研究者ごとのLIEの記述
グレンコが 書いた LIE(ENTJ)
グレンコは、LIE(ENTJ)を、関心のある事業に「火がつき」、新しいアイデアを実際の利益に結びつける起業家として書いています。LIEはアイデアを役に立つかで判断し、感情は前向きに見せます。
01事業に火がつく
グレンコは、LIEの節を、このタイプの進取の気性から書き出しています。
LIEは、文字通り、自分のしていることに「火がつく」ことができる進取の人物である。革新の素質をもち、新しいアイデアや理論に注目し、それらの実用的な応用を見出すことを目指す。
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LIE is an enterprising person who can literally “light up” with what he’s doing. He is given to innovation, taking notice of new ideas and theories and aiming to find a practical application for them.
- LIEは、自分のしていることに「火がつく」進取の人
- 新しいアイデアや理論に注目し、実際に使える形を探す
この「火がつく」力を、グレンコは行動の特徴をまとめた箇所でも取り上げています。
LIEの行動の特異性のうち最も注目すべきは、関心のあるプロジェクトや事業に関与しているときに火がつく能力である。LIEが何かに従事しているとき、他のすべてを忘れる。小さなことから始めて何か大きなものに切り替え、関心の輪は絶えず拡大する。
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Among the peculiarities of LIE’s behavior, the most notable is his ability to light up when involved in a project or undertaking he is interested in. When LIE is engaged by something, he forgets about everything else. Starting with small things and switching to something larger, his circle of interests is constantly expanding.
- LIEは、何かに取り組んでいるあいだ、ほかのことをすべて忘れる
- 小さなことから始めて大きなものへ移り、関心の輪が広がり続ける
- グレンコは、この力をLIEの行動で最も注目すべき特徴とする
02動ける条件
LIEがどんなときに活動に入れるかを、グレンコはこう説明しています。
絶望と無望に耐えるのは難しい。成功を確信している限り、彼は喜んで何の活動にも従事する。様々な活動で自分を試すことを好み、それゆえ、求めるものを見つけるまで、しばしば趣味、職業、職場などを変える。(中略)実験することを好み、無検査で進み、発明家として行動する。(中略)彼は虚栄心が強い。能力が評価されないと、他者と対立する傾向がある。
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It is hard for him to endure despair and hopelessness. He will happily engage in any activity as long as he’s confident in its success. He likes to test himself in various activities, and therefore often changes hobbies, professions, places of work, etc., until he finds what he needs.(中略)He likes to experiment, go unchecked, and act as an inventor.(中略)He is vain. If his abilities are not appreciated, he is inclined to oppose others.
- LIEは、成功を確信しているあいだはどんな活動にも喜んで取り組む
- 反対に、絶望や見込みのなさには耐えにくい
- 自分を試すため、趣味や職業、職場をよく変え、発明家のように実験する
- 能力が評価されないと、人と対立しやすい
03役に立つかで判断する
グレンコは、LIEがアイデアを受け入れる基準を、こう書いています。
LIEはあらゆるアイデアや提案を、その有用性と応用の観点から考察する。実際の見返りを得ようとし、実用主義を目指す。(中略)バイオフィールド、カルマ、テレパシー、UFOなどの神秘主義や非合理現象には非常に懐疑的である。(中略)彼はステレオタイプ的なアメリカ人ビジネスマンに例えることができる。
- LIEは、アイデアや提案を役に立つか、応用できるかで考える
- 神秘主義や説明のつかない現象には、とても懐疑的
- グレンコは、LIEを典型的なアメリカ人のビジネスマンにたとえている
この基準は、事業とお金の扱い方にも表れます。
新しいビジネス事業の機会を容易に見出す。物事を有形の利益をもたらすように回す術を知っている。彼の観点から、無用な理論に従事する者を批判する。(中略)プロジェクトの能力が枯渇すれば、素早く新しい方向に切り替える。財政を扱う術を知っており、市場や投資を通じてプレイしながら、自分の金を循環させ続けたい。
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He easily sees the opportunities for new business affairs. He knows how to turn things around so that they bring tangible benefits. He criticizes those who, from his point of view, are engaged in useless theories.(中略)If the project’s capacities are depleted, he quickly switches to a new direction. He knows how to handle finances and wants to keep his money in circulation, playing on the market or through investments.
