SLI超詳細解説
SLI(ISTJ)というタイプを、ソシオニクスの研究者がどう観測し記述したかを、原典の引用で比べる論考です。このページは研究文献からの引用を資料として示し、その比較と分析で構成します。対象は、創始者のアウシュラ・アウグスティナヴィチューテ(Aushra Augustinaviciute)と、後に続く研究者です。後続の研究者は、Reinin、Bukalov、Stratiyevskaya、Filatova、Yermak、Karpenko、Gulenkoです。多数の研究者が同じSLIをどう記述したかを、1つの要約にまとめず、引用で示し、本文で比較・分析します。
01SLIは一般にどう言われているか
SLI(ISTJ)は、一般に、身の回りを快適に整え、確かな腕で物事を片づける職人肌のタイプとして紹介されます。俳優の名からギャバンと呼ばれることもあります。主導機能はSi(内向感覚)で、体の調子や部屋の居心地といった感覚の細かな違いに気づくとされます。創造機能のTe(外向論理)は、それを無駄のないやり方と手際のよい仕事に生かす、と説明されます。
また、口数が少なく感情を表に出さないため、落ち着いていて近づきにくい人に見えると言われます。一方で、身近な人には、言葉より手を動かす形で世話を焼くとされます。
例えば、次のような場面がよく挙げられます。壊れた道具や家電を自分で直し、手順を説明しながら作業します。必要のない仕事は引き受けず、最小の手間で最大の結果を出すことにこだわるため、周りからは何もしていないように見える場面もあります。人との距離では、感情をぶつけ合う場面や騒がしい言い争いを避け、気まずくなると黙ってその場を離れます。
感覚の快適さへの注意・手仕事と効率・感情表現の控えめさ、という要素は、研究者の記述とおおむね重なります。ただし力点は研究者ごとに違います。例えば、手間を省く振る舞いを、Gulenkoは有形の見返りを求める実用主義として、アウシュラは周りの支えを待つ状態として書いています。
読この記事の読み方
想定読者は、SLIプロファイルなどの基礎ページを読み終えて、出典まで確かめたい人です。長いページですが、読み方は単純です。各章で研究者の記述を引用で示し、そのすぐ下に当サイトの読み方(何が共通し、どこが違うか)を書きます。一致と食い違いを確かめながら、SLIというタイプの輪郭を自分で考えていく構成です。
流れは、01章が一般に言われている像、02〜04章が土台(系譜、モデルA、情報要素)、05〜13章が研究者別の記述(このページの中心)、14章が横断比較、15〜23章が各論、24章が当サイトのまとめです。引用には初出順の番号が付き、押すと巻末の索引へ飛び、索引から本文へ戻れます。引用の扱い方(逐語性、訳出、編集操作)は末尾の「この記事の方法論」にあります。
ページ冒頭の「コピーしてAIで要約!」を押すと、要約用の指示文とこのページの本文がクリップボードに入ります。AIに渡して、要約のほか、引用の意味を聞く、研究者ごとの違いを整理させる、といった使い方ができます(長すぎるときは章を分けて渡してください)。
タイトルの「ISTJ」はMBTIに慣れた読者のための参照用の表記で、ソシオニクスのSLIとMBTIのISTJを同じタイプとして扱う趣旨ではありません(19章)。
02系譜 ユングから情報代謝へ
SLIという記述がどこから来たのかを、3つの原典で辿ります。ユング『心理学的類型』(1921年)の類型論、Kempinskiの情報代謝の概念、そしてアウシュラによる両者の接合です。この章の引用が、以降の全章の土台になります。
ユングの類型論(1921年)
ソシオニクスの16タイプは、スイスの精神科医カール・グスタフ・ユングの『心理学的類型』を出発点とするとされます。ユングは心の働きを4つの基本機能に分け、それぞれが外向・内向のどちらかの構えで働くと考えました。定義の章で、機能は次のように説明されます。
心理学的機能とは、さまざまな状況のもとでも理論上同一であり続ける、心的活動の特定の形式のことと私は理解している。(中略)私は全部で4つの基本機能を区別する。2つの合理的機能と、2つの非合理的機能である。
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By psychological function I understand a certain form of psychic activity that remains theoretically the same under varying circumstances.(中略)I distinguish four basic functions in all, two rational and two irrational
合理的な2つは思考・感情、非合理的な2つは感覚・直観です。そのうえでユングは、人によって最も分化した機能が違い、それが生活への適応の主役になると書きます。
まず特に注目すべきは、私が「内向型」と「外向型」と分類した2つの基本的なタイプについてである。(中略)個人の適応や人生への方向性において、最も発達した機能が主要な役割を果たすという特異性を持つ特定のタイプ
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my first concern must be with the two general types I have termed introverted and extraverted.(中略)those special types whose particularity is due to the fact that his most differentiated function plays the principal role in an individual's adaptation or orientation to life.
まず外向・内向という2つの一般類型があり、その内側に、最も分化した機能が主役を担う「機能類型」が置かれる、という二重の分類です。この組み合わせで8つの型が記述されました。ソシオニクスの文献では、この4機能×2構えの枠組みを「ユングの基底」と呼ぶことがあります。
ユングの内向的感覚型
ソシオニクスのSLIの祖形とされるのが、第10章の内向的感覚型です。ユングは、この型が何によって動くのかを、こう書いています。
内向的感覚の優位性は、特定の性格類型を生み出す。この類型はいくつかの独特な特徴によって特徴づけられる。これは非合理的なタイプと言える。(中略)一方、外向的感覚タイプは客観的刺激の強度によって決定されるのに対し、内向的タイプは客観的刺激によって引き起こされる主観的感覚構成要素の強度によって方向性が定まる。
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The priority of introverted sensation produces a definite type, which is characterized by certain peculiarities.
言い換えると、内向的感覚型は、刺激そのものの強さより、刺激が自分の内に呼び起こす感覚の強さで向きが決まる型として書かれています。SLIの1番の主導機能であるSi(内向感覚)の祖形は、この一節に置かれます。
続けてユングは、この型が外からどう見えるかを、こう書いています。
もし感覚の強さに見合う程度の表現能力と準備が存在していれば、このタイプの非合理性はきわめて明白に現れるだろう。(中略)むしろ彼は、その落ち着き払った態度や受動的な振る舞い、あるいは理性的な自己制御によって、むしろ際立って見えることさえあるのである。
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If there were present a capacity and readiness for expression in any way commensurate with the strength of sensation, the irrationality of this type would be extremely evident〔中略〕the contrary, he may actually stand out by the very calmness and passivity of his demeanour, or by his rational self-control.
つまり、感じ取っている強さを表に出す手段が乏しいため、この型は外からは落ち着いた、受け身の人に見えるということです。非合理型でありながら、理性的な自己制御の方が目立つという逆説を、ユングはここで指摘しています。
その落ち着きがどこから来るのかを、ユングは直後の箇所でこう説明しています。
この特異な傾向は、しばしば表面的な判断を誤らせる原因となるが、実際には対象との関連性の欠如に起因している。(中略)外から見ると、対象の作用が主体にまで及んでいないように見える。この印象は、主観的な内容が実際に無意識から介入し、対象の作用を奪い去っているという点では正確である。この介入はきわめて急なため、その人が対象からのあらゆる影響を直接遮っているように見える場合がある。症状が重い例や顕著な例では、そのような防御の壁が実際にある。
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peculiarity, which often leads the superficial judgment astray, is really due to his unrelatedness to objects.〔中略〕Considered from without, it looks as though the effect of the object did not obtrude itself upon the subject This impression is so far correct inasmuch as a subjective content does, in fact, intervene from the unconscious, thus snatching away the effect of the object This intervention may be so abrupt that the individual appears to shield himself directly from any possible influence of the object any aggravated or well-marked case, such a protective guard is also actually present
ユングはこの型の落ち着きを、内側から割り込む主観的な内容が外の影響をせき止めている状態として説明しています。外から「対象が作用していない」と見える印象も、その点では正確だとされます。実際に防御の壁ができるのは、症状が重い例や顕著な例だと書かれています。
ユングは、この型の無意識の側についても書いています。
彼の無意識は主に直観の抑圧によって特徴づけられ、その結果、直観は外向的で原始的な性質を帯びるようになる。(中略)この古風な外向的直観は、現実の背景に潜むあらゆる曖昧で陰鬱、汚らわしく、危険な可能性に対して驚くべき感受性を発揮する。
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Whereas true extraverted intuition has a characteristic resourcefulness, and a ' good nose ' for every possibility in objective reality, this archaic, extraverted intuition has an amazing flair for every ambiguous, gloomy, dirty, and dangerous possibility in the background of reality.(中略)The neurosis arising from this sequence of events is usually a compulsion neurosis, in which the hysterical characters recede and are obscured by symptoms of exhaustion.
ユングの原型では、内向的感覚型の無意識は抑圧された外向的直観に特徴づけられ、その直観は現実の背後にある危うい可能性に過敏になります。ソシオニクスのSLIは、Ne(外向直観)を5番の暗示機能として、弱い側に持ちます(03章)。ユングの劣等機能とSLIの5番は、同じ外向直観を弱い側に置く点で重なると読めます。
ユングの外向的思考型
SLIの2番の創造機能Te(外向論理)に対応する祖形は、同じ第10章の外向的思考型の節にあります。ユングは、この型をこう定義しています。
まず、外向的思考タイプを論じよう。その定義に従えば、純粋な型であるかぎり、その生の活動全体を、最終的には常に客観的なデータ—客観的な事実であれ、一般に妥当する観念であれ—によって方向づけられた知的な結論との関係へと持ち込むことを、恒常の目標とする人間を、私たちは思い描かねばならない。この型の人間は、自分ひとりについてだけでなく周囲の人々を代表しても、現実の客観的な実在か、あるいはそれを客観的に方向づけた知的な公式のいずれかに、決定権を与える。
言い換えると、外向的思考型は自分と周りのどちらについても客観的な事実か、それに沿って立てた公式に決定権を与える人です。ただし、ユングが書いているのは思考を主機能とする純粋な型で、SLIでは同じ外向的思考が、1番のSiを補う2番の位置に置かれます(03章)。
外向的思考が外からどう見えるかについて、ユングは次のようにも書いています。
そのためそれは、客観的に限られた領域の内ではあらゆる種類の巧みさを見せるにもかかわらず、ある種の不自由さ、ときおりの近視眼という印象を与える。(中略)外見だけに基づく判断は、その物事の本質に公正でありえず、それゆえ結果は価値を低く見るものになる。
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Thus it gives one the impression of a certain lack of freedom, of occasional short-sightedness, in spite of every kind of adroitness within the objectively circumscribed area.(中略)Judgment made upon appearance only cannot be fair to the essence of the thing hence the result is depreciatory.
言い換えると、外向的思考は決まった範囲の仕事では手際がよいのに、外からは融通が利かず目先しか見ていないように見えることがあるということです。そのためユングは、外から見える姿だけで判断すると、この思考の価値を低く見積もってしまうと書いています。研究者章でも、SLIは外からは冷たく近寄りがたく見える一方(WeisbandとGulenko)、動きは正確で経済的だ(Weisband)と書かれます。ユングの指摘は、外からの印象と実際の働きのずれの早い例と読めます。
このように、SLIの記述の系譜は、ユングの内向的感覚型と外向的思考型の2つの節にまたがっています。
Kempinskiの「情報代謝」
「情報代謝(Information Metabolism)」の語は、ポーランドの精神科医 Antoni Kempinski(アントニ・ケンピンスキー、1918〜1972)に由来するとされます。著書『Lęk(不安)』では、生命は環境とのエネルギーと情報の交換を続ける開放系であり、交換の維持そのものが生命の条件だと論じられます。
そのうえで、情報の処理は2つの相に分けられます。第1相は環境への基本的な感情的定位、つまり環境に対して感情でまず向きを定める段階で、意識の閾より下で進むとされます。第2相は活動形態の選択、つまりどう動くかを選ぶ段階で、おおむね意識的とされます。
この2つの相の背景として、Kempinskiは神経系の2つの原理を、こう対比しています。
アナログ原理(緩電位)は刺激の量的な再現を可能にする。これにより「どの程度か」という問いへの答えが得られる。他方デジタル原理(スパイク電位)は「はい」か「いいえ」かの答えを可能にする。前者は本質的弁別、後者は差異的弁別と呼ばれる。
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Zasada analogowa (potencjały generacyjne) pozwala na ilościowe odtworzenie bodźca. Dzięki niej znajdujemy odpowiedź na pytanie: "w jakim stopniu". Natomiast zasada cyfrowa (potencjałów iglicowych) pozwala na odpowiedź: "tak" lub "nie". Pierwszą określa się jako essential discrimination, a drugą jako differential discrimination.
言い換えると、神経系には、刺激の量を段階で受け取る働きと、有無で受け取る働きの2つがあるということです。Kempinskiは、情報代謝そのものの動きを、次のように書いています。
情報代謝は固有の脈動によって特徴づけられることになろう。すなわち第1相では生体の外部環境とも内部環境とも結合し、第2相ではそれに対して距離を取る。
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Metabolizm informacyjny charakteryzowałby się swoistą pulsacją: złączeniem się ze środowiskiem zarówno zewnętrznym, jak wewnętrznym ustroju w pierwszej fazie i nabraniem w stosunku do niego dystansu w drugiej.
つまり、心は、環境と結びついて情報を取り込む相と、距離を置いて行動を選ぶ相をくり返すということです。
Kempinskiの著作にタイプ論はまだありません。ここにあるのは、心を情報の交換系として扱う視点です。
アウシュラによる接合
アウシュラ・アウグスティナヴィチューテ(Aushra Augustinaviciute、1927〜2005)は、この語を借りたことを自分で書いています。
「情報代謝」という用語はポーランドの精神医学の古典A.ケンピンスキーから借りたことを思い出してもらいたい。おそらく彼は、人間の心理的不快の基盤にはその情報代謝の障害が横たわっていると最初に語った人物である。
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Можно напомнить, что термин «информацион- ный метаболизм» мы заняли у классика польской психиатрии А. Кемпинского. По-видимому, он пер- вый заговорил о том, что в основе психологичес- кого дискомфорта человека лежит нарушение его информационного метаболизма.
ソシオニクスとは、ソシオンについて、人間のソシオン的本性と社会のソシオン的構造について、人々の情報代謝(情報代謝)のさまざまなタイプとそれらのあいだのさまざまな形態の相互関係についての学問であり、K.G.ユング、E.クレッチマー、A.E.リチコの類型論と、A.ケンピンスキーの情報代謝の理論を基盤として生まれた。
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Соционика — наука о соционе, соционной при- роде человека и соционной структуре общества, о разных типах информационного метаболизма (ИМ) людей и разных формах взаимоотноше- ний между ними — родилась на основе типологий К. Г. Юнга, Э. Кречмера, А. Е. Личко и теории ин- формационного метаболизма А. Кемпинского.
1つ目の引用で、アウシュラは、人の心理的な不快の元に情報代謝の障害があるというKempinskiの着眼を挙げています。2つ目はソシオニクスの自己定義で、ユング、クレッチマー、リチコの類型論と、Kempinskiの情報代謝理論が、ソシオニクスの元になったものとして並記されています。
彼女自身は、情報代謝をこう説明しています。
パーソナリティタイプは、パーソナリティの形態、または人間の思考が収まる形態、彼の情報代謝の形態である。奇妙で慣れないが、身体が食物で養われエネルギーを生産するのと完全に同じく、心理は情報、受け取る信号、刺激で養われ、エネルギーを生産する。心的エネルギーまたは情報的エネルギーである。
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Итак: тип личности — это форма личности, или форма, в которую укладывается мышление человека, форма его информационного метаболизма. Как это ни странно и непривычно, но ровно так, как тело питается пищей и производит энергию, так психика питается информацией, получаемыми сигналами, раздражителями и тоже производит энергию. Психическую энергию или информационную энергию.
ここでいうタイプとは、心が情報を取り込み、それを心のエネルギーに変える形のことです。身体と食物のたとえはアウシュラ自身のもので、SLIもこの枠組みのなかで、16ある情報の取り込み方の1つとして記述されます。
後代の研究者が語る系譜
この接合を、後の研究者はそれぞれの力点で語り直しています。
Reininは、Kempinskiとアウシュラのあいだにある情報観の質的な違いを、こう対比しています。
アントニ・ケンピンスキーは精神科医として、各人がそれぞれ自分固有の世界に生きていることをよく理解していた(中略)概念を導入するにあたり、ケンピンスキーは純粋に物理的な類比—エネルギー代謝・物質代謝との類比—を用い、情報を諸対象が相互に交換する一種の実体として表象した(中略)アウシュラ・アウグスティナヴィチューテは(中略)自らの情報代謝タイプ理論を構築するにあたって、明らかに「情報」現象の仮想的性質を理解していた。
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Анатолий Кемпинский, будучи врачом психиатром, прекрасно понимал, что каждый человек живет в своем особенном мире [6]. […] При этом, вводя понятие «информационный метаболизм», Кемпинский воспользовался чисто физической аналогией с энергетическим и материальным метаболизмом, представляя информацию как некоторую субстанцию, которой обмениваются объекты [5]. […] Однако, Аушра Аугустинавичюте [1], […] создавая свою теорию типов информационного метаболизма, безусловно, понимала виртуальный характер феномена «информация».
Reininの対比では、Kempinskiは情報を物質やエネルギーのように交換される実体として扱い、アウシュラは情報の仮想的な性質を理解していたことになります。
Reininは別の論文で、アウシュラの最初のタイプ記述がどう書かれたかを、こう証言しています。
ちなみに思い出してほしい—ソシオニクスはまさにタイプの記述から始まったのだ。アウシュラの最初のタイプ記述を見ても—それらは機能モデルに基づいてはおらず、当時すでにモデルは登場していたものの、これらは単なる構造化されていない記述であった。ドン・キホーテの記述は彼女自身および同タイプの数人の知人から、その背後に何らかの一般的構造を認めながら書いた。例えば、SLI〔原文: ギャバン〕の記述は彼女の姪のエグレから書いた、等々。しかしアウシュラの天才性は、そうしながらも何らかの一般的な要素を見抜き、抽出していたところにある。
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Собственно, я хочу напомнить, что соционика как раз начиналась с описания типов. И, если вы возьмете первые описания типов Аушры, — они не основывались на функцио- нальной модели, хотя уже тогда появились модели. Это были просто неструктурированные описания. Описание Дон Кихота она писала с себя и с нескольких знакомых этого типа, ви- дя за этим какие-то общие структуры. Описание Габена, например, она писала со своей пле- мянницы Эгле и т. д. Но гений Аушры — в том, что она видела и выделяла при этом какие- то общие моменты.
Reininの証言によれば、アウシュラの最初のSLI記述は、機能モデルから導いたものではなく、姪のエグレという1人の観察から書かれたものです。そのうえでReininは、個人の観察から一般的な要素を抜き出した点に、アウシュラの才能を見ています。
Stratiyevskayaは、転換を成し遂げたのは心理学者ではなく数学者だったと、こう書いています。
それでもなお、この領域における根本的な転換は、心理学者ではなく(本来そう期待されるはずだったのだが)、数学者によって(より正確には、心理学者というよりもむしろ数学者によって)成し遂げられた—それまで誰にも知られていなかったリトアニアの学者、アウシュラ・アウグスティナヴィチューテによってである。彼女ただ一人が、ユングのタイポロジー(類型論)を解読し、彼のタイポロジーへの「鍵」となる、構築的な心理学的モデルを開発し、自身のタイポロジーと自身の新しい、拡張され改良された人間心理の構造のモデル(「モデルA」)を創造することに成功した。
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И тем не менее кардинальный переворот в этой области был совершен не психологом (как этого следовало бы ожидать), а математиком (точнее, не столько психологом, сколько математиком) — дотоле никому не известным литовским ученым Аушрой Аугустинавичюте. Ей единственной удалось расшифровать типологию Юнга, разработать конструктивную психологическую модель, послужившую "ключом" к его типологии; создать свою типологию и свою новую, расширенную и усовершенствованную модель структуры человеческой психики ("Модель "А").
Stratiyevskayaの見方では、ユングの類型論を解読し、心の構造のモデルとしてモデルAを作ったのはアウシュラ1人です。Reininが観察から一般構造を抜き出す手つきを強調したのに対し、Stratiyevskayaはモデルを組み立てた数学者としての側面に力点を置いています。
Filatovaは、アウシュラとユングの出会いを本人の言葉ごと記録しています。
それから数十年後、リトアニアの研究者アウシュラ・アウグスティナヴィチューテが、さらに先へと歩を進めた。(中略)「ユングは私をたちまち引きつけた。なぜなら、彼は構造を提示していたからである。しかも16もの構造を!」
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Несколько десятилетий спустя исследователь из Литвы Аушра Аугустинавичюте пошла дальше. […] «Юнг заинтересовал меня сразу. Потому что предлагал структуру. И даже шестнадцать структур!»
つまり、アウシュラをユングへ引きつけたのは、16の型が構造として示されていたことだったということです。
Yermakは、系譜全体を1文でまとめています。
こうして、A. アウグスタは、ユング流のタイポロジー(類型論)を、A. ケンピンスキーの心の情報代謝の理念の立場から研究して、心のモデルを創造し、N. メドヴェージェフは、心と世界の情報的相互作用のアスペクト構造の根拠を提示することで、モデル化に基づく特徴の「明晰化」と精緻化の基礎を据えた。
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Так, А.Аугустинавичюте, исследовав юнговскую типологию с позиций идеи А.Кемпинского об информационном метаболизме психики, создала модель психики, а Н.Медведев, предложив основания аспектной структуры информационного взаимодействия психики с миром, заложили основы “прояснения” и уточнения признаков на основе моделирования.
言い換えると、アウシュラは、ユングの類型をケンピンスキーの情報代謝の考え方で読み直してモデルを作ったということです。
文中のメドヴェージェフ(N. Medvedev)は、情報の側面(アスペクト)構造の根拠づけに関わった人物として言及されています。
小括します。4機能×2構えの枠組みはユングに、情報代謝の語はKempinskiに由来し、両者を1つのモデルにまとめたのがアウシュラです。ここまでは各研究者の記述が一致します。
食い違うのは力点です。Reininは情報観の質的転換と、個人の観察から一般構造を抜き出した手つきを、Stratiyevskayaは数学的な解読を、Filatovaは構造との出会いを強調します。
SLIについて言えば、以降の章の前提になるのは次の3点です。第一に、祖形はユングの内向的感覚型と外向的思考型の2つの節にあります。第二に、ユングの内向的感覚型で抑圧された外向直観は、SLIでは5番の暗示機能として弱い側に置かれています。第三に、Reininの証言では、最初のSLI記述は1人の身近な人物の観察から書かれました。
03モデルAにおけるSLI
モデルAは、8つの情報要素を8つの機能位置に配置した心の構造モデルです。当サイトが基準とするSLIの配置は次のとおりです。
- 1(主導機能):Si(内向感覚)
- 2(創造機能):Te(外向論理)
- 3(規範機能):Ni(内向直観)
- 4(脆弱機能):Fe(外向倫理)
- 5(暗示機能):Ne(外向直観)
- 6(動員機能):Fi(内向倫理)
- 7(観察機能):Se(外向感覚)
- 8(実演機能):Ti(内向論理)
この配置は、ユングの補助機能の考え方と、アウシュラの機能理論から来ています。以下、ユングの2機能構成、アウシュラの機能理論、SLIの自我ブロック、初期著作の旧式表記の順に、原典の記述を示します。
ユングの補助機能—2機能構成の原点
モデルAの中核である「強い2機能の組」は、ユングの補助機能論に遡るとされます。ユングは、主機能と同等の力を持つ第2の機能は存在できない、と書きます。
同等の力を持つ第二の機能が存在することは本来許されないことである。したがって、この第二の機能は必然的に二次的な重要性しか持ちえず(中略)補助的あるいは補完的な役割として作用するからである。
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the presence of a second function of equivalent power is naturally forbidden. This other function, therefore, can have only a secondary importance(中略)but comes into play more as an auxiliary or complementary function.
言い換えると、2番目の機能は1番目と同じ力を持てず、補助にとどまるということです。
どの機能が補助になれるかの規則も、続けて明示されます。
経験的事実が示すところによれば、第二機能は常に、主導機能とは異なる性質を持ちながらも対立関係にはない機能である。例えば、主導機能が思考の場合、補助機能としては直観と容易に組み合わさることができるし、同様に感覚とも同等に組み合わせることが可能であるが、すでに述べたように、感情とは組み合わせることができない。
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the secondary function is always one whose nature is different from, though not antagonistic to, the leading function: thus, for example, thinking, as primary function, can readily pair with intuition as auxiliary, or indeed equally well with sensation, but, as already observed, never with feeling.
つまり、補助になれるのは、主機能と性質は違うが対立しない機能だけです。
裏返せば、感覚が主機能の場合の補助は思考か感情です。SLIの構成(感覚が主、思考が補助)は、この規則の範囲内にあります。ユングは、主機能と補助機能の組み合わせについて、非合理型の側からこう書いています。
反対に、非合理型は、無意識の衝撃を受け止める備えを十分に整えるために、意識のうちに表れている合理的な補助機能をいっそう強く発達させることを求める。
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Conversely, an irrational type demands a stronger development of the rational auxiliary function represented in consciousness, in order to be sufficiently prepared to receive the impact of the unconscious.
上の引用にある非合理型は、感覚か直観を主機能とするタイプのことです。つまり、主機能が非合理な型ほど、合理的な補助機能を強く発達させるとユングは書いています。SLIでは、非合理の感覚が主で、合理の思考が補助です。ソシオニクスの文献では、この2機能の組が自我ブロックの原型になったと説明されます。
アウシュラの機能理論—第1機能と第2機能
アウシュラは機能位置の理論(フンクツィオニカ)で、各位置の性格を定式化しました。第1機能と第2機能の記述です。
第1機能は人間の世界知覚、彼の「情報的職業」、イメージを規定する。人間はこの要素について最大限の情報を持っており、最も確信をもってそれを使用する。最も強い機能、「個人的恣意の領域」と言うことができる。
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Резюме : 1-я функция определяет мировосприятие человека , его "информсационную профессию" , имедж . Человек имеет по этому элементу максимум информации , наиболее уверенно ей пользуется ; можно сказать, что это самая сильная функция , "зона личного произвола".
第2機能は創造機能であり、ここで人間は自分以前には知られていなかった新しいものを創造する。第1機能の目的の達成と自己肯定のための創造である。
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Резюме : 2 функция творческая , здесь человек создает новое , до него не пзвестное . Творчество ради достижения цели по первой и самоутверждения .
2つの記述をまとめると、1番の機能は世界の知覚を決め、2番の機能は1番の目的のために新しいものを作るということです。SLIに当てはめると、第1機能=Si(体の感覚と心地よさとして世界を知覚する「情報的職業」)、第2機能=Te(その目的のために実務の方法を新しく作る創造)です。
そして機能は単独ではなく、対で働くとされます。アウシュラは、この対をこう書いています。
機能はモデルAの静的構造をなしている。それらは単独では働かず、常にペアで—ブロックとして働く。ブロックのアクセプト(受容)機能は可能な限り現実を反映し、プロダクティヴ(生成)機能は反応し、創造的に適応する。これはほぼ同時に起こり、機能が強く分化されているほど速い。
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Функции - составляют статическую структуру модели А. Они не работают по одиночке , но всегда парами - блоками . Акцептная функция блока по возможности отражает действительность , продуктивная реагирует , творчески приспосабливаясь . Происходит это почти одновременно , тем быстрее , чем более сильно дифференцирована функция.
上の引用にあるアクセプト機能は奇数位置の受け取る機能、プロダクティヴ機能は偶数位置の応える機能のことです。この2つの対がブロックです。つまり、SLIの自我ブロックでは、Siが受け取った体の状態に、Teが実務の方法で応えるということです。
SLIの自我ブロック—アウシュラの一人称記述
アウシュラは、SLIが自分の務めをどう考えているかを、本人の宣言を模した一人称文で書いています。
SLI〔原文: ギャバン〕は言う。「私は、私に委ねられた人々の体調(Si)に責任を負い、この方向で、私の知性の及ぶかぎりのことをする。私は、私の手の届くすべての人々の平穏な感情生活 Ni に責任を負い、それを妨げるすべての者に攻撃性を示す。私は、自分が他者の可能性 Ne を覆い隠さないこと、他の人間の発達を妨げないことに責任を負う。私は、私を信頼する主体たちと自分の対象たちの外的形式 Se に責任を負う」。
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Потому ГАБЕН говорит: «Я ответстве- нен за самочувствие (О) вверенных мне людей и в этом направлении делаю все, доступное моему ин- теллекту. Я ответственен за мирную эмоциональ- ную жизнь А всех досягаемых мне людей и прояв- ляю агрессию ко всем, кто этому мешает. Я ответ- ственен за то, чтобы не заслонить собою возможностей А, не помешать развитию другого человека. Я ответственен за внешнюю форму ® до- веряющих мне субъектов и своих объектов».
言い換えると、SLIは手の届く人々の体調や平穏を、自分の責任として引き受ける、とアウシュラは書いています。先頭の体調(Si)は1番の要素で、続く感情生活(Ni)・他者の可能性(Ne)・外的形式(Se)は、3番・5番・7番の受け取る要素です。
例えば、体調への責任には「私の知性の及ぶかぎりのことをする」が続きます。Siの目的にTeの手立てで応える組が、1つの文に入っていると読めます。
Yermakの定式化でも、4ブロックの要素構成は自我=Si・Te、超自我=Ni・Fe、超イド=Ne・Fi、イド=Se・Tiと、冒頭の基準配置と一致します。
モデルA自体は、どの機能も他を直接管理しない線形・対称の構造とされます(Bukalov)。機能ごとの処理能力の差は16章(次元性)で扱います。
アウシュラ旧式の4列表記
アウシュラの初期著作では、タイプは8つの位置ではなく4つの機能で記述されます。SLIの旧式表記は、I(主導)=Si、II(創造)=Te、III(最小抵抗の場)=Fe、IV=Niです。旧式のIVは「暗示」にあたる語で呼ばれますが、中身は今の3番のNiで、今の5番の暗示機能のNeとは別の位置です。現行の8位置との対応は、I=位置1、II=位置2、III=位置4、IV=位置3になります。
旧式のIIIとIVは、現行の位置4・位置3と逆順に並びます。さらに、研究者ごとの独自番号もあります。
例えば、Filatovaは主導・創造・脆弱・暗示の4機能でSLIを記述し、III(脆弱)にFe、IV(暗示)にNeを置きます。FilatovaのIVは現行の位置5のことで、旧式のIV(Ni)とは別の位置です。そのため、番号や名称だけでなく、要素そのものと位置の意味で照らし合わせると、取り違えを避けられます。Filatovaの枠組みは09章で、Reininの強度ランク式番号は06章で、Gulenkoの独自モデル(モデルG)は12章で扱います。
Filatovaは、主導から創造への流れを「プログラムの実現」と呼んでいます。Filatovaは、SLIの主導機能と創造機能をこう書いています。
最も重要なのは、あらゆることにおける清潔さと美しさ、調和とバランスである(内向感覚〈Si ○(Si)〉—主導機能)。これを達成するための最も確実な道は、実用面でも美的な面でも人々の要求を満たすような、美的で質の高い製品を作ることである(外向論理〈Te ■(Te)〉—プログラムの実現=創造機能)。
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Самое главное — это чистота и красота, гармония и баланс во всем (БС — программная функция). Самый верный путь к достижению этого — делать эстетичную, качественную продукцию, которая будет удовлетворять как потребительским, так и эстетическим запросам людей (ЧЛ — реализация программы).
つまり、Filatovaの定式では、Siが求める調和を、人の役に立つ製品というTeの成果で実現します。アウシュラが体調への責任と知性の組で書いた自我ブロックを、Filatovaは美しさと実用の組として書いています。
小括します。第一に、SLIの8位置の配置(Si・Te・Ni・Fe・Ne・Fi・Se・Ti)は、アウシュラのブロック論からYermakの定式化まで、要素の中身が一致しています。第二に、SLIの自我ブロックはアウシュラでもFilatovaでも、体の感覚や調和に向くSiを実務のTeで形にする組として書かれています。
第三に、位置の番号づけと名称は、研究者・時期によって別体系が併存します。原典の記述は、番号ではなく「どの要素がどの意味の位置にあるか」で照らし合わせると取り違えません。
04情報要素から見るSLI
SLIの自我ブロックは、1番の主導機能のSi(内向感覚)と、2番の創造機能のTe(外向論理)です。この章では、2つの要素が研究者ごとにどう定義されているかと、SLIでは快適さの感覚と仕事の効率が1つの目的に結びついて現れる点を扱います。各要素の一般解説はSi(内向感覚)とTe(外向論理)の詳細ページにあります。
感覚と思考—ユングの定義
出発点は、ユングの定義の章です。ユングは、まず感覚をこう定義しています。
感覚、すなわち感覚することとは、身体的な刺激を知覚へ伝える心理機能である。(中略)感覚は感情から厳密に区別されねばならない。後者はまったく別の過程だからである
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Sensation, or sensing, is that psychological function which transmits a physical stimulus to perception.(中略)Sensation must be strictly distinguished from feeling, since the latter is an entirely different process
つまり、ユングの感覚は、体への刺激を知覚として受け取る働きで、感情とは別の過程に置かれています。ユングは、この定義に続けて、感覚が受け取る刺激の範囲をこう広げています。
感覚は、外的な刺激だけでなく内的な刺激、すなわち内臓器官の変化にも関係する。したがって感覚は第一に感覚知覚、すなわち感覚器官と「身体感覚」(運動感覚、血管運動感覚など)を介して伝えられる知覚である。
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is related not only to the outer stimuli, but also to the inner, i.e. to changes in the internal organs. Primarily, therefore, sensation is sense-perception, i.e. perception transmitted via the sense organs and 'bodily senses' (kinaesthetic, vaso-motor sensation, etc.).
言い換えると、感覚が受け取るのは外の刺激だけでなく、内臓の変化や体の動きといった体の内側の刺激も含まれます。次に見るアウシュラのSiの定義には体調が出てきますが、体の内側の状態は、ユングの定義の段階で感覚の範囲に入っています。
次に、ユングは思考をこう定義しています。
思考とは、それ自身の法則に従って、与えられた表象を概念的な連関へと持ち込む心理学的機能である。
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Thinking is that psychological function which, in accordance with its own laws, brings given presentations into conceptual connection.
ユングの定義では、思考は、受け取った表象を、概念どうしのつながりに置く働きです。ソシオニクスの通説では、この感覚を外向・内向に分けたものがSe・Si、思考を分けたものがTe・Tiに対応するとされています。
Si(内向感覚)—各研究者の定義
アウシュラは、Siをこう定義しています。
対象における内的状態は、互いを条件づけ合う出来事間の関係として考察される。この知覚の要素によって、プロセスが内的状態にいかに反映されるかについての情報が知覚される。これは自分の体調と感情、すなわちこの相互条件性によって呼び起こされる人々の感情である。(中略)たとえば、痛みの感覚は、機能する有機体とその何らかの部分で進行しているプロセスとの関係の脳への反映にほかならず、このプロセスはその機能を妨げている。
言い換えると、アウシュラのSiは、体調や感情として感じられる変化から、対象の内側の状態を知る要素です。痛みの例では、体の不調が、どこかで進んでいる過程の知らせとして受け取られています。
Stratiyevskayaの理論編は、同じ要素をこう定義しています。
リラックスし、人生を楽しむ能力、繊細で洗練された喜びを得る能力。(中略)美を創造し、知覚する能力。デザインの能力、高い内的品質への志向、清潔で過密でない空間、居心地、快適さ、美学、美しさ、健康な身体への志向。
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Умение расслабляться и наслаждаться жизнью, умение получать тонкие и изысканные удовольствия. Восприятие секса как гармонии ощущений. Умение создавать и воспринимать прекрасное. Способность к дизайну, стремление к высокому внутреннему качеству, к чистому, неперегруженному пространству, уюту, комфорту, эстетике, красоте и здоровому телу.
