研究者ごとの暗示機能の記述
ブカロフが 書いた 暗示機能
ブカロフは、暗示機能を、==バイタルの側で最も弱く、幼いうちから関心が現れ、暮らしの中で満たされる機能==として書いています。この機能を相手に満たしてもらえることは、夫婦が引き合う理由の1つにも挙げられています。
01最も弱いバイタルの機能
バイタルの基底でも、機能の微分と次元の減少は、メンタルと同じように起こる。(中略)そのとき、モデルで最も強いバイタルの機能は8番目、最も弱い(そのため暗示機能となる)機能は5番目である。
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В витальном базисе дифференцирование и уменьшение размерности функций происходит аналогично ментальному.(中略)При этом самой сильной витальной функцией в модели является восьмая, а самой слабой (и потому суггестивной) — пятая функция.
- ==5番はバイタルの機能の中で最も弱く、そのために暗示機能になる==
- バイタルの側でも、メンタルの側と同じように、位置によって次元が減っていくとされる
- 暗示を受けやすいことを、機能の弱さそのものから説明している
ここでいう次元は、その位置の要素で、どれだけ多くの手がかりを使えるかを表す数です。
02幼いうちに現れる関心
ブカロフは、暗示機能に関わる関心が現れる時期を、LII(INTP)の子どもを例に書いています。
そして多くの観察が証言するように、機能の充填あるいは研修が起こる。これは下から上へ ― つまり、活力的機能から、つまり第8と第7から始まる。(中略)次に彼には突然、例えば5~6歳で、倫理、感情(▼5)に関わる側面、そして衣服、どうきれいに着るか(○6)などへの興味が現れる。
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И, как свидетельствуют многочисленные наблюдения, происходит наполнение или стажировка функции. Она происходит снизу вверх — начиная от витальных функций, то есть, 8-й и 7-й.〔中略〕Потом у него внезапно, в 5–6 лет например, появляется интерес к аспектам, связанным с этикой, эмоциями (5) и к одежде, к тому, как красиво одеваться (6), и т. д.
03家での趣味
暗示機能が暮らしの中で満たされる例として、ブカロフは知人だったLIIの技師を挙げています。
私は論理的直観的内向(□▲、LII)を知っていた、彼は大型建設エンジニアで、しばらく内閣で働いていたが、家では衣服を見事に縫い上げることに従事していた。(中略)家ではボリス・ヴラジーミロヴィチは、ほとんど毎晩ピアノを弾き、ドイツ製ミシンで縫いあげていた。これらは彼の趣味で、この場合、第5、暗示的(ピアノ)と、第6、活性化(衣服)機能による。
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Я знал логико-интуитивного интроверта (L, ЛИИ), который будучи крупным инженером по строительству, и даже одно время он, работая в Кабинете Министров, дома занимался тем, что прекрасно строчил одежду.〔中略〕А дома Борис Владимирович занимался тем, что чуть ли не каждый вечер играл на пианино и строчил на немецкой машинке. Это были его хобби, в данном случае, по 5-й, суггестивной (пианино), и 6-й, активационной, (одежда) функции.
- 技師がほとんど毎晩弾いたピアノは、暗示機能のFeによる趣味
- 暗示機能は、仕事の大型建設ではなく、家での趣味として満たされる
上の引用にある活性化機能は、6番の動員機能のことです。服を縫うことは、こちらによる趣味とされています。
04恩恵関係で満たされる
社会的恩恵関係(社会的順序関係)は数で第二位—全関係の10% を占める。これらの関係のこうした魅力は、主に、恩恵者の第2機能が被恩恵者の第5機能に対して持つ示唆効果として、ソシオニクスにおいて記述される。
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The relations of the social order are the second in amount — 10% from all relations. Such attractiveness of these relations is mainly described in socionics by suggestive effect of the second function of the orderer on the fifth function of the ordered.
- 受ける側にとっての魅力は、暗示機能に、相手の創造機能から暗示を受けること
- 調べた夫婦のうち、恩恵関係は全体の10%で、2番目に多い
- 暗示機能が満たされることは、夫婦を引きつける力の1つになると読める
上の引用にある第2機能は2番の創造機能、第5機能は暗示機能のことです。
ブカロフとは
アレクサンドル・ブカロフは、国際ソシオニクス研究所の所長と紹介されている研究者です。
- 1人の心に使った情報のモデルを、集団、社会、文明へ広げる
- 心的機能の次元数は、ブカロフのものとされる理論
- そのため、暗示機能の記述も、次元による強さの説明から、子どもの発達、暮らし、夫婦の統計まで広がっている
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引用索引
- [1]Bukalov「情報代謝機能の構造と次元(分析的ソシオニクス入門)」(原題:Структура и размерность функций информационного метаболизма (введение в аналитическую соционику))『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №2(1995年) 本文へ
- [2]Bukalov「職業的成功とソシオニクス・タイプ」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2023年) 出典リンク 本文へ
- [3]Bukalov「職業的成功とソシオニクス・タイプ」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2023年) 出典リンク 本文へ
- [4]Bukalov, Karpenko & Chikirisova「夫婦ペアにおけるインタータイプ関係の統計」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 刊行年は底本に記載がなく未確認。底本は英語論文 本文へ
