研究者ごとのTeの記述
カルペンコが 書いた Te(外向論理)
カルペンコは、Te(外向論理)を、「私は行う、変える」という、出来事の中で動く側の論理として書いています。Teは過程や行為を知覚する動的な要素で、仕事の品質や損得の計算の扱い方にも表れるとされています。
01「私は行う」
□では—私は体系を組み立てる、私からは独立に存在している構造を私は見ている—であるのに対し、■では—私は行う、私は変える、私は乗り越える、私は出来事の中に組み込まれており、出来事は私の内部でも起きている—なのである。
- Teは、「私は行う、変える、乗り越える」の側
- Teでは、自分が出来事の中に組み込まれている
- Teは出来事の中で動く論理で、自分から離れた構造を見るTiとは反対の側と読める
上の引用にある■はTe、□はTiの記号です。
02動的なアスペクト
カルペンコは、Teを「ビジネス論理P」と呼び、静的と動的の二分法の中でTeが結びつく知覚を挙げています。
ビジネス論理Pは、過程、行為、運動の知覚に結びついた動的アスペクトであり、構造論理Lは、構造、図式、安定した法則性を表現する静的アスペクトである。
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Деловая логика P — это динамический аспект, связанный с восприятием процессов, действий, движений; а структурная логика L — это статический аспект, выражающий структуры, схемы, устойчивые закономерности.
- Teは、過程、行為、運動の知覚に結びついた動的な要素
- 01の「私は行う」と同じ分け方が、ここでは動的と静的の語で書かれている
- Teが向くのは、物事が進んでいく過程の側
03品質に出るTe
カルペンコは、Teを価値とするガンマ(第3クアドラ)とデルタ(第4クアドラ)で、Teの扱いがどう違うかを、こう書いています。
第4クアドラにとっても第3クアドラにとっても黒い論理(■)は価値である。両クアドラの代表者は仕事の品質、熟練の水準、プロフェッショナリズムに大きな注意を払い、喜んでそれを話題にする。しかしもっと注意深く耳を澄ませば、品質が自己価値的で自己充足的な概念であるのは第4クアドラにとってだけだと気づくだろう。「どんな品質を目指すべきか?」—「最高のものを!」。
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И для четвертой, и для третьей квадры черная логика () — ценность. Представители обеих квадр обращают большое внимание на качество работы, на уровень мастерства, профессионализм, охотно говорят об этом. Од- нако, прислушавшись внимательней, можно заметить, что только для четвертой квадры качество яв- ляется понятием самоценным и самодостаточным. «К какому качеству надо стремиться?» — «К наивысшему!».
- ガンマとデルタでは、Teは仕事の品質、熟練、プロ意識への注意として出る
- 品質そのものを目的にするのは、デルタだけ
- 目指す品質を問われたときのデルタの答えは、「最高のもの」
- Teを価値とすることと、品質そのものを目的にすることは別
04ビジネスの空間としてのTe
カルペンコは、Teが扱うビジネスの空間を、商業の損得の計算として説明しています。
ビジネスの問題における、より広くはビジネス論理(■)の空間全体における第1クアドラの代表者のある種の無力さと素朴さは、明白である。(中略)というのも彼らの成功は主として、うまいアイデアに、新しい方法とアプローチの適用に、つまるところ可能性の直観と構造論理の駆使に基づいているのであって、商業的合目的性の詳細な計算に基づいているのではないからだ。
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Определенная беспомощность и наивность представителей первой квадры в вопросах бизнеса и в более широком смысле — во всем пространстве деловой логики () — очевидны. Примеры удач- ливых бизнесменов из этой квадры лишь подтверждают общее правило, поскольку их успех основан, в основном, на удачной идее, на применении новых методов и подходов, на владении интуицией воз- можностей и структурной логикой в конечном счете, а не на детальном просчете коммерческой це- лесообразности.
- Teの空間は、ビジネスの問題と商業的な合目的性の細かな計算
- Teを価値としないアルファの人は、この空間で無力で素朴に見える
- アルファの人は、成功をこの計算ではなく、アイデアと新しい方法で得ている
上の引用にある第1クアドラは、アルファのことです。
05脆弱機能のTe
例: (SEI)、第4機能はビジネス論理(■4)。両替所の前の状況で、お金を替えなければならない。ご存じのとおり、そこにあるのはややこしい端数だらけの数字である。「これ−」の人は、金額を概算してみようとさえしない。「計算してみて」と言われても—「いや、私は計算はしない。できないから」。
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Пример: (СЭИ), 4-я функция — деловая логика ( 4), ситуация у обменного пунк- та, надо поменять деньги, а сами знаете, какие там сложно-дробные числа. Человек с «Это–» даже не пытается прикинуть сумму: «Посчитай», — ему говорят. «Нет, я не считаю, у меня не получается».
- 世界を信用しない構えのSEIは、金額を見積もろうとさえしない
- 計算を頼まれても、「できないから」と断る
- 脆弱機能のTeが、計算を試す前に手放す形で出る例と読める
上の引用にある「これ−」は、世界全体への基本的な不信を表す構えとして、カルペンコが扱っている区分です。
カルペンコとは
オルガ・カルペンコは、国際ソシオニクス研究所の副所長を務める数学者・心理学者で、タイプの診断と教育の方法に重点を置いた研究者です。
- タイプの診断、コンサルティング、企業研修の実務の経験から書く
- そのため、Teの記述も、TiとTeの比較のほかに、クアドラごとのビジネスの扱いや、両替所のような日常の場面を含む
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引用索引
- [1]Karpenko「世界のアスペクト知覚」(原題:Восприятие аспектов мира)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №1(1995年) 出典リンク 本文へ
- [2]Karpenko「「静態-動態」特性、グラフィックと描画テストにおいて」(原題:Признак «статика-динамика» в графике и рисуночных тестах)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌 №3(2016年) 出典リンク 本文へ
- [3]Karpenko「情報流のアスペクトによるクアドラの順位づけについて」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2002年) 本文へ
- [4]Karpenko「情報流のアスペクトによるクアドラの順位づけについて」(原題:О ранжировании квадр по аспектам информационного потока)『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2002年) 出典リンク 本文へ
- [5]Karpenko「構えがタイプの発現に及ぼす影響」『ソシオニクス、メントロジー、パーソナリティ心理学』誌(2011年) 機関誌、2011年 本文へ