Stratiyevskayaの定義では、Siは、楽しむ力と、清潔で居心地のよい空間を求める志向を合わせたものです。感じ取る力だけでなく、美の創造やデザインのような環境に手を加える能力まで、同じ要素に数えています。
Yermakは、アスペクトの辞典で、この要素をこう定義しています。
人間による、空間の実体どうしの関係(相関)の知覚を反映する情報アスペクトである。主観的な観点からは、それは現実的または仮想的な力の作用どうしの相関という意味をもつ(中略)主観的な知覚においては、力の作用どうしの相関は、「便利—不便」「快適—不快」「危険—安全」といった一般化されたカテゴリーのさまざまな具体化に帰着する
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информационный аспект, отражающий восприятие человеком отношений (соотношений) сущностей пространства, что с субъективной точки зрения имеет смысл соотношения реальных или виртуальных силовых воздействий(中略)в субъективном восприятии соотношение силовых воздействий сводится к различного рода конкретизации обобщенных категорий “удобно — неудобно”, “комфорт - дискомфорт”, “опасно — безопасно”
上の引用にある情報アスペクトは、要素のことです。Yermakは、空間の中の力どうしの釣り合いという抽象的な定義から出発し、それが主観の側では便利・快適・安全の度合いの判断になると書いています。3組の対は、Siが日常の使い勝手として意識されることを示しています。
Gulenkoは、この要素に対応する振る舞いを、職人の姿でこう書いています。
都合よく置かれること、自分のために環境を調整すること、自分の領土を自律的にすること。職人はそのような感覚を持つ。
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it means to be placed conveniently, to adjust〔中略〕the environment for oneself, to make your territory autonomous. The〔中略〕Craftsman has such a sensing
Gulenkoの記述では、Siは、自分のために環境を調整し、自分の領域を自分で保つ振る舞いとして現れます。「職人」という呼び名は、体の快適さを、住まいや道具を整える手の仕事に結びつけた命名と読めます。
このように、体と環境の状態を、快・不快や便・不便として知るという点は、4人の定義に共通しています。StratiyevskayaとGulenkoは、そこに環境を自分で整える働きかけを含めています。
Te(外向論理)—各研究者の定義
アウシュラは、Teをこう定義しています。
身体的活動、行為についての情報が知覚される。生きたもの、生きていないものの活動についての情報である。(中略)行為の過程のなかで起きていることを見分ける能力を与える。それによって、行為の方法を考案できるか、合理的な行為を非合理的な行為から区別できるか、他者の仕事を指揮できるかが規定される。
つまり、アウシュラのTeは、人や物の活動を知覚し、合理的な行為とそうでない行為を見分ける要素です。行為の方法を考え出すことと、他者の仕事を指揮することが、同じ要素の範囲に置かれています。
Stratiyevskayaの理論編は、同じ要素を「理性的行動の論理」と呼び、こう定義しています。
理性的行動の論理—これは労働を人生上の価値とみなす—技術、過程、方法、規則、アルゴリズム、原因と結果。事業性、節約的で効率的な行動。合理化、技術性、創意工夫。合目的性、健全な分別。
言い換えると、Stratiyevskayaのいう理性的行動の論理は、働くことを価値とし、手順が効率よく目的に合っているかを意識する要素です。技術や規則のような手順と、節約や効率のような良し悪しの基準が、同じ要素に数えられています。
Filatovaは、基本概念の章で、外向の論理型をこう書いています。
外向タイプの論理型は、主要な注意を周囲世界の物質的な対象に向ける。彼が興味を持つのは生産の過程、テクノロジー、工業製品や農業生産物の利用の効率である。何かを自分の手で作るのが好きで、機械や機構の動作原理を理解するのは彼には容易である。自分の行動においてはもっぱら事実に依拠し、事実を真理の根本的な基準と考える。
Filatovaの外向論理型は、物質的な対象と生産の過程に注意が向き、事実を真理の基準に置く人です。自分の手で作ることや機械の仕組みの理解が挙がっている点で、アウシュラの「行為の方法」と同じ向きの記述です。
Yermakは、同じ辞典で、この要素をこう定義しています。
人間による対象(他の人、物理的および/または仮想的な対象など)の本質の知覚を反映する情報アスペクト。対象の本質は、主観的な観点では、基礎、内容、本質、言い換えれば、対象の必要性および/または用途、適用の性格、使用の方法、作業または加工の技術などの意味をもち、それは主観的な知覚では、対象を用いた作業(「道具立て」)か、対象に対する作業(労働の対象)を意味する。
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информационный аспект, отражающий восприятие человеком сущности объектов (других людей, физических и/или виртуальных объектов и т.п.); сущность объектов с субъективной точки зрения имеет смысл основы, содержания, сути, или иначе — необходимости и/или назначения объектов, характера применения, способа использования, технологии работы или обработки, и др., что семантически в субъективном восприятии обозначает либо работу при помощи объектов (“инструментарий”), либо работу над объектами (предметы труда).
Yermakは、Teを、対象が何のためにあり、どう使い、どう加工するかの知覚として定義しています。「道具立て」は対象を使ってする作業、「労働の対象」は対象そのものに加える作業のことです。Siの定義が快・不快に行き着いたのと並べると、Teは用途と作業のしかたに行き着きます。
このように、行為とやり方が目的に合っているかを、外の事実と用途で確かめるという点が、4人の定義に共通しています。
SLIにおけるSi・Teの結合
SLIのタイプ記述では、この2要素が組みで現れます。Stratiyevskayaは、SLIの記述でこう書いています。
このタイプの代表者は、最も予期しない状況においても、計算高く、思慮深く、合目的的に行動する能力を授けられている。あらゆる問題、あらゆる技術的課題を、彼らは計画的かつ合理的に解決する。あらゆる仕事から最大の利益を引き出そうと努め、あらゆる構想を最大の見返りとともに実現するように展開させる。SLI〔原文: ギャバン〕は自身の使命を、新しい方法論と新しい技術を開発することに見いだす。あらゆる科学的発見が、彼にはまさに実用的応用の観点から興味深い。
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Представители этого типа наделены способностью действовать расчетливо, продуманно, целесообразно в любой, самой непредвиденной ситуации. Любую проблему, любую техническую задачу они решают методично и рационально. Из любой работы стараются извлечь максимум пользы, любую идею разрабатывают так, чтобы она реализовалась с максимальной отдачей. Свое предназначение Габен видит в том, чтобы разрабатывать новые методики и новые технологии. Любое научное открытие интересует его с точки зрения именно практического приложения.
Stratiyevskayaの記述では、SLIは、どんな技術的課題も計画的に解き、仕事から最大の見返りを引き出す人です。科学的発見への関心も実用に使えるかどうかの観点から向けられていて、ここではTeの側が前面に出ています。
一方、Filatovaは、SLIの仕事ぶりを、快適さと美しさの側から書いています。
プログラムを実現するために—つまり周囲のすべてを有用で快適で美しいものにするために—もっともよいのは実践的な活動に携わることであり、SLIはまさに自分の仕事の達人である。彼は通常丹念に仕事をし、あるものが実用的に有用であるだけでなく美しくもあるようにするために、多くの時間を費やすことがある。
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Чтобы реализовать программу — сделать все вокруг полезным, удобным и красивым, — лучше всего заниматься практической деятельностью, и СЛИ, действительно, мастер своего дела. Как правило, он работает тщательно, может много времени потратить на то, чтобы вещь вышла не только утилитарно полезной, но и красивой.
Filatovaの書くSLIの目標は、周りのすべてを有用で快適で美しいものにすることです。役に立つだけで終わらず、美しくなるまで時間をかけるという記述では、Teの実用とSiの快適・美が1つの仕事の中で分けられずに書かれています。
Yermakは、Roslankinaとの共著の付録で、SLIの自我ブロックの意義を、効果的な仕事によって周りの不快・不便・不調和を取り除くことと記述しています(10章)。取り除く不快には、物理的なものに加えて心理的・情報的なものまで挙げられています。仕事が手段、不快の除去が目的という並びです。
小括します。第一に、Siは体と環境の状態を快・不快や便・不便として意識する要素で、研究者の間で指している内容は同じです。
第二に、Teは行為と対象の用途が目的に合っているかを意識する要素です。名称は外向論理・理性的行動の論理と揺れますが、定義の中身は重なります。
第三に、SLIでは2つの要素が別々に現れず、快適さを目的に、効率のよい仕事を手段に置く組みとして記述されます。Stratiyevskayaは仕事の側から、Filatovaは快適と美の側から、Yermakは自我ブロックの意義として、同じ組みを別の言葉で書いています。弱い側の要素(Ni・Fe・Ne・Fi)の記述は、各研究者章と16章(次元性)で扱います。
05アウシュラの記述
アウシュラは、SLIを、体の状態を整える方法には通じているが、何のために動くかの目的は周りの人から受け取る者として書いています。
底本は『ソシオニクス:心理タイプ・テスト』(1998年)のSLI章です。この章はソシオニクス研究者エグレ・ヴェドルガイテとの共著で、引用の中で「E. V.」と記された注記は、SLI本人である共著者の書き込みです(23章)。
感覚と美の体験を人に用意する—主導機能のSi
アウシュラのSLI章では、1番の主導機能のSi(内向感覚)は、自分と周りの人の感覚の体験を用意することとして出てきます。アウシュラは、その出方を役目ごとにこう書いています。
もし芸術家なら — 構想された美的諸経験を提供する。もし実務の担い手なら — 日常生活の快適さで。家庭の母親は、おいしく食べさせ、きれいに服を着せ、子どもたちを芸術に親しませようと努める。他者と自分の同時的なこれらの感覚‐美的諸経験が — SLI〔原文: ギャバン〕 の知性的目的だ。
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Если он художник — обеспечивает задуманными эстетичес- кими переживаниями. Если хозяйственник — комфортом повседневной жизни. Мать семейства старается — вкусно кормит, красиво одевает, зна- комит детей с искусством. Эти сенсорно-эс- тетические переживания — других и свои одновременно —. интеллектуальная цель - ГАБЕНА.
場面が芸術でも日々の暮らしでも子育てでも、目指すのは自分と周りの人が同時に心地よく感じることです。アウシュラはこれをSLIの知性的目的、つまり知性が向かう目標と呼んでいます。感覚の心地よさが、SLIの知性の目標そのものに置かれていることが分かります。
方法の専門家—目的は周りの人から借りる
SLIが自分から動き出す条件について、アウシュラは方法と目的を分けて書いています。アウシュラは、SLIと目標の関係をこう書いています。
SLI〔原文: ギャバン〕 は、周りの誰もが何かに携わり、何かの目標を立てているのを見ている。だが彼には目標が難しい。彼は方法の専門家なのだ。だから多くの場合、周りの人のなかから、自分の体と心の能力について知っていることに最も合うと思える目標を持つ人を選び、その人をまねる。(中略)「だから 感覚論理内向 は、ほかの人が何に携わっているかにいつも関心を持ち、自分の目的が最適かをいつも確かめている」。 — E. V.
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ГАБЕН видит, что все окружающие чем-то за- нимаются, ставят перед собой какие-то цели. А ему с целями трудно, он же специалист по методам. Потому чаще всего подражает тому из окружаю- щих, цель которого выбирает как наиболее соответ- ствующую тому, что знает о своих физических и психических способностях.〔中略〕«Потому СЕНСОРНО-ЛОГИЧЕСКИЙ ИН- ТРОТИМ постоянно интересуется, чем занима- ются другие люди, и постоянно проверяет опти- мальность своей цели». — Е. В.
言い換えると、SLIにとって難しいのは方法よりも目標のほうです。そのため、周りの人の目標から自分の体と心の力に合うものを選びます。後半の注記では、SLI本人が同じことを、自分の目的が最適かを周りと比べて点検する習慣として書いています。
アウシュラは、目標を借りるこの性質が周りからどう見えるかを、続けてこう書いています。
SLI〔原文: ギャバン〕 が能動的になって知性を発揮するのは、自分の仕事の方法が受け入れられる条件のもとだけ、つまり自分が必要とされていると感じたあとだけなので、ときに怠け者やおしゃべりとみなされる。多くを語るだけで自分は何もせず、何かを待っていて、指一本動かそうとしない人だと。彼は実際に、ある種の無力さの叫びと、精神的・感情的な支えを待っている。そのうえ SLI〔原文: ギャバン〕 には、結果の出ない、目的のない行動をする傾向がなく、目的を自分で考え出すことはできず、他人から借りなければならない。
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В связи с тем что ГАБЕН активизируется и ре- ализует свой интеллект только в условиях приня- тия его методов работы, то есть после того, как он почувствовал свою нужность, его иногда считают лентяем и болтуном. Человеком, который лишь много говорит, а сам ничего не делает, чего-то вы- жидает, не хочет и пальцем двинуть. Он и вправду выжидает определенных воплей беспомощности и духовно эмоциональной поддержки. Кроме того, у ГАБЕНА нет склонности действовать безрезультат- но, бесцельно, а целей сам придумать не умеет, должен позаимствовать у других.
SLIの場合、動かずにいる姿の内側で待たれているのは、周りの人の無力さの訴えと、自分への支えです。アウシュラは、SLIが動き出す条件を、自分の方法が受け入れられ、必要とされていると感じることに置いています。
収容所のパン—労力と体の損得の勘定
SLIの損得の勘定を、アウシュラは具体的な逸話で示しています。ノルマの達成でパンの量が決まる収容所の話を、アウシュラはこう書いています。
ノルマを達成した者は、達成しない者より多くのパンを受け取っていた。SLI〔原文: ギャバン〕を除く全員が、懸命に働いた。彼は計算した。ノルマを達成するにはより多くのカロリーを使い、達成しないときより空腹になる、と。(中略)彼は労働に反対なのではない、むしろ賛成でさえある。だが、そのために馬鹿になることはできないのである。
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Выполняющие норму выработки получали больше хлеба, чем не выполняющие. Все, за исклю- чением ГАБЕНА, от души вкалывали. Он подсчи- тал, что для выполнения нормы использует больше калорий и будет голоднее, чем при ее невыполне- нии. А так как изобретений по кинетическим бло- кам в секрете не держат, объяснил это и бригадиру. Он же не против работы, он даже — за, но не может из-за этого превращаться в дурака.
この逸話のSLIは、パンの量と使うカロリーを比べ、働く量を体の損得で決めています。最後の一文が示すように、働くこと自体には反対せず、損になる働き方だけをしないという態度です。
石のような顔で語るユーモア—感情の出し方の慎重さ
超自我ブロックの記述では、4番の脆弱機能のFe(外向倫理)に関わる感情の出し方が扱われます。アウシュラは、SLIの表情をこう書いています。
すべての SLI〔原文: ギャバン〕 は感情の表出に慎重で、そのため顔には一種の緊張の仮面がある。それは笑うときでも外れない。(似た仮面が ILI〔原文: バリザック〕 の顔にある)。たいていはユーモアの細やかな感覚をもつ人々で、人を陽気にさせ、笑い話や滑稽な話をするのが好きだ。しかもその間、まったく落ち着いた顔を保つことができる。いちばんおかしいことを、石のような顔で、皆が大笑いしている中でも語ることができる。
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Все ГАБЕНЫ в проявлении эмоций осторожны, потому на лице определенная маска напряженнос- ти. Она не сходит, даже когда они смеются. (По-〔中略〕хожая маска на лице БАЛЬЗАКА.) Как правило, это люди с тонким чувством юмора, любят веселить других, рассказывать анекдоты и смешные исто- рии. И при этом способны сохранять совершенно спокойные лица. Могут рассказывать самое смёш- ное с каменным лицом и при всеобщем хохоте.
つまり、SLIでは感情を外へ出すことへの慎重さが、笑うときも外れない仮面として顔に出るということです。同じ段落で、アウシュラはSLIを、人を陽気にさせる話を好み、皆が大笑いする中でも落ち着いた顔で話せる人々とも書いています。抑えられているのは感情の出し方で、ユーモアそのものは細やかだと読めます。
小括します。アウシュラのSLI記述の要点は3点です。
第一に、主導機能のSiを、自分と周りの人が同時に心地よく感じる体験を用意することとして書いていることです。
第二に、SLIを方法の専門家とし、目標は周りの人から借りると説明していることです。動かずにいる姿も、支えを待つ姿として書かれています。
第三に、労力と体の損得の勘定と、感情の出し方の慎重さです。収容所の逸話と、笑うときも外れない仮面がその例です。
記述のスタイルは、アウシュラの観察とSLI本人である共著者の注記が並ぶ形で、同じタイプを外からと内からの両方で書いている点に特徴があります。
06Reininの記述
Reininは、SLIを、自分の体の状態を確かな拠り所にし、身の回りの物や決まりを安く便利に直していく実際家として書いています。Grigory Reininは数学者で、15の二分法特性(レイニン特性)と小集団理論の提唱者として知られ、SLIの記述は主著『ソシオニクス:類型論・小集団』(英語版2010年)に残っています。
Reininは、SLIが価値を置く4つの要素(Si・Te・Fi・Ne)を第1〜第4機能、置かない4つを負の第-1〜第-4機能と独自に番号づけています。番号ごとに「信頼の領域」「恐怖の領域」といった名前もついています。各節の最初に、Reininの番号とモデルAの番号の対応を示します。読むときの注意として、Reininの「第3機能」は3番ではなく6番のFiで、恐怖の領域と呼ばれる第-4が3番のNiです。
信頼の領域—健康状態への自信
Reininは、第1機能のSiの領域を「信頼の領域」と呼び、その中身をこう書いています。
信頼の領域は健康状態である。ここに自身の感じ方への自信がある。彼は通常自分が病気かそうでないかを正確に知っており、感覚を説明する優れた能力を持つ。ここでは外的な影響は何の効果も持たない。SLI〔原文: ギャバン〕は特定の病気に対してどんな治療法が最良かをよく知っている。「我感じる、ゆえに我あり」。このタイプの人々の感覚は広範囲にわたって変動しうる。彼らは他のどのタイプよりも新しい食べ物に容易に適応する。性についてはSLI〔原文: ギャバン〕はむしろ保守的である。
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the zone of confidence is the health condition. Here lies confidence about his feelings, he usually knows exactly if he is sick or not, he has an excellent ability to explain sensations. No external influences have any effect here. A Gaben knows well what treatment is best for a particular illness. “I feel, therefore I exist.” Sensations of people of this type may vary over a wide range. They easier adapt to new foods than any other types. In sex a Gaben is rather conservative.
言い換えると、SLIが最も確かに信じているのは、自分の体がいまどういう状態かという感覚だということです。「我思う」を「我感じる」に置き換えた一句は、感じることを自分の存在の根拠に置いています。外的な影響は効果を持たない、という一文は、体についての判断が周りの声で揺らがないことを言っています。
実際的な革新者—抜け道と節約
Reininは、第2機能のTeの領域について、こう書いています。
SLI〔原文: ギャバン〕は実際的な人物であり、賢明な革新者である。すなわち彼らは抜け道を取る方法、お金を節約する方法、さらには法律の抜け穴を見つけて同時にトラブルを避ける方法をよく知っている。それはリスクの領域である。彼らは物質世界との相互作用において自分の創造性を実現する。彼らは金銭を上手に数え、いつどのように節約するかを知っている。
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the area of creativity. A Gaben is a practical person, a smart innovator, i.e. they know well how to cut a corner, how to save money and even find loop wholes in the law and stay out of trouble at the same time. It is the zone of risk. They realize their creativity in their interaction with the material world. They count money well and know how and when to save.
Reininによれば、SLIの創造性は、物や規則の隙間を見つけて手間と費用を減らすことに向きます。抜け穴の話の直後に「リスクの領域」と書いており、Reininはこの創造性を危うさと隣り合うものとして見ていると読めます。
Reininは、この改善に向かう動機を、こう続けています。
このタイプの人々は世界の仕組みに関心を持ち、それを秩序立てようと熱望する。彼らの周りの世界には、修理して秩序立てる必要のある何かが常にある。すべてが秩序立っているならば、私は必要とされない。SLI〔原文: ギャバン〕は原則として大規模なプロジェクトには関わらず、実際的な改善を行う — 彼は生活をより楽に、より便利に、より安価にしたいのである。
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People of this type are interested in the world's mechanics and aspire to put it in order. In the world around them there is always something that needs to be fixed and put in order. If everything is in order, then I am not needed. A Gaben, as a rule, does not engage in global projects, but makes practical improvements – he wants to make life easier, more convenient, and less expensive. A Gaben’s obsession with innovations at times goes beyond the reasonable and the logical. But this is the area where he is creative.
上の引用で目を引くのは「私は必要とされない」という一文です。直すべきものが残っていることが、SLIの居場所の条件になっています。大規模なプロジェクトより生活を楽にする改善を選ぶ点からは、革新を身の回りの範囲に絞るSLI像が分かります。
理論への関心の薄さ—規範の領域
Reininは、第-2機能のTi(位置8)の「規範の領域」について、こう書いています。
原則としてSLI〔原文: ギャバン〕は標準的な説明で満足する。現実の方がはるかに重要なのだ — 事実の正確な知識、周囲の客観的表象。理論は必要だ、確かに。しかしそれはSLI〔原文: ギャバン〕の強い面ではない。理論的、抽象的な問題は標準的な方法で解決される。SLI〔原文: ギャバン〕は決して議論したり、説明したり、何かを証明したりはしない — それはただ興味がないのだ。SLI〔原文: ギャバン〕にとって世界を知ることは、その実践的な習熟である。
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the zone of standards. As a rule, a Gaben is satisfied with standard explanations; the reality is much more important: the exact knowledge of facts, an objective representation of the surroundings. Theories are necessary, yes, but it is not a Gaben's strong side. Theoretical, abstract problems are solved by standard methods. A Gaben would never argue, explain or prove anything – it is just not interesting. For a Gaben knowing the world is its practical mastering.
SLIにとって理論は、現実を扱うための標準の道具で、それ以上の関心は向きません。Reininは、議論や証明をしない理由を「ただ興味がないのだ」と関心の向きで説明しています。結びの一文は、知ることと使いこなすことを同じものとして扱う見方を示しています。
直観の領域—透明な筋道と内面への恐れ
Reininの体系で第4機能は「〜したい」の領域とされ、SLIでは5番のNeです。Reininは、この領域の望みを、日常の例でこう書いています。
「私は状況が透明で、最初から最後まで知られていることを望む」。外的調和への憧れは、SLI〔原文: ギャバン〕に多かれ少なかれ予測可能な出来事のある単調なライフスタイルを選ばせることがある。SLI〔原文: ギャバン〕はバスや列車に乗って、何の目的や目的地もなしに一日中乗り続けることを好む。彼は何か新しいことを経験し、新しい印象を持ち、変化する景色を観察する — 同時にバス(列車)の路線は最初から最後まで知られている。このような行動は、このタイプの人物には滑稽に見えない。
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“I want the situation to be transparent, known from beginning to end.” His yearning for external harmony may lead a Gaben to choose a monotonous lifestyle with more or less predictable events. A Gaben likes to just get on a bus or a train and ride all day long without any purpose or destination in mind. He is experiencing something new, he has new impressions, he observes changing scenery – and at the same time the bus (train) route is known from beginning to end. This kind of behavior does not seem ridiculous to a person of this type.
つまり、SLIが新しさを楽しめるのは、筋道が最初から最後まで分かっている枠の中だということです。決まった路線で景色の変化を眺める例では、新しさへの望みと予測できることへの望みが両立しています。Reininは、本人には滑稽に見えないとも書き添えています。
Reininの体系で「恐怖の領域」は第-4機能の領域で、SLIでは3番のNiです。Reininは、SLIの恐怖の領域をこう書いています。
内的世界の全一性は恐怖の領域にある。瞑想プロセスの用語を用いれば、彼は自己の内へ入り、内なる自己を研究することを恐れていると言える。瞑想するとき、彼の恐怖は増大する可能性がある。彼は自分の内的状態について、健康状態という医学的な用語でしか考えることができない。SLI〔原文: ギャバン〕は内的状態と気分とをほとんど区別しない。それゆえこのタイプの人々はしばしば、まるでいつもまったく同じ一つの状態に住んでいるかのように、温厚な気質に見える。SLI〔原文: ギャバン〕は制御できない状態を避ける。
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the integrity of the inner world is in the zone of fears. Using the terms of a meditative process, we can say that he has a fear of going within himself, and study the inner self. His fear may grow when he meditates. He is able to think about his inner state only in medical terms of health condition. A Gaben hardly differentiates the inner states and moods. This is why people of this type often seem to be even-tempered, as if they are always living in just one and the same state. A Gaben avoids the states he cannot control.
Reininによれば、SLIは自分の内面に深く入ることを恐れ、内的状態を健康の言葉でしか考えられません。気分と内的状態をほとんど区別しないことが、温厚に見える理由とされています。1番のSiでの健康への自信と3番のNiでの内面への恐れが、「健康状態」という同じ語で結ばれています。
自尊心と距離の調整—理想化された他者
Reininの第3機能は自尊心に関わる「問題の場」とされ、SLIでは6番のFiです。Reininは、この領域をこう書いています。
私が誰かを愛するならば、私は良い人物だ。誰か(誰でも)が好きでないならば — 私は悪い人物だ。他人に対する良い態度は、自分自身に対する良い態度の理由となる。SLI〔原文: ギャバン〕は自身の感情の領域をあらゆる方法で侵入してくる外部者から守ろうとする。彼らは通常、いくぶん抽象化された、統合された魂であるという印象を与える。人々を理想化しつつ、SLI〔原文: ギャバン〕は彼らから粘り強く離れていき、理想が失望させる現実と対立する機会のない距離を設ける。理想的な愛への希求は、時とともに彼らを道徳家にする。
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the place of problems. This means: my attitude to other people. If I love someone, then I am a good person; if I do not like somebody (anybody) – then I am bad. Good attitude to other people is a reason for a good attitude to oneself. A Gabens try to protect their emotional sphere from the intruding outsiders in every possible way. They usually make the impression of integral souls, a bit abstracted. Idealizing people, the Gabens persistently move away from them setting a distance where the ideal would have no chance to get in conflict with the disappointing reality. The aspiration to an ideal love in the course of time makes moralists of them.
言い換えると、SLIは、人を好きでいられることで自分を良い人間だと感じるということです。そのためSLIは人を理想化したまま、理想が現実に壊されない距離を取るとReininは書いています。道徳家になるという結びは、その姿勢の行き着く先として置かれています。
Reininは、同じ関係の問題を第-3機能のFe(位置4)の「問題解決の領域」でどう扱うかを、こう続けています。
原則としてSLI〔原文: ギャバン〕は個人的距離の調整によって問題を解決する。周囲のすべての人々に、SLI〔原文: ギャバン〕の個人的空間における特定の座標が割り当てられる。それは数人の親友からなるかなり小さな「内側のサークル」と、知人のかなり広い外側のサークルから成る。通常、他者はこのタイプの人々を距離をとり、現実から離れていると見る。(中略)このタイプは通常、成長していく自分の子どもとの接触を失うという問題を抱える。
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this is a problem solving area. If there is a problem with my attitude to somebody, then it is necessary to alter the relationships. As a rule, a Gaben solves problems by means of regulation of the personal distance. All people around are assigned specific coordinates in a Gaben’s personal space; it consists of a rather small 'inner circle' of several close friends and a rather wide outside circle of acquaintances. Usually other people see this type of people as aloof and out of touch with reality. A Gaben respects the traditional social standards of communication, the norms of politeness, and the etiquette. This type usually has a problem of loosing touch with their growing children.
Reininの見方では、SLIは関係の問題を、相手を置く距離の変更で解決します。少数の内側のサークルと広い外側のサークルという二重の輪が、SLIの人付き合いの形です。周りから離れて見えることも、成長した子どもとの接触を失うことも、この距離の調整と並べて書かれています。
助言のなかのSLI—予期せぬ状況と衝突
主著のPart IIIは、状況別にタイプへ二人称で助言する形式で書かれています。Reininは、予期せぬ出来事に出会ったSLIへの助言を、こう書いています。
予期せぬ状況?!素晴らしい!物事の客観的側面を考えよう。人々は常に単純なことを複雑にする。少しの観察があれば、単純な脱出方法は常に提示される。標準パターンを使う必要はまったくない。なぜ役に立たないがらくたにそれほど多く払うのか?物事を異なる視点から見る必要がある。そうすれば前進する。単純な解決策を見つけるあなたの能力を忘れるな。愚か者と議論する必要はない!彼らに左手で右耳を掻かせよ。
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An unexpected situation?! Great! Let us consider the objective aspect of things. People always complicate simple things. It takes just a little observation, and a simple way out always presents itself. It is absolutely unnecessary to use standard patterns. Why pay so much for useless garbage? It is necessary to look at things from a different point of view, and then you will move on. Do not forget about your ability to find simple solutions. There is no need to argue with fools! Let them scratch the right ear with the left hand.
上の引用の「素晴らしい!」は、予期せぬ出来事をSLIが単純な解決を試す機会として迎えることを言っています。がらくたに払う費用への苛立ちは、2番のTeで見た抜け道と節約の感覚と同じ方向を向いています。最後の突き放した一句は、愚か者と議論しないという方針の言い換えです。
一方でReininは、対人の衝突については、こう書いています。
論争と衝突を好まない。あなたのタイプの人々は衝突から逃げることを好み、論争を支持しない。誰かに何かを納得させることに興奮しない。衝突の領域はあなたの強みではない。選択肢があれば、それらを完全に避けるだろう。助言:衝突が起きたら、自分を非難しすぎるな。通常、皆が悪い。
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You do not like disputes and conflicts. People of your type prefer to escape from conflicts; they do not support disputes. You are not excited about convincing anybody of anything. The sphere of conflicts is not your strong side. If you had a choice, you would avoid them altogether. Advice: If a conflict occurs do not blame yourself too much. Usually everybody’s guilty.
Reininによれば、SLIは衝突から離れ、誰かを説得することに気持ちが動きません。規範の領域で見た「議論しない」と同じ姿勢が、ここでは衝突を避ける行動として書かれています。自分を非難しすぎるな、という助言は、衝突のあとで自分を責めがちなSLIを想定した言葉と読めます。
小括します。ReininのSLI記述の軸は3つです。
第一に、Siを健康状態への自信として書き、「我感じる、ゆえに我あり」を存在の根拠に置くことです。
第二に、Teの創造性を抜け道・節約・身の回りの改善として書き、理論や議論への関心の薄さと組にしていることです。
第三に、人を理想化したまま距離の調整で関係を保つという、倫理の領域の観察です。
記述の枠組みの面では、独自の番号ごとに領域の名前をつけ、健康・気分・距離といった日常の語で機能を書く点に特徴があります。バスの終日乗車や「左手で右耳を掻かせよ」のように、ReininのSLI記述は具体的な場面と口調の立った助言を多く含んでいます。
07Bukalovの記述
Aleksandr Bukalovは、キエフの国際ソシオニクス研究所を率い、機関誌『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』を主宰してきた研究者です。BukalovはSLIを、身の回りの快適さを見分け、仕事と資源を実用の側から整える職人として書いています。資料は、Wikisocionに再録されたBukalov名義のSLIプロファイルと、機関誌の論文です。論文では、タイプ論を職場の人事や政治家の分析に使っているのが特徴です。
部屋のどこが暖かいかを知っている
Bukalovは、SLIの感覚の鋭さを、こう書いています。
このタイプの人々は、世界がもたらす感覚に精通している。「SLI〔原文: ギャバン〕」は部屋のどこが暖かくどこが涼しいかを知り、窓際に座ったり何かの食べ物を食べたりするとその人がどう感じるか、それがその人にとって便利かどうか、全般的にどう感じているかを感じ取る。
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People of this type are well versed in the sensations that brings the world “Gabin” know where the room is warm, and where cooler that feels this or that person, if you sit by the window or eat some food, convenient to him or not, as the he generally feels.
言い換えると、SLIは部屋の温度や食べ物が人の体にどう作用するかに気づいているということです。1番の主導機能のSi(内向感覚)にあたる感覚が、自分の快適さだけでなく、その場にいる人の感じ方にも向いているという記述です。
住まいと資源を評価する—進化のモジュール
Bukalovは、Karpenkoとの共著論文で、人類の進化の中でできた行動の型を「モジュール」と呼び、それぞれにタイプを割り当てています。周囲の環境を探索するモジュールについては、こう書いています。
基本的にサバンナ型の、平穏で情報豊かで生産性のある周囲の環境の探索。このモジュールは、生命活動のセンサリー、環境の食料資源の評価と、それらの利用可能性、入手の容易さ(技術性)、住居の全般的快適性の評価との組み合わせに対応する。感覚論理内向(SLI、○(Si)■(Te))とよく一致する。このタイプの人々は、住居条件の快適性と受容性、資源、特に食料資源の入手可能性をよく評価する。SLIは ― 何らかの技術改善分野での優れた発明者・合理化者であり、リスクを好まず、平穏と安定を好む。
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поиск спокойной, информационно богатой, продуктивной окружающей среды, в основном, типа саванны. Этот модуль соответствует сочетанию сенсорики жизнедеятельности, оценки пищевых ресурсов среды в сочетании с оценкой их доступности, степени простоты получения (технологичности) и обшей комфортности проживания. Хорошо совпадает с сенсорно-логическим интровертом (СЛИ, ). Люди этого типа прекрасно оценивают степень комфортности и приемлемости условий проживания, доступность ресурсов, особенно пищевых. СЛИ — хороший изобретатель и рационализатор в области улучшения какой-либо технологии, не любящий рисков, предпочитающий спокойствие и стабильность.
つまり、Bukalovらは、住まいの快適さと食料の手に入りやすさを評価する働きをSLIに結びつけています。入手の容易さ(技術性)は、2番の創造機能のTe(外向論理)の関心と読めます。そこにリスクを好まない発明者という像が加わります。
職人を据えた銀行の小話
Bukalovは、職場のタイプ配置の例として、ある銀行の話を挙げています。規定どおりの根拠を一つずつ求めて職場を疲れさせていたLSIの経済部長の後任に、職人のSLIを据えた結果を、Bukalovはこう書いています。
彼を職人(○(Si)■S(Te)i-Te、SLI、ギャバン)に交代させた—快適さ(○S(Si)i)プラス ビジネス論理(■T(Te)e) —そしてすぐ「奇跡的に」銀行員に事務用品、紙などが現れた。これはほとんど笑い話だが、その人にはただ別のポジションが提案されただけ(人が自分の場所にいないとき、業務や周囲だけでなく、本人も緊張下にある) —彼が移って、皆が満足したのだ。
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Сменили его на Мастера ( , СЛИ) — комфорт ( ) плюс деловая логика ( ), — и тут же «чудесным образом» у сотрудников банка появились канцелярские принадлежности, бумага и прочее. Это почти анекдотический случай, но всего-навсего человеку предложили другую должность (если человек не на своем месте, от этого страдают не только дело и окружающие, но и он сам находится в напряжении), — он перешел, и все оказались довольны.
引用の括弧の中は、Bukalovが記号・略号・愛称を並べて書いた表記です。言い換えると、Bukalovは職人のSLIを、職場に必要な物をそろえる役に合った人として書いています。Bukalovはこれを「ほとんど笑い話」と呼び、人を合った場所へ移せば本人も周囲も満足するという職業配置の論点につなげています。
感情的な爆発から距離を置く
Bukalovは、SLIが感情の激しい場面をどう扱うかを、こう書いています。
スキャンダル、怒鳴り声、他者の感情的爆発を好まず、そのような人々から距離を置こうとする。自分の感情を見せることを好まない。
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He does not like scandals, shouting, emotional outbursts of others, trying to move away from such people. He does not like to show his feelings. To this type belong to Louis de Funes, IE Tamm, and of literary heroes - Huckleberry Finn, and Winnie the Pooh.
