研究者ごとのTiの記述
アウシュラが 書いた Ti(内向論理)
アウシュラは、Ti(内向論理)を、対象どうしを客観的な基準で比べる「白い論理」として書いています。比べるときに自分の関心を入れないことと、ある時点での対象どうしの関係を評価することが、その中身です。
01対象どうしを比べる感情
私たちは、何らかの客観的パラメータの基準に基づいてある対象を他の対象と比較する際に生じる感情を、論理的なものに分類する。たとえば、距離、重さ、体積、価値、力、質的差異の感覚。
- Tiは、2つの対象を共通の基準で比べたときに生じる感情
- 物の遠さや重さ、値打ちの差を感じ取ることも、Tiに入る
02既知か未知かの感覚
この論理の感情に何が入るかを、アウシュラは続けてこう書いています。
ここには、対象や現象が既知か未知かということから流れ出るすべてが属する。すなわち好奇心、畏敬、恐怖、論理性=非論理性の感覚。さらには、あれやこれやの対象を前にした自分の力あるいは無力の感覚も含まれる。
- Tiには、対象を知っているか知らないかで変わる感覚も入る
- 知らないものへの好奇心や恐れ、筋が通るかどうかの感覚がその例
- 対象を前にして、自分に力があるか無力かと感じることも、Tiの側に入る
03自分の関心を入れない客観性
この論理の感情の性質を、アウシュラは、自分の関心との関係から説明しています。
これらの感情は客観性によって際立つ。なぜなら、それらは人間自身の関心や欲求を考慮に入れず、客観的質の比率のみを考慮するからである。この知覚のアスペクトによって、対象間あるいはそれらの構成部分間の客観的な論理的関係を見る能力あるいは無能力が規定される。
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Они отличаются объективностью, потому что не учитывают интересов и потребностей самого че- ловека, а лишь соотношение объективных качеств. Этим аспектом восприятия определяется способ- ность или неспособность человека видеть объектив- ные, логические отношения между объектами или их составными частями.
- Tiで比べるときは、損得や好き嫌いを脇に置き、対象の側の質の比率だけで比べる
- Tiの感情を際立たせるのは、客観性
- Tiの強さによって、部分どうしの関係が見えるかどうかが決まる
04主導のときの静的な相互関係
Tiが1番の主導機能にあるときの人の姿を、アウシュラは対象の世界の評価から書いています。
この知覚のアスペクトが主導的であるとき、人間は客観的世界の、すなわち対象の世界の静的な相互関係の評価における自らの論理性によって際立つ(中略)すなわち、客観的世界の認識を、世界の法則性と比率についての自らの知見を、他者の知識に対置する能力によって際立つ。自分自身の客観的世界の認識だけでなく、他の人々の認識をも形成し改善する技能によって。
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Когда этот аспект восприятия ведущий, человек отличается своей логичностью при оценке взаи- моотношений объективного статического мира, то есть мира объектов.18〔中略〕то есть свое познание объективного мира, законо- мерностей и соотношений объективного мира, про- тивопоставлять знаниям других людей. Отличает- ся умением формировать и усовершенствовать не только свое собственное познание объективного ми- ра, но и познание других людей.
05対象どうしの距離を覚える
Tiで外の世界の何を受け取るかを、アウシュラは、Tiを主導機能に持つLSIの観察のしかたで書いています。
彼のアクセプトの半拍は □〔Ti〕 であり、そのため LSI〔原文: マクシム〕 は、外の客観的な世界で、対象そのものよりも、対象の物理的な配置、相互の比率、相互関係の体系を観察する。(中略)そして彼が記憶しているのも、対象そのものではなく、対象どうしの空間的な距離である。
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Его акцептный полутакт 1, пото- му во внешнем объективном мире МАКСИМ на- блюдает не столько за объектами, сколько за их физическим расположением, соотношениями, сис- темой их взаимоотношений. Объект его изуче- ния — эти отношения, а не сами объекты. И по- мнит он не сами объекты, а пространственные рас- стояния между ними.〔中略〕Интеллектуальная цель МАКСИМА — усовер- шенствование разных систем и служение им, содер- жание их в примерном порядке. Целью этого явля- ется манипуляция объектом.
- Tiで受け取るのは、対象の配置や比率、相互関係の体系
- 覚えているのも、対象の姿ではなく対象どうしの距離
- 01の定義にあった「比べる感情」が、ここではふるまいとして書かれている
上の引用にある「アクセプトの半拍」は、アウシュラの用語で、情報を受け取る側の働きのことです。
06集団の中の上下関係
Tiが人の集まりに向いたときのふるまいを、アウシュラは、同じLSIの章でこう書いています。
最初に、LSI〔原文: マクシム〕 が新しい集団に入った時にすることは、白い論理に従って関係を押し付けることである。すぐに皆と知り合おうとし、現存するヒエラルキーを把握し、自分の場所を選ぼうとする。彼が選ぶのであり、彼にではない。
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Первое, чем МАКСИМ занимается, попав в но- вый коллектив, это навязывание отношений по бе- лой логике — он старается сразу со всеми позна- комиться, разобраться в имеющейся иерархии и вы- брать в ней место для себя. Он выбирает, а не его выбирают
- 新しい集団でも、Tiは今ある上下関係をつかみ、関係の形を決める方向に働く
- 自分の場所も、人に決められる前に自分で選ぶ
- Tiは物どうしの関係だけでなく、人と人の距離や上下にも向くと読める
アウシュラとは
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引用索引
- [1]アウシュラ『ソシオニクス入門』(原題:Соционика: Введение、1998)第4章 1982年執筆「ソシオン、またはソシオニクスの基礎」の再録部からの引用 本文へ
- [2]アウシュラ『ソシオニクス入門』(原題:Соционика: Введение、1998)第4章 1982年執筆「ソシオン、またはソシオニクスの基礎」の再録部からの引用 本文へ
- [3]アウシュラ『ソシオニクス入門』(原題:Соционика: Введение、1998)第4章 本文へ
- [4]アウシュラ『ソシオニクス入門』(原題:Соционика: Введение、1998)第4章 本文へ
- [5]アウシュラ『ソシオニクス:心理タイプ・テスト』(原題:Соционика: Психотипы. Тесты、1998) LSI章 本文へ
- [6]アウシュラ『ソシオニクス:心理タイプ・テスト』(原題:Соционика: Психотипы. Тесты、1998) LSI章 本文へ


