研究者ごとのガンマの記述
ストラティエフスカヤが 書いた ガンマクアドラ
01ガンマの4タイプと大事にする要素
ストラティエフスカヤは、ガンマがどのタイプでできていて、どの側面を大事にするかから書き出しています。
第三クアドラは「直観・論理タイプ」と「倫理・感覚タイプ」によって代表される—この点で、それは第一クアドラに非常に似ている。しかし、第三クアドラで支配的な側面は、第一クアドラで支配的な側面と垂直性(外向/内向)において対立しており、そこで排斥され、抑圧された側面に対応している。
- ガンマは、直観・論理のタイプと倫理・感覚のタイプでできている
- ガンマが大事にするのは、Se(外向感覚)・Fi(内向倫理)・Ni(内向直観)・Te(外向論理)
- この4つは、アルファで退けられる要素と同じ
- 外向と内向が、アルファの大事にする要素と逆になっている
上の引用にある第三クアドラはガンマ、第一クアドラはアルファのことです。
ガンマの4つのタイプの組み合わせについては、次のように書いています。
SEE〔原文: カエサル〕とILI〔原文: バルザック〕は第三クアドラの非合理的双対ディアードを構成する。(中略)LIE〔原文: ジャック〕とESI〔原文: ドライザー〕はここで合理的ディアードを構成する。
02人を信じやすく、距離も取る
ストラティエフスカヤは、ガンマの人の人づきあいを、こう書いています。
第三クアドラの代表者は実際に非常に信じやすく、コミュニケーションにおいて単純で、本質的に民主的な人々である。(中略)彼らは個人的な共感と反感のみに導かれて、人々を「身内」と「他人」に分ける権利が自分にあると考えている。まさにこの「区分」が彼らの倫理的防御である。(中略)用心深さ、ある程度の距離の保持は禁じられず、まったく許容されると考えられる。
- ガンマの人は、人を信じやすく、人づきあいが単純で、民主的
- 人を、自分の好き嫌いで「身内」と「他人」に分ける
- その線引きで、倫理の面から自分を守る
- ガンマでは、用心深さや、ある程度の距離を取ることも許されるとされる
03関係が先、感情はあと
ストラティエフスカヤは、ガンマで関係と感情のどちらが先に来るかを、こう説明しています。
たとえば、第一クアドラの代表者には、良好な関係の利益のために、何らかの絶え間ない譲歩をパートナーにし、何かを絶えず犠牲にすることがどうしてできるのか理解できない。(中略)しかしまさに本質はここにある、第三クアドラにとって強い感情—それは良い関係の結果なのである(関係が一次、感情は二次)。
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Например, представителю первой квадры непонятно, как можно в интересах добрых отношений делать какие-то постоянные уступки партнеру и чем-то постоянно жертвовать. "Что же это за "хорошие отношения" такие? ! Ладно, были бы какие-то сильные чувства (ЧЭ), а то ведь всего-навсего — отношения! (БЭ) Разве отношения — самоцель?!" Но в том-то и суть, что для третьей квадры сильные чувства — это следствие хороших отношений (отношения первичны, чувства — вторичны), а в первой квадре — наоборот: хорошие отношения — это следствие сильных чувств. (Чувства первичны, отношения — вторичны.)
- ガンマでは、関係が先にあり、強い感情はそのよい関係から生まれる
- そのため、よい関係のために、相手に譲ったり何かを犠牲にしたりし続けられる
- 関係を先に置くこの順序は、ガンマが大事にするFiの扱い方と読める
04アイデアより実現
関係の順序と並んで、ガンマで評価されるものも書かれています。
独創的な観念、成功した着想、新鮮な発案が高く評価される功績とされる第一クアドラとは異なり、第三クアドラでは観念そのものよりも、その実現が評価される。
- ガンマでは、考えそのものより、それを形にしたことが手柄になる
- 独創的な考えや新しい発案そのものを手柄とするアルファとは、評価するところが違う
05「人生から外される」ことへの嫌悪
ストラティエフスカヤは、ガンマの人が強く嫌うことを、こう書いています。
第三クアドラの代表者は「人生から外される」のを大変嫌う—この状態は彼らを殺す。(中略)彼らは自身の創造を部外者の目から守り、「自分のためだけに」創造し始める—「『けちな騎士』のコンプレックス」が発展する。しかもこの現象は第三クアドラの内向—ILI〔原文: バルザック〕とESI〔原文: ドライザー〕—に、より特徴的である。
- ガンマの人は、「人生から外される」ことをとても嫌う
- 外されると、作ったものを人の目から隠し、自分のためだけに作り始める
- ストラティエフスカヤは、この状態を「けちな騎士」のコンプレックスと呼ぶ
- とくに、内向のILIとESIに出やすい
「人生から外される」例として、活動を敵視されたり、外から妨げられ続けたりする状況を挙げています。
06縛られた手のコンプレックス
ストラティエフスカヤは、クアドラごとに生じる恐れをクアドラコンプレックスと呼び、ガンマのものを、こう書いています。
ガンマでは、(中略)個人の業務上・職業上・創造上の主導権どうしの、きわめて激しい競争が生まれる。そのためガンマの人には「窮屈さ」の感覚—行動の自由、創造の自由、個人の主導権と個人の事業の自由を縛られ、制限されているという感覚—が生じる。
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По совокупности всех, вышеперечисленных свойств и признаков, в гамма - квадре СОЗДАЁТСЯ ЧРЕЗВЫЧАЙНО ВЫСОКАЯ КОНКУРЕНЦИЯ ЛИЧНЫХ ДЕЛОВЫХ, ПРОФЕССИОНАЛЬНЫХ И ТВОРЧЕСКИХ ИНИЦИАТИВ Гамма - квадрала повергает в отчаяние недоверие к его творческому потенциалу; неспособность отстоять своё право на свободу частной инициативы, на свободный выбор профессии и свободный, творческий труд; недоверие к реальным показателям их деловой и творческой успешности, неспособность отстоять высокоэффективным трудом своё право на свободу творческой самореализации; неспособность ответить решительным и незамедлительным действием на нанесённую ему обиду. Страхи и раздражение, возникающее по этому поводу, мы условно называем "КОМПЛЕКСОМ СВЯЗАННЫХ РУК".