SLIの4番の脆弱機能はFe(外向倫理)です。Bukalovは、SLIを、感情があらわになる場面を避け、自分の感情も表に出さない人として書いています。最初の節と並べると、人の状態には気づいても、感情のやりとりには入っていかない像になります。
政治家の分析—刺激は物質的福利
Bukalovは、ウクライナの大統領クチマをSLIとし、その政権の運営を、こう書いています。
だがクチマは第 4 クアドラの代表 ― 何かを変える理由は何か。○(Si)■(SLI)の刺激は何か。物質的福利(内向+感覚)。モデルを見よう。「労働」ブロックである id(イド)は、すでに存在する国家の管理機関の構造と完全に一致する。(中略)すなわち、国家機関とそれ以外すべては、クチマ大統領にとってイド・ブロック ―「私が望むことを行うべき」執行ブロック ― の構造として利用された。
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Но Кучма — представитель 4-й квадры — зачем что-то менять? Какой стимул у ? Благосостояние (интроверсия + сенсорика). Посмотрим на модель: «рабочий» блок ИД полностью совпадает со структурой государства, того аппарата управления, который уже существует.〔中略〕То есть, государствен〔中略〕ный аппарат и все прочее использовалось президентом Кучмой как структура блока ИД — исполнительного блока, который〔中略〕должен делать «то, что я хочу». Финансовые дела, интересы олигархов и прочее — это всё решалось просто: попасть на〔中略〕приём к Леониду Даниловичу, быть на хорошем счёту и вообще соблюсти хороший тон — значит подарить часть своих акций.〔中略〕Потому что стимул — благосостояние.
上の引用にある第4クアドラはデルタのことで、SLIが属するクアドラです。SLIのイドは、7番の観察機能のSe(外向感覚)と8番の実演機能のTi(内向論理)です。Bukalovは、クチマが既存の国家機構を作り替えず、執行ブロックとしてそのまま使ったと見ています。変えない理由を刺激が物質的な豊かさにあることに求め、快適さと資源への関心を国家の運営の説明にまで広げています。
小括します。第一に、Bukalovは1番のSiを自分と周りの人の居心地に気づく感覚として書き、共著論文ではそれを住まいと資源を評価する働きへ広げています。第二に、2番のTeは技術を改良して必要な物を職場にそろえる働きとして、銀行の小話で示されています。第三に、4番のFeについては、感情の爆発から距離を置き、自分の感情も見せない姿を書いています。
記述のスタイルとしては、プロファイルが短い観察を並べるのに対し、機関誌の論文ではタイプを職場の配置や政治家の分析の道具として使っています。クチマの分析のように、モデルのブロックを国家の運営の説明にそのまま持ち込む点が、Bukalovの記述を特徴づけています。
08Stratiyevskayaの記述
Stratiyevskayaは、SLIを、心地よい感覚を自分の手で整え、それを乱すものから身を離す人として書いています。Vera Stratiyevskayaは、16タイプの長文プロファイルと、クアドラ・関係中心の著書『お別れしないために』で知られる研究者です。
本書のSLIの章は8つのポジションの順に進み、本書の「第Nポジション」は、このサイトの位置Nと同じ番号です。筆致は具体例が多く、断定が強いのが特徴です。
感覚の調和を乱すものから身を離す
Stratiyevskayaは、1番の主導機能のSi(内向感覚)について、SLIが避けるものを、こう書いています。
SLI〔原文: ギャバン〕は、自身が作り出した身体的・精神的快適さの感覚を非常に大切にする。それゆえ、自身の内的調和を破壊する刺激物を避けようと努める。彼を苛立たせるものとしては、誰かの容貌の非美学的さ、鋭い臭いや音、薄暗い照明、過剰なインテリア、すり減った壁、声の不快な抑揚などがある。(中略)SLI〔原文: ギャバン〕は常に、自身を周囲の刺激物から隔離しようとする。例えば、家にいる時、心地よい孤独を妨げるものが何もないように、電話を切ることができる。
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Габен очень дорожит созданным им ощущением физического и душевного комфорта. Поэтому старается избегать раздражителей, разрушающих его внутреннюю гармонию. А раздражать его может и неэстетичность чьего-либо облика, и резкие запахи или звуки, и тусклое освещение, и перегруженный интерьер, и обшарпанные стены, и неприятные интонации в голосе. Любое проявление физического и эмоционального дискомфорта влияет на его настроение (иногда даже на потенцию), вызывает у него внутренний протест, желание срочно сменить обстановку. Габен всегда старается изолировать себя от окружающих раздражителей. Например, находясь дома, может отключать телефон, чтобы ничто не мешало его приятному уединению.
言い換えると、SLIにとって心地よさは自分で作り上げたもので、それを乱す刺激からは自分を切り離すということです。挙げられた刺激物は、臭いや音から壁のすり減りや声の抑揚まで、身の回りの細かな感覚に及んでいます。電話を切るのは、心地よい孤独を守るための手段です。
快楽に代償は要らないという論理
Stratiyevskayaは、同じSiの節で、快楽についてのSLIの考え方を、こう書いています。
「この世のあらゆる快楽には代償を払わねばならない」という意見には、断固として同意しない。SLI〔原文: ギャバン〕はそもそも、こうした問題提起を受け入れない。彼の理解では、快楽とは主観的感覚の個人的調律である。快楽を受け取るために自分を調律する能力は、彼の主観的能力であり、彼の個人的功績である。それなら、なぜそれに代償を払う必要があるのか?
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С мнением, что "за всякое удовольствие в этой жизни нужно платить", категорически не согласен. Габен вообще не принимает такой постановки вопроса. Удовольствие в его понимании — индивидуальный настрой субъективных ощущений. Умение настраиваться на получение удовольствия — это его субъективная способность, его индивидуальная заслуга. Так, зачем же нужно за это расплачиваться?
つまり、SLIは快楽を、自分の感覚を調律する力で手に入れた成果とみなしている、ということです。ここでいう調律とは、快楽を受け取れるように自分の感覚を整えることです。成果なので、代償を払うという問いそのものが成り立たない、という論理です。
仕事の準備も「神聖な儀式」
Stratiyevskayaは、2番の創造機能のTe(外向論理)について、SLIの仕事の進め方を、こう書いています。
あらゆる仕事を、質を保ち、計画的に、規則的なテンポで、細部を入念に作り込みながら行う。職場を入念に準備し、必要なすべてを備えつける。SLI〔原文: ギャバン〕の作業道具は常に整然と並べられている—時には互いに同じ距離さえ置いて。仕事の準備プロセスはSLI〔原文: ギャバン〕にとって、仕事自体と同じ神聖な儀式である。SLI〔原文: ギャバン〕は何をしていようと、何に従事していようと、すべてを慌てず、丁寧に、仕事のプロセスそのものから最大限の喜びを得ながら行う。
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Любую работу выполняет качественно, методично, в размеренном темпе, тщательно прорабатывая детали. Рабочее место тщательно подготавливают, оборудуя всем необходимым. Рабочие инструменты у Габена всегда аккуратно разложены — иногда даже на одинаковом расстоянии друг от друга. Процесс подготовки к работе для Габена такое же священнодействие, как и сама работа. Что бы ни делал Габен, чем бы ни занимался, он все делает неспешно, обстоятельно, получая максимум удовольствия от самого процесса работы.
SLIの場合、仕事の段取りも、仕事そのものと同じだけ丁寧に行います。Stratiyevskayaは道具を時には同じ間隔で並べる細部まで書き、喜びの出どころを作業の過程そのものに置いています。1番のSiの心地よさへの志向が、仕事の場でも続いていると読めます。
批判に動じない見かけと、その内側
Stratiyevskayaは、4番の脆弱機能のFe(外向倫理)について、批判を受けたときのSLIを、こう書いています。
自身の振る舞いへの批判は、悶え苦しむ拷問のように耐えるが、外面には決してそれを見せない。SLI〔原文: ギャバン〕を叱責し、罵り、彼に説教しようとするあらゆる試みは、何にもならない。彼は最も平静な様子で(時には微笑みさえ浮かべて)、それをすべて聞き、何事もなかったかのように、同じ調子で続けることができる。しかし、これは、受けた説教が彼にとって完全に無痛で、まったく気づかれなかったということを決して意味しない。SLI〔原文: ギャバン〕の見かけの無感情性と不透過性は、あらゆる感情的圧力への防御反応である。彼に強く影響すればするほど、彼は感情を表さなくなる。
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Критику собственного поведения переносит как мучительную пытку, но внешне ни за что этого не〔中略〕покажет. Любые попытки отчитать Габена, отругать его, сделать ему внушение ни к чему не приведут. Он может с самым невозмутимым видом (иногда даже с улыбкой) все это выслушать и как ни в чем не бывало продолжать в том же духе. Но это отнюдь не значит, что полученное внушение прошло для него абсолютно безболезненно и совершенно незамеченным. Кажущаяся бесчувственность и непроницаемость Габена — защитная реакция на любое эмоциональное давление. Чем сильнее на него воздействуют, тем меньше эмоций он выражает.
例えば、叱られても微笑んで聞いているSLIは、痛みを感じていないのではなく、表に出していないということです。そのため、強く責めるほど、SLIは感情を表さなくなるとされています。
自分の意志の強さに気づかない
Stratiyevskayaは、7番の観察機能のSe(外向感覚)について、SLI本人の自己像を、こう書いています。
SLI〔原文: ギャバン〕は、自身の意志的影響の力について観念を持っていない。彼らはそれを自覚せず、感じず、自身に説明できない。しばしば、自分自身、柔らかく従順な人物に思える。なぜ他者がこんなに早く自分に譲るのかを常に理解せず、通常これらの「譲歩」を「人間性の弱さ」のせいにするか、願望が偶然一致した結果と見なす。
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Этим же способом он пользуется для того, чтобы резко "сократить дистанцию" со своим вечно ускользающим дуалом Гексли. Габены не имеют представления о силе своего волевого воздействия. Они ее не осознают, не ощущают, не отдают себе в ней отчета. Часто сами себе они кажутся мягкими, покладистыми людьми. Не всегда понимают, почему другие им так быстро уступают, и обычно относят эти "уступки" за счет "слабости человеческой натуры" или приписывают их вероятному совпадению желаний.
Stratiyevskayaの描くSLIは、周りを動かす自分の力を感じておらず、自分を柔らかく従順な人間だと思っています。Stratiyevskayaは、他人の譲歩を自分の力と結びつけない点を、その表れとして書いています。前の節の平静な見かけと同じく、周りから見た姿と本人の感じ方のずれを書いた箇所です。
映画の例—タルコフスキーの色と構図
Stratiyevskayaは、8番の実演機能のTi(内向論理)の節で、SLIの論理が向かう主題を映画の例とともに、こう書いています。
感覚のセンサーの側面は、SLI〔原文: ギャバン〕的論理にとって最も豊かなテーマである。SLI〔原文: ギャバン〕は、色彩的および色調的な斑点の構図的配置に、最も深い哲学的意味を見出すことができる。例えば、アンドレイ・タルコフスキーのいずれの映画も、美学的な面でSLI〔原文: ギャバン〕的哲学の見本となっている。(中略)論理的シンボルの助けを借りて、SLI〔原文: ギャバン〕は自身の最も繊細な感覚的体験の世界、自身の最も深い体験の状態を表現する。
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Аспект сенсорики ощущений — богатейшая тема для габеновской логики. Габен может усмотреть глубочайший философский смысл в композиционном расположении цветовых и тональных пятен. К примеру, любой из фильмов Андрея Тарковского в эстетическом плане является образцом габеновской философии.〔中略〕С помощью логических символов Габен выражает мир своих тончайших чувственных ощущений, состояние своих глубочайших переживаний. "Сенсорная символика", в свою очередь, наполняет значением и смыслом его субъективные ощущения и делает их доступными пониманию окружающих его людей.
SLIの論理にとっていちばん豊かな主題は、色や形の配置といった感覚の体験だと書かれています。Stratiyevskayaはタルコフスキーの映画を美学の面での見本に挙げ、論理の記号を繊細な感覚の体験を言い表す手段として書いています。1番のSiで感じたものを8番のTiで表す組み合わせと読めます。
小括します。StratiyevskayaのSLI記述の特徴は3つあります。
第一に、心地よい感覚を自分で整え、乱すものから身を離すという像です。快楽に代償は要らないという論理も、この像から出ています。
第二に、批判に動じない見かけと内側の痛み、周りを動かす力と柔らかい自己像のように、外から見える姿と本人の内側を対にした記述です。
第三に、道具の並べ方や映画の色の配置のように、細部への注意を仕事と論理の両方で書いていることです。「決して」「あらゆる」といった全称の言い方は、Stratiyevskayaの文体の特徴です。
09Filatovaの記述
Filatovaは、SLIを、美しさと実用を一組にして扱い、感情は言葉でなく行いで示す人として書いています。Filatovaは、簡潔な4機能の枠組みと、写真資料を併用したタイプ記述で知られる研究者です。
彼女はSLIを、1番の主導機能のSi(内向感覚)・2番の創造機能のTe(外向論理)・4番の脆弱機能のFe(外向倫理)・5番の暗示機能のNe(外向直観)の4機能で記述します。原典はこの4つを第I〜第IVと数えるため、第IIIは現行の4番、第IVは現行の5番に読み替えて書きます。この章の引用は、主に『ソシオニクスの鏡の中の人格』のSLI章からです。
美しさと合目的性の結びつき—主導のSi
Filatovaは、SLIが何を最も大事にするかを、こう書いています。
感覚論理内向にとって、その主導機能に応じて最も重要なのは、美しさ、調和、清潔さ、快適さの感覚、そしてそれに伴うよい心身の調子である。すべてはよくバランスが取れていなければならず、その際、美しいものは必ず合目的的なものと結びついていなければならない—仕事においても、人との関係においても、家庭用品の選択においても、そして身体的に健康な肉体の全面的な発達においてもそうである。
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Главное для сенсорно-логического интроверта, в соответствии с его программной функцией — это ощущение красоты, гармонии, чистоты, удобства и связанного с этим хорошего самочувствия. Все должно быть хорошо сбалансировано, и при этом прекрасное непременно должно сочетаться с целесообразным — и в работе, и в отношениях с людьми, и в подборе предметов домашнего обихода, и во всестороннем развитии физически здорового тела.
言い換えると、SLIの求める美しさは、いつも役に立つことと組になっているということです。Filatovaは、この結びつきを仕事から家庭用品、体の発達まで並べており、1番のSiを生活の全体に広げて書いていることが分かります。
人との距離と、遅れてくる爆発—脆弱のFe
Filatovaは、交流の場でのSLIを、こう書いています。
SLIは周囲の人々の気分をうまく理解できず、自分自身が場違いだったり滑稽に見えたりすることを恐れているため、交流において心理的な距離を保つ。ある一定の限界までは、彼は動じない、落ち着いた、不活発な人間に見える。しかし、彼が通常誰も立ち入らせない自分の奥深い心理的な領域に踏み込み、彼の自尊心を傷つけるようなことがあれば、不意にかっとなり、激怒し、自制を失って加害者を殴りさえすることがある—もっともこれは文化的な水準にもよる。感情においても仕事においても、彼は長く「温まる」のに時間がかかるが、いったん爆発が起きてしまうと、その後長く落ち着くことができない。
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СЛИ плохо разбирается в настроениях окружающих людей, сам боится показаться неуместным или смешным, поэтому сохраняет психологическую дистанцию в общении. До определенного предела он кажется человеком невозмутимым, спокойным и инертным. Однако если вступить на его сокровенную психологическую территорию, на которую он обычно никого не допускает, задеть его чувство собственного достоинства — может неожиданно вспылить, прийти в ярость и, не контролируя себя, способен даже ударить обидчика, правда, это определяется еще и уровнем культуры. В эмоциях, также как и в делах, долго «разогревается», но потом долго не может успокоиться, особенно если взрыв таки произошел.
SLIの場合、人の気分がつかめないことが、距離を取る理由になっています。そのうえでFilatovaは、奥の領域に踏み込まれたときだけ落ち着いた印象が急に変わると書き、「文化的な水準にもよる」と留保を添えています。
また、Filatovaは感情と仕事の両方について、温まるまでが遅く、爆発のあとは長く鎮まらないという時間の経過まで書いています。4番のFeの反応を、その場の一回の出来事でなく、前後の長い時間を含めて観察している点がこの記述の特徴です。
Filatovaはさらに、弱い倫理がSLIの行いにどう出るかを、こう書いています。
もし誰かの具合が悪く助けが必要であれば、SLIは単純にそれを与え、必要なことをする。しかしその際、自分の感情を表現したり、感情をまき散らしたりすることはない。つまり、自分が自信を持てない領域においても、彼は自分の強い感覚と論理によって自らの関与を示すのである。(中略)このように、余計な言葉も、興奮も、大騒ぎもなく—SLIはただ必要なことをするのである。LSEにも増して、SLIは感情を公然と表すことを恐れる。なぜなら倫理は彼にとって単に弱いだけでなく、傷つきやすい機能だからである。それゆえ彼は、感情を抑制できない人々を信用しない。
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Если кому-то плохо и ему нужна помощь — СЛИ просто окажет ее, сделает то, что нужно. Но при этом не станет выражать свои чувства, расточать эмоции, то есть в той области, где он неуверенно себя чувствует, также проявляет свое участие своими сильными сенсорикой и логикой.〔中略〕Вот так, без лишних слов, горячности, ажиотажа — СЛИ просто делает то, что необходимо. Даже в большей степени, чем ЛСЭ, СЛИ боится открытого выражения чувств, поскольку этика — не просто слабая, но ранимая функция его. Поэтому он с недоверием относится к тем, кто эмоционально невоздержан.
つまり、自信の持てない倫理の領域でも、SLIは得意な感覚と論理を使って人と関わるということです。感情を見せない振る舞いの理由を、Filatovaは倫理の機能の傷つきやすさに置いています。
そこからFilatovaは、感情を抑えられない人を信用しないという態度まで、一続きの理由で説明しています。感情を表す恐れについては、LSEよりもSLIのほうが強いと、他のタイプと比べた程度まで書いています。
手の中のシジュウカラ—暗示のNe
Filatovaは、SLIが新しいことにどう取りかかるかを、こう書いています。
他のあらゆる感覚型と同じく、この心理タイプの人間は新しい事業の見通しを感じ取ることが難しく、それゆえ大空の鶴よりも手の中のシジュウカラを好む。SLIは行動を始める前に自分ですべてを確かめようとし、必要な結果が得られるかどうかを実践において確認したいと望む。つまり彼は、当てずっぽうに言い当てるのではなく、自分の強い機能に依拠して検証することを好む。
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Как и любому другому сенсорику, человеку этого психотипа трудно почувствовать перспективность нового дела, поэтому он предпочитает иметь «синицу в руках, чем журавля в небе». СЛИ старается сам все проверить, прежде чем начинать действовать, ему хочется убедиться на практике, получится нужный результат или нет, то есть он предпочитает не угадывать, а проверять, опираясь на свои сильные функции.
上の引用にある「大空の鶴よりも手の中のシジュウカラ」は、不確かな大きな得より、確実な小さな得を選ぶという意味のことわざです。5番のNeで先の見通しが感じにくいぶん、SLIは実地で確かめてから動くとFilatovaは書いています。
ただし、引用の冒頭に「他のあらゆる感覚型と同じく」とあるとおり、見通しの感じにくさそのものは感覚型に共通の特徴として置かれています。SLIに固有なのは、確かめる手段として自分の強い機能に頼るという後半の部分です。
機械と一体になるケスター—文学の人物
Filatovaは、レマルク『三人の仲間』の登場人物をSLIの例に挙げ、こう書いています。
私たちの前にいるのは三人の友人—オットー・ケスター、ゴットフリート・レンツ、そして物語がその名において語られるロバート・ロカンプである。彼らは元前線兵士であり、性格は非常に異なるが、どんな時でも互いに助け合う用意がある。無口で落ち着いた人間であり、いわば「はらわたで」機械を感じ取るオットー・ケスターの描写は、SLIという心理タイプにこの上なくよく対応している。
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Перед нами три друга — Отто Кестер, Готфрид Ленц и Роберт Локамп, от имени которого и ведется повествование. Они — бывшие фронтовики, очень различны по характеру, но в любой момент готовы прийти на помощь друг другу. Описание Отто Кестера, молчаливого, спокойного человека, который, что называется, «нутром чувствует» машину, как нельзя лучше соответствует психотипу СЛИ.
Filatovaが同定の手がかりにしているのは、無口で落ち着いていることと、機械を体で感じ取ることの2点です。「はらわたで」という言い方は、主導のSiの節で見た体の感覚への敏感さと同じ方向を向いています。
Filatovaは、ケスターの能力を述べたうえで、車を走らせる場面をレマルクの本文から引いています。
ここには、必要とあらば文字通り機械と一体化し、機械と自分自身を一つのものとして感じ取るオットーの能力が、とりわけ鮮やかに描かれている。(中略)ケスターはハンドルにかがみ込み、彼の体は巨大な耳と化し、事故と死をひそめているかもしれないあらゆるかすかな音、疑わしいきしみや軋みを鋭敏に聞き分ける、モーターとシャシーの轟音と風切り音をふるいにかけるフィルターと化した。(中略)彼はもはや理性に従ってはおらず、彼を導いていたのは本能だけだった。
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Здесь особенно ярко описано умение Отто в случае необходимости буквально слиться с машиной, чувствовать ее и себя единым целым.〔中略〕Ваша приятельница?〔中略〕Кестер отрицательно покачал головой. Больше он не отвечал.〔中略〕Кестер пригнулся к рулю, его тело превратилось в огромное ухо, в фильтр, просеивающий гром и свист мотора и шасси, чутко улавливающий малейший звук, любой подозрительный скрип и скрежет, в которых могли таиться авария и смерть.〔中略〕Он уже не подчинялся разуму, им управлял только инстинкт.
ここでいう本能は、考えるより先に、体が車の音の変化に気づいている状態のことです。Filatovaはこの場面を、機械と自分を一つのものとして感じ取る能力の例として引いています。
このように、Filatovaは小説の人物をタイプの実例として読み、その描写を同定の根拠に使っています。
実践の仕事と、圧力をかけない上司—職業
Filatovaは、SLIに合う職業を、こう書いています。
SLIにとって最も適した職業は、あらゆる実践的な活動、できれば個人での活動である。彼は自分の仕事の達人であり、単独で、あるいは小さな集団の中で働くことを好む。指導的な仕事を特に目指すことはないが、もし上司の役割を担うことになれば、落ち着いて、圧力をかけることなく行動する。
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Наиболее подходящий род занятий для СЛИ — любая практическая, лучше — индивидуальная деятельность. Он мастер своего дела, любит работать самостоятельно или в небольшом коллективе. К руководящей работе особенно не стремится; если же оказывается в роли начальника, действует спокойно и без нажима.
言い換えると、SLIが力を出しやすいのは、自分の手で仕上げる実践の仕事を、一人か少人数で進める場だということです。指導の役割についても、Filatovaは求めはしないが、担えば落ち着いて務めるという書き方をしています。
表情のない顔と、目の前のスクリーン—外見
Filatovaは、SLIの外見を、こう書いています。
マスタータイプの人々の顔つきは無表情に見え、彼ら自身も通常、これといった感情的な強調のない、落ち着いた話し方をする。交流においては控えめで、遠い心理的距離を保ち、感情を閉ざしておくことを好む。時には、彼らの目の前に文字通り一枚のスクリーンがあり、その陰に感情を隠しているかのような、純粋に外面的な印象を受けることがある。
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Лица людей психотипа Мастер выглядят бесстрастными, сами они, как правило, говорят размеренно, без особых эмоциональных акцентов. В общении — сдержанны, предпочитают сохранять далекую психологическую дистанцию, закрытость чувств. Иногда такое, чисто внешнее, ощущение, что перед их глазами буквально находится некий экран, за которым они прячут свои эмоции.
上の引用にあるマスタータイプは、FilatovaがSLIにつけた呼び名です。つまり、SLIは顔つきにも話し方にも感情の起伏を出さないと見られているということです。Filatovaは「純粋に外面的な印象」と断ったうえで、感情を隠す構えが顔つきにまで出ると書いています。
脆弱のFeの節で見た「心理的な距離」という語を、Filatovaは外見の記述でも繰り返しています。内面の記述と外見の記述を同じ語でつないでいることが分かります。
小括します。FilatovaのSLI記述は、4機能の簡潔な枠組みの上に、次の3つを載せています。
第一に、美しさと合目的性を一組にした1番のSiです。第二に、感情を言葉でなく行いで示す4番のFeの扱い方と、その理由としての傷つきやすさです。第三に、小説の人物と顔つきによる同定です。
弱い倫理を、振る舞いの理由まで含めて説明する書き方が章を通して一貫しています。その一方で、小説の人物や外見を同定の根拠にする検証の難しい方法も、同じ記述の中に並んでいます。
10Yermakの記述
Yermakは、SLIを、確かな技術で周りの不快を取り除くタイプとして書いています。Yermakはソシオニクスをシステム工学の言葉で組み直した研究者で、タイプを情報代謝タイプ(TIM)と呼び、人物像ではなくモデルの帰結としてタイプを書きます。第5章のタイプの一覧では、ギャバンのような愛称を、その型の人物の姓から取った口語用の「ペンネーム」と位置づけています。
仕事で不快を取り除くSLI—社会的特徴の定式
Yermakは、Roslankinaとの共著の付録「心のTIMモデルの記述」で、SLIの社会的な特徴を次のようにまとめています。
多種多様な方法と、(物理的、心理的、情報的などの)効果的な技術的手法を完璧に使いこなし、具体的な仕事によって周囲の世界の不快、不便、不調和を取り除く。それを行うのは、身近な環境における何らかの肯定的な変化、可能性、能力に反応してのことで(中略)、関係を改善し整えることによって(人と人とのあいだの関係も含めて)それらの可能性を実現できると確信している。
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в совершенстве владеет разнообразными методами, эффективными технологическими приемами (физическими,〔中略〕психологическими, информационными и/или др.), конкретной работой〔中略〕по устранению дискомфорта, неудобств, дисгармонии в окружающем мире〔中略〕делает это, реагируя на некие позитивные изменения в ближнем окружении, возможности, способности〔中略〕уверенный в том, что улучшением, налаживанием отношений (в том числе, и между людьми) можно эти возможности реализовать
つまり、SLIの社会での役割は、使い慣れた方法と具体的な仕事で、周りの不便や不調和をなくすことです。Yermakは、その仕事のきっかけを身近な環境に見つかる良い変化や可能性に置き、関係を整えればそれを実現できるという確信を添えています。
前半の方法と仕事、不快の除去は、自我ブロックの1番のSi(内向感覚)と2番のTe(外向論理)に対応します。後半の可能性と関係の改善は、超イドブロックの5番のNe(外向直観)と6番のFi(内向倫理)に対応します。Yermakは逸話も評価語も使わず、要素のつながりと、それが働き出す条件だけでSLIを定めています。逸話や文学上の人物でタイプを描く書き方と並べると、記述の様式の幅を示す一方の端です。
経験の範囲でしか保てない気分—4番のFe
Yermakは、同じ付録で、4番の脆弱機能のFe(外向倫理)について、こう書いています。
情報アスペクト「感情」(中略)自分自身、具体的な人、あるいは対象の状態を肯定的に保つことができるのは、そのような状態についての個人的な経験にもとづく場合だけである(中略)そのため、ある状況で感情的な応答性が欠けていると指摘されると痛みをもって受けとめる(中略)交際においてはしばしばいくぶん閉じこもっているように、ときにはやや陰気に見える。
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в информационном аспекте «эмоции»(中略)состояние свое, конкретного человека или объекта может поддерживать позитивным только на основе личностного опыта таких состояний(中略)поэтому болезненно воспринимает замечания об отсутствии эмоциональной отзывчивости в какой-то ситуации(中略)в общении часто выглядит несколько замкнутым, иногда мрачноватым.
言い換えると、SLIが自分や周りの気分を良い状態に保てるのは、自分で経験したことのある状態に限られるということです。Yermakは、そのために感情の応答が欠けていると指摘されると痛みを感じ、交際では閉じこもって見えることがあると書いています。外から見える陰気さに、経験の範囲という理由を添えている点が、この定式の特徴です。
小括します。YermakのSLI記述には人物像がほとんどありません。第一に、SLIの社会での役割は、具体的な仕事で周りの不快や不便を取り除くことです。第二に、その仕事は身近な環境の良い変化や可能性をきっかけに始まり、関係を整えれば可能性を実現できるという確信に支えられています。第三に、4番のFeについては、気分を保てるのは経験した状態の範囲だけという理由から、閉じこもって見える印象を説明しています。
記述のスタイルは、要素の連鎖と発動の条件で書く定式です。記述を検証しやすい一方で、行動の具体例は、このページで扱う研究者の中で最も少ない体系です。
11Karpenkoの記述
Karpenkoは、SLIを、快適さと便利さを自分の手で作り出していくタイプとして書いています。Olga Karpenkoは、キエフの国際ソシオニクス研究所でBukalovとともに活動し、機関誌の編集にも携わってきた研究者です。SLIへの言及は、同属のSEIとの対比や第4クアドラの価値を論じる文章のなかに出てきます。
読むときの注意を2つ置きます。Karpenkoの機能番号は現行の位置番号と同じ対応です(SLIでは第1機能=Si、第4機能=Fe)。引用の中の○・■・△・▼は彼女が使うアスペクトの記号で、順にSi・Te・Ni・Feを指します。クアドラの番号は第1=アルファから第4=デルタまでで、SLIは第4クアドラ(デルタ)に属します。
快適さを作り出す主導のSi—同属SEIとの対比
Karpenkoは、1番の主導機能のSi(内向感覚)の働き方を、同属のSEIと比べてこう書いています。
まさに第1機能の符号の違いが、(SEI)は「地形の襞に収まって」、最小の努力を注ぎ、最小の行為だけを行って身を落ち着け、適応する、という事態へ導く。(SLI)は反対に、快適さと便利さの創出と保証において—しかも自分自身のそれだけについてではなく—より粘り強く、より活動的である。ここから、合理化・改善工夫への志向が出てくる。
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Именно отличие в знаке первой функции приводит к тому, что (СЭИ) «вписываются в складки местности», устраиваются и приспосабливаются, прилагая минимум усилий и производя минимум действий. (СЛИ), напротив, более настойчивы и деятельны в создании и обеспечении комфорта и удобства, причем не только своего собственного, — отсюда стремление к рационализаторству.
上の引用にある符号は、同じ要素に付く+と−の記号のことで、SEIとSLIは同じSiを1番に持ちながら、この記号が逆だとされています。言い換えると、SEIがいまある環境に身を合わせるのに対し、SLIは快適さを自分から作り出す側に立つということです。「自分自身のそれだけについてではなく」の挿入から、整える対象が周りの人にも及ぶことが分かります。
Karpenkoは、第4クアドラの人々と白い感覚の関係についても、こう書いています。
他方で、クアドラδの代表者自身が白い感覚の美的側面について語ることは稀である。というのも、それをめぐる体験や情感は、やはり○(Si)と感情の倫理(▼(Fe))との結びつきの現れだからである。そのかわり、周囲の空間を整えることに関わる事柄では、親身な助言と具体的な助けを常に当てにしてよい。(中略)第4クアドラ(デルタ)には、他のどのクアドラよりも多くの発明家と合理化提案者がいる。しかし空間とその中にあるすべてのものの改善、完成は—自己目的ではなく、四次元の白い感覚の働きの「副産物」にすぎない。
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С другой стороны, сами представители квадры δ редко говорят об эстетической стороне белой сенсорики, поскольку пережи- вания и чувства по этому поводу — все же проявление связи с этикой эмоций (). Зато вы всегда можете рассчитывать на добрый совет и конкретную помощь в том, что касается обустройства окру- жающего пространства, причем это справедливо практически для всех представителей квадры δ, независимо от типов. В четвертой квадре больше, чем в какой-либо иной, изобретателей и рациона- лизаторов. Но улучшение, совершенствование пространства и всего, что в нем находится, — не само- цель, а лишь «побочный продукт» действия четырехмерной белой сенсорики.
ここでいう白い感覚はSiのことで、記述はSLIを含む第4クアドラ全体に向いています。つまり、第4クアドラの人は心地よさを語るより、空間を整える手助けで示すということです。語らない理由に挙げられた▼(Fe)は、SLIでは4番の脆弱機能に置かれる要素です。
タイガにひとりで入る—極北での観察
KarpenkoとKarjukは、極北で働いた年月の見聞から、SLIについてこう書いています。
極北での長年の仕事(中略)で、タイガにひとりで入り、まさに自然との孤独な交わりから喜びを得ていた人には、ただひとり(!)しか出会わなかった。そのタイプがSLI(○(Si)■(Te))だったのは驚くにあたらない。残りの全員は、バスでの集団での遠出を好み、バスから遠くへは離れなかった。
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за многие годы работы на Крайнем Севере〔中略〕нам встретился единственный(!) человек, хо- дивший в тайгу в одиночку и получавший наслаждения именно от уединенного общения с ней. Не удивительно, что его тип — СЛИ ( ). Все остальные предпочитали коллективные выезды на автобусах и далеко от них не отходили.
長い年月のなかで、ひとりで森に入って自然そのものを楽しんだのはSLIだけだった、というのが観察の要点です。「驚くにあたらない」という言い方から、著者たちがこの行動をSLIらしいと予期していたことが分かります。論文の主題は同属のSEI(感覚倫理内向型)で、SLIの観察はその比較のなかにあります。
品質は「最高のものを」—2番のTeが置かれる価値
Karpenkoは、SLIが2番の創造機能に持つTe(外向論理)について、第4クアドラと第3クアドラを比べてこう書いています。
第4クアドラ(デルタ)にとっても第3クアドラにとっても黒い論理(■(Te))は価値である。両クアドラの代表者は仕事の品質、熟練の水準、プロフェッショナリズムに大きな注意を払い、喜んでそれを話題にする。しかしもっと注意深く耳を澄ませば、品質が自己価値的で自己充足的な概念であるのは第4クアドラにとってだけだと気づくだろう。「どんな品質を目指すべきか?」—「最高のものを!」。
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И для четвертой, и для третьей квадры черная логика () — ценность. Представители обеих квадр обращают большое внимание на качество работы, на уровень мастерства, профессионализм, охотно говорят об этом. Од- нако, прислушавшись внимательней, можно заметить, что только для четвертой квадры качество яв- ляется понятием самоценным и самодостаточным. «К какому качеству надо стремиться?» — «К наивысшему!».
上の引用の黒い論理はTeのことです。Karpenkoによれば、品質をそれ自体で目指す値打ちのあるものとして扱うのは第4クアドラだけです。「最高のものを!」の問答は、上限を決めずに最善を求める構えを示しています。SLIの2番のTeも、この価値のなかにあります。
遅刻の差—時間を規範で扱う
Karpenkoは、アルファとデルタのタイプの時間の扱いの差を、遅刻の頻度でこう書いています。
第4クアドラ(デルタ)では時間の直観は二次元で、規範化され、社会で受け入れられた規範に沿って組み立てられている。特徴的な例として、△(Ni)の弱い2つのタイプ—▼(Fe)○(ESE)と■(Te)○(LSE)を挙げよう。前者にとって遅刻は日常茶飯事である(中略)。後者にとっての規範は、仕事や商談に開始の20〜30分前に着くこと(中略)。ただし指摘しておきたいのは、これらのクアドラの他のタイプにとっても、時間の扱いの差はおおよそ同じだということだ: ○(Si)▼(SEI)は○(Si)■(SLI)より頻繁に遅刻する
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В четвертой квадре интуиция времени двумерна, нормирована, выстроена по нормам, принятым в социуме. Ха- рактерный пример: два типа со слабой — (ЭСЭ) и (ЛСЭ). Для первого опоздание — обыч- ное дело, как ни торопись — все равно не успеть. Для второго норма — прийти на работу или на де- ловую встречу за 20–30 минут до начала, спланировать поездку по городу с получасовым запасом времени на случай непредвиденных ситуаций. Но хочу отметить, что и для других типов этих квадр разница в обращении со временем примерно такая же: (СЭИ) опаздывает чаще, чем (СЛИ)
時間の直観はNiのことで、SLIでは3番の規範機能に置かれます。上の引用で比べられているのは、アルファのESE・SEIとデルタのLSE・SLIです。ESEとLSEはどちらもNiを4番に持ち、SEIとSLIはどちらも3番に持ちます。Karpenkoは、アルファのESEがデルタのLSEより遅刻しやすいのと同じ向きの差が、アルファのSEIとデルタのSLIのあいだにもあると見ています。
俳優になる—4番のFeという出口
Karpenkoは、第4機能を論じた論文で、SEIとSLIの例を挙げたうえでユングを引いています。
(SEI)は自分が「ずっと経理部長になることを夢見ていた」ことを発見し、(SLI)は俳優になる。まさにこの状況について K. G. ユングは書いている。「なおざりにされた機能の中に、はかり知れず高い個人的価値が隠されていることは大いにありうる。それらは、集団にとっては大きな意義を持たないにしても、個人の生にとってはこの上なく貴重な宝であり、単独の人間に生の並外れた強度と美しさをもたらす生命的価値なのである…」
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себя» в программировании и электронике, (СЭИ) обнаруживает, что «всегда мечтал стать главным бухгалтером», (СЛИ) становится актером. Именно об этой ситуации писал К. Г. Юнг: «легко может быть, что среди запущенных функций скрыты индивидуальные ценности неизмеримо высшие, которые, если для коллектива и не имеют большого значения, то для индивидуальной жизни являются драгоценнейшим кладом, жизненной ценностью, доставляющей единичному человеку чрезвычайную интенсивность и красоту жизни…» [7].
