ
- [48]Bukalov & Karpenko「人類の進化—情報代謝機能構造とソシオンの形成」(原題:Эволюция человека: формирование структуры ФИМ и социона)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №6(2018年) 出典リンク 本文へ
- [49]Reinin「タイプとモデル」(原題:Типы и модели)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №4(2008年) 出典リンク 本文へ