- ガンマでは、個人の仕事や創造の主導権どうしの競争が激しい
- そのため、行動や創造の自由を縛られているという、窮屈さを感じやすいとされる
この恐れをやわらげるやり方も、ストラティエフスカヤは書いています。
仕事の上での活発さ(ときに乱雑で矛盾したもの)は、ガンマの「縛られた手」のクアドラコンプレックスの恐れをやわらげる、特徴的なやり方である。
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ДЕЛОВАЯ АКТИВНОСТЬ (иногда сумбурная и противоречивая) — ХАРАКТЕРНЫЙ СПОСОБ ПРИГЛУШЕНИЯ СТРАХОВ ПО ГАММА - КВАДРОВОМУ КОМПЛЕКСУ "СВЯЗАННЫХ РУК".
- ガンマのクアドラコンプレックスは、「縛られた手」と呼ばれる
- その恐れは、仕事の上で活発に動くことでやわらげるとされる
- 「縛られた手」の名前は、1本目の引用にある、行動の自由を縛られる感覚と重なる
07職業を早く決めたい
同じ文章で、ストラティエフスカヤは、ガンマの人と職業の選び方について書いています。
ガンマの人にとっては、将来の職業を早いうちに(早ければ早いほどよい)決めることがとても大事だ。職業の選択が定まっていないことは、ごく幼いうちからその人を苦しめる。
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Для гамма - квадрала очень важно вовремя определиться с выбором будущей профессии (чем раньше, тем лучше). Отсутствие определённости в выборе профессии угнетает его даже в очень раннем возрасте.
- ガンマの人にとって、将来の職業を早く決めることがとても大事
- 職業が決まらないことに、幼いころから苦しむ
- 06の窮屈さと同じく、仕事と職業が、ガンマの人の気がかりの中心にあると読める
08技術と経済の変革
ストラティエフスカヤは、ガンマが社会の中で担う変化を、2つのタイプの名前を挙げて書いています。
社会の技術的・経済的変革は第三クアドラの論理・直観タイプ:外向・実装者「LIE〔原文: ジャック・ロンドン〕」(プログラム的側面—業務論理(■ Te))と直観的論理的内向ILI〔原文: バルザック〕(プログラム的側面—ポジティブな「時間の直観」)によって実施される。
ストラティエフスカヤとは
ヴェラ・ストラティエフスカヤは、タイプどうしの関係と伴侶の選び方を扱った『お別れしないために』の著者です。
- 関係を、タイプどうしの法則から分類し、予測する
- ガンマの記述も、人との距離、関係と感情の順序、仕事への構えなど、人とかかわる中での振る舞いが中心
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引用索引
- [1]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались)第II部 本文へ
- [2]Stratiyevskaya『お別れしないために』第II部 本文へ
- [3]Stratiyevskaya『お別れしないために』 本文へ
- [4]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались)第II部 第三クアドラ 原文欄は著者の書籍(露語)の対応箇所 本文へ
- [5]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались)第II部 本文へ
- [6]Stratiyevskaya『お別れしないために』 本文へ
- [7]Stratiyevskaya『クアドラコンプレックス』(原題:Квадровые комплексы、2009)第3部 本人のブログに掲載された連載。記事冒頭に『ソシオニクスの基礎』(Основы соционики)からの抜粋との断り書きがある。訳は当サイト 出典リンク 本文へ
- [8]Stratiyevskaya『クアドラコンプレックス』(原題:Квадровые комплексы、2009)第3部 本人のブログに掲載された連載。記事冒頭に『ソシオニクスの基礎』(Основы соционики)からの抜粋との断り書きがある。訳は当サイト 出典リンク 本文へ
- [9]Stratiyevskaya『クアドラコンプレックス』(原題:Квадровые комплексы、2009)第3部 本人のブログに掲載された連載。記事冒頭に『ソシオニクスの基礎』(Основы соционики)からの抜粋との断り書きがある。訳は当サイト 出典リンク 本文へ
- [10]Stratiyevskaya『お別れしないために』 本文へ