SLIの第4機能は、4番の脆弱機能のFe(外向倫理)です。言い換えると、弱い機能の領域が、かえってその人の仕事の選び方になる場合があるということです。Karpenkoはユングの一節を重ね、なおざりにされた機能に個人の宝を認めています。
小括します。KarpenkoのSLI記述の要点は3つです。第一に、1番のSiは、同属のSEIとの対比で快適さを自分から作り出す働きとして書かれています。第二に、タイガの逸話や遅刻の頻度のように、小さな行動の差でタイプを見分ける観察が中心にあります。第三に、4番のFeを俳優という出口と結び、弱い機能にも個人の価値を認めています。
記述のスタイルの特徴は、SLIを単独で描かず、SEIや第4クアドラの他のタイプと並べた比較の中で書くことです。
12Gulenkoの記述
Gulenkoは、SLIを、便利さと品質を重んじ、経済的なやり方を選ぶ「職人」として書いています。Viktor Gulenkoは、キエフで「人道主義ソシオニクス」学派を主宰する研究者です。
Gulenkoの体系は標準のモデルAから離れた後発の独自体系で、独自のモデルG、DCNHサブタイプ、独自のタイプ名(SLIは「職人」)を持ちます。用語が標準体系と紛らわしいため、Gulenkoの記述は他の研究者の記述と混ぜずに扱います。資料は『64の肖像』(2019年)のSLI章、Wikisocionに再録されたプロファイル、論文「認知の形式」です。
プロファイルから—便利さと有形の見返り
Gulenkoは、SLI章の冒頭で、SLIが何を大事にするかをこう書いています。
SLIは便利さと品質を高く評価する。服装では、見栄えよりも快適さを優先する。触覚と異質な匂いに敏感に反応する。自然との静かな交わりを楽しみ、家族や友人に思いやりがある。
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SLI values convenience and quality. She gives preference to comfort rather than appearance in clothing. She reacts sensitively to touch and any extraneous odors. She enjoys quiet communion with nature and is caring in relation to family and friends.
言い換えると、SLIは見た目より、体に心地よいかどうかで物を選ぶということです。触覚や匂いへの敏感さまで書いている点に、体の感覚から入るGulenkoの見方が表れています。1番の主導機能にSi(内向感覚)を持つタイプの、身の回りの選び方として読めます。
また、Gulenkoは、近くで付き合うと見えてくる働き方の特徴を、こう書いています。
近接した接触で目立つようになるSLIの行動の主要な特性は、実用主義と有形の見返りへの志向である。SLIは常に経済的で慎重であり、無料で、または熱意だけで働くことはない。仕事をいくぶん困難をもって始める。通常、活発に働き出すまでにいくらかの時間が経過するが、いったん何かを始めると、最後の一滴まで絞り出そうとする。(中略)行動においては、SLIは完全な独立を目指す。馴染みのない人々が彼女に近づくのを許すが、彼女に実際の影響を与えることはできない一定の点までである。
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The main features of SLI’s behavior that become noticeable during close contact are pragmatism and orientation to tangible returns. SLI is always economical and prudent, never working for free or on enthusiasm alone. She begins work with some difficulty. Usually, some time passes before she is actively working, but once she has started on something, she then tries to squeeze things to their very last drop.〔中略〕In behavior, SLI strives for full independence. She allows unfamiliar people to get close to her, but only up to a certain point where they can’t have a real impact on her.
SLIにとって仕事は、目に見える見返りと引き換えに引き受けるものです。動き出すまでは遅いものの、いったん始めると最後まで粘ると書かれています。行動の面でも、他人の影響を一定のところで止める独立を目指すとされています。
同定の手がかり—歩き方と、同意しない話し方
Gulenkoは、SLIを見分ける手がかりとして、表情と歩き方をこう書いています。
SLIは顔の表情でよく定義される。外見は感情の欠如によって特徴づけられ、それは外側からは冷たさや神秘性、または近づきがたさや内的な脆弱性として知覚される。(中略)SLIは特徴的な歩き方をもち、これがこのソシオタイプ(当サイトでいうタイプ)を判定するのに大いに役立つ。すなわち、よちよちと、非常にバネのある、わずかに曲げた脚で、忍び寄るように歩く。
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SLI is well-defined by the expression of the face. The external appearance is characterized by a lack of emotion, which from the outside is perceived either as coldness and mystery or as inaccessibility and internal vulnerability.〔中略〕SLI has a characteristic gait, which helps a lot in determining this sociotype: waddling, very sprung, on slightly bent legs, as if creeping.
Gulenkoは、歩き方をSLIの判定に大いに役立つ特徴に挙げています。冷たさや近づきがたさという外からの印象も、感情が顔に出ないことから来るという説明です。同じ表情が、見る人によっては内側の脆さとして受け取られる、とも書いています。
さらに、Gulenkoは、会話で目立つSLIの様式を、こう書いています。
注意を引く、SLIのコミュニケーション様式の特異性は、評価における懐疑と判断における大きな頑固さである。SLIは初めから会話相手に同意しないように指向されている。論争は無期限に続くことがある。言葉では同意しても、自分の意見を保ち続ける。
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The peculiarities of SLI’s manner of communication that attract attention are skepticism in evaluations and great stubbornness in judgements. SLI is oriented from the very start to not agree with her conversation partners. Arguments can last indefinitely. Even if she agrees in words, she will keep her opinion.
Gulenkoによれば、SLIは論争を長引かせてでも自分の判断を保ちます。言葉のうえで同意しても意見は変わらないため、表向きの合意と本人の考えが食い違うことがあると読めます。Gulenkoは、この懐疑と頑固さを、会話からSLIを見分ける特徴として挙げています。
氷山と怒りの閃き—感情を言葉にしにくい弱さ
Gulenkoは、自己改善の節で、SLIの弱い特性を二人称でこう書いています。
弱い特性は、他者に感情を表現できないことであり、これがあなたを冷たく無情な人物だと考えさせる原因となるかもしれない。あなたに固有の内的緊張は、ときに、感情を抑え込むのが難しいときに、怒りや攻撃性の閃きを引き起こす。後でこれを後悔するかもしれない。(中略)感情のニュアンスを表現するのが難しいので、感傷性ではなく冗談めいた仕方で話すことを好む。これゆえ、ときに誤解されることがある。失敗を沈黙と孤独の中で耐えることを好む。状況の誤解を避けるために、パートナーを信頼し、真剣な口調で話すよう努めよ。
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Your weak trait is an inability to express your feelings to other people, which may cause others to think of you as a cold and heartless person. Internal tensions that are inherent to you sometimes prompt flashes of anger and aggression when you find it hard to contain your emotions, and you may come to regret this later.〔中略〕Since displaying emotional nuances is hard for you, you prefer to talk in a joking manner as opposed to sentimentality. Due to this, you can sometimes be misunderstood. You prefer to endure failures in silence and solitude. To avoid any misunderstanding of situations, try to trust your partner and talk to them in a serious tone.
SLIの場合、弱さは感情を言葉にしにくいことから誤解されやすい点にあります。抑えていた緊張が怒りとして出て、後から悔やむという順番まで書かれています。そのうえでGulenkoは、パートナーを信頼して真剣な口調で話すという処方を添えています。
「漂流して順風を待つ」—論文「認知の形式」から
Gulenkoは、論文「認知の形式」で、SLIの考え方の進み方をこう書いています。
SLIはいわば「漂流して横たわり」、順風を待っている。状況が好都合になると、ただちに自己組織化が働いて素早い思考が始まり、入ってくる情報を次々にたどって、成功する見込みの最も高い選択肢と最も低い選択肢を見分ける。
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*SLI* 'lies in a drift' as it were awaiting favorable wind. Once the situation becomes favorable, self-organization immediately takes hold and rapid thinking initiates, scrolling through incoming information, identifying options most and least likely to succeed.
つまり、SLIの思考は、状況が有利になるのを待ってから一気に動き出すということです。待つあいだは動いていないように見えても、好機が来たときの選別は速いとGulenkoは書いています。プロファイルにあった「始めるまでは遅く、始めると最後まで絞り出す」働き方と、同じ順番の観察です。
モデルG—番号の並びが標準と違う独自モデル
『64の肖像』のSLI章の後半は、同じ人物像を、Gulenko独自のモデルGの8つの位置に置き直しています。モデルGとモデルAで番号が一致するのは、位置1のSiと位置3のNiだけです。読むときの注意として、ほかの位置はモデルGの5番がモデルAの2番、6番が5番、7番が4番というように読み替えます。
Gulenkoは、モデルGの6番目の「双対機能」に置いた機会直観、つまり5番の暗示機能のNe(外向直観)について、こう書いています。
SLIは自分の能力と業績が評価されるのを好む。結果が気づかれない、または認められないと、試みる意欲を失う。(中略)日常生活から気を散らしてくれる新しい普通でない状況を必要とする。(中略)励まされ霊感を受ける必要がある。さもなければ、リラックスして憂鬱に陥る。(中略)彼女との会話では、賛辞と賞賛の言語で話し、素早い成功を約束する必要がある。
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SLI likes when her abilities and achievements are appreciated. If her results are not noticed or acknowledged, then her desire to try is lost. If her abilities are not needed for a long time, she can even become sick. She needs new, unusual situations to distract her from everyday life. If an event is uninteresting to her, she will not hesitate to do her own business or simply shut off. She needs to be cheered up and inspired, otherwise she relaxes and falls into melancholy. Without new exciting goals, her physical tone falls. In conversations with her, you need to talk in a language of compliments and praise to assure a speedy success. Her condition is optimal when success is just out of reach, although still possible.
言い換えると、SLIは新しい状況と励ましを外から受け取れないと、意欲を保てないということです。Gulenkoは、会話の相手が賞賛の言葉と早い成功の見通しを示す必要があるとまで書いています。SLIの双対は、Neを1番に持つIEEです。
Gulenkoは、モデルGの7番目の「制動機能」に置いた感情倫理、つまり4番の脆弱機能のFe(外向倫理)について、こう書いています。
感情の発現において対照的で、大洋の氷山のように冷たく自分に没入することがある。逆に、感情的に興奮し精力的になることもある。SLIは感情的な発現の度合いによって人間関係を評価する。激しい感情は不安定さと悪い関係の指標である。衝突中、論争に巻き込まれず、単に去ることを好む。しかし、衝突する当事者が彼女を傷つけるなら、厳しい仕方で応答する。見知らぬ人には率直でない。誰かが内的経験に貫こうとしたり、魂を掘り返そうとしたりするのを好まない。言葉なしに理解されるべきである。
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Contrasting in the manifestation of her emotions, she is cool and immersed in herself like an iceberg in the ocean; on the contrary, she can become emotionally excited and energetic. SLI assesses human relationships by the degree of emotional manifestations. Stormy emotions are an indicator of instability and bad relations. During a conflict, she prefers not to get involved in the dispute, but simply to leave. However, if conflicting parties hurt her, she will respond in a harsh manner. She is not frank with strangers. She doesn’t like when somebody tries to penetrate her inner experiences and dig into her soul. She should be understood without words.
SLIの場合、感情の衝突への対処は、議論に加わらずその場を離れることが先に来ます。自分が傷つけられたときだけ厳しく応じる、と条件つきで書かれています。自己改善の節と同じく、感情を人前に出す場面が限られていることが、位置の記述でも繰り返されています。
職場での「職人」—上司としてのSLI
Gulenkoは、Wikisocionに再録されたプロファイルの上司の節で、SLIの管理の仕方をこう書いています。
SLIは他の誰よりも、自分の創造物を個人化する能力、つまり人々の個人的なニーズに適応させる能力を持っている。(中略)階層的リーダーシップへの傾きはほとんど表れていない。権力の最高レベルを目指すのではなく、「黄金の中庸」のポジションを好む。管理と統制を力による圧力ではなく、経済的手法で実行する。規模と壮大さ、大きな目標の設定、リスクのある活動の引き受けと管理の能力に欠けるため、中小企業の管理に最も適している。
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SLI as no one else is able to personalize his creations i.e. adapt them to the personal needs of people.〔中略〕His inclination to hierarchical leadership is barely expressed. He doesn't aspire to the highest levels of power but prefers the "golden median" position. He executes his management and control not by forceful pressure but by economic methods. He lacks in scale and magnitude, in setting of major goals, in ability to take on and manage risky activities, thus he is most fit for management of small and medium enterprises.
上司としてのSLIの強みは、作ったものを一人ひとりの必要に合わせることにあります。一方で、大きな目標やリスクのある事業は得意でないとされ、Gulenkoは中小企業の管理がいちばん向くと書いています。人を動かす手段も、力による圧力より経済的な手法に置かれています。
小括します。GulenkoのSLI記述で一貫しているのは、便利さと実用を基準に動く「職人」の姿です。第一に、SLIは見た目より体の心地よさと有形の見返りで物事を選びます。第二に、会話では懐疑的で同意せず、感情を言葉にしにくいため、冷たいと誤解されやすいとされます。第三に、論文「認知の形式」は、好機を待ってから素早く選ぶという思考の順番を書いています。
一方、モデルGの位置の並びは標準のモデルAと番号が対応しないため、プロファイルの観察は「Gulenkoの観察」として扱い、構造の主張は別の体系のものとして扱います。記述のスタイルは、歩き方や話し方のような外から見える手がかりを多く書き込む点に特徴があります。
13その他の論者の記述
主要な研究者以外の論者たちも、SLIを、快適さを自分の手で整え、労力を最小限に抑える人物として書いています。この章では、記述の系譜を補う小さめの資料を、著者ごとに短く引用します。記述の確度と知名度には幅があり、サイト由来の編纂資料も含みます(出典行で区別できます)。目的は網羅ではなく、観察の一致点と、記述の形式の多様さを示すことです。
Weisband—初期ハンドブックの「氷山」
Weisbandは、アウシュラの資料をもとにした初期の手引きで、SLIの仕事ぶりをこう書いています。
海の中の氷山。彼は頑固で、引きこもりで、ほとんど常に同様に冷たく謎めいている。彼の動きは静かで、正確で、非常に経済的である:他の人々はしばしば彼の結果が投資された努力を不釣り合いに超えているという印象を受ける。(中略)最初は彼がすべてをクールに、無関心にやっているように見えるかもしれない。しかし、徐々に彼のゆっくりしたペースが彼の人生の一般的なテンポを反映していることが明らかになる:リラクゼーションと完璧の組み合わせ。
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An iceberg in the ocean. He is obstinate, reclusive, almost always equally cold and enigmatic. His movements are quiet, precise, and very economical: other people often get an impression that his results disproportionately exceed the efforts invested. He is characterized by non-ostentatious quiet persistence and reliable accomplishment of everything he commenced, internal responsibility for deeds and modesty. Like a typical Briton, he is not ostentatious in his attitude towards work, as well as not demonstrative in revealing his feelings at all. At first he may seem to do everything coolly, carelessly. But gradually it becomes clear that his unhurriedness reflects his general tempo of life: a combination of relaxation and perfection.
つまり、SLIのゆっくりしたペースは、くつろぐことと仕上がりの完璧さを両立させる生活のテンポだということです。外からは冷たく無関心に見えても、Weisbandは少ない動きで大きな結果を出すことをこのタイプの特徴に置いています。
Prokofieva—感覚の楽しみと傷つきやすさ
Prokofievaは、SLIの日々の楽しみ方を、こう書いています。
強い感覚機能に助けられて、SLIは通常、食事の準備が得意であり、それは彼らにとってある種の神聖な儀式のようなものとなりうる。たとえSLIがカナリア諸島の別荘ではなくモスクワ郊外の小さなアパートしか持っていなくても、どうか信じてほしい、彼あるいは彼女は朝露に濡れた草の上でのジョギング、咲き誇るライラックの香り、そして新鮮なミルクの一杯を楽しむ術を知っているのである。
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Aided by strong sensing functions, SLIs are typically good at food preparation, which for them may be a kind of sacred ritual. Even if the SLI does not have a villa in Canary Islands but only a small apartment on the outskirts of Moscow, please, believe, he or she will know how to enjoy a morning jog on dew covered grass, the smell of blossoming lilac, and a mug of fresh milk.
上の引用で、Prokofievaは、住まいの広さや豪華さに関係なく、身近な感覚を味わう術をSLIの強みに挙げています。冒頭で「強い感覚機能」と書いているとおり、この楽しみ方を1番の主導機能のSi(内向感覚)と結びつけています。
続けて、Prokofievaは、SLIの傷つきやすさをこう書いています。
誤解されることを密かに恐れて(SLIは非常に傷つきやすい)、SLIは他の人々への本当の態度を隠すことを好み、それをまったく見せようとしない。しかし、もしSLIが公衆の面前で辱められたり、からかわれたりすると、彼あるいは彼女は涙をこらえきれなくなったり、かんしゃくを起こして侮辱者に怒鳴り始めることがある。このタイプの代表者はどんな些細な侮辱も記憶しており、深刻な口論の後は永遠に関係を断ち切ることができる。
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Being secretly afraid of being misunderstood (SLIs are very vulnerable), the SLI will prefer to hide his or her real attitudes towards other people, and won’t show them at all. However if the SLI is humiliated or made fun of in public, he or she can burst into tears, lose their temper and start shouting at the offender. Representatives of this type remember the smallest offenses, and after serious quarrels they are capable of breaking relations forever.
言い換えると、SLIはふだん人への態度を隠していても、人前で辱められると感情を抑えきれないということです。関係を断つという記述も、傷つきやすさから続く行動です。SLIの4番の脆弱機能はFe(外向倫理)なので、人前の感情の場面が弱点になるというモデルの位置づけと方向が揃います。
Meged & Ovcharov—姿勢と快適さの描写
サブタイプ理論の提唱者でもある2人のプロファイルは、外見と振る舞いの描写から入ります。MegedとOvcharovは、SLIの姿勢と周囲への反応を、こう書いています。
観察されたり見つめられたりするのを好まず、脇に控えることを好む。冷淡で、高慢で、近寄りがたく見えることがある。快適でリラックスしたポーズをとり、しばしば背中を丸めて座席から少し滑り落ちる。環境の中のわずかな不快感にも気づく—騒音、不快な匂い、温度の変動など。快適さの必要なレベルの創造と維持の問題において非常に積極的だが、過剰はなく、便利さを何よりも重んじる。
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He doesn’t like when he is examined and stared at, prefers to keep aside. May seem callous, haughty, and unapproachable. Adopts poses that are comfortable and relaxed, frequently slouches and slides off his seat a little. He notices the slightest discomfort in his environment: noises, unpleasant smells, temperature oscillations. Very enterprising in matters of creation and maintenance of the necessary levels of comfort, but without excesses; he values convenience above everything else.
Meged & Ovcharovの描写では、座り方ひとつにも快適さを優先する姿勢が表れています。騒音や匂い、温度のわずかな変化に気づくという記述は、Prokofievaが書いた感覚の楽しみ方と同じ方向です。「過剰はなく」という限定がつくので、便利さの範囲で快適さを整えるという点も分かります。
Golihov—味覚の専門家と修理の趣味
Golihovは、機能の位置ごとに人物描写を並べる形式で書きます。番号づけは独自ですが、第1機能がSi、第2機能がTeで、この2つは現行の配置と一致します。Golihovは、第1機能のSiの節で、SLIをこう書いています。
自分を味覚の専門家だと最も考えている。もし自分が暑さを好むなら、寒さを好む者はみなセイウチだ。もし自分が寒さを好むなら、暑さを好む者はみな寒がりだ。健康問題において非常に自信がある。自分の健康についての意見を医師の意見よりも「上」に置くことがあり、あるいは彼らを軽く見ることさえある。
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Most consider themselves experts in taste, if I love the heat, all who love the cold - walruses. If I love the cold, all who love the heat - Merzlyakov. It is very self-confident in matters of health, may put their opinions about health “above” the opinions of doctors or even treat them lightly.
Golihovの描写では、自分の感覚を基準にして、他人の感じ方もそれで測る姿が、誇張を交えて書かれています。健康について医師より自分の意見を上に置くという記述も、体の感覚に対する自信の表れと読めます。
第2機能のTeについては、Golihovはこう書いています。
複雑な日用品の修理は彼らの好きな趣味である。なぜなら客体論理の活発な作業が必要だからだ。もしこの機能を実現できなければ、物を修理するためにわざと壊すことがある。物をその本来の目的以外に使うことがある:顕微鏡を釘を打つ道具として。
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Repair complex everyday objects - their favorite hobby, because this requires active work on the logic of the object. If you can not be implemented for this function - can deliberately break things, then to fix them. They can use some items are not for its intended purpose: the microscope as a way to hammer nails.
上の引用にある客体論理は、2番の創造機能のTe(外向論理)のことです。Golihovは、物の仕組みを扱う作業そのものを楽しみにする姿を、この位置に結びつけています。修理のためにわざと壊すという誇張には、軽い語り口のなかで機能の配置を示すGolihovの書き方がよく出ています。
socionics.ua—特徴の箇条書き
ウクライナのソシオニクス系サイトのプロファイルは、特徴を箇条で並べる形を取ります。socionics.uaは、SLIの特徴の1項目をこう書いています。
経験を蓄積する;投入しなければならない労力の量を最小限にするためにすべてを最適化する;創造的な怠惰—適切な機会やアイデアが現れるまで会話の中で怠けている、発明的である
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collects experiences; optimizes everything to minimize amount of effort that has to be put in; creative laziness, idles in conversation until the right opportunity or idea presents itself, inventive
ここでいう「創造的な怠惰」とは、適切な機会が来るまで力を使わずに待つことです。労力を最小にするための最適化と並べて書かれているので、待つことも最適化の一部として扱われていることが分かります。Weisbandが書いた「非常に経済的」な動きと、同じ観察の別の言い方です。
Piatnitskiy—感情表現の乏しさの理由
Piatnitskiyは、ブロックごとに記述を分けています。Piatnitskiyは、超自我ブロック(Ni・Fe)の項で、SLIの感情の扱い方をこう書いています。
感情的な状況に対しては、もっぱら人々の感情世界に関する自分自身の理解に基づいてのみ対処する。状況の感情面と適切な対応方法を関連づける必要性は深刻な困難を引き起こす。自らの表出の適切さに確信が持てないため、強く激しい感情を外に表すことを避ける傾向があり、その結果、感情表現の乏しい人物という印象を与える。ネガティブな感情の領域には精通していない。
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To deal with emotional situations only on the basis of their own understanding of the emotional world of people. The need to relate the emotional side of the situation with the appropriate way to respond causes severe difficulty. Not sure of the adequacy of their manifestations, so tends not to express outwardly strong and turbulent emotions than the impression maloemotsionalnogo person. Not versed in the area of ??negative emotions
言い換えると、SLIの感情表現が乏しく見えるのは、表し方が場に合っているかに確信が持てず、強い感情を控えるからだということです。外からの印象と内側の理由を分けて書いた記述で、4番のFeが弱いという配置を、本人の側の迷いとして説明しています。
Beskova—男女別の肖像と実例談
Beskovaは、男女別の肖像に実生活からの話を添える構成を取ります。Beskovaは、男性のSLIの恋愛を、こう書いています。
遠くから、目だけで恋に落ちることができ、偶然彼の心を捕えた人を長い間観察する。この場合、本質的に観照的な性格であるため、数ヶ月、さらには数年間もこの状態で過ごし、何の行動も起こさないことがある。(中略)男性SLI〔原文: ガビン〕の実生活からの話:「私は医学部で学んでいて、ある女の子がとても魅力的に見えた。そして私は歩き回りながら彼女を見つめ、丸6年間彼女のことが好きだった。そしてその後の研修医時代の2年間も同様だった。それから学校を終えた。しばらくして彼女に電話をかけ、結婚を申し込んだ。彼女は承諾した。こうして我々は結婚した。」
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He is capable of falling in love from a distance, only by eyes, observing the person who randomly captured his heart for a long time. In this case, being a contemplator by his nature, he can spend months and even years in this state and not take any action.〔中略〕A story from real life of male GABIN: “I was studying in medical school, and one girl seemed very attractive to me. And I walked around and looked at her, and for entire 6 years I continued liking her. And the next 2 years of residency as well. Then I finished with school. After some time I called her and asked her to marry me. She agreed. Thus we became married.”
つまり、BeskovaはSLIを、好意を抱いても長く観察を続け、行動に移すまでに年単位の時間をかける人として描いています。医学部と研修医の8年という話は極端ですが、観照的な性格という一般化を、実生活の話で裏づける書き方です。検証の難しさは23章で扱います。
Socioscope—不平の読み方
Socioscopeは、SLIの不平の読み方を、こう書いています。
彼らの不平は、不満ではなく満足を示す。逆に、条件を褒め、キッチンの状況について満足を表現している場合、これは即座の注意が必要な本当の苦痛を示している。
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if he displeased grumbles at all - and it is not so, and he is not that way - then, he's all right. Distress signal - his argument that he likes in his life and the surrounding people. In general, if he grumbles that unsweetened tea again, do not jump up and give him the sugar bowl, and if he begins to praise the taste and convenience of the situation in the kitchen - the urgent need to take action!
上の引用の要点は、SLIの不平は満足のしるしで、褒め言葉のほうが危険信号になるという逆転です。Piatnitskiyが書いた感情表現の控えめさと合わせると、外に出る態度だけでは内側の状態を判断しにくいタイプとして描かれていると読めます。
その他の論者
Blohinはキーワード列挙型のプロファイルで、SLIの目標を「最小限の努力で生活から最大限の快適さを得ること」と書き、「才能ある怠け者」「えんどう豆の上に寝たお姫様」という句も並べます。容認できないものには平等主義・騒音・匂い・よそ者の接触を、好きなものには賞賛と金銭的報酬を挙げています。列挙の冒頭にある感情を表に出さないが時に激しく爆発するという項目は、Prokofievaの記述と同じ方向です。
Composite・Beskova—外から示されるものを受け取る
最後に、系統の違う2つの資料が、SLIが外から示されるものを受け取る場面を書いています。Wikisocionに掲載された編纂プロファイル(Composite)は、機能の位置ごとの記述のうち、5番の暗示機能のNe(外向直観)の項で、SLIをこう書いています。
自分がほとんど存在を知らなかった人々に注意深く研究され「見抜かれた」ことを知ると本当に驚く。しかし、それによって脅かされるとは感じず、むしろ嬉しく思ったり面白がったりする。
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They are genuinely surprised to learn that they have been studied carefully and "figured out" at a distance by people they barely knew existed. Yet they do not feel threatened by this, but rather flattered or entertained.
言い換えると、SLIはよく知らない相手に自分を見抜かれても、脅威より嬉しさや面白さを感じるということです。他人から注意深く研究されることを、この編纂プロファイルは楽しめる経験として書いています。
Beskovaは、女性のSLIが周囲を楽しませる手段を、こう書いています。
ちなみに、SLI〔原文: ガビンカ〕の主要な「切り札」の一つであり、それによって周囲の人々をうまく楽しませるのは、あらゆる可能な秘教的占いシステムである。それらに注意を払いながら、時間の経過とともにタロット占い、占星術予報、風水、物の占い、その他の類似したシステムに非常に精通するようになる。それらは、彼女がとても漠然とした考えしか持っていない未来を垣間見る助けとなる。
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By the way, one of the main “aces” of GABENKA, with the aid of which she successfully entertains those around her, are all possible esoteric systems of divination. Giving these her consideration, over time she becomes very knowledgeable in tarot reading, astrological forecasts, feng shui, object divination and similar other systems. They help her glimpse into the future, about which she has very vague idea.
Beskovaによれば、占いは、周りを楽しませる手段であり、本人にとっては漠然とした未来を垣間見る手がかりでもあります。2本を並べると、自分や自分の先行きについて外から示されるものを、SLIが嫌わずに受け取る姿が、別々の資料に書かれていることが分かります。
小括します。小論者の記述は形式こそばらばらですが、中身には共通の観察が繰り返し現れます。第一に、労力を抑え、少ない動きで結果を出すという観察で、Weisband・socionics.ua・Blohinに見られます。第二に、身近な感覚と快適さへの鋭さで、Prokofieva・Meged & Ovcharov・Golihovが書いています。第三に、感情を表に出さず、外の態度と内側の状態がずれるという観察で、Prokofieva・Piatnitskiy・Socioscopeに見られます。
一方で、性別ごとの一般化や、誇張を交えた実例談など、そのままでは検証が難しい記述もこの資料群に多く見られます。形式は初期の手引き・機能位置別の描写・箇条書き・男女別の肖像・キーワード列挙と分かれますが、記述のスタイルとしては、逸話と誇張を交えた軽い語り口が目立ちます。機能の配置を、食事や修理や恋愛といった具体的な場面に置き換える書き方です。
14研究者間の差分を総括する
この章には新しい引用はありません。研究者ごとの章で示した記述を、当サイトの責任で突き合わせます。
反復して現れる観測
研究者・時代・学派をまたいで繰り返される観測は、次の5つに整理できます。
- 身の回りの感覚の小さな乱れに気づき、快適さを自分の手で整える。臭いや音への苛立ち(Stratiyevskaya)、騒音・匂い・温度の変化(Meged & Ovcharov)、触覚と匂いへの敏感さ(Gulenko)、部屋のどこが暖かいか(Bukalov)。周りの人の快適さまで整える記述も、アウシュラ・Bukalov・Karpenkoに共通します
- 労力と見返りを勘定し、身の回りを安く便利に直す。収容所のパンとカロリーの計算(アウシュラ)、節約と実際的な改善(Reinin)、無料では働かない(Gulenko)、合理化への志向(Karpenko)、労力を最小にする最適化(socionics.ua)
- 動き出すきっかけを外から受け取る。目標を他者から借り、支えを待つ(アウシュラ)、身近な環境の良い変化に反応する(Yermak)、順風を待ち、励ましがないと意欲を失う(Gulenko)、機会が来るまでの「創造的な怠惰」(socionics.ua)
- 感情を顔と言葉に出さず、内側では傷つきやすい。笑うときも外れない仮面(アウシュラ)、目の前のスクリーン(Filatova)、批判を拷問のように耐えても見せない(Stratiyevskaya)、非常に傷つきやすい(Prokofieva)。踏み込まれたり傷つけられたりすると激しく出るという記述も、Filatova・Gulenko・Prokofievaに共通します
- 感情のぶつかる場面から距離を取る。距離の調整で関係の問題を解く(Reinin)、感情的な爆発から距離を置く(Bukalov)、衝突では論争せず去る(Gulenko)、交流で心理的な距離を保つ(Filatova)
ただし、この一致を独立した観測の収束と呼ぶことはできません。アウシュラ以後の研究者は同じ理論共同体に属し、用語も先行記述も互いに受け継いでいます(系譜は02章)。
そのため上の5つには、研究者ごとに別の資料で書かれた観察だけを挙げました。同じ研究者の書籍とWikisocion再録は1つに数え、アウシュラの資料に基づくWeisbandと、キーワードの列挙で観察の記述ではないBlohinは数に入れていません。正確には、互いに参照し合う文献の中で繰り返されてきたモチーフであり、SLI記述の共有された部分と見てよい範囲です。
観測点の食い違い
一方で、単純に合わせられない食い違いもあります。
第一に、議論への構えです。Reininは、SLIは決して議論も証明もせず、衝突から逃げると書きます。一方、Gulenkoは、SLIは初めから相手に同意しない構えで話し、論争が無期限に続くことがあると書きます。会話と衝突という場面の違いとして両立させる読み方はできますが、それは当サイトの整理です。
第二に、新しさへの向きです。どちらも5番の暗示機能のNe(外向直観)の記述で、Reininは、SLIが新しさを楽しむのは筋道が最初から分かっている枠の中だと書きます。一方、Gulenkoは、SLIは日常から気をそらす新しい普通でない状況そのものを必要とすると書きます。
第三に、4番の脆弱機能のFe(外向倫理)の扱いです。Stratiyevskaya・Filatova・Gulenkoは、4番のFeを感情を表に出さずに守る領域として書きます。一方、Karpenkoは「SLIは俳優になる」と書き、なおざりにされた機能に個人の価値を認めています。
第四に、顔つきの観察をどこまで強く言うかです。アウシュラは「すべてのSLI」に張り詰めたマスクがあると書き、Gulenkoは歩き方を判定に大いに役立つ特徴に挙げます。Filatovaは、無表情の様子を「純粋に外面的な印象」と断っています。同じ観察でも、判定の根拠に使うかどうかで記述の性格が変わります。
記述ジャンルの偏り
研究者ごとの章の資料は、記述の様式が研究者ごとに違います。
例えば、アウシュラは観察にSLI本人である共著者の注記を並べ、Reininは独自の番号ごとの領域と助言で書きます。Bukalovは職場の配置や政治家の分析に使い、Stratiyevskayaは8つの位置を順に強い言い切りで書きます。Filatovaは小説の人物と外見を添え、Yermakは要素の連鎖と働き出す条件だけで書きます。Karpenkoは同属のSEIと比べ、Gulenkoは歩き方や話し方のような外の手がかりで書きます。
このように、定式だけで書くYermakと、逸話と誇張を交えるGolihovやBeskovaのあいだの幅に、引用した論者は位置します。同じSLIの観察でも、どの様式の記述かによって扱い方が変わります。
確からしい観測と、単一の研究者の主張
SLIについて確からしいのは、複数の文献に繰り返し現れる5つの観測です。逆に、単一の研究者にしか現れない記述(大統領クチマの判定・歩き方による判定・小説の人物ケスターによる同定)は、その研究者の主張です。15〜23章では、この区別を前提に、二分法・次元性・クアドラ・関係という理論の各論を扱います。
15二分法から見るSLI
二分法は、16タイプを8タイプずつの2つの群に分ける分け方です。基礎になる4つ(外向/内向・直観/感覚・論理/倫理・合理/非合理)はユングの類型論に由来し、SLIは内向・感覚・論理・非合理に属します。
その後Reininが、この4つを含む15の特性へ体系を広げました。この章では、基礎の4つの定義、レイニン特性の成り立ち、SLIが例として書かれた特性、群への振り分けを順に扱います。
基礎の4二分法—内向・感覚・論理・非合理
ユングは、外向の構えを、こう定義しています。
対象や客観的事実への指向性が非常に強く、最も頻繁に行われる重要な判断や行動が、主観的な価値観ではなく客観的な関係性によって決定される場合、これを外向的態度と呼ぶ。
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when the orientation to the object and to objective facts is so predominant that the most frequent and essential decisions and actions are determined, not by subjective values but by objective relations, one speaks of an extraverted attitude.
