研究者ごとの創造機能の記述
アウシュラが 書いた 創造機能
アウシュラは、創造機能を、主導機能の目的をかなえるために使う、新しいものを生む道具として書いています。創造機能の情報要素は自分の腕前として受け取られるので、批判は鋭くこたえ、頼まれると喜んで手を貸す、という像です。
01目的をかなえる道具
アウシュラは、第2機能(今の創造機能)の性質を、こう書いています。
自覚化の強さにおいて第1機能に次ぐ機能。しかしそれとは逆に、アクセプトではなくプロダクティブである。第1機能において人間が社会のなかで専門家、保守的かつ批判的な使用者、自分が知っている最良の標準の伝播者の役割を果たすとすれば、第2機能はそれを第1機能の目的を達成するための道具として用い、しかるべきアスペクトに対してまさに道具として関わる。
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Вторая после 1 по силе осознанности функция . Но в противоположность ей не акцептная , а продуктивная . Еслипо первой человек выполняет в обществе роль специалиста , консервативного икритичного пользователя и расспространителя лучших из известных ему стандартов, то второй он пользуется как инструментом для достижения целей по 1, и относится к соответствующему аспекту именно как к инструменту .
- 創造機能は、意識して使う強さで主導機能に次ぐ
- 情報を受け取る側ではなく、情報を作り出す側に入る
- 創造機能は、主導機能の目的をかなえるための道具として使われる
- 創造機能の情報要素にも、人は道具として関わる
上の引用にあるアクセプトとプロダクティヴは、それぞれ情報を受け取る側と、作り出す側の性質のことです。
02知られていなかったものの発明
この道具から新しいものが生まれることを、アウシュラは続けてこう書いています。
一方で、この道具を磨き完成させながら(第1機能が指示する通りに、それを一インチたりとも逸脱せず!)、それまで人類に知られていなかった何か新しいものを発明し発見する。そして第1機能をソシオニクスでは基底機能と呼び、第2機能を—創造機能と呼ぶ。
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С другой стороны , оттачивая и совершенствуя этот инструмент ( в соответствии с тем , как это диктует первая , и ни на йоту больше !), изобретают и открывают нечто новое , дотле человечеству неизвестное. И если первую функцию в соционике называют базовой , то вторую - творческой .
- 創造機能は、道具を磨くあいだも主導機能の指示からはみ出さない
- そのうえで、それまで知られていなかったものを発明し、発見する
- アウシュラは、この発明の働きを書いたすぐあとで、第2機能を創造機能と呼んでいる
- 自由に発明はするが、その自由は主導機能の目的の内側にあると読める
03創造的と呼ばれる理由
創造機能を含む、情報を作り出す側の要素を「創造的」と呼べる理由を、アウシュラはこう説明しています。
要素のコミュニケート的プロダクティビティとは、アクセプトな仕方で得られた情報から取り出されるものである。この要素は創造的と呼ぶことができる。なぜなら、彼がアクセプトな仕方で得られた情報から取り出すもののなかには、客観的世界には存在しなかった、また存在しないものの一粒子があるからである。(中略)プロダクティブ要素には道具性が固有であり、エンパシーは固有ではない。
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Коммуникат продуктивность элемента - это то , что извлекается из акцептным методом полученной информации . Этот элемент можно назвать творческим , потому что в том , что он извлекает из акцептным методом полученной информации , есть частица того , чего нет и не было в объективном мире .〔中略〕Продуктивным элементам присуща инструментальность, а не эмпатия.
- 創造機能も、受け取った情報から世界になかったものを作る機能の1つ
- 対象に共感して重なるのではなく、対象を道具として扱うのも、この要素の性質とされる
引用の「コミュニケート的プロダクティビティ」は、受け取った情報から新しい情報を作り出す働きのことです。
創造機能を主導機能と組にしたブロックの説明でも、同じ点に触れています。
ブロックとは機能のペアである。アクセプト機能は現実を反映し、プロダクティブ機能はアクセプト機能によって知覚された情報をもとに、新しい情報を形成する。それは現実に完全には対応しないかもしれない。この不完全性は一方では欠点であるが、他方では—そのおかげでのみ創造が可能である。
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Блок - это пара функций . Акцептная отражает действительность , продуктивная формирует на основе информации , воспринятой акцептной, новую информацию , которая может не вполне соответствовать реальности. Эта неполнота с одной стороны недостаток , а с другой - благодаря ей и только ей возможно творчество .〔中略〕основное средство воздействия ( 2-я ради 1-ой )
- 創造機能が作る新しい情報は、現実と完全には一致しないこともある
- アウシュラは、その食い違いを欠点としながら、それがあるから創造ができると書いている
04批判が鋭くこたえる
アウシュラは、創造機能の情報要素への批判の受け止め方を、主導機能と比べて書いています。
第1アスペクトが人間によって客観的に与えられた世界の部分として捉えられるとすれば、第2アスペクトは—むしろ自身の個人的な熟練、特性、創造として捉えられる。それゆえ、第2アスペクトについての批判は、第1アスペクトについての批判よりもはるかに鋭く受け止められ、何としても自分の正しさを証明したい欲望さえ生じうる。
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Если 1 аспект рассматривается человпком как объективно данная часть мира , то 2 аспект - скорее как свои личные умения , качества и творчество , поэтому критика по 2 аспекту переживается гораздо острее , чем по 1-му , может даже возникнуть желание во что бы то ни стало доказать собственную правоту.
