研究者ごとのTeの記述
グレンコが 書いた Te(外向論理)
グレンコは、Te(外向論理)を、企業、労働、利益計算を扱い、効率よく動く状態をつくる事業論理として書いています。Teがはたらく状態では、人は利益を見積もり、役に立つ活動へ向かうとされています。
01事業論理という呼び名
論理は人間の心理の精神的機能であり、客観的・公平に情報を処理し意思決定を行う。ソシオニクスでは論理という一般機能が、企業・労働・利益計算を意味する事業/実利論理(■〔Te〕事業論理 P)と、分類・図式化・組織化を象徴する構造論理(□〔Ti〕構造論理 L)に分けられる。
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Logic is the mental function of the human psyche, processing information and making decisions objectively, impartially. In socionics, the general function of logic is divided into business/pragmatic logic (P), meaning enterprise, labor, calculation of benefits, and structural logic (L), symbolizing the classification, schematism, organization.
- Teは、客観的に情報を処理する論理のうち、企業、労働、利益計算を扱う側
- グレンコのTeには、はじめから利益の計算が入っている
上の引用にある事業論理(P)が、Teのことです。
02P状態の思考と活動
グレンコは、Teがはたらいている状態をP状態と呼び、その思考をこう書いています。
知的な意味における事業論理の状態は、思慮、利益の評価、適切な行動方法の検討である。P状態における思考は、「もし〜ならば」という公式を用いた言語的推論の形で進行する。長い因果関係の連鎖が構築される。
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The state of business logic in the intellectual sense is prudence, evaluation of benefits, and thinking through the appropriate methods of action. Thinking in the P-state proceeds in the form of verbal reasoning using the formula “if-then.” Long chains of cause-effect are built.
- P状態の思考は、利益を見積もり、適切な行動方法を考えること
- 考えは「もし〜ならば」の形で、原因と結果を長くつなげて進む
また、P状態の心の動きを、こう書いています。
心理的に、Pのコミュニケーション的アスペクトは、運動興奮の状態、有用な活動への渇きを生み出す。P状態において、人は効率の上昇を体験し、エネルギッシュかつ目的意識的になる。
- P状態の人は、役に立つ活動へ向かいたくなる
- 効率が上がるのを感じ、目的がはっきりする
- Teは、考え方であると同時に、動き出したくなる心の状態でもある
03集団の中のTe
TeがはたらくP状態が長く続く人が集団でどう扱われるかを、グレンコは作業集団の例で書いています。
彼は労働的なリズムをもって、近距離でコミュニケーションを取るすべての人を意図せずに巻き込む。この理由から、作業集団はそのような人を公式リーダーに指名する。チームにおけるP役の第2の側面は公式リーダーである。
- Teがはたらいている人は、働くリズムで近くにいる人を意図せず巻き込む
- そのため、作業集団はその人を公式のリーダーに選ぶ
P役には、集団の活動を促す役割と、公式のリーダーの役割が含まれます。
04投資の論理と節約の論理
グレンコは、Teを+Pと−Pの2つの向きに分けています。
+P ― 投資の論理: 投資すること、利益を上げること、役に立つことより利益を上に置くこと、交換すること、値を上げること、製品をたえず新しくすること、需要にすばやく応えること。起業家はこう振る舞う。(中略)−P ― 節約の論理: 効率よく働くこと、倹約すること、資源を慎重に使うこと、勤勉に働くこと。管理者がそうである。
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P — investment logic: to invest, to profit, to put profit above+ usefulness, to exchange, to raise the price, to constantly update the .product, to respond quickly to demand. So behaves the Entrepreneur〔中略〕P — logic of economy: to work efficiently, to be economical, to use- .resources carefully, to work hard. So it happens with the Administrator
05LIEのTe
グレンコは、Teを1番の主導機能に持つLIE(ENTJ)を、こう書いています。
新しいビジネス事業の機会を容易に見出す。物事を有形の利益をもたらすように回す術を知っている。彼の観点から、無用な理論に従事する者を批判する。(中略)プロジェクトの能力が枯渇すれば、素早く新しい方向に切り替える。財政を扱う術を知っており、市場や投資を通じてプレイしながら、自分の金を循環させ続けたい。
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He easily sees the opportunities for new business affairs. He knows how to turn things around so that they bring tangible benefits. He criticizes those who, from his point of view, are engaged in useless theories.(中略)If the project’s capacities are depleted, he quickly switches to a new direction. He knows how to handle finances and wants to keep his money in circulation, playing on the market or through investments.
- LIEのTeは、新しい事業の機会を見つけ、物事を形のある利益につなげる扱い方
- LIEは、先がなくなった事業から、すばやく別の方向へ移る
- 04の投資の論理が、LIEでは事業と財政の扱い方として書かれていると読める
06動員機能のTe
気分は物事がうまく進んでいるかどうかに依存する。感情状態を改善するには、利益のある、あるいは有益な活動を提案するとよい。(中略)仕事に興味を持てなければ働けない。(中略)ビジネスで出し抜かれたり、報酬や物質的な利益が他者より少なく分配されたりすると、非常に神経質で怒りっぽくなる。
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His mood depends on how well things are going for him. To improve his emotional state, offer him some profitable or beneficial activity.(中略)He cannot work if the occupation is uninteresting to him. Any activity or undertaking can turn into entertainment; he can make it feel like a show. He becomes very nervous and angry if he is outdone in business or if rewards and material benefits have been distributed in a way that looks like he is getting less than others.
- SEEのTeは、物事がうまく進んでいるかどうかが気分を左右する形で出る
- 気分を上げるには、利益のある活動を勧めるとよい
- 報酬や利益が人より少なく分けられると、神経質で怒りっぽくなる
動員機能は、刺激を受けると動き出す位置とされています。SEEでは、利益のある活動を勧められることが、その刺激として書かれています。
グレンコとは
ヴィクトル・グレンコは、キエフの人道主義ソシオニクス学派の創設者で、同じタイプの中の違いをサブタイプとして記述した研究者です。
- 1つのモデルだけで説明せず、複数のレベルに分けて記述する
- そのため、Teの記述も、要素の定義のほかに、心の状態、集団での役割、+と−の2つの向きに分けて書かれている
ほかの研究者が書いたTe(外向論理)
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引用索引
- [1]Gulenko『64の肖像』(原題:64 портрета, или Калейдоскоп в новом свете、2019)理論編 底本は英語版。引用本文はその当サイト訳。原文トグルは英語版本文 本文へ
- [2]Gulenko『64の肖像』(原題:64 портрета, или Калейдоскоп в новом свете、2019)理論編 底本は英語版。引用本文はその当サイト訳。原文トグルは英語版本文 本文へ
- [3]Gulenko『64の肖像』(原題:64 портрета, или Калейдоскоп в новом свете、2019)理論編 本文へ
- [4]Gulenko『64の肖像』(原題:64 портрета, или Калейдоскоп в новом свете、2019)理論編 本文へ
- [5]Gulenko『64の肖像』(原題:64 портрета, или Калейдоскоп в новом свете、2019)理論編 底本は英語版。引用本文はその当サイト訳。原文トグルは英語版本文 本文へ
- [6]Gulenko『64の肖像』(原題:64 портрета, или Калейдоскоп в новом свете、2019) 底本は英語版 本文へ
- [7]Gulenko『64の肖像』(2019) 16タイプ編 本文へ