ユングの定義では、外向とは、判断や行動が主観的な価値観より客観的な関係で決まる構えです。SLIは、この対の反対側である内向の構えのタイプに置かれます。
非合理については、ユングは定義の章でこう書いています。
私がこの語を使うとき、それは理性に反するものではなく、理性の領分の外にあるもの—したがってその本質が理性によっては基礎づけられないもの—を指している。
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As I make use of this term it does not denote something contrary to reason, but something outside the province of reason, whose essence, therefore, is not established by reason.
つまり、ユングのいう非合理は、理性の外にあって、理性では根拠づけられないものを指します。SLIが非合理型とされるのは、1番の主導機能のSi(内向感覚)が、判断でなく知覚の要素だからです。
ソシオニクス側では、Stratiyevskayaが理論編で、合理と非合理をこう定義しています。
合理的人格タイプは合法則的なものに方向を定める—そのため彼らは周囲の環境と一貫して、計画的に、合法則性を観察しつつ、結論に基づいて相互作用する。あらかじめ自分の行動を考え、置かれる状況をあらかじめプレイし、何より重要なのは、そこからの出口を考え抜こうとする傾向で区別される。(中略)非合理タイプは予測不能、振る舞いの自発性で区別され、即興の状況においてよりよく感じ、合法則性ではなく偶然性に多く方向を定める。
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Рациональные типы личности ориентируются на закономерное — поэтому они взаимодействуют с окружающей средой последовательно, планомерно, наблюдая закономерности и основываясь на выводах. Отличаются стремлением заранее продумывать свои действия, заранее проигрывать ситуацию, в которую они попадут, а главное — продумывать выход из нее. […] Иррациональный тип отличается непредсказуемостью, спонтанностью поведения, он лучше себя чувствует в импровизированной ситуации, больше ориентируется на случайности, а не на закономерности.
言い換えると、非合理タイプは法則より偶然に向き、即興の状況のほうを居心地よく感じるということです。SLIについては、Reininが予期せぬ状況を「素晴らしい!」と迎える助言を書いており(06章)、この定義と同じ向きの記述です。
一方、ユングは内向的感覚型を、外からは理性的な自己制御のほうが目立つ型として書いていました(02章)。内側の構えは非合理でも、外からは理性的に見えることがあるという点が、SLIの二分法を読むときの注意になります。
レイニン特性の誕生—本人の証言
15特性への拡張の経緯を、Reinin本人が一人称で、こう語っています。
きっかけは、アウシュラの仕事『人間の双対的本性』でした。そこには「貴族/民主」という特徴が記述されていたのです。ここからすべてが始まりました。(中略)こうした特徴が11個あり、ユング的なものを合わせて全部で15個だ、ということでした。
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Толчком послужила работа Аушры «Дуальная природа человека». В ней был описан признак «аристократы-демократы». Вот с него все и началось. […] Математически оказалось, что таких признаков одиннадцать, а всего – вместе с юнговскими – пятнадцать.
つまり、レイニン特性の出発点はアウシュラの著作にあった1つの特徴で、そこから新しい11個が見つかり、ユング由来の4つと合わせて15個になったということです。Reininは、自分の体系の始まりを、創始者の記述に置いて振り返っています。
利益の特性—アウシュラが書き留めたSLIの言葉
SLIは、15特性のうち、貴族主義・質問・構成主義・利益などの側に入ります。このうち資源/利益は、古い資料で「譲歩/頑固」と呼ばれてきた特性です。
そのうえでアウシュラは、頑固の側に入るSLIの1人の言葉を、こう書き留めています。
それゆえ私には、頑固は譲歩的より、より閉ざされた、より重い生活様式を送るように見える。頑固の観点からは—すべて逆。「ILE〔原文: ドン・キホーテ〕たちには耐えられない」とあるSLI〔原文: ギャバン〕が言った、「彼らの顔には『働け、働け』と書いてある」。
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Поэтому мне лично кажется, что упрямые ведут более скрытный, более тяжелый образ жизни, чем уступчивые. С точки зрения упрямого — все наоборот. «Не переношу я этих Дон Кихотов, — сказал один Габен, — у них же на лице написано: “работать, работать”».
言い換えると、頑固と譲歩は、おたがいの暮らしを重いものと見合っているということです。SLIの言葉は頑固の側から見た例で、譲歩の側のILEの顔つきを、働けという催促として受け取っています。ILEは、SLIから見て準双対の関係にあるタイプです。
同じ節でアウシュラは、頑固の側の体の反応について、こう書いています。
身体的方法で状況を解決する傾向、誰かを叩きたい予期せぬ無意識的願望は—頑固の特徴。SLI〔原文: ギャバン〕はしばしば「叩きたい願望で手が震える」と訴える。SEE〔原文: ナポレオン〕は「手がうずく」。
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Склонность решать ситуации физическим способом, неожиданно возникающие неосознанные желания кого-то избить — черта упрямого. Габен (СЛИ) нередко жалуется, что «руки тряслись» от желания ударить или избить. У Наполеона (СЭЭ) «руки чешутся».
つまり、アウシュラは頑固の側に、状況を体の動きで片づけようとする衝動を見ています。SLIの例は、同じ利益の側のSEEと並べて、衝動を抱えたときの本人の訴えとして書かれています。
Gulenkoは、論争で自分の判断を保つ頑固さをSLIの特徴に挙げていました(12章)。これと比べると、上の2本のアウシュラの記述は、議論の場面より、暮らしぶりと体の反応に向いています。同じ語でも、研究者によって指している場面が違います。
質問の特性—目に見える疑問符
アウシュラは『ソシオニクス入門』で、双対の相手どうしを分ける目立ちにくい質として、疑問のイントネーションで話すか、肯定のイントネーションで話すかを挙げています。
疑問の側の8タイプを並べたうえで、アウシュラはこう続けています。
これは見てのとおり、一方の社会的環のすべての外向型と他方の社会的環のすべての内向型である。彼らの目にはかなりはっきりと「疑問符が見える」。特に感覚論理内向と論理感覚外向の目に。
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Это, как видим, все экстраверты одного соци- ального кольца и все интроверты другого социаль- ного кольца. (Шире об этом — в «Теории интер- типных отношений».) В их глазах довольно отчет- ливо «виден вопросительный знак». Особенно — в глазах сенсорно-логического интроверта и логико- сенсорного экстраверта.
上の引用にある感覚論理的内向型はSLI、論理感覚的外向型はLSEのことです。つまり、疑問のイントネーションの8タイプのなかでも、SLIとLSEは目つきに問いがはっきり出るとアウシュラは見ています。
Karpenkoは、同じ質問の特性を、要素の次元数から説明しています。各クアドラで次元数の大きい要素を自我に持つタイプを表にまとめ、デルタではLSEとSLIを次元数4の行に置いています。
ここでいう次元数は、16章で扱う機能位置ごとの次元とは別に、Karpenkoがクアドラごとに要素へ割り当てた値です。そのうえでKarpenkoは、この行のタイプについて、こう書いています。
上の2行(クアドラにおける四次元アスペクトの持ち主)を占めるタイプにはレイニン特性の質問タイプが対応し、他方宣言タイプは、自我ブロックに、クアドラにおける次元数が3のアスペクトを含んでいる。比喩的に言えば、私たちの三次元世界の枠を超え出る四次元アスペクトを駆使することが、表7の上2行のタイプに、次から次へと新しい問いを立てさせるのである。
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две верхние строчки (обладатели 4-мерных аспектов в квадре) занимают типы, которым соответствует признак Рейнина квестимы, в то время как деклатимы в блоке ЭГО содержат аспекты, мерность которых в квадре — 3. Образно говоря, владение четырехмерными аспектами, вы- ходящими за рамки нашего трехмерного мира, заставляет типы из первых двух строчек таблицы 7 за- даваться все новыми и новыми вопросами.
上の引用にあるアスペクトは要素のことで、引用の2つの呼び名は、レイニン特性の質問の側と宣言の側を指します。Karpenkoは比喩と断ったうえで、次元数4の要素を扱うことが、次々に新しい問いを立てさせると書いています。アウシュラが目つきで書いた質問の特性に、Karpenkoは要素の次元数という理由づけを与えています。
Talanov論文の振り分け—構成主義の側
Filatovaの解説論文によれば、TalanovのモデルTは、構成主義/情緒主義などのレイニン特性を、機能の均衡と不均衡から説明します。この論文の振り分けでは、SLIは構成主義の側に入ります。同じ側に入るのは、論理型で非合理の4タイプ(ILE・SLE・ILI・SLI)と、倫理型で合理の4タイプ(ESE・EIE・ESI・EII)です。
クラブ—感覚論理の4タイプ
基礎二分法のうち、感覚/直観と論理/倫理を組み合わせると、4タイプずつのクラブ(小グループ)ができます。Reininは、感覚論理の4タイプの集まりを、テクノクラートのクラブと名づけています。
Reininは、クラブという集まりの性格と、その顔ぶれを、こう書いています。
「クラブ」は物事を議論するのに良い場である。タイプは非常に異なっており、まったく異なる次元に住んでいるので、彼らが集まるとき全体像を捉えることができる。(中略)しかし、このグループは共同的肉体労働には適さない。この領域で彼らに共同作業させようとする試みは失敗しがちである。(中略)SLE〔原文: ジューコフ〕、LSE〔原文: ホームズ〕、LSI〔原文: マクシム〕、SLI〔原文: ギャバン〕。論理感覚クラブ。
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"Club" is a good place to discuss things: the types are so different, they live in absolutely different dimensions, and so that when they come together they can capture the whole picture.〔中略〕However, this group is not fit for communal physical labor, attempts to make them work together in this area a prone to failure〔中略〕A Zhukov, a Holmes, a Maxim and a Gaben. Logical - sensing club.
つまり、クラブは議論には向くが、体を使う共同作業には向かない集まりだということです。SLIは、SLE・LSE・LSIとこのクラブに入ります。SLIから見ると、SLEは消火、LSEは鏡像、LSIは準同一の関係にあるタイプです。
小括します。第一に、基礎の4二分法では、SLIは内向・感覚・論理・非合理に属します。ユングの内向的感覚型の記述からは、非合理でも外からは理性的に見えるという注意が出てきます。
第二に、レイニン特性のなかでは、アウシュラが頑固の側のSLIの言葉と体の反応を、質問の特性では目に見える疑問符を書き留めています。Karpenkoは、質問の特性に次元数4の要素という理由づけを与えています。
第三に、TalanovとReininの群分けでは、SLIは構成主義の群と感覚論理のクラブに入ります。
資料の書き方の面では、アウシュラは特性を実在の人物の言葉や目つきで示し、KarpenkoとTalanovは要素の次元や機能の均衡という理由づけで示しています。同じ特性について、観察の記録と理論の説明という2つの書き方が並んでいます。
16機能の次元性とSLI
次元性の理論に当てはめると、SLIは位置1のSi(内向感覚)が最も広い4次元、位置4のFe(外向倫理)が最も狭い1次元のタイプです。機能の次元性は、各機能位置が参照できる情報の幅を1〜4次元で記述する後代の拡張理論です。提唱者はBukalovで、Yermakがパラメータの定式化を整備しました。
通説では、位置1と位置8が4次元、位置2と位置7が3次元、位置3と位置6が2次元、位置4と位置5が1次元とされます。次元は要素ではなく位置に割り当てられた値です。SLIに並べると、Si・Tiが4次元、Te・Seが3次元、Ni・Fiが2次元、Fe・Neが1次元になります。
起源—Bukalovによる発見の主張
Bukalovは、Karpenkoとの2018年の論文で、次元性の発見とその用途をこう書いています。
著者によって1990年に発見された、情報代謝機能(心的機能)の情報処理パラメータの次元性 [9] は、人間の思考と行動の特徴、特定の型間関係のニュアンスを正確に記述することを可能にし、国際ソシオニクス研究所のスタッフおよび他のソシオニクス専門家による専門家・コンサルティング業務において実用上の重要な応用を持つ [10, 14]。
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Обнаруженная автором в 1990-м году мерность параметров обработки информации психических функций или функций информационного метаболизма [9], позволяет точно описывать особенности мышления и поведения человека, нюансы конкретных интертипных отношений и имеет значительные практические приложения, используемые на практике в экспертно-консультационной работе как сотрудников Международного института соционики, так и других специалистов по соционике [10, 14].
上の引用にある角括弧の数字は、原典の参考文献の番号です。Bukalovは、次元性を1990年に自分が発見したものとし、その用途を人の思考と行動、タイプ間の関係のニュアンスの記述に置いています。
また、応用の場として挙げているのは、研究所の職員やほかの専門家によるコンサルティングの業務です。次元性は、理論の拡張であると同時に、相談の実務で使う道具として紹介されていることが分かります。
4つのパラメータ—Yermakの定義
Yermakは、次元を数えるための4つの項目を、経験・規範・状況・時間の順に、こう定義しています。
Ex(英語 experience から)—経験のパラメータ —出生時からの、人生を通じて意思決定と影響の執行の過程で人間が獲得した、個人的(Ex)または人格的(社会的)経験(Ex*)の特徴。(中略)Nr(規範 norm から)—規範のパラメータ —意思決定または管理影響の執行の過程で遵守すべき規範、規則、習慣、認められた手法、基準(個人的—Nr または社会的—Nr*)の特徴。(中略)St(英語 situation から)—「状況」のパラメータ —意思決定または管理影響の執行の条件、「情況」(個人的 St または社会的 St*)の特徴。(中略)Tm(英語 time から)—パラメータ的時間 —意思決定または執行がなされる、過去・現在・未来の個人的(Tm)または社会的(Tm*)時間の瞬間。
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® Нх (от англ. ехриепсе) — параметры опыта — характеристика индивидуального (Ех) или личностного (социального) опыта (Ех*), полученного от рождения и наработанного человеком в течение жизни в процессе принятия решения и исполнения воздействий ; (中略) ® М (от англ. погт) —- параметры норм - характеристика норм, правил, обычаев, принятых приёмов и стандартов (индивидуальных — Мг или социальных — Мг *), которых следует придерживаться в процессе принятия решения или исполнения управляющих воздействий “; (中略) ® 5 (от англ. 5ИлаНоп) — параметры “ситуации” - характеристика условий, "обстановки" (индивидуальной 51 или социальной 5*) принятия решения или исполнения управляющих воздействий; (中略) ® Тт (отангл. ите) - параметрическое время — момент индивидуального (Ти) или социального (Ти\*) времени в прошлом, настоящем или будущем относительно которого принимается или исполняется соответственно индивидуальное или социальное решение; иными словами, время как точка на шкале времени, т.е. как параметр "привязки" обработки информации к некоторому моменту в прошлом, настоящем или будущем.
上の引用にあるEx・Nr・St・Tmは、4つのパラメータの略号です。次元性の理論では、1次元は経験だけ、2次元は規範まで、3次元は状況まで、4次元は時間までを参照するとされています。
SLIに並べ直すと、位置1のSiと位置8のTiは時間までを参照し、位置4のFeと位置5のNeは自分の経験だけを頼りにすることになります。
次元の割り当て
位置1〜4の次元と、1次元の機能の判断の仕方を、Bukalovはこう書いています。
機能の操作的心理情報空間の次元数の理論からは、第4機能は1次元的刺激・情報を知覚することが帰結する。それは情報的に1次元的(「はい/いいえ」の原理での判断)であり、自己の個人的経験から発する。モデルAのメンタルリングにおいて、第4機能は情報的に1次元、第3機能は2次元、第2機能は3次元、第1機能は4次元である。
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Из теории мерностей операционного психоинформационного пространства функций следует, что 4-я функция воспринимает одномерные стимулы или информацию. Она информационно одномерна (суждения по принципу «да-нет»), исходит из собственного личного опыта. В ментальном кольце модели А 4-я функция информационно одномерна, 3-я — двумерна, 2-я — трехмерна, а 1-я — четырехмерна.
言い換えると、第4機能は「はい」か「いいえ」かで判断し、自分の経験だけを出発点にするということです。Bukalovは、この二値の判断を、次元数の理論からの帰結として書いています。
SLIの第4機能は、4番の脆弱機能のFeです。そのため、感情の表し方や場の気分についての判断が、この二値の形になるとされます。
第1機能と第2機能の違いについては、Yermakが時間のパラメータを使って、こう説明しています。
知性の機能(「知性」—第1機能)は4次元—受容される社会的に有意な(人格的)情報を全面的に処理し(アイデア、課題の解決などを探す)、これには時間パラメータについて(過去、現在、未来において)の処理も含まれる;(中略)社会的創造の機能(「創造」—第2機能)は3次元—「創造する」、すなわち過去、現在、未来のある時間の瞬間に対して知性の機能が見出した社会的に有意な決定、アイデア、思考を実現する。ここから社会的経験、状況、規範の考慮が現れるが、創造機能は時間パラメータについて不変(独立)である
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– функция интеллекта («интеллект» — ф.1) четырѐхмерна — всесторонне обрабатывает воспринимаемую социально значимую (личностную) информацию (ищет идею, решение задачи и т. п.), в том числе и по параметру времени (в прошлом, настоящем или будущем), функция социального творчества («творческая» — ф.2) трѐхмерна — «творит», т. е. реализует социально значимые решения, идею, мысль, которые найдены функцией интеллекта относительно некоторого момента времени в прошлом, настоящем или будущем — отсюда учѐт социального опыта, ситуаций и норм, но инвариантность (независимость) функции творчества по параметру времени (функция «творит» в той точке или в том периоде на временной шкале, которые ей определила функция интеллекта (ф.1));
つまり、Yermakは2つの機能の分かれ目を、時間のパラメータを扱うかどうかに置いています。第1機能は過去から未来までを含めて情報を処理し、第2機能はある時点に向けて第1機能の見出したことを実現する側です。
SLIでいえば、1番のSiが快適さの問題を過去から先まで含めて扱い、2番のTe(外向論理)がそれをその時点の仕事として形にするという分担になります。
SLIへの適用—4次元のSi
Yermakは、Roslankinaとの共著の付録で、SLIの1番のSiが意識する情報をこう書いています。
物理的、心理的、情報的その他の快適な状況と不快な状況、便利と不便、調和と不調和、それらが社会的な規範と規則に合っているか合っていないか、周囲の世界の進化と改善の道筋をよく理解している。
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в информационном аспекте «комфорт»(«сенсорика ощущений»); хорошо разбирается в физических, психологических, информационных и др. комфортных и дискомфортных ситуациях, удобствах и неудобствах, гармонии и дисгармонии, соответствии или несоответствии их социальным нормам и правилам, путях эволюции и совершенствования окружающего мира.
SLIの場合、1番のSiが向くのは、体の心地よさにとどまらず、心理や情報の面の快適さまで含む範囲です。Yermakは、その快適さが社会の規範に合うかどうかと、周りの世界をどう改善していくかの道筋まで、同じ1文に並べています。
規範(Nr)の語は引用にそのまま出てきます。一方、4次元の目印とされる時間(Tm)の語は出てきません。
1次元のFeとNe—Eglitが集めた本人の言葉
キエフのシステム・ソシオニクス学派のEglitは、次元の違いを発言の実例で示す論文で、SLIの回答者の言葉をこう記録しています。
わけが分からなくなるのは、たとえば誰かが座って涙ながらに、自分がまあどんなふうに傷つけられたかという話をするときだ。(中略)そしてよく気づくのだが、私は静かに固まってしまい、いったいどんな反応が自分に求められているのかを必死に考えようとしている。(中略)その人は…自分の話にしかるべき反応がまったく返ってこないのを見て、苛立ちはじめる。(中略)(1次元のFe — SLI「ギャバン」)
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Непонятки возникают, когда человек, например, сидит и слезливо > рассказывает какую-то историю, как его, понимаешь ли, обидели.(中略)И вот часто ловлю себя на том, что *тихо впадаю в ступор, судорожно > пытаясь сообразить, какая же реакция от меня требуется*.(中略)человек… начинает беситься, не видя > никакого должного отклика на его историю.(中略)(одномерность ЧЭ — СЛИ «габен»)
末尾の括弧はEglitの注釈で、この場面を1次元のFeの例としています。言い換えると、SLIの回答者は、相手の涙にどう応えればよいかをその場で決められず、黙って考え込んでいるということです。
Bukalovのいう「はい/いいえ」の判断と並べると、この場面は、どちらとも決められずに反応が止まった状態と読めます。相手はそれを無反応と受け取り、苛立ちはじめます。
同じ論文で、Eglitは5番のNe(外向直観)について、SLIの1人の発言を挙げています。
情報代謝タイプがSLI(「ギャバン」)である一人の人の発言例を挙げる。そこからは、第5機能(Ne)が1次元(暗示的)であることも、それがどのような中身をもちうるかも見てとれる。(中略)だから毎回、特徴づけを聞きたくなる。百回目なのにママの袖を引っぱって、お気に入りのおとぎ話を読んでとせがむ小さな子どものように。
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Приведем примеры высказываний одного человека ТИМа СЛИ («габен»), из которых видно и то, что ф. 5 (ЧИ) — одномерная (суггестивная) и то, какое наполнение может она иметь.(中略)Вот и хочу услышать всякий раз характеристику, как маленький ребенок, > который в сотый раз дергает маму за рукав, чтобы та почитала ему > любимую сказку.
上の引用にある「特徴づけ」は、自分が人からどう見えているかの説明のことです。つまり、この回答者は、同じ説明を何度でも外から聞かせてほしいと感じています。
Eglitは、この5番を1次元で、しかも暗示的な位置と注釈しています。百回目のおとぎ話という本人の比喩を、Eglitは1次元の暗示機能の中身の例として挙げています。
強い主張への注記
次元性の理論には、検証の手続きが示されないまま、数値を伴う強い主張も含まれます。BukalovとKarpenkoは、次元と記憶の容量の関係を、こう書いています。
心的機能の次元性の階層は、注意・記憶・思考の容量の階層を定める。生物種が違えばこれらの容量は大きく異なりうる。我々が示したとおり、人間にとって次元性の階層は、記憶・注意・思考の容量に関する「ブカロフの魔術的列」を定める:7±2、10±1、17±1、27±1。最初の数はミラーの「マジカル・ナンバー」7±2および作業記憶(オペレーショナルメモリ)の容量に対応する。心的機能の次元性に結びつけられた各ベクトルに、それぞれの注意・思考・記憶の容量を対応させることができる [6–13]。
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Иерархия мерностей психических функций задает иерархию объемов внимания, памяти и мышления. Для разных биологических видов эти объемы могут очень сильно различаться. Так для человека, как было показано нами, иерархия мерностей задает «магический ряд» Букалова для объемов памяти, внимания и мышления: 6(±1), 10(±1), 16(±1), 26(±1), в котором первое число соответствует «магическому числу» Миллера и объему оперативной памяти. Каждому вектору, связанному с размерностью психической функции, можно сопоставить свой объем внимания, мышления и памяти [6–13].
言い換えると、次元の段階が、記憶・注意・思考の容量の段階を決めるという主張です。出発点のMillerの7±2は、認知心理学で古くから知られる作業記憶の目安です。
そこから導かれた10±1、17±1、27±1の系列を支える独立の実験データは、当サイトが確認した範囲では引用文献の外に示されていません。この系列は、23章の「検証されない強い主張」でも取り上げます。
小括します。第一に、次元性の理論では、SLIは位置1のSiと位置8のTiが4次元、位置4のFeと位置5のNeが1次元のタイプです。第二に、Yermakは4次元のSiを、心理や情報の面まで含む快適さと、それを規範に合わせて改善していく道筋として書いています。第三に、1次元のFeとNeについては、Eglitが涙の話に固まる場面と、同じ特徴づけを何度も求める場面という本人の言葉を残しています。
一方、次元性の記述は、本人の発言に次元の注釈を付ける形で集められています。4次元のSiを時間の扱いまで含めてSLIに即して書いた記述は、当サイトが確認した範囲の文献にはありません。
17デルタ・クアドラのSLI
SLIは、IEE・LSE・EIIとともにデルタクアドラを構成します。4タイプが大事だと感じる情報要素は、Ne(外向直観)・Fi(内向倫理)・Si(内向感覚)・Te(外向論理)です。このクアドラのなかでSLIは、デルタが大事にするSiを1番に持ち、号令ではなく自分の判断で動く一員として書かれています。
クアドラの定義—アウシュラ
創始者のアウシュラは、クアドラをこう定義しています。
クアドラ。 クアドラとはソシオンの4分の1であり、四つの情報代謝タイプから構成される。そのうち互いに活性化する二つの双対ダイアドのうち、一方は一つの社会的進歩の環に、他方はもう一つの環に属する。クアドラの参加者を結びつけるのは一定の関心の共通性であり、そして最も重要なことに—紛争の可能性の不在である。互いにつねに理解し合い、言葉の背後にも行為の背後にも何ら不快なことを気づかない。際立って実り多く生産的な共同作業。
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Квадра. Квадра — одна четвертая социона,' об-` разованная из четырех типов ИМ или двух активи- зирующих друг друга диад, одна из которых отно- сится к одному, другая — к другому кольцу соци- ального прогресса. Участников квадры объединяет определенная общность интересов, а главное — от- сутствие возможностей конфликта. Друг друга они всегда понимают, за словами и поступками не заме- чают ничего обидного. Исключительно нлодотворна и производительна совместная работа.
ここでいうソシオンとは、16タイプがそろった全体のことです。つまり、同じクアドラの4人は、関心が共通し、おたがいの言葉にも行いにも不快さを感じないということです。
デルタに当てはめると、双対2組(IEE-SLIとLSE-EII)が活性化関係で結ばれた4人組です。SLIの双対の相手はIEE、活性化の相手はEIIとなります。
呼び方の変遷—「第一」から「デルタ」へ
アウシュラの『ソシオニクス入門』は、クアドラを順序数で呼び、LSE・EII・IEE・SLIの組を「第一」としています。後代のFilatovaは、同じ4タイプを別の番号で書いています。
ソシオニクスの伝統では、LII、ESE、ILE、SEIの4人組は第1クアドラ(アルファ)と呼ばれ、もう一つの4人組—EII、LSE、SLI、IEE—は第4クアドラと呼ばれる。
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По соционической традиции четверка ЛИИ, ЭСЭ, ИЛЭ, СЭИ носит название 1-й квадры, а другую четверку — ЭИИ, ЛСЭ, СЛИ, ИЭЭ — называют квадрой 4-й.
つまり、アウシュラの「第一」は、Filatovaでは「第4クアドラ」になります。この章で引くStratiyevskayaは「第四クアドラ」と書き、Bukalovはギリシャ文字でデルタと書いています。番号は資料ごとに違うため、この章では構成する4タイプでデルタを指します。
デルタの価値—SLIが1番に持つSi
Stratiyevskayaは、デルタ(彼女の番号では第四クアドラ)の支配的な価値の1つを、こう書いています。
第四クアドラ(デルタ)の最後の支配的価値観は — 「○(Si)」のアスペクト — 感覚論理内向(ギャバン、SLI)のプログラム・アスペクトである。(中略)例えば、便利な労働条件の創出、一度確立した秩序を変えたくないという気持ち、不快な感覚を最小限に抑える志向としてである。(中略)第四クアドラではリスク、強行軍、過剰緊張、混乱の状況下で働くのを好まない — それは不快である。職場の便利さとともに、ここでは集団の調和と仲間内の好意的な関係が評価される。労働は、人間の自分を創造的に実現する自然な必要性として知覚される。
ここでいうプログラム・アスペクトとは、1番の主導機能の要素を指すStratiyevskayaの語です。言い換えると、デルタでは働きやすい条件と仲間うちの居心地が、働くうえでの価値として扱われるということです。
Stratiyevskayaは、このSiをSLIが1番に持つ要素として名指ししています。リスクや強行軍を嫌うことも、同じ価値の裏側として書かれています。
Karpenkoも、デルタのSiについて、こう書いています。
白い感覚(○(Si))がもっとも強力に現れるのは第4クアドラ(デルタ)のタイプにおいてである。まさにこのクアドラでこの機能は芸術の高みにまで引き上げられており、美的—という規定が完全な度合いで当てはまる。花咲く木を、流れる水を、道端のただの苔むした石を、心の休息と精神的な充溢のほかにはどんな利得もどんな効用も期待せずに眺めて愛でる—そのためには四次元の白い感覚さえあれば足りる。
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Наиболее мощно белая сенсорика () проявляет себя у типов четвертой квадры. Именно в этой квадре эта функция поднята на высоту искусства, и ей в полной мере соответствует определение — эстетическая. Для того, чтобы любоваться цветущим деревом, бегущей водой, просто замшелым камнем у дороги, не ожидая никакой выгоды и никакой пользы, кроме душевного отдыха и духовно- го наполнения, для этого довольно лишь четырехмерной белой сенсорики.
白い感覚(○)は、Karpenkoの記号でSi(内向感覚)のことです。Karpenkoによれば、デルタのSiは、役に立つかどうかと関係なく自然を眺めて楽しむ感覚にまで高められています。
Stratiyevskayaが働く条件としてのSiを書いたのに対し、Karpenkoは利得を求めない鑑賞としてのSiを書いています。
デルタの価値—実践と快適な労働条件
Bukalovは、デルタの性格と、ほかのクアドラとのつながりを、こう書いています。
クアドラδは楽観的実践家のクアドラである。(中略)クアドラδでは実用性とともに友好性、利他性、発明への志向などが支配的である。クアドラδはクアドラαの思想を受容するが、クアドラγの後継者として実践的に実現し、その思想を埋め込み、その隠れた可能性が完全に汲み尽くされるまで磨き上げる。
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Квадра д - это квадра оптимистических практиков. 〔中略〕 Наряду с практичностью в квадре д доминирует дружелюбие, альтруизм, стремление к изобретательству и т.д. Квадра воспринимает идеи квадры 6, но реализует их практически как преемник квадры г, занимаясь их внедрением и совершенствованием до полного исчерпания их скрытых возможностей.
引用のαはアルファ、γはガンマ、δはデルタのことです。つまり、Bukalovはデルタを、アルファの思想を受け取り、使える形になるまで磨き上げるクアドラと見ています。
実用性と並べて、Bukalovは友好性と利他性も支配的な価値に数えています。
Yermakは、デルタの社会的特徴を、1つの定式にまとめてこう書いています。
クアドラの社会的特徴(機能的指向と価値観)— 具体的・実務的、肯定的・関係的な思考、グローバルな可能性と実務上の便宜のイデオロギー、快適な労働条件と関係という観点から、現実を技術面・可能性面で把握する傾向。
Yermakの定式では、デルタは快適な労働条件と人間関係を物差しにして、現実を技術と可能性の両面から考えます。
Yermakも、Stratiyevskayaと同じく、快適な労働条件をデルタの価値に数えています。Bukalovの実践家という性格づけとは、実務に向く点で一致します。
クアドラのなかのSLIの役割—内的自由と職人の仕事
Stratiyevskayaは、デルタの一員としてのSLIを、こう書いています。
第四クアドラ(デルタ)のいかなる代表者と同じく、SLI〔原文: ギャバン〕は自身の内的自由と独立を非常に大切にし、誰にもそれを侵害させない:上司の前で怖気付かず、命令調に従わず、号令に反応しない—いかなる状況でも、自身の判断のみに従って行動する。
デルタの内的自由は、SLIでは上の立場の人の命令に動かされない態度として表れます。
Stratiyevskayaはこれを、デルタの誰にも共通する内的自由の尊重として書き、SLIをその一例に置いています。
Bukalovは、サービス業でのSLIを、こう書いています。
総じて、経済活動—サービス、サービス業—は第4クアドラ(デルタ)の領域である。そこに第4クアドラの代表者が多いのは偶然ではない。直観タイプさえ多い(もっとも直観タイプはここでは効果が薄い—注意散漫、経済活動で重要な「細部」を忘れがち)。だがこの分野で管理者(■(Te)○T(Si)e-Si、LSE、シュティルリッツ)や職人(○(Si)■S(Te)i-Te、SLI、ギャバン)が働けば、問題は起きない。
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В целом, хозяйственная деятельность — обслуживание, сервис — это сфера 4-й квадры. Не случайно там много представителей 4-й квадры, даже интуитов (правда, интуиты здесь менее эффективны — могут быть невнимательными, забывать о «мелочах», столь важных в хозяйственной деятельности), а если в этой сфере работают Администратор ( , ЛСЭ) или Мастер ( , СЛИ), то проблем не будет.
SLIの場合、Bukalovがこの箇所でつけた呼び名は「職人」です。Bukalovによれば、細部を忘れがちな直観タイプと違い、職人のSLIがサービスの現場で働けば問題は起きません。
Bukalovは、デルタの領域とするサービス業のなかで、細部を落とさない仕事をSLIとLSEの持ち分に置いていると読めます。
自分の境遇は語らず、恋愛を語る—アウシュラ
アウシュラは、レイニン特性の陽気と深刻を論じる箇所で、SLIのような人との話し方を、こう書いています。
たとえば、アルファIが自分の必要、繋がり、知人、必要と可能性の不一致、社会階層での自分の控えめな・優れた場所について(中略)公然と語るのに対し、親族双対対 デルタIIはこれらすべてについて威厳をもって黙する。動じない真面目さの様相を装い、こんなことは自分には関係ない、自分はこれを超えているかのように。(中略)代わりに、彼らは誰が誰を愛し誰を愛さないか、どう愛しなぜかについて語るのが好き。動じないように見える SLI のような者の信頼を得たければ—愛について語れ。自分の恋愛遍歴を語り、彼の成功について尋ねよ。
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Если, например, альфа I (т.е. 1-я диада квадры "Альфа") открыто говорят о своих потребностях, связях и знакомствах, о несоответствии потребностей и возможностей, о своем скромном или отличном месте в социальной иерархии,〔中略〕то родственная диада дельта II обо всем этом чинно молчит. Напускает на себя вид невозмутимой серьёзности, как бы им не до этого, как бы они выше этого.〔中略〕Зато они любители поговорить о том, кто кого любит и кого нет, как любит и почему. Если хотите войти в доверие к такому, кажется, невозмутимому типу как (СЛИ) — говорите о любви. Говорите о своих любовных похождениях, расспрашивайте об его удачах.
上の引用にあるアルファIとデルタIIは、アウシュラがクアドラのなかの双対の組につけた呼び方です。言い換えると、SLIのような人が口を開きやすい話題は、自分の境遇ではなく恋愛だということです。
アウシュラは、信頼を得たければ愛について語れと、付き合い方の助言の形で書いています。動じない様子を「装い」と見ている点は、05章で見た、笑うときも外れない顔の仮面の記述と重なります。
デルタの衰え方—Gulenko
Gulenkoは、デルタの勢いが下っていく局面を、ガンマと比べて、こう書いています。
第4クアドラ(デルタ)は穏やかな性格と、人生に対する冷静な視点を備えている。それゆえ、エネルギー備蓄は第3クアドラほど抑制を欠いて消費されることはない。第4クアドラの降下は、安心した老年のようである。すなわち快適で、急な落下がなく、人々は健康で活力ある感じがする。それゆえ、減衰はほとんど感じられない。それでもなお、それは深まり、最終的には苦悶 ― 通常の生活リズムにおける一貫性の鋭い違反と過去の達成への関心の喪失 ― に至る。
Gulenkoの見方では、デルタでは快適さそのものが、衰えを気づきにくくしています。
それでも最後には苦悶が来るとされ、Gulenkoはその中身を生活のリズムの乱れと、過去の達成への関心の喪失としています。Stratiyevskayaが価値として書いた快適さを、Gulenkoは衰えの見えにくさの側からも書いています。
小括します。第一に、デルタはNe・Fi・Si・Teを大事だと感じるIEE・SLI・LSE・EIIの4タイプで、番号の揺れを除けば、構成は研究者のあいだで一致します。第二に、デルタの価値として挙がるのは、快適な労働条件(StratiyevskayaとYermak)と利得を求めないSiの鑑賞(Karpenko)、思想を実用の形に磨く実践(Bukalov)です。
第三に、SLIは、デルタの価値のSiを1番に持ち、自分の判断で動く一員として書かれています(Stratiyevskaya)。一方、細部を落とさない職人(Bukalov)、境遇は語らず恋愛を語る人(アウシュラ)という書き方は、それぞれの研究者の定式です。
記述のスタイルの特徴は、SLIを単独で論じるより、デルタ全体の価値を書くなかでSLIを一例として名指しすることです。
18タイプ間の関係のなかのSLI
タイプ間の関係の理論では、SLIの主要な相手は、双対=IEE、活性化=EII、鏡像=LSE(以上デルタ)、衝突=EIEです。また、SLIが監督する相手はLIE、SLIを監督する相手はESEです。SLIが恩恵を与える相手はESI、SLIに恩恵を与える相手はLIIです。
関係ごとの一般解説は関係のページにあります。この章では、SLIを名指しした原典記述を、双対を中心に集めます。集めた記述の大半は、双対IEEとの組についてのものです。
双対関係の一般定式
Reininは、双対関係をこう説明しています。
この種類の関係においては、当該タイプの弱い機能が、他方のタイプ(双対、完全に補完的なタイプ)の強い機能の領域にある。補完的なタイプの人物こそが最良の教師である。(中略)双対タイプは私の弱い機能を保護し、同時に、私の弱い機能の領域においてさえ成功に至る行動プログラムを提供してくれる。
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In this type of relationships the weak functions of the type are in the zone of strong functions of the other type (dual, completely complementary type). A person of the complementary type is the best teacher. […] The dual type protects my weak functions, at the same time providing a behavioral program for me to reach success even in the area of my weak functions.
