研究者ごとの観察機能の記述
アウシュラが 書いた 観察機能
アウシュラは、観察機能を、主導機能の背後にいつもあり、社会から頼まれたことをやり遂げる機能として書いています。周りから何をすべきかを示されるとよく働き、自分の必要より人の必要に向く、という像です。
01主導機能の背景にある
このアスペクトは第1アスペクトに対する恒常的な背景として知覚される。深い認識はなく、このアスペクトは「自分のもの」としてのみ存在すると言ってよい。他者のことはこのアスペクトについてきわめて稀にしか評価しない。あるがままに知覚する。
02周りが示すプログラムで働く
続く文で、アウシュラは、観察機能がよく働く条件を書いています。
自分自身の表現において個体は、周囲の人々から多くを期待されるほど、また個人的・全球的問題について多く語られるほど、よりよく弁別する。この機能における成功した活動には、周囲の「プログラム」が必要である。このプログラムの存在は生活を助け、その不在は—個体に自分が不要であるという感覚を生じさせる。
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В своих собственных проявлениях индивид разбирается тем лучше , чем большего от него ожидают окружающие, чем больше рассказывают о личных и глобальных проблеммах . Для успешной деятельности по этой функции нужна "программа" окружающих. Наличие этой программы помогает жить, отсутствие - создает у индивида ощущение своей ненужности .
- 観察機能は、周りから多く期待されるほど、よく見分けて働く
- うまく働くには、周りが示す「プログラム」が要る
- プログラムが無いと、自分は要らないという感覚が生じる
- 自分で目標を立てるより、外から与えられた課題に応える形で働くと読める
上の引用にある「プログラム」は、何をすればよいかを周りが示したもののことです。
03人の必要に敏感
アウシュラは、観察機能が自分の必要と人の必要をどう扱い分けるかを、こう続けています。
自分自身のしかるべき部分のニーズはより無視される一方、他者のニーズは逆に鋭く知覚される。蓄積された情報と熟練は、社会の隙間を塞ぐ栓として用いられる。
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Более того , соответствующая часть своих собственных нужд в большей степени игнорируется , нужды других воспринимаются , напротив , остро . Накопленная информация и умения используются как затычка в прорехах социума .
- 観察機能の要素では、自分の必要はおろそかになる
- 同じ要素での人の必要は、鋭く感じ取る
- 蓄えた情報と技能は、社会のすき間を埋めるのに使われる
- 観察機能の力は、自分のためより人のために使われやすいとされる
04負けない強さ
観察機能の強さがどこにあるかを、アウシュラは同じ節でこう書いています。
この機能の強さは—社会の注文を遂行する能力にある。自身のニーズの観点からは、勝つ能力よりも負けない能力の方が特徴的である。(中略)プログラムを遂行できなければ—「至らなかった」という深い不満。
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Сила этой функции в умении выполнять заказы общества . С точки зрения своих нужд здесь более харрактерно умениене проигрывать , чем умение выигрывать . Собственный вклад в общество пропорционален затратам . Если эти затраты дали эффект - удовлетворение , если нет - "жаль , но делать нечего . Если программу не удается выполнить - глубокая неудовлетворенность, что "недотянул" .
- 観察機能の強さは、社会から頼まれたことをやり遂げる力
- 自分の必要の面では、勝つより負けないことに表れる
- 頼まれたことを果たせないと、深い不満が残る
アウシュラは、節の終わりで、観察機能を1文にまとめています。
要約:第5機能は社会のニーズの自覚化の弱い知覚と、それの意志的実現の機能。
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Резюме : - 1 функция млоасознанного восприятия потребностей социума и волевого их претворения .
- 観察機能は、社会の必要をはっきり自覚しないまま受け取る
- 受け取った必要を、意志で実現する
上の引用にある第5機能は、アウシュラの数え方での観察機能のことです。
05ILEの観察機能と時間
観察機能が主導機能と同時に働く場面を、アウシュラは『ソシオニクス入門』のILEの記述でこう書いています。
自我の情報収集において、特定の「明滅」の背景上の客体の構造に深入りする。この背景は—外部世界における出来事の知覚、すなわちイドのブロックに反映されるものだ。すなわち、自我が研究対象の構造に深入りするとき、個体は「側面視」で、きわめて不確定に、時間におけるこの構造の変化を視て感じる。(中略)かくして、もう一度確認されるのは、自我とイドのアクセプト的要素は同時に初発の情報を受け取るということだ
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При сборе информации ЭГО углубляются в структуру объекта на фоне определенного «мелька- ния». Этот фон -— ‘восприятие происходящего во внешнем мире’движения, то есть того, что отража- ется блоком.ИД. То есть, когда ЭГО углубляется в изучаемую им структуру, индивид «боковым зре- нием», то есть очень неопределенно, видит и изме- нение этой структуры во времени.〔中略〕Итак, еще раз подтверждается, что первичную информацию акцептные элементы ЭГО и ИД получают одновре- менно
06社会の必要と自分を重ねる
アウシュラは、観察機能が自分の必要をどう扱うかを、観察機能を含むイドブロックの記述で書いています。
自身のニーズを社会のニーズと同一視する。この同一視なしには生きる意味がない。自身のニーズは、それが注文に入っている場合に世話される。このブロックには洗練された戦略的創造はない。これは日常の労働のブロックであり、しかしそこでは最良の標準を用いようと努め、また用いる。
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Свои потребности отождествляет с потребностями общества , без этого отождествления незачем жить . О своих потребностях заботятся, если это входит в заказ . По этому блоку нет изощренного стратегического творчества , этот блок повседневного труда , в котором , однако , стремятся использовать и исполюзуют лучшие из стандартов .