- LIEは、新しい事業の機会を見つけやすい
- 自分から見て役に立たない理論に取り組む人を批判する
- 事業の見込みが尽きれば、すぐに新しい方向へ切り替える
- お金も、投資で動かし続けようとする
04人付き合いと計画のつまずき
人との関わりでLIEに起きやすいことを、グレンコはこう書いています。
楽観主義者であるLIEは良いユーモアの感覚をもつ。しかし、彼のジョークは必ずしも適切ではない。信頼できる関係について問題を経験する。人脈作りでの見識の欠如のため、疑わしい事業に引き込まれることがある。
- LIEは楽観的でユーモアがあるが、冗談がその場に合わないことがある
- 信頼できる関係を築くことに、問題を抱える
- 相手を見極めにくく、疑わしい事業に引き込まれることがある
相手を見極めにくい点は、人との距離に向くFi(内向倫理)が、LIEでは5番の暗示機能に入ることと関わる記述と読めます。
計画の扱いにも、同じようなつまずきが書かれています。
LIEは規律に従い、作成された計画に従うよう努める。しかし、プロセスの規制とモニタリングは効果的でない。状況や問題の理解において頑固である。発展をあまりに機械的に予測するため、彼の輝かしい計画はしばしば失敗する。
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LIE strives to follow a discipline and comply with any plans drawn up; however, his regulation and monitoring of the processes are ineffective. He is stubborn in his understanding of the situation or problem. Forecasting the development too mechanically, his shiny plans often fail.
- LIEは規律と計画に従おうと努めるが、途中の管理と点検はうまくいかない
- 状況や問題の理解では、頑固になる
- 先の展開を機械的に予測しすぎて、立派な計画がしばしば失敗する
05前向きな感情を見せる
LIEが感情をどう見せるかを、グレンコはこう書いています。
これらのソシオタイプは自分の実用主義と業務志向を、感情の異なる発現(機能 E)とバランスさせようとする。しかしながら、役割の感情性の特性は反対である。起業家が積極的な感情、冗談、楽観主義を進んで示す一方、管理者ははるかに大きな悲観主義者であり、そこでの感情はドラマチックで苛立ちを伴う。
グレンコとは
ヴィクトル・グレンコは、キエフの人道主義ソシオニクス学派の創設者で、サブタイプやDCNHを提唱した心理学者です。
- 1つのモデルだけで説明せず、複数のレベルに分けて人の違いを記述する
- そのため、LIEの記述も、行動と、近いタイプとの違いの観察が中心
ほかの研究者が書いたLIE(ENTJ)
グレンコが書いたほかのタイプ
引用索引
- [1]Gulenko『64の肖像』(原題:64 портрета, или Калейдоскоп в новом свете、2019) 底本は英語版 本文へ
- [2]Gulenko『64の肖像』(原題:64 портрета, или Калейдоскоп в новом свете、2019) 底本は英語版 本文へ
- [3]Gulenko『64の肖像』(原題:64 портрета, или Калейдоскоп в новом свете、2019) 底本は英語版 本文へ
- [4]Gulenko『64の肖像』(原題:64 портрета, или Калейдоскоп в новом свете、2019) 底本は英語版 本文へ
- [5]Gulenko『64の肖像』(原題:64 портрета, или Калейдоскоп в новом свете、2019) 底本は英語版 本文へ
- [6]Gulenko『64の肖像』(原題:64 портрета, или Калейдоскоп в новом свете、2019) 底本は英語版 本文へ
- [7]Gulenko『64の肖像』(原題:64 портрета, или Калейдоскоп в новом свете、2019) 底本は英語版 本文へ
- [8]Gulenko『64の肖像』(原題:64 портрета, или Калейдоскоп в новом свете、2019) 底本は英語版 本文へ
※ MBTI表記は、機能の並びの解釈にもとづく便宜的な対応です。詳しくはMBTIとの違い、MBTIとソシオニクスのタイプはどう対応するのかをご確認ください。