言い換えると、双対の相手は、自分の弱い機能を守り、その領域でもうまくいくやり方を示す相手です。この弱い機能の保護と行動プログラムの提供が、以下で各研究者の記述を並べるときの物差しになります。
Gulenkoは、同じ関係を、2人でいるときの感じ方の側から、こう書いています。
双対関係は興味深く、もてなしに満ちたコミュニケーションを楽しめる関係であり、退屈することがありません。パートナー同士は互いを釣り合わせ合い、心理的な無重力状態のような感覚を生み出します。パートナーは自分の行動や言葉を統制する必要がなく、ただありのままの自分でいることができます。あらゆる活動において役割分担がほぼ自動的に行われるため、新しい課題に向けて多くのエネルギーを節約できます。
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Dual relationships enjoy an interesting and hospitable communication that is never boring. Partners counterbalance each other, creating a feeling of psychological weightlessness. Partners do not have to control their actions or words; they can just be themselves. Due to the fact that responsibilities in every activity are distributed almost automatically, a lot of energy is saved for new tasks.
つまり、双対の2人は気を張らずにいられ、役割分担もほぼ自動的に決まるということです。「役割分担がほぼ自動的に行われる」は、Reininの行動プログラムの提供を関係の内側から言ったものと読めます。アウシュラは、SLIとIEEの組について、この分担の中身を具体的に書いています。
SLIとIEE—アウシュラの記述
SLIの双対はIEEです。アウシュラは、2人の分担を、方法と目的の組として、こう書いています。
SLI〔原文: ギャバン〕 は 空虚な 仕事に耐えられない、決して具体的なもの、彼や近しい人々に成果をもたらすものでないことはしない。(中略)完全に創造的な能動性 — それはいつも、二つの諸ブロックをもつ二つの知性の融合だ、補い合う能動性プログラム、そのうちの一つは方法によって(SLI〔原文: ギャバン〕)保障され、もう一方は目的によって(彼の双対 — T▲(Ne)▽(Fi)、IEE〔原文: ヘクスリー〕)。
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ГАБЕН не терпит пустой работы, никог- да не делает того, что не приносит конкретного, ощутимого результата ему или близким. Он не ДОН-КИХОТ.〔中略〕Полностью творческая активность — это всег- да слияние двух интеллектов с двумя разными, до- полняющими программами активности, одна из ко- торых обеспечивает методом (ГАБЕН), а другая — целью (его дуал — ТАГ, ГЕКСЛИ).
上の引用の「方法」は仕事の進め方、「目的」は何のために進めるかのことです。アウシュラは、SLIが方法を、IEEが目的を受け持って、はじめて創造的な活動になると書いています。成果の出ない仕事をしないSLIには、目的を示す相手が要る、という筋です。
何がSLIを動かすのかについて、アウシュラは同じ箇所の続きで、こう書いています。
IEE〔原文: ヘクスリー〕 に必要な根本のもの — それは、彼の仕事の方法の正しさへの精神的支援である。(中略)SLI〔原文: ギャバン〕 は能動的になるのは、IEE〔原文: ヘクスリー〕 が彼に人々への必要性、共感への感情を保障するときだ。彼は、SLI〔原文: ギャバン〕 の善良さを宣伝で保障する。
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Основное, что нужно ГЕКСЛИ, — это мораль- ная поддержка правильности его поступков.〔中略〕ГАБЕН становится активным, когда ГЕК- СЛИ гарантирует ему чувство нужности людям, их симпатию. Он же обеспечивает доброту ГАБЕНА рекламой.
SLIの場合、動き出すきっかけは、自分が人々に必要とされていると感じられることです。その感覚をIEEが与え、あわせて周りに向けてSLIの善良さを伝える役も受け持つ、とアウシュラは書いています。
婚前交際についての章には、IEEの側から見たSLIの記述があります。アウシュラは、IEEが求める相手を、こう書いています。
彼には頑固で閉鎖的な、自分の魅力と実務的思考に完全に信頼する女性が必要だ。すなわち感覚論理内向である。(中略)感覚論理内向は自然の懐でも日常でも自分を素晴らしいと感じる。何かが必要なとき、他者の助言なしに自分で必要なことをする術を心得ている。動きは穏やかで、正確で、きわめて経済的。外からは労力の結果が費やされた努力よりも常に大きいという印象を与える。
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Ему нужна упрямая, замкну- тая, по полностью доверяющая своему влечению и деловому мышлению женщина. То есть — сенсор- но-логический интроверт.〔中略〕Сенсорно-логический интроверт чувствует себя отлично как на лоне природы, так и в быту. Если ему что-то пужно, умсет сделать так, как ему нуж- но, без советов с другими.〔中略〕Движения спокойные, точные, исключитель- но экономные. Со стороны создается впечатление, что результат их труда всегда больше затраченных усилий.
上の引用の「彼」はIEEです。IEEが求めるのは、自分の実務の判断を疑わず、助言なしに必要なことをこなす相手で、それがSLIだとされています。動きが経済的で、費やした努力より結果が大きく見える、という外からの印象も書き留められています。
同じ章で、アウシュラは、SLIの側が思い描く相手を、ある女子学生の手記で示しています。
夢のなかで感覚論理内向は理想のパートナーの像を紡いでおり、それが最も直観倫理外向に似ている。ある女子学生はこう書いている。「ハンサムで、優雅だが、おしゃれではない。動きは不確定で、正確さが足りない、少し不器用でさえある。大きな感激した目。恐れを知らず、善い願望と衝動と決断力に満ちている。いつでも新しい高尚な理念のためにすべてを投げ出すことができる。友人であり、助手であり、恋人でありたい」。
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Сенсорно- логический интроверт почти всегда одинаково хо- лодный и загадочный, этический — одинаково теп- лый, заботливый, улыбающийся.〔中略〕В своих мечтах сенсорно-логический интроверт выпашивает образ идеального партнера, который наиболее подобен интуитивно-этическому экстра- верту. Студентка этого типа так описывает рыца- ря своей мечты: «Красив, элегантен, но не щеголь, на свою внешность не обращает внимания. Дви- жения неопределенные, им не хватает точности, немного даже неуклюжие. С большими одухотво- ренными, удивленными глазами. Не знает страха, полон хороших пожеланий, порывов и решитель- ности. В любое время может все бросить ради но- вой возвышенной идеи. Хочу быть его другом, по- мощником и возлюбленной». Что-то похожее на бесстрашного мушкетера или морского капитана из сказки.
例えば、手記の理想像は、動きは少し不器用でも、新しい理念のためにすべてを投げ出せる人です。アウシュラはこれをIEEに最も似た像としています。2つの引用を並べると、正確で経済的に動くSLIの理想像が、動きの不確かさと衝動の強さを持つ人物になっていることが分かります。
後代の研究者によるSLI-IEE
Stratiyevskayaは、SLIと心理的に相容れる相手が家の中で何をするかを、こう書いています。
心理的に相容れるパートナーは、まったく逆のことを行う。彼の労働的熱意をひたすら奨励し、家にある壊れたすべてのものを彼に修理用に運んでくる(もしかして、まさにそのために来てくれたのでは?)。しかも、SLI〔原文: ギャバン〕が自身、休息したいという欲求を表明するまで、彼を仕事で忙しくさせ続ける。残りはいずれ次回に修理すると約束させた上で。
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Совершенно по-другому поступает психологически совместимая партнерша: она будет только поощрять его трудовой энтузиазм и подносить ему для починки все, что у нее есть в доме поломанного (а может, человек только за этим и пришел?). Причем будет занимать его работой до тех пор, пока Габен сам не объявит о своем желании отдохнуть, предварительно пообещав, что все остальное он починит в следующий раз.
つまり、相容れる相手は、SLIの働きたい気持ちを止めずに、直す物を次々に差し出すということです。休みたいと言い出すまで仕事を渡し、残りは次回と約束させる細部まで書かれています。Stratiyevskayaは、働く意欲を励ますことを、相容れる関係のしるしとして書いています。
Weisbandは、双対がいないときのSLIを、こう書いています。
時々彼は怠け者でおしゃべりと間違えられることがある。特にデュアル(双対者)なしで長い間いると:彼は多くを話すが何もしない、まるで何かを待っているかのようだ。そのような状況では彼は本当に待っている:助けを求める叫びを。彼は目標なしに働かないし、自分で目標を発明することもできない。熱烈な熱狂者である心理学者だけが、職人の正確で完璧なメカニズムを始動させる鍵を持っている。
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Sometimes he may be mistaken for a lazybones and a chatterbox, especially when being without his dual for long: he speaks a lot but does nothing, as if waiting for something. In such a situation he is really waiting: for a scream for help. He will not work without a goal, and is not capable of inventing goals himself. Only The Psychologist, the ardent enthusiast, has a key, which starts up the precise and flawless mechanism of The Craftsman.
上の引用の「心理学者」はIEE、「職人」はSLIを指す呼称です。Weisbandは、目標を自分では作らないSLIが、IEEから目標を受け取って動き出すと書いています。アウシュラの方法と目的の分担を、双対がいない場合の側から書いた記述と読めます。
活性化—SLIとEII
同じクアドラのEIIとの関係は活性化と呼ばれます。Filatovaは、レマルクの小説の登場人物、SLIのケスターとEIIのロベルトを例に、こう書いています。
ロベルトは、どんなEIIとも同じように、非常に感情的な人間であり、困難な状況を重く受け止め、自分自身の力でその状態から抜け出すのは容易ではない。しかし、こうした状況で医師たちが勧めるように「ストレスは筋肉に追い込むとよい」ものだが、EII自身にとってそれはそれほど簡単なことではない。というのも、彼にとっては感覚も論理も弱い機能だからである。しかし、まさに感覚と論理こそが、「倫理」の極にあるエネルギーのすべてを、過剰な感情の高ぶりを鎮めるのに役立つ別の状態へと切り替えることができるのである。ケステルは、余計な話をすることなく、ただそれを手伝ってやるのである。
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Роберт, как любой ЭИИ, будучи человеком очень эмоциональным, тяжело переживает трудные ситуации, ему самому нелегко выйти из этого состояния. Однако «стресс полезно вогнать в мышцы», как советуют в таких ситуациях медики, что самому ЭИИ сделать не так-то просто, ведь и сенсорика, и логика у него — слабые функции. Но именно сенсорика и логика способны переключить всю энергию, находящуюся в полюсе «этика», в иные состояния, которые помогут погасить чрезмерное эмоциональное возбуждение. Кестер без лишних разговоров просто помогает это сделать.
言い換えると、EIIが自力で抜け出しにくい感情の高ぶりを、SLIは余計な話をせず、感覚と論理の側へ切り替えて鎮めるということです。EIIの弱い感覚と論理は、SLIの主導機能と創造機能の要素(Si・Te)にそのまま重なります。Filatovaは、機能の強弱の対応から活性化を説明しています。
Stratiyevskayaは、60年以上続いた活性化の結婚を、こう書いています。
活性化の結婚生活を60年以上送った。(妻はEII、ドストエフスキー、夫はSLI、ギャバン。)(中略)戦い、接収し、富農を摘発した。要するに、家にいることは一度もなかった。(中略)たびたび家を空けたせいで、彼は自分の家族のなかでしだいに下宿人、それも穏やかで、静かで、落ち着いた、とても都合のよい下宿人の立場になっていった。(中略)(この心理タイプの人にふさわしく、彼は交流し、休息し、すぐにまた出ていくために家へ帰ってきた。)
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прожившей в активационном браке более шестидесяти лет. (Она – ЭИИ, Достоевский, он –СЛИ, Габен.)(中略)воевал, экспроприировал, раскулачивал – словом, дома его никогда не было,(中略)Из-за частых отлучек, в своей семье он постепенно оказался на положении квартиранта – мирного, тихого, спокойного – очень удобного.(中略)(Как и свойственно представителям этого психотипа, он приходил домой, чтобы пообщаться, отдохнуть и тут же уйти.)
この夫婦は、夫がほとんど家にいないまま、穏やかな「下宿人」として家族に収まる形で長く続きました。Stratiyevskayaは、交流し休んでまた出ていくための帰宅を、SLIという心理タイプにふさわしいふるまいとして書いています。
衝突—SLIとEIE
反対の極の衝突関係(SLI-EIE)について、Stratiyevskayaは、双方が相手の何に苛立つかを、こう書いています。
SLI、ギャバンは、こうしたイデオロギー的・社会政治的なヒステリーのすべてに耐えられない。一方EIE、ハムレットは、SLI、ギャバンの落ち着きと動じなさ、周囲で起きていることすべてに対する見かけの無関心に苛立つ。だが実際はそうではない。SLI、ギャバンは、心地よく楽しみをもたらす多くの物事に生き生きと関心を持っており、無視しているのは、本当に彼を圧迫し苛立たせるものだけである。
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СЛИ, Габен не переносит всей это идеологической и общественно-политической истерии. А ЭИЭ, Гамлета раздражает спокойствие и невозмутимость СЛИ, Габена, его кажущееся безразличие ко всему происходящему вокруг. Хотя на самом деле это не так: СЛИ, Габен живо интересуется многими приятными, доставляющими удовольствие вещами, а игнорирует только то, что реально его угнетает и раздражает.
SLIの場合、EIEの目に映る無関心は見かけで、心地よいものには関心を持ち、自分を圧迫するものだけを避けているとStratiyevskayaは書いています。同じふるまいが、EIEには苛立ちの種になり、SLIの内側では負担を避ける手段になっています。この受け取り方の食い違いが、衝突の中身として書かれています。
小括します。SLIの関係記述の中心は双対IEEです。第一に、アウシュラはSLIが方法を受け持ち、IEEが目的を受け持つ組として双対を書き、Weisbandも目標を受け取って動き出すSLIを描いています。第二に、IEEが与えるものとして、人々に必要とされている感覚(アウシュラ)と働く意欲への励まし(Stratiyevskaya)が挙がっています。第三に、Reininの定式に照らすと、SLIが自分では作らない目的をIEEが補うという点で各研究者の記述は重なっています。ただし、活性化の記述の裏づけは、小説の登場人物や1組の結婚といった事例です(23章)。
活性化と衝突の記述は、Filatovaの説明を除けば、家庭や日常の具体的な場面から関係の質を示す形式です。個別の組み合わせはタイプ間の関係のページで確認できます。
19MBTI®のISTJとの比較
当サイトはSLIをISTJと併記しています。この章では、その対応の根拠と限界を短く整理します。詳しい一般解説はMBTIとの比較のページにあります。
対応の根拠—内向タイプのJ/Pスイッチ
ソシオニクスとMBTIは、どちらもユングの類型論から枝分かれした別の理論です。当サイトのSLI=ISTJという併記は、両体系の機能配列が同一だとする仮定に基づきます。ソシオニクスのSLIは、1番の主導機能がSi(内向感覚)、2番の創造機能がTe(外向論理)です(03章)。これをMBTI側の主機能Si・補助機能Teという並びに対応させると、ISTJになります。
ですが、末尾の1文字の意味は両体系で異なります。ソシオニクスの小文字j/pは、主導機能が判断機能か知覚機能かを表します。SLIは主導がSiで知覚機能なので、4文字表記はISTpです。一方、MBTIの大文字J/Pは、外の世界に向けて使う機能の種類を表します。SLIは内向タイプなので、外に向くのは2番のTe、つまり判断機能で、MBTI側の末尾はJになります。
そのため、ソシオニクスのISTpとMBTIのISTJでは、末尾の文字が反転します。この反転が起きるのは内向の8タイプ(LII・LSI・ESI・EII・ILI・IEI・SLI・SEI)で、外向の8タイプでは末尾がそのまま一致します。
SLIの場合、ここに取り違えやすい条件がもう1つ重なります。ソシオニクス表記のISTpと字面が近いMBTIのISTPは、別のタイプであるLSIへの対応です。逆に、ソシオニクス表記のISTjはLSIを指します。末尾の1文字だけで突き合わせると、SLIとLSIが入れ替わります。この2つはモデルA上では準同一関係で、どちらも感覚と論理を強い側に持つため、表記の取り違えが、そのまま内容の取り違えにつながりやすい組み合わせです(21章)。
外から見た関係—Bukalovの反論
心理学の側からソシオニクスがどう見えるかについて、Bukalov自身が書いています。
一方、たとえば類型論を専門とする心理学者は、ソシオニクスをマイヤーズ-ブリッグス類型論より良くも悪くもない単なるポストユング類型論として扱う。それは彼らの権利ではあるが、われわれは彼らがソシオニクスをタイプの抽出にのみ矮小化しており、それで打ち切ってしまっている、と考える。
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А, скажем, психологи-типологи рассматривают соционику всего лишь как постюнговскую типологию, не лучше и не хуже типологии Майерс-Бриггс. Это их право, но мы считаем, что они низводят соционику до выделения типов, да и только, и этим ограничиваются.
外部からは「MBTIと同水準のポストユング類型論の1つ」と見なされ、内部はそれを「タイプ抽出への矮小化」と反論する—両者の認識の溝がそのまま残っている構図です。ソシオニクス側が独自性の根拠に挙げるのは、モデルA、タイプ間の関係の理論、次元性などの理論装置です(その実証状況は23章)。
SLI読者への実務的な注意
MBTIでISTJと判定された人がこのページを読む場合、SLIの記述がそのまま自分の説明になるとは限りません。ISTp⇄ISTJは、Si・Teの配列が同じだとする体系間の対応で、診断結果の互換ではないからです。末尾の文字の見た目ではなく、03章の8つの位置の配置と、04章の要素の定義と照らし合わせると、自分とどこが重なるかを確かめられます。
小括します。SLI=ISTJは、機能配列同一の仮定と、内向タイプで末尾が反転するJ/Pスイッチに基づく体系間の対応づけです。そのうえでSLIは、MBTIのISTPが指すLSIと表記が紛れやすく、対応表だけで判断するとタイプが入れ替わることがあります。
20サブタイプとタイプ内変異
同じSLIでも、研究者の記述には、快適さを求める審美家の姿と、市場で通用する製品を作る実務家の姿が並んでいます。この開きを同じタイプの内側に残る変異として区分するのが、サブタイプ(タイプ内変異)の理論群です。いずれもモデルAへの後代の拡張で、相互に互換性はありません。
アウシュラ—タイプと人格の区別
サブタイプ理論が前提にしている区別を、アウシュラ自身がこう書いています。
パーソナリティとパーソナリティタイプは、疑いなく同じものではない。同じパーソナリティタイプを持つ人間でも、わが国の文化と何らかのアステカ文化では、まったく異なるものである。
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Личность и тип личности, несомненно, не одно и то же. Человек с тем же самым типом личности в нашей культуре или в какой-либо ацтекской культуре — это что-то совершенно разное. Даже в нашем бесклассовом обществе найдете сколько угодно вариаций того же Дон Кихота2 или Дюма3.
ここでアウシュラが分けているのは、人格の形式としてのタイプと、人格の全体です。同じ形式を持つ人でも、文化が違えば人格としてはまったく別の人になると書いています。後代のサブタイプ理論は、この形式の内側に残る幅を区分する試みとして現れます。
Meged & Ovcharov—接触型と惰性型
2分割のサブタイプ理論の代表は、MegedとOvcharovの体系です。Wikisocionは、この理論をこう記録しています。
接触型/惰性型サブタイプ(Contact/Inert)(中略)V. Meged と A. Ovcharov によって提唱されたシステム。
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Contact / Inert Subtypes(中略)This system of subtypes was proposed by V. Meged and A. Ovcharov.
Wikisocionの同じ項目によると、この理論は、強化される機能が位置1側か位置2側かで、同じタイプを2つの変種に分けるものです。SLIなら、位置1のSi(内向感覚)が強い変種と、位置2のTe(外向論理)が強い変種に分かれます。
ただし、当サイトが確認できた範囲では、MegedとOvcharovのSLIのタイプ記述(13章)は外見と振る舞いの描写で、サブタイプ論の直接の記述はありません。この理論の整理は、コミュニティ編纂資料に依っています。
Filatova—感覚サブタイプと論理サブタイプ
Filatovaは、16タイプをそれぞれ2つのサブタイプに分けて記述します。SLIの感覚サブタイプを、Filatovaはこう書いています。
彼にとって最も重要なのは、美と調和、清潔さと健康の感覚である。彼は審美家であり美食家であり、自分の体、その必要と可能性をよく感じ取り、できるだけ多くの心地よい感覚を得ようと努める。美味しい料理を自分で作るのが得意で好きであり、味覚を含めた多くの感覚を、長年にわたってよく覚えている。彼の労働能力は、その仕事への関心—それが彼を夢中にさせるかどうか—によって大きく左右され、もし夢中にさせるものであれば、並外れた忍耐力と粘り強さを発揮することもある。
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Главное для него — ощущение красоты и гармонии, чистоты и здоровья. Он эстет и гурман, хорошо ощущает свой организм, его потребности и возможности, стремится получить как можно больше приятных ощущений. Умеет и любит сам приготовить вкусную пищу, хорошо помнит многие ощущения, в том числе и вкусовые, в течение долгих лет. Работоспособность его сильно определяется интересом к делу, увлекает оно или нет, если увлекает — может проявить незаурядное терпение и упорство.
言い換えると、感覚サブタイプのSLIは、美と健康の感覚を何より重んじ、心地よさを求める審美家として書かれています。働きぶりには条件が付いていて、夢中になれる仕事でだけ並外れた粘りが出るとされます。
一方、論理サブタイプについて、Filatovaはこう書いています。
実務的で、まとまりのある人物であり、自分の分野において優れたプロフェッショナルであり、実用的に役立つものだけでなく、美しいものを作ろうと努める。彼の作った製品は、市場でのいかなる競争にも耐えうる。無益な仕事には手を出さない、実利主義者である。冒険や賭けよりも、確実な確定性、計算の方を好む。時間に正確で几帳面であり、彼の言葉は決して行いと食い違うことがなく、彼の約束は当てにすることができる。(中略)付き合いにおいては冷淡で、遠い心理的距離を保つ。口数は少なく、自分の感情は言葉ではなく行いによって表すことを好む。
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Деловой, собранный человек, прекрасный профессионал в своем деле, старается сделать не только утилитарно полезную, но и красивую вещь. Его продукция выдержит любую конкуренцию на рынке. За бесполезное дело не возьмется, прагматик. Предпочитает надежную определенность, расчет, а не риск. Пунктуален и обязателен, его слова никогда не расходятся с делом, на его обещания можно положиться. Упорен и трудолюбив, очень технологичен. В общении холоден, держится на далекой психологической дистанции. Немногословен, свои чувства предпочитает выражать не словами, а делами. Отдыхать предпочитает в спортивных походах (туризм, альпинизм, подводное плавание, спелеология).
つまり、論理サブタイプのSLIは、競争に耐える製品を作り、約束を守る実務家です。付き合いでは距離を保ち、感情を言葉ではなく行いで示す点も書かれています。
名前のとおり、感覚サブタイプは位置1のSiの側に、論理サブタイプは位置2のTeの側に寄った変種です。快適さを求める審美家と、計算を好む実務家という対比で、13章でGolihovが書いた「味覚の専門家」の像は、感覚サブタイプの記述と同じ向きです。
Gulenko—DCNHの4サブタイプ
Gulenkoは2分割ではなく4分割です。Gulenkoは、4つのサブタイプを、3つの極性の組み合わせでこう定義しています。
接触・終結的・接続的 = 支配型サブタイプ(D / Dominant)(中略)接触・開始的・無視的 = 創造型サブタイプ(C / Creative)(中略)遠隔・終結的・無視的 = 規範型サブタイプ(N / Normalizing)(中略)遠隔・開始的・接続的 = 調和型サブタイプ(H / Harmonizing)
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• Contact, terminal, connective — dominant subtype (D) • Contact, initial, ignorative — creative subtype (C) • Distant, terminal, ignorative — normalizing subtype (N) • Distant, initial, connective — harmonizing subtype (H)
上の引用にある接触と遠隔、開始的と終結的、接続的と無視的は、Gulenkoがサブタイプを分ける3つの極性です。つまり、どのタイプも、3つの極性の組み合わせで支配型・創造型・規範型・調和型の4つに分かれるということです。
『64の肖像』という書名は、16タイプ×4サブタイプ=64変種に由来します。GulenkoはSLIを「職人」と呼びます。4変種の名は、支配型(D)が「刺激者」・創造型(C)が「試験者」・規範型(N)が「倹約家」・調和型(H)が「巧妙な者」です。
支配型の刺激者について、Gulenkoはこう書いています。
支配型SLIは良いビジネス資質をもつ。具体的で有形の結果を受け取ることを期待し、無用な仕事は引き受けない。ある活動に夢中になると、それでより大きな効率を発揮する。行政的な強制ではなく、有利な取引を提示することによって、同僚やパートナーを励ます。熟達を達成し新しい顧客を獲得すると、徐々にスキルセットを拡大する。グループのために仕事と休息の条件を作り出すことができる。各メンバーの貢献に応じて総収入を分配する。
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Dominant SLI possesses good business qualities. She expects to receive specific, tangible results and won’t undertake any useless work. Once carried away with an activity, she will develop greater efficiency in it. She encourages colleagues and partners by offering favorable deals rather than by administrative coercion. She gradually expands her skillset once she achieves mastery and acquires new clients. She is able to create the conditions for work and rest for her group. She distributes total earnings in accordance with the contribution of each member.
言い換えると、刺激者のSLIは、強制ではなく有利な取引を示して同僚を励まし、貢献に応じて収入を分ける変種です。無用な仕事を引き受けない点は、Filatovaの論理サブタイプの「無益な仕事には手を出さない」と同じ向きです。
創造型の試験者については、未知の課題への向き方がこう書かれています。
創造型SLIは、予期せず生じる技術的または家庭の問題に対処する際に独創的で機転がきく。新しい、これまで遭遇したことのないタスクに引きつけられる。好奇心旺盛だが、理論的なテーマでは、時間とお金を犠牲にする傾向はない。同時に、手元にある消費財やサンプルの品質をテストし検証することは喜んでするだろう。(中略)彼女の専門は、観察者から自由に、密かに一人で指示を実行することである。素早く有形の報酬によって刺激され、極端な、それゆえ技術的に見られるスポーツが好きである。
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Creative SLI is inventive and resourceful in addressing technical or domestic issues that arise unexpectedly. She is attracted to new, previously unencountered tasks. She is inquisitive, but on theoretical subjects she is not inclined to sacrifice her time and money. At the same time, she would be happy to test and verify the quality of consumer goods or samples that she finds in her hand.〔中略〕Her speciality is the execution of instructions, secretly and alone, free from observers. Stimulated by rapid and tangible rewards, she is fond of extreme and therefore technically viewed sports.
試験者のSLIの場合、理論には時間もお金もかけないが、手元の品物を試すことは喜んでするとされます。人目のないところで一人で指示を片づけるという記述は、グループの条件を整える刺激者とは逆の向きです。
規範型の倹約家について、Gulenkoはこう書いています。
楽しんでいる仕事を遂行するとき、正確で良心的である。すべてを急がずに、しかし素早く適切に行う。明らかな惰性やだらしなさにもかかわらず、規範型SLIは目標達成において粘り強い。修理仕事ならびに改訂 — 特定の動作条件のための適応 — が得意である。間違いの認識が学習のための余地を提供すると理解しているので、欠陥が検出されれば常に取り除く。自分の仕事を非常に高く評価し、わずかな金のためには働かない。(中略)規範型SLIは機械や機構がどのように働くかを観察するのを愛する。
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When carrying out work that she enjoys, she is accurate and conscientious. She does everything without haste, yet quickly and properly. Despite her apparent inertia or slackness, normalizing SLI is persistent in achieving goals. She is good at repair work, as well as making revisions — the adaptations for specific operating conditions. She always removes deficiencies if they are detected, understanding that the recognition of her mistakes provides room for learning. She highly values her work and will not work for pennies.〔中略〕Normalizing SLI loves to observe how machines and mechanisms work.
倹約家のSLIでは、新しく作ることより、既にある機械を直して条件に合わせることに力が向きます。Gulenkoは、見かけの緩さと目標への粘り強さを同じ段落に並べて書いています。
調和型の巧妙な者は、こう書かれています。
このサブタイプは、友好的でオープンだが押し付けがましくない人々に引きつけられる。彼らを必要とする。なぜなら、彼らは人生の喜びを経験し、自然な怠惰と無関心を克服するのを助けるからである。(中略)最大の結果を達成するために最小限の労力を加える。彼女が無理をするのを見ることはない。最もエネルギー効率の高いタイプである。一人で働くことを好み、結果を得て、物事が完了し磨かれた形になるまで働く。彼女の動機づけは、言葉、ジェスチャー、行為では解読できない。労働の最終結果を通してのみ。
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This subtype is attracted to friendly, open, but unobtrusive people. She needs them since they help her to experience the joys of life and to overcome her natural laziness and apathy.〔中略〕She applies the minimum effort to achieve maximum results. You will never see her overexert herself, as she is the most energy-efficient type. Preferring to work alone, she gets results and works till things are complete and in a polished form. Her motivation is impossible to decode by words, gestures or acts, rather only through end results of labor.
つまり、巧妙な者のSLIは、最小の労力で最大の結果を出し、動機は仕上がった成果にしか表れない変種です。
4変種を並べると、人を率いる刺激者から一人で仕上げる巧妙な者まで、同じ「職人」の記述とは思えないほどの幅があります。一方で、結果や報酬が形になることを重んじる点は4変種に共通しています。この幅の広さは、変異をよく捉えているとも、タイプ概念の識別力を薄めているとも読めます。
サブタイプ理論への批判
コミュニティ編纂資料自身が、批判点をこう記録しています。
タイプの誤判定を隠すために使われることがある
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Critics say that in many cases the basic type has been incorrectly diagnosed, and the addition of a “subtype” simply masks the contradiction.
判定が合わないときに「サブタイプのせい」と後から説明できてしまうので、サブタイプは反証されにくくする説明になりうるという批判です(23章の検証されない強い主張の議論につながります)。
小括します。第一に、タイプ内変異の存在そのものは、アウシュラの時点で認められています。第二に、その区分は2分割(MegedとOvcharov、Filatova)と4分割(Gulenko)が併存し、相互の互換性はありません。第三に、SLIでは、快適さを求める変種と実務を仕上げる変種の対比が、Filatovaの2分割にはっきり現れます。サブタイプは、観察の記述としては有用でも、理論としては未統一の領域です。
21識別と誤同定
「この人はSLIか」をどう決めるかという判定の方法論は、ソシオニクスの主要な方法論上の課題とされてきた領域です(23章で数字つきの内部批判を見ます)。この章では、判定の手続き論と、SLIに固有の識別手がかり、SLIと取り違えやすい相手を扱います。
手続き論—アウシュラとYermak
アウシュラ自身の検証手続きは、モデルが働くかどうかの確認でした。アウシュラは、こう書いています。
研究の第1段階は、K.G.ユングのモデルを全知人で検証することだった。それは絶対的に正しいことが分かり、それゆえモデルが作動するか作動しないかで、タイプが正しく確立されたかどうかが見えた。モデルが作動しなければ、タイプ診断の誤りを意味した。
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Первым этапом изучения была проверка модели К. Г. Юнга на всех знакомых людях. Она оказалась абсолютно правильно, и потому, срабатывает или не срабатывает модель, было видно, правильно ли установлен тип. Если модель не срабатывала, то это обозначало ошибку в диагнозе типа.
アウシュラの手続きでは、モデルが働かないときに誤っているのは診断のほうとされます。SLIに置き直すと、1番のSi(内向感覚)と2番のTe(外向論理)を仮に置き、その人の振る舞いがモデルどおりに説明できるかを確かめる、という順になります。
運用の上では実際的な基準です。一方で、論理の上ではモデル自体が誤っている可能性を最初から外しています(この論点は23章)。
Yermakは、手続きを2段階に定式化しています。まず用語について、こう書いています。
同定 という用語(羅 identificare — 同一視する、つまり、ある意味で同一視、近似化、対等化)は、私たちが具体的な人物の心のTIMを決定するときに行うことを、最も正確に表す。他の用語 — 診断、テスト、タイプ判定 — はあまり成功していない[80]。
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Термин идентификация (лат. 14епийсаге — отождествлять, т.е. отождествление, уподобление, приравнивание в определённом смысле) наиболее точно обозначает то, что мы делаем, когда определяем ТИМ психики конкретного человека. Другие термины -— диагностика, тестирование, типирование — менее удачны [80].
上の引用にあるTIMは情報代謝タイプ、[80]は原典の文献番号です。Yermakは、タイプを決める作業を「同定」と呼ぶのが最も正確だと書いています。診断・テスト・タイプ判定という呼び方は、それほどうまくいっていない語として退けています。
手続きそのものについては、こう書いています。
心のTIMの 同定の手続き は、専門家による心のタイプの 仮説 の選択と、選ばれた心のタイプに対応する心のTIMモデルの 検証 からなる。
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Процедура идентификации ТИМ психики состоит из выбора экспертом гипотезы типа психики и верификации модели ТИМ психики, соответствующей выбранному типу психики.
つまり、同定は見立てを選ぶ段階と、そのモデルに照らして確かめる段階の2つからなります。アウシュラが知人で行っていた確認を、専門家の手順として書き出した形だと分かります。
Yermakはさらに、状態によって見え方が歪む仕組みを、こう書いています。
自我ブロックの「ブロッキング」では(中略)心理機能の二次元性(機能3 — 「社会的規範」)と一次元性(機能4 — 「社会的経験」)では、ブロックは心の特徴的歪み—社会(ソシウム)における人間の 規範的=不確実な行動 —につながる
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при “блокировке” блокаЭГО блок принятия решений суперЭГО вынужден функционировать как исполнительный блок суперблока Мега1, что при двумерности (функция 3 — “социальных норм”) и одномерности (функция 4 — “социального опыта”) психических функций блока ведёт к характерному искажение работы психики, которое выглядит как нормативно-неуверенное поведение человека в социуме
SLIの場合、自我のSi・Teが抑え込まれると、3番の規範機能のNi(内向直観)と4番の脆弱機能のFe(外向倫理)で動かざるをえなくなります。そのとき表に出るのは、規範に合わせた、確かさを欠いた振る舞いです。その姿のまま判定すると、本来のSLIとは別のタイプに見えるおそれがある、という警告です。
面接者の構え—Karpenko
診断面接をする側の条件について、Karpenkoはエキスパートの理想を、こう書いています。
エキスパートは距離を置いた者ではありえない。彼はバイタルな衝動に応答することを余儀なくされ、義務づけられている。さもなければ彼とコミュニケーションすることは不可能になり、さもなければ被験者とのコンタクトは失われてしまう。注意深く、同情し、共感し、心から人々を愛し、しかし感情の、関係の、影響の遊びには巻き込まれていない—これがエキスパートの理想である。非巻き込まれ性は、ILEのエキスパートが、ESIがある考えの展開の中で発した、しかし事実上ILEに宛てられたフレーズ—「たとえば、あなたのことは、私、好きじゃありません」—に平静に対応することを可能にする。そう、分かっている—衝突である。しかしこれはインタータイプ関係であって、この2人の具体的な人間同士の関係ではない。
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Эксперт не может быть отстраненным, он вынужден, обязан откликаться на витальные импульсы, иначе с ним невозможно будет общаться, иначе контакт с испытуемым будет утрачен. Внимательный, сочувствующий, сопереживающий, искренне любящий людей, но не вовлеченный в игру эмоций, отношений, влияний — вот идеал эксперта. Невовлеченность позволяет эксперту-ИЛЭ спокойно отреагировать на фразу ЭСИ, произнесенную в развитие какой-то мысли, но адресованную фактически ИЛЭ: «Вот вы мне, например, не нравитесь». Да, понятно, — конфликт, но это интертипное отношение, а не отношение этих двух конкретных людей.