- 観察機能は、イドブロックの機能として、自分の必要を社会の必要と重ねる
- 自分の世話をするのは、それが頼まれたことに入っているときだけ
- 観察機能は、洗練された戦略的創造がない日常の労働のブロックに属する
観察機能が評価をどう受けるかは、『ソシオニクス入門』でこう書かれています。
ブロック 自我において新たな価値の創造が行われるなら、イドは忠実にかつ従順にすでに受容された社会的価値に奉仕する。自我で自慢するものがあるなら、イドでは称賛を待つ。
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Если на блоке ЭГО идет создание новых ценнос- тей, то ИД прилежно и бдительно служит уже при- нятым социальным ценностям. Если на ЭГО хвастаются сами, то на ИД ожи- дают похвал.
- 観察機能は、新しい価値を作るより、すでにある価値に仕える
- 観察機能の側では、称賛が来るのを待つ
- 2節の「周りが示すプログラムで働く」と同じ向きの記述
07プログラムは双対から来る
観察機能に要るプログラムがどこから来るかを、アウシュラは『ソシオニクス入門』で書いています。
(中略)どの個人もソシオンに従い、ソシオンによってプログラムされなければならない。そうでないと、その人は、身の置き場がなく、不幸で、誰にも必要とされない、余計な人間だと感じる。プログラミングはブロック イドが双対の超自我ブロックに服従することで行われる。
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Однако каждый индивид должен подчиняться со- циону и программироваться им. Иначе он чувствует себя неприкаянным, несчастным, никому не нуж- ным, лишним человеком. Программирование про- ‘исходит при подчинении блока ИД блоку СУПЕР- ЭГО дуала.
- 観察機能を含むイドブロックは、双対の相手の超自我ブロックに従う
- そうして、何をすべきかを受け取る
- プログラムが無いと「誰にも必要とされない」と感じる点は、2節と同じ
- 観察機能が働くためのプログラムは、双対の相手から来ると読める
上の引用にあるソシオンは、16タイプがそろった全体のことです。
アウシュラとは
アウシュラ・アウグスティナヴィチューテは、ユングの著作から8機能のモデルAを組み立てた、ソシオニクスの創始者です。
- 理論に見える部分も、実際の人を観察して分かったことを短くまとめたものだと書いている
- そのため、観察機能の記述も、定義だけでなく、頼まれたときや評価を待つときの振る舞いまで書かれている
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アウシュラが書いたほかの機能
引用索引
- [1]アウシュラ『機能の理論(フンクツィオニカ)』(原題:Теория функций. Функционика) 「第5機能」の節 執筆年の明示がない著作(推定1980年代後半〜1990年代初頭)。サミズダートで流通したのち電子化されたもので、初出媒体は未確認 本文へ
- [2]アウシュラ『機能の理論(フンクツィオニカ)』(原題:Теория функций. Функционика) 「第5機能」の節(現行の観察機能、7番) 執筆年の明示がない著作(推定1980年代後半〜1990年代初頭)。サミズダートで流通したのち電子化されたもので、初出媒体は未確認 本文へ
- [3]アウシュラ『機能の理論(フンクツィオニカ)』(原題:Теория функций. Функционика) 「第5機能」の節(現行の観察機能、7番) 執筆年の明示がない著作(推定1980年代後半〜1990年代初頭)。サミズダートで流通したのち電子化されたもので、初出媒体は未確認 本文へ
- [4]アウシュラ『機能の理論(フンクツィオニカ)』(原題:Теория функций. Функционика) 「第5機能」の節(現行の観察機能、7番) 執筆年の明示がない著作(推定1980年代後半〜1990年代初頭)。サミズダートで流通したのち電子化されたもので、初出媒体は未確認 本文へ
- [5]アウシュラ『機能の理論(フンクツィオニカ)』(原題:Теория функций. Функционика) 「第5機能」の節(要約) 執筆年の明示がない著作(推定1980年代後半〜1990年代初頭)。サミズダートで流通したのち電子化されたもので、初出媒体は未確認 本文へ
- [6]アウシュラ『ソシオニクス入門』(原題:Соционика: Введение、1998) 原文には誤字が残る可能性がある 本文へ
- [7]アウシュラ『機能の理論(フンクツィオニカ)』(原題:Теория функций. Функционика) 「ブロック「イド」」の節 執筆年の明示がない著作(推定1980年代後半〜1990年代初頭)。サミズダートで流通したのち電子化されたもので、初出媒体は未確認 本文へ
- [8]アウシュラ『ソシオニクス入門』(原題:Соционика: Введение、1998) 原文には誤字が残る可能性がある 本文へ
- [9]アウシュラ『ソシオニクス入門』(原題:Соционика: Введение、1998) 原文には誤字が残る可能性がある 本文へ
