研究者ごとのベータの記述
ブカロフが 書いた ベータクアドラ
ブカロフは、ベータクアドラを、アルファが生んだ情報から、自分の志向に合うものを選び、現実を顧みず実践へ移すクアドラとして書いています。快適さより意志の強さを大事にし、大きな集団の運営に向く、という像です。
01選んだ情報を形にする
- βクアドラは、静的で変形された理論と、それを導入(物質化)する動的な実践のクアドラである。(中略)αクアドラが生産した情報量から、自らの志向に従い、現実を顧みず実践へ導入できるものが選ばれる。すなわち、選別された情報の物質化が生じる。(中略)理論上のプログラムはEIEが設定する。βクアドラのプログラムを実現し、実践で優勢なのはLSIである。
02実践に向いた閉じた世界
ベータの世界感覚は、こう書かれています。
クアドラβの世界感覚は実践的活動に向けられており(中略)クアドラβの世界は閉鎖的・限定的であり、その狭く実践的な志向性ゆえに、設定された目標からの逸脱を効果的に抑圧する。(中略)クアドラβの世界感覚は実用主義的志向を伴った悲観主義である。
- ベータの世界感覚は、実践の活動に向いている
- 世界を閉じて狭く取るぶん、決めた目標から外れることを強く抑えられる
- 世界感覚の基調は、実用を重んじる悲観主義
03意志の資質が問われる
ベータが大事にするSe(外向感覚)は、快適さと比べて書かれています。
第2クアドラの価値観には、もはや快適さの感覚(○Si)ではなく、意志的感覚(●Se)がある。第2クアドラの代表者にとっては、たとえば、快適な条件や「美味しく食べる」ことはもう本質的でない。重要なのは人物が一定の意志的・突破力的資質を持つこと、彼が存在する状況がこれらの資質を発現する可能性を与えること、さもなければ彼自身がそうした資質が需要される状況を求めるだろう。
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У 2-й квадры в ценностях уже не сенсорика комфорта ( ), а волевая сенсорика ( ). И для представителей 2-й квадры, например, комфортные условия или «вкусно поесть» уже не столь принципиальны. Важно, чтобы человек обладал определенными волевыми, пробивными качествами, чтобы те обстоятельства, в которых он существует, давали ему возможность эти качества проявить, либо он будет стремиться в те ситуации, где такие качества востребованы.
- ベータで大事にされるのは、快適さではなく、意志の強さと困難を突き破る資質
- おいしく食べることのような快適な条件は、もう本質的なことではない
- そうした資質を出せる状況がなければ、自分からその状況を求めるとされる
上の引用にある第2クアドラは、ベータのことです。
04ベータの実現者
ブカロフは1996年の論文で、クアドラの中のタイプに役割の名前を当てており、ベータで「実現者」と呼んだのはSLE(ESTP)です。01のLSIは、1995年の論文で歴史の段階の中で実践に優勢とされたタイプで、この役割の名前とは別の話です。
クアドラ〔β〕における実現者は(ESTP、SLE)である—これは(中略)何らかの過程や状況のビジネス的・時間的側面に方向づけられたタイプである。
- ベータの中で実現者の役を受け持つのはSLE(ESTP)
- SLEは、過程や状況の実務と時間の面に向いたタイプ
05大きな機械の歯車
ベータの組織の中で人がどう感じるかは、こう書かれています。
第2クアドラの組織では、人はしばしば自分が大きな機械の歯車、この巨大なメカニズムの一部だと感じる。
- ベータの組織では、人は自分を大きな機械の歯車だと感じることが多い
- その組織は、巨大な1つの仕組みとして感じられる
社会の規模になったときの感じ方も、ブカロフはこう書いています。
クアドラβの支配体制を持つ社会において、人間は完全に無力で、国家の没個性的で強大な力に抵抗する一切の可能性を奪われていると感じる。
- ベータが社会を支配する体制では、人は国家の強い力の前で、自分を無力だと感じる
- 組織の歯車という感じ方が、社会の規模では、抵抗する手段の無さとして書かれている
06大集団の運営と官僚
ベータの組織の得手と不得手は、大きさで分かれます。
第2クアドラは大きな集団を運営する必要があるときに良いが、細部については、しばしば余分な官僚を引き起こす。
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В целом, хозяйственная деятельность — обслуживание, сервис — это сфера 4-й квадры. Не случайно там много представителей 4-й квадры,〔中略〕а если в этой сфере работают Администратор ( , ЛСЭ) или Мастер ( , СЛИ), то проблем не будет. 2-я же квадра хороша, когда нужно управлять большим коллективом, а в мелочах она нередко разводит излишнюю бюрократию.
- ベータの組織は、大きな集団を運営するときに向く
- 細かい部分の扱いでは、余計な官僚を生みやすいとされる
ブカロフとは
アレクサンドル・ブカロフは、キエフ生まれの研究者で、機関誌の著者欄では国際ソシオニクス研究所の所長と紹介されています。
- 1人のタイプより、16タイプがそろった全体を研究の単位に置く
- 1人の心に使った情報のモデルを、集団、社会、文明へ広げる傾向がある
- そのため、ベータの記述も、クアドラの交替という歴史の流れと、組織や国家の規模で書かれている
ほかの研究者が書いたベータクアドラ
ブカロフが書いたほかのクアドラ
引用索引
- [1]Bukalov「4つの進化段階とクアドラ交替の法則について」(原題:О четырех эволюционных стадиях развития и законе сменяемости квадр)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №165(1995年) 本文へ
- [2]Bukalov「情報代謝機能の形成メカニズムについて—個体誕生過程における機能形成」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №168、pp. 19–34(1996年) 本文へ
- [3]Bukalov「インタタイプ関係の記述」(原題:Описания интертипных отношений)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌「クアドラの価値観」の節(2012年) 出典リンク 本文へ
- [4]Bukalov「クアドラとソシオンにおけるタイプの機能的役割」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №182、pp. 22–24(1996年) 本文へ
- [5]Bukalov「インタータイプ関係の記述」(原題:Описания интертипных отношений)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №126、pp. 19–30(2012年) 出典リンク 本文へ
- [6]Bukalov「情報代謝機能の形成メカニズムについて—個体誕生過程における機能形成」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №168、pp. 19–34(1996年) 本文へ
- [7]Bukalov「インタタイプ関係の記述」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2012年) 本文へ