上の引用にあるインタタイプ関係は、タイプ間の関係のことです。Karpenkoが求めるのは、相手に共感しながら、関係の駆け引きには巻き込まれない面接者です。
引用の例はILEの面接者とESIの被験者ですが、関係の効果と個人どうしの関係を分けるという要求は、SLIを判定する場面にもそのまま通じると読めます。SLIと衝突関係にあるのはEIEで、EIEの面接者がSLIを判定する場面が引用と同じ構図になります。記述する側の心理学が違えば同じタイプが正反対に書かれうると、ユング自身が書いていたこと(23章で引用)と同じ種類の問題です。
SLI固有の識別手がかり—姿勢と、直観型に見える外見
各研究者が挙げるSLIの識別点は、すでに各章で見ました。Gulenkoは歩き方を判定に大いに役立つ特徴とし(12章)、Filatovaは感情を隠す一枚のスクリーンのような顔つきを挙げます(09章)。Reininは、SLIの姿勢について、こう書いています。
各タイプには独特の姿勢がある。(中略)SLI〔原文: ギャバン〕は通常、肩を前に突き出した中空の胸を持つ。彼は常に警戒し、見張っている人物の姿勢を持っている。あたかもSLI〔原文: ギャバン〕が周りの誰もを疑っているかのように。
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Each type has its peculiar posture.〔中略〕The Gabens usually have a hollow chest with shoulders thrust forward. He has a posture of a man who is always alert and on guard, as though a Gaben suspects everyone around.
Reininの見たSLIは、肩が前に出て胸がくぼんだ、見張りの姿勢です。疑いは「あたかも〜かのように」と書かれ、姿勢から受ける印象として置かれています。Gulenkoの歩き方と同じく、話す内容でなく体の使い方から見分ける手がかりです。
一方で、Filatovaは、内向の実務家を外見で見分けるときの注意を、こう書いています。
外向型の感覚性は教科書通りのものであり、外向型の実務家は実際に、自分の目の前にあるものを具体的に見ている(中略)しかし内向型の実務家は、あたかも自分自身に耳を澄ませ、自分の内側に沈潜しているかのように見えるため、しばしば直観型のように見えることがある。そのまなざしは決して常に具体的であるとは限らず、直観型に特有であるような、焦点の合っていない様子に見えることもある
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сенсорность экстравертов — хрестоматийная, практик-экстраверт смотрит действительно конкретно на то, что перед его глазами〔中略〕А вот практик-интроверт часто может показаться интуитом, поскольку как бы прислушивается к себе, погружен в себя, и его взгляд отнюдь не всегда конкретен, может выглядеть и расфокусированным, как это бывает свойственно интуитам
上の引用にある実務家は、Filatovaが感覚と論理の4タイプ(SLE・LSE・SLI・LSI)をまとめた呼び名です。Filatovaによれば、内向の実務家は、まなざしのせいで直観型と取り違えられることがあります。そのため、外見の手がかりが、SLIでは判定を逆の方向に誤らせる場合もあると読めます。
取り違えやすい相手—同属のSEI
SLIと同じくSi(内向感覚)を1番に持つのが、同属関係のSEIです。2つのタイプの区別については、Gulenkoに記述があります。Gulenkoの呼び名ではSLIは「職人」、SEIは「仲介者」で、Gulenkoはこの2タイプについて、こう書いています。
これらのタイプは客観的な世界に関与し、具体的感覚をもって生きる。彼らは自分の感覚への熱中を、時間の動きと結びついた理想主義的な哲学化(役割機能 T)によって補償する。両者の違いは、避けがたい変化をどう解釈するかにある。職人にとって、すべての良いものは過去に残されており、未来は悲観的な色調で描かれる。仲介者にとって、過去は失敗が残されている場所であり、未来は積極的な変化をもたらす。
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These types are involved in the objective world, living with concrete sensations. They compensate for their sensing infatuation with idealistic philosophizing connected with the movement of time (role function T). The difference between them lies in how they interpret inevitable changes. For the Craftsman, all good things are left in the past, and the future is painted in a pessimistic tone. For the Mediator, the past is where failures〔中略〕are left, and the future brings positive changes
上の引用にある役割機能Tは、Gulenkoの記号で内向直観(Ni)のことで、SLIでもSEIでも3番に置かれます。Gulenkoは両者の違いを変化の受け取り方に置き、SLIは良いものを過去に見て、未来を悲観的に描くと書いています。11章でKarpenkoが快適さの作り方からSEIと比べていたのとは、時間の向きという別の角度からの区別です。
タイプと気質を分ける—Karpenko
Karpenkoは、ソシオニクスのタイプと、気質や星座のような別の類型論との関係を、こう書いています。
異なる基数の類型論どうしは、ある意味で互いに独立である: 胆汁質の「SLI〔原文: ギャバン〕」もいれば粘液質の「SLI〔原文: ギャバン〕」もいるし、男性も女性も同じソシオニクスタイプに属するし、同じ黄道星座のもとで、いや同じ日にすら、異なるソシオニクスタイプ・異なる気質の人々が生まれる。
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Типологии по разным основаниям в определенном смысле независимы друг от друга: встречаются «Габены» холерики и «Габены» флегматики, мужчины и женщины принадлежат к одним соционическим типам, под одним зодиакальным созвездием, даже в один и тот же день рождаются люди разных соционических типов и различных темпераментов.
上の引用にある「異なる基数の類型論」は、人を分ける区分の数が違う類型論のことです。つまり、SLIであることと、胆汁質か粘液質かは別の問題だということです。そうであれば、落ち着きや気の短さのような気質の印象からは、SLIかどうかは決まらないことになります。
小括します。第一に、判定の手続きは、アウシュラの実践とYermakの定式化によって「仮説の選択とモデルの検証」の2段階として書かれています。第二に、誤りの原因として、状態による歪み(Yermak)と、面接者と被験者の関係の効果(Karpenko)が挙げられています。第三に、SLIの手がかりとして姿勢・歩き方・顔つきが提案される一方、内向の実務家は直観型に見えることがあるという注意もあります。同属のSEIとは変化の受け取り方で分ける提案があり、Karpenkoは気質とタイプを別のものとして扱うよう求めています。
記述のスタイルの面では、この章の手がかりは外見と時間の感じ方という別々の種類から出ています。どれか1つでSLIと断定することを支持する記述は、本ページで引用した原典の範囲では確認できません。
22著名人と思想のタイピング
著名人のタイピングは、ソシオニクス文献の目立つ伝統であると同時に、検証がきかない領域です。この章では、研究者が誰をSLIに挙げ、どう根拠づけ、どこで食い違ったかを扱います。章の最後に、当サイトの独自整理を1節だけ、試論と明示して置きます。
愛称「ギャバン」の由来—俳優ジャン・ギャバン
SLIの愛称は、フランスの映画俳優の名から取られています。Filatovaは、SLIの見出しの直後に、こう注を付けています。
〔ギャバン—有名なフランスの俳優ジャン・ギャバンの名から。〕
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Габен — по имени известного французского актера Жана Габена.
この注によれば、「ギャバン」は俳優ジャン・ギャバンの姓です。
命名者のアウシュラは、選んだ理由と、同じタイプに属する人々をこう書いています。
感覚論理内向を、本書では ギャバン と呼ぶ、フランスの俳優ジャン・ギャバンの姓に従って、彼はまさにこのタイプの人格をもっていた。彼に属するのは、有名なソビエト芸能人と歌手の多く(中略)作家の中ではこれは — ミゲル・デ・セルバンテス、フランソワ・ド・ラ・ロシュフコー、ギ・ド・モーパッサン、ジョルジュ・サンド、ジャン・ポール・サルトル、アルベール・カミュ、フリードリヒ・デュレンマット、ジョルジュ・シムノン、アガサ・クリスティ、フランソワーズ・サガン。彼ら全員に多かれ少なかれ固有なのは、簡潔さ、独特の抑制された感情的な濃密さ、状況の予期せぬ転回である。
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СЕНСОРНО-ЛОГИЧЕСКОГО ИНТРОТИМА в этой работе называем ГАБЕНОМ, согласно фа- милии французского актера Жана Габена, имевше- го именно этот тип личности. К нему относятся многие из известных советских артистов и певцов: Любовь Орлова, Клавдия Шульженко, Эдита Пье- ха, Владимир Высоцкий, Андрей Миронов, Люд- мила Гурченко.〔中略〕Среди писателей это — Мигель де Сервантес, Франсуа де Ларошфуко, Ги де Мопассан, Жорж Санд, Жан Поль Сартр, Альбер Камю, Фридрих Дюрренматт, Жорж Сименон, Агата Кристи, Франсуаза Саган. Всем им в той или иной мере присущи лаконичность, своеобразная сдержанная эмоциональная насыщенность, неожиданные пово- роты ситуаций.
アウシュラは、ギャバン本人がまさにこのタイプの人格をもっていたことを命名の理由にしています。挙げた芸能人と作家に共通する点としては、簡潔さ、抑制された感情の濃さ、状況の思いがけない転回の3つを示しています。
俳優としてのギャバンの姿勢については、同じ章の後半で、SLIの押し方の説明に結びつけています。アウシュラは、こう書いています。
しかし、彼はいつも去るわけではない。逆に、押せるときは力で取る。辛抱と頑固さで。心理的な正面攻撃に強い。これが彼の基本の手 — まっすぐ相手に向かっていくこと。(中略)これが映画俳優ジャン・ギャバンの基本的姿勢だ: 頑固さ、譲らないこと、内的な正しさと恐れ知らず。ルイ・ド・フュネスは喜劇俳優として、メダルのもう半分を選んだ。このタイプが頑固さではなく小狡さを見せるときにいかに滑稽かを示し、いつも間違っている小さな少し愚かな策士を演じる。
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Но он далеко не всегда уходит. Наоборот, когда можно нажать, берет силой: выдержкой и упрям- ством. Силен в психологической лобовой атаке. Это его основной ход — идти напрямик, на противни- ка.〔中略〕Это основная поза киноактера Жана Габена: упрямство, неуступчивость, внутренняя правота и бесстрашие. Луи де Фюнес как комедийный актер выбрал другую половину медали, показывает, как смешон этот тип, когда проявляет не упрямство, а изворот- ливосбть, изображает мелкого глуповатого комбина- тора, который постоянно не прав.
言い換えると、アウシュラは、押せる場面では辛抱と頑固さでまっすぐ進むというSLIの手段を、ギャバンの役柄の姿勢と同じものと見ています。頑固さの代わりに小狡さを見せたときの滑稽さは、ルイ・ド・フュネスの演じる策士として対に置き、1人の俳優だけでタイプを語らない書き方をしています。
愛称への批判と「職人」という別名
有名人の名でタイプを呼ぶしくみには、学派の中から批判が出ました。Gulenkoは、こう批判しています。
残念ながら、旧ソ連では誤解を招くペンネームのシステムがまだ使われており、有名人によってタイプを命名する(たとえば作家:デュマ父はISFP、ゴーリキーはISTJを表す;書籍の主人公 ― ホームズはESTJ、ドン・キホーテはENTPを表す;ロシア外で知られていない人物さえいる)。何人かのソシオニスト [17, 18] は、機能的名前への移行傾向を無視して、依然そのようなペンネームを使っている。(中略)ばかげた用語の使用をやめるよう私が繰り返し訴えたが、長い間無視された;ついに状況は変わったが、私との対話の試みの代わりに、キエフのソシオニストたちが彼ら自身の代替名前システムを提案した。論争と敵意の種が蒔かれた。
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Unfortunately in the former USSR a misleading system of pseudonyms is still in use of naming types by celebrities (e.g. writers: Dumas-father stands for ISFP, Gorky for ISTJ; book heroes – Holmes stands for ESTJ, Don Quixote for ENTP; there are even persons unknown outside Russia). Several socionists [17, 18] still use such pseudonyms ignoring the trend of transition to functional names. […] My repeated appeals to stop using ridiculous terminology have been ignored for a long; finally, the situation changed, but instead of attempts to a dialog with me, the socionists in Kiev offered their own alternative system of names. Seeds of controversies and hostilities have been sown.
上の引用の4文字はGulenkoのソシオニクス式の表記で、ゴーリキーはLSIの愛称、ここでのISTJはLSIを指します。角括弧の数字は原典の参考文献の番号です。Gulenkoは、有名人の名による呼び方は誤解を招くとして、機能に基づく名前への移行を訴えています。
Filatovaも、名称の問題を別の角度から書いています。Filatovaは、キーワードによる呼び名について、こう書いています。
これらの名称は、気の置けない仲間内で人々が付け合う親しげなあだ名にどこか似ている:「抒情家」「批評家」「マスター」等々。しかしここでも理解しておくべきなのは、心理タイプをたったひとつの言葉で規定しても、その主要な特徴すら考慮に入れることはできない、ということである。したがって、上に挙げた心理タイプの名称はきわめて条件的なものだと覚えておくべきである—結局のところ、何かしらの呼び方は必要なのだから!
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Эти названия чем-то напоминают дружеские прозвища, которые дают друг другу люди в свойских компаниях: «Лирик», «Критик», «Мастер» и т. д. Но и тут следует понимать, что, определяя психотип одним-единственным словом, мы не можем учесть даже главных его особенностей. Следует, таким образом, помнить, что вышеперечисленные названия психотипов весьма условны, — в конце концов, должны же мы их как-то называть!
引用の「マスター」は、FilatovaがSLIに付けたキーワード名です。キーワード名は、タイプの最も特徴的な資質を一語で示す呼び名です。Filatovaは、一語の名前ではタイプの主要な特徴も表せないとして、どの名称も条件つきのものと断っています。有名人の名から機能に基づく名前への移行を求めたGulenkoに対し、Filatovaは、条件つきと断ったうえで、呼び名そのものは必要だとしています。
Gulenko自身がSLIに付けた機能的な名前は「職人」です。Gulenkoは、その意味をこう説明しています。
真の「職人」は、どのような出発材料が必要かを知り、高品質の成果物を生み出すことができる。現実主義者であり、実現可能なタスクのみを引き受ける。「職人」という言葉は通常「熟練工」を意味するが、このタイプに関してはより深い意味を持つ。この仕事への関わり方のスタイルは、工場の労働者にも研究者にも特徴的であり得る。その主な特徴は、高品質な仕事の見本を研究し、それから勤勉さ、学習意欲、忍耐力を通じてそのような仕事を行うために必要なスキルを獲得したいという欲求である。
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A true "craftsman" knows what starting materials are needed and is able to produce high quality output. He is realistic and only takes on the tasks that are possible to realize. The word "craftsman" usually implies a "skilled worker", but in reference to this type this word holds a deeper meaning. This style of work involvement could be characteristics of a factory worker as well as a research scientist. Its main feature is the desire to study examples of high-quality work, then to acquire the skills necessary to do such work through diligence, studiousness, and perseverance.
つまり、Gulenkoのいう「職人」は職業名ではなく、質の高い仕事の見本を調べ、勤勉と忍耐でその技能を身につけようとする構えのことです。工場の労働者にも研究者にもありうると書き、名前が特定の職業に結びつくことを避けています。
アウシュラが挙げた人物
アウシュラは、SLI章の冒頭のほかに、著名人と文学上の人物のリストも残しています。
個々の人物について理由を添えた箇所は少なく、その1つがシムノンです。アウシュラは、SLIが論文を書く動機の説明の中で、こう書いています。
知るかぎり、ギャバン が論文を書くなら、それは科学のためではない。科学を、新しい方法の発明として理解しており、何かの現象の記述や分析としては理解していない。だから普通の論文も、特定の感覚‐美的快適さへ、より心地よく必要なことに携わる可能性へ導くだけの一歩として見ている。そして、ただ彼を皆がより愛するようになる。周囲の愛は、彼のヴィタル能動性の根本条件である。そして、ギャバン(たとえばジョルジュ・シムノン)が、自分は決して名声を求めなかったと主張するなら、それはまったく正しい。彼は皆からの共感と愛だけを求めたのだ。
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Насколько мне известно — если ГАБЕН пишет. диссертацию, это не ради науки. Науку понимает как изобретение новых методов, а не описывание и анализ каких-то явлений. Потому и на обычную. диссертацию смотрит как на шаг, который приве- дет лишь к определенному сенсорно-эстетическому комфорту, к возможности заняться более прият- ным и нужным делом. И его просто будут больше любить. Любовь окружающих — основное условие его витальной активности. И когда ГАБЕН (допус- тим, Жорж Сименон) утверждает, что он никог- да не стремился к славе, это совершенно верно: он стремился только ко всеобщей симпатии и. любви.
アウシュラは、SLIにとって論文は科学のためではなく、感覚と美の快適さに近づくための一歩だと書いています。シムノンが名声を求めなかったという話も、周りの共感と愛だけを求めたというSLI像の例として引かれています。人物の自己申告を、タイプの動機の説明で読み替える書き方です。
後代のリスト
後代の研究者も、アウシュラの顔ぶれを引き継いだリストを残しています。Reininは、SLI節の冒頭に12人の著名人を挙げています。先頭はギャバン本人で、クリスティとポワロ、シムノンとメグレ、セルバンテスとサンチョ・パンサのように、作家とその作中人物を対にして挙げるのが特徴です。モーパッサン、カミュ、サルトル、サガンなど、作家の多くはアウシュラのリストと重なります。
Stratiyevskayaは、人物を感覚の記述の根拠として挙げています。Stratiyevskayaは、映画監督タルコフスキーについて、こう書いています。
ギャバンは、心地よい感覚に対する並外れた記憶力を授けられている。色、匂い、味の感覚を再現し描写することができる。経験した、見た、聞いたものの印象を描写できる。(アンドレイ・タルコフスキー(ギャバン)の映画における音の追憶は、一種の「感覚的シンボリズム」として用いられている—表現された感覚は、一定の意味的負荷を担う。)
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Габены наделены исключительной памятью на приятные ощущения. Способны воссоздать и описать ощущение цвета, запаха, вкуса. Описать впечатление пережитого, увиденного и услышанного. (Воспоминание звуков в фильмах Андрея Тарковского (Габена) используется как своего рода "сенсорная символика" — выраженное ощущение несет определенную смысловую нагрузку.)
Stratiyevskayaは、SLIには心地よい感覚についての並外れた記憶があるとして、タルコフスキーの映画の音の使い方をその例に挙げています。色と構図の話(08章)と合わせ、タルコフスキーの作品をSLIの感覚の見本として繰り返し使っています。
Bukalovは、推理作家のクリスティを例に挙げています。Bukalovは、こう書いています。
全体的に、行うことから利益を得ようとする。実際的な結果を生まない仕事には従事せず、創り出したものを大切にし、発明の才がある。アガサ・クリスティーは膨大な想像力を持ち、複雑な陰謀を持つ推理小説を「設計」し、発明した。
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Of the total, making tends to benefit. Do not engaged in work that does not give practical results, made by values, inventive. Agatha Christie, having a huge imagination, “designed”, invented detective story with a complicated intrigue.
Bukalovは、SLIは実際の結果を生む仕事を選び、作ったものを大切にすると書き、クリスティが複雑な筋の推理小説を「設計」したことをその例に挙げています。Bukalovは、ウクライナの大統領クチマもSLIとしています(07章)。
Gulenkoのプロファイルには、歴史上の人物の例もあります。Gulenkoは、こう書いています。
さまざまな方法で得られるスリリングな体験を好む:アクティブな休暇、高速運転など。スリルの記録は、この特性が彼において誇張されていたために歴史的人物となったグリゴリー・ラスプーチンによって打ち立てられた。
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Loves thrilling experiences which he attains by a variety of ways: active vacations, fast driving, etc. The record for thrills was set by Grigory Rasputin, who, due to this trait which was exaggerated in him, became a historical figure.
Gulenkoは、SLIのスリルのある体験を好む傾向が極端に表れた例として、ラスプーチンを挙げています。ほかの研究者の顔ぶれにない人物で、この傾向が誇張されたために歴史に名を残したという位置づけです。
これらのタイピングはいずれも各研究者の主張であり、本人の検査に基づくものではありません。
思想の様式について—独自整理(試論)
以下はこの節だけ、引用ではなく当サイトの独自整理です。検証不能なタイピングの上に載る、その程度の確からしさの仮説的な見立てです。
研究者たちがSLIに割り当ててきた人物には、俳優と歌手、推理作家とその探偵、短い文で書く作家が多く並びます。この顔ぶれを、アウシュラが挙げた3つの共通点(簡潔さ・抑えた感情の濃さ・思いがけない転回)と突き合わせます。Bukalovの「設計」やStratiyevskayaの音の記憶も並べると、感覚の細部と作り込まれた手順の組み合わせが、選定の手がかりになっていると整理できます。04章の定義(1番のSiと2番のTe)を、作品や演技の形に置き換えて人物を選んできたとも言えます。つまりこれらのリストは、実在の人物のタイプの記録としてより、研究者たちがSLIという概念で何を指したかったかの記録として読む方が、資料の性質に合っています。
小括します。第一に、愛称「ギャバン」は、アウシュラが俳優本人をこのタイプと見たことから付けられ、Filatovaもその由来を注記しています。第二に、この愛称のしくみには、Gulenkoが機能に基づく名前への移行を求め、Filatovaも一語の名称の限界を断っています。第三に、アウシュラ、Reinin、Stratiyevskaya、Bukalov、Gulenkoのリストは顔ぶれが重なる一方、判定の手続きはどれにも添えられていません。
23先行研究への懸念点
最後の章は、ここまで引用してきた文献群への懸念の整理です。外部からの批判ではなく、できる限り研究者たち自身の言葉で、方法論の弱点がどこまで自覚されていたかを示します。
観察者依存—ユング自身の警告
出発点のユングに、すでに方法論的な自己言及があります。
ただし、このような心理状態について全く正反対の概念を持つことも同様に可能であり、それに基づいて説明することも認める。 私自身が異なる個性心理学を持っていたとしたら、無意識を「非合理的」と見なす観点から、合理的タイプの特徴を正反対の方法で記述していただろうと確信している。
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I am prepared to grant that we may equally well entertain a precisely opposite conception of such a psychology, and present it accordingly. I am also convinced that, had I myself chanced to possess a different individual psychology, I should have described the rational types in the reversed way, from the standpoint of the unconscious as irrational, therefore.
つまり、ユングは、記述する側の心理学が違えば、同じタイプが正反対に書かれうると認めています。SLIの記述では、この問題が1つの章の中に見える形で残っています。アウシュラは、SLI章の成り立ちについて、こう書いています。
この特性記述は、ソシオニクス研究者エグレ・ヴェドルガイテと共同で書かれた。彼女のタイプは SLI である。私が文体を変えなかった彼女の注記は、静的タイプ ILE(私)の文体が動的タイプ SLI(彼女)の文体とどれほど異なるかを読者が評価できるよう、本文中で特に区別してある。同じタイプの人格について書いた他の著者たち、K. G. ユング、A. E. リチコ、K. レオンハルトのテキストに注釈する機会が私になかったのは残念である。
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Эта характеристика написана совместно с соци- оником Егле Ведлугайте, по типу ТОМ. Те ее за- мечания, стиля которых я не меняла, в тексте вы- делеиы, специально для того, чтобы читатель смог оценить, насколько стиль статика ТАП (я) отли- чается от стиля динамика ТОМ (она). . Жаль, что у меня не было возможности про- › комментировать тексты других авторов, писав- ших о том же самом типе личности: К. Г. Юнга, А. Э. Личко, К. Леонгарда.
アウシュラは、自分をILE、共著者をSLIとしたうえで、書き手のタイプの違いが文体の違いとして出ることを読者に示そうとしています。05章で見た「E. V.」の注記は、この共著者の書き込みです。そのため、アウシュラのSLI章は、ILEの書き手が外から書いた記述と、SLI本人が内から書いた記述が並ぶ資料になっています。
判定信頼性への内部批判
タイプ判定の信頼性は、学派内部で最も率直に語られてきた弱点です。
現在ソシオニクスが抱える最も痛切な問題は、心理タイプ判定の信頼性である。今のところ、これは科学というよりむしろ技芸に近い。
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самый больной вопрос соционики в настоящее время — это надежность определения психотипов. Пока это скорее искусство, чем наука.
Filatovaの見立てでは、タイプの判定は、決まった手順より判定する人の腕に預けられている段階です。Reininは、質問紙のテストについて、こう書いています。
人々は中立的な質問(たとえば「人々は…についてどう考えていると思うか?」)には自発的に回答するが、評価的質問(「あなたはこちらが好きか、それともあちらか?」または「自分自身を…と…のどちらと考えるか?」)は無意識の緊張を引き起こす。(中略)私は既存のテストは最大40%の精度しか許さないと考えている。
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People answer neutral questions (for example: "What do you think people think about …?") spontaneously, but an evaluative question ("Do you prefer this or that?" or "Do you think of yourself as of … or …?") causes an unconscious tension. […] I believe that existing tests allow for maximum of 40 % accuracy.
言い換えると、評価を問う質問は答える人を緊張させるので、既存のテストの精度は最大40%にとどまるとReininは考えています。15の特性を立てた本人も、質問紙による判定を低く見積もっていることになります。
SLIの場合、外に出る態度と内側の状態のずれを、研究者自身が繰り返し書いています。Stratiyevskayaは、叱責を平静に聞くSLIの見かけの無感情を、感情的な圧力への防御反応としました(08章)。Socioscopeは、不平が満足のしるしで、褒め言葉のほうが苦痛のしるしになると書いています(13章)。
さらにFilatovaは、内向の実務家が、まなざしのせいで直観型と取り違えられることがあると注意しています(21章)。こうしたずれを持つタイプでは、観察による判定も、質問紙と同じく誤りの経路を抱えています。
検証されない強い主張
このページで引用した記述には、確かめる手続きが示されないまま、断定の形で書かれた主張があります。1つは、SLIの感覚の鋭さを、他のタイプとの比較で言い切る主張です。Stratiyevskayaは、こう書いています。
SLI〔原文: ギャバン〕は、すべての人格タイプの中で唯一、すべての人が自身の中で気づくとは限らず、自身に常に認めるとは限らない、まさにあの密かな感覚や欲求を、まったく間違いなく見抜く。(中略)例えば、人物の眼から、その人物が空腹であることを判断し、自宅へ招いて食事を出すことができる。人物の身体的不満を間違いなく判断し、それどころか、それに無関心ではいられない。
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Габен — единственный из всех типов личности, кто совершенно безошибочно подмечает те самые сокровенные ощущения и потребности, которые не всякий человек в себе замечает и в которых не всегда себе признается. Более того, Габен может подойти к незнакомому человеку и сказать ему об этом. Может подсказать, как избавиться от неприятных ощущений, может ему в этом помочь. Например, может по глазам человека определить, что тот голоден, может пригласить его к себе домой и накормить. Физическую неудовлетворенность человека определяет безошибочно, более того, не может остаться к ней безучастным. Габена раздражает даже невольное наблюдение чужих страданий.
Stratiyevskayaは、ここでSLIの感覚の鋭さを、他の15タイプとの比較で言い切っています。「唯一」「まったく間違いなく」は、タイプごとの的中を比べれば確かめられる形の主張です。ですが、当サイトが確認した範囲では、その比較の記録は示されていません。
もう1つは、民族と国家をタイプで説明する試みです。Bukalovは、民族と国家のタイプについて、こう書いています。
例えばスイス人を取り上げると、民族集団が感覚-論理型内向(SLI)タイプであり、国家も自我ブロックに対応する同じタイプ(SLI、○(Si)■(Te)すなわち SLI=ギャバン)である。一方、例えば日本人は、同じメンタリティ・タイプを持ちながら、国家はイド・ブロックに沿って構成されている。日本人が感覚-論理型内向(SLI、○(Si)■(Te)すなわち SLI=ギャバン)であるならば、国家は論理-感覚型(LSI、□(Ti)●(Se)すなわち LSI=マクシム・ゴーリキー)である。歴史的にこのように形成された。
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Если взять, например, швейцарцев, у них при сенсорном логическом интровертном типе этноса государство такого же типа (СЛИ, ), соответствующее блоку Эго, а вот, например у японцев, с таким же типом ментальности, государство по блоку Ид. И если японцы сенсорно-логические интроверты (СЛИ, ), то государство у них логико-сенсорное (ЛСИ, ), так уже повелось исторически.
上の引用にあるエスノスは、民族のことです。Bukalovは、同じSLIの民族でも、国家がどのブロックに沿って組まれるかで国の形が変わると見ています。「歴史的にこのように形成された」という結びのほかに、民族のタイプをどう判定したかは書かれていません。Bukalovは、ウクライナの大統領クチマをSLIとし、政権の運営をイドのブロックで説明してもいます(07章)。
同じ種類の問題は、他の章にもあります。次元性から導かれた記憶容量の数の系列(16章)、誤った判定をサブタイプの違いとして隠せてしまうという批判(20章)、モデルが働かなければ誤りは診断の側とするアウシュラの手続き(21章)です。最後のものは、モデル自体が誤っている可能性を最初から外しています。
ソシオニクスが独自性の根拠に挙げるモデルA・関係の理論・次元性も(19章)、モデルの内側で整合する形で示されているだけです。当サイトが確認した範囲では、外部の測定で確かめた記録は見つかっていません。このように、強い主張が積み上がる一方で、それを落とす手続きが用意されていない点が、実証面の中心的な懸念です。
記述の偏り—身近な個人と作中人物
SLIの記述は、少数の身近な個人と、小説の人物に多くを拠っています。Reininの証言では、アウシュラの最初のSLI記述は、姪のエグレ1人の観察から書かれました(02章)。一方、アウシュラのSLI章は、SLI本人であるエグレ・ヴェドルガイテとの共著です(05章)。2人は名が同じで、同じ人物である可能性があります。そうであれば、SLI像の出発点は主に1人の観察ということになります。
後代の記述も、個別の人物から一般の像を組む形です。Filatovaは、レマルクの小説のケスターをSLIの同定の根拠に使い、活性化の関係も同じ人物とEIIのロベルトの組で説明しました(09章・18章)。Stratiyevskayaは、活性化を60年以上続いた1組の結婚で書いています(18章)。
Beskovaは、医学部から研修医までの8年間、1人の女性を見つめ続けた男性の話で、観照的な性格という一般化を裏づけています(13章)。つまり、SLI像の要所には、特定の個人や作中人物の観察が、そのまま一般の像として引き継がれた部分があります。どの観察がその1人に固有で、どれがタイプに共通するかを分ける手続きは、引用した範囲の文献には示されていません。
記述の継承の選択性
SLI記述の系譜は一見連続していますが、継承の各段階で何を残し、何を組み替えたかの検証は示されないまま進んでいます。
- 2つの節の接合。SLIの祖形は、ユングの内向的感覚型と外向的思考型の2つの節にまたがります(02章)。ユングの外向的思考型は思考が主役の純粋な型で、SLIでは同じ外向的思考が2番の創造機能のTe(外向論理)に置かれています。ユングは感覚が主で思考が補助の組み合わせを認めていますが(03章)、2つの型の記述のどこをSLIのものとするかを決めたのは後代の側です
- 劣等機能の直観の置き直し。ユングの内向的感覚型では、抑圧された外向直観が、現実の背後にある危うい可能性に過敏になるとされました(02章)。SLIでは、この要素は5番の暗示機能のNe(外向直観)に置かれ、Gulenkoは外から受け取りたい新しい状況と励ましとして書いています(12章)。弱い側という点は同じでも、警戒の対象から、人に補ってほしい対象へ意味が移っています。この移動を説明した文献は、当サイトが確認した範囲では見つかっていません
- 先行する類型との照合の保留。観察者依存の節の引用で、アウシュラは、同じタイプを書いたユング・リチコ・レオンハルトの記述に注釈できなかったと書いています。先行する類型との対応を、創始者自身が確かめきれないまま、SLIの記述は後代へ引き継がれています
資料の非独立性—同一原稿の再録・別訳
このページの資料には、独立した証言として数えられない組があります。
Weisbandの初期ハンドブックは、アウシュラの資料に準拠しています。そのため、Weisbandの「動きは静かで、正確で、非常に経済的」(13章)は、アウシュラの「動きは穏やかで、正確で、きわめて経済的」(18章)とほぼ同じ文です。双対のいないSLIが怠け者やおしゃべりと間違えられるという記述も、アウシュラ(05章)とWeisband(18章)の両方に出てきます。
つまり、同じ記述を2か所で見たことは、2人が別々に観測したことを意味しません。
一方、同じ章の中で記述が食い違う組もあります。『心理タイプ・テスト』の編者は、SLI章への注で、こう書いています。
著者は自分の判断で、女性の協力者と同志の著作からの引用を自分の仕事に含めている。これらの引用は多くないが、これほど少ない素材でも、タイプの記述の食い違いがかなり目立つ。とくにこの箇所でははっきりしている。「SLI〔原文: ギャバン〕」の同じ性質について、二人のソシオニクス研究者による、互いに相容れない二つの記述がすぐ隣に並んでいる。「家の中に、ほとんど同じ種類の物が多すぎる」(E. V.)、そしてすぐ続けて「余分な物をなくすこと、きれいな空間」(A. A.)。
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Автор по собственной инициативе включа- ет в свою работу цитаты из трудов соратницы и единомышленника. И хотя эти включения невели- ки, но даже на столь малом материале весьма за- метны расхождения в описании типов. В частнос- ти, в данном случае это особенно ясно: буквально вплотную идут два взаимоисключающих описания одного свойства «ГАБЕНА», сделанные двумя со- циониками: «Слишком много почти однокачествен- ных вещей в доме» (Е. В.); и тут же — «избав- ление от лишних вещей, чистое пространство» (А.А.).
上の引用にあるE. V.は共著者のSLI本人、A. A.はアウシュラの頭文字です。家に同じ種類の物がたまるのか、余分な物のない空間を保つのか、同じ特性の記述が書き手によって正反対になっています。観察者依存の節で見たユングの警告が、SLIの1つの章の中で実際に起きている例です。
学派の分裂と用語の混乱
SLIの記述でも、番号と用語は研究者ごとに揃っていません。アウシュラ旧式の4列ではIVが現行の位置3のNiですが、Filatovaの4機能ではIVが現行の位置5のNeです(03章・09章)。同じ「IV」が、体系によって別の要素を指すことになります。
また、Reininの「第3機能」は位置6のFiで(06章)、GulenkoのモデルGでは、モデルAと番号が一致するのは位置1のSiと位置3のNiだけです(12章)。
呼び名も1つではありません。愛称「ギャバン」に対し、Gulenkoは有名人の名による呼び方を批判して「職人」と呼び、Filatovaは「マスター」を併用します(22章)。Yermakは、ギャバンのような愛称を口語で呼ぶための「ペンネーム」と位置づけています(10章)。
MBTIとの対応でも、ソシオニクス表記のISTpと字面の近いMBTIのISTPは、LSIへの対応です(19章)。表記の揺れが、そのまま別のタイプへの読み替えになる組み合わせです。
理論の外縁には、確かめにくい主張も現れます。Reininは晩年、タイプの遺伝について、こう述べています。
懐疑的である。検証する必要がある。タイプが何らかの形で遺伝で伝わるとは考えていない。ソシオンは、何らかの形で人間に体現されるノオスフェアの一般的構造かもしれない。A.ブカロフの仕事がこの点に光を当てているかもしれない。
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Скептически отношусь. Проверять надо. Я не думаю, что типы как-то по наследству передаются. Возможно, социон — это какая-то общая структура ноосферы, которая каким-то образом воплощается в людях. Пожалуй, работы А. Букалова проливают свет на это.
