研究者ごとの観察機能の記述
イェルマークが 書いた 観察機能
イェルマークは、観察機能を、慣れた課題を意識しないまま自動的に片づける「作業プログラム」として書いています。プログラムはいつでも取り出せるように蓄えられ、手持ちが無いときは主導機能が考え出す、という像です。
01慣れた課題の自動処理
慣れた課題を観察機能がどう片づけるかを、イェルマークはこう書いています。
個人的活動の保証のための、習慣的かつ既知の、「日常的な」課題(個人的活動のスーパーブロック Vital)を、人間はいわば自動的に解決する—(中略)執行は「自動的」で、執行の瞬間には意識されず、ときには衝動的なように見える(執行ブロック1、イド—機能7と8)。
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Привычные и знакомые, "повседневные" задачи обеспечения индивидуальной жизнедеятельности (суперблок индивидуальной жизнедеятельности УиИа1) человек решает, как бы, автоматически — в нормальных условиях принятие решения происходит "молча", внешне незаметно (управляющий блок 1, суперИД — функции 5 и 6), а исполнение - “автоматическое”, в момент исполнения неосознаваемое, иногда как бы импульсивное (исполнительный блок 1, ИД - функции 7 и 8).
- 観察機能を含むイドブロックは、慣れた日常の課題をほとんど自動的に片づける
- 実行はその瞬間には意識されず、ときに衝動的に見える
- 観察機能は、慣れた課題を処理する、意識にのぼらない手順
上の引用にある機能7は観察機能のことで、それを含むイドブロックを、イェルマークは「執行ブロック1」と呼びます。
02作業プログラムと主導機能
手持ちの作業プログラムが無いときの観察機能の流れを、イェルマークはこう書いています。
執行ブロック1(イド)の問題は、モデルの構造の連関(図6)に従って、執行ブロック2(自我)が解決を助ける。「作業プログラム」(機能7)がなければ—それを「考案」(機能1)せねばならず、「作業道具一式」(機能8)がなければ—それを「創造」(機能2)せねばならない。
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Проблемы блока исполнения 1 (ИД) в соответствии со связями в структуре модели (рис.6) помогает решать блок исполнения 2 (ЭГО). Так, если нет “рабочей программы” (функция 7) — её надо “придумать” (функция1), если нет “рабочего инструментария” (функция 8) - его надо “сотворить” (функция 2).
- 観察機能は、手持ちの作業プログラムで課題を片づける
- 手持ちが無いときは、主導機能(機能1)がそれを考え出す
- 観察機能を含むイドブロックで解けない問題は、自我ブロックが助ける
上の引用にある「作業プログラム」は、イェルマークが観察機能の働きを呼ぶ語です。
03時間に左右されないプログラム
観察機能を含むイドブロックを、イェルマークは情報処理のパラメータから説明しています。
たとえば、執行ブロック1(イド)の「自動装置」的機能は、習慣的で既知の条件に向けられているため、経験(Ex)、状況(St)、規範(Nr)に依存しつつ、時間パラメータには不変な(機能7は時間パラメータから独立)、個人的「技術的」プログラムの集合をもつ必要があり、これによってそれらを任意の所与の時間の瞬間に利用できるようになる(機能8は時間パラメータを持つ)。
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Так, “автоматный” характер функционирования исполнительного блока 1 (ИД), ориентированного на привычные, знакомые условия, требует иметь набор индивидуальных “технологических” программ, определяющихся опытом (Ех), ситуациями (50 и нормами (№), но инвариантных к параметру времени (функция 7 независима от параметра времени) с тем, чтобы ими можно было воспользоваться в любой заданный момент времени (функция 8 имеет параметр времени).
- 観察機能は、経験、状況、規範に応じたプログラムを蓄える
- 観察機能は、時間のパラメータを持たない
- そのため、蓄えた手順をいつ使うかに左右されず取り出せる
上の引用にあるパラメータは、イェルマークが情報処理の中で機能を区別するのに使う項目のことです。
04双対の相手への応じ方
観察機能の自動的な性格が相手との関係でどう出るかを、イェルマークはこう書いています。
(中略)たとえば、パートナーの個別「作業プログラム」(第七機能)と「作業道具立て」(第八機能)は、自動的に彼の個別的必要を「奉仕する」だけで、もう一方のパートナーの超自我ブロックの情報的影響に対して(パートナーの観点から必要であっても)即座に補正されない。
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индивидуальный, “автоматный”, неосознаваемый характер функционирования суперблока Витал в целом, и блока ИД, в частности ‚ может создать для партнёров изрядную опасность. Так, индивидуальные “рабочие программы” (седьмая функция) и “рабочий инструментарий” (восьмая функция) партнёра “автоматически обслуживают” его индивидуальные потребности и отнюдь не сразу корректируются (если это неоходимо с точки зрения партнёра) информационными воздействиями блока суперЭГО партнёра.
- 観察機能の作業プログラムは、自動的に本人の必要に仕える
- もう一方の人が超自我ブロックから働きかけても、その場ではすぐに修正されない
- モデルAでは、自分の観察機能の要素は、双対の相手の超自我ブロックの要素
- そのため、双対の相手からの働きかけでも、観察機能の手順はすぐには変わらないと読める
05ILEの作業プログラム
個別的作業プログラムの蓄積。パラメータ — 個別的経験、規範、状況。(中略)「自動的に」無意識的に、否定的事象(しばしばグローバルな)を予防するプログラム、過去の誤りを考慮し、日常の不快から「離れる」プログラムなどを実行する。
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накопление индивидуальных рабочих программ; параметры — три: индивидуальный опыт, индивидуальные НОрмы И индивидуальные ситуации;〔中略〕неосознанно (“автоматически”) реализует программу предотвращения (предупреждения) негативных событий (часто — глобальных), учета прошлых ошибок, "ухода" от неприятностей в повседневной жизни и т.п.
- ILEの観察機能は、否定的な出来事を防ぐプログラムを、自動的に実行する
- 過去の誤りを踏まえ、日常の不快から離れるプログラムも持つ
- 1節の「意識にのぼらない手順」は、ILEでは悪い出来事を先に防ぐ手順になる
イェルマークとは
ヴォロディミル・イェルマークは、システム論者・ソシオニクス研究者・心理学者と紹介される研究者で、キエフ・ソシオニクス学派の中心的な専門家の1人とされています。
- 数学とシステム論を使い、心と周りの世界とのやりとりを情報の流れとして記述する
- そのため、観察機能の記述も、課題を処理する手順とパラメータの言葉で書かれている
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引用索引
- [1]Yermak『人を理解することを学ぶには』(原題:Как научиться понимать людей、2005)第3章 原文には誤字が残る可能性がある 本文へ
- [2]Yermak『人を理解することを学ぶには』(原題:Как научиться понимать людей、2005)第3章 原文には誤字が残る可能性がある 本文へ
- [3]Yermak『人を理解することを学ぶには』(原題:Как научиться понимать людей、2005)第3章 原文には誤字が残る可能性がある 本文へ
- [4]Yermak『人を理解することを学ぶには』(原題:Как научиться понимать людей、2005)第8章 原文には誤字が残る可能性がある 本文へ
- [5]Yermak『人を理解することを学ぶには』(原題:Как научиться понимать людей、2005)付録2「心のTIMモデルの記述」 原文には誤字が残る可能性がある 本文へ