- 創造機能の情報要素は、自分の腕前や自分が作ったものとして受け取られる
- そのため、創造機能への批判は主導機能への批判より鋭くこたえるとされる
- 何としても自分の正しさを示したくなることもある
上の引用にある第2アスペクトは、2番の創造機能に入る情報要素のことです。
05頼まれる喜び
創造機能で助けを求められたときの反応を、アウシュラはこう書いています。
私たちは皆、他人を自分自身に基づいて判断する傾向があるので、他人の第2アスペクトに関する表現にも、自分自身のものと同様に関わる。すなわち、創造の自由を仮定し、解放を要求する。(中略)第2アスペクトについて助けを求められると、私たちはこれを自分の成功の認証として受け取り、喜んで助ける。それどころか、第2アスペクトの追従者がいない場合には、自分が不要であると感じる。
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Поскольку все мы склонны о других судить по себе , то и к чужим проявлениям по 2 аспекту мы относпмся , как к своим , т.е. полагаем свободу творчества , требуем раскрепоститься〔中略〕Когда нас просят помочь по 2 аспекту, воспринимаем это как признание наших успехов и с удовольствием помогаем . Более того , при отсутствии последователей по второму аспекту чувствуем свою ненужность.
- 創造機能で助けを求められると、人は自分の成功が認められたと受け取る
- そのため、喜んで手を貸す
- 反対に、ついてくる人がいないと、自分は要らないと感じるとされる
- ほかの人の創造機能にも、自分のものと同じく、自由に作ってよいものとして接する
06断定しないという作法
アウシュラは、創造機能の使い方の作法についても書いています。
第2機能における良い教養とは、評価における断定性のなさ、押しつけがましくないことである。この機能の訓練はより容易であり、その成功は社会における自己肯定と等しい。
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Хорошее воспитание по второй- отсутствие категоричности в оценках, ненавязчивость . Тренировка этой функции легче , успех же тождественен самоутверждению в обществе .
- 創造機能でのよい作法は、評価を言い切らず、人に押しつけないこと
- 創造機能は訓練しやすい機能
- そこでの成功は、社会の中で自分を肯定することと同じとされる
アウシュラとは
アウシュラ・アウグスティナヴィチューテは、ユングの文章からモデルAを組み立てた、ソシオニクスの創始者です。
- 理論に見える部分も、実際の人を観察して分かったことをまとめたものだと書いている
- そのため、創造機能の記述も、定義に加えて、批判の受け止め方や頼まれたときの反応まで書かれている
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引用索引
- [1]アウシュラ『機能の理論(フンクツィオニカ)』(原題:Теория функций. Функционика) 「第2機能」の節 執筆年の明示がない著作(推定1980年代後半〜1990年代初頭)。サミズダートで流通したのち電子化されたもので、初出媒体は未確認 本文へ
- [2]アウシュラ『機能の理論(フンクツィオニカ)』(原題:Теория функций. Функционика) 「第2機能」の節 執筆年の明示がない著作(推定1980年代後半〜1990年代初頭)。サミズダートで流通したのち電子化されたもので、初出媒体は未確認 本文へ
- [3]アウシュラ『機能の理論(フンクツィオニカ)』(原題:Теория функций. Функционика) 「機能のアクセプト性 ─ プロダクティブ性」の節 執筆年の明示がない著作(推定1980年代後半〜1990年代初頭)。サミズダートで流通したのち電子化されたもので、初出媒体は未確認 本文へ
- [4]アウシュラ『機能の理論(フンクツィオニカ)』(原題:Теория функций. Функционика) 「ブロック「自我」」の節 執筆年の明示がない著作(推定1980年代後半〜1990年代初頭)。サミズダートで流通したのち電子化されたもので、初出媒体は未確認 本文へ
- [5]アウシュラ『機能の理論(フンクツィオニカ)』(原題:Теория функций. Функционика) 「第2機能」の節 執筆年の明示がない著作(推定1980年代後半〜1990年代初頭)。サミズダートで流通したのち電子化されたもので、初出媒体は未確認 本文へ
- [6]アウシュラ『機能の理論(フンクツィオニカ)』(原題:Теория функций. Функционика) 「第2機能」の節 執筆年の明示がない著作(推定1980年代後半〜1990年代初頭)。サミズダートで流通したのち電子化されたもので、初出媒体は未確認 本文へ
- [7]アウシュラ『機能の理論(フンクツィオニカ)』(原題:Теория функций. Функционика) 「第2機能」の節 執筆年の明示がない著作(推定1980年代後半〜1990年代初頭)。サミズダートで流通したのち電子化されたもので、初出媒体は未確認 本文へ