タイプの遺伝性には懐疑を示す一方、ノオスフェア(人類の思考圏)という検証の難しい仮説も提示しています。検証を求める姿勢と、検証しにくい概念への傾きが、同じ研究者の記述内に共存する例です。
制度化の主張と外部の視線
学派側は、普及の規模を示す数字を挙げます。
ソシオニクスが科学的方向性として広範に普及していることは、過去15年間にわたり、人文諸科学のあらゆる部門および一連の技術科学において、約800本の学位論文においてソシオニクスの諸概念および諸方法が用いられてきたという事実によって裏付けられている。これら学位論文を分野別および主題別に分析した。さらに、ソシオニクスに関する学術出版物の集合体を分析した。現時点において、ソシオニクスはロシア、ウクライナ、CIS諸国、ならびに欧州連合加盟諸国の150を超える大学で教授されている。
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Широкое распространение соционики как научного направления подтверждается тем, что за последние 15 лет соционические идеи и методы использованы примерно в 800 диссертациях по всем разделам гуманитарных наук и в ряде технических наук. Проведен анализ таких диссертационных работ по отраслям и темам. Проанализирован массив академических публикаций по соционике. В настоящее время соционика преподается более чем в 150 университетах России, Украины, стран СНГ и стран Европейского союза.
800本の学位論文、150超の大学という数字はBukalovらの集計であり、独立の確認はありません。また、利用の広がりは妥当性の証明とは別の事柄です。学派の自己認識の強さは、Stratiyevskayaの一節に典型的に現れます。
ソシオニクスが伝統的心理学と異なるのは、化学が錬金術と異なるのと同じである—ソシオニクスには体系がある、構築的アプローチがある、それは既存の知識体系と矛盾せず、それどころか、最も多様な科学・領域で並行して行われている多くの研究によって裏づけられている、科学的方法に基づいている。
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— К сожалению, никак нельзя, поскольку к этому, современному нам открытию, человечество шло долгим и трудным путем, само это открытие явилось основанием новой и перспективной науки, получившей название соционики. От традиционной психологии соционика отличается так же, как химия от алхимии — в ней есть система, в ней есть конструктивный подход, она основана на научных методах, которые не противоречат существующей системе знаний, а, наоборот, подтверждаются многими исследованиями, проводимыми параллельно в самых различных науках и областях.
Stratiyevskayaは、ソシオニクスを、体系と方法を持つ科学として従来の心理学の先に置いています。判定信頼性の節で見たFilatovaの「技芸」やReininの「最大40%」と並べると、学問としての自己評価は、同じ学派の中でも一致していません。
外からの評価との差もあります。類型論を専門とする心理学者は、ソシオニクスをMBTIより良くも悪くもないポストユング類型論として扱っていると、Bukalov自身が書いています(19章)。「化学と錬金術」という自己評価とのあいだには、大きな開きがあります。
最後に、判定する側の質の問題も、内部から指摘されています。Filatovaは、こう書いています。
ソシオニクスに対する不信の、もう一つの原因は、この人間についての新しい知識領域に、専門的な訓練どころか、単純な人生経験さえ持たないことも少なくない、熱心な支持者たちの一大勢力が押し寄せたことに関係している。そして、そうした若者たちが、自分が正しいと絶対的な確信を持って、決して単純ではない心理的問題の解決策をあちらこちらで提示するとき、それが思慮深い研究者たちの十分に根拠のある批判を招かずにはいないのである。
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Другая причина недоверчивого отношения к соционике связана с тем, что в эту новую область знаний о человеке пришла большая армия энтузиастов, не имеющих зачастую не только специальной подготовки, но и простого жизненного опыта. И когда такие молодые люди с абсолютной уверенностью в своей правоте предлагают направо и налево рецепты решения совсем непростых психологических проблем, это не может не вызывать у вдумчивых исследователей вполне обоснованных нареканий.
つまり、Filatovaは、訓練も経験も乏しい支持者が確信をもって答えを示したことが、ソシオニクスへの不信を招いたと見ています。批判が向いているのは理論の中身より、理論を使って人を判定し助言する側です。
小括します。懸念は5つに整理できます。
- 判定の信頼性:技芸に近いという内部評価、質問紙は最大40%という見積もり、外の態度と内側がずれるSLIの観察の難しさ
- 反証手続きの不在:16タイプで唯一という断定、民族や政治家へのタイプの当てはめ、モデルの内側でだけ整合する理論
- 記述の偏り:姪であり共著者とも考えられる1人の人物、小説の人物、1組の結婚に多くを拠ったSLI像
- 継承と資料の系譜:ユングの2つの節の接合と直観の意味の移動、アウシュラの資料に準拠した記述を独立した証言として数えられないこと
- 体系の非互換:番号・モデルG・愛称・MBTI表記が研究者で揃わないこと
あわせて、このページ全体で扱ってきた主張の水準を区別しておきます。
-
文献上の事実:誰がいつ何を書いたか。索引と出典で確認できます。
-
理論内部の帰結:モデルを前提にした導出(例:SLIの位置1のSiは4次元、位置4のFeは1次元)。モデル内で整合していても、モデル自体の妥当性は別の問題です。
-
文献系列内で反復される観察:14章の5つの観測。相互に参照し合う文献群での反復であり、独立した再現ではありません。
-
独立に実証された主張:測定・標本・追試を伴うもの。当サイトが確認した範囲では、この水準に達したSLI記述は本ページにはありません。
これらの懸念の多くが研究者自身の言葉で残っていることは、少なくとも一部の研究者が弱点を自覚して書き残していた証拠であり、同時に未解決の課題の一覧でもあります。このページの引用群は、その両面を示すことを意図して選びました。
24SLIとは何か
この章には新しい引用はありません。ここまでの各章の引用と、14章・23章などで行った当サイトの比較・整理を、1つのまとめへ再統合します。この章は資料の提示ではなく、資料についての当サイトの解釈です。引用に直接書かれた内容より、確からしさを一段低く見積もる必要があります。
反復して現れる記述
複数の研究者が、論者や時期を変えて繰り返し書いてきた記述があります。14章で5つに整理したとおりです。第一は身の回りの感覚の小さな乱れに気づき、快適さを自分の手で整えること、第二は労力と見返りを勘定し、身の回りを安く便利に直すことです。第三は動き出すきっかけを外から受け取ること、第四は感情を顔と言葉に出さず内側では傷つきやすいこと、第五は感情のぶつかる場面から距離を取ることです。
ただし、この反復を独立した観測の一致と呼ぶことはできません。アウシュラ以後の研究者は同じ理論共同体に属し、用語も先行する記述も相互に受け継いでいるからです(02章)。WeisbandとアウシュラのようにSLIについてほぼ同じ文が並ぶ組もあります(23章)。正確には、相互に参照し合う文献系列の中で、書き手と様式を変えて反復されてきたモチーフです。その意味で、SLI記述の共有された部分と見てよい範囲にとどまります。
確定しない点と実証の限界
一方で、単純にまとめられない点もあります。議論への構えは研究者で食い違います。Reininは決して議論しないと書き、Gulenkoは論争が無期限に続くことがあると書きました。ただし、Reininがこれを書いたのは理論や抽象的な問題を扱う規範の領域の節で、Gulenkoは日常の会話の様子として書いています。指している場面が違うことが、食い違いの元になっていると考えられます。
4番のFeについても、多くの研究者が感情を表に出さずに守る領域として日々の振る舞いを書く一方、Karpenkoは「SLIは俳優になる」と書いています(14章)。Karpenkoは、なおざりにされた機能に個人の価値があるというユングの枠で、人生の選び方を書いています。観察の単位が日々の振る舞いか人生の選択かの違いが、ここでも食い違いの元になっていると考えられます。
さらに、記述の前提そのものにも懸念が残ります(23章)。タイプ判定の信頼性は学派の内部から低く評価され、外に出る態度と内側の状態がずれるSLIは、観察による判定もしにくいタイプです。SLI像の出発点はアウシュラの姪で共著者とも考えられる1人の人物や、小説の人物の観察にあり、同じ章の中で共著者とアウシュラの記述が正反対になっている箇所もあります。16タイプで唯一という断定や民族へのタイプの当てはめにも、確かめた記録は確認できません。
SLI像の要約
ここまでを、確実に間違いとは言えない範囲でまとめます。文献上のSLIは、自我ブロックの主導機能にSi(内向感覚)、創造機能にTe(外向論理)を置くタイプとして記述されます(03章)。Siは体と環境の状態を快・不快や便・不便として知る要素、Teは行為と対象の用途が目的に合っているかを知る要素とされます(04章)。SLIではこの2つが別々に働くのではなく、快適さを目的に、効率のよい仕事を手段に置く組みとして記述されます(04章)。この構成の記述とは別に、複数の文献では、感覚の乱れへの鋭さ、労力と見返りの勘定、外からのきっかけを待つこと、感情を出さない表情、感情のぶつかる場面との距離が反復して記述されています(14章)。
SLIを短くまとめるなら、身の回りの快適さを知る感覚と、それを実務で整える論理を強い側に持つと文献上は記述されるタイプ、となります。それが、当サイトが確実に間違いとは言えないと考える範囲です。
かみ砕いて言うと
最後に、同じまとめを、タイプ解説で一般的な語り口に寄せて書いておきます。変えたのは文体だけで、内容は前節と同じく、根拠はここまでの章の資料のみです。
SLIは、部屋の温度や音、食べ物のような身の回りの感覚に気づき、それを手を動かして心地よく整えるところから動き出すタイプとして描かれてきました。働くときは労力と見返りを比べ、損になる働き方はしないと繰り返し書かれています。自分から目標を立てるより、周りから示された目標や励ましを受けて動き出しやすい、ということです。
また、感情はあまり顔にも言葉にも出さず、外からは冷たく落ち着いて見えることが多いとされます。ただ、内側では傷つきやすく、踏み込まれると急に激しく反応することがあると記述されています。感情のぶつかる場面からは、距離を取って離れようとします。
ただし、これらは相互に参照し合う文献のなかで繰り返されてきた記述であって、測定で確かめられた性質ではありません(23章)。そのうえで一文に圧縮するなら—SLIは、少なくとも「身の回りの快適さを感じ取って実務で整える側が強く、感情を表に出すことには慎重である」と文献上繰り返し記述されてきたタイプだと言えるかもしれません。
25この記事の方法論
引用を用いる理由と範囲
ソシオニクスの文献では、同じSLIというタイプについて、研究者ごとに観測点も語彙も評価も食い違います。食い違う記述を1つの要約にまとめると、どの研究者も書いていない「平均像」ができあがります。要約には書き手の解釈が混ざるため、研究者の記述は逐語の引用で示します。引用は本文で設定した論点の検討に必要な範囲にとどめ、当サイトの本文がその出典関係・記述の差異・適用範囲を分析します。各引用の位置づけの説明、各章末の小括、14章の横断比較、22章・23章の整理がこのページの本文で、ここには当サイトの判断が入ります。最終の24章はその延長で、記事全体の資料をまとめ直す独自の統合です(位置づけは章の冒頭でも明示します)。
引用の逐語性と翻訳
引用の訳文は当サイトによる訳出です(ユングはドイツ語原著の英訳版から訳出しています)。底本の綴りは各引用の「原文を表示」で確認できます。
底本は研究者本人の著書と機関誌論文を主とし、Wikisocionなどのコミュニティ編纂資料は補助として使います。どちらの資料かは、出典の表示で区別できます。
引用の位置づけも明記します。本ページの引用は、公表された著作物からの、批評・研究を目的とする引用です。引用部は引用ブロックで明瞭に区分し、すべてに出所を番号つきで明示しています。索引には著者・資料名と、確認できた範囲の刊行年・初出・該当箇所を掲載し、出所に留保が要る資料は注記で示します。本文と引用の関係は、本文の分析が主で、引用は各論点の根拠として示す資料です。出典・掲載についての指摘があれば対応します。
タイプ愛称の置換
ソシオニクスの原典には、16タイプを著名人の名で呼ぶ愛称が頻出します。SLIの場合は「ギャバン」で、フランスの俳優ジャン・ギャバンの名から来ています。当サイトはタイプをコード表記(SLI、IEEなど)で統一しているため、引用内の愛称は「SLI〔原文: ギャバン〕」の形式で置換します。愛称の由来と著名人タイピングの問題は22章で扱います。
索引の使い方
引用の末尾には初出順の番号が付きます。番号を押すと巻末の索引に移動し、著者・書名と、確認できた範囲の年・該当箇所を確認できます。索引の各項目からは、本文の引用位置へ戻れます。
注釈
+索引(引用文献)
- [1]ユング『心理学的類型』(原題:Psychologische Typen、1921)第11章 定義 原著は独語(1921年)。底本はH. G. Baynes英訳(1923年) 本文へ
- [2]ユング『心理学的類型』(原題:Psychologische Typen、1921)第10章 原著は独語(1921年)。底本はH. G. Baynes英訳(1923年) 本文へ
- [3]ユング『心理学的類型』(1921)第10章 内向的感覚型 原著は独語(1921年)。底本はH. G. Baynes英訳(1923年) 本文へ
- [4]ユング『心理学的類型』(1921)第10章 内向的感覚型 原著は独語(1921年)。底本はH. G. Baynes英訳(1923年) 本文へ
- [5]ユング『心理学的類型』(原題:Psychologische Typen、1921) 原著は独語(1921年)。底本はH. G. Baynes英訳(1923年) 本文へ
- [6]ユング『心理学的類型』(1921)第10章 内向的感覚型 原著は独語(1921年)。底本はH. G. Baynes英訳(1923年) 本文へ
- [7]ユング『心理学的類型』(原題:Psychologische Typen、1921) 原著は独語(1921年)。底本はH. G. Baynes英訳(1923年) 本文へ
- [8]ユング『心理学的類型』(原題:Psychologische Typen、1921) 原著は独語(1921年)。底本はH. G. Baynes英訳(1923年) 本文へ
- [9]Kempinski『Lęk(不安)抜粋訳』(原題:Lęk) 「アナログ原理とデジタル原理」の節 死後刊行の著作。著者はAntoni Kępiński(1918–1972) 本文へ
- [10]Kempinski『Lęk(不安)抜粋訳』(原題:Lęk) 「アナログ原理とデジタル原理」の節 死後刊行の著作。著者はAntoni Kępiński(1918–1972) 本文へ
- [11]アウシュラ『ソシオニクス入門』(原題:Соционика: Введение、1998) Kempinskiの抜粋訳内の再録(原出典はアウシュラ『ソシオニクス入門』) 本文へ
- [12]アウシュラ『ソシオニクス入門』(原題:Соционика: Введение、1998)著者序文 Kempinskiの抜粋訳内の再録(原出典はアウシュラ『ソシオニクス入門』) 本文へ
- [13]アウシュラ『ユング論考集(当サイト編纂アーカイブ)』(1984)第4篇「パーソナリティとパーソナリティタイプ」 心理学者エレナ・ドゥボヴァ宛書簡(1984年11月18日付)。機関誌『ソシオニクス、メンタロジー、人格心理学』2005年№4(通巻No.202)に再録 本文へ
- [14]Reinin「情報、その伝達、および情報代謝について」(原題:Об информации, её передаче и информационном метаболизме)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №1-2(2021年) 機関誌への再録掲載 出典リンク 本文へ
- [15]Reinin「ソシオンとその記述」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2008年) 本文へ
- [16]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались)第I部 理論編 刊行年は底本(露語電子テキスト)に記載がなく未確認 本文へ
- [17]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(原題:Личность в зеркале соционики、2001)前書き 本文へ
- [18]Yermak『人を理解することを学ぶには』(原題:Как научиться понимать людей — Соционика: новый метод познания человека、2005)第1章 本文へ
- [19]ユング『心理学的類型』(原題:Psychologische Typen、1921)第10章 原著は独語(1921年)。底本はH. G. Baynes英訳(1923年) 本文へ
- [20]ユング『心理学的類型』(原題:Psychologische Typen、1921)第10章 原著は独語(1921年)。底本はH. G. Baynes英訳(1923年) 本文へ
- [21]ユング『心理学的類型』(原題:Psychologische Typen、1921) 原著は独語(1921年)。底本はH. G. Baynes英訳(1923年) 本文へ
- [22]アウシュラ『機能の理論(フンクツィオニカ)』(原題:Теория функций. Функционика) 「第1機能」の節(要約) 執筆年の明示がない著作(推定1980年代後半〜1990年代初頭)。サミズダートで流通したのち電子化されたもので、初出媒体は未確認 本文へ
- [23]アウシュラ『機能の理論(フンクツィオニカ)』(原題:Теория функций. Функционика) 「第2機能」の節(要約) 執筆年の明示がない著作(推定1980年代後半〜1990年代初頭)。サミズダートで流通したのち電子化されたもので、初出媒体は未確認 本文へ
- [24]アウシュラ『機能の理論(フンクツィオニカ)』(原題:Теория функций. Функционика) 「情報代謝モデル」の節 執筆年の明示がない著作(推定1980年代後半〜1990年代初頭)。サミズダートで流通したのち電子化されたもので、初出媒体は未確認 本文へ
- [25]アウシュラ『ソシオニクス:心理タイプ・テスト』(原題:Соционика: Психотипы. Тесты、1998) 和訳は露語原文からの当サイト訳 本文へ
- [26]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(2001) 本文へ
- [27]ユング『心理学的類型』(原題:Psychologische Typen、1921) 原著は独語(1921年)。底本はH. G. Baynes英訳(1923年) 本文へ
- [28]ユング『心理学的類型』(原題:Psychologische Typen、1921) 原著は独語(1921年)。底本はH. G. Baynes英訳(1923年) 本文へ
- [29]ユング『心理学的類型』(原題:Psychologische Typen、1921)第11章 定義「思考」 原著は独語(1921年)。底本はH. G. Baynes英訳(1923年) 本文へ
- [30]アウシュラ『ソシオニクス入門』(原題:Соционика: Введение、1998)第4章 1982年執筆「ソシオン、またはソシオニクスの基礎」の再録部からの引用 本文へ
- [31]Stratiyevskaya『お別れしないために』 本文へ
- [32]Yermak『人を理解することを学ぶには』(2005) 和訳は露語原文からの当サイト訳 本文へ
- [33]Gulenko『64の肖像』(原題:64 портрета, или Калейдоскоп в новом свете、2019) 底本は英語版 本文へ
- [34]アウシュラ『ソシオニクス入門』(原題:Соционика: Введение、1998) 本文へ
- [35]Stratiyevskaya『お別れしないために』 本文へ
- [36]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(2001) 本文へ
- [37]Yermak『人を理解することを学ぶには』(2005) 和訳は露語原文からの当サイト訳 本文へ
- [38]Stratiyevskaya『お別れしないために』 本文へ
- [39]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(2001) 本文へ
- [40]アウシュラ『ソシオニクス:心理タイプ・テスト』(原題:Соционика: Психотипы. Тесты、1998) 本文へ
- [41]アウシュラ『ソシオニクス:心理タイプ・テスト』(原題:Соционика: Психотипы. Тесты、1998) 本文へ
- [42]アウシュラ『ソシオニクス:心理タイプ・テスト』(原題:Соционика: Психотипы. Тесты、1998) 本文へ
- [43]アウシュラ『ソシオニクス:心理タイプ・テスト』(原題:Соционика: Психотипы. Тесты、1998) 和訳は露語原文からの当サイト訳 本文へ
- [44]アウシュラ『ソシオニクス:心理タイプ・テスト』(原題:Соционика: Психотипы. Тесты、1998) 本文へ
- [45]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(2010) 底本は英語版 本文へ
- [46]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(2010) 底本は英語版 本文へ
- [47]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(2010) 底本は英語版 本文へ
- [48]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(2010) 底本は英語版 本文へ
- [49]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(2010) 底本は英語版 本文へ
- [50]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(2010) 底本は英語版 本文へ
- [51]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(2010) 底本は英語版 本文へ
- [52]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(2010) 底本は英語版 本文へ
- [53]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(2010) 底本は英語版 本文へ
- [54]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(2010) 底本は英語版 本文へ
- [55]Bukalov『「SLI」プロファイル』 底本はWikisocion掲載の英訳系テキスト 出典リンク 本文へ
- [56]Bukalov & Karpenko「人類の進化—情報代謝機能構造とソシオンの形成(第2部)」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2018年) 本文へ
- [57]Bukalov「インタータイプ関係の記述」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2012年) 本文へ
- [58]Bukalov『「SLI」プロファイル』 底本はWikisocion掲載の英訳系テキスト 出典リンク 本文へ
- [59]Bukalov「社会政治過程の予測」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2011年) 本文へ
- [60]Stratiyevskaya『お別れしないために』 本文へ
- [61]Stratiyevskaya『お別れしないために』 本文へ
- [62]Stratiyevskaya『お別れしないために』 本文へ
- [63]Stratiyevskaya『お別れしないために』 本文へ
- [64]Stratiyevskaya『お別れしないために』 本文へ
- [65]Stratiyevskaya『お別れしないために』 本文へ
- [66]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(2001) 本文へ
- [67]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(2001) 本文へ
- [68]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(2001) 本文へ
- [69]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(2001) 本文へ
- [70]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(2001) 本文へ
- [71]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(2001) 本文へ
- [72]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(2001) 本文へ
- [73]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(2001) 本文へ
- [74]Yermak, Roslankina『人を理解することを学ぶには』(2005) 付録2は機関誌1999年№2–5の初出。和訳は露語原文からの当サイト訳 本文へ
- [75]Yermak, Roslankina『人を理解することを学ぶには』(2005) 付録2は機関誌1999年№2–5の初出。和訳は露語原文からの当サイト訳 本文へ
- [76]Karpenko「第4機能について」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(1999年) 本文へ
- [77]Karpenko「情報流のアスペクトによるクアドラの順位づけについて」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2002年) 本文へ
- [78]Karpenko, Karjuk「感覚倫理内向型: 自然観察の試み」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2010年) 本文へ
- [79]Karpenko「情報流のアスペクトによるクアドラの順位づけについて」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2002年) 本文へ
- [80]Karpenko「情報流のアスペクトによるクアドラの順位づけについて」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2002年) 本文へ
- [81]Karpenko「第4機能について」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(1999年) 本文へ
- [82]Gulenko『64の肖像』(原題:64 портрета, или Калейдоскоп в новом свете、2019) 底本は英語版 本文へ
- [83]Gulenko『64の肖像』(原題:64 портрета, или Калейдоскоп в новом свете、2019) 底本は英語版 本文へ
- [84]Gulenko『64の肖像』(原題:64 портрета, или Калейдоскоп в новом свете、2019) 底本は英語版 本文へ
- [85]Gulenko『64の肖像』(原題:64 портрета, или Калейдоскоп в новом свете、2019) 底本は英語版 本文へ
- [86]Gulenko『64の肖像』(原題:64 портрета, или Калейдоскоп в новом свете、2019) 底本は英語版 本文へ
- [87]Gulenko『認知の形式』 底本は英語版の公開テキスト。刊行年は底本に記載がなく未確認 本文へ
- [88]Gulenko『64の肖像』(原題:64 портрета, или Калейдоскоп в новом свете、2019) 底本は英語版 本文へ
- [89]Gulenko『64の肖像』(原題:64 портрета, или Калейдоскоп в новом свете、2019) 底本は英語版 本文へ
- [90]Gulenko『「SLI」プロファイル』 底本はWikisocion掲載の英訳系テキスト 出典リンク 本文へ
- [91]Weisband『初期ハンドブック(アウシュラ資料準拠)「SLI」』 底本はWikisocion掲載の英訳系テキスト 出典リンク 本文へ
- [92]Prokofieva『「SLI」タイプ記述』 底本はWikisocion掲載の英訳系テキスト 出典リンク 本文へ
- [93]Prokofieva『「SLI」タイプ記述』 底本はWikisocion掲載の英訳系テキスト 出典リンク 本文へ
- [94]Meged & Ovcharov『「SLI」タイプ記述』 底本はWikisocion掲載の英訳系テキスト 出典リンク 本文へ
- [95]Golihov『「SLI」タイプ記述』 底本はWikisocion掲載の英訳系テキスト 出典リンク 本文へ
- [96]Golihov『「SLI」タイプ記述』 底本はWikisocion掲載の英訳系テキスト 出典リンク 本文へ
- [97]socionics.ua『「SLI」プロファイル』 底本はWikisocion掲載の英訳系テキスト 出典リンク 本文へ
- [98]Piatnitskiy『「SLI」タイプ記述』 底本はWikisocion掲載の英訳系テキスト 出典リンク 本文へ
- [99]Beskova『「SLI」タイプ記述』 底本はWikisocion掲載の英訳系テキスト 出典リンク 本文へ
- [100]Socioscope『「SLI」プロファイル』 底本はWikisocion掲載の英訳系テキスト。引用の和訳はその要約的な訳 本文へ
- [101]Composite『「SLI」編纂プロファイル』 底本はWikisocion掲載の英訳系テキスト 本文へ
- [102]Beskova『「SLI」タイプ記述』 底本はWikisocion掲載の英訳系テキスト 出典リンク 本文へ
- [103]ユング『心理学的類型』(原題:Psychologische Typen、1921)第10章 原著は独語(1921年)。底本はH. G. Baynes英訳(1923年) 本文へ
- [104]ユング『心理学的類型』(原題:Psychologische Typen、1921)第11章 定義「非合理」 原著は独語(1921年)。底本はH. G. Baynes英訳(1923年) 本文へ
- [105]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались)第I部 理論編 刊行年は底本(露語電子テキスト)に記載がなく未確認 本文へ
- [106]Reinin「二分法的特徴の理論の創造について」(原題:О создании теории дихотомических признаков)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №6(2006年) インタビュー記事 出典リンク 本文へ
- [107]アウシュラ『レイニン特性の理論』(原題:Теория признаков Рейнина、1998) 本文へ
- [108]アウシュラ『レイニン特性の理論』(原題:Теория признаков Рейнина、1998) 本文へ
- [109]アウシュラ『ソシオニクス入門』(原題:Соционика: Введение、1998) 原文には誤字が残る可能性がある 本文へ
- [110]Karpenko「情報流のアスペクトによるクアドラの順位づけについて」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2002年) 本文へ
- [111]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(2010) 底本は英語版 本文へ
- [112]Bukalov & Karpenko「人類の進化—情報代謝機能構造とソシオンの形成」(原題:Эволюция человека: формирование структуры ФИМ и социона)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №6(2018年) 出典リンク 本文へ
- [113]Yermak『人を理解することを学ぶには』(原題:Как научиться понимать людей — Соционика: новый метод познания человека、2005)第3章 本文へ
- [114]Bukalov「意識機能の管理的役割」(原題:Управляющая роль функции сознания)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №5(2016年) 出典リンク 本文へ
- [115]Yermak「ソシオニクスにおける範疇〈時間〉」(原題:Категория «время» в соционике)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №5(2007年) 出典リンク 本文へ
- [116]Yermak, Roslankina『人を理解することを学ぶには』(2005) 付録2は機関誌1999年№2–5の初出。和訳は露語原文からの当サイト訳 本文へ
- [117]Eglit「機能の次元性」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2007年) 和訳は露語原文からの当サイト訳 本文へ
- [118]Eglit「機能の次元性」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2007年) 和訳は露語原文からの当サイト訳 本文へ
- [119]Bukalov & Karpenko「人類の進化—情報代謝機能構造とソシオンの形成」(原題:Эволюция человека: формирование структуры ФИМ и социона)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №6(2018年) 出典リンク 本文へ
- [120]アウシュラ『ソシオニクス入門』(原題:Соционика: Введение、1998) 本文へ
- [121]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(原題:Личность в зеркале соционики、2001)第II部 本文へ
- [122]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались)第II部 本文へ
- [123]Karpenko「情報流のアスペクトによるクアドラの順位づけについて」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2002年) 本文へ
- [124]Bukalov「情報代謝機能の形成メカニズムについて—個体誕生過程における機能形成」(原題:О механизме формирования функций информационного метаболизма в процессе рождения индивидуума)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №168、pp. 19–34(1996年) 原文には誤字が残る可能性がある 出典リンク 本文へ
- [125]Yermak『人を理解することを学ぶには』(原題:Как научиться понимать людей、2005)付録2 本文へ
- [126]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались)第II部 本文へ
- [127]Bukalov「インタータイプ関係の記述」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2012年) 本文へ
- [128]アウシュラ『レイニン特性の理論』(原題:Теория признаков Рейнина、1998) 本文へ
- [129]Gulenko『64の肖像』(2019)クアドラ論 本文へ
- [130]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(原題:Socionics: Typology. Small Groups.、2010) 参照は2010年英語版(露語版の初出年は確認中) 本文へ
- [131]Gulenko『64の肖像』(2019) 16関係編 本文へ
- [132]アウシュラ『ソシオニクス:心理タイプ・テスト』(原題:Соционика: Психотипы. Тесты、1998) 原文には誤字が残る可能性がある 本文へ
- [133]アウシュラ『ソシオニクス:心理タイプ・テスト』(原題:Соционика: Психотипы. Тесты、1998) 原文には誤字が残る可能性がある 本文へ
- [134]アウシュラ『ソシオニクス入門』(原題:Соционика: Введение、1998) 原文には誤字が残る可能性がある 本文へ
- [135]アウシュラ『ソシオニクス入門』(原題:Соционика: Введение、1998) 原文には誤字が残る可能性がある 本文へ
- [136]Stratiyevskaya『お別れしないために』 本文へ
- [137]Weisband『初期ハンドブック(アウシュラ資料準拠)「SLI」』 底本はWikisocion掲載の英訳系テキスト 出典リンク 本文へ
- [138]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(2001) 本文へ
- [139]Stratiyevskaya『活性化の関係』(2010) 底本は著者のブログ記事(露語)。和訳は当サイト訳 本文へ
- [140]Stratiyevskaya『衝突の関係』(2008) 底本は著者のブログ記事(露語)。和訳は当サイト訳 本文へ
- [141]Bukalov & Karpenko「学術分野としてのソシオニクス」(原題:Соционика как академическая научная дисциплина)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №1(2013年) 出典リンク 本文へ
- [142]アウシュラ『ユング論考集(当サイト編纂アーカイブ)』(1984)第4篇「パーソナリティとパーソナリティタイプ」 心理学者エレナ・ドゥボヴァ宛書簡(1984年11月18日付)。機関誌『ソシオニクス、メンタロジー、人格心理学』2005年№4(通巻No.202)に再録 本文へ
- [143]Wikisocion『「Subtypes」(コミュニティ編纂)』(2026) 2026-07-15閲覧 底本はWikisocion掲載の英訳テキスト。著者の原語初出は未確認 本文へ
- [144]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(2001) 本文へ
- [145]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(2001) 本文へ
- [146]Gulenko『64の肖像』(2019) DCNH編 本文へ
- [147]Gulenko『64の肖像』(原題:64 портрета, или Калейдоскоп в новом свете、2019) 底本は英語版 本文へ
- [148]Gulenko『64の肖像』(原題:64 портрета, или Калейдоскоп в новом свете、2019) 底本は英語版 本文へ
- [149]Gulenko『64の肖像』(原題:64 портрета, или Калейдоскоп в новом свете、2019) 底本は英語版 本文へ
- [150]Gulenko『64の肖像』(原題:64 портрета, или Калейдоскоп в новом свете、2019) 底本は英語版 本文へ
- [151]Wikisocion『「Subtypes」(コミュニティ編纂)』(2026) 2026-07-15閲覧 底本はWikisocion掲載の英訳テキスト。著者の原語初出は未確認 本文へ
- [152]アウシュラ『ユング論考集(当サイト編纂アーカイブ)』第2篇「なぜユングを読むのは難しいか?」 執筆・初出は篇ごとに異なる編纂物(第2篇は機関誌2006年№4再録の論考) 本文へ
- [153]Yermak『人を理解することを学ぶには』(原題:Как научиться понимать людей — Соционика: новый метод познания человека、2005)第9章 本文へ
- [154]Yermak『人を理解することを学ぶには』(原題:Как научиться понимать людей — Соционика: новый метод познания человека、2005)第9章 本文へ
- [155]Yermak『人を理解することを学ぶには』(原題:Как научиться понимать людей — Соционика: новый метод познания человека、2005)第9章 本文へ
- [156]Karpenko「エキスパートの立場」(原題:Позиция эксперта)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №1(1999年) 出典リンク 本文へ
- [157]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(2010) 底本は英語版 本文へ
- [158]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(2001) 本文へ
- [159]Gulenko『64の肖像』(原題:64 портрета, или Калейдоскоп в новом свете、2019) 底本は英語版 本文へ
- [160]Karpenko「私たちは何を話しているのか?」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(1995年) 本文へ
- [161]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(2001) 本文へ
- [162]アウシュラ『ソシオニクス:心理タイプ・テスト』(原題:Соционика: Психотипы. Тесты、1998) 原文には誤字が残る可能性がある 本文へ
- [163]アウシュラ『ソシオニクス:心理タイプ・テスト』(原題:Соционика: Психотипы. Тесты、1998) 本文へ
- [164]Gulenko『異なる言語を話し、同じものを目指す—ソシオニクスとアメリカ・タイプ理論の比較』(1996) 英語論文。1996年執筆、2001年著者改訂(D. Lytov協力の改訂版から訳出)。初出媒体は確認中 本文へ
- [165]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(2001) 本文へ
- [166]Gulenko『「SLI」プロファイル』 底本はWikisocion掲載の英訳系テキスト 出典リンク 本文へ
- [167]アウシュラ『ソシオニクス:心理タイプ・テスト』(原題:Соционика: Психотипы. Тесты、1998) 本文へ
- [168]Stratiyevskaya『お別れしないために』 本文へ
- [169]Bukalov『「SLI」プロファイル』 底本はWikisocion掲載の英訳系テキスト 出典リンク 本文へ
- [170]Gulenko『「SLI」プロファイル』 底本はWikisocion掲載の英訳系テキスト 出典リンク 本文へ
- [171]ユング『心理学的類型』(原題:Psychologische Typen、1921)第10章 原著は独語(1921年)。底本はH. G. Baynes英訳(1923年) 本文へ
- [172]アウシュラ『ソシオニクス:心理タイプ・テスト』(原題:Соционика: Психотипы. Тесты、1998) 和訳は露語原文からの当サイト訳 本文へ
- [173]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(原題:Личность в зеркале соционики、2001)前書き 本文へ
- [174]Reinin『ソシオニクス: 類型論・小集団』(原題:Socionics: Typology. Small Groups.、2010) 参照は2010年英語版(露語版の初出年は確認中) 本文へ
- [175]Stratiyevskaya『お別れしないために』 本文へ
- [176]Bukalov「民族ソシオニクスと社会政治過程の解析(第1部)」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2012年) 本文へ
- [177]アウシュラ『ソシオニクス:心理タイプ・テスト』(原題:Соционика: Психотипы. Тесты、1998) 引用は同書の編者による注 本文へ
- [178]Reinin「ソシオンとその記述」(原題:Социон и его описания)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №6(2008年) 出典リンク 本文へ
- [179]Bukalov & Karpenko「学術分野としてのソシオニクス」(原題:Соционика как академическая научная дисциплина)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №1(2013年) 出典リンク 本文へ
- [180]Stratiyevskaya『お別れしないために』(原題:Как сделать, чтобы мы не расставались)第I部 理論編 刊行年は底本(露語電子テキスト)に記載がなく未確認 本文へ
- [181]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(原題:Личность в зеркале соционики、2001)前書き 本文へ
