研究者ごとの暗示機能の記述
フィラトワが 書いた 暗示機能
フィラトワは、暗示機能を、最も暗示にかかりやすく、友好的な支えを自分から求める弱い機能として書いています。この機能が支えられるかどうかは、双対や幻想の関係を説明する手がかりにもなっています。
01最も暗示にかかりやすい機能
フィラトワは、暗示機能の性質を、経験から確かめられたこととしてこう書いています。
そして最後に、第4チャンネルを占める最後の機能。経験的に確かめられたところでは、この機能は最も暗示にかかりやすく、この領域で人は批判を比較的痛みなく受けとめ、助けを快く受け入れる。この機能はしばしば暗示機能と呼ばれる。(中略)これも弱い機能だが、補償が容易に効き、それどころか自ら補償を求める—とりわけその補償が友好的な支えという形でなされる場合には。
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И наконец, последняя функция, занимающая 4-й канал. Опытным путем установлено, что эта функция — наиболее внушаема, в этой области человек относительно безболезненно воспринимает критику и охотно принимает помощь. Часто эту функцию называют суггестивной.〔中略〕Это тоже слабая функция, но она легко поддается компенсации, и, более того, она стремится к ней, особенно если эта компенсация осуществляется в форме дружеской поддержки.
- 暗示機能は、最も暗示にかかりやすい機能
- この要素では、批判を比較的痛くなく受け止め、助けを快く受け入れる
- 弱い機能でも補いやすく、本人のほうから補ってもらうことを求める
- 求めるのは、とくに友好的な支え
上の引用にある補償は、弱い機能を人の助けで補うことです。第4チャンネルは、4つの機能だけを使う枠組み(モデル・ユング)で、4番目に置かれる暗示機能のことです。
02関係を考えるのに要る機能
フィラトワは、暗示機能をモデル・ユングに入れた理由を、その性質から説明しています。
この暗示機能がモデル・ユングで用いられたのは、それが被暗示性を持つことに関係しており、これはインタタイプ関係を検討する際にかなり重要である。双対同士においては、まさに一方のプログラム機能が、他方の暗示機能と同一であることを思い出そう。
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Однако в модели Ю выделена суггестивная функция (вторая в блоке III, в нашем примере это БИ), которая принадлежит нижнему кольцу. Заметим, что суггестивная функция была использована в модели Ю в связи с ее внушаемостью, что достаточно важно при рассмотрении интертипных отношений. Напомним, что у дуалов именно программные функции одного тождественны суггестивным другого.
- 暗示機能が枠組みに入ったのは、暗示にかかりやすい性質を持つから
- この性質は、タイプ間の関係を考えるうえで重要とされる
- 双対では、暗示機能が相手のプログラム機能と同じ要素になる
上の引用にあるプログラム機能は、1番の主導機能のことです。
03双対では主導機能とつながる
暗示機能が双対の相手とどうつながるかを、フィラトワはこう書いています。
一方のプログラム機能(第1機能)が、他方の暗示機能(第4機能)と直接結びついており(図式では実線で結ばれている)、(中略)それぞれのパートナーが、相手が最もそれを必要としているまさにその領域において、相手を支えているのである。
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программные функции напрямую связаны с суггестивными функциями (они соединены на схемах сплошными линиями), а функции реализации программы соединены опосредованно с болевыми функциями (они соединены, соответственно, пунктирными линиями).〔中略〕каждый партнер поддерживает другого именно в той области, в которой тому больше всего это требуется.〔中略〕Такого рода отношения в соционике носят название отношений полного дополнения или дуализации.
- 双対関係では、暗示機能が、相手の主導機能と直接つながっている
- 自分が最も支えを必要とする暗示機能の領域を、相手のいちばん強い機能が支える
04幻想関係では支えがない
反対に、暗示機能への支えが無い例として、幻想関係が挙げられています。
ここには弱い暗示機能への支えが存在せず、それがパートナーの強い資質に対するある種の過小評価につながる。
- 幻想関係では、弱い暗示機能への支えがないとされる
- 暗示機能が支えられないと、相手の強いところを低く見積もりやすくなる
05LIIの暗示機能
IV ― 暗示機能:外向倫理(Fe ▼)(中略)感情の表出においてLIIは抑制的であり、この領域において自信が持てないため、社会で受け入れられている規範や伝統を守る。人々との交流においては慎重であり、自分にとって理解しがたい状況に陥ることを恐れる。
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IV — Суггестивный канал ЧЭ (эмоциональность...).〔中略〕В проявлении чувств ЛИИ сдержан, в этой сфере он не уверен, поэтому придерживается норм, принятых в обществе, традиций. В общении с людьми — осторожен, боится оказаться в непонятной для него ситуации.
- LIIの暗示機能のFeは、感情の表し方に自信が持てない領域
- そのため、感情を控えめに表し、社会で受け入れられている規範や伝統を守る
- 人との交わりでも慎重で、分からない状況に陥ることを恐れる
- 暗示にかかりやすい性質が、LIIでは周りの決まりに頼る形で表れると読める
フィラトワとは
エカテリーナ・フィラトワは、ノヴォシビルスク大学とサンクトペテルブルク大学の物理学部で長年ソシオニクスを教え、『ソシオニクスの鏡の中の人格』を書いた研究者です。
- 写真による観察を重ね、同じタイプの中の違いをサブタイプとして記述する
- そのため、暗示機能の記述も、実地の観察で確かめたこととして書かれ、双対や幻想の関係の説明に使われている
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引用索引
- [1]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(原題:Личность в зеркале соционики、2001)第II部 第6章 原文欄は著者の書籍(露語)の対応箇所 本文へ
- [2]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(原題:Личность в зеркале соционики、2001)第III部 原文欄は著者の書籍(露語)の対応箇所 本文へ
- [3]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(原題:Личность в зеркале соционики、2001)第II部 タイプ間の関係の章 原文欄は著者の書籍(露語)の対応箇所 本文へ
- [4]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(原題:Личность в зеркале соционики、2001)第3部 インタタイプ関係「幻想の関係」 本文へ
- [5]Filatova『ソシオニクスの鏡の中の人格』(2001)第II部「研究者」LII章 本文へ
