研究者ごとの主導機能の記述
カルペンコが 書いた 主導機能
カルペンコは、主導機能を、全体の絵が見えている4次元の機能として書いています。また、その情報は圧縮されていて、言葉にしきれないとも書いています。
01議論の要らない機能
第1機能は常に四次元である。この機能をめぐって議論する必要はない。同一タイプの相手とは常に相互理解に達することができるし、他のすべてのタイプ(この機能の次元数が異なるタイプ)は全体の絵の一部しか見ていない—彼らの見方は全体構造と矛盾するのではなく、その特殊事例にすぎないのだから。
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Первая функция всегда четырехмерна. Не надо спорить по этой функции, потому что с тождиком всегда можно прийти к взаимопониманию, а все иные типы (с иной размерностью этой функции) видят лишь часть общей картины, их взгляд не противоречит общей структуре, а является только частным случаем.
- 主導機能は、いつも4次元で、全体の絵が見えている機能
- 同じタイプどうしなら、この要素については必ず分かり合えるとされる
- 主導機能の見方が全体で、ほかのタイプの見方はその一部
- 部分の見方は全体と矛盾せず、全体の中の1つの場合
02枠を乗り越える
この4次元であることの働きを、カルペンコはクアドラを論じた論文でこう書いています。
第1機能の四次元性はその包括的な性格を与え、その持ち主に、対応するアスペクトにおいて、状況や規範、さらには個人的経験が課す枠や制限を乗り越えることを可能にする。(中略)この機能の四次元性は、世界の慣れ親しんだ幾何学を「引き裂き」、新しい地平を開き、アイデアと発見と予見を贈り届ける。
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Четырехмерность первой функции задает ее всеобъемлющий характер, дает возможность ее обладателю преодолеть по соответствующему аспекту рамки и ограничения, налагаемые ситуацией, нормами и даже личным опытом.〔中略〕Четырех- мерность этой функции «разрывает» привычную геометрию мира, открывает новые горизонты, дарит идеи, открытия и предвидения.
- 4次元であることが、主導機能に全体を包む性格を与える
- そのため、主導機能は状況や規範、個人的経験の枠を超えられる
- その結果、主導機能から新しいアイデアや発見、予見が生まれるとされる
上の引用にあるアスペクトは、ここでは情報要素とほぼ同じ意味です。
03語りにくい
主導機能の要素について語るのは難しいことを、カルペンコはこう書いています。
第1機能のアスペクトについて語るのは、それほど容易ではない—情報があまりに畳み込まれ、圧縮されていて、いくらか常識的な時間内にはとても展開しきれないのだ。だから私たちはたいてい、大きな塊を陰に残したままにする。
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Об аспектах первой функции говорить не так уж легко — слишком свернута, спрессованна информация, ее просто не успеть развернуть за сколько-нибудь разумное время. Поэтому мы чаще оставляем больший кусок в тени
- 主導機能の情報は、畳み込まれ、圧縮されている
- ふつうの時間では話しきれず、大きな部分を言わずに残す
- 最も多く知っている要素が、語りやすい要素とは限らない
04自分を否定する構え
主導機能がいつも自信をもって働くとは限らないことを、カルペンコは構えの理論でこう書いています。
たとえば、ごく日常的な状況で、構え「私−」の(LSE)が、突然、電気スタンドの電球の交換を拒む。いわく、「何が起きるか分からないし、そもそも私はこの電気というものが分からないんだ。誰かほかの人がやってくれ」。(中略)つまり、私たちの観点からはその人のエキスパート領域であるはずの、彼の第1機能の領域で、彼は突然、思いがけない自信のなさを示すのである。
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Например, во вполне бытовой ситуации (ЛСЭ) с установкой «Я–» вдруг отказы- вается поменять лампочку в настольной лампе, дескать, «мало ли, я вообще этого электриче- ства не понимаю, пусть кто-нибудь другой это сделает».〔中略〕То есть, в той зоне, которая, с нашей точки зрения, является экспертной для человека, зоной его 1-й функции, он прояв- ляет вдруг неожиданную неуверенность.
- 得意なはずの主導機能の領域でも、思いがけず自信のなさを示すことがある
- LSE(ESTJ)なら、電球の交換は主導機能のTe(外向論理)の領域
- カルペンコは、タイプとしての強さと、そのときの自信を別のものとして扱っていると読める
上の引用にある構え「私−」は、自分を否定する構えのことです。
05大きすぎる道具
カルペンコは、主導機能を課題を解く道具にたとえ、4人の小集団の中の監督関係の場面でこう書いています。
課題の解決そのものを見つけるのは監督される側である。そのために要る道具をもっているのはまさにその人で、その道具とはその人の主導機能である。しかし、この強力な道具は、具体的な課題を解くには大きすぎる。(監督の関係のいつもの場面:「安全ピンを頼んだのに、鉄鉱石を貨車ひと編成ぶん転がしてきた。そんなものが何になる?! それで私にどうしろというの?!」)。
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Само решение задачи находит подревизный, именно он обладает необходимым инструментом для этого, и инструмент этот — его 1-я функция. Но мощный этот инструмент слишком велик для решения конкретных задач. (Постоянная ситуация ревизии: «я просил английскую булавку, а ты прикатил эшелон железной руды — зачем мне она?! что я с ней буду делать?!»). Ревизор не в силах понять прямой информации от подревизного, не может проглотить — слишком велика, а значит не в состоянии переварить.
- 主導機能は、課題を解くための強力な道具
- ただし、その道具は具体的な課題を解くには大きすぎることがある
- 監督される側の答えは、頼んだ監督する側には使い道がないとされる
カルペンコとは
オルガ・カルペンコは、国際ソシオニクス研究所の副所長で、数学者、心理学者です。タイプの診断やコンサルティングの実務から研究のテーマを立てています。
そのため、主導機能の記述も、電球の交換や小集団の場面など、人と接して見える形で書かれています。ブカロフの理論をまとめた科学伝記の著者でもあり、主導機能も機能の次元から説明しています。
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引用索引
- [1]Karpenko「世界のアスペクト知覚」(原題:Восприятие аспектов мира)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(1995年) 出典リンク 本文へ
- [2]Karpenko「情報流のアスペクトによるクアドラの順位づけについて」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2002年) 本文へ
- [3]Karpenko「私たちは何を話しているのか?」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(1995年) 本文へ
- [4]Karpenko「バーン=ブカロフによる構えがタイプの発現に及ぼす影響」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2011年) 本文へ
- [5]Karpenko「「円錐」型グループの構造」(原題:Структура группы типа «конус»)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №166、pp. 36–41(1995年) 出典リンク 本文へ
